平成16年から現在(平成30年)までの14年間、昭和基地で使っていただいています。 調理担当の方がさまざまな商品を試していく中で、当社の製品が最も優れていると評価していただいてからずっとです。 南極に派遣される隊員は毎年違うので、基本的に継続して持参される装備はないらしいのですが、「パストリーゼ 77」だけは毎年持っていっていただいています。 実は、2017年3月のブログ記事に掲載されている調理風景の写真に、この商品が写っているんですよ。 特に、その会社やお店の製品の味を変えることなく、食品の安全性を高めている点を評価していただいているようです。 「パストリーゼ77」は食品添加物の許可を取得しているので、食べ物に直接吹きかけることができます。 食品添加物として販売できるアルコール製剤はほかにもありますが、当社は酒造メーカーなので、単なるアルコール除菌剤ではなく、徹底的にこだわって作ることにしました。 リキュールなどを造るサトウキビを原料とした高純度の醸造用アルコールを100%使用、濃度を調整する水も純水を使っています。 除菌剤としてアルコールを使う場合、度数が強すぎても、弱すぎてもダメなんです。 「パストリーゼ77」のアルコール濃度は重量パーセントでは70. ちょうど、どのくらい効果があるかがひと目でわかる写真があります。 これは寒天の培地に「パストリーゼ77」と他社の製品を噴霧し、アルコールを蒸発させたあと、雑菌を培養したものです。 その結果、「パストリーゼ77」のほうはカビが少し生えたものの、大量増殖は抑えていますが、他社の製品はどちらもカビの増殖を食い止めることができませんでした。 ただ、このような効果の違いを出せたのは、アルコール濃度の違いというより、カテキンの抗菌力によるものです。 「パストリーゼ77」にはアルコールのほかに高純度のカテキンを配合しているので、アルコールが蒸発した後もなお、抗菌効果を維持し続けることができるんです。 こうした工夫をしたのは、実は洋菓子店さんから寄せられた声がきっかけでした。 「1週間お店を空けていても清潔な環境を維持できる製品はないものか」というご意見をいただき、そのご要望に応えたい! と思ったんです。 この商品を開発するにあたって、苦労されたこともあったと思うのですが……。 「パストリーゼ77」を作る施設を作るのに苦労しました。 抗菌剤を製造する場所ですから、施設内も衛生に配慮し人の手を介在しない、完全自動化の製造ラインを用意したかったんです。 消防のかたから、前例の無い自動化ラインということで、消防法の様々な制約をクリアーするのに約2年かかり、ようやく我々が目指す衛生的な自動ラインが完成しました。 確かに、酸を加えれば殺菌レベルは上がるんですが、さびたり、酸が残ってべたついたりするので、どこにでも使える製品にはならないんですよね。 過去に、厚生労働省と農林水産省の共管である財団法人 畜産生物化学安全研究所にパストリーゼ77の効果を、ノロウイルスは培養方法が確立されていないため、代替ウイルスによる試験ですが、「有効性が示唆される」という結果がでました。 厚生労働省も同様の試験を行いその結果「有効性の示唆」をもとにノロウイルスへの対処方法を告知しています。 実はこの試験を実施した後、国が本格的なノロウイルス対策を検討するために、国立医薬品食品衛生研究所がノロウイルス対策をうたった市販の製品を集めて試験を実施しています。 もともと厚生労働省は、ノロウイルス対策として「85度で1分以上の加熱、あるいは次亜塩素酸ナトリウムの消毒が有効」と言っています。 でも、金属や人間の肌など、必ずしもこの対処法が取れない場合があったので、新たな消毒法を模索し始めたのがそもそものきっかけのようです。 この試験結果を見ていて、たまたま「パストリーゼ77」も対象に含まれていることに気づきました。 試験結果の中では「市販品AN」と書かれているんですが、この検査でもノロウイルス除菌の効果が実証されています。 「パストリーゼ77」にはカテキンが配合されているので、おそらくノロウイルスにも威力を発揮するだろうと予想していましたが、実際に期待通りの結果が出てとてもうれしかったです。 ただ残念なことに、「パストリーゼ77」は食品添加物なので、法律上「ノロウイルスに効果がある」と主張できないんですよね……。 もどかしすぎますね。 法律で決められたことだから仕方ないとはいえ、おっしゃる通りもどかしいです。 「ウイルス」は大丈夫なんですが、ノロウイルスだけでなく、O-157や黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌といった具体的な細菌名やウイルス名は出せません。 さらに言えば、「殺菌」「消毒」といった言葉も使えないんです。 「殺菌」「消毒」という言葉が使えるのは日本薬局方の医薬品や医薬部外品だけで、食品添加物である「パストリーゼ77」では使えません。 また、手指の除菌に、という使い方も薬事法により製品への表記、広告も禁止されています。 食べても良いものなのに手指を拭いて除菌することがダメというのも理解しにくいものですが。 だから、広告には「除菌」や「抗菌」という言葉を使っているんですけど、言葉の印象から「殺菌」や「消毒」と書かれた商品ほど効果はないと思われてしまうのがつらいところです。 実際、お客さまから「おたくの商品は『消毒』できないんでしょ」とか、「こっちの製品は『消毒』ってあるけど、おたくのは『除菌』だから弱いんだよね」と言われてしまうこともあります。 消毒も除菌も効果は変わらなくて、単に法律上の制約から「除菌」と「消毒」と表記が違っているだけに過ぎない、と説明すると、皆さんびっくりされます。 そりゃ、知らない人のほうが多いですよね。 ここまでお話すると、医薬品や医薬部外品として認可されたほうがいいのでは、と思われるかもしれません。 でも、医薬品・医薬部外品になると、食品に吹きかけたり、吹きかけた食べ物を口にすることができないんです。 食品にも安心して使えることが「パストリーゼ77」の一番の強みなので、食品添加物としての認可でよかったんです。 ただ、実を言うと、兵庫県にある神戸三田工場では、医薬部外品の製造免許も取得しています。 しかしながらパストリーゼ77のような抗菌力や抗ウイルス力があり、使い勝手の良い製品は、薬事法の指定原材料では出来ないので断念しています。 「パストリーゼ77」は業務用として使っている方が多いんですが、主婦を中心に、一般の方にもご愛用いただいています。 ただ、一般の方向けにマーケティングをしたことは一度もなくて、ご使用いただたかたの口コミで拡げていただきました。 個人の方で、どのような方が購入されているかは把握されているんですか? データとしては持っていませんが、Webサイトを見る限りでは主婦の方が家庭の常備品として購入されているようです。 「一度使ったらもう手放せない」といったコメントを残してくださるのもほぼ女性です。 「パストリーゼ77」は食品の除菌・抗菌に使っていただく目的で作られた製品なので、食べ物まわりで活用している、との声もいただいています。 使い方の一例をご紹介します。 保存食を詰める瓶を煮沸消毒する代わりに吹きかける• 使いかけの野菜や食べかけの瓶詰め商品に吹きかけて、変色やカビを防ぐ• お弁当を詰める前にフタに吹きかけて腐るのを防ぐ• お弁当箱を洗う時間がないときに吹きかけて悪臭を防ぐ そのほか、たとえば、歯みがきの後に歯ブラシに吹きかけるとスッキリしてきれいになった感じがする、といった声をいただいたこともあります。 ただ、Webサイトを見ていると、掃除用具として使っていらっしゃる方も多いようです。 たとえば、お風呂場でカビが生えそうなところに吹きかけておくとカビが生えないとか、ガスコンロのしつこい油汚れの落ちがいいとか。 ほかにも、ペーパータオルに吹きかけて、換気扇の油汚れをサッとぬぐったり、赤ちゃんの哺乳瓶やおもちゃを消毒したりする方もいました。 とはいえ、昔は冬にそれほど売れなかったのですが、最近はボトルに印字した「STOPウイルス」のおかげなのか、ノロウイルスのシーズンである冬にも売れるようなりました。 今年の冬は昨年12月から今年2月にかけて、需要が落ちなかったです。 大掃除にも使っていただいたかもしれませんね。 最後に、今後の方向性についてお伺いしたいと思います。 もともと当社は業務用の洋酒メーカーで、食品工場や洋菓子店さんにずっと使っていただいている製品を作っています。 まずは今後も変わらず、弊社の商品をご愛用いただくことが一番の目標です。 ただ、一般の方の「プロが使っているものを使ってみたい」というお気持ちにも応えたいと思っています。 そのためにも、プロが使う高品質のものを、一般の方がご家庭で安心して使っていだたけるような製品を発信していきたいと考えています。 あともうひとつ、使う方の気持ちも大事にしたいと考えています。 「パストリーゼ77」のパッケージは部屋に置いても違和感がなく、おしゃれでいい、と好評をいただいています。 このパッケージ、実は発売当初(30年くらい前)から変えていません。 「殺菌」や「消毒」という文言を製品に入れた方がわかりやすいですが、食品の販売店舗で窓越しに「アルコール殺菌剤」と書かれたボトルをみたら、このお店は不潔なの?と思われかねないので、違和感のない、汚いイメージを連想させることのない現在のパッケージデザインになったそうです。 使う人の視点に立った商品開発の視点は、今後も忘れずに持ち続けたいと思います。 SNS上の「パストリーゼ77」の評判.
次の¥1,277 食べ物に吹きかける!? のが効くのだ 生鮮食品に直接かけられるのが、このスプレーの特徴。 鮮度の維持や保存、防カビにとあらゆる面で食品を守ってくれるので、 暑い時期のお弁当や、余った食材にシュッとひと吹きするだけで、物持ちが段違い。 アルコールは 2〜30秒で蒸発するので、その後はラップやフタをしたり、そのまま口にしてもOKなのです! 掃除にも引っ張りだこ 食器・調理器具の除菌・抗菌にはもちろん、シンクやバスルームなど 水回りの掃除にも出動。 水垢を落としたり、三角コーナーの 防臭にも効果があるんですよ。 暑い時期の味方なんだ… 挙句に ベッドも!枕からシーツまで、汗ばむ時期は本当に重宝します……。 他にも、冷蔵庫や電子レンジ、ガスコンロの掃除、玄関や押入れ、手指消毒まで…。 これ一本で、大体の場所はカバーできてしまうんや……。 肌に触れるものにも安心して使えるって、案外大事なことですよね。 残念なところ:使えないものもチェックしておこう 変色したり、溶けてしまうものもあるそうなので、使用の際には必ず 説明書きをチェック。 フローリングや革製品などには使えないそうです。 革製品、意外とカビが生えやすいんですよね……。 今年の夏は、安心感が違う 今回購入したのは 1Lサイズと大きめですが、 500mlサイズもあり、 ノズルの有無も選べます。 食品から水回り、身に付けるものまで、気温が上がってくると問題も多くなるものですが……。 これがあれば安心、と思わせてくれる心強いアイテムがひとつあるだけで、夏の暑さにも負けずに過ごせそうですね。 [ドーバー酒造].
次の持ち運びがしやすいスプレータイプは、500mlと1Lの2種類 パストリーゼ77では、スプレーボトルとヘッドなしの詰め替え用、ポンプタイプの3種類を販売しています。 購入後そのまま使用できるスプレーボトルは「500ml」と「1L」の2サイズ。 どちらもシンプルでおしゃれなデザインですが、縦長タイプの容器なので1Lのスプレーボトルはなかなかの高さがあります。 スプレータイプを横から見てみると、500mlと1Lではデザインが異なります。 500mlには持ち手が付いており、噴射口もON・OFFで切り替えることが可能です。 容器の幅はほとんど同じですが、1Lタイプは高さがあり、やや収納場所に困ることも。 スプレータイプを片手で持ってみました。 500mlは持ち手がついており、程よいサイズなので持ち運びがしやすいです。 1Lはサイズが大きく持ち手がないので、使用する時は両手を使います。 個人的には500mlサイズが使いやすく、収納もしやすいです。 アマゾンで買い物をする場合は、配送料が無料になる「」の利用がおすすめです。 (Amazonから配送される商品が対象) パッケージの裏面に書かれている用途や注意点を確認する 除菌スプレーや洗剤を新しく使用する場合は、パッケージに記載されている用途や注意点の確認がおすすめです。 注意書き欄には「他の容器に移し替える時は品名・注意事項を明記してください」と記載されています。 パストリーゼ77を使用する場合は、吹きかけたいものから30cmくらい離して使用します。 拭き取りや水洗いの必要はありません。 パストリーゼ77を吹きかけた食品をラップする場合は、噴霧後20秒ほどしてからラップをします。 1回のスプレーで思っているよりも多くの泡が出たので、まずは1回スプレーをして足りない分を追加するのもおすすめ。 パストリーゼ77の使い方・活用方法をご紹介 ざるやバスケットのカビ防止・除菌 平たいざるは、野菜や麺類、食材などを置いて使用することが多いです。 盆ざるは水洗いをして乾燥させますが、カビが生えやすいアイテムなので仕上げにパストリーゼ77を吹きかけています。 キッチンや洗面所のダストボックスに吹きかける 腐敗防止・消臭効果があるパストリーゼ77は、台所や洗面所のゴミ箱の手入れにもおすすめです。 ダストボックスだけでなく、キッチンシンクの三角コーナーや排水口にも使用することができます。 保存容器やお弁当箱に吹きかける 洗った後の保存容器やお弁当箱にパストリーゼ77を吹きかけておきます。 吹きかける時は30cmほど離れた場所から吹きかけるのがおすすめです。 パストリーゼ77は食品にも直接吹きかけることができるので、お弁当を作った後にふんわりと吹きかけ、腐敗防止・除菌に。 洗い終わった食器に吹きかける 食洗機や手洗いが終わった食器にパストリーゼ77を掛けて仕上げます。 パストリーゼ77は吹きかけた時にアルコール独特のニオイがしますが、お水と違って乾燥が早いので拭きあげる必要がありません。 まな板・包丁の除菌に使用する パストリーゼ77の活用方法で有名なのが、調理器具の除菌です。 よく使用する調理器具はパストリーゼ77を吹きかけて、少し乾燥させてから収納しています。 ボウルやストレーナー、トングの除菌に使用する まな板と同じように、ボウルやトング、キッチンバットの除菌にもおすすめです。 布巾やタオルに吹きかける ニオイや菌が付きやすい布ものにも使用することができます。 乾かす時にパストリーゼ77を吹きかけておきます。 果物や野菜、食品に吹きかけてから保存する パストリーゼ77は「腐敗防止・抗菌・消臭効果」があり、食品に直接吹きかけることができます。 みかんなどの果物を長期保存する場合も、保存前にパストリーゼ77を吹きかけておきました。 保冷バッグの手入れにも お刺身や冷凍食品を持ち歩く際に活躍する保冷バッグは、なかなか洗うことが難しいアイテムです。 保冷バッグの中にパストリーゼ77を吹きかけておきます。 しっかりとキレイにする場合は、布巾にパストリーゼ77を付けて保冷バッグの中を拭きあげるのもおすすめです。 パストリーゼ77を掃除で使用する 手アカが付きやすいドアノブや照明スイッチの掃除に パストリーゼ77は除菌スプレーですが、手アカ掃除にも活用することができます。 自宅の中でも手アカが付きやすいドアノブ掃除におすすめです。 除菌効果もあるので、家族での風邪予防としても重宝します。 冷蔵庫のドアや外側掃除に 冷蔵庫のドアや外側部分は手アカや油汚れが付きやすい場所です。 パストリーゼ77でこまめに拭きあげるとキレイに保つことができます。 冷蔵庫の内側をキレイにする 冷蔵庫の内側は汚れやすく、ニオイがたまりやすい場所です。 パストリーゼ77は食品にも吹きかけることができる除菌スプレーなので、冷蔵庫の中でも使用しやすいアイテム。 数ヶ月に一度、冷蔵庫の中身を全て出し、パストリーゼ77を使ってキレイに拭きあげるのもおすすめです。 ガラス製のドアやテーブル掃除に パストリーゼ77はフローリング掃除には適しませんが、ガラス製のドアやテーブル掃除として活躍するアイテムです。 サッと吹きかけてキレイな布巾で拭き取ればOKです。 食器棚の掃除でも重宝します。 キッチンシンクの排水口や三角コーナー、食器用スポンジに ニオイや汚れがたまりやすいキッチンシンクの手入れにもおすすめです。 キッチンシンクの掃除の仕上げやニオイ取り。 鏡の掃除に使用する パストリーゼ77はガラス掃除だけでなく、鏡の手入れにも使用することができます。 水アカや手アカが付きやすい鏡にパストリーゼ77を吹きかけ、きれいな布巾で拭き取ります。 スマートフォンやパソコン、テレビなどの液晶画面の掃除には使用できないので注意が必要です。 パストリーゼ77は人気商品だけど販売店が少ない。 重さがある商品なので通販での購入が便利 パストリーゼ77はドラッグストアやスーパーでは販売していないお店が多く、なかなか見つからないことも。 一番軽い商品で500mlなので、詰め替え用などを購入する場合は通販での購入がおすすめです。 アマゾンや楽天市場、などで購入することができます。 初めて購入する場合は、お試しがしやすい500mlのスプレーボトルタイプがおすすめです。 1Lタイプも購入しましたが、やや重たく持ちづらいので500mlを中心に使用しています。 また、アマゾンや楽天市場の通販サイトでは使用した感想などのレビューがたくさん掲載されており、使い方の参考にもなりました。
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