日本語はとても、便利な言葉で「よろしくお願いします」がいろんな場面で使えて、その場面によって相手も解釈を使い分けてくれます。 英語で「よろしくお願いします」を言う場面は、大きく分けて下記の6つになります。 カジュアルからフォーマルまで、よく使う場面を厳選しています。 初めて会った時の「よろしくお願いします」• 出会いが終わった時(別れ際)の「よろしくお願いします」• 会議や打ち合わせの時の「よろしくお願いします」• 頼みごとをした時の「よろしくお願いします」• その場にいない人に対して伝える時の「よろしくお願いします」• ビジネスメールで伝える時の「よろしくお願いします」 要するに、英語にはこの日本語の「よろしくお願いします」のような、 いろんな場面で使えるオールマイティーで便利な言葉は存在しません。 これは、『』にある「お世話になります=よろしくお願いします」と同様です。 言葉は文化背景が、強く影響します。 日本語は一言で多くのことを推し量る文化です。 1つ言えば、10伝わる文化なのです。 でも、英語は事柄をはっきり明確にする、10伝えるために、10全ては言わないまでも多くを明確にするのが英語です。 ですから、 英語の「よろしくお願いします」も場面によって変わります。 ようするに、場面毎に、自分が伝えたい「よろしくお願いします。 」を細かく表現する必要があります。 最後には、どれくらい「よろしくお願いします」の英語を理解したのかを試せる、 「まとめクイズ」を用意していますので、チャレンジしてみましょう! よって今回は、日本語の「よろしくお願いします」を場面ごとに分けて、英語での言い方をご紹介します。 様々な「よろしくお願いします」の言い方を是非覚えてください。 しかし、早見表の後の記事にて、他の言い方、またその使い方や場面での使い分けなど、しっかりとマスターした方が今後の英会話やビジネス、またメールを書く時など苦労することはなくなります。 Nice to meet you. Nice meeting you. Thank you for taking time to meet us. /We appreciate you coming. Thank you. Please say hello to ~. 元々は、よろしくは「よろしい」という言葉からきていて、よろしいとしてもらう。 承諾、承認してもらう、受け入れてもらうという意味からきていて、 「私を受け入れてください」や 「承諾してください」というような意味合いです。 要するに、日本語の「よろしくお願いします」には下記の意味合いが主に入っています。 承諾して下さい。 私に良くして下さい。 私を見守って下さい。 それでは、これをそのまま直訳した英語を次で見てみましょう。 1-1.直訳すると変?日本語から英語への「よろしくお願いします」 では、英語では「よろしくお願いします」を何と言うのでしょうか? 先ほどの日本語のそのまま、英語にすると• Please accept. Please be nice to me. Please take care of me. などとなりますが、これらの言葉は「よろしくお願いします」という場面ではネイティブは絶対に使いません。 また、「 I beg your kindness. (直訳:あなたの優しさをお願いします)」という言葉が、日本語の「よろしくお願いします」という表現に近く、訳としては適当だという人もいますが、日本文化に詳しい人以外にはあまり通じないでしょう。 言葉としては間違いではないですが、あまりにも丁寧すぎてネイティブは使わないからです。 それでは、日本語の「よろしくお願いします」に一番近い英語は何なのでしょうか? 1-2.正しい英語の「よろしくお願いします」 場面によって変化しますが、基本的には日本語の「よろしくお願いします」の場面では、 「英語ではお礼を言う場合が多い」です。 誰かとお会いした場合には、これから先よろしくお願いしますといいうより、出会えたことへの感謝、ここへ来てくれたことの感謝、時間をとってくれたことの感謝などを伝えます。 仕事をお願いする場合も、引き受けてくれたことへの感謝はもちろん、作業してくれることに対しても先に「ありがとう」と感謝を言うことが多いです。 このことから、 「よろしくお願いします」に一番近い英語は、「Thank you」です。 英語の「よろしくお願いします」の基本• Thank you. Thanks. I appreciate it. Thank you in advance. この言葉は、チャット等では(TYIA)と略して使われる場合もあるくらい良く使われる言葉です。 上記は一例です。 」や「心から感謝します」などの表現もあり、詳しく確認したい場合は、【】の記事を参考にしてみて下さい。 特にビジネスシーンでの丁寧な「よろしくお願いします」には使える表現ばかりです。 2.シチュエーション別|英語で「よろしくお願いします」 「よろしくお願いします」の日本語の元々は、「承諾・承認してもらう」や「受け入れてもらう」という意味からきていてることは先ほどお伝えしました。 その言葉が英語では「感謝」の意味が強いことも解説しました。 しかし、現代の日本語では様々な気持ちが合わさって、例えば下記のように、あなたも「よろしくお願いします」を使っているのではないでしょうか?• 「お会いできて嬉しいです。 仲良くしてくださいね。 「このお仕事を、丁寧にやってくださいね。 最後までやってくださいね。 」 など、様々な意味を含んだものが多数あります。 よって、場面や意図する意味合い事に「よろしくお願いします」に近い英語を使い分ける必要があります。 ここでは、特に使いケースが多いシチュエーションでの言い方を厳選しています。 2-1.出会い編|英語で「よろしくお願いします」 初めての人と出会った時と出会いが終わった後の英語での「よろしくお願いします」の言い方が異なります。 カジュアルとフォーマル(ビジネスなど)の言い方があります。 自己紹介の前、ビジネス交渉の前など、必ず挨拶の「よろしくお願いします」から入りましょう! 2-1-1.初めて出会った時(初対面)の「よろしくお願いします」の英語 初対面の相手への「よろしく(お願いします)」はどのように言うのでしょうか。 Nice to meet you. 」でも同様です。 この言い方は、一番使われる言い方です。 直訳的には「お会いできてうれしいです」と言うような意味合いですが、「よろしく~」の意味合いも含まれています。 / Pleased to meet you. 「Pleased」は「I am pleased」の「I am」を省略しています。 要するに、日本語の「初めまして」が英語の「よろしくお願いします」に使えるということです。 「初めまして」の英語は、【】の記事で詳しく解説しているので、お時間のある時にでも目を通して下さい。 2-1-2.出会いが終わった時の「よろしくお願いします」の英語 出会いが終わった後に、「今日はありがとうございました。 これからもよろしくお願いします」というような意味合いで言いたい場合は、次の2つの言い方をすることができます。 Nice meeting you. It was nice to meet you. どちらも、「お会いできてよかったです。 」、「いい出会いでした。 」というような意味合いですが、「今後ともよろしくお願いします。 」という意味合いが含まれています。 」を使う場合は、はっきりと使い分ける場合があります。 これは多くの日本人の方が知らないので、特にビジネスで恥をかかないためにも押さえておきましょう!• 「Nice to meet you. 「Nice meeting you. 」の後に付けて使うことができます。 Keep in touch. この3つは、良く使われる言葉です。 ビジネスなどで出会った場合や、あまり連絡を取り合うことが想定できない相手には使いませんが、これから仲良くしていきたい人にはこの言葉をつけ足すことができると好印象です。 もし、今後あまり会うことが想定できない相手の場合は、次のフレーズを使うこともできます。 Until next time. Please come again. そして、最後に一言の、 Have a nice day. 「良い一日を」を付けますが、これは、初めての場合じゃなくても使えますが、別れ際に相手が良い一日を過ごせることを祈っていますというような思いやりの一言です。 要するに下記のようなフレーズがそのまま使えます。 Nice meeting you. Have a nice day. It was nice to meet you. Please come again. Have a nice day. 2-2.ビジネス編|英語で「よろしくお願いします」 仕事上で、出会った相手に対して「よろしくお願いします」という場合は、初めの出会いのあいさつにプラスして、「一緒にお仕事ができて嬉しいです」という気持ちを伝えます。 下記がそのまま使える英語フレーズです。 I look forward to working with you. We look forward to doing business with you. 最初の二つは、取引相手にも使うことができますし、同じ会社の人で初めて会う人にも使えます。 三つ目は、もっと丁寧に「会社間の取引」というかしこまった形の場合は、そのようなフレーズを使います。 2-2-1.会議や打ち合わせの時の「よろしくお願いします」の英語 すでに出会いのあいさつが済んだ状態で、会議や打ち合わせをする場合の「よろしくお願いします」は、英語では「来てくださってありがとうございます。 」や「お時間をつくってくださってありがとうございます。 」という言い方をすることが一般的です。 Thank you for taking time to meet us. Thank you very much for coming. We appreciate you taking the time to meet us. I appreciate you coming. 「I appreciate…」は「~に感謝します。 」で少し丁寧な言い方です。 場面によって「I」か「we」に変えてもOKです。 ここで、来てくれたことへのお礼を述べることで、この打ち合わせ、会議を「よろしく~」という意味合いも含むことができます。 会議に招かれた方、打ち合わせに出向いた場合は、上の言葉(感謝)に対して返答をします。 Thank you for having me. 」となります。 」とします。 すごく簡単なあいさつですがこれで十分伝わります。 日本語では、出会いの際にあれこれ、相手を敬う言葉を言います。 英語でも、多少雑談はしますが、日本のようにまどろっこしい会話はしません。 英語の文化は簡潔に、手短に済ませること望むのでこれらのあいさつが済んでしまえば、本題に入って話しをしてOKです。 2-2-2.頼みごと(依頼)をした時の「よろしくお願いします」の英語 部下への仕事だけではなく、友達にお願い事をしたときにも「よろしくね!」とお願いする場合もありますね。 この場合も、ありがとう!と感謝の言葉を使うのがほとんどです。 Thanks! とてもカジュアルな表現です。 Thanks for taking care of it. Thank you for doing this. Thank you in advance. 直訳的には「先にありがとうを言います」という意味です。 日本語の「よろしくお願いします」に近い意味で使います。 最後の3つの表現は、少しフォーマルな場面でも使えます。 その他に、「期待しているよ」や「頼むね」という意味合いを含んだ「よろしくお願いします」では、下記の2つを使うことも出来ます。 I knew I could count on you. また、「Could you~? 」や「Would you~? 」で、「~をよろしくお願いできますか?(お願いします)」という言い方もできます。 とても丁寧な表現です。 そのような依頼する場合の「よろしくお願いします」は、『』の記事をご参考下さい。 2-2-3.その場にいない人に対して伝える時の「よろしくお願いします」の英語 その場にいない人に対して、 「よろしくお伝えください」という場合もありますね。 その場合は次のフレーズを使います。 「~さんによろしくお伝えください」という意味で、• Please say hello to your family. Tell Tom I said hello. 2-2-4.ビジネスメールの文末(結び)で伝える時の「よろしくお願いします」の英語 取引先へのメールなどで「よろしくお願いします」と言う場合もありますね。 メールの末尾で、あいさつをする場合は英語ではお決まりの言葉があります。 これは初めてのビジネスの取引先やお得意様などでも同様の言い方をします。 Most sincerely• Yours very sincerely• Best regards などです。 カジュアルな言い方なども知りたい方は、【】の記事を参考にしてみて下さい。 その他に「お力添えいただけますでしょうか?」というような丁寧な言い方をしたい場合はこんなフレーズがあります。 I would be grateful for your help. Your help would be very appreciated. 情報がほしい場合、何かについて教えてもらいたい場合は、 I hope you will be able to provide the information. 「情報をいただければと存じます」、という表現をします。 3.友達・仕事・メールで使える!色んな「よろしくお願いします」の英語表現一覧 最後となりますが、おさらいの意味も含めて、色々な「よろしくお願いします」の英語例文をみてましょう! 3-1.「お手数ですが、よろしくお願いします」の英語 「お手数をお掛け致しますが宜しくお願い致します」にもなりますね。 これは、ビジネスのメールなどでも使える表現です。 いくつかの言い方があり、そのまま使えます。 3-2.「申し訳ありませんが、よろしくお願いします」の英語 これも「お手数おかけしますが」の表現と同じフレーズを使っても大丈夫です。 「申し訳ございませんが、よろしくお願い致します」も同様です。 また下記のような表現でもOKです。 I really appreciate your great support. 3-3.「ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします」の英語 もうお気付きかもしれませんが、「お手数おかけしますが、よろしくお願いします」、「申し訳ありませんが、よろしくお願いします」、「ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします」の3つは同じ英語フレーズを使います。 しかし、基本となるのが、必ず「感謝」の英語で「よろしくお願いします」を表現しているところです。 迷った場合は、下記の2つのどちらかを言うだけでも通じるので慌てないことです。 Thank you very much. I really appreciate it. Nice meeting you. Stay in touch. 因みに、年賀状などで書く「今年もよろしくお願いします」は、「Happy New Year! 」のみの挨拶文で大丈夫です。 3-5.「こちらこそ、よろしくお願いします」の英語 こちらに関しては簡単な英語で表現できます。 Nice to meet you, too. You, too. SNSや友達とのメールなどで使えます 3-6.「ご協力よろしくお願いします」の英語 メールの最後にも書ける表現です。 Thank you very much for your kind support. Thank you very much for your cooperation. 3-7.「ご検討よろしくお願いします」の英語 ビジネスなどの提案に対しての「よろしくお願いします」ですね。 I would appreciate your kind consideration. Thank you very much for your consideration. 3-8.「ご理解の程よろしくお願いします」の英語 こちらもビジネスでは欠かせない表現の1つですね。 また、「ご理解とご協力の程お願いします」という場合も少なくありません。 Thank you very much for your understanding. Your kind understanding and cooperation are greatly appreciated. 3-9.SNSやチャットにも使える「よろしくお願いします」のスラングと略語 基本的には、ビジネスなどフォーマルな時には使えませんが、スラングもあるので、『』の記事も参考にしてみて下さい。 」など、砕けた表現になります。 また、SNSやチャットなどでの感謝でのよろしくお願いしますなど、略すことが多いです。 「ありがとう」を「thnx」などです。 こちらも、『』の記事を参考にしてみて下さい。 まとめクイズ:様々な場面で使える「よろしくお願いします」の英語を習得! 日本語の「よろしくお願いします」はとても便利な言い方です。 様々なシチュエーションで使えてしまうため、あまり考えずに使ってしまっていることも多いのではないでしょうか。 英語では、 「よろしく~」のかわりに、「ありがとう」とお礼を伝えることが多いですが、何に対してのお礼なのかを明確にするので、場面ごとどんなフレーズがふさわしいか考える必要があります。 でも、英語に変えた場合の言い方も、お礼なのでそれほど難しいフレーズはありません。 出会いの時のフレーズなどは何度か出会いを繰り返して自分のものにしましょう。 また友達同士の「よろしくお願い(します)」とビジネスでの言い方は、ここでご紹介したように少し変えた方がいいですね。 その他の言い回しは、全て覚える必要はありませんが、ここではどんな「よろしくお願いします」を言ったらいいか考える参考にしてみてください。 それでは、最後に次の問題を解いてみましょう! 【問題】• 「nice to meet you」と「nice meeting you」の違いは?• ビジネスで初めて会った時に丁寧にする「よろしくお願いします」の英語は?• 「Nice to meet you」の丁寧な言い方の英語は?• 「~によろしくお伝えください」の英語は?• 基本中の基本!「よろしくお願いします」の英語は? いかがでしたか? 今すぐ読んだ「よろしくお願いします」に関連する英語でもてこずったのではないでしょうか。 答えを確認してしっかりマスターしましょう! 【解答】• 「Nice to meet you. 」は出会った時、「Nice meeting you. 」は出会いが終わった後の「よろしくお願いします」です。 」、「I look forward to working with you. 」、「We look forward to doing business with you. 」など。 」や「Pleased to meet you. 」など。 「Please say hello to ~. 」や「Tell ~ I said hello. 」など。 「Thank you. 」や「I appreciate it. 」など。 」 あなたもそんな悩みを一人で抱えていませんか? また、英語をマスターした人だけが知っている 「めちゃくちゃ簡単なカラクリ」があるということをご存知ですか? そのカラクリを知って、単純に実践したからこそ、偏差値40だった私が短期間で「英検1級」と「TOEIC満点(990)」を取得する英語力を身に付けることができました。 2つの資格とも一発取得です。 本来、英語は一番カンタンな言語です。 それにもかかわらず、私は日本人の9割以上の人が英語に苦しんでいるのが不思議でなりませんし、だからこそその苦痛をなくして、英語を勉強せずに楽しく上達できるようにしてあげたいと思っています。 今回は、英語が苦手な日本人が挫折せずに英語をマスターするための最短手法と具体的ステップについて、私が数万人に英語を教えながらブラッシュアップを重ねた 「学校教育とは180度違う完全ノウハウ」を 無料PDF(全71ページ)という形でまとめました。 ふつうのリスニングを禁止した方法から、言いたい事がパッと言える写真スピーキング法、暗記せずに2万単語以上がスグ出る手法、文法を一切勉強せずに語順マスターするゲームまで、ほとんどの日本人が知らないやり方です。 これが日本人の脳の構造上、必要かつ最短ルートで英語力を身につけるノウハウになります。 短期間で英語上達しなかった人は必ず見ておいてください。 机に30分も座れない・・・ テストは常に赤点(偏差値40)・・・ 英語とは無縁の人生だった・・・ そんな落ちこぼれの私でさえ短期間でマスター出来ましたし、多くの実践者が短期で結果を出してくれていることからも、 正しいステップで、勉強せずに、楽しみながら無料で英語をマスターするというのが最大のポイントです。 興味がある方に、 今だけ期間限定でPDF(全71ページ)を無料プレゼント中です。 このPDFを片手に、あなたの英語学習をより加速させてあなたの望みを叶えていただければ、私にとって一番嬉しいことです。
次の「何卒よろしくお願いいたします」の意味 「何卒よろしくお願いいたします」は多くの場面で見ることのできる依頼するときに使われる言葉です。 「よろしくお願いいたします」でも意味は十分伝わりそうなのですが、「何卒」にはそもそもどのような意味があるのでしょうか。 「何卒」は「なにとぞ」と読みます。 くれぐれも「なにそつ」と読まないように気をつけましょう。 漢字で見る機会が多い言葉ですのでこの点にはまず注意しないとお願いをする以前の問題となってしまいます。 意味は相手へのお願いの気持ちを強調する表現と、「何とかして」と同じ意味で自分が手段を尽くす際に使用します。 「よろしくお願いいたします」と思う気持ちをより強く表したい場合「何卒よろしくお願いいたします」と使うことになります。 お手数をお掛けいたしますが何卒よろしくお願いいたします 使う際の注意点 「何卒」は、丁寧な言葉でビジネスで必ず使われる表現ですが、その使い方にはいくつかの注意が必要です。 誰に対して使う? 会社の同僚などに「何卒よろしくお願いいたします」と使うと、必要以上にかしこまりすぎている印象を与えてしまうかもしれません。 「何卒よろしくお願いいたします」は丁寧な言い方となりますので、社内の上司やお客様、取引先の担当者などに締めの言葉として使うことのできる言葉です。 「何卒」に続く言葉は「お願いいたします」? 「お願いします」? 「何卒」には前述のように「どうか」「ぜひとも」「今回ばかりは」と同じ意味が含まれています。 そのため、「何卒お願いします」と使ってしまうとせっかく「何卒」と使った丁寧な言い回しなのに語尾が「お願いします」となっているため違和感を感じてしまう場合もあります。 「何卒」を使うのならば「お願いいたします」や「お願い申し上げます」と使ったほうが良いでしょう。 何度も使用しないようにする 「何卒」は様々な場面で使える便利な言葉です。 しかし、同じメールの中で何度も使用すると、文全体が強調され、本来、どこを強調したのか、何を伝えたいのかがぼやけてしまいます。 最後の締めの言葉として、同じメールの中には何度も書かないようにしましょう。 「何卒」と一緒に使えない言葉は? 「何卒」には「どうか」「どうぞ」の意味が含まれています。 これらの言葉と一緒に使うのは避けましょう。 「どうか」「どうぞ」の使い方については、次の項目で説明いたします。
次のビジネスメールの締めくくりは、たいてい同じ文言です。 たまにP. 締めの一文は、おそらく90%以上の割合で、「よろしくお願い致します」 ではないでしょうか。 言葉の派生系として「お願い致します」が「お願い申し上げます」や 「お願いします」になったり、「よろしく」の前に「どうぞ」や「何卒」が ついたりしますが、どれも意味は変わりません。 この締めの一文をいつもとは違う表現にするだけでも、送り手の キャラクターに 柔軟性が生まれます。 締めの一文によって、読み手が受ける印象も変わってきます。 1.電話を切る時のように締めてマンネリを打破する 広告代理店時代、とある役職の方が使っているのを見て「これはいいな」と 思った締めの一文があります。 私も適宜取り入れるようにしていました。 それは 「失礼致します」です。 少し軽くした「失礼します」の場合もあります。 電話を切る時のあいさつとしてはおなじみ中のおなじみですが、 メールの最後に「失礼致します」と書く人は意外と少ないのではないでしょうか。 メールを送る相手としては、クライアント(顧客)や協力会社の人、あるいは 社内でも自分より目上の立場の人が対象です。 自分と同等以下の立場の人に送るメールでは、あまり適していません。 2.「よろしくお願い致します」は万能ではない 締めの一文の代表格「よろしくお願い致します」は、 万能ではありません。 たいていはこれで締めていれば失礼なく済みますが、たまに本文の内容に 合っていない時もあります。 「何をお願いするのかよくわからないが、用件の本文だけで終わる形も 何か失礼だし、とりあえず書いとこう」という場面です。 たとえば相手の依頼に対して承諾の意思を伝えるメールで、最後が 「よろしくお願い致します」で終わっていると、やや違和感があります。 ご依頼の件、承知致しました。 よろしくお願い致します。 もちろん間違っているわけではありませんが、頼まれているのか 頼んでいるのかわかりません。 かといって ご依頼の件、承知致しました。 だけで終わらせると、あいさつが抜けて若干無愛想な感じもしてしまいます。 そんな時に「失礼致します」が活躍します。 ご依頼の件、承知致しました。 失礼致します。 にすれば、何となく キチッとした あいさつっぽくなります。 もう少し自然につなげるなら、 ご依頼の件、承知致しました。 それでは失礼致します。 という感じでしょうか。 3.客観的に読んでどう感じるかをイメージする 私が最初に目にした締めの「失礼致します」は、私宛てのメール内にあった わけではありません。 たまたまとある役職の人から別の人宛てのメールを読んで気づいたという 経緯でした。 私宛てのメールではなかったので、 客観的に読めました。 そして、自然に「感じのいいていねいな締め方だな」と感じたのです。 実は「失礼致します」の締めは、 お詫びとお礼のメールでこそ効力を発揮します。 たとえば何らかのミスをお詫びするメールで、 この度はご迷惑をおかけして、誠に申し訳ございませんでした。 深くお詫び申し上げます。 よろしくお願い致します。 はヘンです。 「今後ともお引き立てのほど、何卒よろしくお願い致します」とていねいにすると 意味は通りますが、100%の潔さという感じはしません。 「お詫びしてんのにここにきてお願いするってどーゆーこっちゃ!」となります。 あるいはお礼を述べたいメールで、 この度は誠にありがとうございました。 深く感謝申し上げます。 よろしくお願い致します。 はヘンです。 「これからも、どうぞよろしくお願い致します」とていねいにすると形は保たれますが、 見ようによってはさらなる厚意を要求しているようにもとれます。 この度はご迷惑をおかけして、誠に申し訳ございませんでした。 深くお詫び申し上げます。 まずは謝意をお伝えすべく、失礼致します。 この度は誠にありがとうございました。 深く感謝申し上げます。 それでは失礼致します。 多少のアレンジが必要な場合もありますが、 言い訳がましさやダラダラ感は消えます。 締めの一文をいつもいつも「よろしくお願い致します」にしていたのを 違う文言にすることは、読み手の気持ちを考える行為でもあります。 スポンサーリンク.
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