ご配慮いただきありがとうございます。 ご配慮 /文例・敬語の使い方・意味

敬語「ご配慮いただきありがとうございます」の意味と使い方・例文

ご配慮いただきありがとうございます

要件を手短にまとめ、すぐ送信できるのがメールのメリット。 そのため、ビジネスの現場においてメールのやりとりをする機会は少なくないでしょう。 というより、いまやメールのやりとりを抜きにして仕事はできないとすら言えます。 しかし、相手や状況により 「こう書いておけば間違いない」というような「正解」を見出しにくいのも事実。 相手に納得してもらうためには、簡略化しただけの安易な内容では相手に気持ちも姿勢も伝えることはできないわけです。 だからこそ、正解を見出せないまま、「では、どう書くのが最適か」について模索している人は、決して少なくないのかもしれません。 そこでご紹介したいのが、『 迷わず書けるメール術』(神垣あゆみ著、フォレスト出版)。 7000人に読まれているメールマガジン「仕事美人のメール作法」を発行している著者が、ビジネスシーンに応じた文例と基本フレーズ、言い回しなどを紹介した書籍。 2009年に刊行された『メールは1分で返しなさい!』を改題し、大幅に加筆・再編集したものです。 ビジネスメールのやり取りではスピードが求められる反面、どのように書けばよいか、迷ったり悩んだりすることも多く、なかなかメールが書けないという声をよく耳にします。 そこで本書では、より早く必要な文例やフレーズにリーチしていただくために検索性を追求しました。 「感謝」「おわび」「依頼」など、テーマ別に状況に応じた文例と基本フレーズ、さらにそこから派生した言い回しを多数紹介しています。 (「まえがき」より) きょうは、II「ピッタリの表現が必ず見つかる! ビジネスメールの文例とフレーズ」のなかから、 「感謝の文例とフレーズ」を抜き出してみたいと思います。 感謝の文例とフレーズ 感謝の気持ちを伝えるメールは間をおかず、できるだけ早く送ることが大切。 メールの冒頭に感謝の気持ちを伝えるひとことがあると、相手に好印象を与えることができるといいます。 対応へのお礼 件名:先ほどはありがとうございました。 お世話になります。 メルイチ商事の鈴木です。 さっそく、詳しい資料もお送りいただき、重ねてお礼申し上げます。 システム導入については前向きに検討しております。 社内で討議のうえ、改めてご連絡させてください。 引き続きよろしくお願いいたします。 このように、「なにが」「どのように」ありがたかったのかを明示すると、儀礼的な挨拶にならず、相手に感謝の気持ちが伝わるといいます。 (40ページより) 感謝の基本フレーズ ありがとうございます 例: ご返信いただき、ありがとうございます。 いうまでもなく、感謝の意を伝える最も基本的なフレーズ。 なお上記の場合、「ご返信」に代わる言葉として、「ご連絡」「ご確認」「ご対応」「お知らせ」なども。 その他の感謝のフレーズ 重ねてお礼申し上げます。 例: 早速のご返信、ありがとうございます。 早速資料もお送りいただき、重ねてお礼申し上げます。 メール本文に「ありがとうございます」が繰り返し使われるときは、別の表現に言い換えて感謝の気持ちを表すと、よりスマートな印象に。 逆にいえば「ありがとうございます」を連発すればするほど、感謝の気持ちは薄れて伝わり、相手には儀礼的なイメージを与えてしまう可能性が生まれるわけです。 でも、「ありがとうございます」以外、たとえば「感謝いたしております」「ありがたく思っております」などのフレーズを用いると、感じよくまとまるといいます。 恐れ入ります 例: お忙しいところ、恐れ入ります。 相手がなんらかの配慮をしてくれたとき、「恐れ入ります」を使うと感じがいいもの。 ちなみにこれは、「恐縮です」と言い換えることも可能です。 なお訃報を知らせるメールへの返信の場合、「ありがとうございます」は避け、恐れ入りますを使います。 会長がお亡くなりになったとのこと。 わざわざお知らせいただきまして、恐れ入ります。 おかげさまで 例: ・おかげさまで、次のプロジェクトも順調に進んでいます。 ・これもひとえに、御社にご協力いただいたおかげです。 気にかけたり、支えてくれている人たちへの感謝の気持ちを凝縮した言葉。 (41ページより) 感謝のフレーズにプラス お気遣い 例: お気遣いいただき、ありがとうございます。 ささいなことでも相手の気遣いや配慮に気づいたなら、言葉にして伝えたいところ。 小さな積み重ねが心を通わせ、信頼関係を築く礎になっていくわけです。 お心遣い 例: いつもお心遣いいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。 「お気遣い」に代わる言葉としては、「お心遣い」「ご配慮」も。 いずれも相手が気にかけてくれたり、自分の配慮を感じたりしたときにひとこと添えたいフレーズだといいます。 上記のNG例のような文章は堅苦しく儀礼的で、気持ちが伝わらないもの。 このような場合、「ご配慮」を使ってシンプルに言い換えるほうがすっきりするというわけです。 お取り計らい 例: 部長のお取り計らいに心から感謝いたします。 物事がうまく運ぶように適切な処置をすること。 「お気遣い」「お心遣い」「ご配慮」と言い換えることも。 恐縮する気持ちを伝える「すみません」よりも、感謝の気持ちを伝える「ありがとうございます」のほうが前向きで好印象を与えることに。 「どうも」はいろいろな場面で使える便利な言葉ですが、これだけでは、きちんとした感謝の気持ちは伝わらないわけです。 (43ページより) このように、すぐに役立てることができる実践的な1冊。 迷ったときに答えを見つけ出すことができるので、デスクサイドに置いておけば大活躍してくれるのではないかと思います。 Photo: 印南敦史.

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お気遣いありがとうって英語でなんて言うの?

ご配慮いただきありがとうございます

配慮 = 配慮• すると「ご配慮いただきありがとうございます」の意味は… 「配慮してもらい、ありがとう」 のように解釈できます。 敬語の種類 つづいて「ご配慮いただきありがとうございます」の敬語の種類について。 この項目は少しマニアックな敬語の解説になります。 敬語について細かく学ぶ必要のないかたは読み飛ばしてください。 「ご配慮いただきありがとうございます」の敬語 繰り返しにはなりますが「ご配慮いただきありがとうございます」を敬語としてみると、以下のように成り立ちます。 もとになる単語 「配慮」• 「〜してもらう」の謙譲語「お(ご)〜いただく」で 「ご配慮いただく」• 「ありがとうございます」をくっつけた敬語 あるいはもっと細かくすると以下のような敬語の解釈もできます。 もとになる単語「配慮」に謙譲語「お・ご」で 「ご配慮」• さらに「〜してもらう」の謙譲語「〜いただく」で 「ご配慮いただく」• とにかく敬語としては全くおかしいところは見当たりません。 間違い敬語でもなく二重敬語でもなく、正しい敬語です。 会議日程の ご連絡• 忘年会開催の お知らせ• 販売状況の ご報告• 転勤の ご挨拶• 貴社ご訪問の お願い こんな感じのフレーズがあります。 よくビジネスメールの件名で目にする表現ですね。 ところが例文は自分が「ご連絡・お知らせ・ご報告・ご挨拶」するため「お(ご)」をつかうのはおかしいと感じるかたもいらっしゃることでしょう。 これは、 謙譲語「お(ご)」の使い方を知らないためにくる勘違いです。 尊敬語の「お(ご)」だと勘違いしているために間違い敬語と感じるのですが、実際にはどれも正しい敬語をつかっています。 いっぽうで尊敬語の「お(ご)」は、「部長が お戻りになりました」などのようにして、相手の行為をうやまって使う敬語です。 お(ご)〜する お(ご)〜します• お(ご)〜いたす お(ご)〜いたします• お(ご)〜いただく お(ご)〜いただきます• お(ご)〜差し上げる お(ご)〜差し上げます• お(ご)〜申し上げる お(ご)〜申し上げます• たとえば「了承」「教示」「承諾」「検討」「容赦」「査収」「取り計らい」など。 また丁寧語「ます」とくみあわせて「〜します」「〜いたします」とするのが丁寧な使い方ですのでご留意ください。 ちなみに、これは文化庁の「敬語の指針」においても解説されています。 私のような頭の悪い人には難しいのですが、ご興味ありましたら以下のリンクよりどうぞ。 使い方 つづいて「ご配慮いただきありがとうございます」の使い方について。 文字どおりご配慮してもらったときのお礼に使います。 取引先など社外あてに限らず、上司や目上など社内あてのメールにも使える丁寧な敬語フレーズです。 お礼ビジネスメール書き出しの挨拶に使います。 例文「ご配慮 賜りありがとうございます」• 「いただく」「賜る」はどちらも「もらう」の謙譲語ですが、よりカチッとした言い回しは「賜る」のほうです。 とくにビジネス文書や手紙・公式な挨拶シーンで使われることの多い敬語フレーズ。 丁重なメールに仕上げたいときにどうぞ。 とくに上司・目上や取引先にいちじるしく負担をかけたときには以下の例文をつかうと好感度UP。 たとえば、• ご配慮+恐縮(申し訳なく思うこと) 「ご配慮いただき誠に恐縮です」 「ご配慮いただきまして誠に恐縮でございます」 「ご配慮くださいまして誠に恐縮でございます」• ご配慮+恐れ入る(申し訳なく思う) 「ご配慮いただき大変恐れ入ります」 「ご配慮いただきまして誠に恐れ入ります」 「ご配慮くださいまして誠に恐れ入ります」 こんな感じでつかうと丁寧なビジネスメールになります。 他にもある丁寧な「ご配慮」の例文 あとは「ありがとう」だけでなく「感謝申し上げます」「深謝いたしております」などとしても丁寧です。 お礼の敬語フレーズは本当にいろいろありますが、代表的な例文だけを紹介しておきます。 例文「ご配慮に感謝申し上げます」• 例文「ご配慮に深謝いたします」• 例文「ご配慮頂きお礼申し上げます」• 目上・上司にかぎらず社外取引先にもつかえる丁寧な敬語フレーズにしています。 ご参考にどうぞ。 ご案内いただき誠にありがとうございます。 またレストランの選定など、いろいろとご配慮いただき併せて感謝申し上げます。 こちらこそ当日は何卒よろしくお願い申し上げます。 幹事を務めさせて頂きます、総務部・ノマドと申します。 仕事では関わることの少ない部署間の交流を深めるための、懇親の場といたしたく存じます。 皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。 どうぞよろしくお願いいたします。 「 ご配慮いただきありがとうございます」と似たような表現には 「 ご配慮くださいましてありがとうございます」 これって何が違うのでしょうか? 結論としてはどちらも上司や目上・取引先などに使える丁寧な敬語フレーズです。 ここではその根拠について順を追って解説していきます。 敬語・意味の違い まずは敬語と意味の違いについて。 とくに色づけした部分についてよくご確認。 ご配慮いただきありがとうございます 意味は「配慮して もらいありがとう」 敬語は「~して もらう」の 謙譲語「お(ご)~いただく」を使用。 ご配慮くださいましてありがとうございます 意味は「配慮して くれてありがとう」 敬語は「~して くれる」の 尊敬語「お(ご)~くださる」を使用。 「まして」の部分は丁寧語「ます」の活用形 色づけしたところが主に違います。 どちらも同じように使える ということで、 「ご配慮いただく=配慮していただく」なのか「ご配慮くださる=配慮してくださる」なのか、という点において違いますが丁寧さとしてはまったく同じです。 また、 「 ご配慮いただきありがとうございます」「 ご配慮くださいましてありがとうございます」はどちらも結局のところ、お礼を述べているわけであってどちらも同じように使います。 おっさん営業マンの経験値であり、本来でしたらどちらも同じように使えます。 どちらも丁寧な敬語フレーズですので、あまり悩む必要はありません。 「いただく」vs「くださる」の使い分け せっかくですので「いただく」「くださる」の違いを例文で考えてみます。 たとえば結び・締めに使う「お願い」するときのシーンを考えましょう すると… 「ご容赦 くださいますようお願い致します」 「ご容赦 いただきますようお願い致します」 「ご了承 くださいますようお願い致します」 「ご了承 いただきますようお願い致します」 「ご検討 くださいますようお願い致します」 「ご検討 いただきますようお願い致します」 こんな敬語フレーズをよく使います。 実はこれらは「くださる」を使うのが一般的です… 「いただく」としても丁寧ではありますが… ところが、たとえば何かをもらった時のお礼のシーンを考えます。 「たいそうな お品をくださりありがとうございました」 「たいそうな お品をいただきありがとうございました」 もうひとつ、 「 ご利用 くださりありがとうございます」 「 ご利用 いただきありがとうございます」 上記の例文はどれも敬語としては正しい使い方。 ただ圧倒的に「いただき〜」とするほうが多いですね。

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「ご配慮ありがとうございます」の使い方・例文・類語|相手別

ご配慮いただきありがとうございます

「お心遣い」「お気遣い」の違い 「お心遣い」の意味 「心遣い」の意味は「気を配ること」「心配り」「配慮」です。 また、「ご祝儀」「心づけ」といった意味もあります。 相手が心を配ってくれたことを、丁寧に表現したものが「お心遣い」です。 相手の思いやりを感じた時に使用するのが良いでしょう。 「お気遣い」の意味 「気遣い」の意味は「あれこれ気をつかうこと」という意味です。 また、「よくないことが起こる恐れ、懸念」という意味も持ちます。 「お気遣い」では、前者の意味となり、相手が気をつかってくれたことに対する丁寧な表現ということです。 「お心遣い」「お気遣い」の例文 それでは、「お心遣い」「お気遣い」が実際に使われる際の例文をみていきましょう。 「お心遣い」の例文 「お心遣い」を実際に使う場合の例文を紹介します。 この度は弊社の移転に際しまして素敵な品をお送りいただき、 お心遣いに感謝申し上げます。 先日はあたたかな お心遣いをいただきまして、ありがとうございました。 「お気遣い」の例文 「お気遣い」の使い方の例を紹介します。 「お心遣い」よりは口頭で使う機会が多いかもしれません。 (どこかに招かれた際など)どうぞ、 お気遣いなく。 常日頃から お気遣いいただき、感謝申し上げます。 ビジネスシーンでの注意点と例文 「お心遣い」「お気遣い」はビジネスシーンでも使われることがありますが、場合によっては注意が必要です。 上司や目上の人にも使ってOK 「お心遣い」「お気遣い」は取引先や上司に対して使用しても大丈夫です。 「お心遣い」は普段以上の思いやりや心配りを受けた時、または贈答品や心付け、ご祝儀などの金品を貰った時に使用します。 「気遣い」は気を配ってもらった時、神経を使ってもらった時に使用する場合が多いです。 報告書などのビジネス文書ではNG 手紙やビジネスメールでは「心遣い」「気遣い」を使用できますが、注意すべきは報告書やレポートなどの場合です。 こういった実務的な文書の場合には、訓読みを使う「和語」は原則、不適切とされています。 したがって「こころづかい」「きづかい」という訓読みであるこれらの単語は使用しない方がよいでしょう。 もし同様の表現をしたい場合は、「配慮」という音読みの単語であれば使用できます。 ビジネスメールの例文 ここからは、ビジネスメールで使える例文を見ていきましょう。 例:お心遣いをいただきありがとうございます。 一番オーソドックスな表現です。 相手に特別な心配りをしてもらった時、お礼文として送ると好印象です。 例:お心遣いに痛み入ります。 上述のものより、さらに丁寧な表現になります。 「痛み入る」とは「申し訳ない・恐れ入る」などの意味です。 使用シーンとしては、相当な金品をいただいたり、とても目上の人に心を配ってもらった時などが想定されます。 かなり低姿勢な様子が伝わる表現です。 例:お気遣いくださいましてありがとうございます。 先方が気を配った対応をしてくれた時、神経を使ってもらったと感じた時に使用するものです。 一言添えるだけでも丁寧な印象を与えることができます。 「お心遣い」「お気遣い」に似た言葉 「お心遣い」「お気遣い」の意味と使い方を解説してきましたが、類似の言葉もいくつかあります。 「お心遣い」「お気遣い」がふさわしくないと感じた場合などに覚えておくと便利です。 「ご配慮」の意味 類似の表現に「ご配慮」があります。 こちらも「心遣い」「気遣い」と同様、「心を配ること」「気をつかうこと」という意味です。 訓読みの「心遣い」「気遣い」とは異なり、音読みの表現なのでビジネス文書でも使用することができます。 また、少しかたい表現になるのでビジネス文書でなくとも相手にかしこまった印象を与えたい時に使用すると効果的です。 逆に、「心遣い」「気遣い」を使うとやさしい印象になります。 ただし、使い分けで悩んだ際には「ご配慮」を使用するとよいでしょう。 「ご配慮」の例文 「ご配慮」の使い方を紹介します。 「ご配慮」は目上の人はもちろん、同じ立場の人にも使える汎用性の高い言葉です。 このたびはさまざまに ご配慮いただき、ありがとうございます。 格別の ご配慮を賜り、恐縮に存じます。 まとめ 「心遣い」「気遣い」は相手に感謝を伝える際に有効な表現です。 しかし場合によっては使用できないこともあります。 ビジネスシーンでは思いやりや感謝をしっかり伝える場面と、ビジネス文書などの実務的な場面を混同しないよう注意しましょう。

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