室外機の下から水漏れするのは故障なの? 暖房運転中に室外機から水が出るのは故障ではありませんのでご安心下さい。 これはエアコンの霜取り運転(暖房中に自動的に行われるもの)によって室外機に付いた霜を溶かした時に発生する水なのです。 エアコン室外機から水が出る原因とその対処法について、詳しくお話していきます。 霜取り運転とは はじめに室外機から水が出てくる霜取り運転とは一体どういうものなの解説していきます。 霜取り運転とは、暖房運転中に室内機に送っていた熱い冷媒ガスを室外機の熱交換器に送ることで、アルミフィンについた氷を溶かす運転のことです。 その状態で運転を続けていると、熱交換器のフィンに外気中にある水分が付着し、それがフィンによって冷やされて凍ります。 なぜフィンに水分が付着するのかということについては、よく見られる同じ現象として、真夏に氷水を入れたコップに空気中の水分が付着する現象と同じと思ってもらえれば分かりやすいと思います。 しかし、夏の氷水コップの場合は、コップの表面温度が氷点下ではないので付着した水分は液体のままですが、例の冬の室外機の場合はアルミフィンの温度が氷点下のため、付着した水分はそのまま凍ってしまうことになります。 寒冷地などで使われることが多い暖房能力が高いエアコンや、舞っている雪を吸い込んでしまうような場所に室外機を置いているような場合は、フィンの部分が白色になるぐらい着氷することもよくあります。 フィンの氷で覆われてしまった部分は外気に触れられないため、うまく外気の熱を取り込むことができなくなってしまい暖房効率が悪くなってしまいます。 そうなってしまうと暖房運転の意味が薄れてきますので、エアコンは室外機に付着した霜がある一定量を超えた段階で、自動的に霜取り運転を行うことになります。 その結果、室外機から氷が溶けてできた水がジャバジャバとでてきてしまうのです。 そのため室外機から出てくる水は配管が壊れて漏れてきたような故障によるものではなく、正常な動作によって出てくるものですので安心して下さい。 基本的に霜取り運転中は、室内機のファンは停止または微風となり暖かい風は出てきませんが、最新の機種の中には霜取り運転中でも室内に暖かい風を送ることができる機種もあります。 霜取り運転については大手空調機会社でも説明を見ることができます。 霜取り運転がされるタイミング 霜取り運転が行われるタイミングは、外気温や熱交換器の着氷状態によって異なりますが、おおよそ下記のようなタイミングで行われます。 これは、暖房運転停止直後に急に外気温が下がり、室外機に霜が付いたままの状態になってしまっていた場合、暖房を開始する前に霜取り運転が行われる機種があります。 この場合、リモコンで暖房ボタンを押してから1~2分程で暖かい風が出てくるはずなのに、5分以上待っても暖かい風が出ないという事になりますので、「もしかしてエアコンが壊れたかも?」と思われるかもしれませんが、故障ではありませんので10~15分程まずは様子を見てみましょう。 また、エアコンの暖房を切ったはずなのに、室外機が動き続けている場合は、次の暖房に備えて、今ついている霜を霜取り運転で取り除いている場合もあります。 霜取り運転が終われば自動的に停止しますので、停止ボタンは押さずにそのままにしておきましょう。 リモコンで暖房ボタンを押してから1~2分程で暖かい風が出てくるはずなのに、5分以上待っても暖かい風が出ないという事になります。 「もしかしてエアコンが壊れたかも?」と思うかもしれませんが、このような場合は寒いのをもう少し我慢して10~15分ほど様子を見てみましょう。 仮に本当にエアコンが壊れたのであれば、10~15分待ってみても暖かい風が出ず、エラーコードが表示されるはずです。 このように、エアコンの暖房の霜取り運転は意外と頻繁に行われ、その都度に室内機から温風が出なくなったり、室外機からジャバジャバと水が出たりしていますので、あらかじめ知っておく事でその度にビックリしなくて済みます。 霜取り運転で発生する水の量 比較的温暖な地域では1日の暖房運転で約200~300mlの水が室外機から排出されます。 たった1日でこれだけの水が出ますので、気づいたときには室外機の下が水浸しになっているのは納得することができると思います。 エアコンのエラーコードは霜取り運転が原因になる場合もある エアコンに異常があったことを知らせるエラーコードは霜取り運転によって引き起こされる場合があります。 寒冷地など気温が非常に低い環境の場合、霜取り運転により溶けた水が室外機の外に排出される前に室外機の中で再度凍ってしまうことがあります。 そして再び凍った氷が室外機のファンに当たり、暖房運転が止まってしまうとエラーコードが表示されるようになります。 エアコンの寒冷地仕様とはこのトラブルを回避するために設計されています。 寒冷地仕様のエアコンの室外機の底面にはヒーターが取付けられています。 地域に関わらず好きな物を購入できるネットショップでは寒冷地仕様のエアコンを選び忘れてしまったことで、室外機が頻繁に凍り付いてしまうといったケースもありますので、ネットショップで購入する際は十分に注意しましょう。 水が出て濡れてしまうのが気になる場合 室外機から発生する水で地面を濡らしてしまうのが気になる方は、室外機の下にドレンホースを接続することで回避することができます。 一般的なエアコン工事では、室外機のドレンホースの設置は基本工事に含まれていないことが多く、オプションで設置してもらうか、自分で取り付けることになります。 ドレンホースとは ドレンホースとはエアコンから出る排水を室外に出すためのホースです。 ドレンホースを室外機からベランダの排水溝の穴などに繋げる事で床を濡らすことなく室外機を使用することができます。 『画像引用:』 ドレンホースの購入場所 ドレンホースはネットショップでも購入することができますが、全長が長すぎるドレンホースも多いですので取付け後に余ってしまうことも多いです。 そこでホームセンターがオススメです。 ホームセンターでは切り売りされていることがほとんどですので好きな長さで購入することができます。 ドレンホースの取付け方法 ホースの長さは室外機から水が出ても良い場所(ベランダの排水溝の穴など)まで伸ばしても少し余裕があるぐらいの長さを用意します。 もし、ホースの長さが足りない場合は、ドレンホースジョイントという継手部品と接着剤を使用してホースを延長することもできます。 ただし、ホースの材質によって、使用できる接着剤は異なりますので注意しましょう。 塩ビパイプ用接着剤を使う場合は、対応していない材質のホースもありますので、特に注意が必要です。 ドレンホースにはドレンキャップを取付けるのがオススメ ドレンホースはそのままですと排水口が開きっ放しのためゴミや虫が逆流する形で中に侵入してきてしまいます。 そこで別売りのドレンキャップを取付けるのがオススメです。 霜取り運転でなくてもエアコンは水が発生する 霜取り運転でなくてもエアコンは水が発生します。 エアコンは吸気口から空気を取り込み、内部の熱交換器で冷やした空気を送風口から吐き出すことでお部屋の温度を適温に保っています。 その際、エアコンの熱交換器も冷たくなるため内部で結露が発生するのでエアコンから水が出てきます。 日本の夏はとくに湿度が高くなるので、結露によってたくさんの水が発生します。 基本的にエアコン内で発生した水は室外機のドレンホースから順次排出されますが、何らかのトラブルによって排水がうまくいかないと、室内のエアコンから水漏れが発生する原因となります。 エアコンの排水の仕組み 熱交換器が結露して生まれた水は、重力に引かれて落ちていきます。 これを受け止めるために、「ドレンパン」と呼ばれる平らな受け皿がエアコン内部に設置されています。 ドレンパンには傾斜が付けられていて、そこで溜まった水は傾斜の先にある排水溝へ集められていきます。 排水溝に接続されたホースはエアコン穴を通って外へとつながっており、集められた水がそのまま外の地面へと吐き出されるのが排水の大まかな仕組みになります。 一連の排水の流れのどこかに詰まりがあったり、破損などで水の流れが止まってしまうと次々結露して、発生する水を抱えきれなくなって溢れ返ってしまい、逆流して室内機(エアコン本体)の送風口などから水が漏れ出すことがあります。 もしエアコンの水漏れが起きた場合に原因を探るためには、排水の経路がどこで止まっているのかを突き止める必要があります。 ドレンホースが接続されていても水が出ない場合 長らくドレンホースを接続して使っているとドレンホースの先端から水が出ない場合があります。 この場合ドレンホースの中で詰まりを起こしている可能性があります。 ドレンホースが地面に付いた状態の場合は雑草や土、そしてゴキブリやムカデなど狭い場所を好む虫が侵入してきてしまいます。 その結果、部屋の外に本来出るはずの水がエアコンの通路に溜まってしまい、一定量の水が溜まってしまうと逆流し、室内機であるエアコン本体から水が漏れる原因にもなってしまいます。 ゴミが原因であれば「ドレンホースクリーナー」と呼ばれるドレンホース専用のクリーナーが市販されていますので、ドレンホースクリーナーを使えば詰まりを簡単に解消することができます。 もし、虫が入ってしまった場合は少し厄介ですが、細めの突っ張り棒や掃除機などで取り除く必要があります。 ドレンホースクリーナー ドレンホースクリーナーの形は注射器を大きくしたような道具ですが、使い方は自転車のタイヤの空気入れのように出し入れを繰り返すだけですので、非常に簡単です。 値段はネットショップなどで2,000~3,000円前後で購入ができます。 『画像引用:』 ドレンホースクリーナーの使い方• 上記を数回繰り返す事でドレンホースから水がポタポタと出るようになります。 ドレンホースが詰まったときはぜひ試してみて下さい。 掃除機を使う ドレンホースクリーナーを使う以外にも掃除機を使った対処方法もあります。 掃除機を使用して、ドレンホース内の異物を吸い込んでしまう方法です。 掃除機の先端に細いノズルを取り付けて、ドレンホースの排水口にしっかり密着させて吸引を開始します。 吸引力が逃げないよう、ドレンホースの排水口を手のひらで覆うか、目の細かい布を巻き付けておくと効果がより高くなります。 このとき注意したいのが、ドレンホース内には異物のせいで排出できなかった水が残っている可能性が高いということです。 多くの掃除機は、水を吸い込んでしまうと漏電など故障の原因となってしまいため、異物を吸い込んだ際に掃除機内に一緒に水が入り込まないよう工夫する必要があります。 例えば数日間冷房を使用せず、エアコン内部に結露のない状態で吸引を行う、あるいは水が出てきても大丈夫なように、薄手の布などを掃除機のノズルとドレンホースの間に噛ませるなどして掃除機の漏電に繋がらないような対策が必要です。 タオルなど厚い布を噛ませてしまうと、今度は掃除機の吸引力が下がってしまう可能性があるため、様々な方法で調節していくようにしましょう。 エアコンの修理はプロに依頼しましょう ドレンホースの汚れや詰まりが原因で発生するエアコンの水漏れは、原因がはっきりしていますので対処もしやすいため、自力で解決することが可能です。 しかしそれ以外の原因の場合、例えばエアコンの傾きや、ドレンホースが長すぎてたるんでしまっている、効率の低下による内部の過剰冷却などは、専門知識のない個人の力では解決に限界があります。 とくにエアコンの立て付けは、重量のあるエアコンを外して設置しなおすのは非常に労力がかかりますし、電気配線に触れることになるため失敗すると感電や漏電といった危険性もあります。 個人での対応が難しいと感じたら、エアコン修理の専門業者に相談するのも一つの手です。 また、エアコンはメーカー保証期間も長いことが多いですので、保証期間内の修理サービスを依頼するのも良いでしょう。 ノウハウと実績のあるプロであれば、エアコンの水漏れの原因をすばやく特定し、適切な対処を施してくれます。 まとめ エアコンの室外機の下が水浸しになっていたり、エアコンから急に水が降ってきてしまうと故障かと思いびっくりしてしまいますが、原理を調べてみればエアコンの仕様によるものだということがわかります。 エアコンは使う頻度が多い家電の一つですが、デリケートな家電の一つでもあります。 ほんの少しの異常やボタンの掛け違えで、思いもよらないトラブルのもととなってしまうこともあります。 暑い夏、寒い冬を共に乗り切る心強い味方であるエアコンを定期的にしっかりメンテナンスしてあげることがトラブルを回避するコツです。 「水が出なくなったんですよね、炊事場と風呂と。 その原因というのが、草刈りをしていてパイプが切れたように思うんですよ。 よくわからないのですが。 」とゆっくりとした口調で明るい雰囲気でお電話を頂きました。 屋外配管を傷つけた恐れがあり室内の水が出ないといった状況で、現場は広島市安佐南区伴西のご自宅です。 約60分後のお伺いでご案内をさせて頂くと「よろしくお願いします。 」とご了承いただけましたので、作業員を手配いたしました。 受付日時 2020年5月23日 12時00分頃 受付担当 梶野 担当より一言 不安や疑問などを抱えてお問合せいただいているお客様が多いのではないかと思います。 少しでも安心してもらえるように、お客様の気持ちに寄り添い、丁寧な案内を心掛けています。 お客様に相談して良かったと思っていただけるのが、とても嬉しく感じることです。 「食洗器を今までつけていたのですが、それを取り外そうと思って途中までやったんですけど、蛇口のところがどうしても取れなくなって。 水道の元栓閉めちゃったので水道が使えない状態なので業者さんに見てもらおうと思って電話したんですよね。 」と初めてのお電話で少し不安そうな様子でご相談を頂きました。 苫小牧市桜坂町のご自宅が今回のご訪問先ですので、地域の担当をお調べ致しました。 対応可能なお時間につきましては約60分後のお伺いが可能ですとお伝えしました。 お客様はお時間にご納得頂けた様子で「よろしくお願いします。 」とご依頼されました。 到着前に担当からお電話を差し上げるお約束をしてお手配を終了いたしました。 受付日時 2020年5月22日 17時10分頃 受付担当 麻生 担当より一言 「とにかくお客様のお話を聞くこと」です。 突然起こるトラブルや災害、不安な思いが大きいと思うので、サービススタッフが到着するまでの間、少しでも安心して待って頂けるような応対を心がけています。
次のエアコンを除湿運転しているときに水漏れ? エアコンの「除湿」運転には、機種によってですが2種類あります。 まず従来の冷房をつけたり消したりして、空気を冷やしてしまう「弱冷除湿方式」です。 そして「弱冷除湿方式」で冷えた空気をもう一度暖めて、室内の温度を下げないようにする「再熱除湿方式」の2種類があります。 2種類ある除湿の方法ですが、結局は「冷房」で空気を冷やすのと同じような原理で、空気中の水分=湿気を取り除いているわけです。 空気を冷やす「冷房」は、エアコン室内機のアルミフィン部分から空気を吸い込み、アルミフィン部分で空気を冷やし、吹き出し口から冷やした空気を出します。 アルミフィン部分で空気を冷やす際に、「結露」で水が発生します。 この水が、空気中に含まれている水、つまりはジメジメの元となる湿気なわけです。 アルミフィン部分に結露でできた水は、アルミフィンの下にあるお皿「ドレンパン」に落ち、ドレンパンから野外に出ている「ドレンホース」を通って、外に排出されます。 暑い時期に、エアコンの室外機の近くやクルマの下に水が落ちていることってありますよね? あの水って、「冷房」でできた空気中の水分なんですよー。 上にも書きましたが、エアコンの「除湿」は冷房を切ったりつけたりしているモノですから、「除湿」運転も水が生成されるわけです。 この生成された水が、なんらかの原因で、エアコンから漏れるわけですね。 エアコンが水漏れする原因とは? 水漏れの原因として考えられることをあげていきますね。 エアコンを設置してそれほど経っていない場合 エアコンを設置して、それほど経過していなにのに水漏れを起こす場合は、業者による施工不良の場合が多いです。 設置する時、外に水を排出しやすくするために、エアコンの室内機をビミョウに傾斜をつけて設置するんですよね。 うまく傾斜が取れていないと、ドレンパンがあふれて水漏れを起こす可能性が上がります。 あと水を排出するドレンホースが壁の中を通ったりして長い場合、うまく引き回ししていないと、ドレンホース内で水がたまったり流れにくくことがありますね。 この場合も、ドレンパンがあふれて水漏れを起こすリスクが上がります。 僕が前に住んでいた場所はモロこれだったんだと思うんですけど、ドレンホースの中にたまっている水が動くときに、「ゴホっ」みたいな変な音が聞こえましたね笑 あと、室内機と室外機を繋ぐ際にガスが漏れて足りないまま設置した状態なら、ウマく「除湿」できずに水滴が垂れてくることがありますね。 エアコンを設置して月日が経っている場合 何年も水漏れをしたことがないエアコンが水漏れを起こす原因の多くは、野外に水を排出する役割の「ドレンホース」が詰まっていることが多いです。 アルミフィンの下に、結露でできた水の受け皿となる「ドレンパン」があります。 このドレンパン、カビや雑菌もありまして、ヘドロのようなドロドロの状態の場合が多いんです。 このヘドロは、ドレンパンを詰まらせてしまうことがありますね。 このホコリがアルミフィンにできた水と一緒にドレンパンに落ちまして、詰まりの原因となることもあります。 エアコン洗浄スプレーを使った後や、業者にエアコンクリーニングをしてもらった後に起こる水漏れは、ヘドロやホコリの塊がつまって起きることがほとんどですね。。 もしかしたら水漏れと言うより、吹き出し口から水滴が落ちてくることもあるかもしれません。 これは、ルーバーを下向きにして長い時間「除湿」や「冷房」にしていたり、湿度が高かったり室温と冷気の温度差が大きいと、結露でルーバーに水滴ができちゃうんです。 この水滴が垂れてきたり、飛んでくるんですよね。 設定温度を上げたり、風量を下げたりすると解決することもあります。 あとルーバを下向きに固定しているよりは、ルーバーを水平にしたり自動で動くようにしておく方が、水滴は落ちにくいですよ! スポンサーリンク エアコンが水漏れした場合の応急処置のやり方とは? まず外に出て、ドレンホースの先端から水が排出されているか確認してください。 もしうまく排出されていないようなら、ドレンホースが詰まっています。 この詰まりを解消することで、水漏れ直りますよー!! 息を吹き込む 簡単な方法としては、ドレンホースの先端から息を吹き込んで、詰まっているモノが動かないか試してみてください。 僕は、手をジャンケンの「グー」のような状態でドレンホースの先端の握り、強く息を吹き込むことで詰まりを直したことが何度もあります。 詰まっているモノが吹き込んだ「息」で少し動くことで、ドレンパン内に溜まっている水の水圧で詰まりが直るんでしょうね。 ただし出てくる水は汚いです。。。 水が出てきたら、すぐ顔から離して逃げましょう。。。 ドレンホースカバーから、ドレンホースではなくパイプが出ている場合は、ドレンホースカバーを外す必要があります。 ドレンホースをボロボロに劣化さないためのドレンホースカバーですが、こういう時は面倒ですね。。。 カバーを外すと、ドレンホースとパイプの結合部で出てきます。 テープで巻いてあるだけなので、テープを外して息を吹き込んでみてください。 灯油ポンプで吸う ドレンホースに詰まったモノを吸い取るのは、王道の直し方ではあります。 僕ら掃除屋は「ドレンホースクリーナー」で、詰まったモノを吸い取っていました。 最近では、ホームセンターでも「ドレンホースクリーナー」を見かけることもあります。 リンク 「ドレンホースクリーナー」の代用となるモノは、吸う力は少し弱いですけど、灯油を暖房器具のタンクに入れる時に使う「しゅぽしゅぽ?」ですね。 ただしこの「灯油ポンプ」でエアコンの汚水を吸った後は、ポンプ内に不純物が混ざってしまうので、灯油の入れ替え作業では二度と使わないように注意してください。 掃除機で吸う 家に水を吸える掃除機があればいいんですけどね。 家庭にある普通の掃除機は水が吸えないので、吸ってしまうと壊れる場合もあります。 1度僕もやってみたのですが、モーターに影響が出たのか、掃除機の吸う力が弱くなってしまいました。 場合によっては、動かなくことも多いでしょうね。 あと水分のせいで掃除機内で雑菌が増えるのか、排気がカビ臭くなりました。。。 掃除機で吸う方法は、最終手段にした方がいいですね。。。 掃除機を使う前に、ホームセンターのエアコン部材コーナーで、「ドレンホースクリーナー」が売られていないか確認した方がいいですよ。。。 僕は、エアコンのドレンホースに掃除機のホースをつなぎ、ホース同士のスキマは養生テープでグルグル巻きに貼り付けました。 ガムテープだと後々粘着質が残るので、キレイにするのが大変というか面倒くさいことになります。 粘着質のべたべた感が残った場合は、オレンジオイル配合のシール取りや消毒用のエタノールで粘着質は除去できます。 掃除機で吸って、吸引している時の音が変わったら、すぐにスイッチを切って掃除機の動きを止めてくださいね!.
次のエアコンのガス漏れ。 暑い夏や寒い冬にエアコンのガス漏れが発生してしまったら、エアコンが効かなくなるのでとても困りますよね。 実は当ブログ管理人の星野なゆたは、仕事でエアコンの取り扱いもしています。 エアコンは、 現在では家庭の中で欠かすことのできない空調機器になっています。 夏は暑くてたまらない空気を涼しく、冬は凍えそうな空気を暖めてくれます。 そのため、 いざ使おうと思ったときにエアコンのガスが漏れており、効かなかったらとても困ります。 暑い夏に冷えなかったり、寒い冬に温まらなかったりしたら大変。 一刻も早く直したいものです。 そこで今回は、もし エアコンがガス漏れしたときに考えられる症状や原因と、その対処方法についてエアコンのプロでもある星野なゆたがお伝えしていきます。 2割程度の漏れ=あまり症状が無い• 半分程度の漏れ=エラーが出る可能性あり• 8割以上の漏れ=全く効かない それではここから、それぞれの症状について更に詳しくお話していきます。 2割程度の漏れ=あまり症状が無い ガスの漏れ量は2割程度までであれば、 ガス漏れの症状はあまりありません。 それなりに動いて、冷やしたり暖めたりしてくれます。 もちろん、正規のガス量が入っている状態に比べると能力や効率が少し落ちますが、 普通に使っている範囲ではなかなか気づかないレベルです。 実はエアコンのガス量はそれほどシビアなものではなく、 規定量からちょっと少なかったり多かったりしても、それなりに運転してくれるのです。 そのため、これくらいの漏れ量であれば気づかずに使い続ける可能性も高いです。 半分程度の漏れ =エラーが出る可能性あり ガスの漏れ量が半分程度の時、これくらいになると はっきりとしたガス漏れの症状が出てきます。 半分程度の漏れであればまた冷風感や温風感はありますが、エアコンのガスの温度が明らかに正常時と違ってきます。 そして ガスの温度はエアコンに付いているセンサで監視しているので、異常を検出してエアコンに何かしらのエラーが出る可能性が高いです。 特に、下記の表の通りのエラーコードが出ていた場合はガス漏れの疑いがあります。 メーカー エラーコード エラー名 パナソニック H99 室内熱交換器凍結保護 F97 圧縮機温度過昇保護 F91 冷凍サイクル異常 H16 室外CT断線異常 ダイキン U0 ガス欠 F3 吐出管温度異常 三菱電機 運転ランプ14回点滅 その他の室外異常 日立 除湿ランプ、カビ見張りランプの点滅6回 OHサーミスタ温度上昇異常 富士通ゼネラル 運転ランプ7回点滅・タイマーランプ2~4回点滅 冷凍サイクル異常 吐出管温度保護 東芝 1E 吐出温度異常 シャープ 2-0 圧縮機高温異常 2-1 圧縮機吐出加熱 9-1 ガス不足 ガスが半分くらい漏れたときの特徴的な温度変化としては、下記の2点があります。 圧縮機から出るガスの温度が異常に上がる• 冷房時に室内機に入ってくるガスの温度が異常に下がる このうち、特に1点目の 圧縮機から出るガスの温度は異常として検出しやすいため、ガス漏れ検知の手段として良く用いられています。 冷房時に室内機に入ってくるガスの温度が下がるのは一見冷房に有利なような気がするのですが、ガスが薄くなっているため持っている熱量自体は正常時と比べると少なくなっているので、やはりエアコンの効きは悪くなる方向になります。 8割以上の漏れ =全く効かない ガスの漏れ量が8割以上になると、 エアコンが全く効かないといった症状になります。 熱を運ぶための冷媒がもうほとんど残っていないので、冷やすことも暖めることもできなくなります。 このくらいの漏れ量になると、冷媒の温度自体もほとんど変わらなくなってくるので、半分程度の漏れの場合に比べて特徴的な温度変化が無くなり、 エラーとして検出できずエアコン自体は動き続ける場合もあります。 ただし、ガスが無いので動いても全く効きません。 スポンサーリンク ガス漏れ状態での運転は厳禁! エアコンにおいて、 ガス漏れ状態で運転させることは厳禁です。 特に、8割以上の漏れの全く効かない状態で運転を続けることは非常に良くないです。 なぜかというと、エアコンの心臓部でもある 冷媒を駆動させる圧縮機が故障してしまう恐れがあるからです。 圧縮機は運転するときにすごく高温になるのですが、実は 冷媒ガスで冷却することによって異常加熱にならないようになっています。 しかしガスが無い状態で運転を続けると、圧縮機を冷やしてくれるものが無いため、圧縮機の温度がどんどん上がって最悪壊れてしまう可能性があるのです。 もしも圧縮機が壊れてしまったら、修理不可能になって新品に買い替えないといけなくなったり、運良く修理できたとしても10万円近い高額な修理費用になる可能性がありますので、 ガス漏れ状態での運転は絶対に止めましょう。 ガス漏れの原因 ここからは、 エアコンでガス漏れが発生する原因についてお伝えします。 エアコンのガス漏れ時に考えられる原因としては、主に以下の4つのものがあります。 施工不良• エアコンの移設時• 初期不良• 老朽化による銅パイプの腐食 それではここから、それぞれの原因について更に詳しくお話していきます。 施工不良 冷媒ガスが無くなってエアコンが効かない場合、そのほとんどの原因は施工不良です。 エアコン購入時には室外機に冷媒があらかじめ充填されていますから、最初からガスが無いということはありません。 そのため、エアコンのガスが無くなるのは 配管のどこかからガスが漏れているということになります。 そして ガスが漏れる箇所のほとんどは、室外機と室内機をつないでいる冷媒配管です。 エアコンは、室外機と室内機を冷媒配管でつなぎますが、その 接続部の工事にミスがあると、そこからガスが漏れて無くなります。 また、 施工不良によるガス漏れは、設置直後はきちんと動くけど、数日後にエアコンが効かなくなるという場合が良くあります。 これは、 エアコン取り付け工事の時に気づかないくらい少しずつガスが漏れていて、数日後にガスが無くなるというパターンが多いからです。 工事の時にガスが大量に漏れれば、さすがに業者の方も気づいて、その時に対処しますからね。 このように施工不良が原因だった場合は取り付けてもらった業者のミスになりますから、先方に連絡を取って 漏れ箇所を特定して修繕してもらい、新しいガスを入れてもらうようにしましょう。 エアコンの移設時 引っ越しなどで エアコンを移設するときも、ガス漏れが発生しやすいタイミングになります。 エアコンの中には冷媒ガスが入っていますから、そのまま外すことはできません。 どうやって外しているかというと、ポンプダウンという作業を行って 一度全ての冷媒を室外機の中に回収し、接続配管と室内機の中に冷媒ガスが無い状態にしてから外しているのです。 そしてそのポンプダウン作業にミスがあると、本来室外機の中に回収されるはずの 冷媒が外に漏れてしまって、冷媒が無くなるということが起きます。 また、ポンプダウンはうまくいっても、移設先で上記のような施工不良があった場合もガス漏れの原因になりますよね。 このように、エアコンの移設は少なからずガス漏れのリスクを伴いますので、引っ越しなどで エアコンを移設した後は、問題なく冷えたり温まったりするか確認するようにしましょう。 初期不良 可能性はかなり低いですが、 初期不良でエアコン本体から漏れがあることもあります。 エアコンメーカーでは出荷前に厳しい漏れ検査をしているのですが、それでも稀に新品でもガス漏れが発生していることがあります。 この場合は もちろんメーカー責任になりますから、無償で新しいものに交換してもらえます。 老朽化による銅配管の腐食 こちらも可能性としては高くないですが、 長年使い続けていると稀に本体の銅配管が腐食してそこからガスが漏れることがあります。 銅は非常に腐食に強い金属ではあるのですが、それでも 稀に腐食で穴が開いてしまうことがあります。 この場合は非常に微小な漏れ量の場合があり、 どこから漏れているのかが見つけにくい漏れの原因でもあります。 スポンサーリンク ガス漏れのチェック方法 エアコンのガスが全部なくなっていたらエアコンが全然効かないので分かりますが、 少し漏れたときなどで正常なのかどうか良く分からないという場合もあります。 こんなときに冷媒ガスの量が適切かどうかを判断するのはかなり難しいですが、 おおよそであれば判別する方法があります。 それは、冷房運転(室外機のファンが動いている状態)を15分くらい行った後、その時に 室外機から出ている太いパイプと細いパイプを確認することです。 ガスが少し漏れている場合は、 細いパイプに霜が付きます。 全くガスが無い場合は、細いパイプと太いパイプを触ってみても、 まったく温度差がありません。 正常な状態では、細いパイプは結露が発生する程度に冷えており、太いパイプはあまり冷たくないというようになります。 ガス漏れ時の対処方法 もしもエアコンでガス漏れが発生した際は、残念ながら自分では対処するのは難しいですので、 業者さんにお願いして直してもらうしかありません。 業者さんにエアコンの修理の依頼をして、来てもらうようにしましょう。 また、業者さんに修理を頼むときの手順や注意点はこちらのページで詳しくお伝えしていますので、必要な場合はこちらを参照されてください。 【おまけ】エアコンの冷媒ガス 最後は、ちょっとおまけでエアコンの冷媒ガスについて話そうと思います。 家庭用エアコンの 冷媒ガスは、フロンが使用されています。 現在最もよく使われている冷媒は「R32」という種類のフロンです。 ひと昔前はフロンによるオゾン層の破壊が問題になりましたが、 今のフロンはオゾン層を破壊する塩素の成分が含まれていないので、オゾン層を破壊することはありません。 しかしながら フロンは温室効果のものすごく高いガスで、R32冷媒では二酸化炭素の約700倍の温室効果があります。 そのため、フロンが漏れると地球温暖化の原因となります。 このようなことが起こらないように、エアコンを廃棄する際には法律でフロンの回収が義務付けられています。 だから、 そもそもエアコンのガスが漏れるようなことがあってはならないのですが、完璧な製品や施工というものは存在しないので、どうしてもこのようなことが起こってしまうのですね。 終わりに 以上で、エアコンのガス漏れ時の症状や原因、対処方法についての話を終わります。 暑い夏や寒い冬に エアコンがガス漏れして効かないと、部屋の空調ができずに大変な目にあってしまいます。 そのため、万が一エアコンのガス漏れが発生してもらったら、 適切に対処して暑さ寒さをしのいでいきたいですね!.
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