そもそも… この記号は「音部記号」と呼ばれており、五線と音の高さをリンクさせるための記号です。 つまり、音部記号が書かれていない楽譜を演奏することは不可能です が、初心者ほど下のような楽譜を演奏することができます。 音部記号が書かれていない楽譜は、残念ながらどうしようもできません。 ト音、ヘ音とは? 僕たちが普段使っているドレミファソラシ、というのはイタリア語で、日本語や英語では違う言い方になります。 対応表 つまり、ト音というのはイタリア語で「ソ」のことです。 ト音記号というのは「ソ」の音の記号ということになりますから、この記号はソを示しています。 うずまきの端っこがある線上、下の全音符がソの高さです。 同じようにヘ音記号は「ファ」の音の記号ということになりますから、この記号はファを示しています。 大きな丸がある線上、下の全音符がファの高さです。 形の由来 上の対応表を見たときに、ト音はGと、へ音はFとそれぞれ対応しています。 下の画像は小学校の授業中に板書したものですが、これを見てもらうと分かるかもしれません。 ト音記号のぐるぐるがGの形に似ていたり、ヘ音記号の点々がFの横棒と似ていたりすると思います。 ちなみに、ト音記号の方は大文字と小文字のGが組み合わさって図案化されていると、僕の作曲の先生から聞いたことがあります。 初期のト音記号のようなんですが、この画像の真ん中にある記号がDとGが縦に重なっているもののようです。 今のト音記号の交差している部分がDの音を示しているので、DとGが重なっている説はかなり濃厚なのかもしれません。 おまけ 音部記号はきれいに書いた方が親切ですが、何となく存在していれば「この高さで演奏してほしいんだろう」と汲み取ってもらえます。 作曲家の自筆譜を見てみると、急いでいるのか面倒なのか、かなり色々な音部記号に出会うことができます。 ベートーベン 僕の髪の毛のようにツイストした、逆Sみたいなのが書かれています。 ドビュッシー 縦棒がピシッと真っ直ぐになっています。 綺麗ですね。 おまけ このページを見てくださっている方が多いのか、何とこのページがGoogleのあの部分に表示されているようです。 ありがとうございます。
次の音域が違うからです。 ト音記号やヘ音記号のことを「音部記号」といいます。 昔はト音記号とヘ音記号だけでなく、さまざまな音部記号が使われていました。 なぜさまざまだったかというと、昔は楽譜を作るのに版画を彫っていたからです。 版画を彫るのに、上や下に音符がはみ出すようでは大変な労力がかかりますので、できるだけ五線の中におさめたいために、多くの音部記号を使ったのです。 時代が下るにつれてそれらは集約されていったのですが、もっとも頻繁に使われる音部記号が残り、それがト音記号(ヴァイオリン記号)とヘ音記号(バス記号)というわけです。 最も良く使われる高音楽器であるヴァイオリン、最も良く使われる低音楽器であるヴィオラダガンバ(またはチェロ)にちょうどいい音部記号だったからです。 ほかにもアルト記号、テノール記号も現在でも使われます。 >そもそもト音記号で書けば いいのになんで、ヘ音記号という もので書いてあるのか疑問です。 ト音記号やへ音記号の事を「音部記号」とも言いますが、もし、楽譜に一つの音部記号しか書いてなかったとしたらどうなるか、想像してみて下さい。 へ音記号はピアノの左手用、その他ではチェロやコントラバス、ファゴットといった低音パートの楽器のための記号と覚えて下さい。 もし、これらの楽器がト音記号の楽譜を使ったとしたらどうなるでしょう? 或いは、ピアノの楽譜が左手もト音記号で書かれていたらどうなるでしょう? 五線の枠から下の方に大きくはみ出してしまい、加線と言う小さな線を何段も重ねる事になりますね? そうなると楽譜がとても読み辛くなってしまうのです。 そこで、低音楽器のための音部記号が考案された、という訳です。 読み方ですが、普段から目を通して慣れて行く以外ないでしょう。 ト音記号のドの位置がヘ音記号のミと覚え、後はこれを基準に一つ一つ覚えて行けば、必ず読めるようになるはずです。 かつて私もそうでした 笑 でも直に読めるようになりましたよ。 ト音記号は読めるのですね?そしたら同じ事ですよ。 改めてへ音記号の音符を覚えて行けば良いのです。
次の音域が違うからです。 ト音記号やヘ音記号のことを「音部記号」といいます。 昔はト音記号とヘ音記号だけでなく、さまざまな音部記号が使われていました。 なぜさまざまだったかというと、昔は楽譜を作るのに版画を彫っていたからです。 版画を彫るのに、上や下に音符がはみ出すようでは大変な労力がかかりますので、できるだけ五線の中におさめたいために、多くの音部記号を使ったのです。 時代が下るにつれてそれらは集約されていったのですが、もっとも頻繁に使われる音部記号が残り、それがト音記号(ヴァイオリン記号)とヘ音記号(バス記号)というわけです。 最も良く使われる高音楽器であるヴァイオリン、最も良く使われる低音楽器であるヴィオラダガンバ(またはチェロ)にちょうどいい音部記号だったからです。 ほかにもアルト記号、テノール記号も現在でも使われます。 >そもそもト音記号で書けば いいのになんで、ヘ音記号という もので書いてあるのか疑問です。 ト音記号やへ音記号の事を「音部記号」とも言いますが、もし、楽譜に一つの音部記号しか書いてなかったとしたらどうなるか、想像してみて下さい。 へ音記号はピアノの左手用、その他ではチェロやコントラバス、ファゴットといった低音パートの楽器のための記号と覚えて下さい。 もし、これらの楽器がト音記号の楽譜を使ったとしたらどうなるでしょう? 或いは、ピアノの楽譜が左手もト音記号で書かれていたらどうなるでしょう? 五線の枠から下の方に大きくはみ出してしまい、加線と言う小さな線を何段も重ねる事になりますね? そうなると楽譜がとても読み辛くなってしまうのです。 そこで、低音楽器のための音部記号が考案された、という訳です。 読み方ですが、普段から目を通して慣れて行く以外ないでしょう。 ト音記号のドの位置がヘ音記号のミと覚え、後はこれを基準に一つ一つ覚えて行けば、必ず読めるようになるはずです。 かつて私もそうでした 笑 でも直に読めるようになりましたよ。 ト音記号は読めるのですね?そしたら同じ事ですよ。 改めてへ音記号の音符を覚えて行けば良いのです。
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