2018年10月から,昭和大学医学部医学教育学講座を担当する泉美貴と申します.本講座は,初代の高木康教授によって創設され,私は前任の木内祐二教授(現 臨床薬理学教室教授)に続く第3代目の教授として就任いたしました.本講座には,私を含め専任の教員が5名在籍しています. 昭和大学は,2018年に創立90周年を迎えた伝統ある大学で,医学部は教育の面ではこれまで早期臨床体験実習,3年次と5年次で同じ診療施設で学ぶ地域医療実習,4年次後期から開始する臨床実習など,モデル・コア・カリキュラムに基づいた教育を実践して参りました.さらに医系総合大学 医・歯・薬・保健医療学部 の強みを活かし,1年次は全学部が混在する全寮制生活(富士吉田市)を送り,PBLや病棟実習など6年間継続的なチーム医療教育(多職種連携教育)を実践するというユニークな教育を展開しています.また8つの附属病院で展開する臨床実習は,多様な疾患を経験することができると共に豊富な人的教育資源によるきめ細やかな教育を可能としています. 本学部は2018年6月には分野別認証評価を受審し,現在日本医学教育評価機構(JACME)による評価を待っている状態です.受審の際には外部評価委員により,本学のカリキュラムに関し,多くの貴重な指摘を受けました.学修成果基盤型(コンピテンス基盤型)を導入すること,ICT information communication and technology を利用した教育の充実,アクティブ・ラーニングの促進などによる過密なカリキュラムの解消,基礎医学と臨床医学の統合,研究マインドの醸成,診療参加型臨床実習の拡充,校舎・病院・スキルスラボなどハード面の充実など,改めるべき項目が山積しています. これらを改善すべくカリキュラム改編を実施し,2020年度から新カリキュラムの導入を予定しています. 現在の高等教育機関,なかんずく医科大学の存在意義と教育内容は社会のニーズに堪えるものでなければなりません.私も含めて本邦では従来ともすると,「医師は卒業してからが勝負」とうそぶき,卒前教育を疎かにする傾向が否めませんでした.しかし,人,物,知識などすべてが一瞬で移動する現代にあっては医学だけがグローバル化の波に取り残されるわけにはいきません.日本人として真の国際人とは何か,医師の姿はどうあるべきか,これからの教育や評価はどうあるべきかなどについて真剣に知恵を絞らなければなりません. 教育の花形は学生であり,教育を授ける教員です.我々医学教育者は,学生と教員によるより良い教育を全面的にサポートし,結果として組織の教育力を高め,優れた医師を世に送り出すことを使命としています.高校を卒業したばかりの若者が6年後には医師として羽ばたいていく過程は,感動的でさえあります.教育は百年の計ですから,目先の結果や利潤に惑わされることなく,たゆまなく活動の歩を進めていく所存でございます. 皆様のご支援,ご鞭撻を賜りますよう,何とぞ宜しくお願い申し上げます. 講座紹介 医学教育学教授 泉 美貴 泉 美貴 教授 泉 美貴(いずみ みき) 教授 M. , Ph. 経歴 医学博士(東京大学 乙13392) 医学教育学講座教授(員外) 昭和63年 川崎医科大学 卒業 平成 2年 川崎医科大学附属病院 病院病理部シニアレジデント 平成 4年 在日横須賀米海軍病院 U. Naval Hospital Yokosuka インターン 平成 5年 山口県立中央病院 病理科 医師 平成 6年 NTT関東逓信病院 (NTT東日本関東病院) 病理診断科 医師 平成10年 東京医科大学 病理学第一講座 講師 平成16年 東京医科大学 病理診断学講座 准教授 平成21年 東京医科大学 医学教育学講座 教授 平成29年 昭和大学医学部 医学教育学講座 教授(員外) 平成29年 昭和大学医学部 医学教育学講座 教授(員外) 平成30年 昭和大学医学部医学教育学講座 教授(主任) 専門分野 皮膚病理診断、医学教育学 専門医等資格 学会等活動の役職 学会活動・委員会 【病理関係】日本病理学会(学術評議員、教育委員会委員コンサルタント)、日本臨床細胞学会、日本臨床検査医学会、 日本婦人科腫瘍学会(評議員・幹事)、日本皮膚科学会、 日本皮膚病理組織学会、 皮膚かたち研究学会(理事)、ほか 【医学教育関係】日本医学教育学会(理事、卒前教育委員会委員長、評議員)、ヨーロッパ医学教育学会 AMEE 、日本医療教育システム学会、日本保健医療福祉連携教育学会、東北地方における医学部設置に関わる構想審査委員(主査代理)、文部科学省大学設置・学校法人審議会大学設置分科会専門委員、文部科学省医学部設置認可審査に関する小委員会委員・専門委員会、文部科学省基礎・臨床を両輪とした医学教育改革によるグルーバルな医師養成委員会、日本私立医科大学協会女性医師支援委員会、日本医学教育評価機構(JACME)(評価者研修委員会委員長、基準・要項検討委員会、評価委員会、外部評価委員)、モデル・コア・カリキュラム改編(調査研究チーム、専門研究委員会)、日本女医会(理事)、日本教育振興財団(運営委員)、文部科学省 私立大学研究ブランディング事業委員会審査部会、岐阜大学医学教育共同利用拠点医学教育開発研究センター(MEDC、運営協議会委員)、全国地域医療教育協議会代議員、内閣府「はばたく女性人材バンク」、新たな東京医師アカデミーのあり方検討会外部委員(東京都)、ほか 資格 死体解剖資格 (第5885号)、日本病理学会認定 病理専門医・研修指導医 (第1704号)、日本臨床細胞学会 細胞診専門医 (第1248号)、日本臨床検査学会認定 臨床検査専門医 (第430号)、国際細胞診指導医、国際皮膚病理専門医、 日本臨床細胞学会認定 教育研修指導医(第0036号)、日本医学教育学会認定 医学教育専門家(第33号)、ほか 高宮 有介 教授 高宮 有介(たかみや ゆうすけ) 教授 M. , Ph. 経歴 医学博士(昭和大学 甲 915) 昭和60年 昭和大学医学部 卒業 同年 昭和大学医学部 外科学教室 入局 昭和61年 丸山記念総合病院 外科 医員 昭和63年 昭和大学医学部外科学教室 (員外)助手 同年 英国ホスピスへ留学(聖コロンバスホスピスなど9施設) 平成 4年 昭和大学病院 緩和ケアチーム 助手 平成13年 昭和大学横浜市北部病院 緩和ケア科 講師 平成20年 昭和大学医学部 医学教育推進室 講師 平成30年 昭和大学医学部 医学教育学講座 (員外)教授 現在に至る 専門分野 緩和ケア、医学教育学、マインドフルネス 専門医等資格 学会等活動の役職 学会活動・委員会 大学病院の緩和ケアを考える会(代表世話人、教育部会員)、日本ホスピス緩和ケア協会 (理事、関東甲信越支部代表幹事)、日本緩和医療学会(理事、安全・感染委員長)、日本死の臨床研究会(常任世話人)、日本医学教育学会(代議員)、日本サイコオンコロジー学会、日本生命倫理学会、日本緩和医療薬学会、日本在学医療学会、雑誌 緩和ケア(編集顧問)、公益財団法人 日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団(事業委員) 資格 臨床研修指導医養成講習修了(第135号)、日本緩和医療学会 暫定指導医、日本緩和医療学会 緩和ケア講習会 指導者、コミュニケ-ション技術研修会 修了(サイコオンコロジー学会) 緩和ケアで学んだ全人的ケア、コミュニケーションを医学教育に活用しています。 また、医療者自身の心のケア、マインドフルネスも学びつつ、教育に応用しています。 昭和大学医学部の医学教育推進室が日本の医学教育のリーダーとなるべく、発信し続けます。 よろしくお願いいたします。 土屋 静馬 講師 土屋 静馬(つちや しずま) 講師 M. , Ph. これまで内科領域、特に腫瘍・緩和ケア診療で学んだ全人的医療に関する視点を医学教育の分野でも活かせるように努力して参りたいと思います。 何卒、宜しくお願い申し上げます。 , F. I have taught the Advanced Trauma Life Support course, developed by the American College of Surgeons. I also spearheaded the development of a Navy trauma training course, as course coordinator and lead instructor. At U. Naval Hospital Yokosuka, I was appointed lead surgery educator for the Graduate Medical Education Committee, where I mentored Japanese physician trainees in surgery and clinical training. I look forward to making a positive contribution to medical education at Showa University. 私は心の底から教えることが楽しく、長年にわたり医師と医学生の教育に携わって参りました。 American College of SurgeonsのAdvanced Trauma Life Support コースを教え、米海軍の外傷訓練コースで教育及び、開発を行いました。 外科医として横須賀米海軍病院で働き、Graduate Medical Education 委員会のリーダー外科教育者として研修医への外科学や臨床研修の指導を行っていました。 昭和大学で医学教育に大いに貢献させて頂きたいと思います。 よろしくお願い致します。 土屋 洋道 講師 土屋 洋道(つちや ひろみち) 講師 M. , Ph. 経歴 平成11年 昭和大学医学部入学 平成17年 昭和大学医学部卒業 平成17年 昭和大学大学院医学研究科病理系第一薬理学専攻博士課程入学 平成17年 昭和大学医学部付属旗の台病院初期研修 平成19年 静岡県立総合病院 一般外科勤務 平成21年 昭和大学大学院医学研究科病理系第一薬理学専攻博士課程修了 平成21年 昭和大学医学部第一薬理学教室 助教 平成23年 米国ペンシルヴァニア大学医学部Mark Greene lab留学 平成25年 昭和大学医学部薬理学講座医科薬理学部門 助教 平成29年 昭和大学医学部医学教育学講座 講師 現在に至る 専門分野 消化器外科、乳腺外科、腫瘍免疫、分子標的薬治療、基礎薬理学 専門医等資格 学会等活動の役職 日本外科学会、日本癌学会、日本乳癌学会、日本薬理学会、日本臨床薬理学会、医学教育学会、日本免疫学会共用試験医学系臨床実習後OSCE評価 卒後臨床研修指導医 日体協スポーツドクター 関わる全ての人生・生命に幸福が訪れる様に自分が少しでも役にたてたら幸いです。 山岡 聖子 秘書.
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次の公開日:令和2年(2020)4月1日 最終更新日:令和2年(2020)4月1日• 校長 PDF [719. 6KB]• 小学校1から15ページ• 中学校16から24ページ• 都立附属中学校25ページ• 義務教育学校26ページ• 高等学校27から29ページ• 都立中等教育学校30ページ• 都立特別支援学校31ページ• 区立特別支援学校32ページ 副校長 PDF [725. 6KB]• 小学校1から15ページ• 中学校16から23ページ• 都立附属中学校24ページ• 義務教育学校25ページ• 高等学校(全日制)26から28ページ• 高等学校(定時制・通信制)29ページ• 都立中等教育学校30ページ• 都立特別支援学校31から32ページ• 区立特別支援学校33ページ 教員• PDF [2. 7MB]• PDF [1. 5MB]• PDF [339. 7KB]• PDF [256. 4KB]• PDF [1. 1MB]• PDF [933. 3KB]• PDF [188. 5KB].
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