関連記事: 基礎体温表は自分の体のリズムを知るために必要です。 継続して基礎体温表に… 筆者の体験。 妊娠していたけど高温期に基礎体温が下がりました 妊娠が判明している場合は、高温期が続くため体温が下がるということはあまりないでしょう。 しかし、筆者は一時的にではあるものの、高温期にガクッと体温が下がったときがありました。 このときはリセットなのかと落ち込みましたが、翌日から高温期の体温に戻り、結果妊娠していました。 はっきりとした原因は分かりませんが、この現象を医師に伝えたところ「そういうこともあるよ」といわれました。 計測ミスや測定環境によるわずかな誤差 そのとき医師にいわれたのは、1日だけ下がったという場合は計測ミスや測定環境による影響があるとのことです。 基礎体温は、体温計を置いている環境や測っている環境により影響されることがあるそうです。 いつも同じような環境で測れることが望ましいのですが、冬場なら部屋の温度などで体温計の感度がわずかに変わることもあるといわれました。 出典元一覧• はなおかレディースクリニック「基礎体温と排卵日の予測」(,2019年6月11日最終閲覧)• 塩谷正英 監 「ふたりで取り組む赤ちゃんが欲しい人の本」P34~39(西東社,2012年)• はるねクリニック銀座「基礎体温で体のコンディションをチェックする方法」(,2019年7月16日最終閲覧)• 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ 厚生労働省 「基礎体温」(,2019年7月16日最終閲覧) 本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。 必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。 なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。 ママリ編集部のコンテンツに対する考え方(または取り組み)についてはもご覧ください。
次のこの記事の目次• 妊娠の可能性がないとは言い切れません。 「低温期に陽性反応が出た!」と驚かれるかもしれません。 しかし、妊娠しているか否かは、次の点に注意して考えてみましょう。 自分の基礎体温を基準に考えましょう。 平均的な高温期の基礎体温は、36. 7~37. もともと体温が低い人であれば、高温期でも36. 自分の基礎体温値を基準に考えることが大切です。 高温期のはずが、体温が低温である。 通常なら体温が上がるはずの高温期に入っても、低温が続く場合があります。 通常の高温期ほどは上がらないために、自分が低温期だと感じているだけで、低温期より微妙に体温が高いということはないでしょうか。 低温期と高温期のサイクル、体温差は、毎回同じ周期でやってくるのが理想ですが、体調や心の変化によっても左右されます。 低温期が続いているのか、実は高温期なのか、はっきりと示すものはありません。 そのため、実は高温期なのに「低温期に陽性反応!?」と驚かれる方も多いのです。 無排卵の可能性があります。 低温期が長く続く場合、『無排卵』である可能性があります。 無排卵とは? 排卵がないことを『無排卵』と言います。 30代の女性に多い排卵障害で、黄体ホルモンが正常に分泌されないために起こります。 常に無排卵の場合は治療が必要ですが、健康な女性でも年に3回ほどは無排卵の月があるのです。 ストレスや冷え、生活習慣の乱れ等が原因で、誰にでも起こりえると言っても過言ではありません。 まったく生理が来ない、周期的に生理が来るのに低体温が続く、生理が月に2回来る、生理痛がなくダラダラと2週間続くなど、症状には個人差があります。 また、高温期になったと思ったら、その後すぐに体温が下がったり、そしてまた上がったりと不安定な状態が続く場合もあります。 無排卵なのに陽性反応が出ることもあります! 排卵検査薬が検出するホルモンは『黄体形成(LH)ホルモン』といい、黄体ホルモンを分泌する『黄体』を形成するためのホルモンです。 一方、妊娠検査薬が検出するのは『HCGホルモン』です。 この2つのホルモンは、非常に似た性質を持つため、検査薬がまれに誤判定を起こす可能性は否定できません。
次の基礎体温って何? そもそも基礎体温とは何なのでしょうか。 女性は月に1度生理になります。 生理周期は25日〜35日と個人差がありますが、一般的には生理開始日を1日目として、28日で1周期と考えられます。 1回の生理周期の中でも月経期、卵胞期、排卵期、黄体期と4つに分けることができます。 そして月経期から卵胞期までが低温期、排卵期から黄体期が高温期とされています。 この低温期と高温期の体温差は0. 3〜0. 5度程度と僅かなのですが、これを計り続けることで、以下のような女性にとってはとても大切なことがわかります。 1 自分の生理周期がわかることで次の生理を予測できる 2 妊娠しやすい時期を予測することができる 3 きちんと排卵しているかわかる 4 ホルモンがきちんと分泌されているかわかる 5 妊娠の可能性を知ることができる 測った基礎体温は折れ線グラフにして表にします。 そうすると、ホルモンや排卵が正常だった場合には、生理が始まってから低温だった体温が、排卵日にはグッと下がってそこから高温期になり、生理目前になると体温が下がっていることがわかります。 基礎体温は妊娠を望む人が排卵期を知るために付けることが多いです。 不妊治療を始める場合には2〜3か月分の基礎体温を持って行くといいですよ。 測っていない場合にはまずは基礎体温を測るように言われるので、基礎体温は測っておくのがおすすめです。 正しい基礎体温の測り方 基礎体温は毎日測る必要があります。 そして低温期と高温期の差は0. 3〜0. 5度程度しかありません。 なのできちんと測らないと正しい体温がわからないのです。 体温を測るには婦人体温計というものを使います。 婦人体温計は小数点第2位まで測ることができます。 風邪をひいたときの体温計は小数点第1位までですよね。 代用はできないので必ず婦人体温計を購入しましょう。 そして、基礎体温は目覚めた後、すぐに測ります。 最も安静にしているときの体温を測りたいからです。 できれば、毎日同じ時間に測るとより正確に記録することができます。 体を動かしたりあくびをすると体温が変わってしまいます。 体温計は枕元に置いておき、起床後横になったまま測れるようにしましょう。 体温計は口に入れて舌の下で測ります。 そのとき舌の下にある付け根に当たるように入れましょう。 低温のまま妊娠することはある? 基礎体温は排卵後高温期に入り、妊娠するとそのまま高温が継続します。 それは排卵が起こると黄体ホルモンというホルモンが分泌され始めるからです。 このホルモンは受精卵が育つために必要で体温を高くする働きがあります。 妊娠していないときには受精卵を育てる必要がなくなるので、分泌が減り体温は低くなります。 そして生理が起こるのです。 ということは低温のままだと妊娠しないということなのでしょうか。 低温のままということは、排卵して黄体ホルモンが分泌されていないと思われます。 そのため普通なら妊娠はしていないと考えられます。 しかし、必ずしも低温だから妊娠していないというわけではありません。 基礎体温が低温のままでも妊娠している可能性はあります。 妊娠しているのに基礎体温が低温のままという場合には以下のような原因が考えられます。 1 そもそも基礎体温が低く、高温期と低温期の差があまりない 2 口を開けて寝ているため、口の中の温度が下がっている 3 疲れやストレスでホルモンバランスが乱れている 基礎体温は低温期と高温期の差が0. 3〜0. 5度しかありません。 そのため測り方によっては誤差が生じてしまいます。 測る時間が違う、お酒を飲んだ、夜更かしをした、疲れがたまっているといったちょっとしたことで基礎体温は変わってしまいます。 なので、妊娠をしていても低温のままということもあり得るのです。 低温期なのに生理がこないのはなぜ? 低温期になっているのに生理が来ないと不安になってしまいますよね。 生理予定日から1週間過ぎても生理が来ない場合には1度妊娠検査薬で検査をしてみましょう。 前章でお話しした通り妊娠している可能性もあるからです。 しかし、低温期のままというのは生理不順も考えられます。 生理周期は毎月きっちり同じという人はいません。 普通でも4日程度前後することはあります。 そしてストレスや寝不足でホルモンバランスが乱れると生理周期は大きくズレることがあります。 そのため生理不順により、排卵していないため低温期が続いているのかもしれません。 何周期も低温のまま生理になる、生理周期のズレが大きい場合には基礎体温表を持って婦人科を受診しましょう。 無排卵やホルモンバランスが乱れているかもしれません。 まとめ 妊娠希望でない場合でも自分の基礎体温は女性なら知っておきたいものですね。 2〜3か月つければ大体自分の体のリズムというものがわかりますよ。
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