作り方• バットにクッキングシートを敷いておきます。 チョコレートペンは使う直前に湯せんで溶かしておきます。 生チョコを作ります。 鍋に生クリームを入れて中火で沸騰直前まで温めたら、ビターチョコレートを割り入れ、耐熱性のヘラで混ぜ合わせます。 ビターチョコレートが溶けてなめらかになったら無塩バターを入れ、耐熱性のヘラで混ぜ合わせます。 バットに流し入れ、冷蔵庫で1時間程冷やし固めます。 固まったらバットから取り出し、温めた包丁で15等分に切ります。 耐熱ボウルにコーティングチョコレートを入れ、湯せんで溶かします。 耐熱性のヘラで混ぜ合わせ、なめらかになったら粗熱を取ります。 3を4に入れ、全体に絡ませたらフォークで取り出し、網の上にのせます。 半量にフリーズドライいちごをのせ、残りは10分程置いて表面を乾かします。 残りの5にチョコレートペンで模様を描き、冷蔵庫で30分程冷やし固めて出来上がりです。
次の他のチョコレートでも構いません。 しかし、配合されているカカオバターの量が違うので、 若干の調整が要るかもしれません。 ビターなものを作りたければ、カカオ分の高いものを使い、 生クリームを増やし、 スイーとなものなら、カカオ分を低く、生クリームを減らしてください。 牛乳、水でも、量を調整すれば、作ることはできます。 【転化糖】 ある程度日持ちをさせても、良い食感が保てるように加えます。 トレモリン、トレモリーヌ(商品名)などを使用します。 水あめでも代用できますが、 その場合は、生クリームで溶かしてください。 【酒】 日持ちをさせる為に加えます。 風味を付けるためでもあります。 このレシピでは、風味づけの為、半分をブランデーにしてますが、 全量ウォッカでも、少しラム酒を加えても構いません。 【無塩バター】 正確には塩不使用バターです。 これは、食感を滑らかにするために配合します。 硬さを出そうとしないでください。 ガナッシュのショコラの風味はどんどん抜けていきます。 ですので、ショコラは、できるだけ多く配合した方が良いです。 バターで硬さを出さなくてはならない場合、 ショコラが少ないことを意味します。 脂っぽいボンボンショコラを食べることになります。 次回予告 今回は、材料の説明をしました。 次回は、作成手順を説明していきますね。
次のプラリネの意味はベルギーとフランスで違う 先ほどプラリネには2つの意味があると解説しました。 なぜふたつの意味があるのかと言うと、 ベルギーで使われる場合と フランスで使われる場合で意味が違うからです。 あなたが買おうとしているチョコレートがベルギーのチョコレートの場合は、プラリネとは中に詰め物がしているチョコレートということになります。 フランスのチョコレートの場合は、ナッツ味のチョコレートだということになります。 では他の国のチョコレートの場合はどうでしょうか? 基本的にはフランスで言われている意味の ナッツを使ったチョコレートと考えて大丈夫です。 なぜなら、世界中で作られているチョコレートはフランスのチョコレートの真似をしているケースが多いからです。 日本のチョコレート職人も、多くがフランスで修行をし、フランス式の名前の付け方をしています。 あまりないケースではありますが、 「うちは本格的なベルギーチョコレートです!」というお店では、ベルギー式の名前の付け方をしている可能性があります。 その時は、「中に何か入っているチョコレート」と思っておきましょう。 先ほどご紹介した通り、ベルギーチョコレートでプラリネといえば、中に詰め物をしているチョコレートのことです。 同じ意味で『 プラリーヌ』という言葉が使われることもあります。 中に詰め物をしているとはどういうことでしょうか? その答えは、プラリネの断面を見てみると分かります。 プラリネの断面を見ると、おまんじゅうのように二層になっています。 外側は硬いチョコレートで、内側は柔らかいクリームなどが入っています。 このクリームが先ほどからご紹介している『詰め物』です。 詰め物には、• チョコレートのクリーム• 果実のジュレ• なめらかなキャラメル• コーヒーのバタークリーム などが使われることが多いです。 なぜこのような構造になっているのでしょうか? その答えはズバリ 美味しいからです。 プラリネを口に含むと、外側のチョコレートと中のジュレやクリームが、 口の中で同時に溶け合いハーモニーを生み出します。 ふたつの味わいが同時に楽しめて絶妙な美味しさになるのがプラリネの特徴です。 もし、外側の硬いチョコレートだけで粒を作ってしまうと、 食感が硬く味にも変化がないのであまり美味しくありません。 あんこの入っていない、皮だけのおまんじゅうのようなものですね。 一方、中のクリームだけでは 持つことができませんし、やはり味に変化がありません。 あんこだけで皮のないおまんじゅうのようなものですね。 プラリネはチョコレートが硬くなる性質をうまく利用して、 チョコレートと詰め物のおいしさを同時に味わえる発明品なのです。 ちなみに、このプラリネが発明されたのは1912年、『ノイハウス』というベルギーのお店でのことでした。 ベルギーのチョコレートは、このプラリネの発明がきっかけで世界的に有名になり、『ベルギーチョコレートが美味しい』というイメージが生まれました。 プラリネが食べられるお店とは プラリネはベルギーチョコレートのお店で食べることができます。 ベルギーチョコレートで有名なお店は、• ゴディバ• レオニダス• デルレイ• ノイハウス• ピエールマルコリーニ です。 プラリネとボンボンショコラの違いとは チョコレートに詳しい方なら、ここまでの説明を見て 「プラリネとボンボンショコラって一緒なの?」 と思ったと思います。 『ボンボンショコラ』も外と中が違うチョコレートでできているからです。 プラリネとボンボンショコラの違いは 作り方にあります。 プラリネの作り方 プラリネは、外側の層を作る時に型を使って作ります。 まず、溶かしたチョコレートを型に流し込み、余分なチョコレートを捨てて、チョコレートの容器を作ります。 その中に詰め物を流し込み、最後にチョコレートで蓋をします。 つまり、外側を先に作って中を後から注入する、シュークリームのような作り方です。 一方、ボンボンショコラは外側の層はコーティングで作ります。 先に中身を一口サイズに作り、チョコレートでコーティングします。 いわばアーモンドチョコレートを作るようなやり方です。 プラリネとボンボンショコラは作り方が違うので、出来上がったチョコレートも微妙に違います。 断面を見ると、プラリネの方がボンボンショコラよりも外側の層が分厚いです。 さらに、プラリネの方が外側のチョコレートが固いケースが多いです。 一方ボンボンショコラは、中身を先に作るので中身がそれなりに固くないといけません。 ボンボンショコラの中身は生チョコ程度の硬さが必要です。 そのためジャムなどの柔らかいものは入れられません。 プラリネとは?フランスの場合 プラリネクリームが入ったチョコレート フランスでプラリネといえば、 ナッツを使ったペーストのことを言います。 プラリネクリームともいいます。 プラリネの作り方は以下の通りです。 ナッツを香ばしくローストする• 砂糖と一緒に焦がしてキャラメリゼする• 粗く砕く• 石臼などで弾いてペースト状にする プラリネクリームは、ボンボンショコラの中身やケーキの材料としてよく使われます。 ナッツの風味がとても香ばしく、ほんのりと焦げた砂糖の苦味がキャラメルのようなコクを生み出し、とても美味しいクリームです。 なお、茶色いので誤解されがちですがチョコレートは入っていません。 プラリネとは?まとめ まとめると、プラリネは• ベルギーのチョコレートとフランスのチョコレートで意味が違う• ベルギーチョコレートの場合は中に詰め物がしてあるチョコレートの意味• フランスのチョコレートの場合はナッツを使ったペーストの意味 となります。 余談ですが、ベルギーチョコレートかフランスチョコレートかということを無視して考えると、 「このプラリネの中にはプラリネが入っています」と説明することもできます 笑 日本には様々な国の美味しいものが入ってきていますが、 「思っていたのと違う!」とならないためにも、 正しい知識を身につけてお買い物を楽しんでくださいね。 関連記事一覧.
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