不正出血の原因と症状 「まだ生理じゃないのに出血が…」という経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回は生理以外の日に出血が起こる 「不正出血」について、考えられる原因をご紹介します。 あなたのからだの状態をふりかえりながら、不正出血の原因を探っていきましょう。 com 不正出血とは、 通常の生理周期とは関係のない時期に性器から出血がおこることです。 不正出血の色や量、タイミングや期間など、具体的な症状には個人差があります。 例えば、茶色い血が出る場合や、数日にわたって不正出血が続く場合など、原因によって様々な症状がみられます。 いずれの場合にも、生理周期と関係ない時期に出血が起こっていれば「不正出血」とみなされます。 今回はよく起こる症状ごとに、どんなリスクが潜んでいるのかみていきましょう。 症状からみる不正出血1:茶色い不正出血が… 茶色い不正出血があった場合にまず考えるべきは妊娠の可能性です。 腹痛を伴う茶色い不正出血が起こった場合、生理周期や排卵日、性交日などを振り返り、ご自身が妊娠初期である可能性がないか確認しましょう。 妊娠初期の出血には様々な理由があり、 流産の可能性も考えられます。 自己判断は禁物ですので、出血の期間や量、色、におい、吐き気や貧血などの症状を整理して、かかりつけの先生に相談しましょう。 妊娠していないと考えられる場合には、出血が起こった時期を確認しましょう。 茶色い不正出血が生理前後に起こった場合、その出血は子宮内膜の一部である可能性が高く、病気などにかかっている可能性は比較的低いとされています。 しかし、茶色い不正出血が生理後も続く場合や生理周期と全く異なる時期に起こった場合には、 子宮がん・ 子宮頚管ポリープ・ 子宮筋腫の可能性も考えられます。 出血の量や色で病気を判断することはできませんので、病院にて原因を調べてもらうことをおすすめします。 症状からみる不正出血2:生理じゃないのに真っ赤な出血(鮮血)が… c Shutterstock. com 生理周期と大きく異なる時期に 真っ赤な不正出血があった場合、まずは 生理不順の可能性を考えましょう。 生理不順は ホルモンの分泌機能が低下していることにより起こります。 生活リズムが乱れていたり、ストレスや疲れがたまっていたりした場合、その出血は生理不順によるものかもしれません。 鮮血が出るその他の原因としては、膣や子宮の入り口付近がただれてしまっている「 子宮膣部びらん」や、 子宮筋腫・ 子宮ポリープ・ 膣炎・ 子宮内膜炎などの疾患の可能性があります。 これらの原因のなかには不妊の原因になるものもあるため、「少量の出血だから」「出血が一日しか続かなかったから」と考え、大丈夫だろうと自己判断をすることは禁物です。 症状からみる不正出血3:不正出血が何日も続く… c Shutterstock. com 不正出血は1日だけ起こる場合もあれば、数日にわたって出血が続く場合もあります。 2〜5日ほどにわたって不正出血が続く場合、 排卵期による中間期出血である可能性があります。 排卵期の目安は生理開始から 1週間半~2週間ごろです。 排卵期に不正出血が起こっていないか、基礎体温グラフや生理周期と照らし合わせてみましょう。 中間期出血は排卵期から生理開始までずっと少量の出血がある人や、時々出血が起こる人など、個人差があります。 これらのような個人差は心配しなくても大丈夫ですが、出血量が生理よりも多かったり、一週間以上出血が続いたりする場合、または排卵期と全く関係ない時期に何日も出血が続く場合には、 子宮ポリープや 子宮筋腫の可能性もあります。 一度婦人科で診察を受けて原因を確かめてみましょう。 症状からみる不正出血4:閉経したのに出血が… これって何? 閉経後の出血は、何らかの病気が原因の可能性が高いと考えられます。 女性は閉経前後になるとホルモンバランスの乱れなどが原因で不正出血がおこる場合があります。 しかしこの出血は一時的なものであるため、閉経後の不正出血が何度も続く場合には早めに婦人科を受診しましょう。 いずれの症状の場合にも疾患の可能性が潜んでおり、自己判断は禁物であるといえます。 出血量や色によって病気の重症度は決まりません。 重大な病気が隠れている場合に備えて、婦人科を受診して検査を受けることをおすすめします。 TOP画像/ c Shutterstock. com.
次の関連記事: 「妊娠したかもしれない…」そんな疑問を持っている方のために、妊娠超初期症… 妊娠初期症状と生理前症状の違い 生理前に起こる症状をPMS 月経前症候群 と呼びます。 PMSは生理開始の3~10日前くらいに起こるもので、心身共に不快な症状が現れますが、生理開始とともに解消され楽になるという特徴があります。 乳房の張りや下腹部痛、頭痛といった身体的症状から、イライラや眠気といった精神的症状が出るため、妊娠初期症状と勘違いしてしまうこともありますが、妊娠初期症状とPMSの違いは症状が続く期間です。 妊娠していた場合は、吐き気やおう吐などの症状に代表されるつわりに加え、体温が高い状態が続いてだるさや熱っぽさなどを感じることもあります。 毎月の生理周期が安定しているにもかかわらず、生理予定日を過ぎても次の生理がこない場合は、妊娠している可能性を疑います。 私はほとんど生理前と変わりませんでした。 眠気や腹痛、胸が張るなどは毎回あるので参考にならず… いつも妊娠初期症状を気にしすぎて、アプリにメモしてたんですが、妊娠した時は気にしないようにしようと思いメモもしなかったのもありますが、むしろ生理前より体調良かったです!笑 一つ違ったのはトイレが近くなって、毎晩2〜3回は起きるようになったことです。 今でもそれは続いており、眠りも浅く眠れない毎日です😂 症状の出方や程度には個人差がありますが、生理が遅れていて、眠気や胸が張るなど妊娠初期に現れる症状が出ている場合は、一度市販の妊娠検査薬で調べてみるとよいでしょう。 検査薬は、一般的に生理予定日約1週間後から使用することができるとされていますが、生理予定日あたりで検査をすれば反応が出るものもあります。 妊娠の可能性がある場合は、早めの時期であっても一度検査をしてみた方がよいでしょう。 関連記事: 妊娠初期は体にさまざまな変化がみられますがおりものもその一つです。 おり… 生理予定日前後の出血と妊娠の可能性 生理以外の性器出血は不正出血です。 不正出血は、細菌感染や子宮頸がんなどの病気、ホルモンバランスの乱れが原因で起こることがありますが、もし生理予定日よりも前に少量の出血があった場合は、受精卵が着床したことよる不正出血の可能性も考えられます。 ただし、生理予定日を過ぎて生理がこなくても必ず妊娠しているというわけではありません。 また、着床による不正出血は起こる人と起こらない人がいるため、出血の有無だけで妊娠の判断をするのは難しいでしょう。 少量の性器出血が確認された後、さらに生理が遅れているようであれば、妊娠検査薬を試して妊娠の有無を確認しましょう。 陽性反応が出た場合は、正常妊娠かどうか確認するため、できるだけ早く産婦人科を受診するようにしてください。 出典元一覧• 神奈川県 健康医療局「妊娠のしくみ」(,2018年12月12日最終閲覧)• 竹内正人 監 「この1冊であんしんはじめての妊娠・出産辞典」P14(朝日新聞出版,2016年)• 渋谷文化村通りレディスクリニック「PMS 月経前症候群 」(,2018年12月18日最終閲覧)• 池袋レディースクリニック「婦人科20のポイント」(,2018年12月18日最終閲覧)• 星光クリニック「生理日以外の出血について」(,2018年12月12日最終閲覧)• 渋谷レディースクリニック「妊娠による身体の変化・注意点」(,2018年12月12日最終閲覧) 本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。 必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。 なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。 ママリ編集部のコンテンツに対する考え方(または取り組み)についてはもご覧ください。
次の生理開始予定日から1~2週間後に一度受診しましょう。 妊娠している場合は、そのタイミングで胎児が確認できるようになります。 妊娠していなくても、子宮の不調を確認する必要があります。 病気の早期発見にもつながるので、1週間以上生理がこない場合は受診しましょう。 初めての産婦人科受診の準備 <持参するもの>• 保険証• お金(1万円程度)• ナプキン• あれば、基礎体温表 内診があるため、着脱しやすい服装で行きましょう。 また、内診により出血することもあるので、ナプキンを持っていくのがよいでしょう。 妊娠している場合は保険がきかないため、お金は1万円程度持っていったほうが安心です。 また診察の際に、• 既往歴 (自分の病歴、薬の副作用・アレルギー等)• 家族歴 (家族の病歴、薬の副作用・アレルギー等) をまとめておくと、診察がスムーズになります。
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