浦和レッズの大槻毅監督が、1日に行われた明治安田生命J1リーグ第30節の鹿島アントラーズ戦で、相手選手を突き飛ばし一発退場処分を受けた。 新ルール導入後、J1で初の監督が退場となった。 問題となったのは85分のシーン。 浦和が攻撃した際に、ボールがタッチラインあたりにクリアされた。 ボールに対して浦和のエヴェルトンと鹿島の永木亮太が必死にチェイスすると、タッチラインの外で永木がエヴェルトンを倒した形になってしまう。 これに激昂した大槻監督が、ピッチに戻ろうとした永木を突き飛ばすと、永木は転倒。 指揮官の行為をめぐって両チームがもみ合いとなった。 大槻監督はしきりに手を合わせて謝罪の意思を表していたように見えたが、荒木友輔主審はレッドカードを提示。 一発退場処分となった。 編集部のおすすめ• 今夏Jリーグに導入された新ルールでは、ベンチメンバー、役員、そしてスタッフにもイエローカードやレッドカードを提示することが明確化されている。 新ルール適用後、監督としてはJ3、Y. 横浜のシュタルフ悠紀リヒャルト監督が9月29日のJ3第24節・ブラウブリッツ秋田戦で主審に抗議を行ったとして初の退場処分を受けた。 シュタルフ監督はその後の規律委員会により、1試合のベンチ入り停止処分を科されていた。 これに照らし合わせると、大槻監督は規律委員会の判断次第ではベンチ入り停止処分になる可能性も浮上している。 残り3試合となった浦和にとっては大きな痛手となるかもしれない。 中3日で川崎フロンターレとのリーグ戦を控えている浦和。 大槻監督の代わりに試合後のフラッシュインタビューに応じた上野優作ヘッドコーチは「選手は次に向かっていますし、我々は他のスタッフ、メディカルも含めて素晴らしいスタッフが揃っている。 クラブ全体で次に向かっていく」とし、「その先にもまだあるので、目指すところはある。 選手の目はギラギラしているのでそこに向かってやっていきたい」と残留へまい進していく姿勢を見せていた。 大槻毅監督の退場シーンについてはこちらから。
次の来歴 [ ] 卒業後、で教諭を務めながら・などでプレー。 退職後も複数のクラブでコーチを歴任し、2011年に地元クラブのの分析担当コーチに就任。 データを駆使した分析のスペシャリストとして仙台のリーグ4位という好成績に貢献するが、1年で退団した。 2012年シーズンよりの強化部スタッフに加入。 2013シーズンよりの後任として浦和の育成ダイレクター兼監督に就任 し、以降チームを優勝、優勝、での優勝に伴う昇格へ導く。 この間、、、らを輩出している。 2018年4月2日、トップチームを率いていたが成績不振により契約解除されたことに伴い、暫定的にトップチーム監督に就任した。 シーズン開幕後リーグ戦の勝利がない(2分3敗)状況に、大槻はメンタルの部分での立て直しに注力。 就任直後のグループステージ第3節・戦で直近のリーグ戦からスタメンを総入れ替えしスコアレスドローに持ち込むと、リーグ戦第6節・からは前々任の時代に採用していた3バックに戻してリーグ戦3連勝を果たし、チームを復調に導いた。 4月19日、後任の監督にの就任が発表され、第9節・戦を以て指揮を離れることとなった が、この間の公式戦での戦績は4勝2分(リーグ戦3勝1分・カップ戦1勝1分)で、就任中無敗でオリヴェイラに引き継ぐこととなった。 第9節終了翌日の4月22日に発表されたオリヴェイラ体制では、大槻はヘッドコーチとしてトップチームに留任することとなった。 この人事の理由としての中村修三は「チームを一番理解していて、オリヴェイラを全面的にサポートできる人材」である事、また大槻の前職が育成ダイレクターであったことから、「トップと育成の繋がりを強化したい」という狙いの為と語っている。 2019年シーズン開幕後の3月8日、クラブが「海外クラブとのネットワーク構築推進プロジェクト」を立ち上げることが発表され、大槻がプロジェクト責任者として従事するためにトップチームコーチの任を離れることが発表された (この件について、後に日刊スポーツは「選手からの信頼の厚い大槻にオリヴェイラが危機感を覚え、大槻をトップチームから外すようフロントに迫ったことによるもの」と報じている )。 しかし同年5月29日、オリヴェイラが成績不振から監督を解任されたことに伴い、後任として再び浦和の監督に就任することが発表された。 人物 [ ] 戦術分析(前述)の他にモチベーターとしての手腕に長けているとの評価があり、は「あの人の言葉には、いつも信頼や期待が込められている」「あの人のために、と思わせてくれる監督」と評し、も「話し方が上手く、話に引き込ませる力のある方」と評している。 仙台時代に指導を受けたも大槻が毎日のように自らの居残り練習に付き合ってくれたことに触れ、「(分析担当ということから)冷静なイメージがあるかもしれないけど、熱い人です」と評している。 仙台コーチ時代にに遭遇している。 地震発生時は仙台のクラブハウスにいたが、地震発生直後にクラブハウス内にいた新聞記者数名に「外へ出ろ。 危ないぞ」と屋外避難を指示、記者たちが難を逃れている。 2018年の浦和トップチーム暫定監督時代には髪をにし、姿、強面の表情でポケットに手を突っ込みながらピッチ内を睨みつけ叱咤激励を繰り返す姿に、メディアやサポーターから「親分」 「組長」 「」 などと称され、も自身ので大槻のラストマッチとなる札幌戦の前に「」などと煽っていた。 この風貌について大槻自身には「同じサッカーの仕事でもカテゴリーが違って、日本のトップのところでやるとなった時に、自分自身も一緒じゃダメだ、何かスイッチを入れなければ」との意図があったといい、その上で反響について「それ(風貌)が一人歩きしてしまって、これはどうなのかなと思っていますが」とやや困惑していた。 2019年の監督再就任に際しては「(2018年)当時は誰も僕のことを知らなかったので」「今は(オールバックの『組長』スタイルをやっても)選手に鼻で笑われるだけ」と、「組長」スタイルの封印を示唆している。 選手経歴 [ ]• 宮城教員クラブ 指導者経歴 [ ]• 1995年 - 1998年 サッカー部監督• 1998年 - 1999年 コーチ• 2000年 - 2002年 コーチ• 2003年 コーチ• 2004年 - 2010年• 2004年 - 2005年 強化本部スタッフ• 2006年 - 2010年 コーチ• 2011年 分析担当コーチ• 2012年 - 浦和レッズ• 2012年 強化部スタッフ• 2013年 - 2018年4月 育成ダイレクター兼ユース監督• 2018年4月 監督• 2018年4月 - 2019年3月 ヘッドコーチ• 2018年4月16日. 2018年4月20日閲覧。 2012年1月19日. 2012年3月10日閲覧。 プレスリリース , 浦和レッドダイヤモンズ, 2013年1月19日 , 2018年4月4日閲覧。 プレスリリース , 浦和レッドダイヤモンズ, 2018年4月2日 , 2018年4月2日閲覧。 2018年4月19日閲覧。 プレスリリース , 浦和レッドダイヤモンズ, 2018年4月19日 , オズワルド-オリヴェイラ監督就任について 2018年4月19日閲覧。 2018年4月22日閲覧。 プレスリリース , 浦和レッドダイヤモンズ, 2018年4月22日 , 2018年4月23日閲覧。 プレスリリース , 浦和レッドダイヤモンズ, 2018年4月22日 , 2018年4月23日閲覧。 プレスリリース , 浦和レッドダイヤモンズ, 2019年3月8日 , 2019年3月9日閲覧。 スポーツ報知. 2019年3月8日. 2019年3月9日閲覧。 木下淳 2019年5月29日. 日刊スポーツ. 2019年6月14日閲覧。 プレスリリース , 浦和レッドダイヤモンズ, 2019年5月28日 , 2019年5月28日閲覧。 飯尾篤史 2018年4月19日. GOAL. 2018年4月19日閲覧。 スポーツ報知. 2018年4月5日. 2018年4月19日閲覧。 ゲキサカ. 2018年4月21日. 2018年4月21日閲覧。 2019年7月13日閲覧。 Football ZONE web. 2018年4月21日. 2018年4月21日閲覧。 日刊スポーツ. 2019年5月29日. 2019年5月30日閲覧。 関連項目 [ ]• 外部リンク [ ]• - による監督データ (日本語)• t2011 -.
次の退職後も複数のJリーグクラブでコーチを歴任し、2011年に地元クラブのベガルタ仙台のヘッドコーチに就任。 データを駆使した分析のスペシャリストとして仙台のリーグ4位という好成績に貢献するが、1年で退団。 2012年シーズンより浦和に復帰し強化部スタッフに加わりました。 2013シーズンより大橋浩司の後任として浦和レッズユースの監督に就任。 以降チームを2015Jユースカップ優勝、2015Jリーグインターナショナルユースカップ優勝、高円宮杯U-18サッカーリーグ プリンスリーグ関東2016での優勝に伴うプレミアリーグ昇格へ導きました。 2018年4月、トップチームを率いる堀孝史が成績不振により契約解除にされたことに伴い、暫定的にトップチーム監督に就任。 次の監督はオリヴェイラ(元鹿島アントラーズ監督)と言われていますから、本当に短い期間の監督みたいですね…。 大槻毅(おおつきつよし)の熱血指導力 大槻毅 浦和レッズのユースを指導していた時代に、関根貴大、広瀬陸斗、茂木力也、邦本宜裕らを輩出していることから、堀監督もそうでしたけど、コーチとしての指導力としてはかなり高いものがあります。 武藤雄樹 「大槻さんは試合前や練習でテンション高くやってくれるので、それにつられて雰囲気は良くなっていると感じます。 前半は特にそういうシーンが見られたはずです。 大槻さんの空気作りはプラスに働いています」 とモチベーターとしての指導力を語っていましたね。 昨日の試合でも黒髪をオールバックでまとめた強面の指揮官が、大きな声で選手を鼓舞している姿が話題なっていましたが、それ以上に試合開始からテクニカルエリアのギリギリまで出て、ピッチに入りそうな勢いで選手たちに声かけていて、大きなジェスチャーで指示を送り続けているのがすごい。 「今日このスタジアムで、このタイミングで戦えなかったら、その選手はずっと戦えないと思った」 という試合後の指揮官のコメントでも分かる通り、テクニックのある浦和レッズの選手たちに足りなかった気合というものを叩き込むいい暫定監督みたいですね。 熱血だけではない、分析力もある大槻監督 DeNAベイスターズで指導していた中畑清監督みたいに、モチベーターとしての手腕は間違いなく高いですが、それだけでなく、冷静な分析力もあるのが素晴らしいですよね。 槙野智章も 「監督会見に立ち会った方は分かると思いますが、話術のある方だと思います。 ミーティングでも選手を引き込ませるような話し方をします。 選手のモチベーションや士気を上げるのが上手い監督ですね。 こういう状況で監督に頼ってしまう僕らは、未熟だと思いますが、短い時間でこれだけ変えられるのは大槻さんならではだと思います」 って言っていましたね。 仙台戦では相手が中盤を逆三角形にした3-5-2で臨んでくることを予想したうえで、ミラーゲームを仕掛けるために中盤をトップ下が頂点となる三角形で構成した3-5-2をチョイスしていました。 堀監督は良いコーチでしたが、ベストな監督ではなかったと思いますが、大槻監督はいい監督なんじゃないかなーって思います。 めっちゃ怖いけど。 チームとしての戦う姿勢を取り戻しつつ、戦術を当て込んでいい試合を続けてオリヴェイラ監督に引き継ぐっていうのを見せれば大槻監督が正式にどこかのチームで監督になるっていうのもあるんだろうなー。 せれば、今後の巻き返しも十分に実現可能だろう。
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