jpg 足は元々臭いものだと思っている方も いるかもしれませんが、 本来足は「無臭」のはずなのです。 足の裏は「エクリン腺」という 汗腺が集中しているので、 沢山汗をかく部分になりますが、 このエクリン腺から出る汗自体に ニオイはありません。 では、なぜ足が臭くなるのでしょうか。 それは、足の雑菌から出る排泄物が 原因となっているのです。 次から足の臭いの原因について詳しく説明していきます。 pakutaso. もちろん小さな赤ちゃんの足の裏にも 汗腺があり、大人と同じで 汗をかくことで体温を下げようとします。 しかしこのまま足が汗で湿った状態でいると、 どうしても菌が繁殖しやすくなり、 足の臭いの原因となってしまうのです。 夏場はサンダルを履くことが多く、 サンダルは通気性が良い靴のため あまり問題はありませんが、 通常の靴の場合、基本的に靴下を履くため、 新陳代謝が盛んな子どもの足の温度は どんどん上昇してしまいます。 気が付いたら子どもの靴下が汗でびっしょり、 なんてこともあるかと思うので、 要注意です。 pakutaso. しかし、毎日同じ靴を履き続けたり、 ずっと洗っていなかったりすると、 足から出た汗や垢が靴の中に どんどん溜まっていきます。 そうすると菌が繁殖しやすい環境が できあがり、足の臭いの原因となります。 雑菌が繁殖するのに 1番適した環境は「高温多湿」なので、 靴の中はまさにこの条件に ぴったりの場所なのです。 さらに雑菌は、靴の中に溜まっている 古くなった角質を餌にします。 よって、汚い靴は雑菌が増殖するのに 最も適した環境なのです。 また、普段履く靴は何足か持っている 子どもも多いかと思いますが、 盲点になっているのが学校の上履きです。 長期間洗わずにそのまま履いていると 雑菌のたまり場となるため、とても危険です。 特に冬場は足の爪の手入れはどうしても 忘れがちになりますが、 爪が伸びすぎると爪の間にゴミや垢など さまざまな汚れが溜まりやすくなり、 雑菌が繁殖してしまいます。 しかし前述した通り、 足の汚れがそのまま臭いの 原因となっていることがほとんどなので、 足を清潔にすることが 臭いを防ぐことの一番の近道です。 子どもが帰ってきたら、 まずは靴下を脱がせて、 石けんを使って足をよく洗います。 このときに、足の指の間を開いて洗い、 指の間の汚れも落とすようにしましょう。 毎日行うのは手間もかかって 大変だと感じる場合には、 沢山遊んで汗をかいたり、 外で動き回って遊んだ後や、 よく汗をかく夏場だけでも 取り組んでみてください。 また、足の汗を拭いて靴下を 綺麗なものに替えるだけでも効果があるので、 足を洗うのが面倒だなと感じたら、 まずはそこからはじめてみては いかがでしょうか。 今は除菌タイプのウエットティッシュも 売っているので、 それで足を綺麗にするのも 手軽で良いかもしれませんね。 靴は湿気が抜けにくいため、 足の臭い防止を考えると、 同じ靴を2日連続で 履かないようにするのがベストです。 成長期の子どもは すぐに足のサイズが大きくなるので、 そんなに沢山靴を買い揃えるのも 勿体ない気もしますが、 足のためにもせめて2足は 揃えて履き替えるようにしましょう。 そして、できれば月に1回は 靴を洗うと良いとされています。 お天気の良い日を見つけて、 綺麗に洗ってみると良いですね。 靴が綺麗になるのは 気持ちの良いことだという感情を 子どもにも味わってもらうためにも、 週末など時間のあるときに、 お子さんと一緒に靴を 洗ってみてはいかがでしょうか。 とはいえ、靴を洗っても 生乾きのままだと雑菌が繁殖して 逆効果になってしまうため、 洗った後は完全に乾かしましょう。 また、普段履いている靴だけでなく、 学校の上履きも盲点になりやすいので、 たまには家に持ち帰って綺麗に 洗うようにしましょう。 お天気の良い時や連休の時など、 しっかり靴を乾かせそうな タイミングを見計らって、 上履きも綺麗に洗うように心掛けたいですね。 また、部活動をやっている 子どもであれば、 サッカーのスパイクや陸上の靴など、 どうしても1足をずっと履き続けている パターンも多いですよね。 このような場合は、除菌スプレーをふって 靴の中をしっかりと乾燥させるだけでも 十分に効果的です。 また、普段履き用の靴は 1足しか持っていないという場合も、 靴を替えなくても毎日靴の中を 清潔にしていればそこまで問題にはなりません。 学校から帰ってきたら 除菌スプレーなどをふって 外でしっかり乾かしたり、 天気が悪く乾きにくい日には ドライヤーや乾燥機などで 乾燥させるようにしましょう。 また、靴下で足が蒸れるからと 言って裸足で靴を履かないように することも大切です。 裸足で靴を履くと汗や垢が直接靴の中に 残りやすくなり、臭い物質が靴の中に 直接溜まってしまいます。 朝からずっと同じ靴下を履いている 子どもも多いかと思いますが、 靴下は沢山の汚れを吸収しています。 1日の終わりには足の汗だけでなく 靴や床の汚れなども吸収し、 靴下は雑菌まみれになっています。 靴下の汚れは意外と盲点になりやすいので、 靴下をこまめに替えることも意識してみてください。 体育の授業がある場合は、 授業後に体操服を着替えるタイミングで 一緒に靴下も替えてしまえば良いですね。 その時にさっと足の裏の汚れも 除菌シートで拭き取れば、 なお効果的です。 部活動をしている子どもは、 さらに部活後にも同じように 靴下を替える習慣をつけるようにしましょう。 また、子どもがまだ赤ちゃんのうちは 足の裏に体温を調整するセンサーがあるので、 裸足で過ごす方が良いと言われています。 部屋の中にいるときは 基本的に靴下を履かせなくても大丈夫です。 とはいえ、冬の寒い日には 足が冷えてしまっていることもあるので、 赤ちゃんの様子次第で靴下を 履かせてあげるようにしましょう。 その際、足に汗をかいていれば こまめに靴下を 取り換えるようにしてあげてください。 気付いたら爪が伸びて ゴミが溜まって爪が黒くなっていた、 なんてこともありますよね。 このように、足の爪は雑菌が 繁殖しやすい場所なので、 こまめに切るようにしましょう。 巻き爪の場合、 爪で指の皮膚を傷つけてしまい、 そこから雑菌が入って化膿してしまう こともあるので、 そういったお子さんは特に注意が必要です。 基本的に体温調節が必要なときに汗をかきますが、 多汗症の人は体温調節が必要でないときも 汗をかいてしまう病気です。 多汗症は汗腺のある場所 どこでも起こりうるものですが、 ある特定の場所だけ発生する場合もあり、 足の裏だけ過剰な汗をかいてしまう 「足蹠(そくせき)多汗症」というものもあります。 この病気の可能性がある場合、 足の裏だけが異常に汗をかいている ことが多いので、 気になる場合は皮膚科を受診しましょう。 この白癬菌は、汗などをエサに繁殖し、 老廃物を排出してしまうので、 足の臭いの原因となります。 皮膚に白癬菌が付着するだけでは 水虫にはなりませんが、 足を不潔にしておくと、 汗や古い角質が足の裏に溜まり、 白癬菌が繁殖しやすい環境をつくってしまいます。 また、傷ついた皮膚からは 白癬菌が侵入しやすくなるので、 巻き爪の人は特に注意が必要です。 また、プールや銭湯、レジャーランドなど 多くの人が利用する施設の足拭きマットや、 家族の中で水虫に感染している人がいる場合は、 お風呂の足拭きマットなどから うつってしまうので、注意が必要です。 柔道や空手など裸足で行う習い事を している場合も水虫が うつりやすいと言われています。 また、スポーツをすることで 靴の中が蒸れやすく、 水虫にかかりやすい傾向があるようです。 こういった悪い菌を増やしやすい環境を 作らないためにも、 常に足を清潔にするよう心掛けたいですね。 スプレーなどの消臭剤は使えるの? 市販品には足の臭い対策グッズが沢山あり、 今はドラッグストアに行けば 沢山の種類のスプレーが販売されています。 特に中高生の女の子であれば ほとんどが制汗スプレーを 持っているかと思いますが、 足の臭いを防止するスプレーなども 今は沢山開発されているようです。 足に直接吹き付けるタイプの 臭い対策グッズには、 ストッキングや靴下の上から 使用できるものもあります。 汗などによって臭いが気になりやすい 足をサラサラにキープしてくれる 制汗スプレーは、 とても手軽に使うことができます。 また、足に直接吹き付けるタイプでは パウダーインタイプのものもあるので、 ミストが乾いた後は足がサラサラになるようです。 このように、 足に制汗スプレーをすることによって、 足の臭いの原因となる雑菌の繁殖を 抑えることができます。 手軽に足の臭いを予防することができる アイテムが沢山あるので、 ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。 まとめ 子どもの足が 臭くならないようにするためには、 足や靴、靴下を清潔に保つことが大切です。 小学校に入ると体育の授業もあり、 スポーツをする機会が増えます。 また、子ども自身も自分の 足の臭いが徐々に気になってくる 頃でもあります。 お友達に足が臭いと指摘されるのは 子どもにとってかなりショックな 出来事になるので、 これは未然に防ぎたいですよね。 このように、足の臭いは 元々あるものではなく、 予防することができるものです。 将来的に子どもが足の臭いで 困ることのないように、 幼少期から足を清潔に保つ習慣を つけてさせてあげたいですね。
次の1.足の臭いの原因 足の汗は実は無臭 人の汗腺は「アポクリン腺」「エクリン腺」という2つの汗腺があります。 よく耳にするのは「アポクリン腺」ではないでしょうか。 アポクリン腺とは乳輪、ワキ、陰部など決まった部分にしか存在しない汗腺で、成分は中性脂肪・アンモニア・脂肪酸などが中心なので、臭いの元になる物質が分泌されます。 逆に聞きなれない「エクリン腺」が分泌する成分は、99%が水分で、残り1%は塩分です。 つまり臭いの元となる成分はほとんど分泌されません。 足の裏にはこの「エクリン腺」が集中していて、体の中でも多く汗をかく部位です。 平均でなんと、一日コップ一杯 約200㏄ の汗をかくと言われています。 ですが足の臭いの原因は汗そのものではありません。 先ほどお話した通り、エクリン腺からでる成分はほとんどが水分で構成されているので、無臭に近いのです。 では何故足は臭くなるのでしょうか? 足の裏の雑菌が原因 足の裏の皮膚は分厚く、表面の皮膚が剥がれ落ちやすく、それが垢になります。 垢は雑菌を繁殖させる恰好のエサになり、さらに皮脂腺からの分泌液や汗が混ざると、あのいやーな臭いを発するのです。 具体的には白癬菌やバクテリアが繁殖すると言われています。 しかし白癬菌や雑菌、バクテリアは、どこででも繁殖するわけではありません。 繁殖するためには、温度や湿度など、一定の条件が必要になってきます。 この状態で皮膚に白癬菌が付着すると、急速に増殖し、角質層へと侵入し、やがて水虫の症状として現れてくる場合があります。 さらに雑菌によって生成される「イソ吉草酸」という脂肪酸の一種の成分もあり、これも臭いの原因の一つと言われています。 ストレスは臭いの原因 足の臭いはストレスも要因になる場合があります。 例えば、休日家にいる時は全く臭わないのに、出社し仕事をしていると足の臭いが気になってくる。 緊張する場面に遭遇すると、手のひらや足の裏に汗をびっしょりとかいてしまう。 などの状態の時に汗をかいたりする方がいます。 このようにストレスによって起こる発汗を「精神性発汗」といいます。 具体的には• 環境の変化がある時• 緊張した時• 驚いた時• 痛みを感じた時 このような時に汗をかきやすいと言われています。 汗をかきやすい食材に要注意 直接足の臭いを強くする食事は特にありません。 しかし、食べる料理や食事の仕方で、汗のかき方は変わってきます。 先ほどお話した通り、汗と足の臭いは密接した関係があります。 つまりは汗をかきやすい食事は、間接的に足の臭いに影響するということです。 足の臭いを気にする場面では、以下の食材に気を付けましょう。 具体的に汗のかきやすい食材とは• カレースパイス• しょうが• にんにく• 唐辛子• キムチ などです。 足の臭いの予防を考えると、これらの食材の摂取を控えると良いでしょう。 2.足の臭い改善!簡単に自宅で出来る方法をご紹介 足の臭いを改善させるには大きく分けて二つの方法があります。 足自体の消臭と使用する靴の消臭です。 足自体の消臭を行う まずは足自体の消臭で効果的かつ、簡単に行える方法を紹介します。 1.臭くなりにくい足の洗い方を行う 入浴時、足をしっかりと洗っている方は少数かもしれません。 さっと洗って終わりにしていませんか?正しく洗えば臭いは軽減されます。 ここでは正しい足の洗い方をお教えします。 湯船に浸かるか、洗面器にお湯を張り、足をゆっくりつけて十分に水分を吸わせましょう。 最低でも、3分以上はつけると良いでしょう。 皮膚が柔らかくなった所で石鹸を泡立て、手で優しく洗っていきます。 ボディーソープは保湿成分が含まれている場合が多いので、固形石鹸を使うことをオススメします。 汚れの溜まりやすい指の間、爪の間を念入りに洗いましょう。 爪の間はブラシがあると、しっかり汚れを落とせます。 泡を洗い流し、タオルで水分を取ります。 かかとや指の付け根などを軽石ややすりで優しく擦ります。 水分を拭き取ってから行うことで、必要な角質を取りすぎません。 もう一度洗い流し、清潔なタオルで、水分をしっかり拭き取ります。 しっかり足が乾くまで何も履かない様にしてください。 4のやすりや軽石でのケアは、週に一度程度スペシャルケアとして行いましょう。 普段は1~3、5の工程で構いません。 2.ミョウバン水で足の臭いを消す ミョウバン水とは、簡単に安価で作ることが出来る、消臭スプレーです。 殺菌作用、制汗作用、収斂作用、アンモニア臭を中和する働きがあります。 必要な物• 焼ミョウバン 50グラム スーパーで100円程度で売られています• 水道水 1. 5リットル ミョウバン水の作り方• ペットボトルにミョウバンと水道水を入れ、振り混ぜます。 ミョウバンはすぐには溶けないので、たまに振り、冷蔵庫で保管して下さい。 透明になったら「ミョウバン原液」の出来上がりです。 ミョウバン水の使い方• ミョウバン原液を10倍に薄め、スプレーボトルに入れて使います。 後は気になるところにスプレーするだけです。 洗い終わった足にスプレーしたり、洗った靴下に直接ふきかけて、乾かすと臭いがなくなります。 また小さいボトルに持ち歩けば、気になる時にさっとスプレーできます。 消臭効果があり、安全なので、他の臭いの気になる体の部分 ワキなど に吹きかけても構いません。 3.殺菌効果や消臭効果のある石鹸などを使う。 体を洗う時に使用する石鹸やボディーソープを変えることで臭いを消すこともできます。 石鹸やボディーソープには殺菌成分または消臭成分を含むものがあります。 それらの成分を含むものを選ぶことで臭いを抑えることもできます。 殺菌作用のある成分を含むものは固形石鹸に多いようです。 以下は殺菌、消臭の効果を持つ成分の一例です。 イソプロピルメチルフェノール:殺菌と菌の増殖を防ぐ効果がある。 安全性が高くニキビケア化粧品などにも使われている。 グリチルリチン酸ジカリウム:殺菌と炎症を抑える効果がある。 トリクロロカルバニリド:グラム陽性菌(細菌の一群で臭いのある毒素を分泌するものがある)の殺菌に効果がある。 柿タンニン:ニオイ成分と結合することで消臭効果が出る成分。 柿渋ともいう。 などがあります。 これらを含むものは石鹸やボディーソープの他に足用クリームなどのケア化粧品にも使われているので、それらを使うこともおすすめです。 靴の消臭を行う 次に靴の消臭方法をご紹介します。 4.靴を休ませる 靴を休ませ、ローテーションする事は立派な消臭ケアです。 一日履いた靴は、水分や湿気が取れ切れるまで最低2日は必要です。 湿気が取れ切れず、同じ靴を履き続けると臭いの元になるので、しっかり靴を休ませましょう。 5.重層シューズキーパーを使用する 重曹とは天然の無機物質で「炭酸水素ナトリウム」という物質です。 研磨作用・中和作用・消臭作用・吸湿作用など、生活に役立つ幅広い様々な役割持った物質です。 安全な天然素材で、人体への影響も心配ありません。 必要な物• 重層 2分の1カップ(薬局などに売っている)• 薄手の靴下またはストッキング 一足 使い方• 使い古しの靴下かストッキングに重層をいれ、口を結びます。 それを臭いの気になる靴に、一晩入れておきます。 下駄箱に入れておいても、消臭剤としての効果があります。 6.靴を冷凍する 一番手っ取り早い方法かもしれません。 靴にいるバクテリアなどの雑菌は、冷凍庫の温度では、ほとんど生き残る事が出来ません。 ジップロックなどに入れて一晩冷凍庫に入れておくと、臭いが消えます。 3.まとめ 今回ご紹介した改善方法は、自宅で簡単に出来る方法です。 気になっているけど「まぁいいか」と思わず、周りの人たちの為にもしっかりケアしましょう。 特に夏は蒸れやすく、仕事靴の革靴などは、臭いやすくなっているでしょう。 まずは自分が行いやすい方法から試してみましょう。 2018年4月24日• 2018年4月6日• 2018年4月2日• 2018年4月2日• 2018年3月30日• 2018年3月30日• 2018年3月8日• 2018年2月24日• 2018年1月29日• 2017年12月25日• 2017年11月9日• 2017年11月8日• 2016年12月6日• 2016年7月16日• 2016年5月20日• 2015年6月17日• 2015年5月22日• 2015年4月9日• 2015年3月19日• 2015年3月6日• 2015年2月20日• 2015年1月20日• 2014年12月26日• 2014年11月21日• 2014年11月14日• 2014年11月7日• 2014年10月27日• 2014年10月24日• 2014年10月16日• 2014年10月14日• 2014年10月10日• 2014年10月6日• 2014年10月1日• 2014年9月27日• 2014年9月24日• 2014年9月19日• 2014年9月16日• 2014年9月12日• 2014年9月10日• 2014年9月8日.
次のもくじ• 足の臭いはタバコが原因!3つのメカニズムから解説 まずは足の臭いがタバコによってどのようにもたらされるのかお伝えしていきます。 タバコは足の臭い以外にも体臭にも影響するもの。 足の臭い以外にも体臭が発生している可能性があるので注意が必要です。 交感神経の活発化で足に汗をかく タバコに含まれているニコチンは交感神経を刺激するためエクリン腺からの発汗が活発にしてしまいます。 足の裏にはエクリン腺が多く他の部位の1. 5〜2倍あり、1日に200ml コップ1杯 もの汗をかきます。 エクリン腺から大量の汗をかくと靴の中が蒸れて湿度があがり雑菌が繁殖。 繁殖した雑菌が汗と混じった皮脂や角質を分解することで臭いの原因になるイソ吉草酸などを発生させてしまうんです! タバコで汗をかきやすくなると足が蒸れやすくなるから臭くなる。 タバコの臭いの成分がカラダから出る タバコにはニコチン以外にも、アセトアルデヒドやアンモニア、酢酸などの臭い成分が含まれています。 その数 実に 400以上。 ニコチンやタールのイメージが強いですがたくさんの成分があるんです。 汗には良い汗と悪い汗があるのですが良い汗をかく力が弱いと臭い成分が排出されやすくなる一方で、めぐりが悪いと皮膚の汗腺に十分な酸素が行き届かずに解糖系の質の悪い汗をかきます。 解糖系の汗のかきかたではアンモニアや酢酸などの有機物が汗の中に含まれてしまい臭いが発生するのです。 実は汗のかきかたにも種類があり、運動不足などで汗腺の機能が弱っていると臭いの原因になるんです。 タバコの臭い成分は汗の質が悪いと一緒に出るから臭くなる。 活性酸素による酸化物質 タバコには活性酸素が含まれていて、さらには含まれているタールも活性酸素を生み出す作用があります。 活性酸素は様々な生活習慣病の元になる物質として有名ですが体臭や足の臭いとも関連があります。 人のカラダの細胞膜は脂肪酸でできていて、皮脂腺にもたくさん脂肪酸があるのですが、活性酸素は不安定な物質で脂肪酸から電子を奪う性質があり、それにより 脂肪酸は過酸化脂質に変化します。 過酸化脂質は他の脂肪酸から電子を奪う働きがあり、この働きが連鎖的に起こるんです。 最終的に小さい分子になるのですが、それは人が臭いとして感知できる大きさとなり、加齢臭で有名な『ノネナール』もその物質の1つです。 ノネナールは活性酸素が皮脂腺のパルミトオレイサンとう脂肪酸を分解してできたものなんです。 加齢臭と聞くと「私はまだ若いから大丈夫」と考える人もいるかもしれません。 しかし、実は 若い人でも活性酸素の増加によって過酸化脂質が増加するとノネナール以外の臭い物質が大量生産されて、臭いの原因になります。 タバコの活性酸素は加齢臭の元・ノネナールやその他のクサい臭い物質を発生させるから臭くなる。 足の臭いの原因となるタバコを禁煙するコツ 足の臭い以外にも体臭の原因にもなるタバコ。 健康面や周りの目を考えても禁煙することが一番であることは間違いありません。 ただ、過去禁煙に挑戦したものの挫折してしまった人もいると思います。 そこで禁煙のコツをご紹介します。 禁煙を始める日を決める 禁煙の成功は準備で決まるといっても過言ではありません。 あらかじめ禁煙開始日を決めて置くことで意欲が高まります。 禁煙する理由を明確にしておく 禁煙を開始してすぐに辛くなってしまったという人も多いと思います。 理由を明確にしておくことでモチベーションを維持して、吸いたい欲望に負けないようにしましょう。 禁煙したい理由を紙に書いて目に見えるところに貼っておくと効果UPが期待できます。 吸いたくなるときを事前にメモしておき対策を立てておく 禁煙が一番辛いのは開始から2〜3日の禁断症状のときです。 禁断症状は長くて2週間まで続きますので、注意が必要です。 吸いたい気持ち• イライラ• だるさ このように様々な症状が現れて禁煙の妨げになります。 吸いたいという気持ちに負けてしまい禁煙に失敗しないためにも、吸いたい気持ちになるタイミングを事前にまとめておき、タバコを吸う代わりの行動をしましょう。 例えば、朝起きた時に目覚めの一服をする人も多いと思いますが、吸いたくなったらストレッチすると決めておいたり、代わりにコーヒーを飲むと決めておきます。 そうすることで、気持ちに負けて吸ってしまったという状態を避けることができます。 タバコを吸いたくなる時間の長さはおおよそ5分ほどなので、別の行動をしている間に吸いたい気持ちを抑える効果があります。 無意識に吸ってしまうのを避ける タバコを吸うのが習慣化している人は、『気づいたらタバコを吸っていた』という状態を経験したことがあるのではないでしょうか? 無意識に吸うのを避けるのに有効なのが、禁煙前に意識的にタバコを吸う練習をしておくことです。 そうすることで、タバコを吸う=意識的にすることとカラダに覚えさせておきます。 意識してタバコを吸う状態であれば、吸いたくなったときに、事前に決めておいた行動を取ることで喫煙を避けることができます。 禁煙できている自分を褒める 大切なのは禁煙に対してポジティブなイメージをもつことです。 そのためには禁煙できている自分を褒めてあげましょう。 禁煙できている自分に誇りを持つことで、タバコを吸う状態を回避しやすくなります。 タバコに悪いイメージを持つ 『禁煙セラピー』などの有名な書籍の中でも言われていますが、タバコに対して悪いイメージを持つことが大切です。 タバコを吸うことで自分や家族、恋人など大切な人にどんな悪影響が出てしまうのか書き出してみましょう。 タバコで浮いたお金の使い道を考える 仮に420円のタバコを2日で1箱吸ったとすると年間で76,650円かかります。 10年なら約76万円• 20年なら約153万円• 30年なら約230万円 かなりのお金をタバコに使うことになります。 浮いたお金で海外旅行に行ったり、美味しいグルメを食べられたり、ブランドアイテムを買うことだってできます。 本当にあなたがお金を使いたいのはタバコでしょうか?それとも、それ以外のものでしょうか? 禁煙できる薬を使う 禁煙するのがやっぱり、難しいと感じる人は薬局などで売っているニコチンガムやパッチなどの禁煙補助薬を使うのも1つの方法です。 それ以外にも、禁煙外来で処方されるバレニクリンを使うと自分で喫煙するのが楽になります。 お金はかかりますが、タバコを吸い続けて使うお金よりも少なくなるのは間違いないでしょう。 口寂しくなるのを防ぐアイテムを使う 例えば、タバコを吸いたくなったらガムを噛むようにしたり、タバコのような形でタールやニコチンはなく があります。 他にもと言われているアイテムもあるので、気持ちを落ち着かせたいときに活用できます。 始める日を決める• 理由を明確にする• 事前に対策を立てておく• 無意識に吸うタイミングをメモ• 自分を褒める• 浮いたお金の使い道を考える• 薬や医師を頼る• タバコに代わるアイテムを使う 禁煙はできないけど足の臭いを無くしたいならタバコ以外で対策する方法もある 中には「禁煙するまでではない」と考えている人もいるのではないでしょうか?そんな人におすすめなのは足の臭い対策アイテムを使うことです。 これらのアイテムを使うことで、足の臭いや体臭の対策をすることで臭いを抑えていきましょう。 効果を求めるならクリーム。 日中の汗が気になる人はストッキングや靴下の上からでも対策できるスプレー。 体臭が気になる人は全身のケアができる石鹸がおすすめです。 また、アイテムだけではなく良い汗をかけるように週に2,3日1回20〜30分ほどウォーキングなどの少し汗ばむくらいの運動を取り入れていくのも大切です。 まとめ タバコが足の臭いの原因になるのは、汗をかきやすくなったり、タバコの臭い成分が汗と一緒に出たり、活性酸素によって酸化物質ができるからでした。 可能であれば禁煙をし、難しい場合は消臭アイテムを使ったり、運動をして臭いが発生しにくい良い汗をかくのが大切です。 自分の状況や考えに合わせて続けやすいものを取り入れていきましょう。
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