月年齢 体重推移 3ヶ月頃 3kg前後 5ヶ月頃 5kg前後 7ヶ月頃 7~8kg前後 8ヶ月頃 8~9kg前後 12か月頃 10kg前後 フレンチブルドッグは成犬で体長30cm、体高28~33cm、体重10kg前後に成長します。 成犬に個体差があり、体重が13kgくらいまで成長する場合もあります。 サイズの分類は、成犬で10kgをボーダーラインとして、小型犬・中型犬に分けることが多いのですが、フレンチブルドッグの体重はちょうどその境界線に当たります。 このため、分類も小型とするところと中型とするところがあり、明確にどちらかとは言い切れません。 ドッグラン、サロン、保険会社などが独自にどちらに該当するか判断しているようです。 フォーン• クリーム• ブリンドル• パイド フレンチブルドッグの毛色は大きく分けると4種類あります。 「フォーン」は、茶系ベースの被毛で顔部分が黒くなります。 「クリーム」は、白系の単色被毛で人気があり、「ブリンドル」は黒い被毛に差し色が部分的に入っています。 「パイド」は白い体に斑点が入っているタイプで、斑の出方によって個性が現れます。 更に「タイガー・ブリンドル」、「ハニーパイド」、「フォーンパイド」などもあります。 フレンチブルドッグの毛色は、遺伝子疾患を持っている可能性があるかどうかの見分けの基準にもなります。 「ブリンドル」系の親の場合、遺伝子疾患を持つ子はあまり生まれないとされ、「パイド」同士を掛け合わせた場には、遺伝子疾患を持つ子や色素の薄い子が生まれるケースが多いとされています。 毛質は短く柔らかで光沢があります。 15万円~30万円位 フレンチブルドッグの販売価格は、 15万円~30万円くらいが相場です。 特にフレンチブルドッグは個体の色や斑が様々で、色によって価格差が出ることが多いようです。 人気色の「クリーム」や斑の出方に個性が現れる「パイド」は、30万円を超えることもあり、ほかの色も、安くても10万円以下ということはあまりなさそうです。 フレンチブルドッグの値段が高めなのには、出産が大きく関係しています。 フレンチブルドッグの出産は帝王切開になることがほとんどです。 その時間とコストが子犬の販売価格に反映され高値になるのです。 しかし、高価格ということは帝王切開によって安全に出産された子犬という目安にもなります。 格安すぎる子犬の場合は、出産方法を確認する方が良いでしょう。 フレンチブルドッグの里親になるには フレンチブルドッグを飼いたい場合、里親募集情報をチェックしてみるのも良いでしょう。 主に成犬となりますが、フレンチブルドッグを譲りますという情報や、保護犬がいる団体があるかもしれません。 里親制度は、応募できる人のエリアが施設の近隣在住者に限定されている場合があります。 まずはご自身の自治体の里親募集を確認するか、地元の保健所に問い合わせてみることをおすすめします。 それから近隣の動物保護センター、動物愛護団などにも範囲を広げ問い合わせてみると良いでしょう。 里親募集されている犬ということは、一度は人間の都合で飼育を放棄された犬ということです。 里親を希望する場合は、それらの犬の過去を理解し、最後まで一緒に生活するという覚悟を持って申し出なければなりません。 しつけ フレンチブルドッグは、個人と密接な関係を好む「ワン・パーソン・ドッグ」と言われますので、しつけは主人となる人が1人で行う方が良い犬種です。 まずは一緒に遊び、コミュニケーションを密に取ってください。 主人からの愛情と絆を感じると、それに応えようと教えられたことを次々と習得していきます。 またフレンチブルドッグには、噛み癖をやめさせる必要があります。 牛と闘い、噛みつくように育種されたブルドッグの特性を引き継いでいるので、あごの力も発達しています。 噛まないようにしつける一方で、噛んでも良い丈夫なおもちゃを与えたり、ロープの引っ張りっこをしたりして本能を刺激してあげると欲求が満たされ、普段は落ち着きを持ってくれます。 お手入れ フレンチブルドッグは短毛ですが、抜け毛が多い犬種です。 また、皮膚が弱いので、被毛状態が不衛生だとすぐに皮膚トラブルが起きてしまいます。 このため、毎日ブラッシングをして毛を整え、血流を良くしてあげることが大切です。 フレンチブルドッグには独特の臭い体臭があります。 これは皮脂の分泌量が多いことと、体や顔にしわが多く、その部分に汚れがたまりやすいという原因が挙げられます。 日頃からシャンプーをこまめに行い、しわの間も丁寧に拭き取ってあげましょう。 短頭種の犬は歯の隙間や口腔が狭く、歯磨きがしにくい犬種です。 歯垢や歯石もほかの犬より溜まりやすく口臭にもつながります。 普段から歯磨きガムや、歯石取りができるおもちゃで遊ばせる、歯磨きをするといった工夫も必要です。 フレンチブルドッグの歴史 フレンチブルドッグの祖先はイギリスの小型のブルドッグです。 1800年頃にイギリスのレース職人とともにフランスに渡り、パグ犬やテリア系の犬と交配され誕生したのがフレンチブルドッグと言われています。 当時から「フレブル」の愛称で親しまれていましたが、フランスに渡った当初はネズミ捕りや闘犬用の犬として育種されていました。 やがて外見の可愛らしさや愛嬌に注目が集まり、ペットとして飼われるようになったそうです。 その後フレンチブルドッグはアメリカに渡り繁殖が盛んになりました。 当時のフレンチブルドッグは、アメリカではバットイヤー(立ち耳)スタイルが、ヨーロッパではローズイヤー(たれ耳)スタイルに人気があったそうです。 どちらがフレンチブルドッグとしてのスタンダードか?という論争は長く続きましたが、1898年に開催されたフレンチブルドッグのドッグショーで、立ち耳のフレンチブルドッグの方に人気が集中したことから、フレンチブルドッグのスタンダードはバッドイヤー(立ち耳)タイプと決定付けられたそうです。 日本にフレンチブルドッグが渡ってきたのは1900年の大正時代です。 鳴き声がブヒブヒと聞こえることから「ブヒ」という愛称で呼ばれ、現在まで多くの日本人に親しまれ続けています。 フレンチ・ブルドッグは人懐っこい犬種ですね。 あの笑顔を見ているとこちらまでつられてしまいます。 子犬の頃から変わらないつぶらな瞳にとても癒されます。 フレブルは鼻ぺちゃなので、太らせてしまうと呼吸がつらくなってしまいます。 呼吸器の疾患も多いので、いつもより荒い呼吸をしていないか常日頃よく見ていてあげてください。 お水を飲んだ時にもむせやすいです。 運動も必要ですが、椎間板ヘルニアや股関節形成不全といった関節系の病気を起こしやすいので、ダイエットだからと無理に走らせたりしてはいけません。 ボールを投げて持ってくるなどの短距離でできる運動を喜びます。 屋内でもできるので、コミュニケーションにもなりますね。 糖尿病から合併症も起こしやすいです。 どれも肥満にさせないことでだいぶ予防になるので、食事量などはしっかり管理してあげてください。 食べるのが大好きな犬種なので、本当に美味しそうに食べてくれます。 特におやつなど与え過ぎないように注意してください。 つぶらな瞳につられてはいけませんよ。 フレブルは割と短命な方に入ってしまいます。 かかりやすい病気が多いからというのも原因です。 我慢強い性格なので、隠れた病気を見落としてしまいがちです。 なるべくたくさんコミュニケーションを取り、いつもと違う面を見つけたらすぐに獣医さんに相談してくださいね。 フレンチブルドッグかわいいですね。 いろいろな毛色のパターンにも驚きました。 うちはテリア系の犬種なのですが、飼いはじめる時にフレンチブルととても迷いました。 記事にもありますようにブリーダーさんのところでないとなかなかみかけることのないフレブルちゃんですが、あの半分人間のようなお顔と体系が大好きなんです。 結果、我が家は抜け毛の関係でシュナウザーを飼いはじめました。 こちらの記事を読んでいるとフレブルちゃんの魅力が満載で、いろいろなエピソードにほほえましく癒されます。 私はこんなにフレブルちゃん大好きなのですが、うちのわんこは実はあまり得意ではないようです。 鼻ぺチャの子の特徴でもあるあの鳴き声が、自分とあまりにも違うためなのか吠えてとても警戒モードになってしまいます。 悲しいと思いトリマーさんとそのお話をしていたら、意外にも鼻ぺチャの子はそういう扱いを結構受けているみたいです。 ほとんどの鼻ぺチャちゃんは相手にもしていないみたいですが 笑。 マイペースな感じも魅力のひとつですよね。 フレンチブルドッグ、最高にカワイイですよね!現在の犬は保健所から引き取った小型犬のミックスなのですが、とても人懐っこくて他の犬に対しても温厚なので、もう一匹欲しいねと旦那と話をしています。 私は以前から鼻ぺちゃの犬が大好きで、フレンチブルドッグを飼うことが夢だったので、鼻ぺちゃ犬専門の里親サイトから引き取ろうと考えています。 フレンチブルドッグを実際に飼っている友人曰く、その子の性格にもよりますが、とても明るくて友好的な犬種だと話を聞きました。 しかし、毛がかなり抜け落ち、皮膚も弱いということも理解しておくようにとアドバイスをもらいました。 確かに、皮膚が弱いという話は聞いたことがあります。 全てを受け入れる準備は整っているので、早く良いパートナーに出会えるといいなと思っています。 私自身はフレンチブルドッグを飼っていませんが、我が家の愛犬と相性がよい犬種なのか フレンチブルドッグのお友達が大勢います。 「個性的なフレンチブルドッグの性格」の項で紹介されている、紹介されるまでアピールする行動、知り合いになったら、自身が満足がいくまで挨拶をしてくれる感じは、本当にそのままで、読みながら笑いを禁じ得ませんでした。 また、焼き餅焼きみたいですね。 私が聞く限りでは、男の子はママへ、女の子はパパが好きな傾向が強いようで、ママやパパを取られそうになると、きっちり間に入ってくるとか。 人間の子どものような性質が垣間みられ、飼い主さんがフレンチブルドッグにはまるのは本当によくわかります。 しかし、健康面・身体面では、フレンチブルドッグならではの特別な注意が必要のようです。 とにかく、夏に弱いこと、だからといってクーラーがガンガンきいた部屋では器官に疾患が出やすいこと、食物アレルギーを持っている子も増えているようで、フードやオヤツにも配慮が必要、安上がり・簡単とはいかないようですが、愛くるしいフレンチブルドッグのためなら!と、苦労話を笑顔で教えてくれる飼い主さんばかりです。 これからも、たくさんのフレンチブルドッグのお友達に出会えます様に。 我が家のフレンチブルドッグは、リング9歳です。 うまれつき下半身に奇形がありますが、とても、頭が良すぎて、飼いやすいか飼いにくいか、と、最初は考えさせられました、しつけは、一回教えたら必ず覚えてました、毎日足などを、風呂場で洗ってたのですが、毎日夜の散歩のあとは、洗わないときがすまないようで風呂場で待ってます! いたずらもしません、遊ぶ時間、寝る時間、散歩の時間、ご飯の時間が決まってるみたいです毎日リングにふりまわされてますが、なんか、頑固なおじさんと居るみたいです。 あと、家族以外の人に全く興味がないです。 リングと出会ってからはフレンチブルドッグ以外飼えなくなりそうです。 とても、人間ぽい犬種だと思います。 体温調節、鼻炎、など、大変ですが我が子と同じく大切な存在です。 フレンチブルドッグを飼う上での、健康面で最も気を付けなければならないことは、暑さと湿度の管理です。 日本のような高温多湿の気候には向いていない犬種なので、夏場はエアコンは常にかけていないと熱中症にすぐにかかってしまいます。 私のかかりつけの動物病院の先生が言うことにはは、夏場はフレンチブルドッグはじめ、パグやボストンテリアなどの短頭種のわんちゃんが体調不良で来院する頭数が激増するそうです。 シャンプーもお湯の温度のに気をつけないといけません。 少しでも熱くすると、その熱気でやられてしまうらしく、身体を乾かすためのドライヤーもだめだそうです。 ですので、夏に美容院に行くのはお勧めできないですね。 フレンチブルドッグは結構体臭があ るので、夏場は気になります。 お手入れは濡れタオルなどで身体を拭いてあげたりするのがいいでしょう。 フレンチブルドッグは大好きな犬種です。 ぬいぐるみのような華奢な犬種が多い中、愛嬌のある表情でがっしりむっちりとした骨格、なんて可愛いんだろう!と一目惚れしてしまいました。 我が家にはご縁がなかったのか、現在はダックスの男の子と暮らしていますが、今でもフレンチブルドッグは大好きでお散歩中に見かけると思わず微笑んでしまいます。 よく遊びに行くペットショップでたまに会うフレンチブルドッグ君はとても人懐っこくて見た目もパワフル、周りの小型犬に吠えられようと全く気にしない様子でずんずん店内に入ってきて他の飼い主さんに挨拶して周っています。 私が大好きなのを見透かしているかのように、「僕のこと好きでしょー!!」と言わんばかりに激しく挨拶をしてくれます 笑 そのフレンチブルドッグ君の飼い主さんとはよくお話しをさせて頂くのですが、体重は10キロを超えている為、お散歩中に引っ張られると非常に大変とおっしゃっていました。 年配の女性だと厳しいかもしれません。 フレンチブルドッグはブルドッグが元となりパグやテリアとの交配で小さめに作られた犬種で、闘犬の血が入っているということもあり、興奮しやすいそうです。 お散歩中に興奮し過ぎてしまうと、ぐいぐい凄い力で引っ張ってしまうため、首輪だと首にかなりの圧力がかかってしまい、眼圧が上がってしまうことを非常に心配されていました。 フレンチブルドッグは元々、目が飛び出している犬種ということもあり、出来るだけ負担のかからないようハーネスがお薦めとのことでした。 記事にもあるように、フレンチブルドッグはダックスと同様に、椎間板ヘルニアにかかりやすい犬種です。 ダックスフンドよりはヘルニアのイメージが少ないようですが、階段の上り降りやジャンプは厳禁です。 上記のフレンチブルドッグ君のお友達のフレンチブルドッグの女の子は、家の階段を自由に上り降りをさせていたところ、ヘルニアになってしまったそうです。 ダックスよりは体重は重いため抱っこも大変だと思いますが、高さがある場所では基本的に抱っこする方が良いようです。 なお、フレンチブルドッグなどの短頭種はその構造から暑さに非常に弱く、気圧や気温の変化に適応することが苦手です。 そのため、多くの航空会社が預かりを禁止しているため、飛行機での移動は難しくなります。 預かってもらえたとしても、夏の移動は命の危険もありますので出来れば避けた方が無難です。 フレンチブルドッグは人懐っこくて子供にも優しく、表情豊かで見ているだけで癒される魅力的な犬種です。 ただ、小型犬よりもパワーがあること、顔のしわのお手入れは欠かさせないこと、目の病気、ヘルニアにかかりやすいこと、そして飛行機移動にはリスクが伴うことも考慮して家族として迎え入れるかを考えられるといいのかなと思います。 フレンチブルドッグに限らず、どの犬種にもそれぞれ大変な面があります。 我が家のダックス君も、ヘルニアの心配、ダックス特有の吠え癖など大変なことはいろいろとありますが、我が家の宝物です。 大変な面を大変だと思わずに過ごせる相手を見つけることが、お互いにとって幸せなことなのかなと思っています。 記載されている通り、人懐っこく愛嬌抜群。 マラセチアや膿皮症などといった皮膚トラブルに年中悩まされています。 なので、経済的にも少し余裕を持って考えてあげてからのお迎えがいいのかも。 皮膚が弱いフレブルちゃんは特に体臭も強め。 お散歩していても、笑顔で声をかけられます。
次のフレンチブルドッグの特徴 フレンチブルドッグは、大きな頭と耳を持っていて、しっぽは短く、四肢と胴体は筋肉質でがっちりとしています。 短毛で全身が覆われています。 体重は8~14kgが理想とされていますが、体高は体重とのバランスで規定されているようです。 手足、胴体ともに短く構成されていることが大切です。 フレンチブルドッグ独特の大きな立ち耳は「バット・イヤー(こうもり耳)」と呼ばれる形ですが、フレンチブルドッグが品種として固定されるまでの間、ブルドッグの特徴的な耳「ローズ・イヤー(耳先が巻いて耳朶が見える)も認められていました。 しかしアメリカの繁殖家たちがこれに異議を唱え、フレンチブルドッグの耳はバット・イヤーが標準であるとして、固定されたといういきさつがあります。 フレンチブルドッグの性格 フレンチブルドッグの歴史 マスチフやの祖先はローマ帝国時代のモロシア犬とされていますが、19世紀後半、イギリスで作られたイングリッシュ・ブルドッグがフランスに持ち込まれ、パリの繁殖家が交配を重ねた結果うまれたのがフレンチブルドッグであると広く言われています。 この説には異論もあります。 ベースとなった犬はイングリッシュ・ブルドッグではなく、フランスやスペインなど欧州南部に古くから存在したマスチフ系の闘犬であるという説が、特にフランスでは支持されているようです。 いずれにしても、イギリス原産のブルドッグを異種交配して選抜し、現在のフレンチブルドッグを作出したのはフランスでのことです。 闘犬の血統から生まれたブルドッグやマスティフに、平和な気質のや陽気な小型テリアを交配し、家庭犬に向いた穏やかな性格とユニークな姿を与え、愛すべき存在に作り上げたフランスの功績が大きいことには、異を唱える向きもないでしょう。 近年ではその落ち着いた性格と無駄吠えの少なさ、特に暑い時期の運動量が少なくて済むことや短毛で手入れがしやすいことから、都市部では世界的に人気が高まっています。 アメリカの犬種団体AKCの発表では、2003年の登録数ランキングが54位であったものが、2008年には26位、2013年には11位と、年を追うごとにオーナーが増えているようです。 フレンチブルドッグの飼い方 フレンチブルドッグは活発ではありますが、短頭種であることに加え、がに股の体型で股関節に負担がかかることがあるため、散歩や運動のさせすぎは禁物です。 特に気温の高い季節は日々の散歩はほどほどに、室内などで遊びを中心に軽い運動を行うのがおすすめです。 毛が短いのでブラッシングの手入れは頻繁に行う必要はありませんが、暑さ寒さに弱く、寒冷地域での気温の低い季節は、服を着せるなどの工夫が必要になるでしょう。 顔のしわには汚れがたまりやすく、においや炎症のもとになりますので、丁寧にふき取ってあげましょう。 フレンチブルドッグは穏やかな性質で人間と生活がしやすいものの、思慮深い点は時に頑固さに変わります。 柔軟性の高い子犬のうちに、家族としっかりコミュニケーションを重ねてしつけをし、犬からの信頼を得るようにしたいものです。 フレンチブルドッグの毛色 フレンチブルドッグの犬種標準で認められている毛色は、フォーン(単色)、ブリンドル(縞目)、これらの色にわずかに白斑のあるもの、パイドが認められます。 全体に白が多い時はパイドに分類されます。 パイドとは、白地にフォーン又はブリンドルのいわゆる「ぶち」がある色です。 フォーンの色調はレッドからライト・ブラウンとあります。 なお、白が極端に多いパイドの場合、遺伝病が出やすい傾向がありますので、繁殖に使うことは認められていません。 フレンチブルドッグの気を付けたい病気 フレンチブルドッグのような短頭種は呼吸器が短いため、体温調節がしにくい体型であることが知られています。 そのため、呼吸不全が原因の熱中症になりやすいです。 特に暑い時期や、温暖地方では体温調節に気を配ってあげましょう。 また、軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)といって、のどの上の肉が垂れ下がってきて気道を狭くしてしまうことがあります。 健康な場合でもいびきやふがふがという呼吸音はしますが、頻繁にするようになったら、よく注意して早めに病院に行きましょう。 短毛で通気は良い一方で、皮下に紫外線が届きやすく、虫刺されや接触アレルギーなども起こりやすいため、皮膚病にかかりやすい傾向があります。 夏の時期は無理な散歩は控え、皮膚の変化に注意しましょう。 フレンチブルドッグは目が大きいという特徴から、結膜炎や角膜炎が起こりやすく、遺伝性疾患により瞬膜が腫れて目頭から突出するチェリーアイなども見られます。 日頃からよく注意して観察し、気になることがあれば早めに受診するようにしましょう。 フレンチブルドッグの価格相場 グループサイト、『』における、フレンチブルドッグの直近1年間の子犬ご成約時の平均価格は約 32万円、最高価格は 118万円、最低価格は 10万円です。
次のフレンチブルドッグの基本データ フレンチブルドッグの大きさ 28cm~33cm フレンチブルドッグの体重 11~13kg 平均寿命 10年以上 原産国 フランス 生後3ヵ月頃になると体重は3㎏前後になり、5カ月になるとさらに体重が増え約5㎏になります。 7カ月になると7~8㎏まで増加し、7~8カ月になると成犬としての骨格ができあがります。 1歳頃になり体重は10㎏に到達します。 この体重の推移はあくまで目安です。 親のサイズや食べる量によって体重は変わるので、標準体重を見極めて維持するように心がけましょう。 ユニークな見た目と温厚な性格で人気に!フレンチブルドッグの歴史 フレンチブルドッグの起源については、多くの説があります。 その中でも有力とされているのが、19世紀フランスのブリーダーたちがブルドッグをイギリスから持ち帰り、パグやテリア犬と繁殖を重ねた結果フレンチブルドッグが生まれたという説です。 もともとはネズミを捕まえる犬として人間と共に生活をしていましたが、そのユニークな見た目と温厚な性格から、上流社会や芸術家に受け入れられ、20世紀には「愛玩犬」として可愛がられるようになりました。 また、当初、フレンチブルドッグの耳は垂れ耳と立ち耳がありました。 1900年頃にアメリカで行われたドッグショーで、立ち耳(コウモリ耳)が標準と定められるようになったそうです。 元気いっぱい!フレンチブルドッグの性格 photo by 個体差はありますが、フレンチブルドッグはブルドッグと比べて温厚です。 ですが、テリア種の血が入っているので中には落ち着きがなく怒ると噛む場合もあります。 とは言え、陽気で穏やかな性格をしている子もいるので、性格が大きく分かれる犬種と言えるでしょう。 また、性別によっても性格は異なります。 男の子は甘えん坊で散歩好きです。 縄張り意識が強く、攻撃的になる場合があります。 一方、女の子は散歩にはあまりこだわりがなく、基本的に落ち着きがありますが、わがままな一面が見られます。 個体差・性別で性格が違うフレンチブルドッグ。 他にはどんな一面があるのでしょうか? 愛情深く社交的!おおらかで忍耐強い一面も しわのある少し強面な外見とは裏腹に、とっても温厚で愛情豊かなフレンチブルドッグ。 大好きな家族といることを好み、いつも深い愛情を示してくれます。 家族を喜ばせたり、飼い主に抱かれたりすることに幸せを感じるようです。 温厚な性格から吠えることも少なく、集合住宅でも気兼ねなく飼育することができます。 忍耐強く甘えん坊な性格でそっと飼い主に寄り添うこともできるので、子供がいる家庭やお年寄りにも向いていると言えます。 また、社交的な性格ですので、人だけでなく他の犬ともフレンドリーに接することができます。 そのため、トラブルは少なく飼いやすい犬種と言えるでしょう。 快活で遊び好き!実は身体能力が高い? フレンチブルドッグは快活で遊びが大好きです。 ブルドッグとは違い、機敏に動くことができ、身体能力も高いので元気よくはしゃぐ姿を見ることができます。 人と遊ぶことが好きで遊びを気に入ると何度も要求してくることもあるのだとか。 フレンドリーな性格から、ドッグランで他の犬と一緒に遊ぶことも喜ぶでしょう。 また、フレンチブルドッグは頭が良く、いろんなことをすぐに吸収することができます。 教えれば教えるほどグングン成長していきますので、しつけのしがいがありますよ。 鋭敏で警戒心が強い?急な興奮に注意 フレンチブルドッグは温厚でフレンドリーと言われていますが、ブルドッグの血を引いているので鋭敏で警戒心が強い一面もあります。 基本的に穏やかではありますが、楽しかったり気に入らないことがあったりすると興奮してしまうことがあるので注意してください。 また、警戒心から番犬としての役目を果たし、侵入者に吠えて家族に知らせることがあります。 大切な家族を守る姿はとても頼もしいですが、初対面の人や犬に対しても縄張り意識で威嚇することがあるのだそうです。 咬みつくといった攻撃的な行動はしないようですが気を付けなければなりません。 飼いやすい?フレンチブルドッグの飼い方 フレンチブルドッグは人が大好きで甘えん坊な子が多く、たくさんなでてもらったり、一緒に遊んでもらったりすることに喜びを感じます。 「愛犬と密にコミュニケーションを取りたい!」と思っている方にピッタリな犬種です。 ただし、フレンチブルドッグは暑さや寒さに弱いので室内での飼育となります。 激しい運動のし過ぎは呼吸困難になる恐れがあるので注意して育てていきましょう。 暑さも寒さも苦手!住環境を整える 短頭種のフレンチブルドッグは、他の犬種と比べて呼吸がしにくい体の構造になっているので、暑いときの体温調節が苦手です。 また、毛が短いため寒さにも弱く、冬場は家の中であっても服を着せてあげることをおすすめします。 そのため、フレンチブルドッグは、温度管理ができる室内での飼育が基本です。 細心の注意を払って室温を管理するほか、暑くなったときに体を冷やせる冷感マットを用意するなど工夫をしましょう。 激しい運動は禁物!フレンチブルドッグの散歩の注意点 散歩はストレス発散や社会化、運動不足の解消に役立ちます。 フレンチブルドッグは活発な性格をしているので、運動することを好みますが注意することがいくつかあります。 まず、夏場の散歩は熱中症になるリスクが高いので、気をつけてください。 地面がアスファルトの場合は、日が落ちてからでも熱を持っていますので、地面を触って冷えているかどうか確認してから、散歩へ行きましょう。 さらに、フレンチブルドッグは活発な性格で運動好きですが、激しい運動や長時間の運動は禁物です。 加えて、脚がガニ股気味ですので、股関節に負担かかってしまいます。 遊ぶときや運動するときは、ほどほどにしましょう。 散歩は成犬では1日2回30分程度で良いでしょう。 フレンチブルドッグのトイレ・無駄吠え・噛み癖のしつけ方 フレンチブルドッグは筋肉質な身体と力強い顎を持っているので、他の人や犬にケガをさせないためにもしつけは重要です。 しつけのご褒美におやつを使うことは効果的ですが、フレンチブルドッグは太りやすい傾向があり与えすぎると肥満になってしまうので注意しなければなりません。 飼い主がリーダーであることを理解させ、短時間のトレーニングを数回に分けるなど工夫すれば賢いフレンチブルドッグは覚えてくれるでしょう。 フレンチブルドッグは繊細で落ち込みやすい性格でもあるので、トレーニングが失敗したときは叱るのではなく、成功したら褒めてあげてくださいね。 犬のしつけはトイレをはじめ、無駄吠えや噛み癖などさまざまです。 それぞれ方法は異なるので、事前に確認してポイントを押さえておきましょう。 褒められて学ぶ!トイレ成功の秘訣 迎え入れてまず取り掛かるしつけのひとつはトイレでしょう。 ケージの中など、トイレの場所を決めトイレシーツを敷きます。 このとき、フレンチブルドッグの尿の臭いがついたトイレシーツを置くと、よりトイレの場所を覚えやすくなります。 トイレが成功したときは大げさに褒めることがポイントです。 もしトイレを失敗しても叱ってはいけません。 陽気なフレンチブルドッグは叱っても反省をしないかもしれませんが、排泄自体がダメなことだと覚えてしまい、排泄を我慢するようになる恐れがあります。 失敗したときはそっと処理をしてあげましょう。 無駄吠えは多い?吠え癖をしつけるポイント 穏やかな性格のフレンチブルドッグですが、吠えることがあります。 散歩やご飯の要求や知らない人や犬への攻撃など吠える理由はさまざまです。 この無駄吠えを放っておくと癖になってしまうので、きちんとしつけなければなりません。 要求吠えの場合はどんなに吠えても無視することがポイントです。 吠えても対応してもらえないことを理解させましょう。 警戒して吠える場合は、子犬の頃からさまざまな人や犬に触れ合わせ、社会化をすることが大切です。 主従関係をはっきりさせておくことも、吠えてしまったときの静止に役立ちます。 甘やかせ過ぎると噛み癖の原因に 甘えん坊でかわいらしいフレンチブルドッグですが、されるがまま甘噛みを続けていると噛み癖が付く場合があります。 フレンチブルドッグは強い顎を持っているので注意が必要です。 特に人に対しての甘噛みは、痛くても痛くなくても許容しないことをおすすめします。 噛み癖には遊びや好奇心、要求など理由は個体によって異なります。 噛んだときに痛いと伝えたり、フレンチブルドッグが怖がるような音を鳴らしたりして噛んではいけないことを子犬の頃から学ばせましょう。 毛色・抜け毛・カットまで!フレンチブルドッグお手入れ方法 黒や茶などのカラーが揃い、その中で濃淡もさまざまなフレンチブルドッグ。 短毛でお手入れは簡単と思われがちですが、抜け毛が多く意外にも抜け毛対策が必要です。 フレンチブルドッグの被毛にはどんな特徴があるのか、毛色やお手入れ方法など詳しくご紹介します。 フレンチブルドッグの毛色は4種類 フォーン photo by ブリンドル photo by パイド(ホワイト&ブリンドル) photo by ハニーパイド(ホワイト&フォーン) フォーン(茶系)と一言に言っても、白寄りの茶色や茶色寄りの白など濃淡は異なってきます。 ブリンドル(黒系)も茶や白の模様の入り具合や、模様の形、色の濃さに個性が現れます。 ツートンカラーのパイドも人気です。 白と黒でまるでパンダのような模様や眉毛のような模様など、見ていて飽きないほどさまざまな模様があります。 中でも白をベースに薄茶が入ったハニーパイドは珍しいようです。 フレンチブルドッグは抜け毛が多い! フレンチブルドッグの被毛は短く、お手入れは簡単そうに思えますが抜け毛の多さに悩まされている飼い主も多いようです。 フレンチブルドッグはオーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の二重構造になっているダブルコートです。 ダブルコートは換毛期(春・秋)になると、アンダーコートが生え変わるため抜け毛が多くなります。 ですが、室内で飼育する場合、温度管理されているので換毛期ではない時期に毛が抜けることがあります。 フレンチブルドッグは温度管理が必要な犬種です。 そのため、年中抜け毛の対策が必要となってくるのです。 ブラッシング・シャンプー・洋服で抜け毛対策を 抜け毛の対策にはさまざまな方法があります。 ブラッシング 抜け毛の基本的な対策は毎日のブラッシングです。 抜けている毛や抜けかけている毛を取り除くだけではなく、皮膚のマッサージ効果もあります。 ブラッシングをする際は、皮膚への負担が少ないラバーブラシと仕上げの獣毛ブラシを使うと良いでしょう。 洋服 洋服を着させることで、部屋に舞い散る抜け毛をある程度カバーできます。 寒さ対策としても洋服は役立ちますよ。 掃除 部屋に散らばる抜け毛が気になるようなら、こまめな掃除も必要です。 簡単にサッと使える掃除道具や空気清浄機を用意すると便利です。 シャンプー シャンプーによって抜け毛を洗い流す方法もありますが、フレンチブルドッグは皮膚が弱いので頻繁にシャンプーをするのはおすすめできません。 脂性肌ではあるのでべたつきや汚れが気になる場合は、蒸しタオルなどで拭いてあげましょう。 トリミングって必要? フレンチブルドッグは短毛なので、トリミングは必要ありません。 毛量もそこまで多くなく、暑い季節でもサマーカットは不要です。 身体全体のトリミングは必要としませんが、足裏やひげなど、部分的なカットは自宅で行うことはできます。 足裏の毛を整えているとフローリングで滑ってしまいケガをすることを防ぐことができ、ひげをカットすることで顔の見た目をすっきりさせることができますよ。 その際、皮膚を傷つけてしまわないよう気を付け、お手入れ用のハサミやバリカンを使用してください。 フレンチブルドッグのお手入れ方法は? ブラッシングやシャンプーなど、抜け毛対策以外にも定期的に行う必要があるお手入れはまだまだあります。 急にお手入れを始めると嫌がってしまう場合があるので、子犬の頃から徐々に慣らして習慣化をしていくことが大切です。 顔のしわのケアといったフレンチブルドッグだからこそ必要なお手入れもあるので、やり方など確認しておきましょう。 顔のしわ・目の周りのケアの頻度とやり方 フレンチブルドッグのチャームポイントでもある顔のしわは汚れが溜まりやすく、清潔にしていないと皮膚病を発症してしまいます。 定期的にしわを伸ばして濡れタオルで綺麗に拭いてあげましょう。 また、大きな眼にはゴミが入りやすく、涙や目やにが出ることがあります。 涙やけの原因にもなるので、こちらも定期的なお手入れが必要です。 コットンや綿棒を使って、優しく拭き取ってあげましょう。 眼のトラブルが起きている場合は、早めに動物病院を受診してください。 爪切りの頻度とやり方 爪は伸びたままにしていると歩きにくいだけではなく、フレンチブルドッグのたるんだ皮膚に引っかかり傷つける恐れがあります。 そのため、月に1度は爪切りを行うようにしてください。 過去に痛い思いをしていると爪切りを嫌がるようになる場合があるので、初めは少しずつ切り、終わってからご褒美をあげるようにしましょう。 爪には血管が通っており、深く切り過ぎてしまうと出血するので注意が必要です。 どうしても爪切りを嫌がる場合は、無理をせずトリマーか獣医師に依頼しましょう。 歯磨きの頻度とやり方 人間と同様に、犬も歯磨きは大切です。 食べたあとそのままにしておくと歯垢が溜まり、歯周病になってしまいます。 歯周病は口臭や歯が抜ける原因になるので、日々の習慣にし、最低でも週に1回は行うようにしましょう。 歯磨きに慣れるまではガーゼやシートで汚れを落とすだけでも効果はあります。 歯ブラシを使用する場合は、一本ずつ丁寧に歯を磨いてあげましょう。 成犬になってから歯磨きをしようとすると嫌がる場合があります。 子犬のころから歯磨きを習慣づけることも大切です。 耳掃除の頻度とやり方 立ち耳の犬種は垂れ耳の犬種と比べると耳の病気にかかりにくいと言われていますが、フレンチブルドッグは脂漏の体質なので、立ち耳であってもこまめなケアが必要です。 週に1回は耳掃除を行い、耳に異常がないか定期的にチェックしましょう。 耳の中が汚れていると細菌が増えて病気になってしまいます。 イヤークリーナーとコットンを使って、汚れを拭き取り病気を予防しましょう。 黒い耳垢が出ていたり、臭いがしたりする場合は早めに動物病院を受診してください。 肛門腺絞りの頻度とやり方 犬には肛門の下(4時と8時の方向)に肛門腺があります。 肛門腺にはマーキングで使う分泌液を出す役割があり、分泌液を出さずに放っておくとお尻を気にする様子が見られ炎症を起こしてしまいます。 そのため、月に1回を目安に肛門腺絞りを行う必要があります。 肛門腺絞りは尻尾を持ち上げ、2本の指で下から上に押し出すようにして絞ります。 臭いがするのでシャンプーと一緒に行うのがおすすめです。 犬が嫌がる場合は無理せず、サロンや動物病院で対応してもらいましょう。 気を付けたいフレンチブルドッグの病気 フレンチブルドッグはさまざまな病気に悩まされる犬種です。 その中でも痒みや痛みのある皮膚疾患を患うことが多いようです。 その他、関節疾患や眼疾患など気を付けたい病気について確認していきましょう。 皮膚が弱い?「アレルギー性皮膚炎」「マラセチア皮膚炎」「膿皮症」 フレンチブルドッグはデリケートな皮膚をしているので、「アレルギー性皮膚炎」や「マラセチア皮膚炎」、「膿皮症」といった皮膚に関連する病気になりやすい傾向があります。 例えば、ノミや食べ物などのアレルゲンを接種することで発症するアレルギー性皮膚炎は痒みや脱毛などの症状が現れます。 原因のアレルゲンを特定し、アレルゲンと接触しないようにすることが大切です。 ノミが原因の場合は駆虫剤を使って予防することができます。 治療には抗ヒスタミン剤や免疫抑制剤などが投与されます。 足や関節の病気もかかりやすい!「膝蓋骨脱臼」「椎間板ヘルニア」 かかりやすい足や関節の疾患として「膝蓋骨脱臼」や「椎間板ヘルニア」が挙げられます。 どちらも共通して歩行の異常が見られます。 膝蓋骨脱臼は4段階のグレードに分かれ、グレードによって無症状から歩行困難まで症状はさまざまです。 原因は後ろ足の膝蓋骨が外れることで、先天的の場合や肥満で負担がかかり発症するなどの後天的の場合があります。 後天的な膝蓋骨脱臼は体重管理のほか、フローリングにカーペットを敷くなど滑らないよう工夫して予防しましょう。 治療は症状やグレードによって異なります。 軽度では鎮痛剤などの処方となりますが、重度では手術を行います。 特徴的な大きな眼も病気に!「眼瞼内反症」 瞼が内側に入り込み、角膜や結膜を刺激する病気です。 そのため、角膜炎や結膜炎を発症し、痒みや痛みから涙や目やにが出るようになります。 先天的に発生することが多く、予防は難しいとされています。 重症になる前に眼に異常が見られた際はすぐに動物病院を受診しましょう。 根本的な治療は、瞼がめくれないよう手術によって矯正することです。 軽度の場合はまつ毛を抜いたり点眼をしたりといった内科治療で改善する場合もあります。 短頭犬種に起こりやすい「軟口蓋過長症」「鼻腔狭窄症」 フレンチブルドッグのような鼻が短い短頭犬種によくみられる病気が「軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)」「鼻腔狭窄症」です。 どちらも呼吸が荒くなる特徴があります。 軟口蓋過長症は、口の中にある軟口蓋が通常より長いことで呼吸が妨げられる呼吸器疾患です。 呼吸時に雑音が聞こえたり、いびきをするようになったりします。 悪化した場合は、呼吸困難や失神といった命に関わることもあるので気を付けなければなりません。 先天的な病気なので予防は難しいので、早期発見・早期治療が大切です。 治療には軟口蓋を切除する手術が勧められています。 肥満の場合は減量プログラムが実施されることもあります。 高齢になったら要注意!「肥満細胞腫」 免疫に関わる肥満細胞が腫瘍化したもので、悪性の腫瘍です。 悪性度や発生した場所によって症状は異なり、主に皮膚によくみられます。 皮膚に腫瘍ができた場合はしこりや脱毛の症状が現れます。 脳内に腫瘍が発生してしまうと、てんかんでよくみられる発作やクッシング症候群の原因になる場合があります。 原因は明確に分かっておらず、予防することは難しい病気です。 高齢になると多く発症するので、老犬は特に注意しましょう。 治療は悪性度が低く転移がみられないときは手術によって腫瘍を摘出します。 一方、悪性度が高く転移がある場合は抗がん剤などの化学療法が取られますが、完治は難しいようです。 気を付けたい脳の病気「水頭症」「脳腫瘍」 大きな頭が特徴的なフレンチブルドッグは、「水頭症」や「脳腫瘍」といった脳の病気にも気を付けなければなりません。 脳の周りにクッションの役割をしている脳脊髄液が溜まっており、水頭症になると脳脊髄液が過剰に多くなり脳を圧迫します。 それにより、けいれんや発作、意識障害などさまざまな症状が現れます。 原因は先天性と後天性に分かれ、後天性では損傷や脳腫瘍などで起きます。 おかしい様子が見られたらすぐに動物病院を受診することで早期発見・早期治療に繋がります。 治療はステロイド剤などを投与する内科治療と、直接脳脊髄液を抜く外科治療がとられます。 獣医師と相談して治療を選択しましょう。 暑さ対策が大切!「熱中症」 犬はパウンティング(ハァハァと口呼吸すること)によって体温を調節していますが、長時間日光を浴びたり、湿度が高い場所で激しい運動したりすると熱中症になってしまいます。 特に鼻が短いフレンチブルドッグは、鼻腔が狭いうえ鼻道も短いので外気を暑いまま取り込みやすく、熱が体に溜まりやすい傾向があるので注意しなければなりません。 暑い季節の散歩は朝や夕方に行い、室内では温度管理をしてあげましょう。 熱中症になると嘔吐や下痢などといった症状が現れます。 重度になるとけいれんを起こし最悪の場合、死に至るケースもあります。 体温が高い場合は、冷たいタオルで体を冷やしてあげてください。 また、他にも子犬がいる環境で生まれ育っているため、社会性が身に付いた状態で迎えやすくなります。 さらに、基本的なしつけを受けていたり、適切な血統管理がなされていたりするケースが多いです。 子犬の購入後も分からないことがあれば質問しやすくなり、安心してサポートを受けられます。 フレンチブルドッグの子犬をブリーダーからお迎えしたい方は、こちらのボタンから最新情報をチェック!優良ブリーダー情報も詳しく掲載しています。
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