Contents• 草木かぶれとは? 植物の中には、手で触れたり、汁がついたりすると、化学反応やアレルギー反応を引きおこし、炎症 かぶれ を起こしてしまうものがあります。 かぶれとは、急性皮膚疾患の一つで、原因物質が皮膚と接触することにより起きる接触皮膚炎です。 触ってはいけない危険な植物は? 下記は、いずれも触るとかぶれてしまう植物です。 ウルシ科:ウルシ、ヤマウルシ、ヌルデ、ハゼノキ、ツタウルシ イチョウ科:イチョウ ヒガンバナ科:ヒガンバナ、キツネノカミソリ イラクサ科:イラクサ トウダイグサ科:トウダイグサ、ノウルシ クルミ科:クルミ、オニグルミョウチクトウ科:テイカカズラ ナス科:イヌホオズキ キンポウゲ科:センニンソウ、ミヤマオダマキ、オキナグサ、キツネノボタン、ウマノアシガタ ケシ科:クサノオウ セリ科:ハナウド ウコギ科:カクレミノ サトイモ科:マムシグサ、ザゼンソウ、ミズバショウ ずいぶんたくさんあるので驚いたでしょう?中でもヒガンバナやイチョウは身近な草木なので要注意です。 山でかぶれる場合、ほとんどがウルシ科の植物が原因なので、まずはウルシ科によるかぶれに焦点をあてます。 ウルシ科の植物は、ウルシオールという油脂成分をもち、それが草木かぶれの原因になることが多く、かぶれ症状も重症化します。 かぶれないようにするための予防方法 野山に入るときには、長そでや長ズボン、長靴(山靴)、首にはタオルかスカーフは必須です。 しかし、十分な装備をしていても、手首や首など肌が露出していたところが知らず知らずウルシと接触してしまい、かぶれてしまう事があります。 上の画像からも分かるように、一か所から複数の葉が放射線状に出ている木には充分注意をし、決して触らないよう、子ども達にも教えて下さい。 確実にウルシのある場所に行く場合は、ベルツ水を使用し、その上にコールドクリームなどの油分の多いクリームを塗れば、肌を保護する効果があります。 いっても、水疱をつぶしたりしてはだめです! かぶれてしまった時の対処法 ウルシ科の植物に触れてしまい、かぶれてしまった時の対処方法については、米国皮膚科学会が2014年4月に8つの対処方法を発表していますので、ご紹介しましょう。 あくまで、対処法で、薬の使用には必ず専門医の指示に従ってください。 「ウルシに接触した部位の皮膚をすぐにぬるま湯と石鹸で洗う、接触時に着用していた衣服などを全て洗う、発疹を掻かない、水泡を破らない、コロイドオートミールやベーキングソーダを加えたぬるめの風呂、または低温のシャワーを短時間浴びる、掻痒にはカーマインローション、軽度であればヒドロコルチゾンを塗り、冷水で湿布する、掻痒の軽減には抗ヒスタミン剤を服用する、局所抗ヒスタミン剤は発疹や掻痒を悪化させる可能性があるので使わない。 」 引用:m3 -臨床ニュース「ウルシかぶれ対処法を紹介 【米国皮膚科学会】」 注意点としては、石鹸で洗うときに先に患部を水で濡らさないでください。 油脂性のウルシオールは水では落ちず、先に肌に水をつけてしまうとウルシオールが伸びで患部が広がってしまうからです。 そのため、先に石鹸を泡立てて患部を洗ってから、ぬるま湯で流すようにしてください。 劇薬に指定されているので、用法・用量を良く読んで使用してください。 ウルシ科以外でもかぶれる植物がある!! かぶれる植物のうち、ウルシ科以外にも知っておくべき植物の被害にあった時のために、かぶれる植物の特徴をご紹介します。 イチョウ(イチョウ科):果肉に、ウルシに含まれるウルシオールに似たかぶれ成分である、ギンゴール酸、ビロボール、イチオールなどの物質を含んでおり、素手で触ると数日後にかぶれを起こすことがあります。 ぎんなんの収穫時には注意してください。 過敏な人は葉や樹皮に触れるだけでもかぶれる人がいるので、食用になる部位があるからと言って油断しないようにしましょう。 クサノオウ(ケシ科):草むらや道端などに生えています。 切り取ると、オレンジ色の汁が出て、触るとかぶれます。
次のウルシに接触したペットや衣類などに触れた場合は、斑点状の発疹がないかを調べる ペットの被毛や衣服がウルシに触れた後、オイルはそこにしばらく留まっていることがあります。 困ったことにこのオイルも発疹を引き起こします。 ウルシに触れたペットなどに接触した場合は、その部分に斑点のような赤い発疹がないかを調べましょう。 X Mayo Clinic• ウルシに接触した衣類は、直ちに他のものと分けて洗濯しましょう。 その際、衣類に触れるのは最小限に留めましょう。 ペットがウルシに触れてしまったら、すぐにペットを洗いましょう。 被毛にオイルが残っていると、接触したものに広がります。 ペットが触れたものもすべて洗いましょう。 オイルが付着している可能性があります。 通常ペットはウルシに触れても発疹はできません。 そのため、直接目撃するか、被毛に付着したオイルに触れて発疹がでるまで、ペットがウルシに触ったことには気付かないでしょう。 X 出典文献 ウルシに触れた箇所に水泡と腫れがないかを調べる 通常ウルシかぶれには水泡が伴い、大きさはごく小さなものから15mm程度のものまで様々です。 水泡が潰れて透明の液体が出ることがありますが、それは通常の状態で、それによって発疹が広がることはありません。 また、かぶれによる炎症が起こり、腫れを伴う場合もあります。 X Mayo Clinic• 通常、水泡はウルシに接触してから1~14日以内に発生します。 X 出典文献• 自分で水泡を潰してはいけません!• 多くの場合、ウルシによる発疹は他の発疹に比べて腫れを伴います。 水泡から膿が出ていないかを観察しましょう。 膿が出ていたら細菌に感染している可能性が高いため、速やかに医師の治療を受けましょう。 ウルシに触れたと思ったら、直ちに水で洗う ウルシに触れた部分を数分間流水で洗います。 ただし、その部分を水に浸してはいけません。 普通の手洗い用石鹸を使ってオイルを洗い流します。 ウルシに触れた部分を直ちに洗い、発疹の発生やオイルが広がるのを防ぎましょう。 X Mayo Clinic• 肌に石鹸をつけるには、手ぬぐいを使うのが最良の方法です。 しかし、やむを得ず手を使う場合でも、石鹸の泡がオイルから手を守ってくれるはずです。 オイルは流水で洗い流しましょう。 ウルシに触れた部分を水に浸けると、オイルが水に混ざり合って他の部分にも広がります。 お湯の使用は避けましょう。 毛穴が開いてオイルが肌に吸収されやすくなります。 屋外にいる場合は、すり潰したホウセンカを使う ホウセンカは天然のウルシかぶれ治療薬と呼ばれています。 たくさんの葉をつける背の低い植物で、黄色やオレンジ色の釣鐘のような花を咲かせます。 ホウセンカをすり潰してペースト状にし、発疹に塗布します。 そして、乾燥するまで待って水で洗い流します。 ホウセンカはウルシに含まれるオイルの毒性を中和し、発疹を防いだりウルシかぶれの症状を緩和したりします。 この処置には、ホウセンカで作ったペーストのみを使いましょう。 ホウセンカのエキスや石鹸を使ってもあまり効果はありません。 X PubMed Central• 必要に応じて、ホウセンカのペーストをさらに塗布しても構いません。 ホウセンカが見つからない場合は、インターネットで購入できます。 使用上の注意に従って、抗ヒスタミン剤を毎日服用する ジフェンヒドラミン(ドリエル)、セチリジン(コンタックZ)、ロラタジン(クラリチンEX)、またはフェキソフェナジン(アレグラFX)などを服用してもよいでしょう。 抗ヒスタミン剤が発疹を抑えて症状を緩和します。 たとえ市販薬であっても、服用前に医師に相談しましょう。 X Mayo Clinic• 抗ヒスタミン剤の使用上の注意を読んで服用回数を確認しましょう。 ジフェンヒドラミン(ドリエル)は通常4時間毎の服用に対し、他の抗ヒスタミン剤は1日1回の服用でよいものもあります。 抗ヒスタミン剤のなかには眠気を催すものもあり、アルコールの摂取によってこの作用が増強されます。 製品の説明書を読み、眠気を催す作用があるかを確認しましょう。 そうであれば、車の運転や機械の操作などの危険を伴う作業は避けましょう。 wikihow. wikihow. wikihow. facebook. pinterest. wikihow. wikihow. facebook. pinterest. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow. wikihow.
次のみなさんこんにちは。 今回は、 ヤマウルシについてまとめていきたいと思います。 ヤマウルシは沖縄を除く日本全国に自生するウルシ科ウルシ属の落葉小高木です。 日本以外では中国や朝鮮半島に自生しています。 漆器の塗料として有名な中国などを原産とする ウルシとは別の木ですが、ウルシに似た枝葉を持ち、山に生じることからヤマウルシと命名されました。 ウルシの葉は秋になると黄色くなりますが、ヤマウルシの葉はオレンジに染まります。 ヤマウルシは日本の木で最初に紅葉する木であり、紅葉はとても鮮やかで見ごたえがありますね。 ヤマウルシの学名は「Toxicodendron trichocarpum」といい、「Toxicodendron」は毒のある木、「richocarpum」は「毛のはえた果実」という意味です。 ウルシと違い漆塗りに使われることはほとんどありませんが、ウルシと同様に木全体にウルシオールという成分が含まれているので枝葉に触れるとかぶれてしまいます。 なので紅葉時期が早く綺麗なヤマウルシですが、庭木として使うことは非常に少ないです。 名前にある通りに、ヤマウルシの実の外側の皮には無数のトゲがついていますよ。 まずは ヤマウルシの実や花の画像(写真)をお見せします! 目次 クリックで飛べます• ヤマウルシの実や花の画像 写真 ! ヤマウルシの花は 雌花と雄花が別の固体でつく「雌雄異株」で、どちらも 花の色は黄緑色をしています。 5枚の花びらをもち花弁は外側に反り返っていて、 たくさんの花がかたまってつくために枝先が花の重さで枝垂れることもあります。 次に、ヤマウルシの果実ですが 果実の皮や果肉の中心に硬い殻に包まれた核をもち、核のなかに種がある「核果」です。 果実の大きさは5mm~6mmで平たく、形は丸く先端が少し尖っており 玉ねぎを半分に切ったときの断面のような形をしています。 また、 ヤマウルシの果実の外皮には無数のトゲがついています。 ヤマウルシの果実の完熟は9月~10月頃です。 次に、 ヤマウルシの開花時期や紅葉の季節について詳しく説明します! ヤマウルシの開花時期や紅葉の季節はいつ頃なの? ヤマウルシの花は 5~6月頃に開花します。 葉腋から円錐花序を出し、黄緑色の小さな花をいっぱいに咲かせます! ヤマウルシの紅葉の見ごろは早い地域で10月上旬、一般的には10月中旬ころからが見ごろになります。 ウルシ科の植物は全体的に紅葉がとても鮮やかといわれていますが、ヤマウルシも時期になると真っ赤な葉や濁りのない黄色に鮮やかに色づきます。 紅葉のシーズンの主役ですね! 次に、 ヤマウルシとヤマハゼの見分け方について説明します! ヤマウルシとヤマハゼの見分け方は? ヤマウルシとヤマハゼはよく似ている外見をしていますが、ヤマウルシには毒があるので気を付けてください。 見分けるポイントは 「樹皮の色の違い」「葉の形」「実の様子」です。 ヤマハゼの木肌の色は 暗めの褐色で、縦に裂ける皮目をもつため木肌はでこぼこしています。 対して、 ヤマウルシの木肌の色は 灰色で、縦に長い切れ目を持ちます。 春に新しく芽吹いた枝の色は赤く、古い枝の先に集中して芽吹き立つように上へ伸びていきます。 枝は年数がたつと堅くなり色も灰色に変化していきます。 また、 ヤマハゼの葉の大きさは4cm~13cmほどで色は緑、わずかにツヤがあり 形は長めの卵状楕円形です。 一方、 ヤマウルシは葉表の色は明るい緑色でツヤはなく、葉裏は白みを帯びた緑色で 形はずんぐりとした卵形や楕円形で葉脈がくぼんでいます。 最後に実の違いですが、 ヤマハゼの実は ツルツルピカピカですが、 ヤマウルシの実は 外皮に無数のトゲがついています。 次に、 ヤマウルシとコシアブラの見分け方について説明します! ヤマウルシとコシアブラの見分け方は? コシアブラは山菜の女王とも呼ばれており、山菜の王様「タラの芽」と並んで春~初夏に楽しめるとてもおいしい自然の恵みです。 コシアブラの周囲にはヤマウルシがある可能性が高いので、収穫する際にヤマウルシではないかどうかを確かめてから近寄るようにしてください。 コシアブラの樹皮は、 滑々していて灰白色なのが特徴です。 一方、 ヤマウルシの樹皮は棘はありませんが コシアブラに比べてやや濃いグレーで、木肌が縦に波打っています。 そして、このコシアブラの若芽とヤマウルシの若芽もとてもよく似ています。 間違って触ってしまい皮膚がかぶれてしまうケースがとても多いので気を付けてくださいね。 ヤマウルシの芽は全体的に赤いのが特徴で、コシアブラの芽は軸以外は明るい緑色をしています。 よく似た形をしていますが、 葉っぱの先まで赤いとヤマウルシの可能性が高いので気を付けてください! 次に、 ヤマウルシのかぶれの症状や直し方について説明します! ヤマウルシのかぶれの症状はどうなるの?治し方は? ヤマウルシによるかぶれはウルシオールによる「アレルギー性の接触皮膚炎」なので、ヤマウルシが皮膚に触れたところがかぶれてしまいます。 ウルシオールによるかぶれの症状はウルシへの接触から8~48時間後に症状が現れます。 接触してからすぐに反応が出ないので、知らないうちに広がってしまう可能性があるので注意しましょう。 ヤマウルシにかぶれると、ヤマウルシが皮膚に触れたところをなぞるように大きさのまばらな水疱ができます。 そして激しいかゆみや赤い発疹があらわれます。 ヤマウルシの樹液がついた部分を掻いてしまったり、その手でほかの部分を触ってしまうとかぶれが広がってしまうので かぶれに気付いたらかきむしらずにぬるま湯と石鹸でよく洗い流し、着ていた衣類はすべて洗濯しましょう。 ウルシオールはすぐに肌に吸収されるため、水疱の液体がついてもかぶれは感染しませんが掻き壊さないようにしましょう。 症状の改善は早くて2~4週間、遅いと1年近くも治らないことがあるそうです。 もしかぶれてしまった場合の対処法は、 「発疹を掻かない」「水泡を破らない」が基本です。 抗ヒスタミン剤の服用はかゆみ止めに効果がありますが、 局所抗ヒスタミン剤は発疹や掻痒を悪化させる可能性があるので安易に使用しないようにしたほうが良いかもしれません。 近年、アトピー性皮膚炎や乾燥肌を持つ人への美容液やシャンプーなどに含まれることも多くなっているコロイドオートミールは掻痒に対する効果が実証されています。 ヤマウルシかぶれの痒み対策として、コロイドオートミールを主原料とした保湿剤を塗ることにより簡単にかゆみを抑える効果が期待できます。 他にも、カーマインローションという収斂作用 しゅうれんさよう のある化粧水は、たんぱく質を変性させることによって組織や血管を縮め、肌の火照りを押さえたり止血・鎮痛効果が期待できるので効果的だと思います。 しかし、ヤマウルシのかぶれは通常1~3週間で治るはずなので、 7~10日たっても改善がない場合や感染を疑う場合は、専門医を受診してください。 また、 呼吸困難、嚥下困難、腫脹、多数の発疹や水泡がある場合は、直ちに救急外来へ行きましょう!!! 次に ヤマウルシの花言葉をお伝えします! ヤマウルシの花言葉はなに? ヤマウルシの花言葉は 「頭脳明晰」です。 次に ヤマウルシの種類や品種についてお伝えします! ヤマウルシの種類や品種は何があるの? ヤマウルシはウルシ科ウルシ属の落葉樹です。 ヤマウルシの仲間には、 「櫨の木(ハゼノキ)」「ヤマハゼ」「ツタウルシ」などがあります。 それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。 ヤマウルシのまとめ! いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは 7つありました。 5枚の花びらをもち花弁は外側に反り返っていて、たくさんの花がかたまってつくために枝先が花の重さで枝垂れることもあります。 ヤマウルシの果実は果実の皮や果肉の中心に硬い殻に包まれた核をもち、核のなかに種がある「核果」です。 果実の大きさは5mm~6mmで平たく、形は丸く先端が少し尖っており玉ねぎを半分に切ったときの断面のような形をしています。 また、ヤマウルシの果実の外皮には無数のトゲがついています。 ヤマウルシの樹皮は 棘はありませんがコシアブラに比べてやや濃いグレーで、木肌が縦に波打っています。 また、 ヤマウルシの芽は全体的に赤いのが特徴で、コシアブラの芽は軸以外は明るい緑色をしています。 接触してからすぐに反応が出ないので、知らないうちに広がってしまう可能性があるので注意してください。 ヤマウルシが皮膚に触れたところをなぞるように大きさのまばらな水疱ができます。 そして激しいかゆみや赤い発疹があらわれます。 ヤマウルシかぶれの痒み対策として、コロイドオートミールを主原料とした保湿剤を塗ったり、カーマインローションという収斂作用のある化粧水を塗るのが効果的です。 しかし、ヤマウルシかぶれは通常1~3週間で治るはずなので、7~10日たっても改善がない場合や感染を疑う場合は、専門医を受診してください。 ヤマウルシの仲間には、 「櫨の木(ハゼノキ)」「ヤマハゼ」「ツタウルシ」などがあります。 それでは今回はこれで失礼します。 最後までご覧いただきありがとうございました。
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