ある凄惨な事件をきっかけに人の心の声が聞こえるようになってしまった青年パク・スハ。 彼は幼少期、父親を殺した犯人が証拠不十分で無罪になりそうになっているところを、9歳年上の正義感溢れる女子高生ヘソンの証言で助けてもらった過去があり、そのときの少女を10年間探し続けています。 高校生になったスハは、ふとしたことから探し続けていた少女、弁護士になっていた彼女に再会します。 物語は10年前と現在とが交錯しながら進んでいき、最後はどんでん返しもあり、深みのあるストーリーに引き込まれて、ハラハラドキドキしながら一気に観ました。 人の心が読めるというと何か便利なものを想像しがちですが、スハは聞きたくない心の声を沢山聞かされ、人との交流を極力避けて生きていて、妙に大人びています。 時に残酷な心の声は、観ているこちらの心にも突き刺さります。 一方の少女は。 世間ずれした情熱のかけらもない残念な弁護士になっていましたが、途中から人に寄り添うことの大切さを悟り、熱血漢な弁護士に変わっていきます。 その落差がすごいのですが、違和感なく最後まで見られるのは、やはり演じた女優さんの演技力だと思います。 スハ役の役者さんはピュアを絵に描いたような人で、今回のスハの人物像にものすごく合っていました。 まっすぐな眼差しも印象的でした。 観終わって、過去や環境に関係なく、自分がどうあってどう生きるべきか、それは自分の心次第なのだと思いました。 個人的にはヘソンの母親のキャラクターが好きです。 特に最後のシーンの壮絶な格好良さは、死を前にしても人はここまで強くなれるのかという、もっと最後まで沢山観ていたかったキャラでした。 よくあるような法廷ドラマは頭脳戦に終始するが、このドラマの場合、さらに人間味のある、深みのあるストーリーだった。 主人公のパク・スハは人の心を読む特殊な能力を持つ青年という設定。 冷酷な悪人だったり、毅然とした人の心の奥にあるものを見透すことにより、単純に正義や悪で終わらないドラマ性を捕捉しており、ドラマに深みを持たせている。 個人的には、鎧のような冷徹さを装っているドヨンが泣き崩れるシーンに、涙腺崩壊してしまった。 物語の組み立て方も優れており、(ややドラマチックすぎる感もあるが)、特に感心したのは、物語の初期の段階で、かなり後半部で明らかになる内容がすでに示唆されていた点であり、原作者の構想力が見事だ。 また、「人生は短い。 復讐で時を浪費するのは不幸なこと」とか、「どんなに憎くても獣にはなるな」などというセリフも印象的。 考えさせられ、得るものが大きいドラマであった。 ちょっと前の人気が出たころのイ・ジョンソク? なんか今と違うような。。 相変わらずイケメンなんだけど。。 最近の方が頬とかぷくぷくしてて、絶対にかわいい。 表情の問題なのかな。 設定的にもヒロインが年上だから、かわいこぶってる場合でもないし。 ヒロインのイ・ボヨンさん。 松岡茉優さんと黒木瞳さんを足したような、キレ可愛い。 結構年上お姉さんと年下男子の話。 設定的には一回りくらい違う感じなのかな? 実年齢の役者さんだったら引くかもしれなかったけど、 それなりの年齢のイ・ジョンソクくんだったので、違和感はそんなになかった。 しかし、イ・ジョンソクは制服が似合いすぎる。。 痛ましい事件をきっかけに偶然出会い、そのことに対する異なる思いを抱きながら、 離れて成長し、再び出会う。 あの時、法廷で心細げに手を握った幼い二人が、成長して、信頼し、力を尽くして助け合う関係になっていくのが素敵です。 始めの方で、チャン&チャ弁護士がくっつきそうになった時には、 見ていた方が発狂しそうでした。 邪魔すんな!と。 ほんとに安心したよ。。 韓国ドラマの細部を全て回収していこうという気合とスキルは素晴らしいと思うのですが、 若干ここでは行き過ぎ感もありました。 若かりしチャ弁護士までそこ(裁判)にいる必要あった? ドヨン検事の実父とミンが同室収監とか出来過ぎじゃね? 世界はそこだけで回ってるのかい、と思わなくもありません。 そして、韓国ドラマの恋人たちの定番 ・死にそうになる ・行方不明 ・記憶喪失 で、愛が試されますが、やがて大団円を迎えるのです。 序盤、サイコパスモード全開だった(笑いながら殺人してたよね?)ミンさんが、 途中から急に人間味を出しまくってたのには戸惑いましたが、 (あと主人公たちが他のことで立て込んでる時は襲ってこない) その辺りは良しとしましょう。 全体的には面白かったです。 韓流ドラマは意地悪さが陰険なので避けていましたが、 なんとなく今回観始めました。 感想は、一言よかったです。 このドラマのスタイリストさんが、女優さん二人のファッションで ノースリーブとショッキングピンクの服がお好きみたいですね。 法廷にショッキングピンクの服は、日本ではあり得ないかもしれないです。 イ・ジョンソクくんは爽やかな俳優さんで、これまで知っている韓国の俳優さんの中でも好印象を受けました。 イ・ボヨンさんもさっぱり感があってすごく爽やかな二人。 裁判の状況を知ることができて、この夏前の元東方神起のパク・ユチョンの薬物の裁判のことを思い出しました。 韓国では証拠がすべてで、有罪判決になる可能性が高ければ、 被告人が無罪を主張していても弁護側は有罪を認めて減刑を望む姿勢を勧めること、 これは日本でも同じなのでしょうか? このやり方はいいような悪いような、、、いえ良くはない気がします。 ハメられたら終わりになってしまう。 ドラマとは関係のない話ですが、そういう実態が垣間見れたことはよかったです。
次の【あらすじ】 中学校の同級生と殺人現場に遭遇したチャン・ヘソン(イ・ボヨン)。 目撃した事件の裁判にいきなり証言をするために現れると、犯人から見つけ出して殺してやると脅される。 時は流れ、弁護士になったヘソン。 果敢な学生時代からは見当もつかないほど、堕落した仕事をするようになっていた。 食いっぱぐれないために、国選弁護人の募集へ応募。 その試験会場で同じく受験をしたチャ・グァヌ(ユン・サンヒョン)と最悪の出会いを果たす。 そのタイミングで目撃した事件の犯人が釈放をむかえる。 そのスハとヘヨンの恋愛を軸に、過去の殺人事件の真相をおいかながら話が展開します。 ヘヨンに想いをよせるのはスハだけではありません。 ともに第一印象が最悪だったグァヌにも好意をよせられます。 そしてイ・ジョンソクのアクションシーン満載! とても見応えがあります。 あまりにもアクションがうまいので、temita的にもイ・ジョンソクが新作にでる度に 期待しちゃいます。 【貧困と権力】 実はスハの事件を目撃していたのはヘソンだけではありません。 ヘソンの同級生ソ・ドヨンもその場にいました。 ドヨンは裁判官を父にもつ、裕福な家庭。 なんとヘソンは家政婦をする母親とともに住込みでドヨン宅にお世話になっていたのです。 ただこの2人、目撃した当時は大げんか真っ只中。 キッカケはドヨン宅で楽しんでいたロケット花火が不運にもドヨンの目に的中。 一緒にいた他の同級生が「ヘソンがわざとやった」と証言。 ヘソンは「絶対にやっていない」と訴えるも、ドヨンの父は友人の証言を信じヘソンに謝るよう促します・・・ この高校時代の事件も、成長後の2人に大きく影響をあたえます。 どうやってヘソンがこの逆境をのりかえるのかも、見どころです! 【想像をこえる裁判劇!】 『君の声が聞こえる』というタイトル通り、序盤は スハの能力を頼る場面も多いですが、途中からその能力がぼやけるほど、裁判の展開がとてもダイナミック! 「もしかした無罪になってしまうかも」 「この人は悪くないのに状況が不利だな・・・」 と取り上げられる事件にヤキモキするのですが、ヘソンやグァヌたちの機転のきいた切り返しに毎回スカッとさせられます。 【説明する必要がないほど、皆に愛されている作品】 もうtemitaがあえて取り上げる必要もないぐらい、Kドラマ好きの間では愛されている作品です。 が、大好きな作品なのであえて書いてみましたw 見るまでは「まぁいつもの調子なんだろうな」と思っていましたが、鑑賞を終えて納得。 恋愛だけでなく、貧困や裁判制度などの社会制度をからめた息をつかせぬ展開はKドラマの真骨頂! 見るものに決して損はさせない作品です。 2019年8月現在、Netflixにて配信中。 『君の声が聞こえる』を観た後に、ドラマ『ロマンスは別冊付録』を観るとニヤリとできますww (こちらはNetflixにて独占配信中) どちらも時間泥棒だよw!お見逃しなく!.
次の10年前、父親が事故時に殺害される一部始終を、 同乗していたスハが見ていた。 スハも殺されかけたが、 犯人のミン・ジュングク チョン・ウンイン の様子を 2人の女子高生も目撃していた。 しかし、ミン・ジュングクに「証言したら殺す」と脅される。 ジュングクの心の声が聞こえ、現場も目撃し殺害は間違いないのに 誰も幼いスハの証言には耳を傾けず。 単なる事故で処理される寸前、 高校生目撃者の1人チャ・ヘソン キム・ソヒョン が 法廷で証言し、ミングクは有罪に。 その後、殺人犯ジュングクの報復を恐れて泣くヘソンに 幼いスハが 「僕が守ってあげる」と約束する。 10年後、美人弁護士となったヘソン。 彼女に憧れるスハは、やる気のない弁護士姿を見て呆れるが、 スハの特殊能力で真犯人を特定し、弁護士ヘソンの信頼を得る。 そんな中、殺人犯ミン・ジュングク チョン・ウンイン が 刑期を終え出所。 復讐の為にヘソンを狙う。 スハはヘソンを守る約束を果たそうとするが・・・。 感想 力強く速い展開に、いろいろなエピソードが盛り込まれていて面白いです。 1本の大筋に全ての話が繋がっている為、 話が散漫にならずまとまり、そこにグイグイ引き込まれます。 裁判で持ち上がる事例一つ一つに韓国社会の問題が絡み、 法曹界の話なのに難しくない。 つまり、脚本が素晴らしいドラマでした。 キャスト チャ・ヘソン役のイ・ボヨンは嫌味ない適度な美人。 家では干物女、外でも適当に稼ぎたいだけ。 国選弁護士になり、周りの人の影響で徐々に変わっていきます。 宿敵の幼馴染み、検事 ソ・ドヨン イ・ダヒ と絡む度に、 互いに自分を見つめ直し切磋する過程も良かったです。 ヘソンの同僚、国選専坦 弁護士 チャ・グァヌ ユン・サンヒョン この方のお陰で、辛くならずストーリーに温かみを感じることができました。 正義の中の思いやりなど、彼から学ぶことが多かったです。 出典 それから、 ヘソンの母親役のキム・ヘスクは流石の演技力。 強烈な印象が残りましたよ。 そして、このドラマの立役者 パク・スハ役のイ・ジョンソク。 出典 いろんな表情を見せてくれました。 そのスレンダーな見た目とは裏腹に、 心の中に秘める強く熱い思いが伝わってきてクラクラきます。 心を読む時の表情が一番好き! 主役お二人が一緒にいるシーンは、微笑ましく、 ずっと見ていたかったです。 身長が185cm以上だから、他の人が小さく見える。 スハの人の心が読めてしまう能力が羨ましくもあり、痛ましくもあり。 いつもヘッドホンを首にかけているのは、 聞こえる音が多すぎる自己防衛なんでしょうね。 精神的に早く大人にならざるを得なかった高校生を好演。 裁判について 有罪か無罪かの判決は難しくて 未だにドラマが正しかったのかは疑問ですが。 定められた言葉と過去の判例から読み解く、法律の解釈。 人によって、考え方も違うし、人が人を裁く限界もあります。 法曹界の方がご覧になったら、どんな感想を抱かれるのか聞いてみたいです。 登場人物達の言葉を素直に受け止めれば、 観るだけで自分も成長できるドラマだと思います。 国選弁護士の師匠 シン・サンドク ユン・ジュサン の声と言葉が 後輩弁護士を正しく導いているのが、視聴者への道しるべのようでした。 スポンサーリンク 関連記事 kandsoramame.
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