広島は2日、ドーピング違反で日本野球機構(NPB)から昨年9月3日から6カ月間の出場停止処分を受けていた広島のサビエル・バティスタ外野手(28)との契約を解除することを発表した。 この日が出場停止期間最終日だった。 契約は3年残していたが、鈴木球団本部長は「契約の継続は止めようと判断した。 ずっと調査をしてきたけど、最終的に原因を突き止められなかったのが事実です」と説明した。 球団はドミニカ共和国にトレーナーを派遣するなど調査を継続してきたが、最後まで摂取経緯や選手個人が主張した「故意でない」事実も立証できなかった。 バティスタには2月27日に伝え、今後は球団施設のドミニカ共和国のカープアカデミーなども使用できない。 昨年6月のドーピング検査で禁止薬物の陽性反応を示したことが8月17日にNPBから発表され、広島は同日付で出場選手登録を抹消。 NPBはバティスタに弁明機会を与えた上で、9月3日に処分を発表した。 バティスタはその後、帰国していた。 広島は育成選手だったバティスタと17年6月に6年間の支配下選手契約を結んでおり、昨年12月に来季も契約する権利を持つ保留選手名簿にバティスタを記載していた。 16年に広島入りしたバティスタは18年に25本塁打でリーグ3連覇に貢献し、昨年は103試合に出場して打率2割6分9厘、26本塁打、64打点だった。 8月16日 結果的にこの年最後の試合となるDeNA戦(横浜)に「3番一塁」で先発し、4打数無安打。 8月17日 NPBが陽性反応を示したと発表。 採取された尿検体から、禁止物質が検出された。 バティスタの希望でB検体も検査し、この前日16日に同じ物質が検出された。 広島はバティスタを出場選手登録から外し、自宅謹慎へ。 9月3日 NPBがアンチ・ドーピング規定違反に対する制裁として、同日から20年3月2日まで6カ月の出場停止処分を発表した。 検出された禁止物質は、クロミフェンとその代謝物だったと明かされる。 排卵誘発剤として使われる物質で、筋肉増強剤などを使用した際にホルモンバランスが崩れることを抑える効果もあるとされる。 9月10日 広島がバティスタがドミニカ共和国に帰国したと発表。 鈴木球団本部長は、20年から3年残す契約について「するかしないか分からないと伝えた」。 9月23日 バティスタがドミニカ共和国のウインターリーグでプレーすると、所属する予定のエスコヒードが球団公式サイトで発表。 出場停止期間中はNPBの試合に出られないほか、原則として球団施設での練習もできないが、ウインターリーグでのプレーは制限されない。 12月2日 広島が保留選手名簿にバティスタを掲載。 20年3月2日 6カ月間の出場停止処分が解けるも、球団は契約を解除。 15年に同国のカープアカデミーから来日。 16年に広島と育成契約し、17年6月に支配下登録。 同年6月3日ロッテ戦で初打席初本塁打。 通算263試合出場で打率2割5分7厘、62本塁打、145打点。 19年の推定年俸4000万円。 189センチ、113キロ。 右投げ右打ち。
次の広島は、昨年9月にドーピング違反で半年間の出場停止処分を受けたバティスタについて、契約を解除することを決めた。 球団は「最終的に原因を突き止められなかった」と契約解除の理由を説明した。 バティスタの処遇については昨秋、佐々岡監督が専門紙のインタビューで「契約する方向」として、五番あるいは六番で起用する構想を明かしていた。 しかし、NPB出場停止処分(半年間)が明ける3日を前に球団内で改めて協議。 意図的な摂取だったことが否定できない状況や、新外国人ピレラに戦力として一定の目途がついていることなどを考慮、契約解除を決断した。 バティスタは昨年7月にホルモン調整薬の「クロフェン」とその代謝物である「ヒドロキシクロミフェン」が検出され、その後の検査で8月16日に陽性反応が確定。 9月3日に半年間の出場停止処分が決まったが、本人は「意図的に摂取していないことをお伝えしたいです。 どうか皆様、私を信じてください」と主張していた。 ただ、今季の開幕から出場できる「半年間」という処分に対しては、元巨人のマシソンが「冗談だろう。 ぬるすぎる」「もっと長期間にすべきだ」と指摘するなど、批判が強かった。 NPBではこれまで、バティスタを含め7人がドーピング検査で陽性反応が出ており、退団につながらなかったのは2007年のソフトバンク・ガトームソンと2011年の中日・井端の2人のみ。 ガトームソンは毛生え薬、井端は目の治療薬に違反物質が含まれており、意図的な摂取ではなかったと認定されていた。 年俸 単価 安打• 1 鈴木 大地 (ロ) 1. 0 億 66 万 152• 2 近藤 健介 (日) 1. 0 億 68 万 148• 3 雄平 (ヤ) 1. 0 億 82 万 122• 4 山川 穂高 (西) 1. 1 億 82 万 134• 5 鈴木 誠也 (広) 1. 6 億 96 万 167• 年俸 単価 本塁打• 1 山川 穂高 (西) 1. 1 億 256 万 43• 2 ブラッシュ (楽) 1. 2 億 364 万 33• 3 レアード (ロ) 1. 2 億 378 万 32• 4 グラシアル (ソ) 1. 5 億 536 万 28• 5 鈴木 誠也 (広) 1. 6 億 571 万 28• 年俸 単価 勝利• 1 千賀 滉大 (ソ) 1. 6 億 1,231 万 13• 2 大瀬良 大地 (広) 1. 5 億 1,318 万 11• 3 石川 歩 (ロ) 1. 2 億 1,438 万 8• 4 山口 俊 (巨) 2. 3 億 1,533 万 15• 5 金子 弌大 (日) 1. 5 億 1,875 万 8• 年俸 単価 登板数• 1 増田 達至 (西) 1. 0 億 154 万 65• 2 松井 裕樹 (楽) 1. 1 億 162 万 68• 3 能見 篤史 (神) 1. 1 億 216 万 51• 4 益田 直也 (ロ) 1. 3 億 217 万 60• 5 藤川 球児 (神) 1. 4 億 250 万 56 人気記事.
次の広島ドーピング違反バティスタ 6戦16打数連続無安打で打率. 103に… エストレージャス・オリエンタレスの一員としてドミニカのウインターリーグに参加している広島のサビエル・バティスタ外野手が4日(日本時間5日)、アギラス・シバエーニャス戦に「5番DH」で先発出場した。 3打数無安打に終わり、6試合、16打数連続無安打と苦しんでいる。 ドーピング違反バティスタはレオネス・デル・エスコヒードの一員としてドミニカのウインターリーグを開幕したが、10試合で、22打数3安打、0本塁打3打点、打率. 136。 出場機会を減らし、28日(同29日)にエストレージャス・オリエンタレスにトレードされていた。 移籍後も無安打が続き、この日も3打数無安打。 9回先頭で代打を送られて交代した。 これで同リーグでは13試合に出場し、29打数3安打、0本塁打3打点、打率. 103、OPS(出塁率+長打率). 373の成績。 移籍前から6試合、16打数連続無安打となっている。 それ以上のコメントはできない」 高ヘッド「長打力という意味では痛い。 みんなで補っていくしかない」 東出打撃コーチ「こういう時こそ上位5人に引っ張っていってほしい。 ピンチをチャンスに変えてほしい」.
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