行政書士試験に合格するには?どうしたらいいか独学での勉強方法はどうすればいいか? 行政書士試験に合格するのはどうしたらいいのか? 受験生の悩みはこれにつきると思います。 この悩みは特に 独学の受験生に多いはずです。 なぜならば、誰も合格の仕方を教えてくれないからです。 そして、勉強方法もポイントもわからないまま、がむしゃらにやって、本試験に臨みます。 当然、不合格となり、皆いつしか諦めていくのです。 中には行政書士にどうしてもなりたいけど試験が難しそうだからとはじめっから諦めたという人もいるかもしれません。 確かにあの テキストや問題集の分厚さを見たらやめたくなるのは当然だと思います 笑 なぜ合格できないのか? 理由は簡単です。 完璧を目指そうとするからです。 それゆえ、本来はあんまり力を注いではいけない部分に力を注ぐから、受からないのです。 行政書士試験は確かに難しい・・・ 確かに行政書士試験は合格率一桁の難しい資格と言われています。 100人受験して、90人も落ちる試験です。 ですが、センスが問われるような試験ではありません。 正しい 勉強法、しっかりとした 勉強スケジュール、必要最低限の 勉強時間さえ取れれば、十分に合格できる資格試験です。 そして、合格するならば、やはり効率的に合格したいものです。 このブログでは独学での勉強方法や試験対策・戦略の立て方、 合格のコツなどを存分に紹介しています。 また効率の良い記憶方法や裏技的なことなどについても書いています。 学習する上で何かの参考になればと思っています。 但し、 経済的な面で考えてという意味でのオススメです。 ネット上などで「独学では絶対無理」という声も多いのは確かですが、絶対に合格不可能ということはありません。 現に私が自力で受かっているから、ウソではありません。 もちろん、私は高学歴でも法学部でもありません。 一応は大学卒ですが、私大です。 しかし国家資格、ましては法律系の資格である以上、簡単には合格できません。 その人の潜在能力や元々の教養や学歴にもよりますが、それなりの努力は必要です。 ここを勘違いしている人が多く、 合格率10%前後というの低い数字に現れています。 通信講座や通学の方が合格率は高い・・・。 初めから潔く、 予備校や通信講座で合格を目指すことも私は間違いではないと思います。 経済的な負担が少ないという意味で、独学がオススメというだけであって、必ずしも独学に固執する必要ありません。 私だって、 独学よりもサポートのしっかりした通信教育や予備校で受けたかったというのが本音です。 ただ、私のような貧乏人にしてみれば、高額な費用がかかる予備校は最初から選択肢になかったのです。 ただ、それだけです。 独学を選んだの、非常に単純な理由でした。 実は通信講座が安い!? しかし現在、その当時は知りませんでしたが、 独学にかかる費用に数万円足しただけで受講できる、コスパの良い通信講座も出てきているのも事実です。 それに、独学よりも通信講座や通学向きの人もいます。 今更ですが、私も参考書選びなどの手間も考えれば、そっちの方が良かったかなとも思っています 笑 そして、一部の通信講座会社で発表されている 合格率も全体と比べて、やはり高いです。 とこのように通信講座などのサービス、料金体系も変わりつつあるということです。 自分に合った方法を選択するということが大事 独学、通信講座、通学、それぞれ一長一短はあります。 どれを選べば正解ということはありません。 受験生一人一人、金銭的事情や学歴や記憶力といった能力や環境は様々です。 大事なのはそれぞれの受験生にあった方法を選択するということです。 基本的に行政書士は申し込みを忘れずにし、どんな方法であれ必要最低限の勉強さえすれば誰でも受かる試験なのです。 難易度や合格率なんて気にする必要はありません。 ただ、独学で合格するとなればある程度、戦略や作戦を立てる必要があります。 がむしゃらに勉強して受かる資格ではありません。 合格基準点のギリギリのちょい上を狙う!! 簡単かつ楽して合格したいならば、合格点ギリギリのちょっと上くらいを狙うことがオススメです。 ギリギリ=恥ずかしいではないのです。 後で詳しい説明はしますが、行政書士試験は基本的には300点満点中、合格基準点の180点を超えていれば不合格にはなりません 一般知識の足キリなどはあります。 つまり、 全体の6割である180点さえ超えれば、行政書士試験に合格できるのです。 中には、満点を狙わずに合格基準点さえ超えればいいという考えに否定的に捉える方もいるかもしれませんが、私は常套手段だと思っています。 そのおかげで私は 独学でより短い時間、少ない費用で合格しました。 どんな勉強方法が効率的なのか? ここでその勉強方法を少し紹介すると、記憶は夜にする、行政法を重点的に勉強するなどの 王道の勉強法から、商法を捨てる、ノートは取らないなどの 非常識とも思える勉強方法まであります。 つまり、行政書士試験は真向勝負しても時間がかかるだけです。 配点や試験の特性に合わせた学習方法が最適だということです。 満点で合格しても190点で合格しても行政書士にはなれます。 もちろん登録さえすれば、実務もできます。 扱いに、差別なんてありません。 自分から言わない限り、合格後に自分の得点がばれることもありません。 つまり、180点以上さえ取れば、合格なのです。 そこはまず押さえておきましょう。 また、このブログでは、管理人のわかり易いであったり、オススメの問題集などもこのブログで紹介しています。 当ブログの合言葉は 合格点のギリギリを狙って、楽して合格!!です。 少しでも参考にしていただければと思います。 時間がないという人のために目的別のリンクを作ってみました。 こちらを読めばこのブログの概要がつかめると思います。 該当する方は以下のリンクからどうぞ!! ・ ・ ・ はじめに~挨拶と行政書士試験に合格する方法について 資格マニアの管理人のプロフィール等です。 読み飛ばしていただいても構いません。 勉強する前に!!まずは行政書士試験を知ることが大切 行政書士試験とはどんな資格なのかがわかります。 日程や申し込み期間、合格基準など知ることはもちろん各科目の配点から出題形式まで知らなければなりません。 特に配点は大事で、配点から勉強方法や戦略を練るのが基本となっています。 行政書士試験は行政法と民法と憲法を重点的に学習するのがポイントです。 他士業資格の社労士試験と司法書士試験についても少し書いてみました。 将来、ダブルライセンスを視野に入れたり、ステップアップする予定のある人は見た方が良いかも知れません。 興味なければ読み飛ばしても構いません。 合格のために必ず知っておくべきこと・勉強法 資格試験に合格するための基本は過去問中心に演習すればいいと思っている方、 行政書士試験は過去問だけでは通用しません。 行政書士試験は暗記のみで解ける問題とそうでない問題があります。 過去問の問題と解答を暗記するだけでは合格はできません。 正しい勉強方法を知ることで例え独学だとしてもぐっと合格へと近づきます。 独学!勉強法はコレ!!行政書士試験対策・オススメのテキスト・参考書など 独学で学習する上で大事なのがテキスト・参考書や予想問題集などの教材関係についてまとめてみました。 具体的な勉強方法も書いています。 あまり自信はありませんが、条文など要点についても書いてみました。 迷ったときは読んでみてください。 何かのヒントがあるかも知れません。 当日・前日の過ごし方と行政書士試験のアレコレ 試験日当日や前日の過ごし方も大事です。 やはり本番に力を出し切れなければ意味がありません。 他、行政書士試験の歴史なども書いてみました。 裏技や試験のコツなども少し書いています。 あとは勉強のモチベーション維持についても書いています。 余裕のある方は読んどくといいかも知れません。
次の【行政法の出題範囲】 ・一般的法理論 ・行政手続法 ・行政不服審査法 ・行政事件訴訟法 ・国家賠償法・損失補償 ・地方自治法 行政法の出題は大きく上記の6つに分かれます。 特に出題が多く重要度が高いのは【 行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法】の3つになります。 【補足:行政法とはどのような法律なのか】 行政書士試験において、行政法という範囲があるのですが、実は「行政法」という名前の法律は存在しません。 行政に関する法律をまとめて行政法と呼んでいるに過ぎません。 ちなみに行政法に分類される法律は600種類以上あると言われています。 行政法は国や地方公共団体に関するルールを規定している法律の集まりであり、そのルールを学習していくのが行政書士試験における行政法分野となります。 行政法を少し3つの種類に分けると下記の様になります(詳細は覚えなくても大丈夫です)。 「行政法は暗記科目」ということをよく聞きます。 まさにその通りなのですが、暗記科目と聞いたときに特に気をつけたいのが皆さん暗記科目と聞いたときどのように勉強をされていますでしょうか。 テキストを何も考えずに暗記していくのはとても非効率です。 よくあるのがテキストをひたすら読み続けるというもの。 これはNGでして暗記量が多くあるのでこのような勉強法では合格するためには時間がかかりすぎます。 テキストではそれぞれ離れている箇所に記載がされていることが多いので、自分で上記のようなまとめ表を各ページを確認しながら作成していきましょう。 このように整理をしていくだけで点数が安定していきます。 そのため、まずは過去問演習が基本となります。 最低限、過去問は10年分を5周しましょう。 これは必須です。 過去問演習では一問一答形式がおすすめです。 理由は、本番形式と同じ問題を解くと正解や不正解に気を取られて1選択肢毎の振り返りの精度が弱くなりやすいです。 おすすめの一問一答形式の問題集は下記の記事に記載しております。 過去問は最低限10年分を5周はしましょう。 10年分の過去問を5周ほどすると6割以上の得点は安定するでしょう。 しかし、行政法で6割の得点では合格するためには足りません。 (最低8割を目指すべき) そこで、行政書士の過去問が中心とはなるものの、知識を再確認・補強するために公務員試験の過去問を解いてみることをおすすめします。 過去問を5周すると答えをなんとなく覚えてしまいますよね。 本番で正答するための知識をしっかりと覚えているのか、過去問の答えを覚えてしまっているのかが分かりづらくなります。 なので、行政書士試験と出題範囲が似ている公務員試験の過去問がおすすめです(明らかに行政書士試験で問われなさそうな問題は解かなくて大丈夫です)。 また、覚えている知識があっても違うような質問になったときに応用が利かなくなるケースもあるため、他の資格試験である公務員試験の過去問がおすすめということです。
次の行政法の勉強方法 行政法は、行政書士試験の本丸です。 出題数、配点とも最も多いので、行政法で点が取れなければ合格は難しいでしょう。 また、行政書士の実務でも使う知識なので、細かいところまで聞いてきます。 ただ、難易度はそれほど高くありません。 というのは、暗記が重要で、考えさせる問題はさほど多くないからです。 「覚えていれば対応できる」問題が多いので、まじめに暗記をやった人ほど点が取れるでしょう。 つまり、行政法の対策として最も重要なのは暗記です。 よく「行政書士試験は暗記では合格できない」と言われますが、それは暗記をしなくて良いという意味ではありません。 暗記くらい出来ていて当たり前、という意味です。 行政法を勉強していくと、その意味が実感できると思います。 行政法とは、• 行政手続法• 行政不服審査法• 行政事件訴訟法• 地方自治法• 国家賠償法 の総称です。 このうち地方自治法は難問ですが、他はさほど難しくありません。 行政法は行政と私人の権利・義務、または行政機関同士の権利・義務を調整する法律です。 私人は行政に対して非常に弱い立場にあります。 そのため、行政が理由なく私人の権利等を制限しないよう、事細かに定められた法律が行政法です。 つまり、行政法の特徴は「細かい」という点です。 民法と比べてみると「なぜここまで細かく書くのだろうか」と不思議に思うでしょう。 それは歴史的に、法律で定めないと行政が権力をふるってきたからです。 どれくらい細かいのか、実際の問題を見てみましょう。 行政法の問題 実際の問題で傾向をつかむ• 聴聞の主宰者は、調書を作成し、当該調書において、不利益処分の原因となる事実に対する当事者および参加人の陳述の要旨を明らかにしておかなければならない。 聴聞の主宰者は、聴聞の終結後、速やかに報告書を作成し、調書とともに行政庁に提出しなければならない。 聴聞の当事者または参加人は、聴聞の主宰者によって作成された調書および報告書の閲覧を求めることができる。 聴聞の終結後、聴聞の主宰者から調書および報告書が提出されたときは、行政庁は、聴聞の再開を命ずることはできない。 行政庁は、不利益処分の決定をするときは、調書の内容および報告書に記載された聴聞の主宰者の意見を十分に参酌してこれをしなければならない。 これは、平成29年度の行政手続法の問題です。 聴聞調書と報告書についての問題ですが、それぞれ内容や作成タイミング、閲覧についてなど細かい点を聞いています。 このように、行政法は正確な暗記が欠かせません。 行政法の効果的な勉強方法 過去問を解きながら条文を覚える 行政法は条文の細かいところを聞いてくるので、民法や憲法と比べると、暗記が重要になるのは前述の通りです。 それには、過去問を解きながら「問題ではどうやって問われるのか」を考えながら、丁寧に条文を暗記していくのが良いでしょう。 条文だけを眺めていても、どこに気をつけるべきか、どこが間違えやすいポイントかが見えてきません。 問題の中で考えることが重要です。 また、行政法は期間やルールなど、覚えないとどうしようもないことが多いので暗記が大事になってきますが、「なぜこのような規定が必要なのか」ということも、常に考えながら覚えていくべきです。 その規定が出来た意味を考えることで、単なる暗記で終わらず、解釈や判例の勉強にも繋げやすくなります。 (1)択一問題 択一問題(5肢択一)は、やはり暗記が重要です。 しかし、単なる丸暗記で全てを覚えることは不可能です。 そこで、次の点に注意して条文を何度も読み込んで行きましょう。 数字(期間や、期日など)• 例外と、例外の例外• 推定する、みなす• 他の条文と似ている条文• ただし~ これらは、全て試験に出やすいポイントなので常に意識しておいた方が良いです。 そして、暗記した知識を定着させるには過去問演習が一番です。 紛らわしい問題が多く出題されているので、何度でも間違えて、そのたびに覚えましょう。 (2)多肢選択問題 多肢選択問題は、主に判例から出題されます。 よって、重要な判例はテキストでチェックしておきましょう。 出題形式は、判例の穴埋めで、長文です。 おそらく、判例そのものを覚えるのは無理でしょう。 そのため、対策としては出来るだけ何度もテキストに掲載されている判例を読み込み、重要な語句を拾っておくことです。 そして重要な語句は、意味内容をしっかりと理解して覚えていくことです。 そうすれば、初見の判例が出題されても、ある程度対応が可能です。 多肢選択は、満点を取ろうと思うと難しいですが、2、3個の正解を狙うのであれば重要語句を覚える作戦でもなんとかなります。 行政法は重要な科目なので判例に労力を割いても良いのですが、最小限の労力である程度の成果を上げる、という戦略も間違いではありません。 行政法の記述式対策 行政法の問題であることを意識する 記述は、行政法1問、民法2問が出題されますが、問題に「行政法」「民法」と記載されているとは限りません(~民法の規定によれば…などと書かれていることもあります)。 そこで、「これは行政法の問題だ」と意識して解くことが大事です。 まず何法かを特定しなければ、結論が導き出せません。 記述が苦手な人は、何法かを特定して、絞って考えることが出来ていない事が多いです。 行政法だったら絶対出てこないことまで考えてしまい、答えがぐちゃぐちゃになっているのです。 ですから、まず行政法の問題であることを意識して、結論を絞りましょう。 (1)結論から考える 理由から考えるよりも、まず結論を考えましょう。 結論が決まれば、自然と理由も見えてきます。 「結論…なぜなら…」と、根拠条文を思い浮かべるようにして下さい。 そして、理由を考えて行くうちに結論が破たんした場合は、その結論は間違っているので、もう一度どこで間違ったのかを考えましょう。 このとき、登場人物の立ち位置をきちんと整理しなければ思考が混乱します。 誰が、誰に対して、どんな主張をするのか(行政法なので、「誰に対して」は大抵行政庁です)をしっかり整理してから考え直して下さい。 最後に、理由と結論が無理なく繋がっているかを確認します。 (2)40字にまとめるテクニック これは民法の記述でも使えるテクニックですが、最初に「型」を作ってしまうやり方です。 40字程度で記述しなさい。 という型が作れます。 あとはこれを穴埋めしていくだけです。 最終的に、文字数を整える調整は必要になりますが、このように型を作ると全く見当違いの解答にはなりにくいメリットがあります。 記述式問題は、自由作文ではありません。 求められていることに、求められている形式で答える、ということを意識してみましょう。 まとめ 行政法は、行政書士試験における最重要科目です。 しかし、勉強していて楽しい科目ではありません。 民法や憲法の勉強は、「法律を勉強している」という楽しさがあると思いますが、行政法は細かいルールの話なので、退屈に感じる人も多いはずです。 そこを、どう意識的に勉強するか。 割り切って暗記する事も大事ですが、意識の持ちようで点が取りやすくなる科目です。 点が取れるようになってくると、モチベーションも上がるでしょう。 「点を取る」ということを意識して、行政法の勉強を進めていってほしいと思います。
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