気体が最も進展した状態。 またはともいう。 のから十分な熱電子が供給され,は低く,大が流れている。 さらに電流を増してもアーク放電より他の放電形式へ移行することはない。 間は炎状に強く光るで結ばれ,この部分は電子と正イオンとが同数で,を形成する。 アークの温度は 3000~6000Kで,電極物質の一部も蒸発して,のになる。 水銀,ナトリウムアーク灯は照明に用いられ,ケイ光灯もアーク放電の1種である。 に利用される。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について の解説 気体放電のもっとも進展したもので、高温度の陰極から熱電子が放出されることで維持される種類の放電をいう。 大気中のアーク放電では放電路が(アーク)になるため、放電または単にアークともいわれる。 気体の圧力が高く電流が数アンペア以上と大きい放電はほとんどアーク放電となる。 気体の圧力が低く電流が数百ミリアンペアと比較的低い場合でも、陰極が高温になりやすい場合とか、陰極に熱電子放射物質が塗布されている場合(熱電子を放出しやすい)はアーク放電となる。 蛍光灯は後者の例である。 アーク放電はグロー放電に比べて、陰極でのが少ない特徴をもつ。 すなわち、グロー放電の陰極電圧降下は50ボルト以上、ときには数百ボルトに達するのに対し、アーク放電では20ボルト以下と小さい。 [東 忠利] アーク放電の応用大気中のアーク放電を応用した炭素アーク灯は、古く照明灯、探照灯、映画映写灯として使われ、現在は主として耐候試験用光源として使われている。 水銀の高蒸気圧中のアーク放電を利用した水銀ランプ、ナトリウム蒸気中のアーク放電を利用した低圧および高圧ナトリウムランプ、種々の金属ハロゲン化物中のアーク放電を利用したメタルハライドランプなどは道路、広場、グランド、体育館、工場などの照明光源として使われている。 高圧キセノンガス中のアーク放電を利用したキセノンランプは探照灯、映画映写灯として使われる。 低圧水銀蒸気中の放電による紫外線を蛍光体により可視光に変換する蛍光ランプ(蛍光灯)は、照明用光源の中心で生活必需品となっている。 水銀の蒸気圧が10~30気圧程度で、アーク長が数ミリメートルの高圧水銀ランプは、半導体や電子回路の製造の際の露光用光源として使われている。 水銀の蒸気圧を150気圧以上にし、アーク長を1~1. 5ミリメートル程度にした超高圧水銀ランプは、映像プロジェクターの光源として使われている。 また、アーク放電は加熱源としても使われ、金属の溶融、溶接、切断、加工などにも利用されている。 [東 忠利].
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