つわりは妊娠するとなぜ起こる? 妊娠初期の妊婦さんのほとんどが体験すると言われているつわり。 症状が重い人、軽い人だけでなく、ごくまれに全くない人もいるようです。 つわりの症状は吐き気や食欲不振、嗜好の変化など様々な症状が現れます。 つわりの原因として考えられているもの 実はまだ医学的につわりの原因は解明されておらず、仮説としていくつかの要因が考えられています。 ホルモンバランスの崩れ 妊娠すると、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)・エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が増加します。 これらのホルモンがつわりの原因だと考えられています。 精神的ストレスによるもの 妊娠がわかると喜びも大きいですが、不安や心配もつきものです。 禁酒・禁煙、仕事など生活環境も変わります。 そんな精神的ストレスがつわりの原因になっている可能性もあるようです。 拒否反応 妊娠初期の胎児を体が異物と判断し、排除しようとするためにつわりが起こるという説もあります。 赤ちゃんからのサイン 妊娠初期は胎盤がまだ未熟なため、流産の危険性がある不安定な時期です。 つわりは赤ちゃんから「安静にして」というサインかもしれません。 つわりはいつからいつまで続くの?平均期間は? つわりは妊娠5週〜6週頃に始まり、妊娠16週〜18週頃まで続くのが一般的です。 つわりの平均期間は6〜8週間ぐらいですね。 つわりはいつ頃始まりましたか? つわりはいつ頃終わりましたか? 画像: 突然の吐き気や嘔吐などのつわり症状によって妊娠に気づく人も多いですが、症状は時期や人によってさまざまで、1ヶ月以上つわり症状とつきあうことになります。 妊娠18週頃になるとつわりの症状が治まる妊婦さんが多いですが、この頃になると未熟だった胎盤が完成しホルモンバランスが落ち着くからだと考えられています。 つわりのピークはいつ頃? つわりが一番つらい時期は、妊娠8週〜11週ころの人が多いです。 多くの妊婦さんにみられる症状ですが、吐き気を感じるきっかけは人それぞれのようです。 例えば、「空腹時」「においを感じた時」「食べ物を口に入れた時」などがあります。 つわりの時期はにおいに敏感になりやすく、悪臭はもちろんですが今まで好きだったにおいでさえ、吐き気をもよおすきっかけになることもあります。 常にタオルやティッシュを口元にあてておかなければいけないぐらい、よだれの量が増える人もいます。 「つわり=吐き気」と思われがちですが、眠気やだるさを訴える妊婦さんもかなり多いのです。 ぼうっとしやすいので、車の運転やアクシデントに注意が必要です。 しかし、つわりの症状として頭痛に悩まされる人も多くいます。 頭だけでなく、目の痛みや肩こりなどの症状もあるようです。 その一方で、食欲が増し常に何か口にしたい欲求にかられる「食べつわり」になる人も。 「食べつわり」は体重増加につながるので、小分けにして食べるなど工夫している妊婦さんが多いようです。 ひとつのものだけを無性に食べたくなったり、これまで苦手だったものが食べられるようになったりします。 また、今まで好きだったものが苦手になることもあります。 つわりは妊娠後期まで続く場合もある? 妊娠18週に入る頃には安定期に入り、つわりの症状が治まる人がほとんどです。 しかし、まれに出産まで体調が落ち着かない人もいます。 妊娠初期のつわりがなかったのに、妊娠後期に入って突然つわりが始まる人。 つわりの症状が治まったのにぶり返す人。 これらは「後期つわり」といわれていて、大きくなった子宮に胃や腸などの消化器官が圧迫されて気持ち悪くなることが原因だと考えられています。 妊娠悪阻(おそ)とは? 長期化するつわりは「妊娠悪阻(おそ)」の可能性も考えられます。 食べ物だけでなく飲み物すらうけつけない状況になると、栄養失調や脱水症状になり、さらにひどくなると肝機能障害や脳神経障害が起こることもあるため、早期対応が必要です。 「妊娠悪阻(おそ)」は尿検査や血液検査で調べることができます。 つわりの症状が長引く場合や、水分もとれないような場合は早めに医師に相談するようにしてください。 つわりがない人もいるの? 妊娠すると半数以上の人がつわりを経験するといわれていますが、つわりの症状を経験しない妊婦さんもいます。 つわりの症状がまったくなかった人もいますが、症状があったとしても「風邪かな?」「寝不足かな?」と見逃す妊婦さんも。 特に初めての妊娠ほどつわりが起きやすいというデータもあり、二人目以降はつわりがなかったという人も多いようです。 つわりがないと赤ちゃんが正常に成長しているのか不安に思う人もいるかもしれませんが、つわりは個人差があるものですので、安心してくださいね。 先輩ママ達にどのようなつわりの症状があらわれたのか体験談を集めてみました。 (女性20〜30代対象ランサーズ調べ) つわり体験談 もも:第一子 30代 空腹時も満腹時も気持ち悪くなりました。 炊きたてのご飯ににおいがNGなのは有名ですが、冷めたご飯のにおいも受けつけず・・・。 うどんで乗り切りました。 キョウコ:第一子 30代 妊娠前は甘口のカレーしか食べられませんでしたが、つわり時期に辛口のカレーにはまりました。 出産後も辛口のカレーが食べたくなります。 さーや:第一子 20代 働いていましたが、つわりによる吐き気が酷く妊娠6週〜12週までの約1ヶ月間半休職しました。 12週頃から症状が落ち着き産休に入るまで働きましたが、休職できなければ退職していたと思います。 もこもこ:第二子 20代 妊娠初期のつわりの症状はとても重症で、吐き気だけでなく慢性的なダルさと眠気で1日の大半をベッドで過ごしていました。 16週以降になると昼間の家事はなんとかこなせるぐらいになりましたが、出産するまでずっと眠たかったです。 つわりは個人差があるけどいつかは終わる! つらいつわりの症状が始まると「いつまで続くのか?」と不安になりストレスが溜まってしまいますよね。 つわりの症状は、お腹の中で赤ちゃんが頑張っている証でもあります。 いつか必ず終わりが来ますので、赤ちゃんのためにも頑張って乗り越えてくださいね。 ただし、食事や水分が全く取れない場合や体重の大幅減少・脱水などの症状が見られて場合は早めに医師に相談しましょう。
次のつわりとは、吐き気や嘔吐、食欲不振など、消化器症状を中心とした妊娠にともなう生理現象のひとつです。 妊婦さんの50~80%が経験するもので、ほかにも食べたいものの好みが変わる、いつも眠い、頭が重い、唾液が増える、においに敏感になるといった全身症状がでることもあります。 症状は、いくつかの種類に別れます。 とにかく気持ちが悪く常に吐き気に悩まされる吐きつわり、お腹が空いたときに気持ちが悪くなってしまう食べつわり、においに敏感になり苦手なにおいが刺激となるにおいつわり、睡眠時間に関係なく日中も眠さやだるさを感じる眠りつわり、よだれの分泌が増えるよだれつわりが代表的です。 つわりが起こる原因は、完全には解明されていません。 しかし、妊娠するとホルモンのバランスが大きく変わることから、ホルモンがつわりの症状と関係しているのではないかと考えられています。 職場や通勤のあいだに、つわり症状に見舞われたらどうすれば良いのでしょうか。 代表的な対策として、多くの妊婦さんが活用しているのがマスクです。 人の体臭や、周囲から漂ってくる食べ物のにおいで気持ち悪くなってしまうにおいつわりの対策に有効です。 吐きつわり、食べつわり、眠りつわり、よだれつわりの対策に、持ち歩く人が多いのがガムや飴、タブレットといったアイテムです。 ミント系の清涼感があるものや、レモン味、梅味の酸味があるタイプなら、胃のムカムカを和らげて口の中をすっきりさせてくれるかもしれませんよ。 休憩時間に休息をしっかりとることも大切です。 疲れやストレスといった精神的な要因が、つわり症状を悪化させるという報告もあります。 できればソファーなどに横になり、1回15分程度の休息をとれると良いですね。 休憩をとるのが難しい場合は、できるだけ無理をせず自分のペースで仕事をするよう心がけましょう。 労働基準法や男女雇用機会均等法では、会社側が妊娠中または出産後の症状にあわせて対応するよう求めていますが、つわりで仕事を休めるかどうかは、会社の就業規則や職場の環境によって事情が変わってきます。 まずは職場の就業規則を確認し、上司や同僚に妊娠を報告して理解を得られるように努めたいですね。 つわりの症状が重く、医師から休むように指示されている場合は、厚生労働省のホームページや厚生労働省の委託により運営されている「母性健康管理サイト」からダウンロードできる「母性健康管理指導事項連絡カード」が役立ちます。 母性健康管理指導事項連絡カードは妊娠の状況や指導内容を医師に記入してもらうカードで、病院の診断書と同じ効力を持ちます。 会社への申請書類用紙としても活用できるので、妊娠の状況を説明するツールとして役立ててみてはいかがでしょうか。 つわりで仕事を休んだ場合、問題となるのが有給となるのか、病欠扱いとなるのか、欠勤となってしまうのか、というところではないでしょうか。 医師から「つわりがひどいために休むように」という指導があった場合、妊婦さんは会社側に「休業」を申請し、会社側はこの申請を受け入れなければいけません。 つわりを主たる理由とする休業を通称「つわり休暇」と呼びます。 つわり休暇中は会社側に賃金の支払い義務はなく、形式上は有給休暇もしくは病欠という扱いとなります。 つわりによる病欠期間中は給与がカットされます。 その際の収入源を補填する制度として、加入している健康保険の傷病手当金が活用できます。 働けない日が継続して3日間あったとき、4日目以降から標準月額報酬の一部が支給される制度です。 支給額や支給対象は細かく規定されているので、詳しくは加入の健康保険組合に問い合わせてみると良いでしょう。 妊娠中は赤ちゃんへ栄養を届けるために、バランスの良い食事を心がけたいものです。 しかし、吐き気や嘔吐の症状があると、食事をすること自体がストレスにつながってしまうこともあるのではないでしょうか。 つわりのときの食事は、食べられるときに好きなものを食べれば十分です。 栄養バランスや食事の量は、あまり気にする必要がありません。 一度にたくさんの量を食べるのは控え、少量ずつ複数回に分けて食べるようにすると気持ち悪さが軽減するかもしれませんよ。 また、脱水症状にも注意が必要です。 水分補給の理想はコップ1杯の水を寝起き、朝、昼、晩、就寝前と食事のあいだに飲むことです。 1日8回に分け、こまめな水分補給を心がけるようにしましょう。 筆者のつわりピーク時は、吐きつわりと食べつわり、においつわりが合体して押し寄せてきました。 一人目のときは夫が外から帰ってきたにおいがダメになり、食べ物を見ることも辛く、かといって何も食べないのも気持ちが悪いという状態にかなりストレスを感じていました。 そんなときに転機となったのが、はじめての取引先との仕事の打ち合わせです。 トイレに駆け込めないという適度な緊張感と、仕事に集中したことが功を奏したのか、かなりの長時間吐き気とは無縁でいられました。 今振り返ると、つわりから頭が離れたことが自信につながったのかと思います。 その打ち合わせ以後、なんとかつわりを乗り越えるきっかけがつかめました。 つわり症状がまったくなかったかというとそうではありませんが、つわりにとらわれすぎないことも大切なのだと感じています。
次のつわりは妊娠するとなぜ起こる? 妊娠初期の妊婦さんのほとんどが体験すると言われているつわり。 症状が重い人、軽い人だけでなく、ごくまれに全くない人もいるようです。 つわりの症状は吐き気や食欲不振、嗜好の変化など様々な症状が現れます。 つわりの原因として考えられているもの 実はまだ医学的につわりの原因は解明されておらず、仮説としていくつかの要因が考えられています。 ホルモンバランスの崩れ 妊娠すると、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)・エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が増加します。 これらのホルモンがつわりの原因だと考えられています。 精神的ストレスによるもの 妊娠がわかると喜びも大きいですが、不安や心配もつきものです。 禁酒・禁煙、仕事など生活環境も変わります。 そんな精神的ストレスがつわりの原因になっている可能性もあるようです。 拒否反応 妊娠初期の胎児を体が異物と判断し、排除しようとするためにつわりが起こるという説もあります。 赤ちゃんからのサイン 妊娠初期は胎盤がまだ未熟なため、流産の危険性がある不安定な時期です。 つわりは赤ちゃんから「安静にして」というサインかもしれません。 つわりはいつからいつまで続くの?平均期間は? つわりは妊娠5週〜6週頃に始まり、妊娠16週〜18週頃まで続くのが一般的です。 つわりの平均期間は6〜8週間ぐらいですね。 つわりはいつ頃始まりましたか? つわりはいつ頃終わりましたか? 画像: 突然の吐き気や嘔吐などのつわり症状によって妊娠に気づく人も多いですが、症状は時期や人によってさまざまで、1ヶ月以上つわり症状とつきあうことになります。 妊娠18週頃になるとつわりの症状が治まる妊婦さんが多いですが、この頃になると未熟だった胎盤が完成しホルモンバランスが落ち着くからだと考えられています。 つわりのピークはいつ頃? つわりが一番つらい時期は、妊娠8週〜11週ころの人が多いです。 多くの妊婦さんにみられる症状ですが、吐き気を感じるきっかけは人それぞれのようです。 例えば、「空腹時」「においを感じた時」「食べ物を口に入れた時」などがあります。 つわりの時期はにおいに敏感になりやすく、悪臭はもちろんですが今まで好きだったにおいでさえ、吐き気をもよおすきっかけになることもあります。 常にタオルやティッシュを口元にあてておかなければいけないぐらい、よだれの量が増える人もいます。 「つわり=吐き気」と思われがちですが、眠気やだるさを訴える妊婦さんもかなり多いのです。 ぼうっとしやすいので、車の運転やアクシデントに注意が必要です。 しかし、つわりの症状として頭痛に悩まされる人も多くいます。 頭だけでなく、目の痛みや肩こりなどの症状もあるようです。 その一方で、食欲が増し常に何か口にしたい欲求にかられる「食べつわり」になる人も。 「食べつわり」は体重増加につながるので、小分けにして食べるなど工夫している妊婦さんが多いようです。 ひとつのものだけを無性に食べたくなったり、これまで苦手だったものが食べられるようになったりします。 また、今まで好きだったものが苦手になることもあります。 つわりは妊娠後期まで続く場合もある? 妊娠18週に入る頃には安定期に入り、つわりの症状が治まる人がほとんどです。 しかし、まれに出産まで体調が落ち着かない人もいます。 妊娠初期のつわりがなかったのに、妊娠後期に入って突然つわりが始まる人。 つわりの症状が治まったのにぶり返す人。 これらは「後期つわり」といわれていて、大きくなった子宮に胃や腸などの消化器官が圧迫されて気持ち悪くなることが原因だと考えられています。 妊娠悪阻(おそ)とは? 長期化するつわりは「妊娠悪阻(おそ)」の可能性も考えられます。 食べ物だけでなく飲み物すらうけつけない状況になると、栄養失調や脱水症状になり、さらにひどくなると肝機能障害や脳神経障害が起こることもあるため、早期対応が必要です。 「妊娠悪阻(おそ)」は尿検査や血液検査で調べることができます。 つわりの症状が長引く場合や、水分もとれないような場合は早めに医師に相談するようにしてください。 つわりがない人もいるの? 妊娠すると半数以上の人がつわりを経験するといわれていますが、つわりの症状を経験しない妊婦さんもいます。 つわりの症状がまったくなかった人もいますが、症状があったとしても「風邪かな?」「寝不足かな?」と見逃す妊婦さんも。 特に初めての妊娠ほどつわりが起きやすいというデータもあり、二人目以降はつわりがなかったという人も多いようです。 つわりがないと赤ちゃんが正常に成長しているのか不安に思う人もいるかもしれませんが、つわりは個人差があるものですので、安心してくださいね。 先輩ママ達にどのようなつわりの症状があらわれたのか体験談を集めてみました。 (女性20〜30代対象ランサーズ調べ) つわり体験談 もも:第一子 30代 空腹時も満腹時も気持ち悪くなりました。 炊きたてのご飯ににおいがNGなのは有名ですが、冷めたご飯のにおいも受けつけず・・・。 うどんで乗り切りました。 キョウコ:第一子 30代 妊娠前は甘口のカレーしか食べられませんでしたが、つわり時期に辛口のカレーにはまりました。 出産後も辛口のカレーが食べたくなります。 さーや:第一子 20代 働いていましたが、つわりによる吐き気が酷く妊娠6週〜12週までの約1ヶ月間半休職しました。 12週頃から症状が落ち着き産休に入るまで働きましたが、休職できなければ退職していたと思います。 もこもこ:第二子 20代 妊娠初期のつわりの症状はとても重症で、吐き気だけでなく慢性的なダルさと眠気で1日の大半をベッドで過ごしていました。 16週以降になると昼間の家事はなんとかこなせるぐらいになりましたが、出産するまでずっと眠たかったです。 つわりは個人差があるけどいつかは終わる! つらいつわりの症状が始まると「いつまで続くのか?」と不安になりストレスが溜まってしまいますよね。 つわりの症状は、お腹の中で赤ちゃんが頑張っている証でもあります。 いつか必ず終わりが来ますので、赤ちゃんのためにも頑張って乗り越えてくださいね。 ただし、食事や水分が全く取れない場合や体重の大幅減少・脱水などの症状が見られて場合は早めに医師に相談しましょう。
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