きっかけは2019年秋だった。 創刊まもないフェミニスト雑誌『エトセトラ』が「We Love 田嶋陽子!」と銘打って一冊丸ごと田嶋陽子特集を組んだこと、そして1992年に出版された田嶋さんの著書『愛という名の支配』が新潮文庫で復刊されたことを機に、新聞、ラジオ、雑誌などが続々と田嶋さんをフィーチャーするようになったのだ。 いまなお不平等が残る時代に女性はどう生きるべきか。 カギを握るのは「男らしさ」だと田嶋さんは主張する。 「男らしさには、『指導力』や『経済力』『積極性』といった自立のための要素が含まれるのに、女らしさに含まれるのは『気遣い』『思いやり』『優しさ』といった主体性がなく他人を支える要素ばかりです。 男にとって都合がいいからそうなったわけで、女性が女らしく生きても男に仕える人にしかなれず、自立はできません」(田嶋さん、以下同) だからこそ女性は「こっそり男らしく生きる」ことが必要になると田嶋さんは説く。 「マナーは女らしくても生き方は男っぽい方がいい。 「勉強して力をつけて、それをもとに交渉することが大事です。 日本は法律も制度もまだまだ男性中心で、女性はさまざまな不利益を被っています。 まずはそうした現実をしっかり勉強して、何に不満で、何を求めるかを自分に問いかけてほしい。 そのうえで夫婦ならば週末のお昼ご飯は作らないとか、洗濯は夫にしてもらうといった小さな交渉から始めてみたらどう? 愛という名のもとに、すねてばかりいても何も変わらない。 とにかく女性はひとりの人間としてもっと自由に自分を生きるべきです」 田嶋さんが30年かけて切り開いたフェミニズムはいま、さらに多くの人に寄り添うことを求められている。 女性や社会問題を研究する富山大学非常勤講師の斉藤正美さんはこう言う。 「格差社会が広がり、女性の置かれた状況もより厳しくなっています。 田嶋さんがセクハラを当時テレビで率先して取り上げたように、トランスジェンダーの女性や貧困で悩む単身女性など、現在厳しい立場に置かれている人たちに寄り添っていくことが求められるでしょう」 よみがえった「宿敵」に国際政治学者・舛添要一さん(71才)はこんなエールを送る。 「いまはDVや虐待、セクハラやパワハラなどのハラスメントに厳しい目が向けられますが、田嶋さんは昔からこうした問題に着目していました。 現在、日本における特に与党の女性政治家たちはみんな、男を立て、フェミニズムの立場に立とうとしない。 だからこそ、なおさら田嶋さんの存在感が増しているのだと思う。 彼女の復権は世の中がまともな方向に向かっている証でもある。 どうか、長生きしてほしい」 インタビュー後の写真撮影でカメラに向かって歩いてもらう一幕があった。 田嶋さんは笑顔で、カメラマンがたじろぐほどのスピードでレンズに向かってずんずん歩いていき、笑顔でシャッターにおさまった後、あっという間にカメラマンを追い越した。
次の女優・松井玲奈が、テレビ東京系ドラマBiz『行列の女神~らーめん才遊記~』第3話から登場し、同じくテレビ東京系『浦安鉄筋家族』、NHK連続テレビ小説『エール』と、1クールで3本も並行してドラマを盛り上げている。 各々の作品それぞれ演じるキャラクターも作品カラーも全く異なるが、違和感なく溶け込む松井。 なぜいま、松井玲奈が女優として愛されているのだろうか。 『行列の女神~らーめん才遊記~』 c テレビ東京 『行列の女神~らーめん才遊記~』では、松井は、ラーメン業界をけん引する「清流企画」社長・芹沢達美(鈴木京香)の商売敵である「味惑コーポレーション」の若手フード・コンサルタント難波倫子を演じる。 つまり、悪役だ。 ドラマのヒロインである清流企画の新人・汐見ゆとり(黒島結菜)と最初に顔を合わせたときの感じの良いメガネ美女が一転、店の端に彼女を連れて行き「消えろ、さっさと消え失せろ言うとんねん、このボケェ」と鬼の形相と関西弁で追い込むギャップーーこれぞ松井の真骨頂である「緊張と緩和」の演技と言える。 業界に侵食してくる新進気鋭の会社というイメージが、松井のヒールぶりで体現されているのだ。 ドラマ24『浦安鉄筋家族』 c 浜岡賢次(秋田書店)1993・ c 「浦安鉄筋家族」製作委員会 『浦安鉄筋家族』では、ファミレス「べーやん」の店長・麻岡ゆみ役。 ほうれん草のソテーだけでファミレスの喫煙席に長時間喫煙滞在する大沢木大鉄(佐藤二朗)と喫煙仲間たち、通称「アホヤニーズ」を追い出そうとする小さな攻防を毎回繰り広げる。 アホヤニーズが自分たちの娘の話をしていれば、「今頃あんたらのお姫様は誰かと腰振ってるから」と痛烈なツッコミを入れてショックを与えたり、パンパンにたまった灰皿を優しい顔で取り替えようとするが、灰皿チェンジ500円の文字にあわててアホヤニーズが止めるなど、様々な心理戦が笑いを誘う。 佐藤二朗たちとの絶妙な間のやり取りが面白いのは、松井の真骨頂である「緊張と緩和」がツッコミとボケとして、シュールな笑いになっているからだろう。 連続テレビ小説『エール』(写真提供=NHK) そして『エール』では、ヒロイン・関内音(二階堂ふみ)の姉である関内吟役。 気が強い3姉妹で、特に長女の吟と次女の音は明るく、お互いマウントを取り合う仲。 第5週からは音とともに東京に引っ越すことになり、音の縁談が破談になりかけたときに、震えが止まらない音を抱きしめたり、仕事や結婚について背中を押すなど、東京では母親代わりとなって音をサポート。 姉らしさが色濃くなっていく。 朝ドラと言えば、松井は2018年の『まんぷく』にも出演。 主人公の福子(安藤サクラ)の親友役として、福子の相談や愚痴を聞く役割を担っており、『エール』での吟と共通している部分とも言える。 一方で、音の新婚生活で掃除は裕一(窪田正孝)がしてくれるといったノロケ話に、「あんたの掃除が雑だからじゃないの」と突っ込む松井らしいやりとりも。 松井のツッコミがあることで、二階堂の明るさがより楽しく映り、シリアスなパートでは視聴者を思わず笑わせるなど、ドラマの良い緩和剤となっている。
次のハワイ・・日本人が海外旅行行き先No1の座を何年に渡り上位に居座り続けるのでしょうか? まだ行ったことがない場所なのでハワイの魅力がわからないのですが、行ったことがある人からハワイの話を聞くとテンション高く共有をしてくれるので、よほど楽しい思い出になっているんでしょう。 今回は ムーチョ アロハ ハワイアンペールエールと呼ばれるハワイをイメージしたビールを買ってみました。 てっきりハワイのビールを買っているのだと思いこんでいましたが、調べてみると アメリカ サンディエゴに醸造所を構えるブッチャーズ・ブルーイングのビールでした。 ブッチャーズ・ブルーイングの創業者がハワイ出身のサーファーなので、ハワイの文字を入れるのは外せないのかもしれません。 またハワイスタイルのビールってあるんでしょうかね?気になって、何がハワイスタイルなのか調べましたがわかりませんでした。 わかる方に教えてほしいです。 ムーチョ アロハ ハワイアンペールエール Mucho Aloha HAWAIIan Style Pale ale ハトのロゴですが少し凶悪そうな顔をしていますね。 目が怖い(笑) 色 レンガ色のボディにキメ細かな泡が立ち上がります。 香り 缶を開けた瞬間から甘い香りが広がります。 イギリス系のエールのようです。 味 おーー、かなり濃いエールビールです。 ハワイのビールなのでホップがきいたIPAのようなビールと想像してましたが、イングランドの濃厚エールのようで驚きました。 ジックリとビールと向き合って味わうタイプです。 *ムーチョ・アロハ以外のエール 価格 酒屋やインターネットで350ミリの缶が400円ほど。 さいごに 公式サイトを見るとブッチャーズのビールは2種類しかないようです。 すぐにもう1本も飲もうと思っていましたが、なかなか見つけられません。 レアな存在なビールなんですかねー? イングランドのエールとして楽しめる.
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