ある種の自然石や人工を加えた・玉石 たまいし などに宿る神霊に対する信仰。 石神 しゃくじん ともいう。 原始土俗宗教の一種であり、世界各地にみられる。 石を神として尊信するわが国古来の風習は、その一部を海・水の霊威に託し、波濤 はとう の底から浜辺に打ち寄せる奇石を、威霊の呪力 じゅりょく によると考えた。 沖縄県では、大昔、大空を飛来し(多良間 たらま 神に祀 まつ る)、風に乗って常世国 とこよのくに から漂着した神の石(仙神という)や、土中・砂中から現れ出た石(安里 あり 神に祀る)などを、それぞれ護国・厄除 やくよ け・授福の神として、その霊力・呪力を信じ、祀り仕えている。 また、馬・海鳥などの石になった神体も多い。 井戸べりに祀られる石神はつねに異形の鍾乳石 しょうにゅうせき であり、家の神でもある火・雷の神は3個の石で象徴され、一列の状態か鼎 かなえ 足形に据えられている。 [石上 堅] 石神の霊力『出雲国風土記 いずものくにふどき 』楯縫 たてぬい 郡神名樋 かんなび 山の条には、この山の西に石神と小石神が100余もあり、古老の伝えに「天御梶日女命 あめのみかじひめのみこと 、多久 たく の村に来まして、多伎都比古 たきつひこ 命を産み給 たま ひき。 その時、教 さと し詔 みことの り給はく、汝 な が命の御社の向位 むき は此処 ここ に坐 まさ むと欲 おぼ すぞ宜 え き、と詔り給ひき。 いはゆる石神はこれ多伎都比古の御魂 みたま なり。 旱 ひでり に当りて雨を乞 こ ふ時は、かならず零 ふ らしめ給ふ」とある。 『日本書紀』垂仁 すいにん 紀にも、任那 みまな の村で祀る神は白石(『古事記』では赤玉)で、美しい童女となり、うまい食事をつくる。 日本に渡来して比売語曽 ひめこそ 社の祭神になったと伝える。 神あってこの世に降 くだ る縁 えにし の石を、足跡石、休み石、降臨石、神向 こうご 石、神像 かみがた 石などとよび崇 あが める。 古歌に類歌の多い「渚 なぎさ に拾ふ玉」も、常世魂の成長につれて体内に宿り込む魂の象徴である小石・貝などをいう。 正月などの若水汲 く みの際に、黒石・白石を川・海・井戸などから手桶 ておけ の底に沈め迎えて、歳神 としがみ の神体(歳玉石)とし、これを出産時にウブタテ飯 めし の頂や膳 ぜん の上に迎える習俗がある。 これは、産石 うぶいし 、すなわち一つ一つの石に対する石生誕系統の信仰で、このほか各地に石成長・石分身系統の信仰も生じ、熊野・伊勢 いせ の信仰者が盛んに喧伝 けんでん した。 人々は個々の形・色・紋様などから神秘を感得し、石を通して神をみ、石の中に霊力が宿ると信じた。 石の上に立って足踏みをし、「魂よばい」をする魂覓 たまま ぎ・魂招 たまお ぎの呪術女神が玉依姫 たまよりひめ であるが、『出石 いずし 物語』では、御祖 みおや 神が、玉依姫の資格に取り扱われている。 御祖神(母神)が伊豆志 いずし 河の石を塩で和 あ えて、竹皮に包んで呪 のろ うのは、霊魂とみなした石に呪いをかけると、目的の霊魂・肉体がその影響を受けると信じたのである。 たとえば、家の礎石をフセ石、ジブク石とよび、土台の下になるものを敷石、柱の下になるものを築石 つくいし というが、これらに青石を用いないのは、青石には神秘力が期待されないせいである。 また、屋根の重しにのせる石をオセイシ、ヤオモなどといい、神石の扱いをし、この石が落ちると不吉の兆しとするのは火事を忌むことに発し、その場合にはすぐに水をかけるか、女の腰巻にくるんで持って上がれば火の祟 たた りがないという。 この石の支えの横木が石持 いしもち ・ヤアラなどである。 長寿・豊饒 ほうじょう ・情愛の常世国からの霊魂の象徴とする白石を、オシロイ石・米石 こめいし などと名づけて忌む。 白石を屋根石に用いると子が夜泣きすると伝え、赤石(カジ石)を拾って戻ると火事・雷・赤鬼・天狗 てんぐ などの災いにあい、母親の乳が腫 は れる(高知県)と戒める。 こうした石は、通例、神の石であり、その清浄なるがゆえに忌まれた。 白石は白馬、白竜、白蛇、白鳥の変身とも説かれ、あるいは白旗、白米を取り合わせて、その白さが印象づけられる。 [石上 堅] 石神の祭祀トラ、トウロ、トラニ、トオル、サヤ、サヨ、小町、式部などと名づけられた石神奉仕役の比丘尼 びくに ・巫女 みこ が石になると、イタコ石・守り石・ミコ石・姥 うば 石、または化粧 けわい 石・鉄漿付 かねつけ 石・紅付 べにつけ 石とよばれる。 トラなどの名称は道・仏両教に属さぬ一派の巫女・行者を意味した呼称で、記紀の息長帯比売 おきながたらしひめ (神功 じんぐう 皇后)の名にもあるタラシ、タルの変化したものである。 これらの石が祭壇であることは、石の上に物を置くと失 う せるという伝承が如実に示している。 いわゆる口承文芸の「カチカチ山型譚 たん 」では、石に餅 もち ・糊 のり などを塗り付けて、悪口を浴びせる猿・狸 たぬき ・狼 おおかみ をとらえているが、これは、人々の生活を損なう害獣を防ぐために、田畑の平石 ひらいし の上で祭祀 さいし を行ったものと推測される。 さらに、水霊・火霊の宿る石の物語・信仰を、鍛冶 かじ ・鋳物師 いもじ らいわゆる職人が継承し、それらの石は神社・祠 ほこら の神体とされ、石そのものの霊威も説かれ、信じられた。 神体が石であるので「石神」と書き、シャクジン・シャモジ・シャグジ・ゾウズなどとよぶ。 また、物をつぶし、突く用途に用いた石棒・飯杓子 めしじゃくし 信仰と習合して、石神は子供の咳 せき 患い、女の縁結び、子孕 こはらみ 祈願の対象ともなった。 天石戸別神 あまのいわとわけのかみ である門神(豊石窓 とよいわまど 神・櫛 くし 石窓神)が、その土地の精霊神として祠に祀られている例もある。 『出雲国風土記』加賀神崎の条に、ミサキの神とサダ神(開拓神、栄田の義)生誕の説話がある。 枳佐加比売 きさかひめ は、水に流れてくるもの(矢)を選び、埼 みさき の神に矢を捧 ささ げ、矢を体にあてがい、体内の汚穢 おえ を去らしめたのちに、足踏みをして地霊を圧し鎮め、願いを叫び上げた。 やがて祈りがかない、比売は窟 いわや の中で男神を生んだ。 そのため、この埼・窟のあたりを舟行するときには、神に祈念せねば強風が吹き募り、かならず舟は沈むと伝える。 つまり地境の神である。 それがさまざまによばれ、地鎮・地主・防圧(災厄を防ぎ止める)の神となり、杜 もり ・ムロ・フロとよぶ盛り土・樹木群、あるいは神向石(カワゴ・ゴーリン石)の孤石や群落する小石の密集地域を、石神として尊崇するに至る。 神の世と人の世との境目の、一時的な神の宿り所が天 あめ の磐座 いわくら であるが、これは石・岩群・樹群でもあり、石神でもあった。 クナが諾冉 だくぜん 両神に和合法を教えた鶺鴒 せきれい (ニワクナブリ)のクナ(男根)であり、このクナなる石神(その象徴的石像、また男女神が肩を組み、あいた手に徳利・杯などを持ついわゆるウナガケル神)に、主として農耕にかかわる生産力・労働力の向上を念じた。 また死の国から追いかけてくる伊弉冉や女軍を防ぎ止めるために、伊弉諾は道いっぱいに千引石 ちびきいし を据えたが、これは道ふさぎの神であって、石神ながら境神とは別神とすべきである。 [石上 堅] 外国の石神ニューギニアでは、石に宿る霊力をウァロポとよび、石が年を経るにしたがい、超人間的呪力をもつと信じられている。 それに物質としての呪力ソイミが加わると、集団の平和・食糧・成功・健康などを自由になしうるとする。 村の首長が石を守り、儀礼を行い、香を捧げ、祓 はらえ をする。 この石によって雨と子孫に恵まれ、動植物の繁殖がもたらされる。 また、中央オーストラリア北部では、祖先は、砂地から現れる大小の青石であると信じられている。
次のSTONE 1話 STONE WORLD 「生き延びてやるぞ、気合で! 何週間だろうが、何ヶ月だろうが、 言う、必ず、絶対に! 死んでも生きてやる!! 」 大木大樹 「頭を使うことは千空、お前に任せる。 体を使うことは、俺に任せろ!」 大樹 「俺ら高校生のガキ2人で、ゼロから文明を作り出すんだよ。 このストーンワールドの、アダムとイブになってやる。 唆るぜ、これは!」 千空 「2人ほぼ同時ってのが妙じゃねえか。 3700年の半年差だぞ。 偶然には必ず合理的な理由がある」 千空 「化学では分からないこともある、じゃねえ。 分からねえことにルールを探す。 そのくっそ地道な努力を、化学って呼んでるだけだ」 千空 2話 KING OF THE STONE WORLD 「合理的に考えろ。 俺は頭、てめえは体を使う。 片方が欠ける訳には行かねえだろうが。 逃げる時は必ず、俺ら2人同時にだ!」 千空 「詳しい説明は、うん、ゆっくり聞くよ。 ただ一つ約束する。 君らにはもう、二度と危険ってやつは訪れない。 これからは、この俺が戦うからだ」 獅子王司 「身を守るためとはいえ、俺がこの手で殺めたんだ。 全てを糧にすることで、自然の輪廻に感謝したい、それだけだよ」 司 「千空。 君は心の汚れた年寄り達まで、全員助けるつもりかい?」 司 「化学の力で人類全員、もれなく助けてやるよ」 千空 3話 科学の武器 「分かった、説明はいらん。 千空、お前がそういうならそうなんだろう」 大樹 「俺は人を殴らん! だが俺をいくら殴っても蹴っても構わん! その代わり、石像を壊すのはやめろ! 人を殺すのは、悪いことだ!! 」 大樹 「このストーンワールドでバケモンを止める方法は一つだ。 文明を進めて、化学の武器を作る!」 千空 圧倒的な強さを誇る司に対して 4話 狼煙をあげろ 「俺たちは文明を取り戻す。 人類をみな助ける。 その時こそ、3700年越しで、俺の話の続きを聞いてくれないか、杠」 大樹 「ああ。 唆るぜ、これは。 このストーンワールドに、俺らの他に誰かいる」 千空 「どっちを取る。 安全か、未来か?」 千空 「私は全然、大丈夫。 でも、千空くんだけは、みんなの未来のために、絶対、死んじゃダメだから」 小川杠 「無理だな、それだけは」 千空 司から科学を棄てるように要求された時 5話 STONE WORLD THE BEGINNING 「科学は全てのものを、平等にする!! 」 大樹、杠 「千空は自殺しない。 誰かの犠牲にもならん。 全員が助かる何かに賭けたはずだ!」 大樹 「出来んのは、ただ地道な工夫。 それこそが文明」 千空 「俺は、この地球上で今たった1人の、人間だ」 千空 6話 石の世界の二つの国 「唯一はっきりしてんのは、人間と燕だけがピンポイントで狙われたってことだ。 一見むちゃくちゃなファンタジーだが何かルールがある。 だったら俺は戦える」 「 ルールを探すのが科学だ!」 千空 「うん。 おかえり、千空くん」 杠 司に殺されたと思われた千空が復活した時 「石化のせいでこんなに苦労してるのに、その石化のおかげで治るとはなあ。 むしろ、この石化こそ、まさにその医者がわりの命の石、ドクターストーンじゃないか!」 千空 石化の意外な効果の可能性に気づいた時 「素晴らしい。 いや、そのアルキなんとかの知恵がじゃない。 君のその、一歩一歩問題解決へと楔を打ち続ける、揺らがぬ信念がだよ」 コハク 7話 200万年の在処 「あ~、何か死ぬほど面倒くせえことほざきだしやがった。 いきなり惚れた腫れたかよ。 この非常時によ~?」 千空 「生き様は紳士だが、口の悪さは異次元の男だな~! いつかうっかり殺しそうだ!」 コハク 「消されてねえよ、バカ。 まるっと残ってんじゃねえか。 んな簡単に人類が負けっかよ。 人類の200万年は今、全部、俺のここにある」 千空 8話 STONE ROAD 「紳士なのかゲスなのか微妙な男でな。 まあ単純に合理的なんだろうが」 コハク 「3700年。 今更だが、とんでもねえ年月だ」 千空 「胡椒めぐって戦争したくらい、飯は文明の根幹なんだよ」 千空 9話 この手に科学の灯を 「これは夜の闇を、3700年ぶりに照らす、科学の灯だ」 千空 簡易電気と竹のフィラメントにより灯りを照らすことに成功する 10話 薄っぺらの同盟 「私は姉じゃの、命を救いたいのだ」 コハク 11話 CLEAR WORLD 「人類が歴史上初めて、科学で合成した人工資材。 それは、ガラスだ」 千空 「ものづくり一筋の男がよ、ガラス細工なんつぅヨダレたれまくるもん目の前にして、 大人しく座ってられるわきゃねえよな、カセキの爺さんよ」 千空 「いつの時代にもいるってこった。 黙って人生、仕事に捧げて生きてきた、本物の腕のおっさんが」 千空 12話 背中合わせの仲間たち 「もしも、その銀の槍が黒く変色したら、 それからわずか数秒で、てめえは死ぬ」 千空 危険な物質を取りに行く時 「自然様がその気になりゃ人間なんぞ瞬殺だってこった」 千空 「化学の敵をぶちのめすにゃ、化学で戦うしかねえ」 千空 「これで友だちが死んでもOK。 そんなプランに手え貸す気はさらさらねえってことだよ」 クロム 「一番勝率たけえのは、それじゃねえだろ。 化学使い2人で、タッグで行くことだろ。 いざって時に救えんだからな」 クロム 13話 仮面の戦士 「ルリ姉が助かる可能性が、わずかでも上がるのであれば」 コハク 「ラッキー前提は科学使いの考え方じゃねえ。 最悪のカードでもやれることやるだけだ」 千空 14話 MASTER OF FLAME 「嘘で本当によかった。 スイカが溺れたのでなければ、それでいい」 コハク 嘘の情報に騙されたが、嘘で何も無かったことを喜ぶ 「人は堕落を正当化できるなら怪しい嘘にも簡単に飛びつく」 あさぎりゲン 15話 200万年の結晶 「おやおや!? これは先代長さまじゃねえか。 てめえの認めねえに1ミリたりとも興味ねえなあ~!」 千空 「謎の細菌vs人類200万年の科学の結晶ってとこだ」 千空 サルファ剤を正体不明の難病を患うルリに飲ませる 「勝ったんだよ! 人類の科学はよ!! 正体が分かりゃもう敵じゃねえ。 後はがんがんサルファ剤ぶちこむだけだ!」 千空 「父上、これは妖術などというまやかしでは無い。 科学という、人類の叡智の結晶なのだ。 私は科学を、そして千空を信じている」 コハク 16話 幾千年物語 「ちげえよ、ヤコフ。 俺達は、人類最後の6人だ。 助けを待つ? ちげえだろ!」 「俺達が助けに行くんだよ! 全人類70億人を!」 千空の父・百夜 17話 百の夜と千の空 「最悪の状況だろうが、ワンチャンス漁るだけだ」 百夜、千空 「例え、俺らの時代で届けなかったとしても、奴なら成し遂げる。 全人類、70億人を助け出す。 いつの日か、千空が目覚めた時、絶対に仲間が必要になる」 「つなぐんだよ、バトンを。 幾千年の未来に」 百夜 18話 STONE WARS 「唆るだろ、切れ味。 これが、科学の刃だ」 千空 19話 そして現代へ 「持つ者が、持たざる若者を養分にする。 人が人から奪い争うのが旧世界だ」 司 「千空さえ消せば、科学も消える。 汚れた人類を浄化して、新世界へと踏み出すために。 そのためなら俺は、この手をどれだけ汚すことも厭わない」 司 「決まってんじゃねえか。 先制攻撃する、楽しい科学の発明品でな!」 千空 「どんだけ遠くに見えようがな、 ルールを手繰れば100億%ゴールに着く。 それが科学だ」 千空 20話 動力の時代 「ギアと水車が出来りゃ、人力の時代は終了だ。 マンパワーをぶっちぎる、動力の時代だ!」 千空 22話 THE TREASURE 「諦めにも根性論にも用はねえ。 行ける行けねえは科学が決める」 千空 「ああ、それで問題ねえ。 科学がつまんねえ訳がねえからなあ」 千空 23話 科学の波 「みたいじゃねえ、宝石の山なんだよ。 超絶レア金属が中に入ったお宝だ!」 千空 「クロム、てめえならもうゼロから作れんだろ、覚えた科学技全部ぶち込め。 それとも千空先生の助けがいるか?」 千空 「年、何か関係あるのか、それは?」 クロム 年を取ってるのを気にする職人の老人・カセキに対して 「いろんな成分を取ったり付けたり大改造してんだよ。 化学は足し算引き算だ」 千空 24話 声は無限の彼方へ 「この石だらけのストーンワールドで、ゼロから作り上げてきた科学文明も、ついにここまで来たな。 無限の彼方に声を届ける、現代戦最強武器、携帯の爆誕だ!」 千空 「本当にクロムの言う通り、科学は素敵です。 天国のお父様が、千空さんに、語りかけることが出来るのですね。 今、数千年の彼方から、科学で時を越えて」 ルリ ある物が発見され、ルリは科学の素晴らしさに感動する 「それによ、少しでも千空が聞いてそそるもん、残してえしな!」 百夜 「世界には超絶おもしれえもんが山ほどあった。 現物は消えちまったが、全部、人類の心の中に、残ってる」 千空 最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
次のSTONE 1話 STONE WORLD 「生き延びてやるぞ、気合で! 何週間だろうが、何ヶ月だろうが、 言う、必ず、絶対に! 死んでも生きてやる!! 」 大木大樹 「頭を使うことは千空、お前に任せる。 体を使うことは、俺に任せろ!」 大樹 「俺ら高校生のガキ2人で、ゼロから文明を作り出すんだよ。 このストーンワールドの、アダムとイブになってやる。 唆るぜ、これは!」 千空 「2人ほぼ同時ってのが妙じゃねえか。 3700年の半年差だぞ。 偶然には必ず合理的な理由がある」 千空 「化学では分からないこともある、じゃねえ。 分からねえことにルールを探す。 そのくっそ地道な努力を、化学って呼んでるだけだ」 千空 2話 KING OF THE STONE WORLD 「合理的に考えろ。 俺は頭、てめえは体を使う。 片方が欠ける訳には行かねえだろうが。 逃げる時は必ず、俺ら2人同時にだ!」 千空 「詳しい説明は、うん、ゆっくり聞くよ。 ただ一つ約束する。 君らにはもう、二度と危険ってやつは訪れない。 これからは、この俺が戦うからだ」 獅子王司 「身を守るためとはいえ、俺がこの手で殺めたんだ。 全てを糧にすることで、自然の輪廻に感謝したい、それだけだよ」 司 「千空。 君は心の汚れた年寄り達まで、全員助けるつもりかい?」 司 「化学の力で人類全員、もれなく助けてやるよ」 千空 3話 科学の武器 「分かった、説明はいらん。 千空、お前がそういうならそうなんだろう」 大樹 「俺は人を殴らん! だが俺をいくら殴っても蹴っても構わん! その代わり、石像を壊すのはやめろ! 人を殺すのは、悪いことだ!! 」 大樹 「このストーンワールドでバケモンを止める方法は一つだ。 文明を進めて、化学の武器を作る!」 千空 圧倒的な強さを誇る司に対して 4話 狼煙をあげろ 「俺たちは文明を取り戻す。 人類をみな助ける。 その時こそ、3700年越しで、俺の話の続きを聞いてくれないか、杠」 大樹 「ああ。 唆るぜ、これは。 このストーンワールドに、俺らの他に誰かいる」 千空 「どっちを取る。 安全か、未来か?」 千空 「私は全然、大丈夫。 でも、千空くんだけは、みんなの未来のために、絶対、死んじゃダメだから」 小川杠 「無理だな、それだけは」 千空 司から科学を棄てるように要求された時 5話 STONE WORLD THE BEGINNING 「科学は全てのものを、平等にする!! 」 大樹、杠 「千空は自殺しない。 誰かの犠牲にもならん。 全員が助かる何かに賭けたはずだ!」 大樹 「出来んのは、ただ地道な工夫。 それこそが文明」 千空 「俺は、この地球上で今たった1人の、人間だ」 千空 6話 石の世界の二つの国 「唯一はっきりしてんのは、人間と燕だけがピンポイントで狙われたってことだ。 一見むちゃくちゃなファンタジーだが何かルールがある。 だったら俺は戦える」 「 ルールを探すのが科学だ!」 千空 「うん。 おかえり、千空くん」 杠 司に殺されたと思われた千空が復活した時 「石化のせいでこんなに苦労してるのに、その石化のおかげで治るとはなあ。 むしろ、この石化こそ、まさにその医者がわりの命の石、ドクターストーンじゃないか!」 千空 石化の意外な効果の可能性に気づいた時 「素晴らしい。 いや、そのアルキなんとかの知恵がじゃない。 君のその、一歩一歩問題解決へと楔を打ち続ける、揺らがぬ信念がだよ」 コハク 7話 200万年の在処 「あ~、何か死ぬほど面倒くせえことほざきだしやがった。 いきなり惚れた腫れたかよ。 この非常時によ~?」 千空 「生き様は紳士だが、口の悪さは異次元の男だな~! いつかうっかり殺しそうだ!」 コハク 「消されてねえよ、バカ。 まるっと残ってんじゃねえか。 んな簡単に人類が負けっかよ。 人類の200万年は今、全部、俺のここにある」 千空 8話 STONE ROAD 「紳士なのかゲスなのか微妙な男でな。 まあ単純に合理的なんだろうが」 コハク 「3700年。 今更だが、とんでもねえ年月だ」 千空 「胡椒めぐって戦争したくらい、飯は文明の根幹なんだよ」 千空 9話 この手に科学の灯を 「これは夜の闇を、3700年ぶりに照らす、科学の灯だ」 千空 簡易電気と竹のフィラメントにより灯りを照らすことに成功する 10話 薄っぺらの同盟 「私は姉じゃの、命を救いたいのだ」 コハク 11話 CLEAR WORLD 「人類が歴史上初めて、科学で合成した人工資材。 それは、ガラスだ」 千空 「ものづくり一筋の男がよ、ガラス細工なんつぅヨダレたれまくるもん目の前にして、 大人しく座ってられるわきゃねえよな、カセキの爺さんよ」 千空 「いつの時代にもいるってこった。 黙って人生、仕事に捧げて生きてきた、本物の腕のおっさんが」 千空 12話 背中合わせの仲間たち 「もしも、その銀の槍が黒く変色したら、 それからわずか数秒で、てめえは死ぬ」 千空 危険な物質を取りに行く時 「自然様がその気になりゃ人間なんぞ瞬殺だってこった」 千空 「化学の敵をぶちのめすにゃ、化学で戦うしかねえ」 千空 「これで友だちが死んでもOK。 そんなプランに手え貸す気はさらさらねえってことだよ」 クロム 「一番勝率たけえのは、それじゃねえだろ。 化学使い2人で、タッグで行くことだろ。 いざって時に救えんだからな」 クロム 13話 仮面の戦士 「ルリ姉が助かる可能性が、わずかでも上がるのであれば」 コハク 「ラッキー前提は科学使いの考え方じゃねえ。 最悪のカードでもやれることやるだけだ」 千空 14話 MASTER OF FLAME 「嘘で本当によかった。 スイカが溺れたのでなければ、それでいい」 コハク 嘘の情報に騙されたが、嘘で何も無かったことを喜ぶ 「人は堕落を正当化できるなら怪しい嘘にも簡単に飛びつく」 あさぎりゲン 15話 200万年の結晶 「おやおや!? これは先代長さまじゃねえか。 てめえの認めねえに1ミリたりとも興味ねえなあ~!」 千空 「謎の細菌vs人類200万年の科学の結晶ってとこだ」 千空 サルファ剤を正体不明の難病を患うルリに飲ませる 「勝ったんだよ! 人類の科学はよ!! 正体が分かりゃもう敵じゃねえ。 後はがんがんサルファ剤ぶちこむだけだ!」 千空 「父上、これは妖術などというまやかしでは無い。 科学という、人類の叡智の結晶なのだ。 私は科学を、そして千空を信じている」 コハク 16話 幾千年物語 「ちげえよ、ヤコフ。 俺達は、人類最後の6人だ。 助けを待つ? ちげえだろ!」 「俺達が助けに行くんだよ! 全人類70億人を!」 千空の父・百夜 17話 百の夜と千の空 「最悪の状況だろうが、ワンチャンス漁るだけだ」 百夜、千空 「例え、俺らの時代で届けなかったとしても、奴なら成し遂げる。 全人類、70億人を助け出す。 いつの日か、千空が目覚めた時、絶対に仲間が必要になる」 「つなぐんだよ、バトンを。 幾千年の未来に」 百夜 18話 STONE WARS 「唆るだろ、切れ味。 これが、科学の刃だ」 千空 19話 そして現代へ 「持つ者が、持たざる若者を養分にする。 人が人から奪い争うのが旧世界だ」 司 「千空さえ消せば、科学も消える。 汚れた人類を浄化して、新世界へと踏み出すために。 そのためなら俺は、この手をどれだけ汚すことも厭わない」 司 「決まってんじゃねえか。 先制攻撃する、楽しい科学の発明品でな!」 千空 「どんだけ遠くに見えようがな、 ルールを手繰れば100億%ゴールに着く。 それが科学だ」 千空 20話 動力の時代 「ギアと水車が出来りゃ、人力の時代は終了だ。 マンパワーをぶっちぎる、動力の時代だ!」 千空 22話 THE TREASURE 「諦めにも根性論にも用はねえ。 行ける行けねえは科学が決める」 千空 「ああ、それで問題ねえ。 科学がつまんねえ訳がねえからなあ」 千空 23話 科学の波 「みたいじゃねえ、宝石の山なんだよ。 超絶レア金属が中に入ったお宝だ!」 千空 「クロム、てめえならもうゼロから作れんだろ、覚えた科学技全部ぶち込め。 それとも千空先生の助けがいるか?」 千空 「年、何か関係あるのか、それは?」 クロム 年を取ってるのを気にする職人の老人・カセキに対して 「いろんな成分を取ったり付けたり大改造してんだよ。 化学は足し算引き算だ」 千空 24話 声は無限の彼方へ 「この石だらけのストーンワールドで、ゼロから作り上げてきた科学文明も、ついにここまで来たな。 無限の彼方に声を届ける、現代戦最強武器、携帯の爆誕だ!」 千空 「本当にクロムの言う通り、科学は素敵です。 天国のお父様が、千空さんに、語りかけることが出来るのですね。 今、数千年の彼方から、科学で時を越えて」 ルリ ある物が発見され、ルリは科学の素晴らしさに感動する 「それによ、少しでも千空が聞いてそそるもん、残してえしな!」 百夜 「世界には超絶おもしれえもんが山ほどあった。 現物は消えちまったが、全部、人類の心の中に、残ってる」 千空 最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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