【考察1】須賀さんの安井刑事との会話での涙の理由は原作にあった! 劇中、須賀さんは安井刑事との会話の最中に自分でも気づかず涙を流します。 安井「須賀さん・・・あなた、大丈夫ですか?」 須賀「はぁ?何がです?」 安井「いや、あなた今、泣いてますよ」 出展 天気の子 映画では須賀さんはなぜ泣いたのか、全く説明されなかったので分からずじまいでした。 SNSなどネットでも様々な考察がなされていますが、 実は原作小説でこの時の須賀さんの胸中が心の声として描写されているんです。 あの柱に刻まれているのは、三歳までここで育った萌花の身長だ。 明日花の文字もある。 文字も記憶も、まるで数日前のような鮮やかさでそこにある。 須賀「そんな話、おれにされても・・・」 そこまでして会いたい人。 帆高にはいるのか。 俺にはどうか。 全部を放り投げてまで会いたい人。 世の中全部からお前は間違えていると嗤われたとしても、会いたい誰か。 俺にも、かつてはいたのだ。 明日花。 安井「須賀さん・・・あなた、大丈夫ですか?」 (~以下略) 出展 天気の子原作小説 原作小説を読むと、須賀さんがあの時なぜ泣いていたのか、ハッキリと説明されていますね。 須賀さんは帆高が何もかもを投げ捨てて一心に陽菜の元を駆け出す姿を見て、自分を重ねていたんですね。 そして帆高にとっての陽菜のように、須賀さんにとってかけがえのない大事な人・明日花を想う気持ちが鮮明に蘇ってきた。 大人になって「大事なものの順番を入れ替えられなくなった」と思い込んでいた須賀さんも、帆高の純粋な心に触れてかつての気持ちを思い出した、そして涙が出た。 これが 須賀さんが涙を流した理由の真実だったのですね。 【考察2】須賀さんが指輪を触るのは亡き妻への未練 劇中では須賀さんの指輪が触るところが何度も映し出され、意味深に感じますよね。 私は最初、須賀さんの指輪は最初大きい指輪をはめていたのかと思ったのですが、実はこれは自分の指輪と亡くなった奥さんの指輪を2つはめているんです。 つまり須賀さんが指輪を何度も触るシーンは、 妻・明日花さんへの未練を断ち切れていないことを暗示していると考えることができます。 作中では他にも須賀さんは明日花さんへの未練を断ち切れていない様子が描かれています。 須賀「明日花・・・」 夏美「今でも奥さんを夢に見るんだ」 このように、須賀さんが亡くなった奥さんへの未練を断ち切れていないことは、最後には帆高を応援する須賀さん=過去への後悔を払拭した須賀さんへの至るための重要な伏線として度々暗示されていたんですね。 そして指輪を何度も触る描写もその1つだったと考えることができます。 実はK&Aプランニングは須賀さんと・妻の明日花が2人で立ち上げた事務所であることが、これまた原作小説の中でのみ語られているんです。 Kは「圭介のK」、Aは「明日花のA」でK&Aプランニングだったのですね。 【考察4】須賀さんも過去は家出少年だった 須賀さんは、作中で何度も自分の姿を帆高に投影して見ている描写がありましたが、それは須賀さんも過去、家出少年だったからでした。 それは須賀さんと夏美さんとの会話から読み取れます。 夏美「放っておかなかったんでしょ、自分と似てて。 」 須賀「どう言う意味だよ」 夏美「帆高くんはたぶん、野良猫のアメちゃんの境遇を自分と重ねちゃったわけでしょ。 それって圭ちゃんが帆高くんを拾った理由と同じじゃん」 この会話を言い換えると、須賀さんは自分と同じ境遇だったから帆高を拾った。 と解釈できますね。 実は須賀さんも10代の頃、家出少年だった過去があったんです。 実は小説版でのみ語られているのですが、 須賀家は代々議員をやっている名家なんです。 そしてその兄が夏美さんの父だったというわけです。 こんな家庭環境に嫌気がさした須賀さんは東京へ家出、そこで明日花さんに出会ったという過去だったんですね。 こうした経緯は帆高にそっくり。 それが理由で須賀さんは自分を重ねてみてしまうことが多かったんですね。 【考察5】須賀さんがラストで帆高を行かせた理由 須賀さんはラストシーンで、屋上への急ぐ帆高を止めます。 しかし、最終的にはリーゼント刑事を殴り倒すまでしてでも帆高のことを行かせようとしました。 この須賀さんの心情の変化も明示的には語られません。 しかし今回の記事で紹介してきた上記の伏線を理解していると、ぼんやりと須賀さんの心境が読めてきます。 まず前提として、須賀さんは安井刑事との会話の際に、陽菜を一心に追いかける帆高に羨ましさと共感を覚え始めていました。 例え泣いてることに気づかないほど無意識でも。 穂高に自分を投影して、何を投げ出してもいいと思っていた明日花への気持ちを思い出してしまったんですね。 しかし気持ちの整理のつかぬまま、廃ビルまで来てしまった。 最初は「大人」になってからの自分の常識を優先して帆高を止めた須賀さんでしたが、刑事に倒された帆高を見て明日花に会えなくなった自分を重ねてしまった。 須賀さんの「年取ると、大事なもんの優先順位が入れ替えられなくなる。 」の発言はこのラストのシーンにつながっていた。 そう考えるとより素敵なシーンに思えてきます。 考察まとめ 今回は天気の子の重要人物である須賀圭介の裏設定について考察してみました。 劇中では彼の心中について深くは語られず視聴者の想像力に任せている部分も多かったですが、原作小説で描かれている彼のバックグラウンドを知ると随分と感情移入しやすくなるではないでしょうか。 最後までご覧いただき、ありがとうございました。 コメントありがとうございます。 実は私も全く同じ仮説を立てていました! ただ1つひっかかるのは、須賀さんは雲龍図のおじさんの天気の巫女の話に対して、「うさんくせえ・・・」と呟いているんですよね。 これは誰かに向けた言葉じゃなくてぼそっと独り言なので本心だと思います。 つまり須賀さんは天気の巫女のことを信じていないのは確実ではないかと思っています。 一方で、帆高のことを先回りして廃ビルにいたのは何か裏設定を感じずにはいられませんよね。 須賀さんの奥さんは天気の巫女であったけど須賀さんはそれを信じていなかった。 けど帆高と陽菜の登場で信じ始めていた?とかなのかなあと。 あとは須賀さんが帆高に最初にふった仕事が晴れ女の調査だって点も伏線だったのかなと考察してます。
次のContents• 天気の子その後のストーリー話は? ここでは、映画「天気の子」のその後のストーリー話について深くまとめていきます。 小説は最速で2019年7月18日に手に入れることができ、劇場では2019年7月19日に公開されます。 「天気の子」の最後のシーンを簡潔にまず説明していきます。 あの日から、 2年半先の視点で最後のシーンは描かれています。 森島帆高は2年半、陽菜に会うことが出来ていませんでした。 それは、東京で様々な嫌疑が掛けられていて、保護観察期間中だったからです。 高校での卒業式を終え、2度目のフェリーに乗り、東京へ行きます。 東京の大学に通うことになり、気候が変わってしまった現代の時代について学ぶために、農学部を選びました。 そこで、再び、冨美さんや須賀さんと出会います。 2年半先では3人の社員を雇っています。 子猫だったはずのアメも大きくなっていました。 帆高は、陽菜の自宅がある、田淵へ向かいます。 家への続く坂道の上には陽菜の姿が・・・。 目をつむって、両手を組んでる陽菜。 帆高が「陽菜さん!」と叫ぶと、陽菜は帆高に気づき、「帆高!」と叫びます。 陽菜は高校3年生ということで制服を着ていました。 お馴染みのフードも被っていました。 2人は出会い、抱き合い、2人の目には涙が、そして、帆高は陽菜の手を握り、「僕たちは、大丈夫だ」と声をかけ、物語は幕を閉じます。 小説の少し最後を引用させていただきます。 まるで陽に照らされたように、陽菜さんの顔が輝く。 つないだ僕たちの手を、雨の雫がそっと撫でるように流れていく。 引用:小説 天気の子 帆高と再会を果たし、陽菜の心には晴れ模様になりました。 正直、私は最後に再会し、降り続いていた雨が止み、2人の出会いを祝福するかのように、空が元気いっぱいの晴れをプレゼントしてくれると思っていました。 レインボーブリッジも沈んでいます。 しかし、そこまで描かなかったのも新海誠監督らしく素敵だと思いました。 天気の子の続編の漫画や小説の発売する可能性は? 続編に関する漫画や小説が発売する 可能性は極めて低いと思います。 前作「君の名は。 」での、続編も出ていないことから、望みは叶わず、ファンとしては少し残念な気持ちがあります。 全てストーリーや言動について説明するのではなく、あえて新海誠監督は視聴者が考える余白を残していると感じます。 続編とは関係ないですが、「天気の子」の本編が描かれた漫画の発売はあると思います。 日本を超えて、世界で愛される作品なので、どう描かれるのかも楽しみですね。 まとめ 今回は「天気の子その後のストーリー話は?続編の漫画や小説の発売する可能性は?」というタイトルでまとめてみました。 やはり、本編ストーリーのその後の話については気になりますよね。 登場人物の未来の話、どうストーリーが受け継がれていったのか、私自身も興味があります。 「天気の子」のその後のストーリー話は小説や映画で本編を知った上で、詳しく考えていきたいと思いますのでよろしくお願いします。 続編の可能性についても、面白いSSがあれば、紹介していきますね。
次の【考察1】須賀さんの安井刑事との会話での涙の理由は原作にあった! 劇中、須賀さんは安井刑事との会話の最中に自分でも気づかず涙を流します。 安井「須賀さん・・・あなた、大丈夫ですか?」 須賀「はぁ?何がです?」 安井「いや、あなた今、泣いてますよ」 出展 天気の子 映画では須賀さんはなぜ泣いたのか、全く説明されなかったので分からずじまいでした。 SNSなどネットでも様々な考察がなされていますが、 実は原作小説でこの時の須賀さんの胸中が心の声として描写されているんです。 あの柱に刻まれているのは、三歳までここで育った萌花の身長だ。 明日花の文字もある。 文字も記憶も、まるで数日前のような鮮やかさでそこにある。 須賀「そんな話、おれにされても・・・」 そこまでして会いたい人。 帆高にはいるのか。 俺にはどうか。 全部を放り投げてまで会いたい人。 世の中全部からお前は間違えていると嗤われたとしても、会いたい誰か。 俺にも、かつてはいたのだ。 明日花。 安井「須賀さん・・・あなた、大丈夫ですか?」 (~以下略) 出展 天気の子原作小説 原作小説を読むと、須賀さんがあの時なぜ泣いていたのか、ハッキリと説明されていますね。 須賀さんは帆高が何もかもを投げ捨てて一心に陽菜の元を駆け出す姿を見て、自分を重ねていたんですね。 そして帆高にとっての陽菜のように、須賀さんにとってかけがえのない大事な人・明日花を想う気持ちが鮮明に蘇ってきた。 大人になって「大事なものの順番を入れ替えられなくなった」と思い込んでいた須賀さんも、帆高の純粋な心に触れてかつての気持ちを思い出した、そして涙が出た。 これが 須賀さんが涙を流した理由の真実だったのですね。 【考察2】須賀さんが指輪を触るのは亡き妻への未練 劇中では須賀さんの指輪が触るところが何度も映し出され、意味深に感じますよね。 私は最初、須賀さんの指輪は最初大きい指輪をはめていたのかと思ったのですが、実はこれは自分の指輪と亡くなった奥さんの指輪を2つはめているんです。 つまり須賀さんが指輪を何度も触るシーンは、 妻・明日花さんへの未練を断ち切れていないことを暗示していると考えることができます。 作中では他にも須賀さんは明日花さんへの未練を断ち切れていない様子が描かれています。 須賀「明日花・・・」 夏美「今でも奥さんを夢に見るんだ」 このように、須賀さんが亡くなった奥さんへの未練を断ち切れていないことは、最後には帆高を応援する須賀さん=過去への後悔を払拭した須賀さんへの至るための重要な伏線として度々暗示されていたんですね。 そして指輪を何度も触る描写もその1つだったと考えることができます。 実はK&Aプランニングは須賀さんと・妻の明日花が2人で立ち上げた事務所であることが、これまた原作小説の中でのみ語られているんです。 Kは「圭介のK」、Aは「明日花のA」でK&Aプランニングだったのですね。 【考察4】須賀さんも過去は家出少年だった 須賀さんは、作中で何度も自分の姿を帆高に投影して見ている描写がありましたが、それは須賀さんも過去、家出少年だったからでした。 それは須賀さんと夏美さんとの会話から読み取れます。 夏美「放っておかなかったんでしょ、自分と似てて。 」 須賀「どう言う意味だよ」 夏美「帆高くんはたぶん、野良猫のアメちゃんの境遇を自分と重ねちゃったわけでしょ。 それって圭ちゃんが帆高くんを拾った理由と同じじゃん」 この会話を言い換えると、須賀さんは自分と同じ境遇だったから帆高を拾った。 と解釈できますね。 実は須賀さんも10代の頃、家出少年だった過去があったんです。 実は小説版でのみ語られているのですが、 須賀家は代々議員をやっている名家なんです。 そしてその兄が夏美さんの父だったというわけです。 こんな家庭環境に嫌気がさした須賀さんは東京へ家出、そこで明日花さんに出会ったという過去だったんですね。 こうした経緯は帆高にそっくり。 それが理由で須賀さんは自分を重ねてみてしまうことが多かったんですね。 【考察5】須賀さんがラストで帆高を行かせた理由 須賀さんはラストシーンで、屋上への急ぐ帆高を止めます。 しかし、最終的にはリーゼント刑事を殴り倒すまでしてでも帆高のことを行かせようとしました。 この須賀さんの心情の変化も明示的には語られません。 しかし今回の記事で紹介してきた上記の伏線を理解していると、ぼんやりと須賀さんの心境が読めてきます。 まず前提として、須賀さんは安井刑事との会話の際に、陽菜を一心に追いかける帆高に羨ましさと共感を覚え始めていました。 例え泣いてることに気づかないほど無意識でも。 穂高に自分を投影して、何を投げ出してもいいと思っていた明日花への気持ちを思い出してしまったんですね。 しかし気持ちの整理のつかぬまま、廃ビルまで来てしまった。 最初は「大人」になってからの自分の常識を優先して帆高を止めた須賀さんでしたが、刑事に倒された帆高を見て明日花に会えなくなった自分を重ねてしまった。 須賀さんの「年取ると、大事なもんの優先順位が入れ替えられなくなる。 」の発言はこのラストのシーンにつながっていた。 そう考えるとより素敵なシーンに思えてきます。 考察まとめ 今回は天気の子の重要人物である須賀圭介の裏設定について考察してみました。 劇中では彼の心中について深くは語られず視聴者の想像力に任せている部分も多かったですが、原作小説で描かれている彼のバックグラウンドを知ると随分と感情移入しやすくなるではないでしょうか。 最後までご覧いただき、ありがとうございました。 コメントありがとうございます。 実は私も全く同じ仮説を立てていました! ただ1つひっかかるのは、須賀さんは雲龍図のおじさんの天気の巫女の話に対して、「うさんくせえ・・・」と呟いているんですよね。 これは誰かに向けた言葉じゃなくてぼそっと独り言なので本心だと思います。 つまり須賀さんは天気の巫女のことを信じていないのは確実ではないかと思っています。 一方で、帆高のことを先回りして廃ビルにいたのは何か裏設定を感じずにはいられませんよね。 須賀さんの奥さんは天気の巫女であったけど須賀さんはそれを信じていなかった。 けど帆高と陽菜の登場で信じ始めていた?とかなのかなあと。 あとは須賀さんが帆高に最初にふった仕事が晴れ女の調査だって点も伏線だったのかなと考察してます。
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