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5GB 推奨環境 CPU:Pentium III 1GHz以上 ゲームエンジン rUGP 5. 『 』の続編にあたる。 前作の物語開始時点にした主人公・白銀武は、地球外起源種BETAとの戦争に人類が敗北した歴史を覆すため、未来の歴史の記憶を頼りに再び戦いに身を投じる。 その為、『マブラヴ』よりも先に『マブラヴ オルタネイティヴ』をプレイしてもストーリーを理解するのは難しい。 公式ページ開設当初は、『マブラヴ』をプレイした上で本作をプレイする事が推奨されていた [ ]。 前作『マブラヴ』同様発売日に関しては延期が繰り返された。 当初は「2001年」秋発売とされたが [ ]、その後との分割が発表され、マブラヴ発売直後には「中」と発表されたが数回にわたって延期され、最終的に版は、版は2006年に発売された。 本作には通常のアダルトゲームによく見られる、ヒロイン毎の個別ルートというものが存在せず(前作『』にはある)、一部の演出が僅かに変化する程度で、基本的には一本道であり、性的描写もメインヒロインのみ用意されている。 2011年10月27日に『マブラヴ』とともにで移植版が発売された。 発売元は Games だが、移植そのものはアージュが行っている。 本作および『マブラヴ』に加えも同梱した「ツインパック」も発売された。 2012年10月25日には版も発売。 『マブラヴ』と同様にPS3版は通常版と限定版の2種類が存在する。 PS Vita版『マブラヴ』の発売日と同じ、2016年1月21日に発売予定。 同年、Steamで英語版が配信された。 18禁版と全年齢対象版との違い [ ] 全年齢対象版が2006年に発売された。 俗に「全年齢版マブラヴ オルタネイティヴ」などと呼ばれているが、正式には18禁版同様『マブラヴ オルタネイティヴ』である。 主な変更点は以下の通り。 フルメンバーによる新「Name〜君の名は〜」の追加• やなシーンの削除・改変、ならびにそれに付随する・の一部改変• を選択してを見られる機能の追加• 一部でのボイス追加 PC版とXbox 360版とPS3版との違い [ ]• 音声の修正• JAM Projectによる新曲が追加(Xbox 360版)• GRANRODEOによる新曲が追加(PS3版) 派生作品 [ ]• 『贖罪』 - 神宮司まりもの過去が描かれた(2006年号に収録)• 『追憶 Recollection』 - 築地多恵と涼宮茜、柏木晴子ら207A分隊の訓練生時代が描かれたサイドストーリー(「MUV-LUV ALTERNATIVE INTEGRALWORKS」に収録)• 詳細は「」を参照• 漫画作品については、 『』の節を参照。 主人公と白河美乃莉のために香月夕呼が作成したシミュレーターソフトという設定。 DMM GAMESにて2016年9月サービス開始。 パソコン版とスマートフォン版(Android版)で配信されており、一般版と成年向けR18版(マブラヴ オルタネイティヴ ストライク・フロンティアR)に分けて配信されている。 インターネットラジオ [ ]• 『』の項を参照。 ファンディスク [ ]• 『(オルタード フェイブル) 』の項を参照。 本作は『 マブラヴ』UNLIMITED編の続編で、主人公・白銀武が『』に初めて来た日である2001年10月22日にタイムスリップしたところから始まる。 したがって、最初の展開はUNLIMITED編に近いが、未来を知る武が関わることにより、UNLIMITED編とは異なる展開を見せ始める。 また、本作はUNLIMITED編の続編であると同時にEXTRA編とも深い関わりがあり、双方に散りばめられた謎やが、本作の物語の上で重要な役割を果たすことになる。 一部に画像を含めてな展開がある。 全年齢版ではこのシーンは「グロテスク」な対象物を隠すなどの修正が行われている。 ストーリー [ ] この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 を参考にして、 物語全体の流れが理解できるように(も含めて)、をしないよう ご自身の言葉で。 ( 2014年9月)() 前作『マブラヴ』UNLIMITED編から3年後、白銀武が目覚めるとそこは自宅だった。 「元の世界」に戻れたと浮かれていた武だったが、家の外には3年前に見た光景が広がっていた。 カレンダーはあの日と同じ2001年10月22日。 武はしただけだったことに落胆していたが、を知っている唯一のとして「オルタネイティヴIV」を完遂させ人類を勝利へと導くべく、国連軍基地の門戸を叩く事を決意した。 再び207部隊に編入した武は、3年間の従軍経験と未来の記憶、人並みならぬ覚悟だけでたった一人、戦いに臨む。 残された時間はあと2ヶ月。 登場キャラクター [ ] 詳細は「」を参照 戦争 [ ] 月面戦争 [ ] 火星探査機Viking-1 が1958年に初めてBETAに遭遇した後、人類はBETAとの接触をはかりにを着陸させたがことごとく失敗。 1967年月面のサクロボスコを調査中にBETAの襲撃を受け、調査隊は全滅した。 は全ての月面要員に月面恒久基地プラトー1への撤退を命令。 月面を防衛するため43条に基づきが組織された。 しかし宇宙開発条約により兵装を制限された国連軍には警備用のしか手元になかった。 またの確立が非常に困難であり、月面への補給を担っていたではのようなを輸送できなかった。 国連軍は両軍を主力とする航空宇宙軍を設立、低重力下での戦闘に対応したMMUを月面に送った。 月面に補給基地を持たず、月面への兵站も確立されないなか、国連軍はBETAとの消耗戦を強いられた。 またにより巻き上げられたは人類の機械を破壊し、人体を脅かした。 過酷な環境での月面戦争に国連軍将兵は疲弊し、月面司令官キャンベルは「月は地獄だ」と戦場の現実を簡潔に述べている。 国連軍はマスドライバーを利用した長距離砲撃で戦況の立て直しをはかった。 BETAの侵攻は一時的に止まったが、砲撃は大規模な月震をひきおこし、人類側のを沈黙させた。 結果国連軍は3つの月面基地を喪失、マスドライバー砲撃は中止となった。 1970年アメリカは機械化歩兵装甲「ハーディマン」を投入。 3次元機動を可能にした人類初のFP(フィードバック・プロテクター)はBETAとの戦闘で有効に機能した。 FPは月面での過酷な戦争を3年間持ちこたえさせ、戦術機の開発に大きな貢献をはたした。 1973年BETAの地球侵攻が開始されると国連軍はプラトー1の放棄と月面からの撤退を宣言。 人類初の地球外戦争は人類の敗北に終わった。 カシュガル戦争 [ ] 1973年BETAが地球侵攻を開始、にBETAの着陸ユニットが降下し、最初のハイブが建設された。 異星起源文明の技術独占を図ったは国連軍の参戦を固辞。 にBETAへの攻撃を命じた。 月面の戦争とは違い重火器の集中運用に成功した人民解放軍は戦況を優位にすすめたが、開戦から19日目に航空戦力を無力化する光線級BETAが出現すると形勢は逆転。 人民解放軍は敗走し、中国政府はソ連政府に救援を要請した。 中ソ両軍はを利用したでBETAの侵攻を食い止めようと試みたが、効果はなくBETAは西進を開始。 、が戦場となった。 また戦術核の集中投下はを到来させ、により各地で者が続出した。 ソ連国土防衛戦 [ ] カシュガルから西進を開始したBETAはソ連を構成する中央アジア諸国へと侵攻。 は戦術機による機動防御や戦術核による焦土戦術を展開したが効果はなく1975年にはにハイヴ H3:甲3号目標 が建設された。 ソ連軍はソ連経済の心臓部であるなど流域の重工業地帯を守るために防衛線を構築したがBETAの攻勢によって突破された。 共産党政府はの放棄を決断し、首都機能をに移転させ、国内主要産業の疎開を開始した。 1976年には首都が陥落、にハイヴ H5:甲5号目標 が建設され、1977年にはBETAがにまで到達、ソ連軍は戦力をウラル以東に退避させた。 パレオロゴス作戦 [ ] ミンスクハイヴ H5:甲5号目標 、1978年当時フェイズ3、76年に形成されたミンスクハイヴは、ソ連-の主要連絡線であるモスクワ街道の中心に位置しており、欧州の人口密集地域がBETAの直接脅威に晒される事になった。 この危機に対し、 NATO 軍、 WTO 軍の両司令部は、戦線の安定化を図るため、ミンスクハイヴ排除を目的とした一大反攻作戦を計画。 、ウラル以東に退避させた兵力を再配置した後、秘匿名称『パレオロゴス作戦』の下に攻勢を開始した。 オルタネイティヴ3計画本部より提供されたデータから、BETAに対する陽動の有効性を認識したNATO・WTO合同司令部は、陸上戦力に優れていたWTO軍を主力、NATO軍を助攻兼陽動とし、東西からミンスクハイヴを中心とした突出部を挟撃。 周辺ハイヴからの浸透を排除しつつ、約二ヶ月の戦闘の後にこれを完全に包囲。 その後、によるハイヴへのなど、いくつかの方法でハイヴ突入が試されるが、そのいずれもが失敗に終わる。 この事態を受け、NATO軍からは戦術核によるハイヴの破壊を唱える声があがったが、ソ連軍首脳がハイヴ内のG元素奪取を強硬に主張。 ソ連軍第43戦術機甲師団、「ヴォールク」連隊が人類史上初のハイヴ突入に成功するが、約3時間半で連隊は全滅。 この後、ハイヴから出現したBETAの反撃で戦線は押し戻され、作戦は失敗に終わった。 欧州防衛戦 [ ] 1979年BETAはへの侵攻を開始した。 パレオロゴス作戦で消耗していたは短期間に崩壊、避難がすむまもなく首都が陥落した。 政府首脳はワルシャワからの脱出中に戦死、政府機能を失ったポーランドは混乱し、逃げ遅れたワルシャワ市民100万人が犠牲となった。 を中心とするワルシャワ条約機構軍がポーランドへ出動。 ポーランド避難民を保護しながら絶望的な撤退戦を繰り広げた。 最終的にポーランドは1500万人が犠牲となった。 次にBETAの標的となった東ドイツはに絶対防衛戦を構築。 国力の8割を防衛戦に投入し79年~83年までBETAの侵攻を食い止めた。 戦術機運用で先進的な理論を生み出していたはBETAとの戦闘を通じてレーザー級を排除するレーザーヤークトを確立させた。 後にレーザーヤークトは東側だけでなく西側の軍隊にも導入された。 1983年BETAがオーデル・ナイセへの大攻勢を開始すると、東ドイツでは国家保安省が政権を掌握し、対BETA戦に特化したの建設をめざした。 国家人民軍改革派はクーデターにふみきり、シュタージ政権を打倒。 NATO軍や国連軍を領内にひきいれ、BETAの侵攻を食い止めている。 1984年に両ドイツは陥落したが、NATO軍やドイツ軍のダンケルク作戦により、国民の避難を成功させ、人口を保全した。 1985年にはが陥落。 1987年には本土にBETAが上陸した。 戦術機戦力の拡張を進めてきたは亡命各国軍とともに反撃を開始。 首都を奪還し、本土からBETAを駆逐した。 イギリスは欧州で唯一国土を保全した国家となり、欧州反攻の拠点として機能することになる。 世界観 [ ] EXTRA編の武がいた「元の世界」の史実は殆ど現実世界と変わらない設定だが、UNLIMITED編や本作の物語の主体である「並列世界」の史実は特に以降が大きく異なっている。 国際情勢 [ ] 帝国 [ ] 国内情勢 ()において日本は1944年に連合国と講和条約を締結し、敗戦はしたものの日本は攻撃を受けていない(原爆は連合軍による欧州反攻時に2発投下されている)。 しかし、は「」から「日本帝国」となっている。 終戦後、日米間でが結ばれ、が駐留していたが、1998年の日本本土へのBETA侵攻に伴う本土防衛戦の際に米国政府(米軍)は友軍だけでなく避難民をも犠牲にするのを承知の上で「核兵器もしくはG弾による殲滅作戦」や「首都・の放棄」などの焦土化戦略(G弾ドクトリン)を前提とした作戦方針を強硬に主張、この作戦方針を巡り帝国政府と相次いで対立したため、米国は「日本帝国の度重なる命令不服従」を口実に日米安保を一方的に破棄、在日米軍も即日撤退させたが、同条約が破棄された後も明星作戦や12・5事件の際に国連軍の一部として米軍が派遣され、友軍や民間人をためらいなく犠牲にする作戦行動や内政干渉(日本主導による「オルタネイティヴIV」に対する妨害工作などの説もある)とも取れる軍事介入が繰り返された経緯からも、日本帝国における反米感情は強い。 は後もに置かれ、は中心地として発展してきた。 しかし、BETAが日本にしたに京都が壊滅したため東京にしている。 本来内閣は将軍の政務を補佐する役割にあるが、将軍を「お飾り」と見下す閣僚たちによって干犯が繰り返され、現実には将軍の意思が政治にはほとんど反映されていないのが実情である。 このことが、帝国軍の一部青年将校による「12・5事件」における決起理由の一つとなった。 日本帝国の軍組織 日本帝国では、国防省指揮下の本土防衛軍()・・航空宇宙軍の3軍の他、城内省が管轄する斯衛軍の計4個軍で構成されている。 本土防衛軍(陸軍) 陸軍は海外派兵や98年の本土防衛戦などで戦力を損耗し、2001年の時点では陸軍残存戦力のほぼ全てが本土防衛軍に編入されている。 本土防衛軍は統合参謀本部の直接指揮下にあり、現実のと同じ北部・東北・東部・中部・西部の5個方面軍体制で編成、BETAの上陸に備えて即応態勢が維持されており、作戦内容や戦況に応じて海軍・航空宇宙軍が本土防衛軍に編入されることになっている。 海軍 海軍では(・・・)は大東亜戦争で沈むこともに改装されることもなく全て健在で、2001年の時点で改装型の(出雲・加賀) 、後継型の(紀伊・尾張)合わせて8隻の戦艦を保有、世界最大・最強の戦艦による対地砲撃能力を誇っているが、空母は保有しておらず、戦術機の輸送はの設計を流用して開発された専用のを使用している。 航空宇宙軍 は航空宇宙軍として再編成を受け、米国から供与された装甲を用いた爆撃や軌道降下作戦を中心とした作戦行動と低軌道上の回収などを中心に活動している。 斯衛軍 斯衛軍は将軍家及び五摂家(縁者含む)の警護を主任務とする日本独自の武装組織であり、組織としての位置づけはに近いが、部隊の編成や人事交流などの面は旧陸軍のに近い。 帝国軍との人事交流や作戦などにおける連携は常に保たれており、また、各種作戦などで帝国軍と連携し「将軍や五摂家の人間が自ら前線に立つ」ことで帝国軍の士気高揚を招くなどのメリットもある。 甲21号作戦では第16斯衛大隊が帝国軍の予備兵力として参加、帝国軍の窮地を救うなど、世界最強たる斯衛軍最精鋭の名に相応しい活躍を見せている。 [ ] 米国はBETAの直接侵攻を受けておらず、対BETA戦における軍事力の消耗もほとんど皆無である点や、兵器開発などの生産能力については他国の追随を許さず「米国は人類の兵器廠」と揶揄されるほど国力が安定していることから、数の論理により世界最強の座をほしいままにしている。 しかし、復活をちらつかせた経済支配や戦術機の配給などを巡る政治的圧力、国連軍を隠れ蓑にした強引な軍事介入だけでなく、五次元効果爆弾(重力干渉兵器の一種、通称「G弾」)の積極利用による焦土化戦略を念頭に置いた「G弾」と地球圏の放棄・脱出を提唱(1997年「オルタネイティヴV(予備計画)」として採用)し、実際にも1999年に実施された明星作戦の際に友軍への事前通告なしに2発のG弾を使用、米軍以外の友軍部隊をためらいなく犠牲にするなどの強引な軍事行動に出ることも珍しくないため、BETA大戦が長引くのに比例するように反米感情を抱く国々が増えつつある。 [ ] この並列世界ではソ連は崩壊せずに残っている。 国土の大半がBETAの侵攻を受けたが、1978年の「パレオロゴス作戦」失敗後は徹底抗戦によって戦力を消耗するのは得策ではないと方針を転換し、戦力を温存しながら極東地域まで後退。 現在は東とので国力を維持(共産党政府はアラスカのセラウィクに退避)している。 また、「全人民軍属化政策」によりいまだ強大な軍事力を有しており、中国と並んで対BETA戦闘の経験が最も豊富な点や、ソ連と同様BETAによって壊滅的打撃を受けたユーラシア諸国に接近し、安価で高性能な戦術機を提供(ソ連は世界第2位の戦術機輸出国でもある)するなどの支援活動を行っていることもあり、国際社会での政治的影響力も大きい。 また、日本帝国とともに極東防衛を担っている関係から、極東地域のハイヴに対する漸減作戦などにおいて日ソ間で共同作戦を行うことも多い。 欧州、アジア等 [ ] ソ連と同様にBETAの侵攻を受けた国々の多くは(主に諸国)や(主にアジア諸国)などにを樹立、租借地を確保し難民や企業の移転を進めている。 その中でも、アフリカ連合はEU諸国からの難民及び臨時政府の受け入れによって経済が著しく発展しているものの、対BETA戦争においては軍の出番が少なく、国際社会での発言力維持を狙った政治的連合としての色合いが強いものになっている。 欧州諸国ではが中心になり、EU諸国だけでなく東欧(東欧州社会主義同盟)諸国、スイスなどの中立国も参加して大規模な軍事同盟を締結、要塞化したの基地群や、沿岸の島嶼部に建設した前線基地で各参加国の部隊と合同で防衛に当たりつつ捲土重来の機を窺っているものの、BETA相手の消耗戦が続く中、欧州全域を包囲する長大な戦線を維持するためには兵力・物資が不足し始めていることで苦境に立たされている状況にある。 また、同様にBETAの侵攻で国土の大半を失ったはと共闘()し、「統一中華戦線」として台湾海峡の防衛を中心とした軍事行動を展開しているが、両国間の歴史的禍根も深く、また、東西の兵器体系や運用思想の違いから様々な問題が浮き彫りになり、現場レベルの対立は今なお残っている。 他にも、中東のイスラム諸国が宗派間の対立を超えて結成した「中東連合」や東南アジア諸国による「大東亜連合」のように近隣諸国の軍事同盟から国家共同体へと発展した国々もある。 [ ] 軍事面では、各国ともによって一元化された指揮系統の下で国土奪還の機会を狙っているものの、その国連はBETAの侵攻を受けていない米国が実権を握っていると言っても過言ではなく、その米国が国連軍を隠れ蓑に各地で政治的介入を繰り返しているため、日本やEU諸国、ソ連などの東側諸国の中には「国連は米国の」だと不信感・嫌悪感を抱いている者も多い。 また、領土を失った国々(避退国)の軍隊もそのほとんどが国連軍に参加しているが、国連を拠り所として士気も高いこれら避退国軍の多くが生還も望めないほどの激戦地・最前線に投入されたこともあり、反米感情や国連への不信感が強い国々の中には国連の影響下に入ることを嫌い、大東亜連合のように独自の軍事同盟を締結するケースも見られる。 国連で進められているオルタネイティヴ計画の中には、専属の特殊部隊が編成されているケースもある。 その中でも、国連太平洋方面第11軍・横浜基地所属の特殊任務部隊A-01(正式名称「オルタネイティヴ計画第1戦術戦闘攻撃部隊」)は、横浜基地副司令・香月夕呼博士が最高責任者を務めるオルタネイティヴ第4計画専属の非公式部隊として独立した作戦行動をとっている。 編成上は国連軍所属の戦術機甲部隊だがその存在は秘匿されることも多く、また、任務の過酷さから損耗率も激しいため、当初は連隊規模だった編成も、2001年10月の時点では第9中隊(ヴァルキリーズ)を残すのみとなっている。 国連軍では唯一94式戦術歩行戦闘機「不知火」が配備されていたが、先述の事情によりその目撃例は極めて少ない。 ちなみに、第9中隊の通称「伊隅戦乙女中隊(イスミ・ヴァルキリーズ)」の由来は、隊長の伊隅 みちる大尉以下中隊所属の衛士12名が全員女性(唯一の男性隊員・白銀 武を除く)だったことから、北欧神話の主神オーディンに仕える12人の戦乙女に因んでいる。 技術も、特に方面では格段に進んでおり、遅くともにはに国際月面基地の建設が完了している。 が始まる2001年10月22日時点ではの総は約10億人で、日本の人口も7,400万人程度になっている。 略年表 [ ] 日本帝国と連合国の間で講和条約を締結(事実上の条件付き降伏)したことにより、が終戦。 との主導による太陽系外惑星探査計画「」及び同計画に関連する準備計画が逐次スタートする(日本の参加は1955年から)。 同年、日米安全保障条約が締結。 米国探査「ヴァイキング1号」がに到達。 生物らしき影が映った画像データがに送信される。 後に軌道上からの観測により火星全体に生息していることが確認され、翌年にこの「火星起源種」に関する調査を目的とした特務機関「ディグニファイド12(後の「オルタネイティヴ計画」の前身)」が結成される。 特務機関「ディグニファイド12」を改編・拡充し、地球外生命体とのコミュニケーションを目的とした対話計画「オルタネイティヴI」を発動。 恒久月面基地「プラトー1」にて地質調査チームが月面にに存在する生物と同種の存在を確認、ファーストコンタクトを図るが、同種生命体の襲撃により調査チームの全員が死亡(サクロボスコ事件)。 後に国連によりこの生物を「 BETA」と命名。 「オルタネイティヴI」を破棄し、BETAの捕獲及び生態調査を目的とした「オルタネイティヴII」発動。 、・(カシュガル)にBETAを満載した降下ユニットが飛来。 中国軍は当初「内政問題」として国連軍の受け入れを拒否、単独でBETA殲滅作戦を展開するが、光線属種の登場により制空権を奪われると戦局は悪化の一途をたどり、の支援を受けてもなお、戦線を押し戻せないまま一方的に蹂躙され敗走を続けた。 これに前後して国連は月面基地の放棄と月からの撤退を決定、月がBETAの勢力下に入る。 また、これに前後してBETAの思考リーディングを目的としたソ連主導の調査計画「オルタネイティヴIII」を発動。 、・アサバスカにBETAの降下ユニットが飛来するも、米軍による戦術核の集中運用で殲滅させる。 同年、米国による宇宙空間でのBETA迎撃を目的とする「(SDI計画)」が発表され、人類初の実戦型戦術歩行戦闘機(戦術機)・F-4「ファントム」の配備も開始される。 喀什に飛来したBETAは大地もろとも都市を蹂躙・殲滅し、ユーラシア大陸のほぼ全域を支配することになる。 この年までに世界人口の約3割が死亡。 、、各軍合同による東欧州での本格的大反攻作戦「パレオロゴス作戦」が実施されるが、作戦方針の違い(欧州連合軍内部でも、が「BETA殲滅とハイヴ制圧」を目的としていたのに対し、は「侵攻遅滞による防衛」を唱え、作戦そのものに反対。 当初はこの仏側の姿勢を「消極的」だと批判されていたが、後に対BETA戦略が見直されると、戦力温存を図ったものとして再評価される傾向にある)などから各国軍同士の連携がとれず、大敗北を喫してしまうものの、ソ連軍第43戦術機甲師団のヴォールク連隊がミンスクハイヴ(H:05)突入に成功、連隊がほぼ全滅(F-4ファントム27個小隊、戦闘車輛240輛、その他歩兵等約4300名のうち生存者はわずか14名のみ)したのと引き替えにハイヴ内部構造のデータ(ヴォールク・データ)入手に成功する。 なお、この作戦で得られた戦訓や実戦データを元に、その後のBETAに対する戦術・戦略の両面で大幅な見直しが実施されることとなる。 日本帝国において徴兵制度が復活。 当初は20歳から40歳の成人男子が対象だったが、その後数度の改正によって徴兵対象が男子だけでなく女子にも拡大され、対象年齢も引き下げられたことで、2001年現在日本帝国は実質的な国家総動員体制下にある。 日本帝国およびオーストラリア、国連常任理事国入りを果たす(ただし、拒否権は2007年まで凍結)。 、米国でBETA由来元素の分析と運用法の模索を目的とした「サンタフェ計画」により開発された五次元効果爆弾(G弾)の起爆実験「モーフィアス実験」に成功。 この実験成功により米国は対BETA戦略を「G弾ドクトリン」による焦土化戦略へと方針を変更し、袋小路に陥っていた戦略航空機動要塞開発計画「HI-MAERF計画」が凍結(同計画は2001年に「オルタネイティヴIV」に接収)される。 のボパールハイヴ(H:13)攻略を目的とした「スワラージ作戦」を実施。 作戦自体は失敗に終わったが、この作戦で初めて軌道爆撃や軌道降下部隊が投入され、この後のハイヴ攻略作戦における基本戦術が確立されることになった。 また、同時にF-14AN3「マインドシーカー」を運用する「オルタネイティヴIII」直属のソ連軍特殊偵察部隊・フサードニク中隊によるリーディングデータ収集が数回行われたが、こちらも満足な成果が得られず失敗に終わっている。 「オルタネイティヴIII」で得られた成果を接収した日本帝国主導の対BETA諜報計画「オルタネイティヴIV」が発足。 これに伴い、日本帝国軍の基地・施設(千歳、三沢、岩国、嘉手納)が国連軍に提供される。 また、人口の激減による兵士不足解消を目的とした国連の「ブルーブック計画」が発動する。 この年までに世界人口の約半数が死亡。 「ダイダロス計画」の大型無人探査機「イカロスI」からのデータ受信により、蛇遣い座バーナード星系に地球型惑星が存在していることが確認された(ただし、この翌年NASAとESAは「無人探査機からの通信途絶によりダイダロス計画は失敗した」と共同声明を発表しており、焦土化作戦を強行しようと目論む米国がデータを捏造した可能性も示唆されている)ことにより、国連は米国の圧力に屈する形で移民船団による地球圏脱出と「G弾ドクトリン」に基づいた焦土化作戦によるBETA殲滅を目的とした予備計画「オルタネイティヴV」を承認。 これ以降、米国の焦土化戦略「オルタネイティヴV(「G弾ドクトリン」)」推進派と、G弾脅威論を抱く「オルタネイティヴIV」支持派、「」を支持する反オルタネイティヴ勢力に分かれ、国連内部でそれぞれがを繰り広げることになる。 、朝鮮半島南部における国連軍・大東亜連合軍の撤退を支援する「光州作戦」が実施されるが、日本帝国派遣軍の司令官だった彩峰萩閣中将が大東亜連合軍とともに避難民救出を優先した結果、戦線が崩壊し国連軍司令部が壊滅、指揮系統の混乱を招いてしまう(「彩峰中将事件」、「光州作戦の悲劇」とも呼ばれる)。 作戦終了後、国連は戦犯として彩峰中将の身柄引き渡しを要求するが、内閣総理大臣・榊是親の尽力により「日本国内で厳正な処罰を下す」ことで国連を納得させる。 しかし、彩峰中将の罪状が「敵前逃亡」とされたことが、後の12・5事件へとつながる禍根を残すことになった。 初頭、喀什から東進してきたBETAが北九州に上陸。 台風上陸が重なったことも災いして一般市民の避難すら満足に行うことができないまま・・がわずか一週間で壊滅。 斯衛軍主導による首都防衛戦が展開されたが、BETA上陸から1か月後には首都京都が陥落。 京都陥落直前までに皇族、政府機能、一般市民の避難を完了させ東京へ遷都。 最終的にBETAはの西半分まで侵攻、横浜でのハイヴ建造を許してしまう。 この際、帝国陸軍白陵基地が壊滅。 同年、日米安保条約破棄及び、同条約破棄に伴い在日米軍が撤退。 、極東防衛の要衝である日本の陥落を回避するため、大東亜連合軍を主力とする国連軍の本州奪還作戦「明星作戦」が発動される。 しかし、当初「フェイズ2」と予測されていた横浜ハイヴの地下茎構造が当初予測を上回る大規模なものだったことから突入部隊の反応炉到達は不可能と判断され、作戦の見直しを巡って揺れる中、国連軍の一部として介入した米軍が事前通告なしに2発のG弾を使用。 作戦後、横浜ハイヴ跡地で国連太平洋方面第11軍・横浜基地建設に着手(基地は翌年に稼動を開始)。 BETA [ ] BETA(ベータ)とは Beings of the Extra Terrestrial origin which is Adversary of human race(人類に敵対的な地球外起源種) の略。 人類と同様の炭素系生命体だが地球上(地表・地中・深海)だけでなく真空中でも活動が可能であり、地球上における生物学の常識を逸脱している。 体内には暗赤色の体液が流れているが、その体液を含めBETAの肉体を構成している物質や、生物的な役割などは判明していない。 やは既にBETAに支配されており、地球ではのBETA来襲以来、28年間にも渡って人類との戦争が続いている。 人類は再三BETAと接触しているが、生命体として認識されていない。 BETAに対する手段は一切不明だが、文明や共通の言語を持たない複数種の生物が高度な社会性をもって機能を分担し、連携して人類に対する攻撃を繰り返している。 また、BETAの生態系についてはほとんど解明されておらず、外見や戦闘能力に応じて便宜的に区分されているのが現状である。 劇中の2001年においても地球に存在するすべてのBETAが判明しているわけではなく、後述の母艦級など、新たに発見されるケースや、各戦線から未確認のBETAの断片が発見されることがある。 BETAの戦術は基本的に圧倒的な物量によるごり押しであるが、次第に有人兵器を識別し、脅威度の高いものから排除するようになっていった。 ただし基本戦術は変わらない。 地球に来た目的なども不明だが、『ハイヴ』と呼ばれるBETAの「巣」から外宇宙へシャトルのようなものを発射しているのが確認されている。 地球周辺の宇宙空間も既にBETAが支配しているが、衛星軌道上のや、で建造中の地球脱出用宇宙移民船などは攻撃を受けていないため、BETAは地球そのものに対して、何らかの目的があると思われている。 地球上で確認されているのは以下の種類。 光線属種 光線()属種は小型の「光線級」と大型の「重光線級」「超重光線級」の3種が確認されている。 光線属種が放つレーザーはや条件による威力の減衰が期待できない程の高出力を持ち、捕捉されると逃げられず、戦術機のでも数秒しか耐えられない。 また、味方への誤射は絶対にせず、標的との直線軸上に他のBETAが存在すると発射行動をしなくなるが、射線上のBETAが連携し、一斉に射線を確保する行動をとることもある。 標的を捕捉し照射準備に入ると動きが止まり、標的の追尾以外行動をとらない。 一度レーザーを照射すると、再照射までを充填するためのインターバルをとる。 再照射までのインターバルは光線級で12秒、重光線級で36秒かかる。 1990年代に入ってからは軌道爆撃によるAL(アンチレーザー)弾爆撃とMRV(多弾頭再突入体)の被撃墜による重金属雲の形成によって光線属種の無力化を図り、地上の支援砲撃部隊が光線属種の殲滅を目的とした面制圧を実施、その後戦術機を主力とした制圧部隊を投入する戦術が主流になっている。 レーザー照射器官などを除き、光線級と重光線級との的な共通点はない。 光線級 全長:1. 俊敏だが防御力は低く、近接戦闘であれば戦術機四肢による打撃や歩兵携行火器でも十分に撃破することが可能。 公式設定資料集によれば最大で半径200〜300kmの射程になる。 (地球を平面かつ障害物がなにもない状態での射程とされている) 一般的に光線級という場合は、重光線級を含めた光線属種のことを指す。 アニメ「トータル・イクリプス」「シュヴァルツェスマーケン」の販促活動の一環としてマスコットキャラクターのような扱いを受けており、人間大の着ぐるみが作られ、。 この着ぐるみは照射機関部にライトを仕込んであり、レーザー発射時の様子を再現できる。 また交互に光らせたりも可能。 実際にCMで行っていた。 戦艦の耐熱耐弾装甲も十数秒で蒸発させる威力があり、射程は成層圏までカバーできるものと推定されている。 公式設定資料集によれば最大で半径1000km以上の射程になる。 (地球を平面かつ障害物がなにもない状態での射程とされている)弱点の照射粘膜には瞼のような保護膜があり、相当な強度がある。 重光線級をも遥かに凌駕する巨大な光線級BETAであり、桜花作戦と同時に実施された陽動作戦においてユウヤとイーニァの前に立ちはだかる。 ゲーム中では他の光線級BETAと違い味方への誤射や巻き添えを一切省みずに攻撃を行うかのような描写があったが、巻き込まれていたBETAはすべて死骸である。 体内に反応炉を持っており、そのレーザーは重光線級BETAの物よりも遥かに高出力・高威力でたったの一撃で数百もの部隊を壊滅させてしまう程。 また、低出力のレーザーならインターバル無しで連射することも可能であり、また、光線級BETAでありながら要塞級BETAのような無数の鞭による近接戦闘も可能である。 大型種 大型種は以下の3種が確認されている。 その近接戦闘能力は非常に高く、その前腕の攻撃力は一撃で戦術機を大破させるほど。 大きい割には俊敏であり旋回機動能力も高い。 前腕部の硬度は15以上、ダイヤモンド以上の硬さと以上のを誇る。 人間の顔のように見える部分は尾節で、歯を食いしばった口のように見える感覚器によって高い対人探知能力を有する。 伊隅大尉曰く、「戦場でもっとも多く出会うお友達」。 前方は要撃級の前腕と同程度の硬度を誇る装甲殻に覆われているため防御力は高い。 この前面装甲殻を武器とした突撃戦術による破壊力は強大で、まともに正面からぶつかれば大破・即死は免れない。 ただし旋回能力や俊敏性、対人探知能力は全BETA中で最低。 現在までに確認されているBETAの中では最大の防御力を誇るが、装甲殻に覆われていない後方は防御力が低く、後方占位での攻撃ならば対戦車ミサイルなどの歩兵携行火器での撃破も可能。 その特性故、ハイヴ坑内では特に脅威となる。 実は双頭である。 10本足だが、体の構造はに似ている。 防御力と持久力が高いが、とてつもない巨体のため動作は比較的緩慢で、対人探知能力も低い。 尾節には全長50mものがあり、その先端にはかぎ爪状の衝角(モース硬度15以上)がある。 触手の先端(衝角)からは強酸性溶解液が分泌される。 この衝角もダイヤモンド以上に硬く、図体に似合わない器用さでこれを振り回してくるため、側方・後方にも死角は存在しなくなっており迂闊な接近は危険。 その威力はたやすく戦術機を貫通するほど。 また、10本の脚による打撃は要撃級のそれに勝るとも劣らないうえ、先端が鋭くなっているため踏みつけられると戦術機といえど串刺しになる。 36mm砲ではほとんど効果がなく、120mm砲でもダメージは与えにくい。 120mm砲か近接戦闘で、三胴構造各部の結合部と関節部を狙うのが望ましいとされている。 胎内から小型種が出現するという事例が報告されている。 小型種 小型種は3種が確認されている。 特徴として対人探知能力は極めて高く、動きが俊敏。 攻撃力も防御力も高くはないが、大群で攻めてくる。 戦車級 全長:4. 高い機動力を誇り、不整地でも時速は80kmでの行動が可能。 単体なら歩兵の重機関銃でも対処可能だが、常に数十から数百以上の群体で侵攻してくるため、近接戦闘は回避するように推奨されている。 対人探知能力が極めて高いうえ、戦術機の装甲も噛み砕いてしまうほど顎が強く、装甲車両や戦術機ごと喰われた兵士の数は計り知れない。 ハイヴ坑内では多く出現する。 硫黄に似た独特の臭気を持ち、体液は金属臭がする。 闘士級 全長:1. 俊敏で対人探知能力も極めて高く、象の鼻の様な前肢は、人間の頭をもぎ取るほどの力を持つ。 防御力が低いため歩兵の小銃や拳銃による攻撃でもダメージを与えられるが、俊敏なため命中させるのが容易ではない。 兵士級 全長:1. 対人探知能力は全BETA中で一番高い。 俊敏で腕力も人間の数倍もある。 しかし、全BETA中で一番弱いため、機械化強化歩兵でも十分撃破することが可能。 人間に類似する部分が多い外見と出現時期などから、を参考に生み出された可能性が示唆されている(実際、戦闘中に捕獲・捕食した人類を原料として生成されている)。 ちなみに、「あ号標的」からの指令によって人類を直接捕獲し、人体実験を行っていたのもこの兵士級である。 桜花作戦後の正式命名以前は未確認大型種と呼称されていたが、一部では空母級・列車(トレイン)級と呼ばれていた。 シールドマシン状に配置された牙を用いて地下を掘り進むことが可能であり、正面中央にある口を開閉させることで内部にBETAを収容することも可能。 その内部は大型種すらも多数収納することができるほど広く、光線級や突撃級だけでなく、今まで「ハイヴ内で出会う事は無い」と考えられていた要塞級まで出現させている。 ちなみに、桜花作戦で記録された振動パターンに類似する信号が佐渡島や横浜でも確認されており、ユーラシア大陸各地に分散するハイヴを中心に相当数の個体が生息しているものと推測されている。 隔壁開口部、脳幹節、導管からなる単純な構造で、脳幹が異なる電気パルスの刺激を受けることで分泌する2種類の化学物質によって開閉動作を行う。 直径は全高200mのXG-70dが余裕で通過できるほどで、脳幹部だけでも戦術機に相当する大きさである。 地球上の全BETAを統括している。 「あ号標的」という識別名は日本帝国軍が暫定的に付けた名称で、日本帝国軍と在日国連軍ではこの名称で呼ばれている。 過去に人類の生態について研究するため、横浜ハイヴのBETAに現地の人類を捕らえさせて様々な人体実験を行わせていた。 基本的に本能のみで動いている他のBETAと違い、高度な知識と自我、驚異的な分析能力を有しており、人類の兵器や戦術を迅速に分析し、ユーラシア大陸に分散するハイヴの頭脳級BETA(反応炉)を介して全てのBETAを指揮・統括する役目を担っている。 戦術機 [ ] 概要 [ ] 戦術機(せんじゅつき)は対BETA戦用人型のこと。 正式には「戦術歩行戦闘機(Tactical Surface Fighter)」という。 それまではを中心にした争いがの主体だったが、BETAの光線属種の出現により航空機の運用が事実上不可能となった。 その為、に対BETA戦用に開発されたのが人型兵器「戦術機」である。 ネーミングには実在の戦闘機など(日本帝国の戦術機は旧日本海軍の艦名など)の名称や型式番号をそのまま利用している。 初期の戦術機(第1世代機)には防御力・耐久性等を重視した重装甲の機体が多かったが、1978年の東欧州大反攻作戦「パレオロゴス作戦」で得られた戦訓から、この後に開発される第2世代機の多くは機動力向上に比重が置かれ、耐熱耐弾複合装甲の使用を主要部に限定、機体の軽量化やアビオニクスの強化に伴う機動性の向上が施された。 第3世代機は第2世代機の設計思想をさらに発展させ、新素材や複合素材による装甲のさらなる軽量化や主要部品の小型・軽量化による機体のスリム化、の高速大容量化等により、更なる機動性向上や連携能力付加・向上が図られ、機動性だけでなく、柔軟性、即応性も大幅に向上している。 戦術機は陸戦兵器ではあるが、その実態は「地を歩く航空機」とでも言うべきもので、機体は軽量な炭素系素材で構成されている。 腰部に装備する可動式エンジンユニット「跳躍ユニット」にはロケットとジェットの機能を併せ持つハイブリッド・エンジンが搭載されており、瞬発的な機動にはロケットを使用し、持続的に飛行する場合は並行して高圧燃焼されているジェットに切り替えることで加速性能と燃費を両立している。 なお急加速にロケットを使うため、アフターバーナーはない。 このハイブリッド・エンジンには宇宙開発の副産物である単結晶合金を機関部に使用しているため、既存のものを遥かに凌駕する推力を発揮することが可能となり、完全な状態ならば片肺でも戦術機を十分に飛行させられる。 跳躍ユニットはジェット燃料を使用し、跳躍ユニットと主脚内部に充填されている。 電磁伸縮炭素帯(カーボニック・アクチュエーター)を使用している機体本体は燃料電池で駆動している。 この電磁伸縮炭素帯は機体を駆動させるだけでなく、張力を制御することで機体が発生させる振動を吸収する役目も持っており、巨大でありながら音もなく行動することが可能。 なお、戦術機の運用について日本帝国は「高い近接戦闘能力と機動性」、米国は「地上掃討能力(G弾運用を前提とした露払い)」、欧州連合は「平野部及び閉鎖空間での密集戦術」、ソ連や統一中華戦線は「密集状態での近接格闘能力」を重視しており、装備する兵装も各国の運用方針が反映されるように開発されているが、中には「イントルーダー」のように橋頭堡確保を目的とした水陸両用型の強襲攻撃機や、スウェーデンで森林・渓谷地帯での運用を考慮して独自に開発した小型戦術機など、用途や環境によって多様化しているとも言える。 管制ユニット(コクピットモジュール)は米国のマーキン・ベルガー社製のユニットで統一(全世界統一規格)されており、日本でも「92式戦術管制ユニット」としてライセンス生産が行われている。 操縦系統には強化装備(パイロットスーツ)のヘッドセットを介した間接思考制御により戦術機の操縦をバックアップする機能があるが、衛士の個癖もデータに蓄積・反映されるため、1機の戦術機を複数の衛士が共有するケースはほとんど見られない。 管制ユニットには搭載スペースの都合上、大型ディスプレイが装備されておらず、強化装備のヘッドセットに搭載されている高解像度網膜投影システムを使用することで(視力の強弱や眼鏡装着の有無に関係なく)外界の状況や機体のステータス状態を確認することが可能なだけでなく、間接思考制御を併用することによってモードセレクトやウインドウの切り替えなどを任意で行うことも可能である。 また、管制ユニットのコネクトシートは強化外骨格のコアフレームも兼ねており、緊急時の脱出(ベイルアウト)が不可能な場合は強化外骨格を起動させ、操縦室の内側から装甲を破壊して脱出するだけでなく、ある程度の自衛戦闘を行いながら味方部隊に合流し、救助を受けることも可能である。 日本帝国軍では純国産機となる94式「不知火」が完成するまでの間、米軍機をした戦術機を使用しており、国産機・ライセンス生産機を問わず対BETA戦を意識した近接戦闘(特に長刀を用いたを重視)能力とモーメントを利用した機体制御による高い機動性を重視した、白兵戦に重点を置いた設計・装備が特徴。 その設計思想を極端な形で発展させたのが、斯衛軍専用機となる00式「武御雷」である。 また、ハイヴ爆破用に開発されつつも、自決用にも転用が可能な高性能爆弾「S-11」が搭載されているのも特徴の1つといえる。 戦術機の開発史に関しては『』2008年1月号から連載されている『Tactical Surface Fighter in Action(TSFIA)』に詳しい。 XM3 エクセム・スリー [ ] 国連軍横浜基地の第207衛士訓練小隊、及びA-01部隊に所属する戦術機には、207B分隊に所属する武が「バルジャーノンの動きを戦術機でも再現出来たら」という独自の発想を元に基礎概念を立案し、それを元に夕呼が完成させた新型OS「XM3」が試験的にインストールされているため、制御システムに独自の改修が施されている。 この新型OS「XM3」は武が元の世界でロボット操縦ゲーム『バルジャーノン』をやり込んだ経験を元に、これまでの戦術機では不可能だった先行入力(機体がマニュアル操作を受け付けない状態の時に、あらかじめ次の行動を入力しておく事でフレーム単位でのロスを無くす操作技術)を可能にし、さらに自動補正される戦術機の姿勢制御を衛士が任意でキャンセルし、戦闘機動時の柔軟な対応(武曰く「キャンセルとコンボ」)を可能とするものである。 これにより機体の機動性が飛躍的に上昇し、さらにこれまで誰も真似ることが出来なかった、武が戦術機で繰り出すアクロバティックな動きを、誰でも容易に再現することが可能となった。 2001年11月29日に実施された207B分隊の模擬戦闘訓練では、XM3を搭載した97式「吹雪」を使用した白銀・榊・彩峰チームがXM3未搭載の「吹雪」を使用した御剣・珠瀬・鎧衣チームに対し3対0で圧勝し、12・5事件でもクーデター鎮圧に投入されたA-01部隊の94式「不知火(XM3搭載機)」が所属隊員の半分以上が新米衛士だったにもかかわらず、帝都防衛の精鋭・第1戦術機甲連隊の「不知火」を壊滅させる(A-01部隊の損失は戦死者1名のみ)。 さらにXM3検証トライアルの際にBETAが突然乱入した際にも、武が丸腰の吹雪による機動のみで数十分間も無数のBETAを翻弄し続けるなどの圧倒的性能を見せつけた。 XM3のアイデアを立案した武はこのOSが世界中の戦術機に搭載されることで、1人でも多くの人々の命が救われることを望んでいたのだが、武の想いとは裏腹にOS完成当初は国家間の政治的な思惑に利用されてしまい、実戦で搭載されたのは国連軍と帝国軍の一部の機体のみに限られていた。 だが後に日本帝国の戦術機開発メーカー・光菱重工で実施された性能比較試験で77式「撃震」の性能を準第3世代レベルにまで向上させる結果が出たことにより、海外でのF-4「ファントム」シリーズの延命策「スーパー・ファントム計画」を始めとした日本のセールス活動を通じて、世界中の戦術機にこの「XM3」が搭載されることとなる。 後にこのOSは「衛士の戦死者を半減させた奇跡のOS」と評されるようになる。 そして同時に「XM3は一人の訓練兵が開発した」という噂話も広まったが、もともと訓練兵による性能実証試験など多くの特殊な事例があったために、「衛士達が好んで話す与太話の類」というのが軍関係者の一致した見解となっている。 部隊運用 [ ] 戦術機の運用が開始された初期の段階において、衛士の多くが空軍パイロットからの転向者だった影響もあり、部隊編成は空軍のものがベースとなっている。 基本的にBETAは圧倒的物量に依存して単純な突撃戦術を取ることが多く、それを局地的に切り崩して活路を開くためにポジション間、部隊間の連携が重要視される。 部隊編成 [ ] 「分隊(Element)」 部隊編成における最小戦闘単位。 通常は2機1組で編成される。 「小隊(Flight)」 2個分隊(4機)。 突撃前衛、迎撃後衛などは小隊単位で編成されることが多い。 「中隊(Squadron)」 3個小隊(12機)。 戦闘陣形を組む際の最小単位。 任務投入もこの中隊単位で行動することがほとんどである。 また、戦術機による戦闘陣形のほとんどが、この中隊単位での運用を想定したものとなっている。 「大隊(Group)」 3個中隊(36機)。 通常、大隊としてまとまった作戦行動をとることは少なく、中隊が相互支援しながら連携した作戦展開を行うことがほとんどである(ただし、大隊運用を前提とした戦闘陣形も数種類ある)。 「連隊(Wing)」 3個大隊(108機)。 戦術機のみの部隊編成における最大の戦闘単位。 日本帝国軍では通常1個戦術機甲連隊を中核として、戦車部隊、砲兵部隊などを編成に加えることで戦術機甲師団として編成されることが多い。 また、帝都防衛第1師団、北部方面軍の第7師団などは戦略打撃師団として3個の戦術機甲連隊を保有する特殊な編成がとられている。 ポジション [ ] 中隊(12機)単位で運用される際に、その中隊内で決められる隊員個別の役割。 各ポジションは単機(1機)で担うことはなく、分隊もしくは小隊単位でそれぞれのポジションを担うことになるが、任務の性格や部隊編成の都合などから「欠(人員なし)」となるポジションが生じる場合もある(実際、国連軍A-01連隊第9中隊でも強襲前衛、打撃支援の2つが「欠」となっている)。 また、戦術機戦闘はポジション間(分隊同士)の連携が基本となり、前衛(突撃前衛・強襲前衛)は近接格闘を重視し、中衛(強襲掃討・迎撃後衛)、後衛(砲撃支援・打撃支援・制圧支援)は中距離以上の火力支援がメインとなる。 なお、括弧書きにある装備は一例として国連軍A-01連隊の装備例を記載している。 敵(とくに大型種)との混戦になることが多いため、白兵戦が重視されている。 その性格上、操縦技能や近接格闘適性に優れた衛士が配置されることが多い。 火力制圧能力を重視した装備が特徴。 中 - 近距離戦闘に対応し、なおかつ現状を瞬間的に把握・判断する高い能力が求められるため、中隊長や大隊長などの部隊指揮官がこのポジションにつくことが多い。 遠近両方に対応できる装備が特徴。 状況の変化に素早く対応するため、高度な状況判断能力が要求される。 両肩に装備された多目的誘導弾システムにより機動力が著しく低下するため、最後衛に配置されることが多い。 「CP将校(Command Post Officer)」 上記ポジションで直接戦闘に関わる衛士と違い、司令部内で部隊間の連絡や戦域管制による情報処理を担当する。 任務の性格上、戦略的な状況判断能力が求められるため、部隊指揮官候補者や負傷等により戦術機に乗れなくなった元衛士がこのポジションにつくことが多い。 主な戦術機 [ ] 「ファントム」 米国がNCAF-X(新概念戦術兵器開発計画)により、宇宙ステーション建設用に開発された船外作業ユニット(MMU)を軍事転用する形で開発した人類史上初の戦術機。 いわゆる第1世代戦術機。 1974年の実戦配備以来、日本など30ヶ国で採用され、派生機も数多く存在する。 なお、ゲーム本編では触れられていないが、ソ連にも輸出され、「バラライカ」や中国の殲撃8型(J-8)などの母体にもなった。 2001年現在、米軍では全機退役しているが、日本など多くの国々では装備や主機などのマイナーチェンジを繰り返し、初採用から37年経った現在も国連軍や各国軍の中核を担っている。 ちなみに実際の機体名称は「ファントムII」である(ファントムはの愛称)。 F-4J 77式戦術歩行戦闘機「撃震」(げきしん) F-4「ファントム」を日本でライセンス生産した戦術機。 近接格闘戦を重視した日本独自の改修が繰り返され、米軍の最終生産型「F-4E」に相当する性能を獲得している。 BETA侵攻に備える西部方面軍を中心に帝国軍で最も多く実戦配備されているほか、極東国連軍にもかなりの数が抽出配備されている。 2001年時点で帝国軍の最新型は「Block214」型、国連軍で新型OS「XM3」に換装した機体は便宜上「Block215」型と類別されている。 なお、1977年に「撃震」が制式採用される以前に開発・生産された「65式近接戦闘用短刀」及び「74式近接戦闘用長刀」があるが、65式短刀は航空宇宙軍で運用していたMMU用装備が転用され、74式長刀は米国での「ファントム」生産開始にあわせて制式採用された。 しかし、欧州への戦術機供給を最優先とされたことで日本への「ファントム」供給がなくなったため、先に「人間には使えない巨大な刃物(武器)だけが基地に配備される」という皮肉な状態を招いてしまったことが当時の日本帝国における対米不信の醸成に拍車をかけることになった。 主に武達がUNLIMITEDで使用した機体。 また、12・5事件の際に国連軍第207衛士訓練小隊の教官機(Block215型)がクーデター部隊の94式「不知火」を撃破したという非公式の記録もあり、OSと操縦する衛士の腕次第で第3世代機とも互角に渡り合えるほどの潜在性能の高さも実証されている。 F-4J改 82式戦術歩行戦闘機「」(ずいかく) 77式「撃震」を設計ベースとして開発された派生機で斯衛軍専用機にして日本帝国の国産戦術機第一号。 F-4系統機の中では最も後発であり部分的に第二世代機の設計思想が見え隠れする機体、開発・設計主任は篁裕唯中佐。 欧州戦線・パレオロゴス作戦で得られたデータや衛士の戦訓などを徹底分析して機体を再設計、ベースとなった「撃震」より軽量化され機体性能も大幅に向上している。 当初、斯衛軍を総括する帝国城内省は純国産機開発を熱望していたが、開発要求が出された1978年の時点では純国産機開発は不可能であったため、ライセンス機改修案(準国産戦術機案)を渋々認可することになった。 「武御雷」と同様に準じた6種のカラーバリエーション(紫・青(R)、赤・黄(F)、白(A)、黒(C))が存在するが、R型の頭部センサーカバーに若干の変更が加えられているのみで他は外見上の違いや性能差(将軍専用機を除く)はほとんどなく、装甲の表面処理方法が違うのみである。 過去に月詠がF型(赤)、篁唯依がF型(黄)に搭乗し、1998年の京都防衛戦に参加していた。 また1997年の大陸からの撤退中の光州事件の最中には避難民と国連軍を救助すべく一個大隊がBETAを足止めし全滅している。 AN3「マインドシーカー」 F-14「トムキャット」をベースに開発された特殊任務専用強襲偵察機。 「オルタネイティヴIII」当時のソ連製戦術機は総合性能が低く「ハイヴ深層部への強行偵察が可能な複座戦術機」という要求仕様を満たすことができなかったため、「国連軍参加国は自国の装備を使用する」という慣例に逆らい例外的に米国のグラナン社から国連を通じてソ連に提供された。 徹底的な軽量化が図られ、頭部や両肩、前腕に複合センサーユニットを搭載しているが、その代償としてフェニックスミサイル運用能力がオミットされている。 機体の保守管理はスフォーニ設計局が担当しており、この「マインドシーカー」から得られた技術を元にして「ジュラーブリク」や「ビェールクト」などの高性能戦術機を開発することになった。 なお、頭部の形状がみみずくに似ていることから、ソ連では「ロークサヴァー」という名称で呼ばれている。 本来、F-14系戦術機の主操縦系は前部座席にあるが、この機体を運用したソ連軍フサードニク中隊の衛士は全員が「魔女(ESP発現体)に背中を預けたくない」と前部座席での操縦を拒み、後部座席に主操縦系を移して運用している。 1992年の「スワラージ作戦」で初めて偵察任務に従事して以降、1995年に「オルタネイティヴIV」へ接収されるまで各地のハイヴ偵察任務に従事していた。 「イーグル」 米軍が「ファントム」から得られたあらゆる実戦データを徹底解析した結果をベースに開発した第2世代戦術機。 開発当初から発展性を考慮して余裕のある設計が施され、局地戦仕様機や現地改修機など様々な派生機が存在、日本帝国などの西側諸国で数多く実戦配備されており、2001年現在、米国を始め多くの国々で主力戦術機の座を堅持している。 また、F-4「ファントム」に次ぐ配備数とバリエーションの豊富さから「第2世代の最高傑作機」と評されている。 初期生産型であるA型及びその複座型であるB型では燃料電池やジェットエンジンの進化が追い付かず設計どおりの性能を獲得できず、納期に間に合わせるために米軍の要求性能を辛うじてクリアする程度のものだったが、後期生産型であるC型・D型で設計どおりの性能を獲得、その後も跳躍ユニットをF-22に使用されている主機を非ステルス化したものに換装するなどのマイナーチェンジが繰り返されている。 「ストライク・イーグル」 F-15「イーグル」をベースに総合的に攻撃力を強化した派生機で、米軍の主力となっている第2. 5世代型戦術機。 国連軍でも活用されており作中では軌道降下兵団が使用している。 F-15シリーズ最強とも言えるほどの高い性能に加え、最新の第3世代機と比べても何ら遜色のない稼働率と信頼性を誇る。 外見は旧来のF-15系列機とほとんど変わらないが、内部は大幅に変更されており、まったくの別物と言っても過言ではない。 そのため、旧来の機体をアップグレードさせるのはF-15Eの新造機を1機作るよりコストが高くつくという問題点もある。 次期主力戦術機であるF-22の配備が遅れる中、米軍における事実上の主力戦術機として運用されている。 12・5事件ではF-4を主力としたクーデター軍相手に優位に立っていたが不知火を主力とする最精鋭の帝都防衛第1師団の前には歯が立たなかった。 (このクーデター軍を足止めしたのはヴァルキリーズのXM3搭載型不知火である) F-15J 89式戦術歩行戦闘機「」(かげろう) 日本帝国軍が第3世代水準の純国産戦術機開発へ向けたノウハウ収得の為、F-15「イーグル」をライセンス生産した戦術機。 当初は1987年に「試験導入」の名目で12機導入(4機輸入し、8機を試験的にライセンス生産)された。 米国が「G弾ドクトリン」へとシフトし戦術機の生産が縮小されつつあったことが追い風となって技術転移は順調に進んだが、技術格差が大きかったことにより国産機開発期間の延長が決まり、後の純国産戦術機となる94式「不知火」生産配備までの繋ぎとして1989年に本格導入(追加調達188機)されることとなった。 「陽炎」は米軍のF-15Cをベースに戦術戦闘OSの換装、フレーム及び関節部の耐久性向上など、「撃震」同様近接格闘を重視した日本独自の仕様変更が施されている。 また、「不知火」の量産・配備が順調に進んだことにより、1999年に調達を終了(保守部品の生産は継続)している。 なお、本編中では米軍のAMWS-21戦闘システムを使用していたが、外伝作品やのa3シリーズでは日本帝国軍の87式突撃砲を装備している。 在日国連軍にも抽出配備されている他、2003年4月に実施された「錬鉄作戦(甲20号・鉄原ハイヴ攻略)」時に伊隅あきら中尉が搭乗、ライトニング中隊の指揮官として補給部隊護衛の任務に就いていた。 J 試02式戦術歩行戦闘機「」(げっこう) 米国・ボーニング社がF-15Eをベースに「」の一環として進められていた「フェニックス構想」及び「XFJ計画」から得られたノウハウなどをフィードバックさせて開発した準第3世代戦術機「サイレント・イーグル」の日本向け仕様機。 限定的ながらステルス性能があり、アビオニクス換装とスラスターの増設により機動性も向上している。 また、それに伴い肩と下腿部が大型化され、作戦行動時間の延長が図られている。 しかし、御前会議の席上で政威大将軍・煌武院悠陽に「BETAの駆逐もままならぬ今、人類同士の争いに備えた装備の調達は愚者の胸算用である」と一蹴され、対抗馬の「不知火・弐型」が制式採用されることとなった。 「月虹」は次期主力機選定に敗北した後、技術研究部隊に移管されて前線での運用試験が継続されている。 なお、日本向け仕様機のネーミング「月虹」は同じF-15系列機である89式「陽炎」と対を成すものとして命名されたものである。 「ラプター」 米軍の第3世代戦術機で次期主力最新鋭機。 機動性や攻撃力・隠密性において圧倒的な性能を誇り、同時期の他の第3世代戦術機と比較しても追随を許さないほどの圧倒的な性能を有している。 アクティヴステルスを有しが高く反射が小さいため、レーダーで捉えにくいのが特徴。 そのステルス性は正面からの接近でさえレーダーで捕捉しにくいほどである。 対BETA戦のみならず、対BETA戦後の対人類兵器戦まで意識した米軍の戦略に基づき「戦域支配戦術機」として設計された戦術機。 12・5事件では「不知火」を主力とする沙霧大尉以下クーデター部隊に対し7:1という驚異的な撃墜比を見せたものの、パイロットの慢心や動揺、機体そのものに対する電子戦によって撃破されている。 近接格闘能力も高いが、沙霧大尉の「不知火」と対峙したウォーケン少佐の機体は近接格闘戦の最中、工作員が仕掛けたウイルスによって機体制御が困難になった隙をつかれて撃破されている。 「ライトニング」 米軍の最新鋭戦術機。 Hi-Low-Mix構想のLowを担う機体としてロックウィード・マーティン社を中心として開発された第三世代戦術機である。 アクティブ・パッシブ技術や高速巡航技術を積み込んでいる。 米軍機としては初めて固定装備であるブレードベーンを搭載しており、その高い運動性と相まって高い近接戦闘能力を誇っている。 開発経緯としては、米軍の費用軽減、各国戦術機開発機関への影響力保持、さらに西側諸国を巻き込み、BETA大戦後の対人類戦に於ける東側への包囲網形成と言ったものがある。 「サンダーボルト」 米軍の戦術歩行攻撃機。 米陸軍がA-6と同様の阻止能力を持ち、地上戦闘が可能な機体として、フェイアチルド・リムパリック社が開発した。 当初完全新規設計案やF-4を流用した機体開発を進めていたが、頓挫したため、A-6のフレームを使い、それ以外は完全新規設計という形で設計された。 重武装、重装甲であり、武装としては36mmガトリング砲や爆圧スパイク機構を搭載している。 F-4一個小隊を超える火力を有することから、大砲鳥 カノンフォーゲル や戦車級駆逐機 タンクキラー と呼ばれている。 ただし、機体の特性上、突撃級が光線級の次に危険な敵となっている。 J 81式強襲歩行攻撃機「」(わだつみ) 米海兵隊のA-6「イントルーダー」をライセンス生産した日本帝国海軍海兵隊の水陸両用攻撃機。 重装甲と充実した固定武装、可変機構が特徴。 通常は専用の潜水母艦の艦首に変形して接続されており、戦闘時には離艦して海岸部まで侵攻後、人型になって海岸部を制圧、橋頭堡を確保する。 水中潜行形態では最大20弱で航行可能。 イントルーダーの採用から四半世紀が経過した現在も潜水可能な点が高く評価され、日本だけでなく米英でも第一線で使用され続けている。 なお、帝国海軍の「海神」は航続距離を犠牲にする代わりに腕部のチェーンガンを片腕4門から6門に増設する改修が施されている。 97式戦術歩行高等練習機「」(ふぶき) 日本帝国軍がF-15J「陽炎」のライセンス生産で得た技術を基に、第3世代戦術機開発のために試作された概念実証実験機(TSF-X)をベースに訓練機として転用された機体。 当初、日本帝国では衛士の基礎操縦訓練に「撃震」を使用していたが、第1世代型「撃震」と第3世代型「不知火」とでは性能差があまりにも開きすぎており、衛士の部隊配属後さらに機種転換訓練をさせられるほど時間の余裕も、機種転換に「不知火」を回せるほどの余裕もない状況下で「第3世代機に乗るには、第3世代準拠の練習機で訓練するのが一番効率的だ」という思想からTSF-X6号機(「不知火」の量産試作機)をベースにして開発されることになった。 練習機であるため主機出力は低く抑えられているが、それでもなお「撃震」に比べ遙かに高い運動性能を持っていることから緊急時には実戦での運用も想定されており、実弾兵装に換装するだけでそのまま実戦に投入することも可能。 実際、北部方面軍などでは「撃震」の代替機として実戦運用されている機体もある。 UNLIMITED、ALTERNATIVEともに主に練習機として使用されており、武たちが初めて乗った訓練用戦術機でもある。 また、試作1200mm超水平線砲を用いる際、伏せ撃ち姿勢を取るために右肩と腰の装甲を外して運用された機体もある。 94式戦術歩行戦闘機「」(しらぬい) 米国製戦術機への依存状態からの脱却を目的に開発が進められた、日本帝国初の純国産戦術機であると同時に、世界初の第3世代戦術機でもある。 帝国本土防衛軍の帝都防衛第1師団・第1戦術機甲連隊や()など、帝国軍の精鋭部隊から中心に配備が進められており、国連軍では横浜基地のA-01部隊にのみ配備されている。 現在の戦術機の中では高いレベルの性能を持つが、帝国国防省の高い要求に応えるべく突き詰められた設計により改修・発展の余地がほとんどなく、現場からの改修要望に対して十分な対策を講じることができないなどの技術的な問題点もある(なお、現場から数多く寄せられる改修要望に応じるため、国連がアラスカで進めている「」の一環として「XFJ計画」を実施、不知火の改修・発展を図ることになる)。 また、背中だけでなく両肩にもオプションマウントが内装されており、自律誘導弾システム()などの大型火器を装備することも可能。 12・5事件においては米軍の最新鋭戦術機「ラプター」相手に苦戦する衛士が多い中、沙霧大尉などが搭乗する一部の機体は近接格闘に持ち込んで「ラプター」を撃破するなど、機体の能力は高い。 武たちが中盤以降A-01第9中隊に配属されてから使用することになる。 XFJ-01 試01式(04式)戦術歩行戦闘機「不知火・弐型」(しらぬい・2がた) 上記の「XFJ計画」で開発され、アラスカで試験が進められていた機体を仮採用し、日本帝国軍・富士教導団の技術研究廠中隊で評価試験を進めていた機体。 制式採用寸前まで進んでいたが、米国(ボーニング社)からの政治的圧力によって仮採用が覆され、F-15SEJ・試02式「月虹」と再度比較検証(トライアル)を実施することになった。 なお、EF-2000「タイフーン」の主要火器でもあるMk57中隊支援砲を制式採用した02式中隊支援砲の運用研究もこの「不知火・弐型」を用いて実施された。 00式戦術歩行戦闘機「武御雷」(たけみかづち) 82式「瑞鶴」の退役を控えて開発された日本帝国斯衛軍専用の第3世代純国産戦術機。 現存する戦術機の中で最も優れた性能を誇る。 途轍もなく高性能な戦術機であり、斯衛軍のシンボルともなっている。 斯衛軍の戦術思想を反映するかのようにを主体とした近接格闘性能に特化しているが、その反面、自律誘導弾システムや追加装甲(盾)の装備・運用はほとんど考慮されておらず(ただし、国連軍A-01部隊に貸与された一部の機体には追加装甲を携行したケースも見られる)、また、整備性・生産性・汎用性を犠牲にしてでも高性能化を極限まで追求した設計のため、機体を稼動させるには職人的技術を持つ専属の整備チームが随伴するほどの高度な整備支援体制が必要となることからも、恒常的な運用はほとんど日本帝国国内に限定されているともいえる。 年産30機程度の生産が限度のため、2001年現在、将軍専用機及び五摂家出身者、五摂家の警護を担当する独立警備小隊、斯衛軍最精鋭とされる第16斯衛大隊にのみ配備される程度にとどまっている。 この「武御雷」は将軍専用機(紫)及び五摂家(青)のR型、五摂家に近い有力武家(赤)と譜代武家(黄)のF型、一般武家出身者(白)のA型、武家出身ではない一般衛士用(黒)のC型等、衛士の出身によって冠位十二階に準じた色分けがされているが、これは周囲に展開する兵士の士気を高揚させると同時に、操縦する衛士自身にも「出身に恥じない戦い」を心がけさせる心理的効果を狙う側面もある。 また、将軍専用機及び五摂家が使用するR型と武家以上の衛士が使用するF・A型、一般衛士用のC型では頭部の装飾・形状や装甲の表面処理方法、機体出力(性能)などに違いがあり、その中でも将軍専用機である紫のR型に至っては完全なワンオフチューンアップが施され、によるロック機構まで備えている。 武たちの「吹雪」が搬入された際に月詠が冥夜専用の戦術機としてR型(紫)を横浜基地に搬入させたが、特別扱いを嫌った冥夜は受け取りを拒みそのまま横浜基地ハンガー内に置かれていた。 その後、冥夜の政治的な立場の消失により搬出されるところであったが、桜花作戦にともない冥夜が月詠に嘆願し同機体で出撃した。 また第19独立警備小隊で運用されていたF型(赤)1機とA型(白)3機が国連軍A-01部隊に貸与された、同作戦では最終的には全機大破するも、作戦の要であるXG-70dを最終目標まで送り届けた。 この他に、国連軍としてシベリアに派遣された極寒冷地仕様機(F型及びC型、全機「UNブルー(青)」で統一)や、国連による先進戦術機技術開発計画に持ち込まれた機体(F型(黄))も存在する。 なお、余談だが帝国軍でも武御雷の導入が検討されたものの、途轍もない高性能に比例するように1機あたりの調達費用と維持管理コストも途轍もなく高いことや、軍用機として運用する上での必須条件となる整備性・生産性・汎用性などが極めて低い点もあり、わずか数日で導入を断念することになったという話もある。 他にも、「」に登場するの「タイフーン」、の「」や、米軍の「フリーダムファイター」、「ファイティング・ファルコン」、「アヴェンジャー」、ソ連軍の「ジュラーブリク」、「ビェールクト」などが存在する。 戦略航空機動要塞 [ ] 「凄乃皇・弐型」(すさのお・にがた) 1970年代半ばから実施された米国のHI-MAERF(ハイマーフ)計画によって生み出された戦略航空機動要塞の試作機。 一般的な戦術機の約5倍もの大きさを誇る。 備えられたムアコック・レヒテ型抗重力機関(ML機関)から発生するラザフォード場により、光線属種のレーザー照射を歪曲・無力化、さらに接近した物体を重力変動で粉砕するため、遠距離・近距離のどちらの攻撃にも対応できる。 また、主砲にはを装備している。 単独でのハイヴ攻略の要になると期待されたが、ラザフォード場の多重干渉により内部にも致命的な重力偏差が発生し、が搭乗できない(初の有人飛行試験時に搭乗したパイロットは12名全員が死亡している)欠陥兵器であった。 当時のの能力ではコクピットの重力偏差をキャンセルする事ができず、繊細な操縦・機体制御が要求されることで無人化もできなかったため、開発計画は袋小路に陥ってしまう。 さらに、G弾の完成が追い打ちをかけたことで1987年にHI-MAERF計画は凍結され、XG-70bもモスボール保管されることになった。 後に日本帝国の仲介で米国と国連との間で取引が行われ、2001年にオルタネイティヴIVに接収されることで開発を再開、「凄乃皇・弐型」として運用されることになる。 オルタネイティヴIV内での呼称は、ウェポンシステム-110A。 劇中では佐渡島攻略戦に出撃したものと、予備パーツを使って組まれたものの2機が登場する。 XG-70d「凄乃皇・四型」(すさのお・よんがた) HI-MAERF計画で開発が進められていたものの、開発途中の状態でモスボールされていた機体をオルタネイティヴIVで完成させたXG-70(凄乃皇)シリーズの完成型ともいえる戦略航空機動要塞。 ハイヴへの単独侵攻・単独制圧を目的としており、オリジナルハイヴ攻略用の切り札として横浜基地の最深部で調整が続けられていた。 主砲の荷電粒子砲を始め、初期設計段階においては36mmや等が装備されており、「弐型」の欠点の一つであった攻撃装備不足を解消している。 本編では専用のML機関がトラブルにより運用不能となったことで旧式のXG-70b予備機のML機関が転用されたため出力不足になり、主砲チャージのエネルギーを補うために大半の防御兵装が降ろされ、蓄電池に換装されている。 また、ラザフォード場の制御問題もクリアされたことで人間の搭乗も可能となっているが、搭乗できる人間にはかなり厳しい制限がある。 また本編では主砲を陽電子砲や量子砲に換装できることが示唆されている。 なお、副砲であった120mm電磁投射砲の技術は日本帝国に提供され、戦術機用の携行火器「試製99型電磁投射砲」として斯衛軍の中央評価試験隊「ホワイト・ファングス」で評価試験が行われた。 スタッフ [ ] 下記はアバンオープニングアニメおよびエンディングでの表記に基づく。 原作:• キャラクターデザイン:Bou• シナリオ:タシロハヤト、松永北斗、吉宗鋼紀• グラフィック:杉原鎧、南風麗魔、高田一廣、大田優一、春H牧彦• プログラム:號滋樹• プラグインプログラム:熊野恭生• スクリプト:宮元橡雨• メカニックデザイン:吉宗鋼紀、()、、星野秀輝• 演出:吉宗鋼紀、タシロハヤト、宮元橡雨• 音楽制作:• サウンドディレクション:伊藤善之• 背景:三石無双• 音響制作協力:• アニメーション作成:有限会社、有限会社• 広報:• 製作総指揮:吉宗鋼紀 主題歌 [ ] 18禁版• アバンオープニングテーマ「未来への咆哮」• グランドエンディングテーマ「」• 挿入歌「翼」• 挿入歌「Carry on」• アバンオープニングテーマ「Name〜君の名は〜」• アバンオープニングテーマ「Metamorphose」• アバンオープニングテーマ「0-GRAVITY」• 「マブラヴ オルタネイティヴ Insertion song Collection」 LACM-4197、2005年5月25日• 主題歌「未来への咆哮」、挿入歌「翼」「Carry on」を収録した挿入歌集CD• 「マブラヴ」 LACM-4209、2005年8月10日• 主題歌「マブラヴ」の2005年新収録バージョンとの挿入歌「桜の花が咲くまえに」を収録したCD• 「マブラヴ オルタネイティヴ オリジナルサウンドトラック Vol. 1」 LACA-5508、2006年3月24日• 「未来への咆哮」「翼」のゲームサイズバージョンを含むサウンドトラックCD第1弾• 「マブラヴ オルタネイティヴ オリジナルサウンドトラック Vol. 2」 LACA-5524、2006年6月7日• 「マブラヴ(2005 Ver. )」「Carry on」のゲームサイズバージョンを含むサウンドトラックCD第2弾• 全年齢版主題歌「Name〜君の名は〜」等が収録されているヴォーカル集• 「マブラヴ」シリーズ・ボーカル集 LACA-9266〜LACA-9267、2013年2月6日• Xbox 360版やPS3版に使用された楽曲を、CD化していなかった音源も含め、新たにコンパイルした最新ボーカル集 コミックス [ ] 原作:アージュ、作画:。 (現)発行の『』2007年10月号~2017年6月号に連載。 単行本全17巻。 2008年4月26日発売、• 2008年11月27日発売、• 2009年6月27日発売、• 2010年1月27日発売、• 2010年8月27日発売、• 2011年4月4日発売、• 2011年10月27日発売、• 2012年4月27日発売、• 2012年11月27日発売、• 2013年8月27日発売、• 2014年2月27日発売、• 2014年8月27日発売、• 2015年2月27日発売、• 2015年8月27日発売、• 2016年2月27日発売、• 2016年10月27日発売、• 2017年6月27日発売、• マブラヴ オルタネイティヴ 月影は闇夜にありて 2013年7月27日発売、 小説 [ ]• から、ノベライズ小説が出版されている。 『マブラヴ』の一部として発行されているため、ALTERNATIVE編は第5巻から始まっている。 著:、原作:アージュ、挿絵:。 マブラヴ 5 ALTERNATIVE 再起 (2008年3月25日発売、)• マブラヴ 6 ALTERNATIVE 流転 (2008年11月21日発売、)• マブラヴ 7 ALTERNATIVE 決戦 (2009年6月25日発売、) 設定資料集 [ ]• MUV-LUV ALTERNATIVE Operation Lunatic-Dawn:Base521 ファンブック (2008年8月15日)• 発行:アージュ/製作:アージュ オルタネイティヴチーム編集部• アージュ発行の公式ファンブック。 世界年表や戦術機の開発系譜などが収録されている。 タイトルの『Lunatic-Dawn』は会場のがある「有明」を意味し、「Base521」はアージュのブース番号を意味している。 MUV-LUV ALTERNATIVE INTEGRAL WORKS (2009年12月26日発売、)• 発行:/製作:テックジャイアン編集部• 戦術機開発史やBETAの生態、国際情勢、本編でも描かれた戦闘の推移などに関する解説の他、築地多恵のサイドストーリー、デザイナーやスタッフへのインタビューなどが収録されている。 ロボットアニメが多数登場する作品。 2018年11月に期間限定参戦作品として登場。 脚注 [ ].

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AniTubeの代わりのアニメサイト「おるマル」とは?詳細と危険性を徹底解説

おる マル

もう 全話無料でみれて 公式じゃない時点で違法アプリっぽいですよね・・・。 でも、結論から言うと おるマルはグレーですが違法ではないと考えられます。 おそらくアプリを作った人は自分でアニメ動画を用意してアップロードしているわけではないのだと思います。 動画のリンクを引っ張ってきているだけなんじゃないかなと。 というのも自分でアップロードしてたら完全に違法なわけで。 AppStoreで堂々とアプリ配信するなんてリスキーすぎます。 AppStoreに嘘の名義で登録しても年会費払わないとアプリ配信とかできないので本気出したらすぐ特定されてしまいます。 のでアップロードされているアニメ動画のリンクを引っ張ってきているだけじゃないかと思います。 「おるマル」に危険性があるのか?について 危険性はほとんど無いですが、 絶対安全とは言い切れないですね。 絶対安全とは言い切れない理由を過去の事例をもとに解説します。 漫画村クローンで一時期とても話題になっていた「星のロミ」というサイトがありました。 (いまは閉鎖された) 星のロミではアクセス数が伸びる前は広告が一切入っていませんでしたが、アクセスがのびて有名になった後、怪しい広告(中には詐欺関連のものもある)が自動で開かれるスクリプトを仕込んでいました。 ウィルスを直接仕込んだわけではないし、広告を仕込んだ目的はお金稼ぎだと思いますが少なからず危険性はありました。 おるマルの場合も、危険性やウィルスに感染する危険があるかは製作者次第ということになります。 もう広告は入っているみたいなのでお金稼ぎがメインでしょうが、今後情報を盗むようなものを仕込むことも可能だと思います。 iOS App Storeでトロイの木馬感染アプリが複数発見されたことが先月話題になっていました。 AppStoreだからといって安全というわけではないです。 ただ、こういうのをするのはハイリスクすぎるのでやらないと思います。 ぶっちゃけ「おるマル」は広告表示があるだけで危険性ほとんどゼロに近いでしょう。 おるマルを使うのは違法行為ではないですし、危険性もほぼありませんので普通に使ってても問題ないと思います・・・。 関連:.

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