スポンサーリンク 相鉄・JR直通線開業まであと4か月余りとなりましたが、昨日ダイヤの概要が発表されました。 使用車両は? これについては既に発表があった通り、JR側はE233系7000番台、相鉄側は12000系を使用することになっています。 また、12000系は基本的に新宿以遠より先には乗り入れない方針です。 新ダイヤは? 新ダイヤについては、運行区間が相鉄線 海老名~JR線 新宿 朝通勤時間帯の一部列車は大宮方面へ直通 となっており、いずみ野線の列車は乗り入れず、西谷駅での乗り換えとなる模様です。 また乗り入れについてですが、各停だけではなく特急の乗り入れも行うとのことです。 停車駅は以下の通りです。 引用: 次に、朝ラッシュ時とその他の時間帯の運行がどうなるか予想してみます。 となると特急の乗り入れか各停の乗り入れかでかなりダイヤが変わってきそうです。 海老名・大和~新宿間ですと、小田急と競合になる区間ですから、運賃や時間面で不利なこと、また現在は特急が西谷駅を通過していることから、各停が直通するものと当初は予想していました。 しかし、今回のダイヤ改正で特急と快速が相鉄・JR直通戦の分岐駅の西谷駅に停車するようになること、また直通特急の設定が明らかになったことが大きなポイントとなると考えます。 そうなると、横浜駅のダイヤはどうなるのか。 現行では 横浜駅〜海老名駅の特急2本・急行4本・各停2本と、横浜駅〜湘南台駅の特急1本、快速2本、 各停4本 全て二俣川で後続急行と接続 という構成になっています。 今回のダイヤ改正で 湘南台方面の特急は廃止となることが判明しており、特急2本がJR線への乗り入れとなると、 横浜駅〜海老名駅の急行4本・各停2本と、横浜駅〜湘南台駅の快速2本(JR直通線の特急と接続)、 各停4本 全て二俣川で後続急行と接続 という構成になるのでしょうか。 ただ、各停の需要がそこまであるとは考えにくく、 横浜駅〜海老名駅の急行4本・各停2本と、横浜駅〜湘南台駅の快速4本(うち2本はJR直通線の特急と接続)、 各停2本という風にする可能性も否定はできません。 特急が4本とも新宿方面乗り入れとなると、さすがに横浜方面への利用客からの苦情が殺到しそうですし、相互接続すると考えられるいずみ野線通勤特急も4本走らせるのか?という点で疑問が残ります。 特急2本・各停2本の乗り入れと考えると、この時間に走る最優等列車は相鉄・JR直通線の特急2本といずみ野線の通勤特急2本ということになり、ちょうどよさそうです。 この時間帯の海老名発の特急はJR線直通が2本、横浜駅発着が2本となり、また急行が2本抜ける分いずみ野線の通勤急行を2本走らせると考えるとちょうどよくなります。 また、朝ラッシュ時は一部列車が大宮方面への乗り入れを行うとありましたが、おそらく埼京線内は各駅停車での運行になるものと現段階では予想されます。 次に、夕ラッシュ時のダイヤを考えてみます。 夕ラッシュ時は特急の運行がないため、各停のみの乗り入れが3本となる可能性が濃厚です。 また、これにより空く急行枠は恐らくいずみ野線の急行となることが予想されます。 平日は日中は1時間当たり特急と各停が1本づつの計二本、朝夕ラッシュ時は基本的に特急のみが直通するダイヤとなっています。 朝ラッシュ時のみ運行される海老名発川越行のロングラン運用が注目でしょう。 引用: 引用: いずみ野線は新種別設定で速達化 引用: 現行ダイヤでは、上りの平日朝ラッシュ時間帯のいずみ野線は各停のみの運行となっています。 今回のダイヤ改正で、上りの同時間帯に、通勤特急および通勤急行を導入し、いずみ野線から横浜方面への速達性向上を図ります。 なお、 通勤急行は、一部海老名駅からも運行します。 また、 湘南台駅発の通勤特急と海老名駅発の特急(JR線直通)が二俣川駅で接続することにより、湘南台方面から都心方面への速達性・利便性向上を図ります。 引用: 相鉄・JR直通線の試運転本格化 7月に入り、新線区間の試運転が日中にも行われるようになっています。 ただ、今のところ試運転は西谷~羽沢横浜国大間のみに留まっており、JR側の区間の試運転は行われていません。 準備が着々と進んでいます。 — ハマのロクヨン 9703f9705f JR側は新宿運輸区のみの担当であること、接続線・駅構内の確認のみで済むため、余裕があるE233系7000番台を数本使用して短期集中で試運転を済ませてしまうつもりなのでしょうか。 E233系や12000系の貸し出しはあるか? 引用: 東京メトロ副都心線と東急東横線の直通運転開始前には、東急線の車両が西武鉄道・東武鉄道・東京メトロに貸し出され、また東京メトロの車両が東急線側にそれぞれ貸し出され、関係各所の訓練やトラブルの洗い出しなどが行われました。 今回も、JRのE233系が相鉄側に、逆に相鉄側の12000系がJR側に貸し出されるのではないかと考えておりますが、果たしてどうなるのか注目です。 車両の留置場所はどうするのか? 今回の直通に際し、7本が新製され、大幅に運用が増える見込みのE233系ですが、その所属先となる川越車両センターの大規模な設備改修は今のところ行われていません。 そうなると、新宿駅などの駅留置の運用が増えるのと、西谷駅に留置線が新しく作られたことから、 西谷駅の留置線を活用する等、相鉄側でJRの車両が夜を明かすのでしょう。 まとめ 相鉄・JR直通線の開業が4か月後に迫る中、いよいよダイヤの概要発表など、動きが慌ただしくなってきましたね。 また、まさかの 相鉄・JR直通線への特急乗り入れというサプライズもありました。 果たして今後 相鉄・JR直通線がどうなるのか、また今回は実現しなかったいずみ野線のJR線乗り入れは今後あるのか、注目でしょう。
次の2019年7月16日、相鉄・JR直通線の新ダイヤの概要が発表されました。 また、これに伴い、停車駅の変更や種別の変更も行われます。 相鉄・JR直通線の新ダイヤの運行形態 基本的な運行区間は従来の相鉄線系統(横浜~海老名・湘南台)と相鉄・JR直通線系統(新宿・大宮~海老名)に分かれます。 また、相鉄・JR直通線では基本は新宿~海老名での運行とし、朝の通勤時間帯のみ大宮方面へ直通する予定です。 大宮方面となっているのでもしかすると川越線に直通する含みがあるのではないでしょうか。 相鉄・JR直通線新ダイヤの停車駅・種別 プレスリリースより 今回の改正では相鉄・JR直通線系統の特急・各駅停車の新設に加え、通勤特急と通勤急行が新たに新設されます。 いずみ野線系統にも通勤特急と通勤急行が新設されます。 また、相鉄・JR直通線の特急といずみ野線系統の通勤特急は二俣川で接続するダイヤとなる予定です。 西谷駅に急行を除いた全種別が停車 今回の新ダイヤでは西谷駅での相鉄・JR直通線系統と本線系統の乗り換えの利便性のために急行を除いた全種別が停車するようになります。 また、横浜~二俣川間で特急よりも急行の停車駅が少ない逆転現象が起こる予定です。 同区間の速達性の確保ということで仕方がなかったのかもしれませんね。 相鉄・JR直通線系統の運行本数 運行本数は46往復92本の運行で、朝の通勤ラッシュ時には毎時4本、そのほかの時間では毎時2~3本運転される予定です。 おおむね20分~30分間隔での運転となりそうですね。 相鉄・JR直通線の使用車両は? 相鉄・JR直通線の使用車両は相鉄12000系とJR東日本E233系での運転になります。 今回相鉄12000系は相鉄・JR直通線のために新型車両を作った形で、相鉄としても相鉄・JR直通線を成功させたいことでしょう。 今後どうなっていくか楽しみですね。 関連記事.
次のスポンサーリンク 相鉄・JR直通線の開業日が2019年11月30日に決定しました。 そこで今回は相鉄・JR直通線の概要やダイヤ、運賃等をまとめました。 相鉄・JR直通線の概要は? 相鉄・JR直通線は、神奈川東部方面線の機能の一部として、相鉄本線西谷駅からJR東海道貨物線横浜羽沢駅付近までの区間に連絡線を建設するものです。 横浜羽沢駅からは東海道貨物線に入り、鶴見駅からは品鶴線複々線の貨物線を経て新鶴見信号場の先で湘南新宿ラインに合流するものです。 ちなみに、 横浜羽沢駅 — 新宿駅間は東海道貨物線経由の「おはようライナー新宿」・「ホームライナー小田原」と同じルートです。 使用車両は? JR東日本 引用: 現在埼京線・川越線などで使用されているE233系7000番台を相鉄直通対応に一部改造して乗り入れることとなっています。 また、 相鉄直通に伴う運用増加に備え、7編成を増備するようです。 2019年度末までに10両編成6本が導入されます。 この車両では、ドア上に液晶式案内表示器を設置され、全車両でWi-Fi環境が提供されます。 また、車内のロングシートも座り心地を改良し、ランダムパターンを施した汚れが目立たない生地を採用します。 このほか、ベビーカーや車椅子用のフリースペースは全車両に設置され、空気清浄機や車内ドアスイッチの導入、時間帯で変化する調色調光式のLED照明の採用、車内鏡の設置等、乗客にとっては優しい車両となっています。 ほかにも、前方監視カメラと車内防犯カメラの設置や将来のホームドア導入に備えたホームドア設置駅で自動停車可能なTASCの導入を行います。 引用: 12000系のほか、11000系も相鉄とJR東日本の直通運転に使われます。 なお、今後埼京線の保安装置ATACSを設置する改造工事が行われるようです。 ダイヤはどうなる? 日中は新宿駅折り返しを基本とし、ラッシュ時に大宮駅や川越駅に乗り入れをすることがすでに発表されています。 まずJR側ですが、こちらは現在大崎から大宮・川越へ乗り入れている列車のほとんどが快速か通勤快速なので、これが相鉄線へ乗り入れてくる可能性が高いです。 次に相鉄側を考えてみます。 相鉄の西谷駅は現在各駅停車のみの停車駅となっており、特急などの優等種別はすべて通過してしまいます。 よって停車駅の追加などの変更が行われない限り、各駅停車のみの直通運転になりそうです。 また、引き上げ線が2線設けられることから、おそらく西谷~横浜間の各駅停車を区間運転し、利便性の低下を防ぐのでしょう。 ダイヤ乱れ時はどうなる? 次にダイヤが乱れたときはどうなるのかを考えてみます。 現在、埼京線はりんかい線と直通運転を行っていますが、おそらく埼京線と相鉄線が直通運転を開始した場合、ダイヤ乱れ時に突発的にりんかい線への直通運用が相鉄の車両を使用して設定される可能性があります。 (通常ダイヤ時には相鉄車両のりんかい線乗り入れは設定されないと思われる) 相鉄12000系12101F甲種輸送を逗子にて。 ただし、こちらはすでに後継車両の導入が発表されており、E233系かE235系に準じた車両の導入が予定されています。 後継車両に置き換わった場合相鉄線へ乗り入れるかどうか?は現時点では判明していません。 相鉄・JR直通線の運賃はどうなる? 相鉄は2月26日、2019年度下期開業予定の相鉄・JR直通線(相鉄線 西谷駅~羽沢横浜国大駅、営業キロ2. 1km)の旅客運賃設定について、国土交通大臣に認可申請を行なったと発表した。 相鉄・JR直通線の相鉄線 西谷駅~羽沢横浜国大駅の区間、または同区間とほかの区間とにまたがって乗車した場合の加算運賃を「普通旅客運賃:30円」(1か月の通勤定期は1140円、通学定期は430円)としている。 ただし、認可申請から2019年度下期の開業までの期間に消費税率の引き上げがあった場合には、増税相当額を転嫁する変更認可申請を行なう。 合わせてJR東日本も当該路線に関わるJR東日本区間(鶴見駅~羽沢横浜国大駅、営業キロ8. 8㎞)の適用運賃などについて発表している。 隣接する東海道線などと同じ東京の電車特定区間の運賃を適用し、羽沢横浜国大駅を経由する相鉄線への直通線を利用した場合には、JR線の運賃に相鉄線の運賃を合算した額になるとしている。 Webサイト: 引用: 加算運賃は30円のみということで、新線の割にはそこまで上乗せがありませんでしたね。 多数の乗客が見込めるから加算運賃は控えめにしても投資金額は回収できるということなのでしょう。 まとめ いかがでしたか?今回、ついに相鉄とJR の直通運転が開始されるということで、とてもワクワクしている方々が多いのではないでしょうか。 相鉄としても、ようやく悲願の都心乗り入れが実現することになりました。 果たして開業後どうなるのか、注目ですね。
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