「するめ」「あたりめ」「さきいか」の違い まず、「するめ」と「あたりめ」は呼び方が違うだけで同じものです。 「あたりめ」は、「するめ」の「する」が博打を打つときにお金を失うことを指す「擦る」と同じ響きなことから、商売人が縁起を担いで「当たり」と言い換えたもののようです。 ただし「するめ」は生の「するめいか」を指すこともありますが、「あたりめ」は干したものに限られます。 形状としては、いかの形そのままのものもあれば、おつまみ用として食べやすいサイズにカットしているものもあります。 これをもっと細かく裂いたものが「さきいか」ですが、「さきいか」という場合、現在では主に生のいかに調味料で味付けをしてから乾燥させている「ソフトさきいか」が一般的なようなので注意が必要です。 「ソフトさきいか」には糖分がたくさん含まれている上、柔らかく噛み応えもあまりないのでダイエット中の間食としては向きません。 【「ソフトさきいか」の原材料 一例 】 いか、砂糖、乳糖、食塩、醸造酢、ソルビトール、調味料(アミノ酸等)、PH調整剤、リン酸塩(Na)、保存料(ソルビン酸K)、甘味料(ステビア、カンゾウ) 以上のことから、ここでは「さきいか」以外の「するめ」について書くことにします。 するめの栄養成分 するめは、干すことによって栄養が凝縮されています。 するめの栄養成分は以下の通りです。 4g たんぱく質・・・55g 脂質・・・3. 44g 30. 96kcal 食塩相当量 2g 【特に多く含まれる成分】 ビタミンE・・・3. 52mg ナイアシン・・・11. 28mg ビタミンB6・・・0. 27mg ビタミンB12・・・9. 26mg カリウム・・・880mg マグネシウム・・・136mg リン・・・880mg 亜鉛・・・4. 32mg 銅・・・0. 79mg その他、するめには、優れた栄養効果をもつ「タウリン」が豊富に含まれています。 たんぱく質は筋肉や骨をつくる大切な栄養素であり、不足すると太りやすい体質になるので、特にダイエット中には意識して摂りたい栄養素です。 ちなみに、たんぱく質には「動物性」のものと「植物性」のものがあり、それぞれ構成するアミノ酸や栄養価が違います。 一般に動物性のほうがアミノ酸バランスが良く アミノ酸スコアが高い 、植物性のものよりも効率的に体内に吸収されるといわれています。 例外として、大豆は植物性でもアミノ酸スコアが高いと言われています ただし、動物性たんぱく質の難点として、カロリーや脂質が高くなってしまうことがあげられます。 その点、するめなら、動物性たんぱく質を多く含み、且つ糖質も脂質も少ないので、ダイエット中の間食としてはとても優秀なのです。 ダイエットに効果的 先にあげたタウリンの効果で、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らすことができます。 また、よく噛むことであごの筋肉を鍛えることができ、顔をすっきりさせる効果も期待できます。 水分と共に摂ることでお腹の中でふくらみ、満腹感を得やすくなります。 するめを間食にするデメリット 塩分を摂り過ぎる可能性 するめには100gあたり3g程度の塩分が含まれています。 よく噛めば実際には1度に食べる量はそこまで多くならないと思われますが、塩分の摂り過ぎは高血圧につながりますし、むくみの原因にもなりますので要注意です。 のどが渇く するめは塩気があるのでのどが渇きやすくなります。 そのため、水分を必要以上に摂ってしまい、体を冷やす原因になります。 また、塩辛さのため反動で甘いものが欲しくなりがちなので、甘いジュースや炭酸飲料には注意が必要です。 消化に悪い するめは硬いので消化に悪く、1度にたくさん食べると胃腸に負担がかかってしまいます。 同時にお水をたくさん取りすぎることでも胃腸を弱めます。 その結果、下痢や腹痛を招くことがあるので、食べ過ぎにはくれぐれも注意してください。 コレステロールが意外に高い するめには、100gあたり980mgと、生のいかの3倍ものコレステロールが含まれていると言われます。 カロリーも見た目よりも高いので注意が必要です。 ただ、上でも書いたように、するめには血中コレステロールを下げるタウリンもたっぷりふくまれていますので、そこまで神経質になる必要はないようです。 においが強い 実際におやつとして食べてみて気付いたのですが、するめってかなりにおいます。 うっかり封をあけてそのまま置いておくと、部屋中ににおいが充満します 笑。 家の中ではいいかもしれませんが、外出中のおやつとして食べる場合は周囲に十分気をつけてください。 ダイエット中にするめを食べるときの注意点 以上のことから、ダイエット中におやつとしてするめを食べるなら、以下について注意をするように心がけてください。 また、炭酸ガスのおかげで胃のぜん動運動が活発になり、消化がしやすくなります。 そういうわけで、炭酸水とするめとはとても相性が良いのですが、くれぐれもコーラなどの甘いものは選ばず無糖のものにしてくださいね。 焼き網に載せてそのままガスであぶっても、トースターでも魚グリルでも大丈夫ですが、くれぐれもさっとあぶる程度で焼きすぎないことが大切です。 その際、あぶる前にお酒を少量ふりかけておくと一層柔らかく美味しくなります。 実はこの方法は、するめだけじゃなく他の干物でも同様ですので、ぜひ試してみてくださいね。 するめは1日にどれぐらい食べたらいいの? 塩分量やカロリーから考えて、だいたいするめ半分程度 30~40g が適量です。 食べ過ぎないように、あらかじめ食べる分を取り分けて、小さく切っておくと少しずつつまむのに便利です。 または、すでに裂いてあるものを用意してください。 するめだけ!とか極端にするのではなく、こういったものを織り交ぜつつ、飽きがこないようにしたいですね。 まとめ 一見、ダイエット中のおやつとしていいこと尽くめに見えた「するめ」でしたが、意外にデメリットも色々あることがわかりました。 オカンの場合は、特に家族から「におい」を指摘されることが多かったです^^; あと、とてものどが渇きます。 日頃あまり水分をとらない人には効果的かもしれませんが、水分は小分けにして少しずつ摂るのが良いので、くれぐれも1度にたくさんお水を飲みすぎないようにしてくださいね。 するめだけでこんなにも語ってしまいました 笑。 長くなってしまいましたが、最後までお読みくださりありがとうございました。 少しでも参考にしていただければとても嬉しく思います。
次の脂肪を排出する働き するめに含まれるタウリンという成分には、肝臓に蓄積された中性脂肪を体外に排出してくれる効果があります。 中性脂肪が体内に蓄えられると、太る原因になるだけでなく、生活習慣病の原因にもなりかねません。 するめを食べて、事前に予防するようにしましょう。 たんぱく質が豊富 するめにはたんぱく質が豊富に含まれています。 たんぱく質が体内で不足してしまうと、筋肉の量が減ってしまいます。 筋肉が減るならその分軽くなるのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、筋肉量が減ることによって、体の代謝が下がり、太りやすい体になってしまいます。 たんぱく質を摂ることによって、質の良い筋肉が作られ、代謝が上がり、痩せやすい体を作ることができます。 気になるするめのカロリーは? 噛む回数を意識する するめは元々かたく、噛み応えがあるので意識をしなくてもたくさん噛むことになるのですが、常によく噛むということを意識して食べると、より高い効果を発揮します。 満腹中枢が刺激され、少量で満腹になることができます。 また、きちんと噛み切れないうちに飲み込んでしまうと体内で消化不良を起こす原因にもなりますので、よく噛んで食べるようにしましょう。 水を一緒に飲む するめはイカを天日干しにしたもの。 当然、水分はほとんど含まれておりません。 水分があまり含まれていないので、水を一緒に飲むことによって、お腹の中でするめが水を吸収し、膨らむので、より満腹感を得ることができます。 間食を食べる際は、するめとコップ1杯の水にしましょう。 食事の際のどか食いを防いでくれるので、痩せやすい体を作ることができます。 するめダイエットの注意点 食べ過ぎはNG するめダイエットを行う際は、食べ過ぎはNGです。 いくら、するめ1切れのカロリーが低いからといって、食べ過ぎてしまうと高カロリーになってしまいます。 また、するめには塩分が多く含まれています。 塩分を撮り過ぎることによって、体内のミネラル濃度が高くなり、むくみの原因になりますので、するめの食べ過ぎには注意しましょう。 さきいかはNG 「さきいか」は、するめと同じイカなので、同様にダイエット効果があると思われがちですが、するめと違って「さきいかダイエット」はおすすめできません。 さきいかダイエットをおすすめしない理由は、さきいかは濃い味付けがしてあり、カロリーが高く作られているためです。 また、さきいかは食べやすいように柔らかく作られており、たくさん噛まなくても飲み込めてしまい、ついつい食べ過ぎてしまう原因になります。 マヨネーズはNG するめにマヨネーズの組み合わせって美味しいですよね。 しかし、するめダイエットにはマヨネーズはNGです。 マヨネーズは高カロリーなのに加え、コレステロールが多く含まれているので太る原因になってしまいます。 そのまま何もつけないで食べるようにしましょう。 どうしても味が欲しいという方は、カロリー控えめのマヨネーズを少量だけつけるようにしてみてください。 するめが持つダイエット以外のミラクル効果 美肌効果 するめには、ダイエット効果だけでなく、美肌効果もあります。 するめはお酒のつまみというイメージから、美肌効果があるということを知らない方が多いのですが、するめには、アミノ酸の一種である「アルギニン」という成分が多く含まれています。 このアルギニンは、肌を保湿し、新陳代謝を促してくれる効果があります。 肌を潤し、肌に溜まった老廃物を排出してくれるので、美しい肌を手に入れることができます。 コレステロール値を下げてくれる 外食が多くなった現代人はコレステロール値高めの方が増えていると言われています。 コレステロール値が高くなると、血管内が詰まり、脳梗塞や心筋梗塞などの重大な病気の原因にもなってしまいます。 そんなコレステロール値を下げてくれるのが、タウリンという成分です。 スルメにはタウリンが多く含まれており、体内のコレステロールを分解してくれる効果があります。
次のおやつを食べるのはいいけれど、選ぶときに気をつけることがある。 高杉さんいわく、下記のポイントを押さえて食べると太りにくいとのこと。 カカオはポリフェノールなのでたくさん入っているほうが身体にもいい。 オリゴ糖は少し特殊な糖で、血糖値が上がらず、身体に吸収されにくいので太りにくいと言える。 腸内環境の改善としてもおすすめ。 ドライフルーツやナッツ類も砂糖や塩分が添加されていないものならOK。 たんぱく質は頭部のむくみの改善にも効果的なのだとか。 たんぱく質を摂ると小顔になれるという研究結果もあるほど。 ただし、食べ過ぎると塩分摂り過ぎになることがあるので注意が必要。 健康ブームのおかげで、コンビニで見かけるお菓子やスイーツにも糖質オフやダイエットに配慮したものを多数見かけるようになった。 そこで、お菓子コーナー以外でおやつになり得るものも含めて、ダイエット中におすすめのコンビニおやつを一挙ご紹介。 砂糖がゼロではないので食べ過ぎには注意。 オリゴ糖入りのお菓子 オリゴ糖は血糖値が上がらず、身体に吸収されにくいという特徴を持つ。 腸内環境の改善にも効果的。 砂糖の代わりにオリゴ糖を使ったスイーツはおすすめ。 ナッツ 素焼きのものをセレクト。 1日10~15粒ほどが目安。 ビタミン、ミネラル、脂質など栄養が豊富。 健康にうれしい作用があるオメガ3なども摂取できる。 ドライフルーツ 砂糖が添加されてないものであればOK。 フルーツのビタミンやミネラルや鉄分が凝縮されているので栄養価が高い。 果糖は糖質なので日中のおやつに食べるのがおすすめ。 寒天ゼリー 寒天はカロリーゼロなのでダイエットにぴったり。 寒天は水溶性食物繊維がたっぷりなので便秘解消が期待できる。 サラダチキン たんぱく質が豊富で脂肪が少ない。 カロリーが少なくてボリュームがあるのでよく噛むので満足感もある。 チーズ さけるチーズや6Pチーズのようなチーズ類は1日1~2個ならOK。 食べ過ぎると塩分過多になるので要注意。 あたりめ 歯ごたえがあるものはよく噛むので満腹感を得やすく、消化機能も活性化する。 茎わかめ 食物繊維とミネラルが豊富。 カロリーが低く優秀なおやつ。 おしゃぶり昆布 糖分が少なくて、食物繊維やミネラルが豊富。 長く口の中で味わえるのでたくさん食べなくて済む。 歯ごたえがあるものはダイエットおやつにおすすめ。 ポテトチップス じゃがいもを薄く切って油で揚げたものなので炭水化物と脂質のダブルパンチ。 トランス脂肪酸という身体に悪い油が含まれている場合が多いので避けるべき。 グミ コラーゲンや食物繊維配合と書いてあるものが多いので食べてもいいと勘違いしがちだが、基本は大量の砂糖が使われているので避けて。 アイスクリーム 乳製品と砂糖と油でできたアイスクリームは基本NG。 最近よくコンビニでも見かける「SUNAO」のような糖質オフのアイスクリームがある。 どうしてもアイスクリームが食べたいときは糖質オフのものを選ぶのが正解。 クッキー あえて悪い表現をすれば小麦粉と砂糖と油を混ぜて焼いたものがクッキー。 カロリーが高いし、血糖値が急上昇する要素をもっている。 ミルクチョコレート 太らないおやつで紹介したとおり、ハイカカオのチョコレートならOKだが、砂糖が多いチョコレートはNG。 パッケージの裏面にある成分表示を見て、カカオより砂糖が先に書かれていたらそれは避けよう。 菓子パン 炭水化物と砂糖と油でできた菓子パンはカロリーが高い上に、血糖値の急上昇によって太りやすい状態に。 駄菓子 油と砂糖でできたものが多い駄菓子も同様にNG。 カロリーバー 一見ダイエットによさそうだが栄養成分は少量しか入っていない。 エネルギーを補うだけなので糖質がメイン。 成分表示を見るとほぼ菓子パンと同じ。 間食として食べるとカロリーオーバーだし糖質もかなり摂ってしまうことに。 運動する前に少し食べたいとかならOK。 ゼリー飲料 エネルギーチャージ系はやはりカロリーが高いので避けたいが、ビタミンチャージ系ならOK。 ビタミン、ミネラルは糖質や脂質の代謝をサポートするので積極的に摂りたいもの。 水 1日1. 5~2リットル飲むのが理想的。 水は身体の代謝に必要で飲む量が足りないと老廃物が溜まりやすくなったり便秘になりやすくなる。 水を飲んで尿や便で排泄を促すことでデトックス効果も期待できる。 水は脂肪の燃焼にも必要。 便秘がちな方はマグネシウム豊富な硬水がおすすめ。 緑茶 カテキンには抗菌作用、免疫アップ作用があるので風邪を引きにくくなる。 利尿作用もあるのでデトックス効果も期待できる。 ビタミンCが豊富に含まれているので美肌をサポート。 カテキンの含有量が多いほどこれらの効果がアップする。 特保(特定保健機能食品)のお茶 緑茶やウーロン茶などで特保(特定保健機能食品)に指定されているものが多数販売されている。 これらは難消化性デキストリンなどの食物繊維が含まれていたり、お茶のカテキンが高濃度に配合されていたりするのでダイエットにはとても効果的。 ウーロン茶 ウーロン茶のポリフェノールは腸内で脂肪の吸収を阻害する働きがある。 血中の中性脂肪を低下させる効果も。 ルイボスティー エイジングの原因ともいわれる活性酸素を除去する「SOD酵素」が多く含まれる。 亜鉛やカリウムも豊富。 ホルモンバランスを整えたり、むくみ予防にもパワーを発揮。 コーヒー コーヒーに含まれるクロロゲン酸やカフェインには脂肪燃焼効果がある。 クロロゲン酸は食後の血糖値の上昇を抑える働きもある。 抗酸化作用があり、美肌をサポート。 例えば、ナッツ類やドライフルーツ、寒天ゼリー、サラダチキンなど。 ・主要コンビニで売られている太りにくいおやつが優秀。 ブランパンを使った高杉さん考案レシピがおすすめ。 ・ダイエット中は、ポテトチップスやアイスクリーム、クッキーなどは避けるべき。 ・おやつと一緒に飲む飲み物にも砂糖が含まれているか注意することが必要。 ダイエット中は水、お茶、コーヒーなどが効果的。
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