新作発表は生産終了発表の場でもある 毎年ロレックスはバーゼルワールドにて新作を発表していますが、その裏では ディスコン(廃盤)になるモデルもあるわけです。 2019年はGMTマスター2が青黒、黒ともにディスコンになりGMTマスター2はジュビリーブレスのみになりました。 新作予想もしているので見てみてください。 2021年はエクスプローラー1やサブマリーナなど、ROLEX社にとって重要な機種がモデルチェンジ時期です。 現在のラインナップはもちろん充実していますが、販売開始からすでに 10年以上経過しているものも中にはあります。 この記事では、コロナウィルスの影響で延期になった2021年バーゼル以降にディスコンになる可能性のあるモデルを紹介していきます。 グリーン サブマリーナ Ref. 116610LV souce:ROLEX 販売開始:2010年~ 2003年にサブマリーナ誕生50周年を記念し発表されたRef. 16610LVの後継機種として、ダイヤルカラーをブラックからグリーンへ変更した現行グリーンサブマリーナ。 大変人気な時計で、価格もこの2,3年で 1.5倍ほどに上昇しています。 スタンダードな黒のサブマリーナデイトのモデルチェンジはこれまで10年ごとなので2021年には新型へ、またはディスコンになるはずです。 もしもグリーンサブマリーナ自体が無くなれば簡単に200万円は超えてくるでしょう。 グリーンサブマリーナもROLEX社のコーポレートカラーなのでいいですが、最近は 青いダイバーズウォッチも流行りなので、ステンレスモデルに違う色というのもあるかもしれません。 サブマリーナ デイト Ref. 116610LN souce:ROLEX 販売開始:2010年~ サブマリーナはデイト付きが2010年から生産されており、ちょうど 2020年がモデルチェンジの時期になります。 ノンデイトは2012年から製造されているのでもうしばらくはこのままでしょうか。 ここ最近ではROLEX社がムーブメントの更新を急いでいる感もあるので2本同時に新型へ移行というのもないこともないでしょう。 それにしてもモデルチェンジの噂があるためか、去年からの価格の高騰は凄まじいものがあります。 並行新品価格は現在では120万円超えです。 この116610LNはセラミックベゼルやブルーパラクロムひげゼンマイなど大きくブラッシュアップされただけに、次回のモデルチェンジはムーブメントの変更など、内面の方に力を入れてブラッシュアップするのだと思います。 ミルガウス Ref. 116400GV souce:ROLEX 販売開始:2007年~ 販売開始からすでに10年以上が経過したミルガウス。 2019年のバーゼルワールドでもディスコンの噂はかなりありました。 すでにグリーンサファイヤ風防の付いていないRef. 116400はディスコンになり、価格も上昇中です。 このモデルはミルガウスとして20年ぶりに復活したので、後継機種も期待したいところ。 伝説的な初代ミルガウスのオマージュ的な作品で遊び心あふれる作品だったので、さらにシンプルなセカンドモデルのRef. 1019を彷彿とさせる新型を期待したいですね。 予想記事はバーゼルワールドのカテゴリーからどうぞ。 現在でも他のモデルに比べれば比較的価格の上昇は緩やかなので今のうちにゲットしましょう。 正規店でも他のステンレスロレックスに比べれば、まだ可能性はあります。 エクスプローラー1 Ref. 214270 souce:ROLEX 販売開始:2010年~ エクスプローラー1は先々代のRef. 14270から10年周期でモデルチェンジしています。 そうなると、 新作は2020年に出るはずです。 現行エクスプローラーは旧型より3mm大きくなるというとてつもない変化がありました。 しかし、エクスプローラー1は 大きくなって賛否両論あります。 オーデマ・ピゲやヴァシュロン・コンスタンタンなどもサイズダウンしたロイヤルオーク、オーヴァーシーズを出しています。 エクスプローラー1にはバリエーションはありませんが、新作では 37mmなど、サイズダウンさせてくると面白いですね。 エクスプローラー1の新作予想記事を書いたのでぜひ見てください。 個人的にはRef. 1016が好きなので、文字盤のフォントを旧型に寄せてくれると嬉しいです。 それなら買うな。 エアキング Ref. 116900 souce:ROLEX 販売開始:2014年~ 現行のエアキングはエクスプローラー1の文字盤とミルガウスのムーブメントを搭載したいわゆる いいとこどりのモデルです。 緑のコーポレートカラーの秒針。 イエローのクラウンマークとロレックスには珍しく派手な一本です。 勝手な予想ですが、エクスプローラー1をマイナーチェンジさせるために出されたモデルだと思っています。 よく見ると、ベースの文字盤はブラックアウトのエクスプローラー1と同じでしょ? そう考えると2010年から生産した文字盤を消費している状態なので、来年で約10年。 ディスコンして流用モデルではなく、全く新しい姿を見せて欲しいですね。 文字盤に夜光塗料が塗られていないところは評判がよくないので、このあたりを改善してほしいです。 また、本格的なパイロットウォッチになってないので、ベゼルやケースになんらかの仕掛けをしてくると面白いと思います。 終わりに ロレックスは廃盤になる時は突然HPや価格表からそのモデルが消えます。 何のアナウンスもなくHPからモデルが消えたりと、謎めいたこともマーケティング戦略の一部になっています。 2019年にはバーゼルワールド直前でHPに新作を載せてみたりと毎回楽しませてくれます。 新型コロナウィルスの影響で、バーゼルワールド2020が中止、2021年へ延びたわけですが、ディスコンに影響はないと思われます。 新作の発表は延びるかもしれませんが、ディスコンは突然やってくるでしょう。 まあ、ディスコンはアナウンスされるわけではないし、正規店に行っても在庫がないのでよくわかりませんが。 ところで、ディスコンになるモデルは毎回価格が高騰します。 特にスポーツモデルは著しいです。 2019年のバーゼル後は 青黒のGMTマスター2は爆上げしました。 投資と考えて購入してみるのも面白いと思います ここで紹介したモデルは来年以降もあるかもしれないしないかもしれません。 欲しいモデルがあれば今のうちに!!をおすすめします。
次の2019年12月18日、本日とある店員さんから重要な情報をお聞きしたため正規店を巡ってきたのですが、その際に各店舗の店員さんから重要な情報を頂きました。 全店舗の店員さんが「 ちょうど本日通達があり、2020年1月から定価が上がるんですよ」との事で、店員さんも18日に一斉に通知されたようです。 2019年10月には消費税増税による価格改定もあったので、それからたった2ヶ月足らずでまたしても価格アップとなります。 214270)やチェリーニムーンフェイズ(Ref. 50535)など を除くモデルにて価格アップとなるようです。 (店員さんは価格改定表を見せてくれましたが、さすがに撮影などはできなかったため覚えている範囲内での情報です。 もしかしたら間違って記憶している可能性もあるので、ご注意ください。 日本は世界的に見て経済大国と呼べるような国ではなくなり、ヨーロッパで生産されている高級腕時計を購入するのは徐々に厳しい時代になってきました。 オーデマピゲも定価アップをするようで、そちらはモデルによっては数十パーセントも価格がアップするとのこと。 雲上時計はどんどん雲上価格になっていきます。 エクスプローラー1は廃盤との噂も また、プロフェッショナルモデルにおいてはエクスプローラー1のみ定価アップはありませんでした。 これは明らかにおかしいので、もしかしたらエクスプローラー1のディスコンが濃厚かもしれません。 214270のムーブメント3132は2010年に登場してから2020年で10年となります。 こちらは現在オイスターパーペチュアル39にも使われている3針時計専用のムーブメントですが、新型ムーブメントCal. 3232の登場とともに新型エクスプローラー1が登場してもおかしくないですね。 とはいえ、以前書いた記事では正直エクスプローラー1の新作は予想していませんでした。 果たしてどうなるのか?来年のバーゼルワールドが楽しみです。 参考: 同様に価格改定されてないモデルとしてはチェリーニムーンフェイズもあります。 こちらはアニュアルカレンダー機構を搭載したモデルでロレックス社としてもかなり費用をかけて開発したものと思われます。 そのため、さすがに短期間で製造中止するなんてことはないと思うのですが、なぜ価格改定で定価アップしなかったのかは気になりますね。
次の現行品から 4選 現行品と言えど、ロレックスの腕時計は 価値が高いことで知られています。 特に人気のあるデイトナ、サブマリーナー、GMTマスター2、エクスプローラーなどのスポーツロレックスは、 正規価格よりも並行輸入品の方が高いという異常事態。 とはいってもデイトナはここ20年ほどずっとそうですが。 生産数が少なく、需要が高いので現在のような状態になっています。 ここで紹介するモデルも正規店で見つければかなりラッキーです。 スカイドゥエラー Ref. 326934 ロレックス史上最高の複雑機構、年次カレンダーが搭載されたスカイドゥエラー。 42mm径のケースの中に2タイムゾーンと年次カレンダー機構を組み入れたムーブメントを搭載したコレクションで、世界中を旅する旅行者や、世界を相手にビジネスを展開する人向けに造られた時計です。 2012年に貴金属ケースのみで発売開始され、永らく上級機種としてデイデイトと並ぶ存在でした。 しかし、2017年に待望のステンレスケースのモデルが登場し、ようやく街でも見かけるようになりました。 正規価格は¥1,479,600と決して安いものではありませんが、それでも並行でGMTマスター2を買うよりも安い。 デイトナマラソンの最中に見かけて購入される方もいるそうです。 人気スポーツロレックスから流れて人気が高まる可能性があり、更なる価格高騰も十分考えられます。 ミルガウス Ref. 116400GV 2007年に20年ぶりの復活を遂げたミルガウス。 イナズマの形をした秒針はロレックスはもちろん、他のブランドにもない遊び心溢れた一本です。 登場から10年以上。 現行品の中でも最も古い部類に入ります。 現在価格は少しづつ上がっている状態です。 並行品の新品は100万円を超えるお店もチラホラ。 ほんの数年前までは、70万を超えても高いなという感覚だったのですが。 もし、モデルチェンジになって次期型がイナズマ針を採用しなければ、相当値上がると予想できます。 エアキング Ref. 116900 セミスポーツとして認知されている新型エアキング。 40mmにサイズアップし、新たなファンを獲得中です。 しかし、航空用のパイロットウォッチとして発売されたのに、意外と中途半端な感が否めないのがこの新型のエアキングです。 文字盤は夜光塗料が塗られている部分が少なく、暗闇での視認性はイマイチ。 しかも、エクスプローラーの文字盤の流用とも言われています。 ムーブメントはミルガウスの流用。 耐磁性能があるのはうれしいんですが、 ニコイチ感が半端じゃありません。 なんとも不思議ちゃんなモデルです。 しかし、こういうよくわからないモデルは今後作られることがないので、 年月が経つにつれて価値が上がっていきます。 同じムーブメントを搭載しているミルガウスのディスコンに合わせて廃盤となれば、信じられないくらいの値上がりが見られるのではないでしょうか? グリーンサブマリーナー Ref. 116610LV 目下、市場価格高騰中のグリーンサブマリーナ。 焦点は2020年のバーゼルワールドで、新型サブマリーナが発表されたときにこのモデルの後継が出るか出ないかです。 現在は中古品ですら160万円を超えますが、 完全にディスコン(廃盤)となれば200万円はこえること間違いないでしょう。 買っておいて絶対に損はないモデルだと思います。 旧型品から 6選 現行品の価格が上がれば、旧型の価格も上がってきます。 ロレックスのすごいところはデザインをほとんど変えないところです。 普遍的なものに価値があるということを本当によくわかっています。 60年以上もデザインを変えずにきているシリーズがほとんどです。 そのため、旧型モデルもそれなりにします。 特に ネクストヴィンテージと言われる5桁のリファレンスのモデルは、個体によって微妙にディテールが違うため、この辺りも選ぶポイントです。 今後数年間で値上がりし、現行品の価格を凌ぐものもかなり多く出てくるでしょう。 サブマリーナー Ref. 14060 ラグジュアリー化する一世代前のサブマリーナです。 現行品よりもケースのラグが細く、軽くてシャープな印象。 ベゼルもセラミックではないので普通に傷が付きます。 しかし、これが本来のサブマリーナーだと支持する人も多いのも事実です。 ラグジュアリーウォッチ、というよりもツールとしてのサブマリーナに魅力を感じる方は、旧型のサブマリーナを好まれます。 クロノメーター表記がなく、文字盤がシンプルなのもポイント。 現在は 最も安く買えるサブマリーナですが、今後は価格上昇が見込まれます。 キムタク着用 エクスプローラー1 Ref. 14270 現在、現行からヴィンテージまであるスポーツロレックスの中で、最も安く購入できるモデルです。 とは言ってもこのエクワンは木村拓哉さんがドラマで着用し、日本にロレックスブームを巻き起こしたあのモデルです。 特に人気の高いのが1990年代初期まで作られた、トリチウムダイヤルの個体です。 すでにこういった個体に関しては値上がっているものがほとんどですが、まだそうでもないものも。 所有していれば必ず価格が上がってくるモデルです。 エクスプローラー2 Ref. 16570 スポーツロレックスの中でも価格が安定しているエクスプローラー2 16570。 しかし、腕時計投資をされている方々が非常に注目しているモデルです。 約20年に渡って製造されたため、数は多く流通しているものの、さすがに生産終了から10年以上経っているため、そろそろ球数も減ってくるころでは?価格面もあって、 スポーツモデルの中でも手に取りやすい一本です。 じわじわと値上がりしている中一気に突き抜ける可能性があります。 GMTマスター2 Ref. 16760 1983年に登場したGMTマスター2のファーストモデル。 現在のGMTマスター2の人気ぶりからは想像も出来ないほど、当時のコレクションは不人気でした。 しかし、その後に世に放たれる青黒バットマン等の奮闘のおかげで、今では押しもされぬ人気シリーズとなっています。 この16760は赤黒ベゼルのみの展開です。 現在では100万円を超えてしまいましたが、 まだまだ安く買えるGMTマスターとなっています。 ミルガウス Ref. 116400 数十年後の価格上昇が最も恐ろしいモデル。 ミルガウス 116400です。 このタイプはグリーンの風防を着けておらず、すでにディスコン(廃盤)となっています。 質実剛健な造りに、他に例を見ないイナズマ針。 グリーンの風防を着けている116400GVに比べ球数も少ないことから、価格上昇は必須です。 バーゼルワールド 2020でミルガウスが既定通りディスコンになれば、一先ず大きく上昇するでしょう。 今後の資産価値も楽しみな一本です。 シードゥエラー Ref. 16660 現在最も安く購入できるシードゥエラーです。 下位機種のサブマリーナーも100万円を大きく超えてきたなか、希少なモデルと言えるでしょう。 とはいえ、すでに価格上昇は始まっています。 筆者としては、今後数年でロレックスのダイバーズウォッチで100万円以下で購入できるものは、正規店購入のみになると考えています。 中古品店の抱え込みも始まっているようですし、ダイバーズウォッチを考えているなら今最も買いの一本かと思われます。 価格が落ち着くモデルは? では、逆に価格が落ち着くモデルはあるのでしょうか? 今、最大級に盛り上がっているものやバーゼルワールドのモデルチェンジがムーブメントの変更等、 マイナーチェンジで済めば価格上昇が抑えられるものもあると考えます。 GMTマスター2 Ref. 116710LN GMTマスター2の人気を2段階ほど押し上げた功労者です。 バーゼルワールド 2019で惜しまれつつもディスコンになりました。 その後の価格上昇はすさまじく、中古品でも170万円と 60%ほど上昇。 今後は少しずつ収まるのではないでしょうか?今後の新作で、ジュビリーブレスのタイプの同色後継機種が出ればさらに落ち着くでしょう。 エクスプローラー1 Ref. 214270 36mmから39mmにサイズ変更と、1954年から続くエクスプローラー1の歴史の中で初めてサイズアップした現行品。 代名詞である3,6,9のインデックスにも夜光塗料が載り、大きくブラッシュアップされました。 そのため、次回のモデルチェンジでは、ムーブメントの変更くらいのマイナーチェンジで済むのではないでしょうか?正規での定価が変わらなければ、価格が上昇気味の現行品は落ち着くでしょう。 サブマリーナーと同様にバーゼルワールド2020で モデルチェンジが予想されます。 ロレックスは買ったもん勝ち!? 私が初めてロレックスを購入した2017年、サブマリーナー ノンデイトとエクスプローラー1で悩んでいました。 当時、某有名時計専門店で店員さんが、「サブマリーナーは資産価値が高いですよ。 」と言っていましたが、全く信じませんでした。 それは街に出れば、あまりにサブマリーナーを着けている人が多かったからです。 当時はノンデイトが75万円ほど。 今では並行新品が100万円に届きそうな価格なのですが、当時からすると全く予想できませんでした。 エクスプローラー1もだいぶ上がりましたが、結局は買った人が勝ち。 そう思います。 さらに昔はヴィンテージのGMTマスターを購入しようかと悩んだことがありますが、あの時買っていれば。 という思いです。 本当に欲しいロレックスがあるならば買っておいても損はありません。 ロレックスについてはそう思います。 売却価格も現在およそ8割と資産価値も相当に高いので、売却して次の腕時計にも行きやすいのです。 欲しいモデルがあればお早めに。
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