推し の ラブ より 恋 の ラブ。 「ほんとむり…まじで好き……」(推しのラブより恋のラブ感想)

「推しのラブより恋のラブ」「The Expression Amrilato」のセールがSteamで開催

推し の ラブ より 恋 の ラブ

ハブロッツは本日(2020年2月12日),同社のゲームブランドSukeraSparoより,2月28日に発売を予定しているPC向けアドベンチャーゲーム「」の物語チーム(シナリオライターのオグリアヤさんと,中国語版翻訳担当のウルホシ ケイジンさん&英語版翻訳担当のメルさん)の 公式インタビューを公開した。 本作のクリエイター陣が制作時のエピソードと「推しのラブより恋のラブ」の魅力を語る,4週連続インタビュー企画第3弾は, オグリアヤさんと ウルホシ ケイジンさん& メルさんが登場。 4週連続インタビュー企画の最終回となる次回は,2月19日に掲載。 声優チーム(速星あくる役の 猫村さんと古館 恋役の 北大路ゆきさん)が登場の予定だ。 シナリオライターとして、これまでどういった作品に携わられていたのでしょうか? オグリアヤさん(以下、オグリさん): シナリオライターとしては推し恋が初めての作品です。 Webメディアで記事を書いたり、個人で百合小説の同人誌を出したりはしていました。 現在は、『初恋シフト』という百合ゲームのシナリオも担当しています。 2019年12月現在、ゲーム開発のための活動支援をpixivFANBOX ファンボックス 上で募集中。 古賀Pとは以前ご挨拶させていただいたことはあったんですが、すごく驚きました。 タイトルやキャッチコピーを考える時はテーマごと 今回は「同棲」「宇宙、星」「夢女子」「キャラの名前をもじったもの」など に10個ずつ案を出すようにしているんですが、今回は計80個くらい案を出して、その中からSukeraSomeroさんに選んでいただきました。 夢女子向けのサイトではたびたび登場する機能です。 女が好きなオグリは「日常で交わることのない二人が交わってる……! この企画書はインクで印刷できるレズビアンバーやで」と思いました。 お寿司が好きなオグリはお寿司のことを考えていました。 全体的に、ポジティブな印象だった気がします。 王道ラブコメは昔から男女も女性同士も好きなんですが、社会人になってからは社会人百合ばかり書いてきたので……。 そこで、ふたりを脳内で大人にすることにしました。 恋は20歳のネイリスト、あくるは29歳のOL……推しの色のネイルをしたくてネイルショップに訪れたあくるに、恋(20)はひと目で恋に落ちてました。 その場で恋は告白、あくるは戸惑いながらも恋の純粋な好意に惹かれていきます。 そのシーンを想像した瞬間、これはたとえいつ出会っても恋に落ちる運命の二人になれるなと思ったので、そこから過去にさかのぼって二人を出会わせました。 ターミネーターみたいなもんですね。 ちょうど同時期に彼女と別れて傷心のまま多種多様な女性と多種多様な関係を結び、6月くらいからちゃんと書き始めて9月にはできていたような……。 VIO脱毛していたとしても成人女性で生えていないことはないので、私は生やしたかったんですが、それで避けてしまうユーザーの方もいるらしく……私も陰毛が生えてる合理的な理由を説明できなかったので、結局無毛になりました。 その作品はファンタジー色が強いので一緒に暮らすハードルも高くないんですが、現代日本で良識のある大人の女性が高校生を家に住まわせるには理由づけが必要でした。 また、女の人に急に抱きついたり、嘘をついてたくさんの女性にアプローチしたりするあくるのラブコメ的行動や考え方をなくし、私なりに現代の価値観へとアップデートしています。 ほかにも、あくるは恋のアプローチを強く断りますが、それが同性愛差別につながらないよう同性だからという理由でアプローチを否定しないことを心がけたりとか……男女問わず、現代を生きるユーザーにも受け入れられるラブコメ表現について結構悩みました。 オグリさん: オタクの友達や自分自身をモデルにしています。 例えば、志乃とあくるは幼馴染で仲がいいのですが、オタク趣味で言えば死ネタが好きな志乃とハッピーエンドが好きなあくるは解釈が合いません。 これは、私の高校時代の友達二人の関係性をもとにしています。 また、言動やエピソードのモデルではないのですが、あくるのオタク趣味への姿勢や根の真面目さ、ショタ好きなどはVtuberの鈴鹿詩子さんを参考にしながら執筆しました。 画面の向こう側の世界のチビっ子たちに人気絶大のカリスマ的「うたのおねえさん」。 あくるは身長もあるし、立ち居振る舞いもきれいだから女性からモテるんですよね。 コメディっぽいシーンではあるんですが、あくるの恋への気持ちの転換点でもあるので、個人的に好きなシーンです。 あとはR18のアペンドは好きなシーンだらけですね。 詳しくは言えないんですが、お酒ってエッチだな……って。 社会人のキャラが好きなのでキャラクターを作るときは早々に職種を決めるのですが、今回企画をいただいた際から『高級ホテルのフロント係』が思い浮かんでいました。 そこから掘り下げていって「給与は安くないし、いい生活をしていそう」とか「外国語を話せるのが必須だし、それがオタク趣味で身につけたものだと面白いな」とか「美容意識は低くないけどお金の使い方が下手で、デパコスばっかり買ってそう」とか、キャラクターの輪郭が見えてきたような気がします。 あとは、それなりにかわいい女の子を見てきた恋がひと目で恋に落ちるような、ビジュアルや仕草を心がけています。 結果的に、私の性癖が詰め込まれたキャラクターになってしまいました。 真面目だけど頭が硬いわけではなくて、物静かだけど自分を楽しませるのが上手な、恋ちゃんが惚れるのもわかる素敵な女の人だと思います。 【恋について】 恋ちゃんは企画でいただいた段階から、私の中には住んでいないキャラクターだと感じたので、モチーフにした作品のヒロインをベースにしながら今まで接してきた人達を思い浮かべて設定の肉付けをしています。 恋ちゃんは一途な女の子で、あくるを振り向かせるためならちょっとした嘘もついてしまうようなずるさを持った子でもあります。 したたかと言ったほうがいいかもしれません。 そのような部分も含め、あくると対照的な考え方やビジュアルになるようにしました。 ただそれだけでは恋には落ちても、お互いを思いやれる恋人にはなれないので、根の性格はあくるに近い人物にしています。 嘘をつけば後悔するし、したたかだけど自分を騙してまでは物事を成し遂げたいとは思わない、そんな一途な女の人だと思います。 あとリバ寄りのネコです。 【志乃について】 志乃はあくるにとっての良き相談役であり、時に起爆剤を放り込むストーリーをリードしてくれるキャラクターとして設定しました。 そのため、二人よりも意図的に頭のいい(視野の広い)キャラクターにしています。 その上で言うにもあれですが、自分をかなりモデルにしました。 作中で志乃は一週間で同人誌即売会を立ち上げますが、実際私も一ヶ月弱で同人誌即売会を立ち上げたことがあったり、行動力が強すぎるオタクなんですね。 自分自身でも、そのことがわかっているから周囲と一線を引いた立ち位置におさまっています。 他人とコミュニケーションを取ることが少ないホテルのリネン係として働いていたり、恋愛の当事者らしい発言がなかったり……自覚ある変人というか……なんというか。 あくると同世代なので、当時流行っていたジャンルを思い出しながら楽しく書かせていただきました。 そんな二人の関係性が大好きです。 恋愛感情としか言えないような感情が描かれている作品を読んでは「は〜〜〜どっこい! 恋愛感情〜〜〜〜」って叫んでいますね。 たとえば『おとなになっても』の朱里と綾乃や『あの娘にキスと白百合を』の伊澄と千春、『とどのつまりの有頂天』の蓮と美古都とか『熱帯魚は雪に焦がれる』の小夏と小雪とか……好きなのに嫌われるのがこわいから踏み込めない関係が私の中の流行の最先端ですね。 いまさら何を言ってるんだと思うかもしれないんですが、流行は何度でもめぐるので、恋愛感情は私の中では三度目くらいのブームです。 人間の感情の中で一番かわいいものって「嫌われたくない」という感情だと思ってるので「嫌われたくなくない、でも踏み込みたい」みたいなモノローグがあると嗚咽しちゃいますね。 また、大人が登場する日本の百合作品は、まだまだ海外に進出していないと思うので、大人のキャラクターが登場する百合作品の魅力が伝わったら嬉しいです。 オグリさん: 『推しのラブより恋のラブ』はイラストやデザイン、キャスティングまで素敵な作品を作られてきた方々が百合への愛を込めて作った作品です。 恋愛感情の百合オタクも一生懸命あくると恋の恋を応援しながら書きました。 明るく楽しめる百合コメディになっているかと思うので、今まで百合ゲームをやったことがない人もぜひプレイしてみてください。 表現、描写に一切嘘偽りのないリアルな女の子同士の世界がキラキラと描かれている『推しのラブより恋のラブ』!みなさまどうぞお楽しみに! オグリアヤ(Oguri Aya) シナリオライター。 会社員として働く傍ら、女性同士の特別な関係を描く「百合」ジャンルの創作活動に励む。 大人百合中心同人誌即売会2OLの立ち上げから企画・運営までを担当。 見守り百合アドベンチャーゲーム『初恋シフト』メインシナリオライター。 ウルホシ ケイジンさん: インディゲームのローカライゼーション及びパブリッシングをやっています。 メルさん: イギリスの大学の日本学部から卒業して、2012年に日本に引っ越ししました。 2014年からフリーランスになって、日英翻訳に集中しました。 最初はスマホの乙女ゲームの翻訳をやって、経験が積んだらビジュアルノベルを翻訳することになりました。 今まではフロントウイング様の「ISLAND」、すみっこソフト様の「はるまで、くるる」、ゆずソフト様の「千恋*万花」、様々なジャンルのノベルゲームを翻訳しました。 ずっとビジュアルノベルやエロゲーのファンなので、憧れていた作品を仕事で翻訳するのは本当に夢みたいです。 メルさん: 私がイノセントグレイ様の百合シリーズ「FLOWERS」の翻訳を担当したことを知ってくださった方から連絡がきました。 私がすでにSukeraSparoの「ことのはアムリラート」を知っていて、新しい百合ゲームが開発中で、日英翻訳者を探していることを聞いたらすぐに「やりたい!」と返事しました。 このプロジェクトに関わることになって本当にありがたいです。 私が担当しているのは翻訳、校正、テスト及びチームのまとめ役などなど、チームの皆さんがもっと自分の担当分野に専念できるように色々走り回っています。 流行の時期が過ぎたらネット死語になりかねますなので、原文忠実をモットーにしている私はもともと絶対使わない主義ですが、今回の「推しラブ」にはネットスラングが含まれていて、どのように上手く、そのバランスを維持するか苦心しました。 メルさん: キャラのボイスやお芝居と翻訳のマッチングです。 恋ちゃんはギャル子なので、どうやって英語で表せるのかを悩んでいて、最近の若い女の子がどのような言葉を使っているのかを調べてみました。 中国語には類語がありません。 好きなアイドルやキャラクターを呼ぶ時は普通に愛称で呼んでいます。 ですが、元々日本語の「推し」も正式な日本語ではありませんし、近年、「単推し」などのネット用語も中国のオタクの間に広がりました。 さんざん頭を悩ませた結果、そのまま「推」を使うことにしました。 メルさん: ガチャゲームやオタク文化の言葉を翻訳することです。 英語圏でもこういう文化が日本に大きく影響されて、ファンが日本語の言葉をそのまま使うことがあるし、ファンだけが分かる独得な言葉も多いです。 このようなネットスラングをあまり分からないまま適当に使ったら変な印象になってしまうので、ちゃんと理解するように努力しました。 ウルホシ ケイジンさん: 印象的なエピソードではないですが、志乃とあくるが推しの為に言語を勉強し、他の国のONLY展で同人誌を販売することになるなんて、凄まじい行動力を感じさせられました。 「推し」は単なる「好きなキャラクター」だということだけに留まらず、自分にいい影響を与え、自分をもっと素敵な存在にしてくれる、とても素晴らしい存在だと思います。 例を言うと、中国語タイトル「一生推不如一生恋」は「一生推すより一生恋する」という意味です。 「XX一生推し」のは中国のオタクでもよく言う言葉なので、このタイトルを見た瞬間に思わず吹き出すかもしれません。 又、あくるの中国語名「愛来」は「ラブが来る」という意味が含まれて、クリア済みのプレイヤーがゲームを振り返ってみれば、また新しい楽しめ方が湧いてくるかもしれません。 あくると恋のカップル名は「恋愛」、「愛恋」、「ラブラブ」、「ラブコイ」など、色々な可愛い可能性を感じさせています。 メルさん: 日本語のタイトルで意味が色々詰め込んでいて、例えば「恋」は恋愛の意味が含まれているし、キャラの名前にもなるので直訳するのは無理です。 そのため新しいタイトルを考えました。 日本語の省略「推しラブ」をそのままにして、英語の新タイトルを追加しました。 「OshiRabu; Waifus Over Husbandos」。 あの有名な「花より男子」が英語で「Boys Over Flowers」に翻訳されたので、それを基づいて「Waifus Over Husbandos」にしました。 英語圏のアニメやガチャゲームのファンが女推しキャラを「Waifu」、男推しキャラを「Husbando」と言います。 あと恋はあくるをお嫁にしたいので、結局(二次元の)男性ではなく、(本物の嫁の)女性のほうがいいっていう意味が含まれています。 乙女心を持つ二人が寄り添って、そしてぶつかり合い、そこから何かが生まれる……。 そんな二人だけの片隅に咲いた一輪の純白な花に名前を付けるなら、それは「百合」です。 あの百合百合な女子高校ライフが魅力的で、ドキドキしました。 あとは「神無月の巫女」……やっぱり黒髪の百合子が好きですね!(笑) イノセントグレイ様の「FLOWERS」シリーズは設定とか雰囲気で「マリア様がみてる」と似て、ちょっと懐かしい思いでやりました。 静かに女の子たちの間の複雑な関係が器用に書かれていて、少しシリアスの物語を楽しみたい方におすすめです。 あと、最近はちょっと(かなり)変わっているホラー系の百合ノベルゲーム「真愛の百合は赤く染まる」も楽しんでいました。 気の弱い方にお勧めしませんが、ホラーが好きなのでホラー系百合があって嬉しいです。 最近ヒットしたのは元々人気があって高く評価された「やがて君になる」、話題性がある「Citrus」、日常系や萌えアニメが好きな人でも楽しめられるソフト百合作品「私に天使が舞い降りた!」等々です。 しかし、毎年各地で百合ONLY展が開催されたり、自発的に百合ゲームの宣伝をする人がいたり、百合の新作アニメを語り合いたり……まだまだ小さな輪ですけど、確実に百合を好きでいる人がいます。 今回の「推しラブ」も今のところ、DSスマイル先生のウェイボーでの宣伝以外中国大陸向けの広報はないですが、作品の情報がかなり広がっていて驚きました。 メルさん: イギリスでアニメ・漫画などがまだニッチェのサブカルチャーなので、百合はもっとニッチェですね。 しかし、最近同性結婚が法的に認められて、LGBTに興味がある方もいるので、テレビドラマとかでもLGBTキャラが出てきて、百合ファンも嬉しいと思います。 もっとグローバル的な視点からみると英語圏で同人ゲームみたいな「インディーズゲーム」が最近ブームになって、百合ゲームも色々出てきます。 ウルホシ ケイジンさん: タイトルから見てはじめはアイドルとファンとのラブストーリーと勘違いしました(笑)。 ビジュアルが素晴らしいと思っています。 メルさん: ストーリーを読む前でもDSマイル様の絵に一目惚れでした。 水彩画みたいに優しいけど、鮮やさもあります。 内容的には微笑ましい感じがしました。 恋ちゃんが単純にあくるの趣味に興味を持ってくれて、あくるも素直に推しキャラへの愛情を表して、オタ友の志乃と盛り上がっているシーンもありますので、オタク生活は恥ずかしいことではないという印象がよかったです。 もしあくるは推しを追いかける日常を毎日ツイッターにあげるなら、全部「いいね」をつけるのでしょう(笑)。 メルさん: あくるです! 私の性格に近いからです。 今はガチャゲームが流行っている時代です。 プレイヤーたちの日常を語る作品はそうそうないので、そこが見所かと私は思います。 メルさん: オタクのあくるとギャルの恋のやり取りが面白いです。 どうやってこのまったく性格が違うキャラが恋人になるのかが気になってどんどん読みたくなってしまいます。 違う所を言うと……、とある有名な乙女ゲームのプレイヤーたちは、推しを「旦那」と呼び、お互いを「奥さん」と呼び合います。 同人誌を作るのもウェブショップの印刷サービスを使うことがあるとお聞きしました。 百合をたしなみつつ語学習得もできるだなんて一石二鳥!翻訳者さんたちの百合への愛にもぜひ触れてみてくださいね。 ウルホシ ケイジン(浥轻尘) 中国出身、ゲームパブリッシャ会社に在職中、趣味でボランティア翻訳活動をしています。 翻訳したゲームジャンルはRPGからノベルゲームまで、約4本あります。 気になるゲームやパブリッシングを担当するゲームなら無料な翻訳サービスを提供することでも可能です!気軽にお問い合わせください。 メル メルです!イギリス生まれ育ち、2012年オックスフォード大学の日本学部を卒業して、来日しました。 ビジュアルノベル中心に日英翻訳をやって、ローカライズやパブリッシング会社の運営もやっています。 趣味はゲーム、読書、猫ちゃんと遊ぶことです。

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[200228] [SukeraSomero] 推しのラブより恋のラブ DL版 + アップデートパッチ Ver1.01

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逆にコントラストが大き過ぎても目に負担がかかる ボックスの不透明度を最大にしても状況は改善されない。 ボリュームは五時間程度と少ないが、シナリオの内容を考えればむしろ十分過ぎるほど。 描くべきところを描くというよりは、ほとんど書きたいところだけを書いたような構成。 コメディ作品の肝はギャグであるが、笑えるところは個人的に全くなかった。 日記を読まされ妄想を延々と聞かされているような気分だった。 主人公が男性の推しキャラの名を数百回に渡って口にする為、その度にテンションが下がった。 それが尊敬に値する男性なら、個人的にはほとんど問題無いのだが。 Sukera作品は最初のシリーズを除き、次からは体験版をプレイすることにしようと決めた。 以下、ネタバレは特に無し。 と言ってもほとんど書くことが無かった。 物語とは、世界の変革、個人の心境変化、それらの変化量。 脚本的演出とは、見せ場を指す。 作画的演出とは、印象的な絵。 音響的演出とは、音楽と効果音の使い方。 スクリプトとは、画面効果を指す。 カラオケ中にケータイいじってる主人公…… そういうのはせめてもっと仲良くなってからにしてやって欲しいところ。 シナリオで疲れて何も考えたくないので特に言及はしない。 マグカップが割れた場面、耳の位置があまりに下過ぎる。 先に挙げた通り、文字の視認性が良くない。 ルビも小さ過ぎて読みにくい。 男性の声をオフに出来るのは気が利いている。

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推しのラブより恋のラブをやってみました

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ハブロッツは本日(2020年2月12日),同社のゲームブランドSukeraSparoより,2月28日に発売を予定しているPC向けアドベンチャーゲーム「」の物語チーム(シナリオライターのオグリアヤさんと,中国語版翻訳担当のウルホシ ケイジンさん&英語版翻訳担当のメルさん)の 公式インタビューを公開した。 本作のクリエイター陣が制作時のエピソードと「推しのラブより恋のラブ」の魅力を語る,4週連続インタビュー企画第3弾は, オグリアヤさんと ウルホシ ケイジンさん& メルさんが登場。 4週連続インタビュー企画の最終回となる次回は,2月19日に掲載。 声優チーム(速星あくる役の 猫村さんと古館 恋役の 北大路ゆきさん)が登場の予定だ。 シナリオライターとして、これまでどういった作品に携わられていたのでしょうか? オグリアヤさん(以下、オグリさん): シナリオライターとしては推し恋が初めての作品です。 Webメディアで記事を書いたり、個人で百合小説の同人誌を出したりはしていました。 現在は、『初恋シフト』という百合ゲームのシナリオも担当しています。 2019年12月現在、ゲーム開発のための活動支援をpixivFANBOX ファンボックス 上で募集中。 古賀Pとは以前ご挨拶させていただいたことはあったんですが、すごく驚きました。 タイトルやキャッチコピーを考える時はテーマごと 今回は「同棲」「宇宙、星」「夢女子」「キャラの名前をもじったもの」など に10個ずつ案を出すようにしているんですが、今回は計80個くらい案を出して、その中からSukeraSomeroさんに選んでいただきました。 夢女子向けのサイトではたびたび登場する機能です。 女が好きなオグリは「日常で交わることのない二人が交わってる……! この企画書はインクで印刷できるレズビアンバーやで」と思いました。 お寿司が好きなオグリはお寿司のことを考えていました。 全体的に、ポジティブな印象だった気がします。 王道ラブコメは昔から男女も女性同士も好きなんですが、社会人になってからは社会人百合ばかり書いてきたので……。 そこで、ふたりを脳内で大人にすることにしました。 恋は20歳のネイリスト、あくるは29歳のOL……推しの色のネイルをしたくてネイルショップに訪れたあくるに、恋(20)はひと目で恋に落ちてました。 その場で恋は告白、あくるは戸惑いながらも恋の純粋な好意に惹かれていきます。 そのシーンを想像した瞬間、これはたとえいつ出会っても恋に落ちる運命の二人になれるなと思ったので、そこから過去にさかのぼって二人を出会わせました。 ターミネーターみたいなもんですね。 ちょうど同時期に彼女と別れて傷心のまま多種多様な女性と多種多様な関係を結び、6月くらいからちゃんと書き始めて9月にはできていたような……。 VIO脱毛していたとしても成人女性で生えていないことはないので、私は生やしたかったんですが、それで避けてしまうユーザーの方もいるらしく……私も陰毛が生えてる合理的な理由を説明できなかったので、結局無毛になりました。 その作品はファンタジー色が強いので一緒に暮らすハードルも高くないんですが、現代日本で良識のある大人の女性が高校生を家に住まわせるには理由づけが必要でした。 また、女の人に急に抱きついたり、嘘をついてたくさんの女性にアプローチしたりするあくるのラブコメ的行動や考え方をなくし、私なりに現代の価値観へとアップデートしています。 ほかにも、あくるは恋のアプローチを強く断りますが、それが同性愛差別につながらないよう同性だからという理由でアプローチを否定しないことを心がけたりとか……男女問わず、現代を生きるユーザーにも受け入れられるラブコメ表現について結構悩みました。 オグリさん: オタクの友達や自分自身をモデルにしています。 例えば、志乃とあくるは幼馴染で仲がいいのですが、オタク趣味で言えば死ネタが好きな志乃とハッピーエンドが好きなあくるは解釈が合いません。 これは、私の高校時代の友達二人の関係性をもとにしています。 また、言動やエピソードのモデルではないのですが、あくるのオタク趣味への姿勢や根の真面目さ、ショタ好きなどはVtuberの鈴鹿詩子さんを参考にしながら執筆しました。 画面の向こう側の世界のチビっ子たちに人気絶大のカリスマ的「うたのおねえさん」。 あくるは身長もあるし、立ち居振る舞いもきれいだから女性からモテるんですよね。 コメディっぽいシーンではあるんですが、あくるの恋への気持ちの転換点でもあるので、個人的に好きなシーンです。 あとはR18のアペンドは好きなシーンだらけですね。 詳しくは言えないんですが、お酒ってエッチだな……って。 社会人のキャラが好きなのでキャラクターを作るときは早々に職種を決めるのですが、今回企画をいただいた際から『高級ホテルのフロント係』が思い浮かんでいました。 そこから掘り下げていって「給与は安くないし、いい生活をしていそう」とか「外国語を話せるのが必須だし、それがオタク趣味で身につけたものだと面白いな」とか「美容意識は低くないけどお金の使い方が下手で、デパコスばっかり買ってそう」とか、キャラクターの輪郭が見えてきたような気がします。 あとは、それなりにかわいい女の子を見てきた恋がひと目で恋に落ちるような、ビジュアルや仕草を心がけています。 結果的に、私の性癖が詰め込まれたキャラクターになってしまいました。 真面目だけど頭が硬いわけではなくて、物静かだけど自分を楽しませるのが上手な、恋ちゃんが惚れるのもわかる素敵な女の人だと思います。 【恋について】 恋ちゃんは企画でいただいた段階から、私の中には住んでいないキャラクターだと感じたので、モチーフにした作品のヒロインをベースにしながら今まで接してきた人達を思い浮かべて設定の肉付けをしています。 恋ちゃんは一途な女の子で、あくるを振り向かせるためならちょっとした嘘もついてしまうようなずるさを持った子でもあります。 したたかと言ったほうがいいかもしれません。 そのような部分も含め、あくると対照的な考え方やビジュアルになるようにしました。 ただそれだけでは恋には落ちても、お互いを思いやれる恋人にはなれないので、根の性格はあくるに近い人物にしています。 嘘をつけば後悔するし、したたかだけど自分を騙してまでは物事を成し遂げたいとは思わない、そんな一途な女の人だと思います。 あとリバ寄りのネコです。 【志乃について】 志乃はあくるにとっての良き相談役であり、時に起爆剤を放り込むストーリーをリードしてくれるキャラクターとして設定しました。 そのため、二人よりも意図的に頭のいい(視野の広い)キャラクターにしています。 その上で言うにもあれですが、自分をかなりモデルにしました。 作中で志乃は一週間で同人誌即売会を立ち上げますが、実際私も一ヶ月弱で同人誌即売会を立ち上げたことがあったり、行動力が強すぎるオタクなんですね。 自分自身でも、そのことがわかっているから周囲と一線を引いた立ち位置におさまっています。 他人とコミュニケーションを取ることが少ないホテルのリネン係として働いていたり、恋愛の当事者らしい発言がなかったり……自覚ある変人というか……なんというか。 あくると同世代なので、当時流行っていたジャンルを思い出しながら楽しく書かせていただきました。 そんな二人の関係性が大好きです。 恋愛感情としか言えないような感情が描かれている作品を読んでは「は〜〜〜どっこい! 恋愛感情〜〜〜〜」って叫んでいますね。 たとえば『おとなになっても』の朱里と綾乃や『あの娘にキスと白百合を』の伊澄と千春、『とどのつまりの有頂天』の蓮と美古都とか『熱帯魚は雪に焦がれる』の小夏と小雪とか……好きなのに嫌われるのがこわいから踏み込めない関係が私の中の流行の最先端ですね。 いまさら何を言ってるんだと思うかもしれないんですが、流行は何度でもめぐるので、恋愛感情は私の中では三度目くらいのブームです。 人間の感情の中で一番かわいいものって「嫌われたくない」という感情だと思ってるので「嫌われたくなくない、でも踏み込みたい」みたいなモノローグがあると嗚咽しちゃいますね。 また、大人が登場する日本の百合作品は、まだまだ海外に進出していないと思うので、大人のキャラクターが登場する百合作品の魅力が伝わったら嬉しいです。 オグリさん: 『推しのラブより恋のラブ』はイラストやデザイン、キャスティングまで素敵な作品を作られてきた方々が百合への愛を込めて作った作品です。 恋愛感情の百合オタクも一生懸命あくると恋の恋を応援しながら書きました。 明るく楽しめる百合コメディになっているかと思うので、今まで百合ゲームをやったことがない人もぜひプレイしてみてください。 表現、描写に一切嘘偽りのないリアルな女の子同士の世界がキラキラと描かれている『推しのラブより恋のラブ』!みなさまどうぞお楽しみに! オグリアヤ(Oguri Aya) シナリオライター。 会社員として働く傍ら、女性同士の特別な関係を描く「百合」ジャンルの創作活動に励む。 大人百合中心同人誌即売会2OLの立ち上げから企画・運営までを担当。 見守り百合アドベンチャーゲーム『初恋シフト』メインシナリオライター。 ウルホシ ケイジンさん: インディゲームのローカライゼーション及びパブリッシングをやっています。 メルさん: イギリスの大学の日本学部から卒業して、2012年に日本に引っ越ししました。 2014年からフリーランスになって、日英翻訳に集中しました。 最初はスマホの乙女ゲームの翻訳をやって、経験が積んだらビジュアルノベルを翻訳することになりました。 今まではフロントウイング様の「ISLAND」、すみっこソフト様の「はるまで、くるる」、ゆずソフト様の「千恋*万花」、様々なジャンルのノベルゲームを翻訳しました。 ずっとビジュアルノベルやエロゲーのファンなので、憧れていた作品を仕事で翻訳するのは本当に夢みたいです。 メルさん: 私がイノセントグレイ様の百合シリーズ「FLOWERS」の翻訳を担当したことを知ってくださった方から連絡がきました。 私がすでにSukeraSparoの「ことのはアムリラート」を知っていて、新しい百合ゲームが開発中で、日英翻訳者を探していることを聞いたらすぐに「やりたい!」と返事しました。 このプロジェクトに関わることになって本当にありがたいです。 私が担当しているのは翻訳、校正、テスト及びチームのまとめ役などなど、チームの皆さんがもっと自分の担当分野に専念できるように色々走り回っています。 流行の時期が過ぎたらネット死語になりかねますなので、原文忠実をモットーにしている私はもともと絶対使わない主義ですが、今回の「推しラブ」にはネットスラングが含まれていて、どのように上手く、そのバランスを維持するか苦心しました。 メルさん: キャラのボイスやお芝居と翻訳のマッチングです。 恋ちゃんはギャル子なので、どうやって英語で表せるのかを悩んでいて、最近の若い女の子がどのような言葉を使っているのかを調べてみました。 中国語には類語がありません。 好きなアイドルやキャラクターを呼ぶ時は普通に愛称で呼んでいます。 ですが、元々日本語の「推し」も正式な日本語ではありませんし、近年、「単推し」などのネット用語も中国のオタクの間に広がりました。 さんざん頭を悩ませた結果、そのまま「推」を使うことにしました。 メルさん: ガチャゲームやオタク文化の言葉を翻訳することです。 英語圏でもこういう文化が日本に大きく影響されて、ファンが日本語の言葉をそのまま使うことがあるし、ファンだけが分かる独得な言葉も多いです。 このようなネットスラングをあまり分からないまま適当に使ったら変な印象になってしまうので、ちゃんと理解するように努力しました。 ウルホシ ケイジンさん: 印象的なエピソードではないですが、志乃とあくるが推しの為に言語を勉強し、他の国のONLY展で同人誌を販売することになるなんて、凄まじい行動力を感じさせられました。 「推し」は単なる「好きなキャラクター」だということだけに留まらず、自分にいい影響を与え、自分をもっと素敵な存在にしてくれる、とても素晴らしい存在だと思います。 例を言うと、中国語タイトル「一生推不如一生恋」は「一生推すより一生恋する」という意味です。 「XX一生推し」のは中国のオタクでもよく言う言葉なので、このタイトルを見た瞬間に思わず吹き出すかもしれません。 又、あくるの中国語名「愛来」は「ラブが来る」という意味が含まれて、クリア済みのプレイヤーがゲームを振り返ってみれば、また新しい楽しめ方が湧いてくるかもしれません。 あくると恋のカップル名は「恋愛」、「愛恋」、「ラブラブ」、「ラブコイ」など、色々な可愛い可能性を感じさせています。 メルさん: 日本語のタイトルで意味が色々詰め込んでいて、例えば「恋」は恋愛の意味が含まれているし、キャラの名前にもなるので直訳するのは無理です。 そのため新しいタイトルを考えました。 日本語の省略「推しラブ」をそのままにして、英語の新タイトルを追加しました。 「OshiRabu; Waifus Over Husbandos」。 あの有名な「花より男子」が英語で「Boys Over Flowers」に翻訳されたので、それを基づいて「Waifus Over Husbandos」にしました。 英語圏のアニメやガチャゲームのファンが女推しキャラを「Waifu」、男推しキャラを「Husbando」と言います。 あと恋はあくるをお嫁にしたいので、結局(二次元の)男性ではなく、(本物の嫁の)女性のほうがいいっていう意味が含まれています。 乙女心を持つ二人が寄り添って、そしてぶつかり合い、そこから何かが生まれる……。 そんな二人だけの片隅に咲いた一輪の純白な花に名前を付けるなら、それは「百合」です。 あの百合百合な女子高校ライフが魅力的で、ドキドキしました。 あとは「神無月の巫女」……やっぱり黒髪の百合子が好きですね!(笑) イノセントグレイ様の「FLOWERS」シリーズは設定とか雰囲気で「マリア様がみてる」と似て、ちょっと懐かしい思いでやりました。 静かに女の子たちの間の複雑な関係が器用に書かれていて、少しシリアスの物語を楽しみたい方におすすめです。 あと、最近はちょっと(かなり)変わっているホラー系の百合ノベルゲーム「真愛の百合は赤く染まる」も楽しんでいました。 気の弱い方にお勧めしませんが、ホラーが好きなのでホラー系百合があって嬉しいです。 最近ヒットしたのは元々人気があって高く評価された「やがて君になる」、話題性がある「Citrus」、日常系や萌えアニメが好きな人でも楽しめられるソフト百合作品「私に天使が舞い降りた!」等々です。 しかし、毎年各地で百合ONLY展が開催されたり、自発的に百合ゲームの宣伝をする人がいたり、百合の新作アニメを語り合いたり……まだまだ小さな輪ですけど、確実に百合を好きでいる人がいます。 今回の「推しラブ」も今のところ、DSスマイル先生のウェイボーでの宣伝以外中国大陸向けの広報はないですが、作品の情報がかなり広がっていて驚きました。 メルさん: イギリスでアニメ・漫画などがまだニッチェのサブカルチャーなので、百合はもっとニッチェですね。 しかし、最近同性結婚が法的に認められて、LGBTに興味がある方もいるので、テレビドラマとかでもLGBTキャラが出てきて、百合ファンも嬉しいと思います。 もっとグローバル的な視点からみると英語圏で同人ゲームみたいな「インディーズゲーム」が最近ブームになって、百合ゲームも色々出てきます。 ウルホシ ケイジンさん: タイトルから見てはじめはアイドルとファンとのラブストーリーと勘違いしました(笑)。 ビジュアルが素晴らしいと思っています。 メルさん: ストーリーを読む前でもDSマイル様の絵に一目惚れでした。 水彩画みたいに優しいけど、鮮やさもあります。 内容的には微笑ましい感じがしました。 恋ちゃんが単純にあくるの趣味に興味を持ってくれて、あくるも素直に推しキャラへの愛情を表して、オタ友の志乃と盛り上がっているシーンもありますので、オタク生活は恥ずかしいことではないという印象がよかったです。 もしあくるは推しを追いかける日常を毎日ツイッターにあげるなら、全部「いいね」をつけるのでしょう(笑)。 メルさん: あくるです! 私の性格に近いからです。 今はガチャゲームが流行っている時代です。 プレイヤーたちの日常を語る作品はそうそうないので、そこが見所かと私は思います。 メルさん: オタクのあくるとギャルの恋のやり取りが面白いです。 どうやってこのまったく性格が違うキャラが恋人になるのかが気になってどんどん読みたくなってしまいます。 違う所を言うと……、とある有名な乙女ゲームのプレイヤーたちは、推しを「旦那」と呼び、お互いを「奥さん」と呼び合います。 同人誌を作るのもウェブショップの印刷サービスを使うことがあるとお聞きしました。 百合をたしなみつつ語学習得もできるだなんて一石二鳥!翻訳者さんたちの百合への愛にもぜひ触れてみてくださいね。 ウルホシ ケイジン(浥轻尘) 中国出身、ゲームパブリッシャ会社に在職中、趣味でボランティア翻訳活動をしています。 翻訳したゲームジャンルはRPGからノベルゲームまで、約4本あります。 気になるゲームやパブリッシングを担当するゲームなら無料な翻訳サービスを提供することでも可能です!気軽にお問い合わせください。 メル メルです!イギリス生まれ育ち、2012年オックスフォード大学の日本学部を卒業して、来日しました。 ビジュアルノベル中心に日英翻訳をやって、ローカライズやパブリッシング会社の運営もやっています。 趣味はゲーム、読書、猫ちゃんと遊ぶことです。

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