質問 : 男の子は「おちんちん」っていうけれど、女の子はなんていったらいいですか? かわいい呼び名があれば教えてください。 「おちんちん」は口にだせるのに、女の子の性器となると口ごもってしまうのはなぜでしょう。 女性の性器は、これまで男性の側から語られることが多く、その呼び名はセックスの行為そのものをあらわす隠語とされて、人前では口に出してはいけない言葉のようになっています。 おちょんちょん、ほとちゃん、めめさん・・・ 以前、母親の子育てサークルで、女の子の性器をどう呼んでいるか聞いてみました。 多かったのは「女の子のおちんちん」で、「おちょんちょん」 「おまた」などもありました。 私の知人宅では、『古事記』にでてくる女性の性器の古語「ほと」からとって、「ほとちゃん」と呼んでいます。 熊本出身の方は、方言の「めめじょ」からとって、「めめさん」と言っているそうですよ。 そういえば、「われめちゃん」を提唱なさった方がいらっしゃいましたっけ。 でも、定着はなりませんでした。 日本全国、同一の名前で呼ぶ必要は全くありません。 お子さんと一緒に、個性的でかわいらしい呼び名を考えてみてはいかがでしょう。 ただ、学校に行くようになったら、女性の場合は「女性の性器」 「ヴァギナ」、男性の場合は「男性の性器」 「ペニス」の名称が使えるようにするといいですね。 25歳のとき社内恋愛で主人と結ばれました。 仕事を持っている女性が少なかったので、女性の売り手市場だったのです。 帰りの飲み会では会社の地位より高く... 25歳のとき社内恋愛で主人と結ばれました。 仕事を持っている女性が少なかったので、女性の売り手市場だったのです。 帰りの飲み会では会社の地位より高く評価したもらい有頂天でした。 飲めもしないビールを飲んで男性に介抱されながら帰途につく日もありました。 ある日同期の男性と残業していました。 そして彼から私の振る舞いに対して忠告を受けました。 あまり図に乗ってはいけないというものでした。 いまにして思えば、彼は私のことを心配していたのです。 心配は恋心から始まったようで、私もその日から彼を意識し出しました。 休日は彼と一緒に映画を見たりコンサートに出かけ、楽しい日を送っていました。 1年ほどたったある日衝撃的なことが起こりました。 「ローマの休日」を見たあとコーヒーを飲みに喫茶店に入りヘップバーンの余韻に浸っていました。 突然彼が「僕は貴女とオマ〇コしたです、ね、いいでしょう?」と真剣に言い、私をぎゅっと抱きしめました。 その言葉に昔に放り出されたような気がして驚きました。 子どもの頃男の子たちが卑猥な言葉を使って、からかわれたことがあるのです。 まさか、大人の口から「オマ〇コ」が飛び出すとは思いませんでした。 50年以上前のことですが、まだはっきり覚えています。 その晩、私たちは彼の思い通りの行為をし、両親には事後承諾してもらいました。 私の人生を決定づける放送禁止用語ですが、懐かしい思い出です。 言葉は広く使われているものが良い 言泉や広辞苑も「まんこ・おまんこ」を取り上げています。 マンコの由来は1. めのこ(女子)が転じて2. 万の子を授かる(万子)の意味3. 万の幸せ(万幸... 言泉や広辞苑も「まんこ・おまんこ」を取り上げています。 マンコの由来は 1. めのこ(女子)が転じて 2. 万の子を授かる(万子)の意味 3. 万の幸せ(万幸) 4. 仏教の世界観である「曼陀羅」の子という意味 「しも」は、しもの話というように下半身からきているようだ。 下は、猥談に通じエロ話、男性器も出て来る。 学校で、お医者さんごっこをして女性器にばい菌を入れた奴が、先生から「オマンコを汚い手で触ってはいけないと言われた。 おチンチンは尿道が長いが、オマンコそれが短いので特気をつけなさいと」小学三年生に教えてくれた。 女のおチンチン、では、男のオマンコ? ミクニさんに賛成です.
次の定義 [ ] 「 仙台弁=仙台藩の方言」という定義が一般的である が、仙台藩の知行域と現行の自治体の枠組み・名称が異なるため、「仙台弁」の定義は様々見られる。 分類 [ ] 仙台弁の分類は以下のようになっている(後藤彰三によるものに一部加筆)。 後藤彰三は、旧仙台藩領域の方言を仙台弁としているが、宮城県の範囲で仙台弁と呼ぶことも了解している。 「」という行政単位は、現在まで何度もを繰り返してきており、方言の範囲として意味を持たない。 仙台弁… 1 旧 岩手県南方言 (岩手県内陸部の旧仙台藩地域) 宮城県方言… 2 方言(岩手県・宮城県の三陸沿岸および本流沿い) 方言(より北側の内陸部および) 仙台方言… 3 下弁… 5 方言(・・・・・および福島県) アクセントによる分類 [ ] 江戸時代以前の交流圏や方言の分布と、仙台藩の版図とが元々一致していないため、のによる分類では、上述の方言系統とは異なる区分がされる。 一般的に、からまで宮城県を東西に横たわるである辺りを境に、• 北部で特殊アクセント• 南部はアクセント (の・からに広がる) とされる。 境界となっている松島丘陵辺りは、北部と南部のアクセントの混在地帯と見なして「曖昧(又は混乱)アクセント」とする平山輝男の立場と、の北部地域として仙台と同じ「一型アクセント」に含める後藤彰三の立場があり、研究者によって異なる。 「仙台弁」「仙台出身」「仙台名産」「仙台工場」など、おおよそ「仙台」と付くものは、以下の5つの分類のいずれかの範囲を念頭に命名されている。 旧領だった地域(南部、全域、)• 宮城県仙台市を中心とした• があった地域() 「仙台弁」においては、後期まで、岩手県南部と宮城県の住民の帰属意識が仙台藩であったために、 1 旧仙台藩の範囲で 仙台弁と定義されていた。 その後、岩手県南部の住民に「岩手県民」という意識が強くなり、 1 旧仙台藩の範囲で定義されることはまれになった。 また、宮城県内においても、他県出身者の増加で帰属意識が仙台藩から「宮城県民」になってきたことと、広域地名としての「仙台」を知らない他のの人によって、 2 宮城県の範囲で新たに 宮城弁という単語が作られた。 しかし、成立過程からも「宮城弁」は他称であって自身で言うことはまれであり、一般には 2 宮城県の範囲で仙台弁と自称される。 ただし、宮城県内の方言の地域差を取り立てて言う場合に限り、 3 仙台都市圏あるいは 4 仙台市の範囲で仙台弁の定義域とする場合がある。 このように「仙台弁」は一意に決まらず、かと言って「宮城弁」という言葉も馴染みがないこと、また、後述するような地域差も考慮して、マスメディアでは 2 宮城県の範囲について「宮城の方言」「宮城の言葉」または単に「方言」などと言うことが多い。 なお、仙台都市圏はの影響もあって人口の流入・流出共に激しいため、標準語・共通語を使用する者が多いが、この記事では、後述する高齢者が主な話者となっている「旧仙台弁」と、若年層の男性が主な話者となっている「新仙台弁」について記載する。 また、 5 仙台城下町の範囲である「仙台城下弁」(西川源太郎の著作に定義あり)、および、武家の「御家中言葉」については取り立てて記載しない。 特徴による分類 [ ] 前述の通り、「仙台弁」には的にみると複数の方言が含まれる。 2 宮城県の範囲の仙台弁は、を境に北側(北部)と南側(中南部)に大きく分けられ、仙南方言にはとの共通の特徴を多く含む。 また、南側に含まれる仙台市にはが多く住み、・の影響が強いことから、「新仙台弁」と言えるような傾向が若者(男性)を中心に見られる。 北部の内、三陸方言地域にあたると石巻に河口が開いている水運の発達した沿いなどでは、岸のでと繋がっていたために、と共通する特徴もよく見られる。 これは、の側の港町が、西廻り航路 () で関西と繋がっていたために、やの影響を受けているのと対照をなしている。 なお、三陸方言地域にあたるやなどの(旧)地域では、漁場を共有しているために同一地域圏が形成されており、内陸部の方言との差異が認められる。 このような地域的な差異や方言の特徴を言う場合には、それぞれの地域名を付けて、俗に「石巻弁」「気仙沼弁」「弁」などと言い、仙台市で用いられる仙台弁と区別することも多い。 特徴 [ ] 仙台弁には、東北地方の他の方言()に広く見られるような次の特徴がある。 に挟まれたの有声化。 「…だろう」「…しよう」を意味する「べ」がの後ろに付けられる。 の「さ」(方向や授受の対象を表す)。 この他、他の東北方言にはない仙台弁の特徴としては以下のものがある。 いわゆるの後ろに「やー」が付せられる。 これは概ね標準語の「さー」に似た意味を持つ。 例 「今日やー、朝からやー、すげー暑かったやー。 」(今日さあ、朝からさあ、すごく暑かったよ)• のある疑問文の文末に付けられる「や」。 例 「どうや?」(どうなの?) 「誰や?」(誰だ?)• 標準語の「〜んだよ」が「〜のや」になる。 例 「つまんねーのや」(つまらないんだよ) 「さみぃのや」(寒いんだよ)• の後ろの「っちゃ」、「だっちゃ」、「ださ」(「…だよね」「…だよな」を意味する。 の付加疑問文と同じように用いられる)。 「しなければならない」を意味する「しなきゃない」 (同義 : 「しねげね」)。 例 「行かなきゃない」(行かなければならない) 「食べなきゃない」(食べなければならない)• による命令よりぞんざいでないニュアンスがある。 また、同様にに「さい」を付けてつくるさらに柔らかな命令の表現がある。 例 「行がい」「行きさい」(行きなさい) 「食べらい」「食べさい」(食べなさい) 上記のうち最後の命令の表現は、若年層ではあまり使われなくなっている。 一方「しなきゃない」は、仙台出身の者も方言だと気づきにくい表現の一つである。 仙台都市圏における「新仙台弁」の形成 [ ] 時代に、仙台市は東北地方の拠点ブロックであるとして人口が激増した。 東日本の各地を中心としたや者、移住者などの流入が進み、人口の流動が激しくなった。 東日本の人は、他地域においては自己の方言を軽減させようという意識が高いため、では急速に・が浸透した。 それに伴い、元の住民の標準語化も進み、(一世)以降において急激に仙台弁が廃れていった。 すると、核家族化した家庭では、親が方言を話さないことになり、(第二次ベビーブーム)以降世代の方言習得の機会も減った。 しかし、学校教育の場では、核家族一世より上の世代の教師や、団塊の世代であっても大家族出身の教師、または仙台都市圏外の仙台弁地域出身の教師がいたため、核家族二世であっても仙台弁に触れることが出来た。 すなわち、核家族二世は主に学校生活で、先生が上から話すの仙台弁のシャワーを浴びる一方、先生や先輩に対して同級生が仙台弁ので話す場面に遭遇しないことになり、以下の特徴が見られるようになる。 家庭では共通語・標準語が用いられるため、アクセントはになる• 先生が話す常体の仙台弁を習得することにより、友人との間(常体)では、共通語・標準語のアクセントの上に仙台弁の語彙が並ぶ• 仙台弁の敬体の習得の場面がないため、目上の人に対しては共通語・標準語のを用いる このような過程を経て「 核家族二世型仙台弁」( 新仙台弁)が生まれた。 但しこの新仙台弁は、その発生過程の限定的環境のせいもあり、旧仙台弁特有の語彙の全てを受け継ぐことが出来ず、また、それぞれの家庭環境によって旧仙台弁のどのくらいの語彙を受け継ぐかに差異があり、定まった方言の体を成しているとまでは言えない。 極論すれば、旧仙台弁特有の語彙や言い回しが化し、その俚言を取り入れた標準語・共通語の一形態が「新仙台弁」だ、とまで言える。 なお、この新仙台弁の話者は男性を中心としており、女性は共通語・標準語を話すことが多い。 すでにほぼ共通語となった仙台都市圏では、仙台弁だとわかってあえて使用するのは男性くらいのためと考えられる。 核家族二世型仙台弁を話す若者の内、就職先のが旧仙台弁である場合は、旧仙台弁に昇華していく傾向も見られる。 との他、高齢者が主な顧客(患者)である業界でこの傾向が顕著である。 また、仙台弁が廃れた仙台都市圏であっても、仙台市から離れるほどに仙台弁が残っている。 仙台弁と「うる星やつら」 [ ] この節にはが含まれているおそれがあります。 問題箇所をしして、記事の改善にご協力ください。 議論はを参照してください。 ( 2014年4月) ・の「」の登場人物であるが、語尾に 「〜だっちゃ」 とつけるため、ラムは仙台弁を話していると思われがちであるが、仙台弁では自分のことを「うち」とは言わないし、疑問文における「〜け?」の使い方も微妙に違う。 また、アニメ版におけるイントネーションに到っては、全く以って仙台弁( 旧仙台弁)ではない。 作者が出身のため方言ではとの誤解も流布しているが間違いである。 では「だっちゃ」、「やちゃ」のほか語尾に「~け」を用いるが「うち」は用いない。 しかし石川県では「うち」を用いるため、ラムの言葉は能登の言葉に近い。 しかし、「うる星やつら」の作者である(出身) によると、「ラム語」の語尾になっている「〜だっちゃ」「〜っちゃ」は、の小説の登場人物の言葉からヒントを得たとのこと。 井上ひさしはで生まれたが、幼少期から仙台市ので育ち、自身の小説の中で仙台弁( 旧仙台弁)を多用している。 つまり、「ラム語」は、『作者の高橋留美子による「」であるが、有名になった語尾の「〜だっちゃ」は 旧仙台弁由来』 ということになる。 旧仙台弁の語尾の「〜だっちゃ」が、前述の 核家族二世型仙台弁にも受け継がれて多用されている上、イントネーションが共通語・標準語化した現在の 新仙台弁は、人工言語であるラムの言葉と結果として似てしまった。 そのため、男性が 新仙台弁を他の地方で話すと、「ラムと同じ言葉を使っている」とか「女言葉みたい」と言われることがある。 なお、語尾に「〜だっちゃ」・「〜っちゃ」をつけるのは、仙台弁の他にの、のでもみられる。 語尾に 「〜ちゃ」(" だ" が入らず化しない)を付ける方言には、、、および東部の(など)がある。 仙台弁を話す著名人 [ ] 常時仙台弁を話す著名人はまれ。 基本的に標準語・共通語を話していて、方言の話題になったり素に戻ったりすると仙台弁になる者が多い。 … 『』で、コメントがしばしば仙台弁になる。 ただし、さとうは出身かつ古川市育ちのため、本来の仙台弁話者から発音が不自然と指摘されることもある。 いわゆる『北部方言』という宮城県北部・岩手県南部の広義の仙台弁。 … 宮城県の。 『』などでは、ほぼ仙台弁で話す。 … 『』で「白鳥百合子の宮城弁講座」というミニコーナーがあった。 『』でも度々仙台弁を披露していた。 … 仙台弁の使用頻度が大きい。 『』では、視聴者から寄せられた仙台弁のを解説している。 … 出演するどの番組でも、トークがのってくると仙台弁になる。 … プロフィールに「特技:仙台弁」と載せている。 … 仙台弁を駆使する。 … 仙台で活躍するラッパー、タレント、仙台を売りにした最初?のミュージシャンとも言われている。 ラジオ等で普通に仙台弁が混じる。 仙台弁の地名・固有名詞 [ ] 仙台弁での発音が・に影響を与えているものを以下に示す。 ただし現在は、仙台弁の読みを正式としているのは定義如来や新伝馬町くらいで、それら以外は標準語・共通語の発音の方を正式な読みとしている。 仙台弁の読みが正式ではなくなった時期は不明であるが、例えば、(29年)に仙台に住んでいたが、「市井にありて」でを『名影町』と記していることから、この頃はまだ濁音化した仙台弁地名がまかり通っていたと推定出来る。 現時点で優勢な読みの方を黄色地で示すが、両者の間に大差がない場合は両者とも黄色地とする。 ()でよく見られる変化のほか、仙台弁特有の読み方も見られる。 あ行 [ ]• あばいん (おいで) 例 「おらいさあばいん!」(私のうちにおいで!)• あべ・あんべ (行こう、おいで) 例 「ちょっとこっちさあべ!」(ちょっとこっちに来いよ!)• あっぺとっぺ・あぺとぺ (1. でたらめ 2. 正反対) 例 「あんだあっぺとっぺなことばりかだってんな。 」(あなたいつもでたらめなことをいってますよね。 あるく (移動の行為を表す。 標準語の「歩く」とはニュアンスが異なる。 ) 例 「車であるく」(車で出かける)• あんだい (あなたの家) 対 おらい• あんだほ (あなたたち) 対 おらほ• あんべぇ 体調) 「おめぇ、とくとうがおってやぁ、あんべぇ大丈夫か?」(お前、ものすごく疲れて、体調は大丈夫か?)• あんやほに なんてこった・全くもう! 英語でいう「OH MY GOD」に相当• いしけん、ぎっ (じゃんけん、ぽんっ)• いずい・いづい (不快感があり、その場に居続けられない様子をソフトに表す言葉。 具体的には「散髪の後でシャツの襟首に刺さった髪の毛で時々チクチクする違和感」、「初めての場所に通されてどうにも落ち着かない雰囲気」等、はっきり拒絶できない割りに鬱屈する東北人の感性を代表する言葉。 uncomfortableとirritableを混ぜた感じ。 は「身の毛がよだつほど恐ろしい」という意味の「えずい」と考えられ、「恐ろしい」という意味が無くなって、「肌や身体の表面で感じる違和感」のみが意味として残り、その感覚が精神的な居心地の悪さにまで適用を広げたと考えられる。 なお、とでは、「えずい」との発音で古語の意味のまま方言に取り込まれている。 にも「気持ち悪い」の意味で残っている。 いづぬさんすごぅろぐ すづはづくぅづ (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10。 6と7の間で息をつぐ。 "n"を入れて「すんづはんづくぅづ」という場合もある)• いったりかったり (突然、自分勝手に)• 居娘 (「いむすめ」。 をとった娘)• うるかす (水に浸す) 例 「飯食った茶碗、後で洗うから、うるかしといて。 うんだでば (そうですよ)相槌的な感じで使う• おがす (大きくさせる、育てる。 「おがる」参照)• おがすい、おがしい (変だ) 例 「このふぐでおがすぐねが? 」(この服装で変じゃないかな? おがっつね (おかしい) 例 「だれっおがっつね顔してんだおん、しゃっぷりしてや。 」 (だって気持ち悪い顔しているから、知らんぷりしてたよ。 おがる (大きくなる、育つ、威張る。 「おがす」参照) 例 「おがっだごだ」(大きくなったなぁ) 「キノコおがった」(キノコが育った)• おしょすい (恥ずかしい。 他の方言で使用される「お笑止い(おしょしい)」が訛ったもの)• ・おだづ (調子に乗る、いきがる。 「おだづな」と否定形で使用される場合が多い。 ときに,肯定的な意味でも用いられる。 ) 例 「おだつなよっ! 」(ふざけんな! てめぇ!! ) 「おなごにモテっからって、おだってんのや、だーれ」(女性にモテるから調子にのっているんだよ、奴は)「さいきん,おだってかぁ」(最近,なにかおもしろいこととか,熱中していることとかやっているかい?,肯定的な例)• おだづもっこ (いたずら小僧、悪ガキ)• おないん・おんないん (〜(して)下さい)• おはよう靴下(爪先など穴が空いた靴下)• おどけでない (1. ふざけない。 ものすごい) 例1 「おどけでねぇで、はよやれ」(ふざけてないで、早くやりなさい) 例2 「昨日や〜、釣りッコしたらや〜、おどけでねぇ数釣れたのや」(昨日、をしたらものすごい数釣れたんだよ)• おはよござりす (おはようございます.近隣に「おはいでがす」を使う地域もある)• おばんです・おばんでがす (夕方以降の挨拶「今晩は」の意味で使う.というTV番組も存在する)• おっぴさん (曽祖父・曾祖母・ひいお爺さん・ひいお婆さん) 例1 「おらいのおっぴばんつぁん、とくとう体あんべぇいくて、来月で90歳なっとわ。 」(うちのひいお婆さん、ものすごく体調良くて、来月で90歳になります。 おみょうにち【お明日】 (またあした、さようなら、の意。 わりとフォーマルな席で用いられる。 ) 例 「おみょうにち おしずかに」(明日もよい日でありますように)• おらい (うちの家) 対 あんだい あんだらい 例 「お茶っこでも出すがら、おらいさ来てけろ」(お茶でも出すから、うちの家に来て下さい)• おらほ (俺たち、私たち) 対 あんだほ 例 「おらほの学校」(私たちの学校)• おれ (私。 男性のみならず、女性も使う)• おれさま ()• おっかない (こわい、おそろしい) 例 「ここ、おっかねえなや」 か行 [ ]• がおる (気分が滅入る。 (肉体的・精神的に)疲れる。 類語の「こわい」は "tired" や "fatigued" の意味。 物がダメになる様子を示す「くたびれる」も疲れたときに使う。 例 「ま〜だ先生さごしゃかったや〜。 いぎなりがおった。 」(また先生に怒られた。 とても気が滅入った) 「今日はいきなりがおったや〜」(今日はとても疲れたよ... ) 「このがおってるよわ」(この薔薇しおれているよ)• がが 母・お母さん 自分の母をいう言葉ではあるが、多くの女性は言われること嫌ってるため、普段の会話ではあまり使われず、喧嘩やイヤミを言うときに使う侮辱語的な意味合いもある。 例 「田舎のがが達やぁ、なんぼまてに顔さ塗ったてやぁ、レディ・ガガみてぃになんねぇべぇ!!」 (田舎のお母さん達が、いくら上手に化粧しても、レディ・ガガみたいにならないだろう)• がす (です)(丁寧の意味の助詞)• がした (でした)(丁寧の意味の助詞)• かせる (食わせる、食べさせる)• かつける 失敗や嘘をついたことを、他人のせいにする・なすりつける。 責任のがれの意味 例 「おめぇ、てほすたごどや、人にかつけるんでねぇ!!」 (お前、デタラメしたことを、人のせいにするな!!)• かっちゃく (引っかく) 例 「おらいのねこさかっちゃかったのっしゃ」(うちの猫に引っかかれたのですよ)• かっちゃき (鎌、草刈、三角鍬。 かっちゃくの名詞形)• 〜がな (相当、分、こちらの提示に合わせて相手に数量調整してもらう場合) 例 「500円がな、あぶらいれでけさいん。 」(500円分のガソリンを入れてください)• かばねやみ (本当はできるにもかかわらず、なんのかんのと理由をこじつけてなにもしないこと、またそういう人) 例 「あだらかばねやみさかだったって、なにもしないがらほっとがいんでば」• 〜っから(本来、「私が〜する から、あなたはしなくていいよ」というものの後ろの部分が省略された形だが、後ろの意味が関係ない使い方もある) 例 「おれすっから」(私がやるからしなくていい) 「これ、けっから」(これ、あげるよ)• かます (かき混ぜる、時にかき混ぜることで室温〜体温程度にする意味も含めて使う)• がめる (盗む)• きゃっぽりくう (溝にはまる)• きしゃず ()• くたびれる (ダメになる; 疲れる)• 〜けらい(ん)、〜してけらい(ん)または、〜けさい(ん)、〜してけさい(ん) (〜下さい、〜して下さい)(お願い事や、頼み事をする場合に、丁寧に(またはやさしく)物を頼む場合に動詞につける。 ) 例 「このお菓子ば、そごのやろこさ、けでけらい(ん)。 」(このお菓子を、そこの子供に、あげて下さい)• ける (物をあげる) 例 「これ、けっから」(これ、あげるよ) 「こだの、けでやれ」(こんなもの、くれてやれ)• けろ (物をくれ) 例 「お金けろ」(お金をくれ) 「いらねんだごっで、俺さけろ」(いらないんだったら、俺にくれ)• 〜けろ・〜してけろ (〜くれ、〜してくれ)(お願い事や、頼み事をする場合に動詞につける。 ) 例 「このお菓子ば、そごのやろこさ、けでけろ。 」(このお菓子を、そこの子供に、あげてくれ)• ごしゃぐ (怒る。 「ごしゃがれる」と受身形で用いられることが多い。 類語 ごしゃっぱらたでる) 例 「まだ先生さごしゃがれだんだべ? 」• ごみょうにち (それではまた明日。 黄昏時にわかれるときに言う) 例 「んではまんず、ごみょうにち」(おみょうにち、とも言う。 こっちゃ (こちら) 例 「こっちゃ来さいん」 (こちらへ来なさいな)• こわい (疲れる。 〜さ (格助詞。 ほとんどの場合は『〜に』) 例 「俺さ任せろ」(俺に任せろ) 「べごさ餌かせでくる」(牛に餌を食べさせてくる)• さくず ()• さっぱし (さっぱり)• 〜さる (〜できるの意味。 書く+さる=書かさる) 例 「何だべ、このペン書かさらねっけよ!違うやつけらいん。 ジャス (のこと。 ジャージスーツの省略形かと思われる) 昭和30年代、仙台市北部近辺を起源とする説が有力。 ただし,元はラグビー用語で,千葉,茨城など,関東,南東北の海岸ぞいに広く流布していたとも。 が一般的に普及したことに伴うものか。 俗に名古屋の、鹿児島の、福井のと共にとも言われる。 例 「イキナリいづいジャスだごだ、ほいなのしゃね」(まったく身体にフィットしていないジャージだ、こんな服着ていられない)• しずね (1. 落ち着きのない様子 2. うるさい 主に他人に対して使う。 意味的には「うざい」に近い) 例 「そこのやろこしずねごだー」(そこのこどもは落ちつきがないなー)• したっけ (「そしたら・・・」=話の途中で次に続ける場合に使う。 場合により「それなのに・・・」の用法もある。 しっぱたく (たたく、ひっぱたく) 例 「しっぱだぐどっこの!」 (ひっぱたくぞこの野郎!=強い意味でなく、例えばあんまり変なこと言うなよ!と軽くふざけて言う場合にも使う。 〜(の)しゃ? (「〜(の)ですか? 」 丁寧の意味の疑問終助詞。 「〜だっちゃ? 」 には丁寧の意味はない) 例 「行がねのしゃ? 」(行かないのですか? 〜(っ)しゃ (丁寧な文章で使う) 例 「三丁目のっしゃ、愛ちゃん、大学さ入ったんでがす」(三丁目の愛ちゃんが大学に入ったんです)• しゃっこい ひゃっこい (冷たい)• しゃね (知らない。 やってられないという意味が含まれることもある) 例 「ほいなごどしゃねっちゃ」(そんなことは知らない)• しゃねっぷり (知らないふり。 じる (盗む)• じられる・じらる (盗まれる) 例 「俺のジャスじらったんだけっともしゃねが?」(俺のジャージ盗まれたんだけど知らないかい?)• すがり () 例 「すがりさつづがれっと?」(蜂に刺されるよ?)• すっぱね (泥はね)• 〜すぺ? (「でしょう? 」(美味しいでしょう? ) 「やるすぺ? 」(やりますよね? 〜すか? (丁寧な意味の助詞「す」と疑問の助詞「か」) 例 「弁当あっためるすか? 」(弁当温めますか? ) 「ダメすか? 」(ダメですか? ) 「やったすか? 」(やりましたか? ) 「夕べ、いるすか? 」(夕方いますか? そればり・そればっこ (それだけ 提示された数量などが意外な場合) 例 「30坪? そればり? 」(30坪? それだけしかないのですか? ) た行 [ ]• だ〜れ・だれー (漢字で書くと「誰」。 人物が出てくる、または暗に出てくる文の文中・文末に的に用い、的な意味を付加したり、直前の文に出てくる人物を浮き立たせたりする役割を担う) 例 「おめだづ、どこの高校や? 」「一高 (ィエテコー)や! だ〜れ」。 「なんだかでっけぇやろっこだと思ってたら、だ〜れ、太郎でねぇか」• 〜だおん (〜だもん) 例 「いぎなり飛び出すんだおん、びっくったや〜」(急に飛び出すんだもん、びっくりしたよ〜)• たがぐ (担ぐ) 例 「その荷物たがいでけさいん」(その荷物担いでください)• だから (同意の意。 ん行の「んだ」からの変化形。 接続詞として使う「だから」とは発音が違う)• たごまる (布地などが寄り集まる。 特に着用中の衣服について。 糸や紐が絡まる)• 〜だっちゃ・〜っちゃ (参照)• ~だじゃ 上記の~だっちゃが音便化したもので、主に県北から青森県にかけて使用される• たばこ (一休みするしながら口にするおやつ、お茶等。 休憩そのものにも使用) 例 「疲れだがらそろそろたばこにすっぺし〜」• たんぱら 癇癪を起す・腹を立てる。 漢字で書くと「短腹」• ちゃかす (壊す)• ちゃける (壊れる ちゃかすの自動詞。 強調の意を表す接頭語「ぶっ」をつけ、「ぶっちゃける」とも言う。 ちゃっこい (小さい。 又はちゃち)• ちゃる (盗む)• ちょす (さわる。 いじる。 特に,自分に権限のないものをさわったり,いじったりすること。 性的な意味を含むことも少なくない。 また,しばしば否定形で用いられる) 例 「あんまチョすな〜。 ちゃけっぺ〜」(そんなにいじるなよ。 壊れちゃうだろ) 人に触られたときに ちょすな!( 触障!るなさ なさS ) 「• ちょんちょこ (男性器。 ちんちん)• っこ・こ (。。 の "-ette"、の "-ito" と同類) 例 「やろっこ」「わらすこ」「ブタっこ」「筆っこ」• っ、この! (間投詞。 怒りを表す) 例 「おだつなよっ、この! 」(調子に乗ってんじゃねーぞ、こらっ! っぽ 接尾辞。 上記の「っこ」と同義だがこちらは罵りに使うニュアンスが大きい• でがさね イマイチだ 格好悪い) 例 「なんだいまず、おめのかっこ、でがさねえごだ~」(どうしたの、あなたの格好、いまいちだなあ)• ですぅ (「です」。 教育の影響で使うようになった。 女性が「です」と言う場合、語尾の「す」だけイントネーションが上がる。 てほ 嘘・デタラメ) 「この、てほ語り野郎!!」 (この、嘘つき野郎!!)• どいなく (どのように) 例 「オレ帰った後、どいなくなったのや? 」(私が帰った後、どうなったの? とくとう 非常に・ものすごく 「野ろっ子どもしずねくてやぁ、とくとう頭にきておだずなぁてごっしゃいだやぁ!!」(ワルガキ達五月蝿くて、ものすごく頭にきてフザケルナて怒ってしまた!!)• とみぎ (のこと。 唐麦「とうむぎ」)• トーホグズン (「東北人」を仙台弁で発音したもの)• とすけ (くじ、くじ引き)• どんぶく (布団生地で作られた冬用寝巻きの上着。 、) な行 [ ]• なまだら (だらだらとなまけていること、またそのさま) 例 「あのなまだら野郎め、ちっとも仕事をしない」• なげる (捨てる) 例 「そごのゴミ、なげでけろ。 」(そこのゴミを捨ててちょうだい)• ねばす・ねっぱす (ものを貼り付けること) 例 「その紙を糊でねばしてけね」• ねばない (ねばならない)• ねっぺ (唾)• のっつぉこぐ (特に用があるわけでもないのに意味もなくぶらぶらし、体をもてあましていること。 しかも当人は自分がのっつぉこいでいることを自覚している場合が多い。 命令形はとらない) 名 のっつぉこぎ 例 「おんめ、のっつぉばりこがねでゴミでもなげてきてけさいん」 は行 [ ]• (を水で捏ねて茹でたもの。 に似ている)• パッタ ()• はかはか (わくわく。 気分が高揚すること; がドキドキすること) 例 「朝おぎたら、なんだかほれ、ハカハカすんだっちゃ」(朝起きた時、がを呈しました)• ばか (ものもらい)• ばっこ・びゃっこ・ぺっこ (少し、だけ)• はっぱり (さっぱり、全く) 例 「陽子、ハッパリ帰って来ねな」(陽子遅いね。 or 陽子は全然帰省して来ないね)• ほとんと、ほどんと (ほとんど)• ばり (ばかり) 例 「肉ばり食ってねで、ほれ、野菜もケ」(肉ばかり食べていないで、ほら、野菜も食べなさい)• べこ・べご ()• ぺろ ()• べっちょ・べっちょこ ()• ほいぢょ ()• ほいな (そんな)• ほいど ()• ほでなす・ほでなし (バカ者、ろくでなし) 例 「いっそWikiばりやって、このほでなすが」• ほれ (ほら。 間投詞)• ほでまず・ほでまづ (それでは・とりあえず) :例「ほでまずごみょうにず」(それでは明日にでも・とりあえず明日にでも) ま行 [ ]• まける (こぼす)• まなぐ (目)• まやう (償う、弁償する)• むぐす (漏らす)• むる (漏れる)• むんつける (拗ねる、いじける)• めくさい (ダサい、格好悪い) 例 「何やー、その服、めくせー」(何だ、その服、格好悪いなぁ)• めんこい (可愛い、愛らしい)• めんめ (虫)• もぐす (漏らす)• もじゃぐる・もじゃぐれる ( 衣服等を ぐちゃぐちゃにする、ぐちゃぐちゃになる)• もぞこい (可哀そう) や行 [ ]• ゆるぐない(緩くない;転じて、きつい・きびしい 例1 「夜勤の仕事 ば 続げんの、おどげでねぇー・・・ゆるぐねえな」(夜勤の仕事を続けるのは大変だ・・・厳しいよ) 例2 「あの借金 ば 返すの、ゆるぐねえど」(あの借金を返すのは厳しいぞ)• よったり (四人,広辞苑にもある語ではある。 なぜか,みたり,は使わない。 「お」がつく場合も少なくない) 例 「ほれ,そごのおよったりさん」(おおい,そこにいる四人さんやぁ)• やろっこ、やろこ (男の子)• 山学校 (中学・高校の不良生徒の不登校を表す、学校に登校せず校外を徘徊しているという意味から) 例1 「おめぇやぁ、このめぇ学校いかねぇで、朝から一番町で山学校しったべぇ!!」 (お前、この前学校に登校しないで、朝から一番町で遊び歩いていただろう!!) ら行 [ ]• 〜ら (名詞を複数形にする際の接尾語。 標準語とは違うニュアンスで用いられることがある) 例 「おめら、食べらい、食べらい」 (あなたたち、食べなさい)• らづもね (とんでもない、物凄い。 「埒も無い」) わ行 [ ]• わらす・わらすこ (童子、子供のこと)• わげすと (若者) ん [ ]• んだ (そうだ。 肯定の意味)• んだいっちゃ〜 (そうだよね〜 肯定の同意を求めるとき)• んだから、だから (まさにそうです。 強い同意を示す間投詞)• んだすぺ? (そうでしょう? 丁寧語)• んだっちゃ、だれ〜 (そうに決まってるじゃん。 「当然である」ことをいう時)• んだっけんども (そうだけれども)• んだべ? (そうだろ?)• んで (じゃあね。 バイバイ「んでね」とも)• んでねぐ (そうではない。 否定の意味)• んでねくてや〜 (そうじゃなくてさ〜) 仙台弁に関連した作品など [ ]• - ヒロインの1人であるエリサ・D・鳴瀬(声:)は仙台弁を使用する。 - 内で放映された短編アニメ。 郷土の名産をモチーフにした犬たちが登場する。 宮城県は、こけしがモチーフの宮城犬として登場。 「ワタシ、綺麗ちゃ?」などと話す。 声優は、宮城県出身の。 脚注 [ ]• 加藤正信()は、以下のように述べている。 『「仙台弁」という用語の定義であるが、今の人たちは、現行単位のの方言という意味に取る人が多いかもしれない。 しかし、江戸時代、、仙台藩の領地が現在の全体から南にわたっていて、その範囲に通用している方言を称していたし、現在でも、俗に、宮城県全体にわたる方言を「宮城弁」と言うよりは「仙台弁」と言うことが多いようである。 』(の序文より)• 平山輝男によると、一型アクセントの北端の線は、『仙台湾から旧仙台市の、その北方旧、等の中間に引く線にはじまりの北を過ぎ、旧を横断、山形県境を少し北上、そして、との境を接する辺りから山形県、を含めて南下する線』(平山輝男「奥羽アクセントの諸相」より引用)である。 すなわち、松島丘陵の南麓で、においては流域より南側、においては流域より南側が該当する。 なお、南北の境界にある松島丘陵辺り(宮城郡北部および)は、「曖昧(又は混乱)アクセント」、それより北は「特殊アクセント」としている。 参考文献 [ ] [].
次のたのしい新潟弁 安良町交通博物館 2002年初掲載、随時追加します。 無断転載、二次使用等禁止致します。 巷では「今すぐ使える新潟弁」など方言ブームとも言える昨今ですね。 ただ村上でもそうですが、周辺の町村の人たちが村上市に移り住むにつれて、本来の村上弁というものが失われつつあるようです。 昔から村上に住んでいる人に言わせれば、今の村上弁は村上弁じゃないと…。 おそらくこれは村上に限ったことではなく全国的に言えることだと思います。 でも言葉というものは時代の経過によって変化してゆくものですから、あまり大げさに考えなくても良いのかも知れませんね。 このページでは普段良く使われる新潟弁や、筆者が聞いたことのある新潟弁、皆様からお寄せいただいた新潟弁などを、実際の用法を交えながら50音順にご紹介致します。 ただしあくまで一般的なものであり、正式な文法や用法に基づいたものではありませんし、ごくピンポイントで使われる言葉も含まれていると思います。 ご感想や県内の面白い方言をご存知の方、定番の方言が漏れてるぞ!とお気づきの方は または までお寄せください。 随時追加させていただきます。 (投稿) の表示のあるものはお寄せいただいたものです。 あ行 あいや、あいーや 驚いたときや失敗したときなどに思わず発する言葉です。 見たかったテレビ番組を見逃したときに「あいーや、みんの忘れったったいや」というふうに使います。 「あっきゃ」「あきゃきゃ」という表現を使うこともあります。 AKB48の曲を聴いて「なにこいつら、あいやいやいやいや言ってんだ?」と思った人は少なくない筈・・・ あたす、あたする 子供や動物などが怒っていたずらをすることを言います。 「うちの犬は留守番させると、部屋中あたしてあたしてしょーがねー」というように使います。 あちさん 主に幼児に対して使う言葉で「よその人」という意味に使います。 「あちさんとこ行ったらだめだよ」などと言うように注意を促すために使うケースが多いです。 あつげ、あっつげ 「あっち行け」という意味で、犬がまとわりついてくる場合などに「こっちくんな、あっつげ!」というふうに使います。 あっつけなん 「あんなもの」という意味で、しょうもないものや価値のないものなどを表すケースが多いです。 「あんなもの買っても仕方ないでしょ」という場合は「あっつけなんこーても、しょーねーろ」というふうに使います。 既に買ってしまった場合は「こっつけなんこーてきて、どーすんの?」というふうになります。 あっぱ、あっぱんじょ 「あっぱ」とは「ウンコ」のこと。 「あっぱんじょ」とは「便所」のこと、または汲み取り業者のことをいう場合もあります。 「あっぱんじょの車」といえば「汲み取りの車」という意味になります。 「どーもくっせと思ったら、隣にあっぱんじょの車が来ったったいや」というふうに使います。 あっぱっぱんや 人が失敗したときにたしなめる言葉として使います。 「あっぱっぱんや、怒られても知らねぜ」というように使いますが、私の周囲では「おっぽっぽんや」「おっぴっぴんや」など、いくつかのバリエーションがありました。 あべ 「行こう」「行きましょう」という意味に使われます。 「あべっしゃ」と言えば「行きましょうよ」という丁寧な表現になります。 「はよあべ!」と言えば「早く行こう!」という若干強い表現になりますね。 あねま(投稿) これは私は初めて聞きましたが、兄嫁のこと を意味するそうです。 あめる 頭がハゲることを意味します。 「あの、あめオヤジ」といえば「あのハゲオヤジ」という意味です。 あんじょさん(投稿) 尼さん(女僧)のことを意味するそうです。 あんたらち 「あんた」の複数形で「あんたたち」と同じ意味です。 野良猫がけんかしているのを見かけたとき「あんたらち、そこでなにしてんの!」というように使います。 あんにゃ、あにゃさ 長男のことを意味します。 「あんたんとこのあにゃさ、どこに勤めてなさんね」といえば、「あなたの家のせがれ(長男)さんはどこに勤めているのですか」という意味になります。 長女の場合は「あね」というようですが、アクセントは「あ」の方に来るので「姉」と容易に区別することが可能です。 「い」と「え」 新潟では「い」と「え」の区別が非常につきにくくなっています。 「越後のイチゴ」が「いちごのエチゴ」といったように発音されることがあります。 実際総菜屋で「イビフライ」と書かれているのを見たことがありますし、どこかの町内のゴミ置き場には「もいるゴミ」「もいないゴミ」なんて書かれていたとうい話を聞いたこともあります。 「えんぴつ」を「いんぴつ」と発音することなどは定番中の定番で、「いろえんぴつ」を「エロいんぴつ」と発音することはバラエティー番組で幾度となく取り上げられています。 以前勤めていた職場の研修施設の掲示板に「ゴールデンウェークの注意事項」と書かれていたので「ゴールデンウィーク」と書き直しておいたところ、翌日にはまた「ゴールデンウェーク」になっていたことがありました。 それでもめげずに「ゴールデンウィーク」と再訂正しておいたところ、今度は直されることなくそのままの状態になっていました。 でも「椅子」を「えす」と発音するのは聞いたことがないので、用法が限定されているようです。 以前、テレビのニュースの中で拉致被害者のご家族の方(複数)が「全員(ぜんえん)の帰国を目指して・・・」と言っていたのが印象的でした。 いごく 「動く」のことを意味します。 「バスがいごく」「電車がいごく」という使い方をします。 「ずる」という表現を使うこともあります。 いた? 人を訪ねて行ったとき普通は「佐藤さんいる?」という表現を使いますが、この地域では「佐藤さんいた?」と過去形のような表現を使うことがあります。 これは私も相当の違和感を感じます。 余談ですが、会合などの冒頭の挨拶で「本日はお集まりいただきまして有難うございました」と言う人がいますが、あれはやめて欲しいですね。 始まったばかりなのに「有難うございました」と言うのはさすがに日本語としておかしいと思います。 いちがいこき(投稿) 主に新発田地区で頑固者や強情張りの人のことを表すときに使います。 また新発田市の酒類卸・小売業者「越後よいち」のプライベートブランドとしても使われています。 いっちょめ、いっちょめぇ 一人前、いっちょまえ、「いっちょめいっちょめ、ワオ!、いっちょめいっちょめ、ワオ!、ヒガシ、ワオ!村山いっちょめ、ワオ!」の「いっちょめ」とは違いますよ、もちろん。 いててば! 人にたたかれたりした時に思わず発する言葉です。 「痛いじゃないか!」という意味になります。 〜いね 「〜ですよ」という丁寧な表現です。 「私がやりますいね」といえば「私がやりますよ」という意味で、非常に柔らかい表現になります。 いっぺ、いっぺこと 「いっぱい」「たくさん」という意味で、「そんーないっぺこと食うーたら、腹こわすこてさ」とか、「いやいーや、玄関の前にアリがいっぺこといて、たまげたわ」というふうに使います。 うめる(投稿) 主に風呂のお湯などが熱すぎる場合などに、水を足して冷ます時に使います。 辞書にも載っていたので標準語なのかも知れませんが、方言的な表現ですね。 えー 会話の途中で相手の言葉にうなずくときに頻繁に使われます。 標準語では相手の言葉に対して「はい」とほぼ同じニュアンスで「ええ」と短く発音しますが、この辺では「えーーー」と長く伸ばして使われることが多く、相手の言葉に対して感心したり、なるほどと思ったりする意味で使われることが多いです。 長く伸ばせば伸ばすほど関心の度合いが強い傾向にあり、自分が知らなかったことを教えてもらったりした時に良く使われます。 この辺に引っ越して来たらこの表現を使えば、とりあえずOKでしょう。 最上級になると「えや」という表現を使う人もいます。 えーそーけ 上の「えー」に似ていますが「ああそうですか(だからどうしたの)」という感じで結構軽い意味で使われます。 えんぞ 溝、側溝のことを意味します。 「えんぞに落ちる」といえば「側溝に落ちる」という意味になりますが、実際に聞く機会は少ないです。 おおきに、おおきにはや 「ありがとう」という意味で、関西弁の「おおきに」とほぼ同じ意味に使われます。 「おおきにはや」というと「どうもありがとう」「本当にありがとう」というように。 より感謝の度合いが強くなります。 おおばら 大きな腹のことではありません。 ものを散らかしっぱなしにしている状態を指す言葉です。 急にお客さんが来たときなどに「おおばらにしててすみません」というふうに使います。 おおまこき(投稿) 大飯喰らい(大食漢)のことを意味するそうです。 おじ 次男のことを意味しますが、アクセントが「お」に来るために、「おじさん」と区別することが可能です。 「あんたんとこのおじ、いくつんなったね」といえば、「あなたの家の次男は何歳になりましたか」という意味です。 次女のことは「おば」と言いますが、やはりアクセントは「お」の位置に来ます。 お尻が回る、ケツが回る(投稿) 急須や醤油さしなどの容器の先端から液だれしている様子を表す言葉で、九州地区でも使われるという情報をお寄せいただきました。 液が容器の底まで完全に達してしまってテーブルを汚している状態のことを我が家では「尻ふく」「尻ふいてる」と言いますが、この場合の「ふく」は「拭く」から来ているのか、「噴く」から来ているのか、いまひとつ良く分かりません。 おちる 電車、バスなどから「降りる」ことを意味しますが、初めて聞いた人はかなり驚くそうです。 この表現は東北地方の面白い方言としても昔から有名で、「降りる人が済んでからご乗車ください」を、「落ちる人が死んでからご乗車ください」と言って揶揄されたりしたものです。 おっぽしょる 「折る」という意味に使われます。 「ノズルの先をおっぽしょった」とか、細いものを折ってしまった時などに使われます。 おばんです これはまあ「こんばんは」を意味する表現としては定番中の定番ですが、関西方面で使ったら「誰がオバンやねん!」と言って突っ込まれそうですね。 おめさん(投稿) これは定番中の定番で「あなた」のことを意味しますが、「おめえさん」や「おめぇさん」ではなく「おめさん」と、「め」を短く発音するので他県から来た方はご注意ください。 複数形は「おめさんがた」となります。 おもしぇ、おもっしぇ 「おもしろい」という意味です。 「おもしろいなあ」は「おもっしぇのぉ」、「おもしろくないなあ」は「おもっしょねぇのぉ」、「おもしろいだろう」は「おもっしぇろぅ」となります。 おらこ、おらとこ 「わたしの所」「わたしの家」という意味です。 「あなたの所」「あなたの家」の場合は「おめこ」となりますが、「あなたの家へ行ってもいいですか?」は「おめこイッテもいい?」となり、関西方面ではかなり微妙な表現となるので要注意ですね。 「あなたの家に入れてください」は「おめこ入れて」等々、多数のパターンが考えられますね。 おんちゃま(投稿) 弟のことを意味します。 「あんたんとこのおんちゃま、いくつんなったね?」と言えば「あなたの弟さんは何歳になりましたか?」という意味になります。 「おじ」と同様に恐らく長男、次男の関係で使われる表現であって、姉と弟の関係の場合、弟のことを「おじ」や「おんちゃま」と表現するかどうかはかなり微妙です。 か行 かすおじ 末っ子のことを意味しますが、特に人数の多い兄弟の一番下の男の子のことを指す場合が多いようです。 がっと 「思いっきり」とか「強く」と言った意味に使われます。 「もっとがっとに叩け」とか「もっとがっとに縛れ」というように使います。 たぶんテニスをする人たちの間では「そのガット、もっとがっとに張れっしゃ」というギャグが常用されているものと思われますが、今どきその程度のギャグで笑ってくれる人がいるかどうか微妙ですね。 かめ 文明開化のころ外国人がたくさん上陸し、犬を見つけては「ヘィ・カメン」と言っていたそうです。 それを見た日本人が「外国では犬のことをカメと言うんだな」と勘違いし、犬のことを「かめ」というようになったそうです。 新潟市の赤塚地区でも似たような話が残っているということです。 かもす・かもする(投稿) 風呂のお湯に水を足して「うめる」際や、冷めたお湯に熱湯を足す際などに、温度が均一になるようにかき混ぜるという意味で使われます。 「下の方はつめて(冷たい)すけ、良くかもして入れ」というように使われます。 きなし 「気がつかなかった」「想像もしていなかった」というような意味に使われます。 「あんな場所に店があったなんて、きなしだった」というように使います。 きびしょ 今では殆ど使われませんが「急須」のことを意味します。 きろみ たまごの「黄身」のこと。 「しろみときろみ」という使い方をします。 すき家でねぎ玉牛丼を頼んで、黄身と白身を分離しようと器具に乗せてゆらゆらさせた際に、器具のスキマから黄身がズルンと落ちてしまったときの敗北感は筆舌に尽くしがたいものがあります。 きんか 年をとって耳が遠くなった人や、わざと聞えないふりをしている人を意味します。 ただし差別用語として使われる場合もありますので要注意です。 不用意に使わない方が良いでしょう。 くっせ 「臭い」という意味です。 「くっせー、おめ、へーこいたろー」といえば「くさい!おまえ、へーこいただろう」という意味になります。 くらつける(投稿) 「しゃっつける」とほぼ同じ意味で「殴る」「たたく」という意味に使われますが、「しゃっつける」よりもやや暴力的な感じがしないでもありません。 くるまにつける 車に荷物などを積む場合に使用します。 家具などを買うとき「これ、車につくろっか?」(これ、車に載るかな?)というように使います。 くんなせや 「〜してください」「〜してくださいませんか」という丁寧な表現のときに使用します。 「ぜーごから来たんすけ、こーてくんなせや」といえば、行商の人などが「ざいご(田舎・郊外)から来たので、買ってくださいませんか」という意味になります。 ものを買うときにも「これ、くんなせや」というように使用します。 よく地方が舞台のドラマなどで「くんなせー」と伸ばすケースが見られますが、新潟ではあまり伸ばさずに切る場合が多く、伸ばしを多用すると新潟弁ではなく東北弁に近くなってしまうので、ドラマ制作の際にはきーつけてくんなせや。 げーちま 燕市などの主に県央地区でカエルを表すときに使います。 泣き声に由来しているものと思われますが、地方によって様々な表現があるようですね。 「もし今度甲府が勝って新潟が負ければ新潟がげっぽになんねっか。 どーしょば」というように使います。 こげる、こーげる 汚れなどを、ヘラ状のもので削り落すことです。 ヒゲをゾリゾリ剃り落とす際にも使用されます。 ごーじゅえん 「五十円」のこと。 「二十円」のことは「にーじゅえん」という。 新潟人は「ごじゅうえん」などとは言いません。 こちょばす 「くすぐる」という意味。 「くすぐってっけぇ、こちょばすなぃやぁ」といえば「くすぐったいから、くすぐるなよ」という意味になります。 ごっしゃける 「腹が立つ」「頭にくる」という意味に使われます。 こっつけなん しょうもないものや価値のないものなどを表すときに使います。 「こっつけなん1000円もしたんけ?」とか、テレビ番組を見て「何でこっつけなんがコメンテーターやってるんだ?」とかいうように使います。 さ行 さかす 「車をさかす」「機械をさかす」というように、どちらかというと機械ものを操作する場合に多く使用します。 赤坂サカスができたとき赤坂をどうやって「さかす」のかと思いましたよ。 しかも とある日曜の昼下がり、白新線新発田行き電車が新潟駅を発車し、阿賀野川に差しかかった時の出来事。 観光客風の男性が、地元の人と思われる中年の女性に話しかけている。 男「広い川ですねえ、何と言う川ですか?」 女「はあ、阿賀野川ですがね」 男「あがのがわって言うんですか、魚もたくさんいるんでしょうねえ」 女「しかも、いっぺこといますいね」 男「えっ?鹿もいるんですか?」 女「おめさん、なにゆーてあんだね。 川に鹿なんているわけねーろがね」 男「だって今、鹿もいっぱいいるって言ったでしょ?」 女「おめさんが、魚もいっぺこといるろって聞くすけ、 しかもいますいねって答えたんだがね」 男「だから鹿もいるんでしょ?」 女「わからん人らね、川に鹿なんているわけねーろがね、あっち行きなせ」 このように「とても」や「非常に」という意味に使われます。 新潟弁としては「なじらね」と共に基本中の基本です。 ぜひどこかのテレビ局で、実際の列車内でこんなロケでも行なって欲しいものですね。 じくなし、ずくなす(投稿) 小心者や根性なしの人を表す言葉だということです。 じさ、じさま 本来はおじいさんのことを意味しますが、若いのに年寄りくさい男の人のことを言うこともあります。 「あの人は、じさまくっせ」といえば、「あの人は、じいさんくさい」という意味になります。 しゃっつける 「殴る」「たたく」といった意味に使われます。 「しゃっつけっろー」といえば「たたくぞ!」という意味です。 しゃなる 「大声をだして叫ぶ」という意味に使われます。 「さっきからあの人、何しゃなってんだ」といえば「さっきからあの人、何叫んでいるんだろう」という意味になります。 しゃべちょこき おしゃべりな人のことを言います。 「あの人はしゃべちょこきだ」 しょうねんだの 呆れたときに思わず発する言葉です。 他人に対しても使いますが、自分に対しても使うことがあって、何か失敗をやらかしたときに、「いやいや、しょうねんだの」といって、自分を戒める言葉としても使われます。 しょっきね 気が抜けたように、だらーんとしている様子を表します。 「生気(せいき)がない」から来ているような気がしますが、詳しくは良くわかりません。 「そんなしょっきね顔してねで、もっとしゃきっとせえ、しゃきっと」というように使われます。 しょったれ、しょったれげ(投稿) このページをご覧になった方からご投稿いただいたものですが、新潟弁としては定番中の定番、これを漏らしていたとはお恥ずかしい限りです。 外見や行動がだらしない人のことを表します。 「そんな、しょったれげな服装してどーいんだ」とか「ご飯をぼろぼろこぼして、しょったれげーだの」というように使います。 しんきゃねぇ 「〜しなくちゃいけない」という意味です。 「しねばねぇ」「しんばねぇ」「やらねばねぇ」「やらんばねぇ」など、様々なバリエーションがあります。 「しなきゃならない」を省略して「しなきゃない」という場合も多いです。 せば 別れ際に使う言葉で「じゃあね」に相当します。 た行 だー、だーせー 物事を否定するときに良く使われます。 「村上って、電車は30分置きくらいに走ってるの?」と聞かれた際に「だーせー、1時間に1本あればいい方だっせ」というふうに使います。 だーまた こちらは逆に肯定したり同意したりするときに良く使われる傾向があります。 「あの人は字が上手ですね」と言われた場合に「だーまた、あの人は書道の先生だんが、上手らこてさ」というように使います。 砂糖などがちょっと足りないときなどに「ちょっと、だーり」というように使います。 たがいて(たがえて)いく(投稿) 物を携帯する,持っていくことを意味します。 だすけ、だっけ 「だから」という意味です。 「だっけ、ゆーたねっか」といえば「だから言ったじゃないですか」という意味になります。 だっせ 「〜ですよ」という意味で、関西弁とほぼ同じ意味に使われます。 小銭を間違えて出してしまった際に「これ10円玉だっせ」というように使います。 「でっせ」はこの辺では使いませんね。 「真司、ちっと右」といえば「真司、ちょっと右」という意味になります。 「もうちっとばか食べろか」と言えば「もうちょっとばかり食べようか」という意味になります。 ちょす 物をいじること。 「ちょすな!」といえば「いじるな!」という意味です。 ちょすこもっこ 「ちょす」よりも強い表現で、「いじりたおす」に似た意味になると思います。 だめになるまで徹底的にいじり回すようなときに使います。 ちょんちょん 主に子供に対して使う言葉でしょうかね。 「ちょんちょんばっか、いじってんな」とか「ちょんちょん出して寝ると風邪ひくぞ」というふうに使います。 もちろん男性器のことです。 ちょんぼ ズバリ男性器のことを意味します。 失敗したときに使う「ちょんぼ」は「ちょ」にアクセントが来ますが、この場合は「んぼ」にアクセントが来ます。 昔、ドリフのコントを見ていて、マージャンのシーンで加藤茶が「オー、チョンボ」と言ったときには焦りました。 おそらくアクセント次第では新潟では放送禁止になるのではないでしょうか。 高校に入って村上に引っ越してきたとき、周りの人が「ちんぽ」とか「ちんこ」とか言っているのを聞いて、なんと可愛らしい!と思ったことがあります。 やはり「ちょんぼ」の方がグロテスクな感じがして好きですね。 女性器のことは「まんじょ」と言います。 でさ、まさ この地域では「です」「ます」の「す」の発音が微妙に「さ」寄りになることがあります。 あえて表記するならば「ですぁ」「ますぁ」という感じでしょうか。 「これは本物じゃないな」という場合は「これは本物でないな」といった感じに使われることが多いです。 てんぽこき(投稿) うそつきの人のことを表す言葉です。 どーしょば 困り果てたときに思わず発する言葉です。 「どーしょば、こまったて」といえば「どうしよう、困ったなあ」という意味になります。 またそういうお茶のことを「どふら茶」と表現します。 な行 なー 燕市などの主に県央地区で「おまえ」という意味に使います。 「なーちげ」と言えば「おまえの家」という意味になりますが、どちらかと言えば汚い言葉に属します。 村上周辺では「んな」と言いますね。 ながまる(投稿) 「横になる」ことを意味します。 「ながまって行けっしゃ」と言えば「横になって休んで行きなさい」という意味になります。 なく、ないてる 「飴がないてる」といえば飴が溶けて包み紙にくっついているような状態を表わします。 なげる 「捨てる」という意味です。 「ゴミをなげる」といえばゴミを捨てることを意味し、決して不法投棄するという意味ではありません。 なして(投稿) 「どうして?なんで?」のことで「なーしてそんげんなったんらろ」と言えば「何でそんなふうになったのでしょう」という意味になります。 なじらね 「どうですか」「いかがですか」という意味で、かなり広い意味に使用されます。 新潟の朝市を訪れた観光客が、露天のおかあさんたちがみんな「なじらね?」と聞いてくるので、なんでみんな時間を訊ねてくるんだろうと不思議に思ったそうです。 これは商品を「いかがですか?」という意味ですが、「具合はなじらね?」というふうにも使われます。 なす 「弁償する」という意味です。 「ぼっこしたん、なせよ」いえば「壊したのを弁償しろよ」という意味になります。 なすたや? 驚いたときに思わず発する言葉で「何だって?」「何ですって?」と言ったニュアンスで使われます。 「なにや?」とも言いますね。 なまら(投稿) 「やたら,非常に」のことで北海道弁にもちょっと似ていますね。 に、にい 「におい」のことです。 「いいにがする」といえば「いいにおいがする」という意味になります。 「まだ来てないんじゃないですか」という場合は「まだ来てにゃんでにゃん」というようになります。 ねっせ 「〜じゃありませんよ」というように否定する時に良く使われます。 「これ、おれのじゃねっせ」といえば「これは、おれのじゃないですよ」という意味になります。 ねそける 寝そびれることを言います。 「寝る前にコーヒー飲んだらねそけてしもて、朝までねらんねかった」というように使用します。 〜ねっか 「〜したじゃないですか」というような意味で、非常に頻繁に使われます。 「おめ、さっき、そーゆーたねっか」といえば、「おまえ、さっき、そう言ったじゃないか」という意味になります。 乱暴にいう場合は「〜ねっけぇ」となります。 ねっかねか 「べたべた」「べとべと」というようにものが粘りついている様子を表わします。 上記の「〜ねっか」とは全く別の意味です。 ねまる 「ながまる」に似ていますが微妙にニュアンスが違っていて「横になる」という意味を含まないことが多いです。 「まあ、ねまれっしゃ」と言えば「座って休んで行きなさい」という意味になることが多いですが、このへんは本当に微妙です。 ねんぼ 「うんこ」のことを意味する言葉ですが、あまり一般的ではないかも知れませんね。 は行 はい 「こんにちは」「こんばんは」など、どんな場面でも使える挨拶の言葉です。 散歩の途中で近所の人に会った場合、「はい」と言って会釈すれば相手も「はい」と言って会釈する、それで完了です。 人の家を訪ねる場合も「こんにちは」の代わりに「はい」(訪ねた側が)言うこともあります。 ばか、ばーか 「馬鹿」のことではありませんが、標準語の「ばかでかい」や「ばか正直」の「ばか」とほぼ同じ意味に使われます。 「とても」や「非常に」という意味ですが、「しかも」よりも強い意味に使われるようです。 「ばーかいっぺこと」と言えば「ものすごくたくさん」という意味になります。 「ばーか、んーめねか」といえば「ものすごく美味しいね」という意味です。 はたく、はったく 「たたく」という意味です。 掃除用品の「はたき」ととても似た意味に使われます。 「そんな、はったいてばっかいて、ぼっこすなよ」といえば「そんなにたたいてばかりいて壊すなよ」という意味です。 はらくっちぇ(はらくちぃ) たくさん食べてお腹がいっぱいになった時に良く使われます。 「はらくっちょて、うごかんね」といえば「お腹がいっぱいで動けない」という意味になります。 「冷たい牛乳と熱い牛乳どっちがいい?」という場合は「はっけ牛乳とあっちぇ牛乳どっちいい?」というように使います。 「ひゃっこい」とも言います。 ふかされる 風などに煽られることを意味します。 「でっけダンプが脇を通ったらふかされそうになった」というように使います。 ぶちゃる、べちゃる、びちゃる 「捨てる」という意味ですが「なげる」よりも強い感じで、使い物にならないものや、汚いものを捨てる場合に多用されます。 命令形は「ぶちゃれ」になります。 「じゃんけんぽん」は「ふぉーりんえす」、「あいこでしょ」は「まーらんえす」という掛け声を使います。 村上では「じゃっけんえっ」と言うみたいですが、あまり良く分かりません。 ふっとつ(投稿) 物が大量にある時に使われますが「いっぺ」や「いっぺこと」とは微妙にニュアンスが違って、比較的大きめのものが沢山ある場合に良く使われるようです。 ふーりがん(ふーれがん) サッカーの試合で暴れる「フーリガン」のことではありません。 「ふーり」とは「古い」という意味で、「がん」とは中越方面で「もの」という意味によく使われます。 「あたらしがん」「ふーりがん」というように使われます。 へなか 「せなか」のことを意味します。 ただし県北部の一部の地域に限られるようです。 当然不正解ですが、そのあと小さな声で「しまった、へんじゃかぶだったかなあ」と言ったそうです。 「へんじゃかぶ」とは「ひざかぶ(ひざ小僧)」のことです。 この逸話は、私の周辺地域の人たちはほとんど知っている有名な話ですが、東北地方の各地にこの逸話が残っているようで、果たして本当の話なのかどうか甚だ疑問です。 ぼっこす、ぼっこれる 「壊す」「壊れる」という意味です。 ほれ 何かを説明するときの「ほら」という言葉を、この地域では「ほれ」と言うことがあります。 ある日、村上病院の隣の調剤薬局で、お年寄りが迎えにきてもらおうと電話をしているシーンに出くわしたのですが、それが伝わらなくて伝わらなくて・・・「ほれ」を連発していました。 以下はそのときの会話の一部です。 「村上病院のほれ!脇にあるほれ!薬もらうほれ!んーん、そーでねーでほれ!かんどのせ・・・」 これは・・・ 「村上病院のほら、隣にあるほら、薬もらうほら、いや、そうじゃなくてほら、角のさあ・・・」 という意味なのですがお年寄りには「調剤薬局」とか「交差点」という言葉が瞬時に出てこないのかも知れませんね。 電話の相手は恐らく家族だろうと思うのですが、それでも伝わらなくてこれだけ苦労するのですから、如何に言葉は時代と共に大きく変化するのかを目の当たりにした気がします。 ま行 まず、まずの 別れ際に使う言葉で「じゃあね」に相当します。 ままべら ご飯をよそう「しゃもじ」のことを意味します。 どちらかというと東北弁に近いでしょうか。 まらいれて 2007年頃、BSN新潟放送のテレビの深夜番組で「NEXT」という伝説の番組がありました。 その中で新潟弁を紹介するコーナーがあったのですが、そこで紹介されたのがこの「まらいれて」という言葉です。 「まら」というのは「まだ」という意味で。 「いれて」は「いてください」という意味になります。 来客などが帰ろうとしたときに「まだいてください」「まだ帰らないでください」という意味で「まら、いれて〜」という使い方をします。 この「まら」という表現、一般的ではありませんが男性器を表す表現でもあることから、「いれて」をつけるとかなり生々しい表現になってしまいます。 当時この番組でアシスタントをしていた實石あづさアナウンサーがこの言葉を無理やり言わされて「これ、放送していいの?」といって取り乱したシーンは忘れることができません。 そんな實石アナウンサー、今ではNHKのBSニュースの看板アナになっていますね。 まんじょ 言うまでもなく女性器のことを意味します。 中学の歴史の授業で政所(まんどころ)という言葉が出てきたとき、先生がわざと「まんじょ」と読んで笑いを誘ったことがありましたが、今そんなことをしたら即刻クビでしょうなあ。 めんどくさい世の中になったものです。 まんじょわけ まんじょの毛のように真ん中から分けている髪型のことを言いますが、もしかすると自分のクラスだけだったかも知れません。 みよける 鳥などが卵からふ化することです。 みれ 「見る」の命令形ですが、当地では「見ろ」ではなく「見れ」になるケースが多いです。 「〜しろ」は「〜すれ」、「やめろ」は「やめれ」といった具合です。 以前松井秀喜選手が「モナリザを見れ」と言っているのを聞いて、北陸出身の人なので似たような表現を使うのかなと思ったことがあります。 むつげ 食べ物の味がこってりしすぎていて、胸につかえるようで食べ難い様子を表します。 「むつごてむつごて、食べらんねかった」というように使います。 もしかあんにゃ(もすかあんにゃ) もしも兄がいなかったら…、もしも自分の方が先に生まれていたら、自分が長男になっていたかも知れない、つまり「もしかすると、自分が長男(あんにゃ)になっていたかもしれない」という意味で、次男のことを「もしかあんにゃ」というようになったようです。 もぞこき だだをこねたり、意味のわからないことばかり言っている人を指します。 寝言を意味することもあります。 もちゃくる 書類などを丸めてぐちゃぐちゃにすることを意味します。 「もちゃくって捨てれ」というように使用します。 や行 やめる ある病院にて、激しい腹痛で来院した患者に対して看護婦が問いかけている。 「痛むんですか?やめるんですか?」 患者は力を振り絞ってこう答えました。 「どう違うんだね!」 村上周辺ではケガなどの外面的な痛みを「痛む」、体内からずんずん沸いてくるような痛みを「やめる」といって区別する傾向にあります。 しかしその境目は非常に微妙で、「歯が痛む」と「歯がやめる」はどう違うのか、傷口が化膿して内部から痛みが沸いてくるような場合はどっちなのか良く分かりません。 総じて鋭い痛みのことを「痛む」、鈍い痛みのことを「やめる」というような気もします。 実際ごく最近村上総合病院で、初診の人に対して「痛みますか、やめますか」と尋ねている場面に出くわしましたから、上の会話もまんざら作り話とも言えないと思います。 ゆで(投稿) このページをご覧になった方からご投稿いただいたもので、タオルのことを意味するそうですが、私は聞いたことがありませんでした。 朝日村方面で使われるということでしたが、調べてみたら東北地方でも使われているようでした。 珍しい方言のご投稿ありがとうございました。 よーいでねえ 「容易じゃない」という意味に使われます。 「ディアゴスティーニのC57を作るやつ、あれ最後まで作んのなんて、よーいでねー話だろ。 だいたい全部でいくらかかるんだろっかの。 出来たのこーた方が安いんじゃねーか」というように使います。 よむ、よんでる 果物が熟している様子を表わします。 「〜の実がよむ(よんでる)」というように使います。 よっぱら おなかいっぱい、もう十分という意味に使われます。 「毎日ラーメンばっか食て、よっぱらになった」とか「遊んでばっかいて、よっぱらになった」というように、食べ物ばかりではなく、行為にも使用します。 より 「〜しか」という意味に使うことがあります。 「1000円しか持ってない」が「1000円より持ってない」という感じです。 かなり以前のことですがスーパーのATMコーナーに「1000円札は10枚より入りません」と書かれているのを見たことがありますが、これは「10枚までしか入らない」という意味で、いかにもこの地方らしい表現だと思います。 ら行 〜ろう 「〜しただろう」とか「〜言っただろう」などの「だ」は、新潟では省略されることが多く、「〜したろう」とか「〜言ったろう」というようになります。 ろ! 相手を怒鳴るときに使う「この野郎!」と同じ意味に使われます。 「ろ!」「ろー!」というように使用します。 わをん わー 燕市などの主に県央地区で「おれ」という意味に使います。 「わーちげ」と言えば「おれの家」という意味になりますが、どちらかと言えば汚い言葉に属します。 んこ もちろん「うんこ」のことで、「んこたれ」というように使います。 んだ これはどちらかと言えば東北弁になると思いますが、このへんでも、ざいごのしょは使うことがありますね。 んだねっし(んだねす) 「そうですね」という意味で、他人の言葉に同意するときに使われます。 んーめ 「うまい」「美味しい」という意味です。 「うんめ」ともいいます。 「んーめかった」といえば「美味しかった」という意味ですし、「んーめのぉ」といえば「美味しいなあ」という意味になります。 安良町交通博物館 管理人:安良町経由村上行き Copyright C 2002-2015 Aramachi Transport Museum All Rights Reserved. 無断転載、二次使用等禁止致します。
次の