これまで,人類社会は,産業革命以後,飛躍的な科学技術の発展と共に高度産業化の恩恵を受けてきた一方,温暖化を始めとする地球規模で生ずる地球環境問題を内包し,人工衛星による様々なリモートセンシングデータを見ることによって,その深刻さを認識するに至ったといっても過言ではない.こうした地球環境問題は,農業,水資源,健康,生活インフラなどあらゆる側面において人間社会に影響を及ぼし,産業の在り方そのものをも変え,また,地球環境問題に起因する豪雨災害等の自然災害の増加等によって,安心安全をキーワードとした社会の構築は,21世紀の科学技術研究における最も重要な基軸の一つとなっている.こうした状況において,地球環境に関する様々な変数を計測するリモートセンシング技術は基盤技術であり,精確な計測や情報の抽出そして伝達は,安心安全な社会を構築する上で最も重要な課題の一つとなっている.特に,大規模かつ大型のハードウェアの研究開発を通じた全く新しいセンシングシステムの実現や,そのシステム内やネットワーク環境下における信号処理,アルゴリズム開発等は,大きな社会的波及効果のみならず基礎科学上の発見が促されるため,今後,学問上の総合的かつ著しい発展を見込むことができる.本領域では,リモートセンシングシステムの研究開発を立脚点として,新たな計測手法の研究を通じ,基礎から応用まで,そしてハードからソフトまで幅広く研究を展開する. また,21世紀を迎え, 大規模で複雑なシステムを効率的に計画し運用することの必要性がますます高まってきている.本領域では, システムの最適化に関する基礎理論をベースに, この要求に対応するための数理的手法である, 最適化, ゲーム理論, ソフトコンピューティング(サポートベクトルマシン, カオス理論, 群知能, ラフ集合理論)などの基礎理論に関する研究と, それらに基づく新しいシステム計画技法, モデリング技法の開発とその応用に関する研究も行っている.システム計画において最も基本となるのは,与えられた条件のもとで最も好ましい解を探索する最適化の考え方である.特に複数の相競合する目的が存在する場合の多目的最適化や,カオス力学系を利用して局所的ではなく真の意味での最適解を探索する大域的最適化,資源の制約の下での複数のプロジェクトのスケジューリングなどを中心に,最適化の理論と実際的手法について研究を進めている. またさらに,知識発見と利用 複雑なシステムに効率的に対処するためには,コンピュータを利用した知識の発見とその利用が非常に重要です.本領域では, 数理計画法を利用したサポートベクトルマシンによるパターン識別,システムにおける自律的行動決定主体の挙動を解析するマルチエージェント・モデリング, 意思決定支援システムにおける知識の活用を考えるナレッジマネジメントについて研究している. 主な研究テーマ フェーズドアレイ気象レーダに関する研究 ゲリラ豪雨をとらえる 近年、竜巻やゲリラ豪雨をはじめとするシビア現象(豪雨,竜巻,突風など)が問題になっています。 これらの現象は局所的かつ短時間で発達する積乱雲によって引き起こされるため、従来の気象レーダを用いての観測は大変難しいものでした。 また、シビア現象は気象災害に直結することから、その観測は減災・防災の点で非常に重要な研究テーマです。 雨は上空の雲内で生成されて地上に降ってくるために、その前兆現象をとらえるためには雨雲の立体観測を行う必要があります。 従来の気象レーダでもボリュームスキャンと呼ばれる雨雲の立体観測は行われていましたが、1ボリュームスキャンあたり5分もの時間がかかってしまい、ゲリラ豪雨のような短時間で発生する気象現象を観測することができませんでした。 本研究グループは、仰角方向に電子走査を行う1次元フェーズドアレイレーダの研究開発を行い、1ボリュームスキャンあたり最速10秒(定常運用では30秒)という高い時間分解能 観測頻度 を実現しました。 今後はこのフェーズドアレイレーダで得られたデータの解析や、計測精度向上に関する研究を行っていきます。 広帯域レーダに関する研究 これまでにない高分解能レーダの開発 現在業務用に観測を行っている気象レーダは時間分解能が10分程度,空間分解能が数百メートルで観測できる能力を持っています。 しかし、集中豪雨や、竜巻といった気象災害に直結する気象現象は時間的・空間的に、極めて小さいスケールの現象であるため検出が難しく、その詳細な構造や予兆現象について議論なされていませんでした. 本研究グループは、送信信号に広帯域信号を用い、パルス圧縮を行うことにより、時間分解能(1min 、距離分解能(数m)共に優れた広帯域レーダを開発しています。 将来的には複数のレーダを配置し、ネットワーク化することにより、より広範囲での詳細な情報を得ることを目的としています。 GPM DPRに関する研究 高精度かつ高頻度な降雨観測を目指す 近年人工衛星による降雨観測の精度が上がり、研究目的だけでなく、天気予報や洪水予報などより人々の生活に身近な分野に人工衛星の観測データを利用しようという動きが出てきました。 しかし、人工衛星が地球を一周するためには90分(高度400kmを飛行する場合。 高度が上がると一周にかかる時間も増える。 もかかってしまいます。 すなわち、ある地点(東京など)を観測したくても、90分ごと(人工衛星の軌道によってはそれ以上)しか観測できないのです。 そこで日本と米国が中心となり、世界各国の降水観測衛星が協力し合い、地球上のあらゆる雨雲を高精度かつ高頻度に観測しようとしているのが、GPM Global Precipitation Measurement,全球降水観測)計画です。 本研究グループでは、GPM計画に参加する衛星によって観測されたデータを用いて、地上レーダ(フェーズドアレイレーダ等)との比較から、DPR(Dual-Frequency Precipitation Radar)の観測精度の検証や、地上レーダの較正アルゴリズムの開発を行っています。 人工衛星による地球環境計測技術に関する研究 ゲリラ豪雨をとらえる 降水量は農業・工業等人間活動に利用できる水資源、洪水対策等の防災等に様々な利点があります。 先進国を中心に地上の降雨観測網は整備されていますが、降雨の多い熱帯域・アフリカ等多くの地域では十分な観測点がありません。 そこでJAXAはGPM全球降水マップ(GSMaP)を開発しています。 本研究グループではJAXAとGSMaP の共同研究として、高精度なGSMaP アルゴリズムとしてひまわりに代表される静止衛星の赤外データを利用・衛星観測と地上観測の組み合わせるアルゴリズム開発、また、地上データを用いたGSMaP の降雨の検証等を行っています。 JEM-GLIMS MISSIONに関する研究 宇宙ステーションから雷を観測 これまで気象現象は高度10km以下の対流圏でしか発生しないと考えられていましたが、1989年に初めて高度20kmから100kmの雷雲の上で高高度発光現象が観測されました。 高高度発光現象は、厚い雷雲に遮られ地上からでは観測することができないため、JEM-GLIMS MISSIONでは国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう JEM 」の船外実験プラットフォームに搭載された観測装置で高高度発光現象を観測します。 本研究室、牛尾教授はJEM-GLIMSのPI Principal Investigator,主任研究員 を務めています。 JEM-GLIMSは2012年7月21に種子島宇宙センターからH-IIBロケットで打ち上げられ、2012年から2年間の軌道上観測を行いました。 現在は軌道上観測を終了し、本研究グループは観測データの解析等を行っています。 本研究はJAXA、北海道大学、極地研究所、電気通信大学、近畿大学等多数の研究機関との共同研究です。 2018年度 学士学位論文• 清水 省吾 接触回数の増加に伴う購買意向の頭打ちを考慮したCM割付• 中尾 采美 近似的多目的マルチクラスSVMのソフトマージンへの拡張• 東 諒 同心超球上の摂動を用いたカオス的Particle Swarm Optimization 報道 本研究室は様々なメディアにて紹介していただいております。 放送予定や、掲載予定がある場合、こちらで随時最新情報を掲載します。 直近の掲載情報はありません。 アクセス 住所 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-1 大阪大学大学院工学研究科 電気電子情報通信工学専攻 センシングシステム領域 吹田キャンパス工学部電気系E2棟4階 E2-412 教授室 , E2-413 准教授室 , E2-411 学生部屋 最寄り駅からのアクセス 大阪大学工学部のとをご覧ください.本研究室はE2棟の4階にあります..
次のこれまで,人類社会は,産業革命以後,飛躍的な科学技術の発展と共に高度産業化の恩恵を受けてきた一方,温暖化を始めとする地球規模で生ずる地球環境問題を内包し,人工衛星による様々なリモートセンシングデータを見ることによって,その深刻さを認識するに至ったといっても過言ではない.こうした地球環境問題は,農業,水資源,健康,生活インフラなどあらゆる側面において人間社会に影響を及ぼし,産業の在り方そのものをも変え,また,地球環境問題に起因する豪雨災害等の自然災害の増加等によって,安心安全をキーワードとした社会の構築は,21世紀の科学技術研究における最も重要な基軸の一つとなっている.こうした状況において,地球環境に関する様々な変数を計測するリモートセンシング技術は基盤技術であり,精確な計測や情報の抽出そして伝達は,安心安全な社会を構築する上で最も重要な課題の一つとなっている.特に,大規模かつ大型のハードウェアの研究開発を通じた全く新しいセンシングシステムの実現や,そのシステム内やネットワーク環境下における信号処理,アルゴリズム開発等は,大きな社会的波及効果のみならず基礎科学上の発見が促されるため,今後,学問上の総合的かつ著しい発展を見込むことができる.本領域では,リモートセンシングシステムの研究開発を立脚点として,新たな計測手法の研究を通じ,基礎から応用まで,そしてハードからソフトまで幅広く研究を展開する. また,21世紀を迎え, 大規模で複雑なシステムを効率的に計画し運用することの必要性がますます高まってきている.本領域では, システムの最適化に関する基礎理論をベースに, この要求に対応するための数理的手法である, 最適化, ゲーム理論, ソフトコンピューティング(サポートベクトルマシン, カオス理論, 群知能, ラフ集合理論)などの基礎理論に関する研究と, それらに基づく新しいシステム計画技法, モデリング技法の開発とその応用に関する研究も行っている.システム計画において最も基本となるのは,与えられた条件のもとで最も好ましい解を探索する最適化の考え方である.特に複数の相競合する目的が存在する場合の多目的最適化や,カオス力学系を利用して局所的ではなく真の意味での最適解を探索する大域的最適化,資源の制約の下での複数のプロジェクトのスケジューリングなどを中心に,最適化の理論と実際的手法について研究を進めている. またさらに,知識発見と利用 複雑なシステムに効率的に対処するためには,コンピュータを利用した知識の発見とその利用が非常に重要です.本領域では, 数理計画法を利用したサポートベクトルマシンによるパターン識別,システムにおける自律的行動決定主体の挙動を解析するマルチエージェント・モデリング, 意思決定支援システムにおける知識の活用を考えるナレッジマネジメントについて研究している. 主な研究テーマ フェーズドアレイ気象レーダに関する研究 ゲリラ豪雨をとらえる 近年、竜巻やゲリラ豪雨をはじめとするシビア現象(豪雨,竜巻,突風など)が問題になっています。 これらの現象は局所的かつ短時間で発達する積乱雲によって引き起こされるため、従来の気象レーダを用いての観測は大変難しいものでした。 また、シビア現象は気象災害に直結することから、その観測は減災・防災の点で非常に重要な研究テーマです。 雨は上空の雲内で生成されて地上に降ってくるために、その前兆現象をとらえるためには雨雲の立体観測を行う必要があります。 従来の気象レーダでもボリュームスキャンと呼ばれる雨雲の立体観測は行われていましたが、1ボリュームスキャンあたり5分もの時間がかかってしまい、ゲリラ豪雨のような短時間で発生する気象現象を観測することができませんでした。 本研究グループは、仰角方向に電子走査を行う1次元フェーズドアレイレーダの研究開発を行い、1ボリュームスキャンあたり最速10秒(定常運用では30秒)という高い時間分解能 観測頻度 を実現しました。 今後はこのフェーズドアレイレーダで得られたデータの解析や、計測精度向上に関する研究を行っていきます。 広帯域レーダに関する研究 これまでにない高分解能レーダの開発 現在業務用に観測を行っている気象レーダは時間分解能が10分程度,空間分解能が数百メートルで観測できる能力を持っています。 しかし、集中豪雨や、竜巻といった気象災害に直結する気象現象は時間的・空間的に、極めて小さいスケールの現象であるため検出が難しく、その詳細な構造や予兆現象について議論なされていませんでした. 本研究グループは、送信信号に広帯域信号を用い、パルス圧縮を行うことにより、時間分解能(1min 、距離分解能(数m)共に優れた広帯域レーダを開発しています。 将来的には複数のレーダを配置し、ネットワーク化することにより、より広範囲での詳細な情報を得ることを目的としています。 GPM DPRに関する研究 高精度かつ高頻度な降雨観測を目指す 近年人工衛星による降雨観測の精度が上がり、研究目的だけでなく、天気予報や洪水予報などより人々の生活に身近な分野に人工衛星の観測データを利用しようという動きが出てきました。 しかし、人工衛星が地球を一周するためには90分(高度400kmを飛行する場合。 高度が上がると一周にかかる時間も増える。 もかかってしまいます。 すなわち、ある地点(東京など)を観測したくても、90分ごと(人工衛星の軌道によってはそれ以上)しか観測できないのです。 そこで日本と米国が中心となり、世界各国の降水観測衛星が協力し合い、地球上のあらゆる雨雲を高精度かつ高頻度に観測しようとしているのが、GPM Global Precipitation Measurement,全球降水観測)計画です。 本研究グループでは、GPM計画に参加する衛星によって観測されたデータを用いて、地上レーダ(フェーズドアレイレーダ等)との比較から、DPR(Dual-Frequency Precipitation Radar)の観測精度の検証や、地上レーダの較正アルゴリズムの開発を行っています。 人工衛星による地球環境計測技術に関する研究 ゲリラ豪雨をとらえる 降水量は農業・工業等人間活動に利用できる水資源、洪水対策等の防災等に様々な利点があります。 先進国を中心に地上の降雨観測網は整備されていますが、降雨の多い熱帯域・アフリカ等多くの地域では十分な観測点がありません。 そこでJAXAはGPM全球降水マップ(GSMaP)を開発しています。 本研究グループではJAXAとGSMaP の共同研究として、高精度なGSMaP アルゴリズムとしてひまわりに代表される静止衛星の赤外データを利用・衛星観測と地上観測の組み合わせるアルゴリズム開発、また、地上データを用いたGSMaP の降雨の検証等を行っています。 JEM-GLIMS MISSIONに関する研究 宇宙ステーションから雷を観測 これまで気象現象は高度10km以下の対流圏でしか発生しないと考えられていましたが、1989年に初めて高度20kmから100kmの雷雲の上で高高度発光現象が観測されました。 高高度発光現象は、厚い雷雲に遮られ地上からでは観測することができないため、JEM-GLIMS MISSIONでは国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう JEM 」の船外実験プラットフォームに搭載された観測装置で高高度発光現象を観測します。 本研究室、牛尾教授はJEM-GLIMSのPI Principal Investigator,主任研究員 を務めています。 JEM-GLIMSは2012年7月21に種子島宇宙センターからH-IIBロケットで打ち上げられ、2012年から2年間の軌道上観測を行いました。 現在は軌道上観測を終了し、本研究グループは観測データの解析等を行っています。 本研究はJAXA、北海道大学、極地研究所、電気通信大学、近畿大学等多数の研究機関との共同研究です。 2018年度 学士学位論文• 清水 省吾 接触回数の増加に伴う購買意向の頭打ちを考慮したCM割付• 中尾 采美 近似的多目的マルチクラスSVMのソフトマージンへの拡張• 東 諒 同心超球上の摂動を用いたカオス的Particle Swarm Optimization 報道 本研究室は様々なメディアにて紹介していただいております。 放送予定や、掲載予定がある場合、こちらで随時最新情報を掲載します。 直近の掲載情報はありません。 アクセス 住所 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-1 大阪大学大学院工学研究科 電気電子情報通信工学専攻 センシングシステム領域 吹田キャンパス工学部電気系E2棟4階 E2-412 教授室 , E2-413 准教授室 , E2-411 学生部屋 最寄り駅からのアクセス 大阪大学工学部のとをご覧ください.本研究室はE2棟の4階にあります..
次の大阪府内に5店舗あるカツ丼のお店「祭太鼓」を紹介します。 カツ丼はカツ丼でも、祭太鼓のものは「変わりカツ丼」。 卵とじのいわゆるカツ丼、ソースカツ丼、おろし(みぞれ)カツ丼などはまだポピュラーですが、トマトカツ丼、白菜キムチカツ丼、和風カレーカツ丼、味噌カツ丼といった珍しいカツ丼をいただけるのです。 さらに親子丼もあるのでメニューは全部で28種類。 そのうえ、カツ丼はあっさりめな並ロース、脂ののった特ロースから選べるので、さらに選択肢は広がります。 祭太鼓のカツ丼は提供方法も独特で、ご飯とカツ煮が別々でやってきます。 のせて食べるもよし、別々で食べるもよし、前半と後半で食べ方を変えるもよし、自分好みの方法でいただけますよ。 ほかではなかなか食べられないカツ丼の数々、ぜひお試しください。 今回お邪魔したのは梅田にある大阪駅前第2ビル店(大阪府大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビルB2F)ですが、阿倍野、上本町など合計5店舗あります。 こんにちは!昼飲み好きのアカサカです!やの美味しいお店を食べ歩いてます。 今回は、! とんかつを甘辛いお出汁と卵でとじてご飯にのっけたアレです。 定番のメニューではありますが、には 「変わり」のお店があるんです。 それが 「祭太鼓」というお店。 友人に「おもしろい屋さんがある」と教えてもらって行ったのが初めてでした。 そのときに食べたのは「トマト」! にトマトがのってる!とビックリしたのですが、食べてみたら美味しくてさらにビックリ。 後ほど紹介しますが、屋さんなのにメニューがめちゃくちゃ多いことにも驚いて、すっかりこのお店がお気に入りになりました。 当時は近くで働いていたので、よくお邪魔してはトマトばかり食べていました。 アルバイトの大学生の子を連れてきたり、お持ち帰りしたり、本当にお世話になったお店です! 現在、祭太鼓は府下に5店舗あります(うち、第3ビル店は閉店中で、2019年春に再開予定とのこと)。 今回お邪魔したのは、筆者が当時よく来ていた前第2ビル店。 というわけで、さっそく祭太鼓の変わりたちを紹介します! 変わりとは? 変わり?トマト?何だそれ???と思った方も多いでしょう。 では先にメニューを見せてしまいます! 祭太鼓にはごく一般的なやもあり、それが左側の「本格」と想像がつきます。 真ん中の「大根おろし」も何となくイメージできるけど、右側に目をやると、先ほど少し触れた「トマト」!しかもトマトだけで3種類あります。 メニューはまだあって、ほかにはキムチ、カレー、味噌!さらには「変わり」まで! 全部で28種類のメニューがあるんです。 =とんかつを卵でとじたもの(一部地域では)というイメージが強いなかで、「とんかつに合うものは他にもあるんじゃないか?」というところからスタートしたのが変わりなのです。 トマトや味噌など通常メニューに加えて、期間限定メニューも毎月のように登場するので相当なメニュー数ですよね……! おまけに、お肉を「並ロース」「特ロース」かで選べたり、かつ1枚のシングルか、2枚のダブルかも選べます。 さらに定食や、セットにおかずをつけると……メニューの数は100通りを軽く超えてきますね。 もう何を頼んだらいいのか逆にわからなくなる勢い。 お店によってはその店舗限定のメニューもあるそうなので、これは全店制覇の必要アリかも。 トマトチーズ さっそくですが、筆者が大好きな「トマトチーズ」(並ロース1枚 680円)。 冒頭でも少し紹介しましたが、このトマトメニューが本当に美味しいのです……! トマトチーズは、かつの上にとろっとろチーズ、そしてごろごろ果肉の入ったトマトソースがかかっています。 写真を見て「あれ?これ?」と思った方も多いでしょう。 そうなんです、祭太鼓のはかつ煮とご飯が別盛りなんです! もともと、丼ものは別々で食べていたご飯と具材を一緒にしちゃえ~!という発想で生まれたもの。 祭太鼓では、お客さんそれぞれで好みの食べ方を見つけてほしいという思いから、あえての別盛りなんだそうです。 ・ご飯と具材を別に食べることを「別れ」 ・具をご飯に少しずつのせて食べることを「おのせ」 ・全部具材とご飯にのせて食べることを「かけ」 と、表現しています。 筆者は前半「別れ」、後半「かけ」でいただく派!もちろんずっと別れでもおのせでもかけでも、お好きなようにいただいちゃってくださいね。 説明が長くなってしまいましたが、トマトます! ベースのお出汁にもトマトが入っているそう!トマトづくしです。 チーズにはゴーダチーズも入っているそうですよ。 トマトでご飯を食べられるのか?と思われそうですが、ベースになっているお出汁は全てのに共通して使われているもの。 ここにトマトのさっぱりとした酸味が加わって、これがお出汁とチーズをうまく結びつけており、あくまでの一品に仕上げているのです。 つまり、ご飯がどんどん進みます! かつ玉チーズ 実はトマト系シリーズへの愛が強すぎて、こればかり延々と食べていたのですが、今回は他シリーズもます! せっかくなので、お店の方にオススメしていただいた人気メニューを。 それがこちらの「かつ玉チーズ」(並ロース1枚 710円)。 ベースはあの玉子とじのですが、上にはた~っぷりチーズが……! チーズフォンデュ用のチーズを使われているそう。 とろっとろです! この濃厚なとろとろチーズが和風の出汁にめちゃくちゃ合うんです……! チーズのまろやかな塩気が半熟の卵に絡まって、さらにお出汁の旨味が重なってくる……トマトチーズのチーズより存在感はあるのに主張はしすぎず、お出汁とうまく引き立てあっています。 は~~~ご飯が進むなぁ。 基本のを初めて食べる さて、ここまで来て何ですが、基本のを食べてみましょう(並ロース1枚 550円)。 先ほど、にはすべて同じお出汁を使っていると書きましたが、このお出汁、カツオやサバの旨味が絡まって本当に美味しいのです。 かつの豚肉は食感しっかりめ。 とはいっても硬いのではなく、弾力があって、お肉そのものの味もしっかり感じられて美味しいお肉です。 聞けば、農場指定で育てているこだわりのロース肉とのこと。 冷凍の肉は使っていないというこだわりようです。 祭太鼓はご飯も美味しいんですよね。 関西の丼はお出汁が多めで、下手するとご飯がお出汁を吸ってふやけてしまい、べちょっとなりがちなのですが、祭太鼓のにはそれがありません。 炊き具合がちょうどいいようで、最後までご飯がパラリとしています。 丼ご飯には最後までパラリとしていてほしい派の筆者としては嬉しい限り。 実は、あんなに通っていたのにもかかわらず、祭太鼓の基本のをいただくのはこれが初めて……!もったいないことをしたなぁ……という気持ちになるくらい美味しかったです! もちろん、基本のも人気のメニュー。 やはり何事も基本は大事にしなきゃですね。 とっても美味しかった〜。 なのに胃もたれしない そういえば、祭太鼓のは、お腹いっぱいになるのに胃もたれしにくいんですよね。 そのヒミツについて聞いてみたら、こだわりのキャノーラ油や、生粉のおかげだそうです。 とんかつが軽くて、1枚ペロッと食べられてしまうんです。 「は重いからな~」と普段避けている人でも美味しくいただけると思いますよ! 店頭に貼りだしてあった6つのこだわり。 野菜まで国産だったのか、すごい……。 素材全てにこだわり、さらにメニューの幅の広さは他店にはないスタイル。 それが認められて、3年連続で全国丼グランプリの部門で金賞を受賞しています。 今回お話をうかがった近藤統括店長。 「祭太鼓ではいろんな種類のが楽しめます!ぜひお好みのを探してください」ということでした。 ちなみに、近藤さんは「ひやトマト」がお好きだそうです。 店内は、牛丼チェーン店などにもよくあるカウンターオンリー。 お一人様でもサクッと入りやすいですね。 清潔感ある店内で、お昼は周辺のサラリーマンで特に賑わっています。 お昼だけでなく、一日中お客さんの絶えない人気店です。 ご年配のお客さんも、女性のお客さんも多いのが特徴です。 、はテイクアウトもできます! 自分だけのこだわりを見つけて楽しむもよし、来るたびに違うを楽しむのもよし。
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