最初の土壌づくりが最も重要 高麗人参の中でも最上級の6年根を栽培するには、まず土壌づくりが重要となります。 他の作物と違い、名前の通り栽培から収穫まで6年間かかりますので、いったん作付けをすると6年にわたって肥料や耕作による土壌改善はできないからです。 土の状態によって高麗人参の質が左右される、と言っても過言ではないのです。 準備1:良い土壌を整える 良い土壌の条件は、【栄養】、【通気性】、【保水性】、【透水性】の4つがあること。 上質な高麗人参を栽培するなら、化学肥料や殺虫剤は一切用いてはいけません。 本場韓国では、栽培地に腐葉土を入れて、トラクターで耕し、鋤きこんでいく栽培方法が採られています。 植えたトウモロコシは土壌に栄養(粗大有機物)を与えるため、茎葉ごとトラクターで鋤きこんでしまいます。 このトウモロコシ茎は微生物に分解されていくので、6年にわたって長期的に養分を供給してくれるのです。 これらの工程を経て、1年かけて土壌づくりを行うのが、高麗人参栽培のファーストステップになります。 これだけの準備をしないと、健康増進効果の高い上質な高麗人参を栽培することはできません。 植え付け・栽培は丁寧に 充分に豊かな土壌をつくり終えたら、ようやく植え付けです。 もっとも健康増進効果の高い6年根を収穫するためには、ここからたっぷり時間をかけて丁寧に栽培しなければなりません。 植え付け・栽培 まず、土壌が硬くなるのを防ぐための敷きワラをして、畝の中に苗を配置します。 直射日光を当てずに栽培するため、栽培2年目に入るころには人参小屋を作成して覆うことも忘れてはいけません。 さらに風にも弱いので、防風柵も必要です。 栽培開始から2年間は、非常に神経を使う作業が続きます。 施肥は年に2回(4月と6月)行うのが一般的です。 こうして丹精込めて栽培を続け、6年後にようやく収穫に入るのです。 「収穫した後でも、すぐに栽培できないの?」と思われる方もいると思いますが、残念ながらすぐに栽培を始めることはできないのです。 理由は、収穫後の栽培地は高麗人参がすべての栄養を吸い取ってしまっているため、その後、数年はどんな作物も育たないからです。 もう1度同じ場所で高麗人参を育てたいのであれば、収穫から10年は土壌改善だけを続ける必要があります。 かつて高麗人参が幻の生薬と言われたのには、こうした栽培の仕方に理由があったからです。 現地(韓国)で栽培スタッフに聞いた話 ここで、実際に現地(韓国)で栽培をしている専門スタッフの方に取材したお話をご紹介します。 「最高品質の6年根を育てるための秘訣を教えてください」と聞いたところ、 『有機物や堆肥などを活用して高麗人参がよく育つ土壌を作ることと、栽培する際は子どもを育てるように接することが秘法。 』と答えてくれました。 現地のベテランのスタッフに聞いても、高麗人参に多くの栄養分を含ませるためには、やはり土壌づくりは欠かせず、そこで失敗すれば質は一気に下がることが分かりました。 他にも、研究者や製造責任者に取材していますので、詳しく知りたい方は『』をご覧ください。 日本で高麗人参を自家栽培できるのか? 結論から言えば、 日本でも3~4年で高麗人参を栽培することはできます。 ですが、 本場韓国産と同様な成分・含有量をもつ高麗人参を育てることはできないと思ってください。 私の友人は、高麗人参を苗の状態から育てています。 種はホームセンターなどで販売されていますが、育つまでに時間がかかるため「初めての方は苗から始める方がよい」ということでした。 苗であれば1年根、2年根も売っていますからね。 苗を購入したら植える場所を決めてトウモロコシなどを育てます。 そのトウモロコシを熟す前に収穫し、収穫したものを肥料にして土に還し、土の栄養にします。 そこから栽培がはじまります。 自家栽培をするときは場所も限られているので、事前に土に栄養を与える土壌づくりは欠かせません。 実際に高麗人参づくりの業者は土壌づくりに1~2年ほどかけるそうです。 自宅でベランダ菜園やプランターで育てている方もいるそうですが、栄養が足りずにほとんど途中で枯れてしまうそうです。 これは、高麗人参が土の栄養分をすべて吸いとってしまうためです。 そのためプランターで育てる場合は、状態を見て何度か土の入れ替えをしながら、日よけや風よけして、毎日注視した方がよいでしょう。 健康増進効果を期待するなら、韓国産が一番! 高麗人参は地理条件、土壌、気候などの影響を極めて受けやすく、涼しくて乾燥した気候がもっとも栽培に適しています。 さらに、降雪量が少なめの地域が特に向いているため韓国の風土がベストなのです。 実際、有効成分サポニンの含有量は韓国産がもっとも豊富と言われており、韓国産の6年根には40種類以上のサポニンが含まれているのに比べ、日本で栽培されたものは8種類程度まで落ちるそうです。 サポニンは栽培年数によって含有量が異なります。 1年、2年とサポニンが増えていき、6年根の高麗人参がもっとも含有量が多いため、健康増進作用は圧倒的と言われています。 その理由は『』をご覧ください。 購入の際には必ず成分表示を確認してください。 もし、日本で韓国人参を栽培するには、標高が高い長野県や福島県などが適した環境と言われています。 重要なのは、その地域の気候における対策と土壌づくり。 とはいえ、前述の通り、韓国産の高麗人参に含まれる有効成分などを比較してみると、栄養素の数に差が出てくるのは歴然です。 やはり、もともと韓半島で自生していた植物である以上、本場韓国で栽培されたものが一番だと思います。 当サイトでおすすめするのは正官庄ブランドの高麗人参です。 信頼できる点は、韓国政府が認めた(株)韓国人蔘公社が販売していることですね。 正官庄は、高麗人参の生産に最も適した気候・地形をもつ韓国内で栽培されるため、残留農薬や重金属などの厳しい土壌検査などに合格した契約農家だけが、正官庄・高麗人参の栽培を許可されるのです。 収穫までの間に7回もの厳正な品質検査が実施されている点も安心できますし、これは世界的にも稀です。 健康増進効果を期待するのであれば、ぜひ正官庄の6年根を用いた製品を試してみてください。 高麗人参の効果に関するおすすめの記事• ・『』• ・『』• ・『』• ・『』• ・『』• ・『』• ・『』• ・『』• ・『』 当サイトを運営する管理人• 【名前】 趙 博文 ちょう ぶぉえん• 【サイト運営の目的】 日常を健康で過ごすアイテムの1つとして高麗人参を広めたい• 【サイト運営を始めたきっかけ】 数年前に仕事で体調不良が続き、友達から勧められた高麗人参で元気になりました。 これがきっかけで自分と同じように体調が良くない人にも教えたいと思いました。 今でも高麗人参のドリンクを飲み続け、ここ数年は風邪など全く引かなくなりました。 私のように体調不良に悩んでいる人に健康になってほしいため高麗人参を紹介しています。 正官庄に関するおすすめの記事.
次の人参を収穫して切ってみたら、芯が極太だったということはありませんか? 私はあります。 芯が太いとあまりおいしくないですよね。 今回はなぜ、人参の芯が太くなっていしまったのか、どうしたら芯が細い人参が収穫できるのかをお伝えします。 人参に芯ができていた理由 が多かったから が多いと成長が盛んになり、葉っぱや茎も元気に育つので、見た目的にはとてもいい感じに育っているように感じます。 ただし、成長の初期に葉っぱや茎が元気に育つということは、芯にも栄養が行き渡り、太くなるということでもあるのです。 葉っぱや茎も元気に育ち、芯も太く育ってしまいます。 を適正にまいても芯が太いのもが多いから 本やサイトを参考にをまいたから、肥料が多いわけではないという方もいると思います。 その場合は人参を植える畝に、何か植えていませんでしたか? たとえば、小松菜やのような収穫が早い野菜を植えていた場合、それらの肥料が結構、土の中に残っています。 人参を植える前に小松菜やを植えていた場合、をいれなくても育つことも多いです。 芯ができない人参の育て方のコツ を入れすぎないようにしよう は畝全体に普成1㎡当たり100g、過リン酸石灰1㎡当たり100g、も畝全体に1㎡当たり100gにまいて、よく混ぜます。 ただし、人参を植える前に違う野菜を植えていた場合は少し量を減らしたり入れないこともコツです。 例外があり、小松菜などを植えていたとして、収穫した時の小松菜の色が明るい黄緑色だったら、土に肥料が不足しているので、通常の量で構いません。 ここでは小松菜を例に出しましたが、ほとんどの野菜で緑色が濃いほど土に肥料が多い、緑色が薄い・明るいほど土に肥料が少ないと判断できます。 を中心に育てよう 人参ののタイミングは2回あります。 人参を2列に植えている場合、真ん中に溝を掘って普成肥料なら1㎡当たり40gから60gまきます。 少しずつ肥料を与えることで芯が太っていくのを阻止し、肥料を探すため、根を土の下へと伸ばしていくのです。 肥料が多いと、人参は根っこを伸ばす必要がなくなり、根をいくつも増やし、近くにある肥料を吸収しようとします。 肥料の量をしっかりとコンしよう 人参の芯を太くしない育て方のコツはを少量にして、を中心に育てることです。 人参を植える前に、や小松菜などの収穫期間が短い野菜を育てていた場合は、を入れないことも選択肢の一つです。 人参は発芽がもっとも難しい野菜になります。 一方で、発芽してしまえば、余程のことがない限り、適当に育てても全滅しない野菜なので、難しく考えずに育てましょう。 参考書籍 この記事は以下の書籍を参考に執筆いたしました。
次のニンジン栽培の特徴 まずは、人参を育てる前に知っておいた方がいいことをご紹介します。 人参を育てるのは、やや難しいです。 科目 セリ科 土壌pH 弱酸性(pH5. 5-6. 五寸人参(15㎝くらい)、金時人参(30㎝くらい)、ミニキャロットなど長さもいろいろ。 ニンジンの育て方 土づくり 種まき予定日の3週間前に、堆肥と石灰を混ぜてよく耕しておきます。 深さ20〜30㎝程度まで深めに耕しておきます。 又根を避けるため、石などもこの時取り除いておきましょう。 堆肥とその施用についてはこちらを参照ください。 さらに、1週間前に肥料を畑にまき、よく耕起しておきます。 施肥量は、1㎡あたり100〜150g程度。 (2〜3掴み程度) 施肥量一覧。 種まき 種は畑に直接撒きます。 移植を嫌う直根性の野菜一覧。 1㎝程度の深さに溝を切って撒いていきます。 種まきは2-3㎜の間隔で撒いていき、発芽後に間引きして株間を揃えます。 人参の株間は、最終的に10㎝程度とします。 2植えの場合の条間は、15-20㎝程度とりましょう。 上から5㎜ほど土を被せて、軽く押さえます。 株間・条間一覧表 早春の種まきでは、下の保温資材などを使って、保温に努めます。 不織布のベタがけで乾燥を防ぐ• トンネル被覆で保温 人参を育てるうえで一番の難関は、発芽するまでの管理です。 種まき後の土が乾燥しないよう、水かけが重要です。 また、好光性種子である人参は、覆土を厚くしすぎないようにしましょう。 間引き 種を撒いて発芽した中から、元気のいい株を残す作業を「間引き」といいます。 人参の間引きのタイミングは、2〜3回に分けて行います。 1回目は、本葉1,2枚の頃 2回目は、本葉2,3枚の頃 3回目は、本葉5,6枚の頃 小さすぎたり、伸びすぎた芽を、抜き取ります。 人参がまだ小さい苗の時は、雑草に負けて成長が止まってしまいます。 この時、間引きと合わせて雑草を取り除いておきましょう。 追肥と土寄せ 追肥は、間引きのタイミングに合わせて、1㎡あたり50g程度与えます。 同時に周りの土を軽くほぐし、株元に寄せてやります。 収穫 五寸人参の場合、種まきから110日くらいで収穫を迎えます。 収穫が遅れると割れてしまうので、早めの収穫を心がけましょう。 秋に収穫した人参を、来春まで保管しておきたいときは、一度掘り上げた人参にそのまま土を被せておけば越冬して春まで貯蔵することができます。 気をつける代表的な病害虫 ネキリムシ• タマナヤガの幼虫• 春から初夏、秋によく発生する• 幼虫は体長40-45㎜• 株元をかじられて枯れる被害 対策• ダイアジノン粒剤 うどんこ病• 葉の表面にうどん粉のようなカビが発生• 下葉から黄色くなって枯れていく 対策• トリフミン水和剤• シグナムWDG ニンジンをプランターで育てる インスタ.
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