「や、やっはろー」 俺ガイル14巻、読みたいような、、でも読みたくなくないような複雑な気持ちで読み進めました。。。。 終わってしまうって、勿体ないですよねぇ。 いやー、ついに、長い長い、約9年間、、物語が終わりました、、、 俺ガイル、完、って、感じです。 っべーですよね。 っべー。 まじっべーわー。 本来であれば、感想・考察は、論理的にロジカルシンキングしたいところはありますが、 感情的に、エモショーナルライティングを書いていきたいと思います。 (何回書くのよ)• ちょっと、もう、読むまで待ちきれないあなた。 読了の余韻に浸りたいぼっちのあなた。 お金が無くて買えなかったあなたへ。 じんわりネタバレ&ふりかえりをしていきますよ。 ちなみに僕は、海老名さん推しですが、腐女子感ゼロで、ワーストバイというかんじでした。。 比企谷、雪ノ下雪乃、由比ヶ浜、3人の恋の結末は、、、【ネタバレ】 結末からいうと、 とが結ばれます。 どちらかを選ぶという、物語の構成上しかたないのですが、結局比企谷は素直に「好き」という簡単な言葉が出てきませんでしたねぇ。 言葉を尽くして、こねくり回して、回りくどく陰湿なやり方しかできないのが八幡であり、彼の最大の魅力であり、ボッチの理想形であり、不器用の教科書なのですからね。 そこが八幡的にポイントが高いのかもしれませんが、小町的にはポイント減点でしょうね。 小学館なので、ある程度、青春の爽やかな部分がないと、会社的には悪評が立つので、ドロドロの三角関係は無かったですね。 結ばれた2人は、いいんですよ。 で、 本当、胸が痛くなるのは、由比ヶ浜ですよ。 あれだけ3人で過ごしてきた1年間の結果、雪ノ下にヒッキーを持っていかれたわけですからね。 でも単に、雪ノ下を憎める訳ではなく、「全部欲しい」と願った代償なのかもしれません。 ヒッキーの気持ちが自分だけに向けられたものじゃない事は、 友人として、奉仕部としての活動が、男子と女子の関係になるのは必然ですよ。 結ばれない人が必ず出てくるわけで、、ね。 ただ、そこは由比ヶ浜も、苦虫を噛みながら独りで泣いているわけですよ。 ここが、本当に読んでいて、男泣きしましたよ。 辛かったです。 以下ガハマの独白です。 引用 涙は流れなかった。 もうたくさん泣いたから。 でも、やっぱり言葉は出ない。 言葉なんて出ない。 好きだなんて、たった一言じゃ言えない。 それ以前の話で、それ以上の問題で、それどころじゃない感情だ。 あたしは、あたしたちは、初めて本当に恋をした。 引用:やはり俺の青春ラブコメは間違っている14巻 切ない、、。 本当にラブコメでしょうか? 結局、彼女の願いは彼女の願いを叶えることで、彼女の願いは雲散霧消してアオハルは爆発する 1年間続いた奉仕部の勝負の結果、「負けた人が勝った人の言うことを何でも聞く」というルールがあった。 そして、9年間、着々と勝負を繰り返した結果、八幡が負け、雪ノ下の勝ちということになった。 そして、雪ノ下の願いは「由比ヶ浜の願いを叶えてあげて」ということ。 そして、由比ヶ浜の願いは、沢山あった。 プロムを手伝うこと• 打ち上げをすること(犠プロム企画メンバー達で)• 小町ちゃんの入学のお祝いをすること でも、由比ヶ浜の本当に最後の願いはこうだった。 「私のお願いはね、ずっと前から決まっているの」 「・・・全部欲しい」 「だからこんななんでもない放課後に、ゆきのんがいてほしい。 ヒッキーとゆきのんがいるところにわたしもいたいって思う」 引用:やはり俺の青春ラブコメは間違っている14巻 そして、比企谷は「難易度が高いがやってみる」と言って、実行に移す。 比企谷は、本当に捻くれているし、拗らせている。 比企谷がピッチャーをするなら、変化球しかなく、決め球がなく投げ続けるだろう。 そして球団は絶対、千葉ロッテだろう。 比企谷が、由比ヶ浜の最後の願いを叶える為?に取った行動は? 「 当て馬犠プロム計画の復活」だった。 土下座して、遊戯部の秦野と相模弟(相模は文化祭のガチヒール役女)にサイトを復活させてもらい、雪ノ下陽乃に情報のリークを頼んだ。 一度は、ボツになったものを復活させて、「雪ノ下とまた接点を持とう」という狙いだった。 このプロムの目的がはっきりせず、誰も得をしない。 とういうか、本当に、目的は雪ノ下と接点を持つだけで、大義がない。 結局、雪ノ下が責任者になって、当て馬だったプロムを本当に開催することになった。 でも、また面倒なプロム実行するに当たって、雪ノ下は意味が分からなかった。 なぜ、こんな誰も得をしないプロムをするなんていい出したのか。 八幡の回答は 「あれしかお前と関わる方法がなかった」 「由比ヶ浜の願いを叶える一環と言えなくもない」 とすごく曖昧な返事し、決め台詞がなくずるずると、告白の様な、やり取りが続く。 「手放したら、二度とつかめねんだよ。 」 「だからお前の人生を歪める権利をくれ」 「もろもろ全部やるから、お前の人生に関わらせてくれ」 「人生歪める対価には足らないだろうけど、まぁ全部やる。 要らなかったら捨ててくれ。 面倒だったら忘れていい。 こっちで勝手にやるから返事も別にしなくていい」 引用:やはり俺の青春ラブコメは間違っている14巻 と、気持ちを伝えたような、芯に当てたような言葉を八幡はいいます。 それに対して雪ノ下は、 「私はちゃんと言うわ」 そして、俺の肩口にそっと額を当てた 「あなたの人生を私にください」 引用:やはり俺の青春ラブコメは間違っている14巻 ひゅーーーーーー! と。 こんな感じです。 ひゃーー。 曖昧なひねくれた八幡に対して、逆に、逆告白ですよ。 想いは言葉よりも、額からの熱伝導と。。。 アオハルかっ。 由比ヶ浜の願いは、届かず。 いや、これは、由比ヶ浜ファンからしたら、バッドエンドです。 ガハマファンも、ハンカチを食い千切りながら読むしかなかったでしょうね。。。 由比ヶ浜の独白で、明らかになる、号泣してた事実、、、 いや、結構重たい話ですよね。 全体的に、八幡目線で書かれているから、由比ヶ浜の独白がコントラストですごく重たくて、恋空とか、赤い糸みたいなグラビティですよ。 コメディって軽くいえないですよね。 どこがコメディーなんだ。 くそーー。 「ラブ」以外の俺ガイル14巻の見どころ集! 結局、真剣なラブストーリになっちゃうわけですが、 ちゃんと コメディ要素がっつりなんですよね。 流石、渡てんてい。 ( 本当コメディて軽く言えない) 本当のぼっちエンドのバッドエンドは続いていく 本当に可愛そうになったなぁと思うのは、です。 はシッポまでぎっしり「可愛そう」が詰まっています。 結構初期で出てきたキャラなのに、雪ノ下には名前を覚えて貰っていません。 最後の方なのに「財津」っていってました。 笑、誰だよ財津。 笑 スピンオフ作品名は、「財津ガイル」でしょうか。 由比ヶ浜の猛攻に全国津々浦々のおっさんどもが夢の跡 「 ・・・・私と、踊ってくださいませんか」 と、プロム中、八幡に照れながら言う由比ヶ浜。 しゃなりと礼をする由比ヶ浜、暗がりの中でも分かる赤い頬。 渋々踊るヒッキーにブスクレなら踊り切る。 音楽に埋もれる声で、 「 ・・・次で最後のお願いにするね。 」 と由比ヶ浜。 でも、これが、八幡が叶えた最後のお願いになるんですよね。。。 いやぁ。 切ない。 叶わない夢ってどうしてこんなに儚いんでしょうか。 最後の最後、一色と小町が勝手に復活させた奉仕部に依頼を頼む由比ヶ浜が本当切ない。 「あたしの好きな人にね、彼女みたいな感じの人がいるんだけど、それがあたしの一番大事な友だちで……。 ……でも、これからもずっと仲良くしたいの。 どうしたらいいかな?」 引用:やはり俺の青春ラブコメは間違っている14巻 それ、言っちゃう!?アオハルか。 まだ、まだ、青春ラブコメは終わっていませんね。 「平塚先生の告白と結末」実は1番八幡のことを想っている説 13巻の見開きのカラーページには、花束を受け取る平塚先生、、、!? 14巻にて花束を渡す比企谷 合わせると、、、 そうか、、、この2人が、、、 ちがう!ちがう!こんな青春ラブコメまちがってる! というか、13巻での退任が決まっているので、この絵は退任式ですよね。 笑 退任式の絵だよね、、、、とおもって、14巻を読み進めていると、 まさかの展開でした! との2人きりドライブから、 バッティングセンターからの、 告白、、、、• 「私も君対して思うことが沢山ある」• 「 君がすきだよ」• 「照れるな照れるな」 と、平塚先生が、俺ガイルの中でも純愛乙女キャラなのかもしれません。 「 君は私にとって、最高の生徒だよ。 そういう意味では本当に好ましく想っている」とちゃんと、付け加えましたが、、笑 けっこう、この14巻の中で、びっくりした場面です。 このシーンを読んで心臓が止まった方が全国で5名ほどいらっしゃるとか(俺の予想) 男としてではく、生徒として好き、でしょう。 あと、最後にホールで平塚先生と八幡の2人きりになり、 「君と踊るのをすっかり忘れていた」と踊りたいと言い出す先生。 そして、平塚先生は、八幡と鼻歌で踊り、ヒールで八幡の足を踏む。 ころんだ八幡にかぶさるかたちで倒れる平塚先生。 もう、ベタ過ぎる。 でもコレが平塚先生らしい。 本当は、八幡とどうにかなってしまいたかったのでは?ガラスの靴をわざと落とす感覚で、わざと八幡の足を踏んづけた説まである。 「得したな」笑 本当八幡が羨ましい! 「リア充ばくはつしろーーーーーーーー」笑 満点大笑いと余韻ひたひたの「卒業式」 八幡が男泣きするんですよね。 そしたら、戸塚くんが、ティッシュをバケツリレーで送ってくれるんですよ。 すると、中継の戸部っちが花粉症と勘違いして、ティッシュを追加してくれる。 さらに!葉山くんは袋ごと追加してくれる。 この男子のティッシュリレーの場面は、なんか男子の団結力というか、鼻が痒くなって笑えますね。 笑、八幡泣きすぎ。 あと、城廻めぐり先輩の、アドリブですよね。 文化祭のフレーズが出てくる当たりで、在校生も卒業生も一緒になった一体感みたいなのは、なんかジーンと来るものがありまたね。 謎のコールアンドレスポンに僕も混ざりたい。 自分もこのページの中に、引きずり込まれて一緒に腕を上げて参加したかったと、羨ましく想ってしまいます。 「おまえらー文化してるかーーー!」 とべっち「ウザいキャラ」定着が可愛そう過ぎてウケる 卒業式の答辞の際、がウィスパーボイズで「ッベー」という。 ウィスパーなのに、ウザいて言われている。 笑 八幡にほんとにウザいと言われているのが、個人的につぼでした。 普段から八幡は、三浦系統の女子に「キモイ」と言われている八つ当たりのようにも感じました。 追い打ちを掛けるように、サウナでも、八幡に悪者にされてるのがすごく可愛そうでウケました。 「NGワードを言った」と、八幡に勝手に反則にされていました。 あと、葉山君もあからさまに、面倒くさがっていうのも、可愛そうなポイントです! 一色いろははキレ者 一色いろは「 あきらめなくていいのは女の子の特権です!」 と、枯れかけの由比ヶ浜に声を掛けるのは、天使なのか悪魔なのか。 物語の推進力というか、随所でポイントとなるのが、いろはですよね。 決着がついたかのような、三角関係を復活させようとするのは、イタズラなのか、由比ヶ浜の為なのか。 多分面白がっているだけでしょうけどね。 他にも、奉仕部の復活を水面下で実行していたり、良いやつなのか。 良いやつなのか。 結末よりも、渡航さん、アオハル?、大丈夫かしらと思った比喩表現 由比ヶ浜とガハママと比企谷で小町氏にお菓子を作っていた時、、、 料理を旨くする材料のリストの中に、、、、 「白い粉」と、、、、砂糖のことですが。。 小学館的に、または、ガガガ文庫的にポイントとハードル高いのでは??? ここまではいいんですが、、、 「大麻吸引時の マンチーズ」て表現があったんですよ。。。。 笑 マンチーズは、吸引時に食欲が高まって、何を食べても激ウマになる現象らしいです。。。 八幡がマンチーズとか言っている描写くっそウケたんですけど。 笑 ダメでしょうよ。。 笑 俺も「マンチーズ」って、使っちゃおっ。 俺ガイルはまだ終わらない。 あとがきには、 今後ですが、まず、短編集の刊行を予定しております。 時期はまだ未定ですが、色々なお話が書きたいなーと考えつつ、鋭意準備中でございます。 とあります。 ぜひ、の、スピンオフ、アンソロジーを出して欲しいです。 てか、14巻も最高でした。 この場を借りて、謝辞を申し上げます。 拙い感想文を読んで頂き、ありがとうございます。 PS:海老名さんの人生を歪めたい。 観て頂きありがとうございます。 福岡市で、ライター目指して記事書いています。 建築資材の搬入しています。 26歳、独身、趣味は、星を眺めること。 関連する記事• これは、「何もかも憂鬱な夜に」という小説の中で、語られている施設長の言葉です。 お前とそのアメーバは、一本の長い長い線で繋がっているだ 中略 アメーバ[…]• 日記は、人に読ませることを前提に書いていません。 でも、WEB上で公開すれば、必然と読まれます。 水野敬也さんの「ウケる日記」では、すごくプライベート[…]• この戸塚の性別は男子[…]• どこにいても、何をしても、独自の意見や思考が必要になっていますよね。 誰かと同じような主張していても、その他大勢に埋もれるだけですからね。 答えがある[…].
次の『俺ガイル』14巻(最終巻) 感想・考察 俺ガイル 最新巻 感想 ネタバレ注意 「本物」を追い求める高校生たちの青春を描いた「」が昨年11月に完結を迎えた。 数ヶ月前から少しずつを通して感想を投稿し、ようやくこの作品に対する自分なりの見解が固まってきたため、これまでの総括を交えながら最終巻の感想をブログにまとめていきたい。 それなりに文字量のある記事(7500文字程度)になってはおりますが、興味のある方は是非とも最後までお付き合い頂きたく、宜しくお願いいたします。 <関連記事> ~14巻あらすじ~ まちがい続ける青春模様、シリーズ完結。 季節はまた春を迎えようとしていた。 同じ日々を繰り返しても、常に今日は新しい。 言葉にしなければ伝わらないのに、言葉では足りなくて。 いつだって出した答えはまちがっていて、取り返しがつかないほど歪んでしまった関係は、どうしようもない偽物で。 過ぎ去った季節と、これから来る新しい季節。 まちがい続ける物語が終わり……そしてきっとまだ青春は続いていく。 シリーズ完結巻。 俺ガイル 14巻(最終巻) :本物とは何か さて。 既に書き出しでも述べた通り、『俺ガイル』は "本物"を求める高校生たちの青春模様を描いた物語である。 "ラ"としての側面を持ちながらもその点にブレはなく、「本物」の希求こそが常にこの作品の核心であり続けた。 よって、当然 「本物」とは一体どういうものなのか……というテーマが物語を貫く要旨となってくるわけだが、この抽象的なワードを具体的に定義している内容については第9巻で既にその一端が八幡の台詞を通して描かれている。 八幡の欲した本物 俺はわかってもらいたいんじゃない。 俺はわかりたいのだ。 わかりたい。 知っていたい。 知って安心したい。 安らぎを得ていたい。 わからないことはひどく怖いことだから。 完全に理解したいだなんて、ひどく独善的で、独裁的で、傲慢な願いだ。 本当に浅ましくておぞましい。 そんな願望を抱いている自分が気持ち悪くて仕方がない。 だけど、もしも、もしもお互いがそう思えるのなら。 その醜い自己満足を押しつけ合い、許容できる関係性が存在するのなら。 そんなこと絶対にできないのは知っている。 そんなものに手が届かないのもわかっている。 「それでも……。 それでも、俺は……。 俺は、 " 本物"が欲しい」 (第9巻、アニメ2期8話より) が欲した"本物"とは 「相手のことを完全に理解したい」ということであり、その 「自己満足を押しつけ合い、許容できる関係性」を築くことだった。 「言葉にせずともわかりあえる関係性」が理想の産物だと知りつつも、言葉に裏があるのかどうかを読んでしまうにとって、「話せば何でもわかりあえる」という弁は欺瞞であり曖昧なものである。 だからこそ、たとえ手が届かないとしても、足掻きもがき苦しんで「本物」が欲しいと願ったわけだ。 うわべだけの馴れ合いではない、もっと深いつながりに憧れてしまったから。 この背景が物語の大前提として敷かれている。 そして、この大前提(=作中表現でいうところの 『信念』)は、とが言葉にせずとも確かに共有していたものだった。 「俺には確かな 信念があったのだ。 おそらくは、誰かとたった一つ共有していて。 今はもう失くしてしまった 信念を。 」(第8巻 p. 204より) 俺が見てきた。 常に美しく、誠実で、嘘を吐かず、ともすれば余計なことさえ歯切れよく言ってのける。 寄る辺がなくともその足で立ち続ける。 その姿に。 凍てつく青い炎のように美しく、悲しいまでに儚い立ち姿に。 そんなに。 きっと俺は、憧れていたのだ。 (第5巻 p. より) 八幡と雪乃の強固な"つながり"、がに憧れていたとわかる明確な記述。 こうした背景を元に 「本当の」を知っていく過程が『俺ガイル』の本流にあり、今の自分から "変わりたいと願う雪乃"と "変わることを逃げと評してきた八幡"の対比関係(及び、すれ違い) が中盤以降のストーリーで展開されていく。 八幡「変わるなんてのは結局、現状から逃げるために変わるんだろうが。 逃げてるのはどっちだよ。 本当に逃げてないなら変わらないでそこで踏ん張んだよ。 どうして今の自分や過去の自分を肯定してやれないんだよ」 雪乃「……それじゃあ悩みは解決しないし、誰も救われないじゃない」(第1巻より) 無論、アニメ第1期(原作 第1巻~第6巻)の段階における雪乃自身の「変わりたい」という願望は遠回しにしか語られておらず、序盤で見える雪乃像はあくまでも八幡のフィルターを通した完璧な理想像であったため、物語を通じて変えられていく対象は雪乃以外の人物たちだった。 しかし、巻が進むにつれ、真に変わりたいと願っていたのが雪乃自身だったという事実が浮き彫りになる。 いつか、私を助けてね 第9巻の 「いつか、私を助けてね」の台詞がその決定打となり、終盤の論点ががいかにして変わるのか、あるいはいかにして自立を果たすのかに寄っていたのもおそらくはこのためだと考えて良い。 うわべだけではないお互いを知り、お互いの感情に歩み寄りを図る。 相手への理解を「本物」と定義し、との相互理解を一つのテーマに据える。 俺も、雪ノ下も、お互いのことを知らなかった。 何を持って、知ると呼ぶべきか。 理解していなかった。 ただお互いの在り方だけを見ていればそれで分かったのにな。 大切なものは目に見えないんだ。 つい、目をそらしてしまうから。 俺たちは。 この半年近い期間をかけて、ようやく互いの存在を知ったのだ。 (第6巻 p. 353~354より) 以上の背景より、の想い人がであることは最初から明示されていたと読むのが筋なのかもしれない。 理由や理屈に拠らない、自身の感情で動く八幡と雪乃のラストに物語の集大成があったように思う。 待ち続けたヒロイン とはいえ、それはあくまでも構造上のお話である。 八幡と雪乃の成長ストーリーが軸にあったことは間違いないが、 ラとしての側面を交えればより多くの接点を持っていたのはの方である。 にも関わらず、最初から可能性がゼロで彼女の恋が失恋前提だったと解釈してしまうのは流石に胸が痛むし、個人的にあまり好きな読み方ではない。 はたぶんまちがえない。 彼女だけはずっと正しい答えを見ていた気がする。 (第11巻、アニメ2期13話より) 上述の台詞からもわかるとおり、そもそもこの物語において は「まちがえない」存在として描かれてきた。 の恋 「まちがいラ」の象徴が八幡と雪乃であるならば、彼女は最初から正しい答えを知り、ちゃんとしたやり方を知っていた人物。 そして、ここで言うところの正しい答えとは 「相手の"感情"を推し量ること/理屈ではなく感情(=主観)で動くこと」だと推測ができ、理由を与えられなければ動けない八幡と雪乃のやり方を彼女はずっと傍で見守り待ち続けていたことになる。 だからこそ、「第12巻~第13巻で書かれていた彼女の独白(=「Interlude」)がひどく胸を打つ切ない描写に映ったのだと思う。 「彼女のお願いはもう決まってる。 あたしと同じであたしと反対。 似ているけれど全然違う。 けどもう少しだけこの時間を続けさせてください。 ちゃんと終わらせるから。 そんな彼女が心の片隅で願ったのは「曖昧な時間を続けること」であり、それは当然「本物」ではなく、 雪乃の願い(+物語の目指す場所)とは真逆の願いとなる。 恋も友情も奉仕部として過ごす時間も、その全部が欲しい。 彼女が自身を「ずるい子」と評している理由はそういう欺瞞を求める在り方に自己嫌悪があったからである。 だから、もう少しだけ。 そうやって言い訳をして。 噓をついて。 頑張って笑顔を作る。 ほんとに、ずるくて、嫌な子だ。 (第13巻より) しかし、そういう「感情」の発露こそが彼女の正しさの象徴に他ならず、たった一人で運命に抗おうとした女の子の強さだ。 八幡が「はやさしい女の子だ... そう勝手に決めつけていた。 は強い女の子だ.... そうやって理想を押し付けていた。 (アニメ第2期13話より)」と語っていたが、まさしくその通りだと言って良い。 能動的に何かを待ち続けることの難しさは誰もが理解しているところで、その実現が難しい願いであるのならなおさら切なさが募る。 待っててもどうしようもない人は待たない。 こっちから行くの。 ……なんか、待ってみたかったから (第14巻より) けれど、彼女はただ受け身で構えていたわけでもなく、自ら関わりを持ったうえで八幡たちの答えを待つ選択をした。 奉仕部に入部をしたことも、八幡のやり方を見守り傍で支え続けてきたことも。 確かに彼女が選び、積み上げてきた「今」という時間の結果である。 にとってがかけがえのない大切な存在になったのはこうした「今」の積み重ねがあったからであって、たとえ恋に敗れようともその日々がなくなることは決してない。 の強さ もどかしい「まちがいラ」の中で、誰よりも真っ当に恋の熱を帯びていたの強さ。 彼女がいたからこそこの作品を好きになれた自分がいる。 その点を深く留意したうえで結末を前向きに受け入れていきたいと思う。 がもたらす問題提起 さて。 奉仕部3人の関係を更に深く考えるにあたり、の存在がキーだった点にも触れていく。 の姉であり、雪ノ下家の長女でもある。 彼女がどういう存在で、どんな役割を担っていたのか。 ひとつは、奉仕部の現状について問題提起を行う人物であったという側面が挙げられる。 「自意識の化物」「」「代償行為」などのワードを始め、陽乃の視点は常に "客観"で語られている。 陽乃の示唆はいつも客観 例えば第13巻の骨子は、3人がそれぞれに「」というワードからの脱却を画策する様子に比重があった。 2人のやり方に 素直な 感情はなく、 「からの脱却」という記号を攻略しようとしていたに過ぎないことがわかる展開であった。 しかし、対するは自らの感情に基づき 「少なくとも自分はなんかじゃない」と陽乃の言葉を正面から否定する。 自分の中から湧き出る感情を「」なんて容易い言葉で第にタグ付けされるなんてあってはならないから。 その感情は一言で片付けて良いものでは決してないからである。 もうひとつ気になるのは、陽乃自身が奉仕部の現状を写す鏡であったと思われる点。 言わずもがな、作中においては 停滞や後退のメタファー(=歩みを止めてしまった者)として描かれてきた。 「 あ、勘違いしないでね。 家のことなんて正直どうでもいいのよ? わたしは別に家継ぎたいわけじゃないし」 「こんな結末が、わたしの二十年と同じ価値だなんて、認められないでしょ。 もし、本気で譲れっていうならそれに見合うものを見せてほしいのよね」(第14巻より) ちゃんと決着つけないと、ずっと燻るよ。 いつまでたっても終わらない。 わたしが二十年そうやって騙し騙しやってきたからよくわかる……。 そんな偽物みたいな人生を生きてきたの (第14巻より) 上述の台詞通り、母の言い付けで家を継ぐこと自体は彼女にとっておそらくどうでもいいことなのだとは思う。 しかし、宿命を受け入れる期間として過ごしてきた自分の20年がつまらない妹の茶番劇(=本物から目をそらす奉仕部)で塗り替えられるなんてのはやはり納得がいくものではない。 対価として八幡たちに「本物」を求めたのは、やはり歩みを止めてしまった者として 陽乃自身もまた「本物」を希求していたからだろう。 そう解釈をすると、単なる舞台装置ではない "生きたの想い"を感じ取ることができるのかもしれない。 颯爽と、は前を歩く 一方、そんな陽乃と対照的だったのが世界の平塚ことである。 平塚先生 誰かを大切に思うということは、その人を傷つける覚悟をすることだよ 君でなくても本当はいいんだ。 この先いつか、雪ノ下自身が変わるかもしれない。 いつか彼女のことを理解できる人が現れるかもしれない。 彼女のもとへ踏み込んでいく人がいるかもしれない。 それは、にも言えることだ。 君たちにとっては、今この時間がすべてのように感じるだろう。 だが、けしてそんなことはない。 どこかで帳尻は合わせられる。 世界はそういうふうに出来ている。 ……ただ、私はそれが君だったらいいと思う。 君とが雪ノ下に踏み込んでくれることを願っている。 この時間がすべてじゃない。 ……でも、今しかできないこと、ここにしかないものもある。 今だよ、比企谷。 ……今なんだ (アニメ2期8話より) 控えめに言って至言だらけの先生であるが、はただ大人として彼らに助言を与えるだけではなく、八幡たちの目線を汲み取ったうえでクリティカルな示唆を提示してくれる存在であった。 を指して「歩みを止めてしまった者」と評したのも彼女であり、 「今を肯定する者」として彼女が陽乃と対を為していたこともおそらく偶然ではない。 平塚先生の語った、 なんて、簡単な言葉で括るなよ…… その気持ちをわかりやすい記号で済ませるなよ (第14巻より) という言葉が奉仕部のこれまでと「今」を肯定し、 「なんて言葉で簡単に片付けて良い人間関係は存在しない」という示唆を八幡にもたらす。 奉仕部が積み重ねてきた今 「今」という瞬間は更新を繰り返して止まず、彼らは彼らだけの「今」を前向きに生きていく。 ならば、第が決めた客観的記号に果たしてどれだけの価値があるだろうか。 陽乃は後継ぎとして家に囚われ続けてきたが、雪乃が家を継ぐことによって晴れて自由の身になることができる。 きっとここからの、偽物ではない本当の人生が始まるのだ。 もう「歩みを止めてしまった者」ではいられないし、家に依存することもできない。 代償行為ではない「」を自分自身で見つけ、自分の足で歩き出さなくてはならない。 もし可能であるのなら、是非とも彼女の行く末を書いていただけたら幸いである。 (刊行予定の短編集に期待しております。 ) 「青春」はいつまでも「本物」を探し続ける さて。 ここまで様々な見解をつらつらと書き続けてきた結果、新しく気になった点が一つある。 そもそも 雪乃はなぜ奉仕部を作ったのか。 彼女が最初に「変えるのよ、人ごと、この世界を」と語っていたことから「持っているもの」が損をする世界を変えるためと捉えても良いのだろうが、それではあまりにも対象が広く一介の高校生には荷が重い。 とすると、奉仕部の活動方針が 魚の獲り方が分からない人に魚の獲り方を教えて「自立」をうながす というものであったことて、やはり 雪乃自身の「自立」が目的の一つであったと見た方が妥当だろうか。 他者に手を差し伸べながらも本当に救われたかったのは雪乃で、結果を見るに八幡とによって彼女は救われたことになる。 実際に雪乃は彼女の意志で父親の仕事を手伝うと決めているし、八幡との恋も自分の気持ちに従って意思決定を行った。 平塚先生「どんな言葉でもどんな行動でもいいんだ。 その一つ一つをドットみたいに集めて、君なりの答えを紡げばいい。 キャンバスの全部を埋めて、残った空白が言葉の形をとるかもしれない」 八幡「お前は望んでないかもしれないけど……、俺は関わり続けたいと、思ってる。 義務じゃなくて、意志の問題だ。 ……だから、お前の人生歪める権利を俺にくれ」 雪乃「あなたの人生を、私にください」 「あなたが好きよ。 比企谷くん」 八幡が自分なりの答えを紡ぎ、雪乃が残った空白の2文字(=好き)を言葉にする。 その「言葉」がうわべで曖昧なものに映らないのは、お互いを大切に想い合う前提を積み重ねてきた彼らだからこそなのだと思う。 雪乃の「自立」と八幡の欲した「本物」。 他者から与えられてパートナーを得たわけでもなければ、に向けて歩き出した雪乃に依存の影を見るのもやはり無粋でしかない。 今の八幡と雪乃ならばきっと、面倒な遠回りを繰り返しながらも同じ歩幅で「本物」を求め続けていけるはずだ。 「青春」はいつまでも「本物」を探し続けていくのだから。 たどり着いた青春ラの答え そして願わくば、作品最大の功労者として2人を見守り待ち続けてきたにも幸せな未来が訪れて欲しいなと。 そんなことを想いつつ、この場を借りて、最高の物語を生み出してくださった作者の渡先生に感謝を申し上げます。 本当にありがとうございました。 huwahuwa014.
次の「や、やっはろー」 俺ガイル14巻、読みたいような、、でも読みたくなくないような複雑な気持ちで読み進めました。。。。 終わってしまうって、勿体ないですよねぇ。 いやー、ついに、長い長い、約9年間、、物語が終わりました、、、 俺ガイル、完、って、感じです。 っべーですよね。 っべー。 まじっべーわー。 本来であれば、感想・考察は、論理的にロジカルシンキングしたいところはありますが、 感情的に、エモショーナルライティングを書いていきたいと思います。 (何回書くのよ)• ちょっと、もう、読むまで待ちきれないあなた。 読了の余韻に浸りたいぼっちのあなた。 お金が無くて買えなかったあなたへ。 じんわりネタバレ&ふりかえりをしていきますよ。 ちなみに僕は、海老名さん推しですが、腐女子感ゼロで、ワーストバイというかんじでした。。 比企谷、雪ノ下雪乃、由比ヶ浜、3人の恋の結末は、、、【ネタバレ】 結末からいうと、 とが結ばれます。 どちらかを選ぶという、物語の構成上しかたないのですが、結局比企谷は素直に「好き」という簡単な言葉が出てきませんでしたねぇ。 言葉を尽くして、こねくり回して、回りくどく陰湿なやり方しかできないのが八幡であり、彼の最大の魅力であり、ボッチの理想形であり、不器用の教科書なのですからね。 そこが八幡的にポイントが高いのかもしれませんが、小町的にはポイント減点でしょうね。 小学館なので、ある程度、青春の爽やかな部分がないと、会社的には悪評が立つので、ドロドロの三角関係は無かったですね。 結ばれた2人は、いいんですよ。 で、 本当、胸が痛くなるのは、由比ヶ浜ですよ。 あれだけ3人で過ごしてきた1年間の結果、雪ノ下にヒッキーを持っていかれたわけですからね。 でも単に、雪ノ下を憎める訳ではなく、「全部欲しい」と願った代償なのかもしれません。 ヒッキーの気持ちが自分だけに向けられたものじゃない事は、 友人として、奉仕部としての活動が、男子と女子の関係になるのは必然ですよ。 結ばれない人が必ず出てくるわけで、、ね。 ただ、そこは由比ヶ浜も、苦虫を噛みながら独りで泣いているわけですよ。 ここが、本当に読んでいて、男泣きしましたよ。 辛かったです。 以下ガハマの独白です。 引用 涙は流れなかった。 もうたくさん泣いたから。 でも、やっぱり言葉は出ない。 言葉なんて出ない。 好きだなんて、たった一言じゃ言えない。 それ以前の話で、それ以上の問題で、それどころじゃない感情だ。 あたしは、あたしたちは、初めて本当に恋をした。 引用:やはり俺の青春ラブコメは間違っている14巻 切ない、、。 本当にラブコメでしょうか? 結局、彼女の願いは彼女の願いを叶えることで、彼女の願いは雲散霧消してアオハルは爆発する 1年間続いた奉仕部の勝負の結果、「負けた人が勝った人の言うことを何でも聞く」というルールがあった。 そして、9年間、着々と勝負を繰り返した結果、八幡が負け、雪ノ下の勝ちということになった。 そして、雪ノ下の願いは「由比ヶ浜の願いを叶えてあげて」ということ。 そして、由比ヶ浜の願いは、沢山あった。 プロムを手伝うこと• 打ち上げをすること(犠プロム企画メンバー達で)• 小町ちゃんの入学のお祝いをすること でも、由比ヶ浜の本当に最後の願いはこうだった。 「私のお願いはね、ずっと前から決まっているの」 「・・・全部欲しい」 「だからこんななんでもない放課後に、ゆきのんがいてほしい。 ヒッキーとゆきのんがいるところにわたしもいたいって思う」 引用:やはり俺の青春ラブコメは間違っている14巻 そして、比企谷は「難易度が高いがやってみる」と言って、実行に移す。 比企谷は、本当に捻くれているし、拗らせている。 比企谷がピッチャーをするなら、変化球しかなく、決め球がなく投げ続けるだろう。 そして球団は絶対、千葉ロッテだろう。 比企谷が、由比ヶ浜の最後の願いを叶える為?に取った行動は? 「 当て馬犠プロム計画の復活」だった。 土下座して、遊戯部の秦野と相模弟(相模は文化祭のガチヒール役女)にサイトを復活させてもらい、雪ノ下陽乃に情報のリークを頼んだ。 一度は、ボツになったものを復活させて、「雪ノ下とまた接点を持とう」という狙いだった。 このプロムの目的がはっきりせず、誰も得をしない。 とういうか、本当に、目的は雪ノ下と接点を持つだけで、大義がない。 結局、雪ノ下が責任者になって、当て馬だったプロムを本当に開催することになった。 でも、また面倒なプロム実行するに当たって、雪ノ下は意味が分からなかった。 なぜ、こんな誰も得をしないプロムをするなんていい出したのか。 八幡の回答は 「あれしかお前と関わる方法がなかった」 「由比ヶ浜の願いを叶える一環と言えなくもない」 とすごく曖昧な返事し、決め台詞がなくずるずると、告白の様な、やり取りが続く。 「手放したら、二度とつかめねんだよ。 」 「だからお前の人生を歪める権利をくれ」 「もろもろ全部やるから、お前の人生に関わらせてくれ」 「人生歪める対価には足らないだろうけど、まぁ全部やる。 要らなかったら捨ててくれ。 面倒だったら忘れていい。 こっちで勝手にやるから返事も別にしなくていい」 引用:やはり俺の青春ラブコメは間違っている14巻 と、気持ちを伝えたような、芯に当てたような言葉を八幡はいいます。 それに対して雪ノ下は、 「私はちゃんと言うわ」 そして、俺の肩口にそっと額を当てた 「あなたの人生を私にください」 引用:やはり俺の青春ラブコメは間違っている14巻 ひゅーーーーーー! と。 こんな感じです。 ひゃーー。 曖昧なひねくれた八幡に対して、逆に、逆告白ですよ。 想いは言葉よりも、額からの熱伝導と。。。 アオハルかっ。 由比ヶ浜の願いは、届かず。 いや、これは、由比ヶ浜ファンからしたら、バッドエンドです。 ガハマファンも、ハンカチを食い千切りながら読むしかなかったでしょうね。。。 由比ヶ浜の独白で、明らかになる、号泣してた事実、、、 いや、結構重たい話ですよね。 全体的に、八幡目線で書かれているから、由比ヶ浜の独白がコントラストですごく重たくて、恋空とか、赤い糸みたいなグラビティですよ。 コメディって軽くいえないですよね。 どこがコメディーなんだ。 くそーー。 「ラブ」以外の俺ガイル14巻の見どころ集! 結局、真剣なラブストーリになっちゃうわけですが、 ちゃんと コメディ要素がっつりなんですよね。 流石、渡てんてい。 ( 本当コメディて軽く言えない) 本当のぼっちエンドのバッドエンドは続いていく 本当に可愛そうになったなぁと思うのは、です。 はシッポまでぎっしり「可愛そう」が詰まっています。 結構初期で出てきたキャラなのに、雪ノ下には名前を覚えて貰っていません。 最後の方なのに「財津」っていってました。 笑、誰だよ財津。 笑 スピンオフ作品名は、「財津ガイル」でしょうか。 由比ヶ浜の猛攻に全国津々浦々のおっさんどもが夢の跡 「 ・・・・私と、踊ってくださいませんか」 と、プロム中、八幡に照れながら言う由比ヶ浜。 しゃなりと礼をする由比ヶ浜、暗がりの中でも分かる赤い頬。 渋々踊るヒッキーにブスクレなら踊り切る。 音楽に埋もれる声で、 「 ・・・次で最後のお願いにするね。 」 と由比ヶ浜。 でも、これが、八幡が叶えた最後のお願いになるんですよね。。。 いやぁ。 切ない。 叶わない夢ってどうしてこんなに儚いんでしょうか。 最後の最後、一色と小町が勝手に復活させた奉仕部に依頼を頼む由比ヶ浜が本当切ない。 「あたしの好きな人にね、彼女みたいな感じの人がいるんだけど、それがあたしの一番大事な友だちで……。 ……でも、これからもずっと仲良くしたいの。 どうしたらいいかな?」 引用:やはり俺の青春ラブコメは間違っている14巻 それ、言っちゃう!?アオハルか。 まだ、まだ、青春ラブコメは終わっていませんね。 「平塚先生の告白と結末」実は1番八幡のことを想っている説 13巻の見開きのカラーページには、花束を受け取る平塚先生、、、!? 14巻にて花束を渡す比企谷 合わせると、、、 そうか、、、この2人が、、、 ちがう!ちがう!こんな青春ラブコメまちがってる! というか、13巻での退任が決まっているので、この絵は退任式ですよね。 笑 退任式の絵だよね、、、、とおもって、14巻を読み進めていると、 まさかの展開でした! との2人きりドライブから、 バッティングセンターからの、 告白、、、、• 「私も君対して思うことが沢山ある」• 「 君がすきだよ」• 「照れるな照れるな」 と、平塚先生が、俺ガイルの中でも純愛乙女キャラなのかもしれません。 「 君は私にとって、最高の生徒だよ。 そういう意味では本当に好ましく想っている」とちゃんと、付け加えましたが、、笑 けっこう、この14巻の中で、びっくりした場面です。 このシーンを読んで心臓が止まった方が全国で5名ほどいらっしゃるとか(俺の予想) 男としてではく、生徒として好き、でしょう。 あと、最後にホールで平塚先生と八幡の2人きりになり、 「君と踊るのをすっかり忘れていた」と踊りたいと言い出す先生。 そして、平塚先生は、八幡と鼻歌で踊り、ヒールで八幡の足を踏む。 ころんだ八幡にかぶさるかたちで倒れる平塚先生。 もう、ベタ過ぎる。 でもコレが平塚先生らしい。 本当は、八幡とどうにかなってしまいたかったのでは?ガラスの靴をわざと落とす感覚で、わざと八幡の足を踏んづけた説まである。 「得したな」笑 本当八幡が羨ましい! 「リア充ばくはつしろーーーーーーーー」笑 満点大笑いと余韻ひたひたの「卒業式」 八幡が男泣きするんですよね。 そしたら、戸塚くんが、ティッシュをバケツリレーで送ってくれるんですよ。 すると、中継の戸部っちが花粉症と勘違いして、ティッシュを追加してくれる。 さらに!葉山くんは袋ごと追加してくれる。 この男子のティッシュリレーの場面は、なんか男子の団結力というか、鼻が痒くなって笑えますね。 笑、八幡泣きすぎ。 あと、城廻めぐり先輩の、アドリブですよね。 文化祭のフレーズが出てくる当たりで、在校生も卒業生も一緒になった一体感みたいなのは、なんかジーンと来るものがありまたね。 謎のコールアンドレスポンに僕も混ざりたい。 自分もこのページの中に、引きずり込まれて一緒に腕を上げて参加したかったと、羨ましく想ってしまいます。 「おまえらー文化してるかーーー!」 とべっち「ウザいキャラ」定着が可愛そう過ぎてウケる 卒業式の答辞の際、がウィスパーボイズで「ッベー」という。 ウィスパーなのに、ウザいて言われている。 笑 八幡にほんとにウザいと言われているのが、個人的につぼでした。 普段から八幡は、三浦系統の女子に「キモイ」と言われている八つ当たりのようにも感じました。 追い打ちを掛けるように、サウナでも、八幡に悪者にされてるのがすごく可愛そうでウケました。 「NGワードを言った」と、八幡に勝手に反則にされていました。 あと、葉山君もあからさまに、面倒くさがっていうのも、可愛そうなポイントです! 一色いろははキレ者 一色いろは「 あきらめなくていいのは女の子の特権です!」 と、枯れかけの由比ヶ浜に声を掛けるのは、天使なのか悪魔なのか。 物語の推進力というか、随所でポイントとなるのが、いろはですよね。 決着がついたかのような、三角関係を復活させようとするのは、イタズラなのか、由比ヶ浜の為なのか。 多分面白がっているだけでしょうけどね。 他にも、奉仕部の復活を水面下で実行していたり、良いやつなのか。 良いやつなのか。 結末よりも、渡航さん、アオハル?、大丈夫かしらと思った比喩表現 由比ヶ浜とガハママと比企谷で小町氏にお菓子を作っていた時、、、 料理を旨くする材料のリストの中に、、、、 「白い粉」と、、、、砂糖のことですが。。 小学館的に、または、ガガガ文庫的にポイントとハードル高いのでは??? ここまではいいんですが、、、 「大麻吸引時の マンチーズ」て表現があったんですよ。。。。 笑 マンチーズは、吸引時に食欲が高まって、何を食べても激ウマになる現象らしいです。。。 八幡がマンチーズとか言っている描写くっそウケたんですけど。 笑 ダメでしょうよ。。 笑 俺も「マンチーズ」って、使っちゃおっ。 俺ガイルはまだ終わらない。 あとがきには、 今後ですが、まず、短編集の刊行を予定しております。 時期はまだ未定ですが、色々なお話が書きたいなーと考えつつ、鋭意準備中でございます。 とあります。 ぜひ、の、スピンオフ、アンソロジーを出して欲しいです。 てか、14巻も最高でした。 この場を借りて、謝辞を申し上げます。 拙い感想文を読んで頂き、ありがとうございます。 PS:海老名さんの人生を歪めたい。 観て頂きありがとうございます。 福岡市で、ライター目指して記事書いています。 建築資材の搬入しています。 26歳、独身、趣味は、星を眺めること。 関連する記事• これは、「何もかも憂鬱な夜に」という小説の中で、語られている施設長の言葉です。 お前とそのアメーバは、一本の長い長い線で繋がっているだ 中略 アメーバ[…]• 日記は、人に読ませることを前提に書いていません。 でも、WEB上で公開すれば、必然と読まれます。 水野敬也さんの「ウケる日記」では、すごくプライベート[…]• この戸塚の性別は男子[…]• どこにいても、何をしても、独自の意見や思考が必要になっていますよね。 誰かと同じような主張していても、その他大勢に埋もれるだけですからね。 答えがある[…].
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