概要 [ ] 作中世界において、摂食交配という特殊な生態を持つ蟻で、他の生物を捕食することでその特徴を次世代に反映させる事が出来るという設定の種属。 気に入った餌を見つけると、その種が絶滅するまで食べ続ける事もあるため、限定的に第一級隔離指定種に認定されている。 「美食の蟻(グルメアント)」と呼ばれる事もある。 おそらく暗黒大陸を起源とする外来種。 通常のキメラ=アントはアリより少し大きい大きさだが、人間ほどの大きさの女王が誕生してしまい、人間の子供(兄クルトと妹レイナ)を捕食した事で味を覚え、栄養の高い人間を襲うようになる。 キメラ=アントの軍団は『王』を頂点に、直属護衛軍、師団長、兵隊長、戦闘兵、雑務兵の階級で構成される。 しかし、女王から人間の特性や喰われた者の前世の記憶を受け継いでいるため、護衛軍と師団長以下の繋がりは打算的で統率性に欠ける。 同種でありながら、個体ごとの造りは内臓レベルでまるで異なる。 階級によりスペックに差があり、上位の蟻ほど強い。 直属護衛軍は生まれた時から念能力が発現していた。 師団長、兵隊長は流暢な言葉を話し、念も見え発現できる者もいる。 戦闘兵や雑務兵でも念を感じたり喋れる者はいる。 頑丈な外骨格と、胴体を切断されても頭を潰されなければ1日は生きる生命力をもつ。 身体的には人間のはるか上を行く。 生物の特性に人間並の知能があり、ただでさえ強力な身体をさらにオーラで補強している。 外骨格により銃が通用せず、凡ハンターでも逆に捕食されるだけである。 一ツ星ハンターレベルでもフィジカル面では勝てない(モラウは「知恵と経験で勝つ」とした)。 会長ならば、(仲間の支援のもとで)師団長クラスを準備運動で楽々何匹も倒せる。 それでも王と直属護衛軍の4匹は別次元の強さを誇り、「自分より強いかも(ネテロ)」「護衛軍一人に瞬殺される(コルト)」と言わせるほどの力を持つ。 オーラ量だけなら、中堅プロハンター2万、モラウ7万に対して、ユピーが推定70万以上。 生物学的に変則的な雌雄同体であり、各自の容姿が捕食した生物に左右されるため、外見が男女どちらかであったとしても明確な性別は不明。 生殖は女王と王だけが行うが、下級個体にも生殖能力はあり、王が不在になると自ら異種族の雌(異性)との間に子供を作ろうとする。 [ ] 危険生物評価リストでの総合判定は「B」。 作中での行動 [ ] 現れた巨大な女王蟻が人間を食べ始め、凶暴な蟻を生み出し未曾有の生物災害を引き起こした。 キメラ=アント内で『女王』と『王』の二派に分かれ、は王派と戦う。 女王派はゴン達と人間を襲わない事を誓い穏健派となっている。 終戦後はハンター協会の政治的思惑により、「新種の魔獣」として人類との共生が認められる。 また、シャウアプフの遺産である兵隊蟻5000人をが秘密裏に回収している。 キメラ=アント一覧 [ ] 亜人種タイプになる以前は、名前が不要な種族であったが、人間の性質が混じったことで個体名を名乗るようになった。 何人かの蟻は作中で改名しており、名前が変わっている。 また転生前の人間時代の名を名乗るケースもある。 『王』 [ ] 女王 - キメラ=アントの 女王。 理由は不明だが、人間並の身体と知性を持つ。 摂食交配と産卵の機能を備えた女王蟻。 何らかの理由で左前足と左触覚の一部を失い、重傷を負った状態のまま単独でバルサ諸島海域を漂流し、NGLに近い海岸沿いに辿り着く。 その時に食べた人間を極上の餌と見なし、キメラ=アントの本能に従い人間の捕食を開始。 無数の兵隊蟻を産み出し、NGLにコミュニティを形成する。 次世代の蟻と違い人語の発音機能が無いため、で兵隊との会話や収集を行う。 他のキメラ=アントと違い、あくまでキメラ=アントの本能に従い捕食していた。 種族の性質として働きアリは実子ではないが、実子にあたる王の誕生を自身の使命とし、また何よりの楽しみとしていた。 一定の師団長、兵隊長、戦闘兵、雑務兵を出産後、自らの集大成である次世代の『王』を生むため巣の奥へと籠り、良質の餌として人間の肉団子を一日につき50匹分、後になると250匹分を食べながら王直属護衛軍を生み出し、最後に王を受胎する。 人間の特性を持っているがゆえ、個を重んじ自己主張をし、名前を持つことを欲した部下たちの性質を不思議がっており、自らもそれに興じ、王直属護衛軍の3匹にそれぞれ「ネフェルピトー」「シャウアプフ」「モントゥトゥユピー」の名前を授けた。 胎内で物心ついたメルエムに内側から腹を破られて出産させられ、瀕死の重傷を負う。 メルエムが巣立った後、降伏した女王派の蟻達や人間の医師らの治療を受けるが死亡した。 遺言として子に「メルエム」という名前を託した。 女王は『全てを照らす光』という意味を込めて「 メルエム」という名前を付けた。 だが伝えられず、自分でも名前を持とうと思わず、配下からも「王」と呼ばれていた。 先端に針がついた尻尾がある。 小柄な体格で一人称は「余」。 口癖は「二度言わすな」。 自らが種の全てを託された王であるという自覚と自負を持ち、非常に誇り高い。 最終目的は地球の生物を「統一」し、キメラ=アントを更なる次元へと進化させること。 生まれながらに念能力を会得しており、戦闘では主に肉体と念の基礎能力の高さを生かした徒手空拳にて戦う。 尾も武器になる。 NGLで誕生した後、レアモノ(念能力者)を捕食するため、直属護衛軍と巣から旅立ち、東ゴルトー共和国に進出。 総帥を殺害し国を乗っ取る。 500万人の国民に暴力を用いた「選別」計画を実行し、念能力者の軍隊を作ろうとする。 当初は暴君として振舞い、人間を家畜としか考えておらず、暴力による恐怖で支配する恐るべき王として君臨していた。 「選別」が始まるまでの暇つぶしとしてやなど盤上競技の名人を圧倒する。 しかし、東ゴルトー発祥の遊戯「軍儀」の王者であるコムギに勝つ事が出来ず、無力で脆いコムギに自分が圧倒されたことで価値観が変化し、人間のコムギを「客人」として扱うようになる。 またコムギに名前を聞かれて、自分の名前が無いことを疑問に思う。 コムギの存在によって人間の中にも少数ながら価値を認める存在がいると認識し、己の力を抑圧のためでなく、不平等な社会を破壊し弱者を庇護して、理不尽な格差の無い世界を創設するために使うと決意した。 しかし、この思想はあくまでもキメラ=アントという種族としての理想であり、決して人間とは相いれないという認識が存在していない。 ネテロが討伐に現れた時も、その決意から戦わなかったが、ネテロから名前を教えることを条件に勝負を持ちかけられた際、「ネテロを殺さずに負けを認めさせる」と言う条件で勝負を受けた。 ネテロの老練の武道と念能力を、メルエムは生来の基礎能力と軍儀で磨いた思考力によって攻略、ネテロの奥の手「零の掌」(絶にして全オーラ砲撃)にすら耐え勝利する。 だがネテロが「貧者の薔薇」にて自爆したことで至近距離にて熱と爆風の直撃を受ける。 手足は吹き飛び全身が黒焦げとなり、死にかけていたところをシャウアプフとモントゥトゥユピーに救助される。 プフとユピーが体細胞とオーラをメルエムに食べさせたため、表皮や失った手足を再生し、両者の念能力も使用できるようになって復活した。 復活後は彼らの「念能力者同士の闘いはオーラの多寡のみでは決まらない」という経験則すら覆しナックルは「国家レベルの武力がいる」と表現するほどの絶対的オーラを湛える。 復活した時は記憶を失っており、コムギの存在も忘れていた。 コムギの存在を隠し通そうとするシャウアプフの感情を読み取り、その秘密をかけて残党狩りの勝負をする事になる。 その時に遭遇したウェルフィンが発した「コムギ」の一言によりコムギの記憶を取り戻す。 「貧者の薔薇」の毒に冒され余命はもう無くなっていたが、その事を知るパームの感情を読み、最後の時間をコムギと過ごす事に決める。 コムギを探し出し、自身の意思と自分と一緒にいるとコムギまで死ぬ事を伝えるが、コムギに一緒にいると言われる。 コムギに自分の名を呼んで貰い、コムギに看取られながら死亡した。 オーラを食う能力(仮称) レアモノ(念能力者)のオーラを身体ごとを食べ、自分のオーラとして蓄える能力。 食った相手の念能力も使用できるようになり、その能力をさらに昇華できる。 ネテロの「貧者の薔薇」により瀕死の重傷を負った際にも、プフとユピーのオーラを食すことで急激な回復と、更なる強さを身につけている。 光子のオーラ メルエムのオリジナルのオーラ。 シャウアプフの細胞を取り込んだことで『麟粉乃愛泉』の性能を受け継いで進化させている。 円は閃光として展開され、検知すればほぼ瞬間移動といえるほどの速さで移動して仕留め、相手の心中も読心に近いレベルで知ることができる。 モントゥトゥユピーの能力 モントゥトゥユピーの細胞を取り込んだことで得た能力。 背に翼を生やして滞空できるようになる。 さらにオーラの砲撃も使えるようになり、一撃で谷を破壊する。 当初は片手に収まる大きさしかない未熟児であったが、成長して人間の少女に似た姿になった。 赤い髪にネズミのような尻尾がある。 女王の死後、コルトのもとで「 レイナ」と名づけられ育てられる。 コルトからは、彼の生前の記憶に従って(クルトの妹の)レイナと重ねて見られていた。 メルエムの死亡後に人間の頃の記憶が戻り、を自称、それに伴いカイトを思わせる大人びた態度や服装に変貌した。 後にゴンやかつての仲間達と再会する。 一人称は「あたち」で、カイトとしてゴンと会話した時は「オレ」と言う。 メルエムの双子であり、蟻・カイト・他生物に加えて、さらに他の人物(コアラ型の蟻に撃たれて死んだ少女)なども混ざった複合体のようである。 アニメ版ではカイトと区別して「カイトちゃん」とクレジットされている。 王直属護衛軍 [ ] 女王によって直接名づけられた「王直属の三戦士」。 ネテロより強いと評価されたり、モラウの10倍以上のオーラであったり、戦闘能力が極めて高く、王への忠誠心が強い。 3匹とも異なる生物の特徴を有しているため、「前世」があったが、生前の記憶は無い。 ネフェルピトー 声 - 型の蟻。 通称・ピトー。 特質系能力者。 原作では性別不明、アニメでは女性。 [ ] 護衛軍の中で最初に生まれた。 一人称は「ボク」。 口癖は「〜〜ニャ」。 プロハンターですらたじろぐ不気味なオーラを生まれた時から発しており、残酷さから部下たちから恐れられていた。 カイトを軽々と倒し、ゴンとキルアをオーラだけで圧倒した。 ネテロにさえ「わしより強くね?」と言わせる実力を持つ。 戦いを好み、自分が楽しいと夢中になってしまって周りが見えなくなる癖がある。 身体能力も非常に高く、2km先から脚力による跳躍で目的地に辿り着ける。 また、対象の脳を針で刺激することで情報を引き出す能力を持っており、これによってポックルから念能力についての情報を聞き出した。 王と東ゴルトーに進出後、総帥マサドルディーゴとその軍隊を操り指揮をとるほか、最大2kmにも及ぶ不定形の「円」(アニメ版では赤色のオーラ)を張り城の警備も担当している。 また、念能力で操る軍隊を使って強引に約5000人の念能力者を作りだした。 王宮でゴンと対峙した時は、危篤状態のを治療するため、カイトを元に戻す約束をしゴンに対し降伏する。 コムギの治療が終わった後、彼女をゴンの仲間に人質という形で保護された上でカイトの元へ向かうが、プフの策略によりコムギをプフ達が奪還したと思い込んだため、「最後は正直でありたい」という思いからカイトが既に死んでいることをゴンに告げて謝罪する。 ゴンに対して「王にとって脅威になるかもしれない」と感じていたため、彼を殺害しようとするも変貌したゴンに圧倒され、頭を砕かれて絶命する。 死体のままでなおもテレプシコーラによって動き出し、ゴンの右腕を切断するものの、最期はゴンの巨大なオーラのジャジャン拳をくらい活動を停止する。 念人形を創り出す能力(仮称) それぞれ異なる能力を持った念人形を創り出すことができる。 玩具修理者(ドクターブライス) 尾の先端に、外科医姿の念人形を具現化させる。 この人形を使い、対象者の肉体を修復・改造することができる。 特質系の念能力であり、さらに全てのオーラを集中しなければ発動できない。 能力発動中のピトーは絶の無防備状態になり、円で監視を務めることもできなくなるため、ピトー自身も「すごく燃費が悪い」と話している。 死人は腐敗しないように作り直すだけで生き返らせることはできない。 パームの脳をロボトミー的に改造した。 この念人形は発動させた場所から移動させることができず、またピトーの尾と直接繋がっているため、ピトーは念人形から20メートル以上離れることができない。 この弱点を利用し、敵からの攻撃で遠くに飛ばされそうになった時に念人形を発動し、それ以上飛ばされることを防いだ。 死体を操る能力(仮称) 傀儡師姿の念人形を死体にとり憑け操作する。 大量の兵士を遠隔操作できる。 自動操作(オート)型。 2段階あり、1段階では傀儡師が具現化せず弱いが、2段階になると傀儡師が具現化して強力に操作する。 討伐隊はこの能力を見てピトーを操作系能力者と誤解している。 黒子舞想(テレプシコーラ) ネフェルピトーが全力で闘う時に発現させる念能力。 バレリーナを模した念人形を背後に出現させ自分を強制的に操り、戦闘能力を向上させる。 能力発動から攻撃までに要する時間は0. 死してなお、王を護ろうとしたピトーの心が念を強めたことによってピトーの死体を操った。 シャウアプフ 声 - 型の蟻。 通称・プフ。 操作系能力者。 が趣味。 一人称は「私」。 口癖は「それだけのこと」。 普段は敬語で話すが、あまりに高揚すると子供染みた口調になる。 王への忠誠心が極めて高いが、それは蟻の王としての理想像に捧げられており、理想を実現するため暗躍する。 女王の後継者を自認し、蟻種の本能に忠実でブレない。 王に気高さを求めているため、庶民のコムギと親しくすることをよく思っていない。 護衛軍の中では参謀の役割を担い、また能力を用いて蟻の造兵と念能力授与を行っている。 「円」 アニメ版では青色のオーラ の範囲は狭く玉座の間を覆う程度だが、彼のオーラ自体は極めて禍々しく、ノヴは「円」に触れるまでもなく見ただけで戦意喪失した。 自分の肉体を分裂させ極小の分身を作れる。 司令塔はハチ程度の大きさを保っていなければならない。 また、鱗粉を撒く時に分身は使えない。 司令塔と分身は思考・記憶を共有している。 ピトーが念能力を覚醒させた約5000人を念能力の繭で包み肉樹園を作りだした。 討伐作戦ではモラウに隔離されるが、脱出に成功する。 「貧者の薔薇」によって瀕死になったメルエムに力を与えた。 その後、王が記憶を失っている間に王に影響を与えるコムギの殺害を図り、裏工作を始める。 しかし、ピトーやユピーの死亡などの予想外の事態が重なり、失敗に終わる。 裏工作は不問にされたものの自分の能力によって王のコムギへの想いを知ったこと、さらに王が自身の理想である独裁者とはかけ離れた性格へと変化したことから深く絶望する。 最後は集められた群衆の中で涙を流し絶望の表情を浮かべながら薔薇の毒によって死亡した。 繭(仮称) 他者を繭で包み変態させて、念能力を習得させる。 記憶を残す者ほど繭からの再生が早い。 ヂートゥなどの師団長に能力を与え、パームを改造し、新たに5000人のキメラアントを作り出した。 催眠作用のある鱗粉(仮称) 羽から催眠作用のある鱗粉を撒き散らす。 鱗粉を吸った者は全身の力が抜け、外部からの洗脳を受けやすい状態になる。 鱗粉を撒く時は分身を使えない。 麟粉乃愛泉(スピリチュアルメッセージ) 相手の周囲を鱗粉で覆い、オーラの流れを鮮明にすることで相手の精神状態を知ることができる。 オーラの流れに現れる30種の大きな感情パターンの混成具合を分析し、相手の思考を推測する。 蠅の王(ベルゼブブ) 自分の体を分裂させて、分身を創り出す。 分裂できる数と大きさは反比例し、最小でナノサイズまで小さくなれる。 攻撃されても分裂と融合を繰り返すのでダメージを受けない。 本体はハチ程度のサイズにしかなれない。 微細な分身で外殻を繕ってシャウアプフの大きさを維持した分身を創り出すことも可能だが、戦闘力が半減する。 また、この能力で無効化できるのはあくまで打撃系統の攻撃であり、キルアの電撃などは細胞が減りダメージとなってしまう。 細胞レベルにまで分裂できるため分身の編成によって骨格に至るまで完璧に他人に変装するという応用も可能。 モントゥトゥユピー 声 - 唯一人間ではなく魔獣との混生型(前世は無く、生まれたときから護衛軍モントゥトゥユピーであると認識する)。 通称・ユピー。 強化系能力者。 大柄の身体を持ち、荒々しい大雑把な性格。 原作のカラーイラストでは体色は水色に描かれているが、アニメ版では赤系の体色となっている。 5千を越える実戦を通してオーラを数値化し続けてきたでも計ることのできない膨大なオーラを内包している(初期の仮見立てでも、モラウの10倍・推定70万以上。 ガンガン消費した状態でもなお残量は407,752オーラ以上あった)。 肉体を戦いやすいように変形させることができる。 その性格から戦闘は無計画で力任せだったが、それでもに重傷を負わせるほどの戦闘力を発揮する。 しかし、ナックルとの戦闘で冷静な戦術とオーラをコントロールする術を知る。 さらにキルアとの戦闘でオーラの奥深さを知り、戦闘そのものに楽しみを覚え、格下ながら自分を成長させた敵に対してわずかに敬意を抱き始めた。 モラウに止めを刺す時、ナックルが彼の助命を求めてきたことで、ハコワレの解除を条件に見逃す。 当初の目的とはかけ離れた決断に念能力の奥深さを知ったことによる心境の変化を感じていたが、しかし、王・メルエムに対してネテロが卑劣にも「貧者の薔薇」を放ったこと、及び爆心地の惨状を見たことで考えを改め、彼らを皆殺しにすることを決意した。 「貧者の薔薇」で瀕死のメルエムに力を与え、パワーダウンしたため、体がとても小さくなる。 その後、メルエム・プフとともに余興の残党狩りを始め、偶然地下から出てきたウェルフィンと出会う。 そこで彼の卵男(ミサイルマン)の攻撃を受けたが、最終的には「貧者の薔薇」の毒によって死亡した。 形態変化(仮称) 膨大なオーラを活かして、短時間で肉体を作り変える。 平時は背中に羽を生やしたり格納するために使用していた。 学習性・成長性が極めて高く、わずか数分の戦いで肉体が別物に作り変わっている。 討伐隊との戦闘では、腕を六本の長い触手に変えたり体の各所に眼を作るなどして敵に対応し、応用で後述の爆発の能力を編み出し、最終的に騎兵かケンタウロスに似た異形の姿に変貌した。 また、応用で肉体を液体状にし、瀕死のメルエムに摂取させることで彼に力を与えた。 怒って爆発する能力(仮称) 精神に過大な負担(ストレス)を受ける事によって怒ると、肉体の体積と(顕在)オーラの総量が爆発的に増大する。 肉体の部位には「ムンクの叫び顔」のごとき変形が現れる。 1万以上のオーラを消費する大技。 爆発には、大きな快感が伴い、直後に体積が急激に減少し強い喪失感・虚脱感に襲われる。 全員が人間並みの知能と蟻特有の驚異的な身体能力を持つ。 各々戦闘力は高いが、念能力の実力者クラスなら撃破可能である。 コルトとペギーの発言によれば総数は約30匹。 それぞれが4~5匹の兵隊長を従えており、兵隊長がそれぞれ10~15匹の戦闘兵を従えている(劇中ではこれらの一団を「隊」と呼称していた)。 生まれついての念能力者ではないが、念のオーラを感知することはでき、外部からのオーラで精孔を開かせれば念能力が発現し、短期間のうちに使いこなすことができる。 ラモット経由で念を会得する。 固有能力は見せておらず不明。 型の蟻。 女王に忠実なキメラ=アントであり、ペギーと共に初期蟻軍団のリーダー格。 メルエムが巣立った後、討伐隊に降伏する。 生前の名は「 クルト」。 人間だった頃は、最初に女王に喰われた兄妹の兄のクルトで、その頃の記憶がかすかに残っていたため、妹のレイナを守れなかったという後悔に無意識に動いている。 死んだ女王の胎内に残っていた、メルエムの双子を護ることを誓い、女王の最期を看取ったモラウ達とも「人間を襲わない」という約束を交わした。 メルエムの双子の妹をレイナと名付けて育てている。 アニメ版(第2作)ではキャラクターの役割が統合され、女王に対して最初に言葉を解した蟻であり、その経緯により女王から師団長に任命されている。 また、母親のいる集落をコルトが襲っている。 ヂートゥ 声 - 師団長。 具現化系能力者。 後にプフから新たな能力を授かる。 型の蟻。 大雑把な性格で人間狩りを好む。 また、ゼノの話を聞こうとせず、新たに発現した能力を自慢するような自分勝手な一面も持っている。 脚力・瞬発力に優れ、目前に迫った銃弾を座った状態から回避するほど速い動きができる。 自称「スピードキング」。 女王のと共に自らが王となるべく単独行動するが、NGLの国境付近でモラウとナックルの待ち伏せを受け、ポットクリンを付けられる。 その後、レオルと提携してヒナの除念でポットクリンを外して貰い、さらに王への忠誠と引き換えにプフの繭で新たな能力を会得した。 ペイジンで再びモラウと交戦し、ナックルの天上不知唯我独損(ハコワレ)からヒントを得た念空間の能力(後述)でモラウを閉じ込め、自慢の脚を生かした鬼ごっこの勝負を仕掛けるも、己の精神的な未熟さと能力設定の杜撰さのために突破され敗北、逃走した。 討伐隊の宮殿突入直後、彼だけはイカルゴの操作するフラッタの挙動に不信感を抱かなかった。 その後、リベンジ相手のモラウ・ナックルを探すべく高所に登ったところで偶然ゼノを見つけ、更なる新能力「紋露戦苦」(モンローウォーク)を試すべく戦いを挑もうとするも、シルバからの不意打ちを喰らい、能力を使うことなく殺されてしまった。 サバンナの念空間(仮称) 対象者と自分を野球場程度の広さを持ったサバンナの念空間に閉じ込める能力。 発動条件は対象者に触れること。 外へ出るには空間中央に設置された砂時計が計る8時間以内にヂートゥに触れなければならない。 ヂートゥも発動中は攻撃ができない。 一度でも解除されるとヂートゥはこの念能力を失ってしまう。 王宮周辺でモラウに対し発動したが、煙で作り出されたモラウの偽物に気を取られている間にタッチ(解除)されてしまう。 長い制限時間の能力に関わらず、ヂートゥは集中力に欠ける性格のため相性が悪かった。 モラウもこの能力は「脚力の戦い」ではなく、「心の削り合い」だとしている。 ボウガンとクロウを具現化する能力(仮称) 具現化系の念能力。 右腕にボウガンとクロウを創り出す。 サバンナの念空間においてモラウに触れずに攻撃するために、即興で作った。 ボウガンはヂートゥの移動スピードよりも遅く、モラウにも指摘されていた。 クロウについても、接近戦用の武器であるため相手に触れられると解除される「鬼ごっこ」の能力との相性が悪い。 紋露戦苦(モンローウォーク) それまでの能力に加え新たにプフから授けられた能力。 ヂートゥ曰く、かなり凄い能力であった様子だが、発動する前にシルバに殺されてしまったため、どのような能力であったのかは不明。 ペギー 声 - 師団長。 念能力は見せておらず不明。 型の蟻。 常に分厚い本を抱えている。 戦闘力は不明だが、学習意欲旺盛で知識が豊富であるため、キメラ=アント軍のとして大いに活躍した。 メルエムの命令を無視して女王を気遣ったため、メルエムに殺され捕食された。 前世はメレオロンの里親であり、NGLに敬虔な人物だったと、後に記憶を取り戻したメレオロンによって言及されている。 ザザン 声 - 師団長。 操作系能力者。 型の蟻(雌型)。 見た目は人間の女性だが、サソリの長い尾を持ち、攻撃に用いたり、他者に注射してキメラ=アントに改造できる(後述)。 さらに尾を自ら引き千切る事で、巨大なトカゲのような姿に変身できる。 女王の死後、流星街に居城を置き女王を自称、世界の支配を目論むが、討伐にやってきた幻影旅団のフェイタンに倒された。 審美的転生注射(クィーンショット) 操作系の念能力。 尻尾の針で注射した相手を異形の姿(キメラ=アント)に変え、自分の部下にできる。 女王のような時間のかかる捕食・産卵形態では無いため、短時間で増兵することができる。 対象に生命力がなければ異形化の途中で死ぬ。 ザザンが死ねば支配から解放されるが、姿は元に戻らない。 特質系能力者。 後にプフから新たな能力を授かる。 型の蟻。 尊大で「百獣の王」を自称し、趣味で人間狩りを楽しむ残忍な性格だが、現実主義的な面もあり強者に対しては狡猾に立ち回る。 カイト達3人をターゲットに狩りを行おうとするも、力量の差を察して退却した。 女王の死を機に自ら王となるべく旅立ったが、ハンターの襲撃に遭いメルエムの下に就き、そこで彼に恩を売ることで実質的な支配権を得ようと画策していた。 また、その過程で名前を「レオル」と改名している。 東ゴルトーのペイジンに進入してきたモラウを地下教会へ追い立て、雨の日限定の能力「TUBE(イナムラ)」で大量の水を駆使して闘うが、彼の策にはまり溺死した。 謝債発行機(レンタルポッド) 恩を売った相手の個別念能力を一時的に借りることができる能力。 具現化した発行機(形状はに似る)で対象能力の券を発行し、それを手に取り破くことで対象能力を発動できるようになる。 能力のレンタルは一回一時間。 レンタル期間中、貸した相手はその念能力を使えない。 発行機はイヤホンを繋げることで実際に音楽を聴くこともでき、レオルはこの楽曲の再生時間でレンタル時間60分を計っていた。 なお周囲の者には探索能力のための道具と偽っている。 〈レンタル条件〉• 相手の特殊能力を実際に見るか能力名を知る。 相手に恩を売り、貸しであることを相手に確認し、それに対して相手の同意を得る。 条件をクリアすると自動的に発行機にデータが記憶される。 相手が死亡した場合データは削除される。 衛星蜻蛉(サテライトンボ) 本来はフラッタの能力。 ノヴに倒されて気絶した彼から借りる形で使用し、索敵を行った。 TUBE(イナムラ) 本来はモラウの友人・グラチャンの能力。 雨の日限定で大量の水を呼び寄せて操り、波などを起こすことができる。 さらに具現化したサーフボードと銛を使ってその上から攻撃する。 「渦波(トルネイヴ)」、「大波(ビッグウォール)」といった技がある。 「渦波」はレオルが独自に編み出した応用技。 サーフボードと銛は具現化されたものであるが、水は具現化されたものではなく別の場所から呼び寄せているため(雨の日限定な理由の一つである)、場所によっては能力を中断しても水は引かずに残る。 ビホーン 声 - 師団長。 念能力は見せておらず不明。 型の蟻。 師団長の中でナンバーワンの怪力を持つ。 王誕生後も女王派につき、討伐隊に降伏した。 ブロヴーダ 声 - 師団長。 放出系能力者。 後にプフから新たな能力を授かる。 型の蟻。 通称「ブロウ」。 王・メルエムの誕生後は他の蟻達と同様、自らが王となるべく巣を旅立ち、東ゴルトーでヂートゥやレオル・ウェルフィンらと共に、王のために動くことになる。 レオルの要請でネフェルピトーに派遣され、ペイジンでモラウや彼の作った煙人形達と交戦した。 討伐隊の宮殿突入後、イカルゴが寄生したフラッタを疑い、彼を追って地下で戦うも催眠ガスで気絶、そこでイカルゴが止めを刺さなかったため運良く生き延びた。 解放後はウェルフィンには同行せず、シドレ(レイナ)と共にNGLに帰郷した。 生前の記憶は無いが、感覚からジャイロの部下ではなく普通のNGLの住民だったのだろうと推察している。 レイナを送り届けたら人里を離れるつもりだったが、村の人間に受け入れられた。 念弾攻撃(仮称) 放出系の念能力。 両手のハサミから念弾を撃ち出し攻撃する。 フラッタの体ごとトラックを吹き飛ばす威力があるが、分厚い装甲板を破壊することは出来ない。 ウェルフィン 声 - 師団長。 具現化系能力者。 後にプフから新たな能力を授かる。 型の蟻。 王・メルエムの誕生後、自らが王となるべく巣を旅立ち、ブロヴーダ同様、東ゴルトーの宮殿を根城に王のために行動し、彼の場合は王国の裏のトップ「影の王」を目指している。 猜疑心が強く、一度でも疑われると死ぬまで信頼されないと言われるほどの懐疑主義者。 嗅覚が鋭く、メレオロンも彼を警戒していた。 部下の報告と残された痕跡から、数日前に宮殿に侵入した賊(ノヴ)の存在に気づき、国の重要人物・ビゼフ長官に恩を売るべく、彼に対して賊による宮殿爆破計画をでっち上げた。 討伐隊の突入後、謎の侵入者(能力を使用したメレオロン)の存在や、イカルゴの操作するフラッタの挙動を怪しみ、彼を追って宮殿地下のモニター室で交戦するも、イカルゴの捨て身の攻撃に圧倒され降伏する。 イカルゴとのやり取りで、人間だった頃の本名は「 ザイカハル」で、NGLを立ち上げたジャイロの義理の兄弟・親友・部下であり、生前のイカルゴとも仲間同士であった事が判明する。 その後、イカルゴによって王との取引のための伝達役(メッセンジャー)を使命され、人間としての意識からこれを承諾する。 この時の彼は前世の記憶の鮮明さとイカルゴに感化された影響からキメラ=アントに対する敵意が強まっており、偶然地上で出会ったユピーが精神的に純粋な蟻であることを知り、彼を殺そうとするも、貧者の薔薇の毒がまわってユピーが先に死亡したため、結果として未遂に終わる。 これらのことから王による残党狩りに巻き込まれて命を狙われ、王の詰問による極限のストレスから一瞬にして別人のように老け込んでしまう。 しかし、決死の思いで発した「コムギ」というキーワードが王の失った記憶や人間性を取り戻させたため、命を救われた。 その後、去り際のメルエムに「俺の王はジャイロ唯一人」「貴様等は敵だ」と罵り、全面的なキメラ=アントからの離脱を宣言した。 解放後はジャイロを探すためにビゼフ、ヒリンと流星街に旅立つ。 命中率100%。 ミサイルに殺傷力はないが、命中した箇所に植え付けられる念生物「黒百足(クロムカデ)」は対象者の反抗心を糧にして、激痛を与えながら成長し、最終的に体を突き破って殺す。 条件に忠実に則るので、裏目に出て不発もありうる。 また交渉・取引を前提とした能力であるため、問答無用で攻撃してくる敵に対しては必然的に後手に回ってしまう欠点を持つ。 解除を想定せず作った能力だが、念の「黒百足」はウェルフィンの心に反応しており、弱気になると虫が苦しみだしやがて消える。 メレオロン(ジェイル) 声 - 師団長、のちキメラ=アント討伐隊。 特質系能力者。 型の蟻。 喫煙の趣味がある。 女王の死後巣を離れたタイミングで人間だった頃の記憶が戻り、蟻王に殺されたペギーが自身の里親であったことを思い出す。 そこで王への復讐を果たす為ゴンに接触、意気投合した後に王討伐隊に参加する。 戦闘力は極めて低い(蟻最下級の雑務兵クラス)。 元となった人間の性質を強く残しており、ゴン曰く「すごく人間臭い」性格。 後述の能力の性質も相まって、人間関係に関してはかなりの慎重派であり、実際に目で見て話して確かめない限りは信頼を置くことができない。 討伐作戦ではナックルを中心に各人とコンビを組んで数々の奇襲を成功させたが、出番の多さゆえにユピーに「透明能力者がいる」と見抜かれ、モラウとナックルを殺されずに見逃される代わりに敗北する。 それでもナックルと共に作戦を継続していたが、メルエムの攻撃を受けて気絶し人質に取られる。 メルエムの死に伴い、生還する。 改名した蟻の一人で、蟻の師団長の頃名乗っていたのが「ジェイル」で、後に人間の頃の名前「メレオロン」に改名した様子である。 ただ、アニメ(第2作)ではオリジナルシーンで師団長の仲間から「メレオロン」と呼ばれており、「ジェイル」が人間の頃の本名で敢えて「メレオロン」の名で通しているかのような印象となっている。 透明能力(仮称) 自分を視認できなくする。 感知されなくなるのは視覚だけで、音や足跡、円などでメレオロンを見つけることは可能である。 ラモットの洗礼が行われる前から使うことができた。 本人曰く「『円』を使えば容易に発見できる程度の能力」と相手に思わせ、本当の能力を隠すためのダミー能力。 神の不在証明(パーフェクトプラン) 呼吸を止めている間、自分の存在を気付かれない。 気配や音、触った感触、匂い、円での感知など、メレオロンが発するあらゆるものが認識できない。 ただしメレオロンの体から離れた血などは確認できる。 神の共犯者(かみのきょうはんしゃ) メレオロンが手で触れている者にも「神の不在証明(パーフェクトプラン)」が連動する。 共犯者の念にも作用し、コンボ技が可能となる。 共犯者が呼吸を止めている必要は無い。 レイケイ、チオーナ、ガフツ、バイタル、ゴラン、ゼム、ポコロ 声 - (バイタル) 隊を率いる師団長の蟻たち。 名前のみ、あるいはちょい役で、ネテロに倒され戦力を削られる。 ワニ型 声 - 師団長。 念能力は見せておらず不明。 型の蟻。 語尾に「ワな」とつける癖がある。 女王の死後は「大食いキング」を目指して旅立った。 カメ型 声 - 師団長。 念能力は見せておらず不明。 老人の姿をした型の蟻。 固い甲羅を持ち、首手足を引っ込めて車輪のように転がることができる。 部隊を引き連れて狩りを行っていたところを銃を持ったジャイロ一派に返り討ちにされ逃亡、ペギーにそれを報告した。 王の誕生後、彼の意にそぐわぬ行動を取ったため殺された。 カエル型 声 - 師団長、もしくはハギャ隊の兵隊長。 念能力なし。 背の低く恰幅の良い型の蟻。 高い視力とジャンプ力を持つ。 部下を率いてカイト・ゴン・キルアの3人を包囲、合意により一対一の勝負をさせたが、業を煮やしたカイトに大鎌「死神の舞踏曲」で首を刎ねられ、部隊共々全滅した。 タコ型 声 - 飛田展男 師団長。 念能力は見せておらず不明。 白い髭を生やした型の蟻。 王の誕生後は女王派について人間側に降伏。 瀕死の重傷を負った女王に応急処置を施した。 また、蟻の信号がわからない人間達に女王の言葉を通訳し、蟻側の詳しい事情を説明した。 コグマ型 声 - 師団長。 念能力は見せておらず不明。 バンダナをかぶった小柄な型の蟻。 王の誕生後は女王派につき、人間側に降伏。 そこで他の女王派の師団長や討伐隊の面々などと共に、女王の最期を看取った。 生前の人間の記憶があるとのこと。 カマキリ型 師団長。 念能力は見せておらず不明。 長髪・細目・痩せ型のかのような蟻。 女王の死後は自身が王になるために旅立った。 アニメ版ではラモットの「授与式」にワンシーンのみの登場。 兵隊長 [ ] フラッタ 声 - ハギャ(レオル)隊の師団長補佐。 具現化系能力者。 型の蟻。 空からの偵察を担当。 ノヴに倒されて昏睡状態(レオルが謝債発行機で衛星蜻蛉を借りているため、この時点までは生存していた)になり、後に死亡した。 遺体は「4次元マンション」に収容され、討伐隊に加わったイカルゴが寄生して使用した。 宮殿突入の際にブロヴーダに偽物であることを見抜かれて攻撃され、イカルゴは脱出したがフラッタの遺体は四散した。 ジャンプ掲載時には「 ムャンマ」とも呼ばれていたが単行本で修正され、呼び名は「フラッタ」で統一、「ムャンマ」は誤字扱いとなった。 衛星蜻蛉(サテライトンボ) 具現化系の念能力。 念で創った無数のを操る。 トンボの目は能力者の目とリンクしており、能力者はトンボの目を通してものを見ることが可能。 トンボは同時に複数創り出して使役できる。 超複眼(スーパーアイ) フラッタの複眼を利用して、多数の「衛星蜻蛉(サテライトンボ)」の視界を同時に得ることができる。 これにより標的をあらゆる角度から観察し、広範囲の偵察をすることが可能。 系統不明の除念師。 型の蟻(雌型)。 人間の少女に近い外見をしているが胴体に体毛があり、ウサギのような尻尾が生えている。 城壁の残骸を軽々と持ち上げる怪力を持つ。 明るく活発だが現金で強かな性格。 東ゴルトーへ行った後、「ヒナ」と改名した。 美容に気を使っている。 ヂートゥにかけられたナックルの念を外す。 討伐隊の宮殿突入後はレオルを始めとする上官がいずれも音信不通になったことにより自分も女王を目指すことを決意。 その後、財宝目当てでを救い出しシェルターに向かう。 終戦後は、ウェルフィンやビゼフと共に流星街に旅立った。 除念能力 除念後、外した念能力の威力に比例してヒリン(ヒナ)の腹部が膨張する。 対象者が死んだ場合、膨らんだ腹は元通りになる。 ゴミムシ 声 - ハギャ(レオル)隊所属、通称「レオル陸軍」の兵隊長。 型の蟻。 東ゴルトーの森林地帯でキルアを倒すべく、部下を率いて襲い掛かる。 巨大なボール状の土塊を玉乗りの要領で操り、上から接近するものは尻から吹き出す高熱のガスで撃退する。 キルアと交戦するが逃亡。 イカルゴ 声 - ハギャ(レオル)隊の兵隊長で、後にキメラ=アント討伐隊に加わる。 操作系能力者。 に生まれたかった型の蟻。 東ゴルトーでは蚤蓑を着せた人間の宿主に寄生し、狙撃主を担当していた。 狙撃の腕は高いが、自身はもっぱらサポートに徹し、殺害は部下に任せている。 仲間想いで人情に厚い性格だが、その性分と殺人の経験が無いことから、戦闘では敵の殺害をことさらに躊躇する傾向がある。 東ゴルトーでキルアと戦うが、自分の事を認めてくれた事に感激し、オロソ兄妹との戦いで重傷を負ったキルアを助けた。 その後はキルアと意気投合して彼の仲間になり、詳しい理由は不明だがキメラ=アント討伐隊にも加勢している。 宮殿突入当日、パームを救出するためにフラッタに寄生し地下倉庫に向かうが、フラッタの師団長であるハギャ(レオル)の改名を知らなかったためウェルフィンとブロヴーダに疑われる。 その後、地下へ追ってきたブロヴーダをシャッターと侵入者対策の催眠ガスを利用して倒すも、元の仲間を殺すことをためらい止めを刺さなかった。 その後、ウェルフィンと交戦し、足を負傷させて勝利する。 生前のタコの記憶と人間の記憶を有しており、人間だった頃はNGLジャイロ一味の一員であり、ウェルフィンとは仲間であった(アニメ第二期では生前のイカルゴと思われる眉毛の太い男性が確認でき、カメ型の師団長を撃退するNGL軍の一隊を指揮したり、ザイカハルと共にジャイロの傍にいる姿が描かれている)。 空気銃(エアガン) 能力もしくは肉体的特性。 8本の足のうち1本を銃の形に変形でき、頭部に空気を溜め、空気圧で弾丸を発射できる。 空撃ちすれば空気噴射による移動も可能。 蚤弾(フリーダム) 空気銃で弾丸大の特製の蚤を込めて狙撃する。 空気圧と蚤のジャンプ力の相乗効果で射程距離が伸び、かなり遠くからの狙撃が可能。 攻撃を受けた相手は、蚤の口から出る血の凝固を妨げる唾液によって血が止まらなくなり、最悪の場合失血死する。 イカルゴ本人の能力であるが、使用にはあらかじめ人間の死体に寄生して蚤蓑を着せ、その血を媒介に蚤を育てておく必要があるため、キルアに敗北して以降は使用していない。 死体と遊ぶな子供達(リビングデッドドールズ) 操作系の念能力。 遺体に寄生し、その体を操作する。 その遺体の持つ肉体的特性や念能力も使用できる。 ただし、寄生していられるのは遺体が腐るまでの間で、損傷の激しい死体には寄生できない。 フラッタの遺体に寄生した際には衛星蜻蛉や超複眼を使用できた。 オロソ兄妹 声 - (兄)、(妹) ハギャ(レオル)隊の兵隊長。 のような蟻の兄妹。 兄はダーツを得意とする。 キルアを瀕死に追いやるも、饒舌から能力の詳細を見抜かれ返り討ちに遭う。 生命力が強く、キルアに首を刎ねられても暫く生きていた。 「自分たちは世界一強い信頼関係で結ばれている」と発言していたが、敗北した後お互いを罵倒しあっていた。 死亡遊戯(ダツDEダーツ) 敵の体を兄が念で創ったダーツゲームとリンクさせ、念魚()で攻撃する能力。 ゲームのルールはゼロワンの501。 ゲームを始めると、対象者の体にダーツの的の柄が浮かび上がり、的にダーツを当てると、対応した肉体の部位に念魚が出現し、突き刺さる。 ゲーム中は、対象者の様子を視認することはできないが、頭に直接話しかけることができる。 妹が念で創ったバッジを敵の体に付着させることで発動し、ゲームが終わるまではオロソ兄妹にさえ解除することができない。 念魚は敵の体に触れるまで実在しないので、発動してしまうと回避も防御も不可能(ただし念魚が具現化されてから深く刺さるまでの間に受け止めることは可能)な無敵の能力だが、最後の一投をバースト(ミス)すると今まで敵に与えた分のダメージが全て兄妹二人にはね返る。 ラモット 声 - コルト隊の兵隊長。 強化系能力者。 コルト隊に所属する、との合成型の蟻。 キレやすく執念深い性格で、師団長のコルトとは仲が悪い。 ゴン達の攻撃が洗礼となって念に目覚め、キメラ=アントに念を与える媒介役となる。 念を使える優越感から一時は自分が王になることを企てたが、初めて会ったネフェルピトーに絶対的な格の違いを覚え忠誠を誓う。 その後キルアと再戦しイルミの暗示で全力が出せないキルアを追いつめるが、自分で洗脳を解いたキルアに頭部をもぎ取られ、死亡した。 パイク 声 - ザザン隊の兵隊長。 正式に念能力を獲得する以前から念のオーラを視認できた。 ザザンに心酔する型の蟻。 頭部は中年男性の様な形態で、訛った喋り方をする。 頭はあまり良くなく、捕らえた人間は反射的に捕食してしまう癖がある。 ポックルらの討伐隊を襲撃しバルダーを殺害。 女王死亡後はザザンに従い移った先の流星街で幻影旅団のと交戦。 デメちゃんに血を吸い尽くされ死亡した。 愛の放射線(ラブシャワー) 粘着糸を広範囲に発射し、標的を捕らえる技。 肛門にかなりの負担がかかる。 発射直前に肛門が二度動く癖があるが、本人は気付いていない。 ホロウ 声 - 不明 メレオロン隊のキメラアント(階級は不明。 兵隊長もしくは戦闘兵)。 念能力の有無は不明だが、オーラの視認は可能。 ()型の蟻。 メレオロンがゴンの実力を確かめる為にけしかけた。 一人称は「小生」。 「3329」と書かれた服を着ている。 フクロウの特性をそのまま受け継いでおり、羽音無く飛ぶことができ、聴力に優れる。 コウモリとコンビを組み、羽の弾丸による遠距離サポート攻撃を仕掛ける。 さらに地上戦に対応した姿(ゴリラモード)に変形して近接戦闘を仕掛けるが、コンビーネーションの動きを逆手に取られ敗れる。 人間に対する虐殺行為を楽しんでいたため、メレオロンからは見限られていた。 ゴリラモード 自身の肉体をゴリラのような姿に変形させる能力。 白兵戦に優れるが飛行はできなくなる。 念能力なのか身体的特性なのかは明言されていないため不明。 コウモリ 声 - メレオロン隊のキメラアント(階級は不明。 兵隊長もしくは戦闘兵)。 念能力の有無は不明だが、オーラの視認は可能。 型の蟻(雌型)。 メレオロンがゴンの実力を確かめる為にけしかけた。 コウモリの特性をそのまま受け継いでおり、超音波を発し、エコロケーションにより相手の位置や攻撃のタイミングを正確に把握できる。 ホロウとコンビを組んだ闇夜の空中殺法を得意とするが、コンビネーションの動きを逆手に取られ敗れる。 人間に対する虐殺行為を楽しんでいたため、メレオロンからは見限られていた。 雑誌掲載時と単行本では全く容姿が異なり、前者はコウモリの怪物のような姿で、後者は両腕(翼)や耳にコウモリの要素を持つ女性の姿。 超不協輪怨(シークレットノイズ) 殺人的な超音波を放つ。 念能力なのか身体的特性なのかは明言されていないため不明。 ユンジュ 声 - 兵隊長。 念能力なし。 に似た姿をした型の蟻。 人間を全裸の「奴隷犬」にし、飽きると躊躇無く殺す残忍な性格。 蟻にとっては未知の武器であった銃器を扱う人間に興味を示し、独断で部下を率いてNGLジャイロ一派の麻薬工場を襲撃し、拠点とした。 殺した人間達の死体はあまさず女王に差し出しており、蟻となったジャイロ・ウェルフィン・イカルゴは生前その被害者の一人であった。 キメラ=アントを討伐しに来たカイトと交戦し、頭を破壊されて死亡する。 バロ 声 - カエル型(もしくはハギャ)隊の兵隊長。 念能力なし。 くじの番号は6番。 型の蟻。 体を回転させてのタックル攻撃を得意とし、尻尾を使って自由に軌道を変えられる。 ゴンと一対一で戦うが、人間をいたぶることを快楽とする下劣な趣味を吐露した事でゴンの怒りを買い、倒された。 サイ型 声 - カエル型(もしくはハギャ)隊の兵隊長。 念能力なし。 くじの番号は3番。 二本角の生えた型の蟻。 硬質な皮膚で覆われている。 死亡したバロをゴミ呼ばわりし、彼の10倍の強さを自称する。 キルアと一対一で戦い、なす術もなく倒された。 小甲虫 声 - ザザン隊の兵隊長。 操作系能力者。 小柄なのような蟻(デザインがのそれに似る)。 一人称は「ボキ」。 同胞のペルをリモコンで操っていた。 ペルの身体を使って幻影旅団のシャルナークを捕まえるも、奥の手である自動操作モードを使われ、倒された。 コアラ型 声 - メレオロン隊の兵隊長。 念能力は見せておらず不明。 スーツを着た型の蟻。 「救えねェ」が口癖。 口に含んだ水に圧力をかけ、高速で発射することができる。 王誕生後は隊を抜けて女王派として巣に残り、人間側に降伏。 後にカイト(蟻)の仲間となった。 生前の記憶があり、人間だった頃は殺し屋をしていたと語っている。 戦闘兵 [ ] これより下は「下級兵」と呼ばれる。 ムカデ男 声 - ユンジュ隊の兵隊長。 念能力なし。 感覚で念のオーラを認識することはできる。 無数の腕を持つ型の蟻。 毒の牙をもつ。 ゴンと交戦して腕の数を生かしたパンチ「千手拳」を仕掛けるも「ジャジャン拳 チー」で胴体を切断され、死んだ振りをして背後から襲いかかろうとしたところでカイトに頭を破壊され、死亡した。 蚊女 声 - ユンジュ隊の兵隊長。 念能力なし。 型の蟻(雌型)。 口癖は「蚊蚊蚊」。 キルアと交戦して口と尻尾の隠し毒針で奇襲するも彼には毒が効かず、首をねじ折られ頭を破壊されて死亡した。 昆虫型 ザザン隊の戦闘兵。 に似た昆虫型の蟻。 地中からポックル隊を奇襲してペクバ(声 - )を殺害したが、ポックルの「赤の弓」で倒された。 ギョガン 声 - ザザン隊の戦闘兵。 丸目で口の裂けた型の蟻。 全身から無数の棘が出ている。 人間狩りを楽しむ残虐な性格。 ジャイロ一派から奪った銃でを銃殺・捕食した。 後に流星街に侵攻し、幻影旅団のと交戦、逃亡するも「戦闘演武曲 木星」で倒された。 ゴリラ型 声 - 不明 ザザン隊の戦闘兵。 型の蟻。 蜘蛛のような下半身を持ち、腕に当たる四本の前足で槍や棍棒などの武器を使う。 幻影旅団のと交戦、「冥土の土産に一発撃たせてやる」と後手に回り、「廻天」のパンチで倒された。 ペル ザザン隊の戦闘兵。 巨体の甲虫型(に似る)の蟻。 硬い皮膚と切れ味の鋭い鎌足をもつ。 実は仲間の小甲虫に操作されていた。 幻影旅団のと交戦し「自動操作モード」で倒された。 クワガタ型 声 - 不明 ザザン隊の戦闘兵。 長い顎を持つ型の蟻。 尻尾から出た鋼鉄製のロープで攻撃する。 幻影旅団のと交戦して「蛇咬の舞」で倒された。 ヘビ型 声 - 不明 メレオロン隊の戦闘兵。 型の蟻。 上半身は人間型でサングラスをかけている。 メレオロンがゴンの実力を確かめる為にけしかけた。 ヘビの特性をそのまま受け継いでおり、ピット器官による熱探知が可能。 奇襲の後、尻尾をバネにして高速で飛び回り、ゴンを捕らえて絞め殺そうとするも敗北、木に縛り付けられた。 レオル陸軍の兵隊蟻 声 - 不明 ハギャ(レオル)隊所属のゴミムシの部下、通称「レオル陸軍」の戦闘兵達。 確認できるもので1匹は型、5匹はの生物をモデルとする。 東ゴルトーの森林地帯でキルアに襲い掛かるも倒された。 うち2匹は「仕留めそこなった」とのことだが消息は不明。 サルの5匹は雑誌掲載時は全裸だったが、単行本では服を着たデザインとなっている。 イカルゴ・オロソ兄妹の部下達 声 - 不明 ハギャ(レオル)隊のイカルゴ・オロソ兄妹の部下の戦闘兵達。 全員が水棲生物をモデルとし、東ゴルトーの地底湖に潜んでいた。 血の臭いに反応して敵味方問わず捕食する性質から、水中に落ちたイカルゴの宿主や千切れた足を捕食した。 サメ 声 - ハギャ(レオル)隊の戦闘兵のうちの1匹。 型の蟻。 水中からジャンプしてキルアに噛み付くも倒された。 キルア曰く性格は「クズ」であり「殺りやすい」とのこと。 コバーン 声 - 鈴木琢磨 ハギャ(レオル)隊の戦闘兵のうちの1匹。 足の付いた型の蟻。 サメ型蟻の襲撃に乗じてキルアにオロソ妹のバッジを取り付けた。 タラゲッテ 声 - 不明 ウェルフィン隊の戦闘兵。 顎から首にかけてチューブのようなものが付いた虫型の蟻。 宮殿に潜入したノヴと鉢合わせになり、能力「窓を開く者」で頭を削られて瞬殺、死体は「四次元マンション」で隠された。 マエノレ、インザギ 声 - 不明 ウェルフィン隊の戦闘兵。 宮殿内の警備を担当。 宮殿内に残されたタラゲッテの血痕と侵入者の靴に気付き、信号でウェルフィンに知らせた。 突入当日、呆然自失に陥ったキルアに瞬殺された。 雑務兵・階級不明 [ ] カニ型、魚型、コウモリ型 所属不明の雑務兵。 人語を解さない。 人間の特性は無いが二足歩行で移動する。 クルトとレイナを捕まえて女王に献上した。 建築係(仮称) 尻から出る特殊液で蟻塚(コロニー)を築く蟻。 孵化係(仮称) 腹部を女王の産んだ卵と連結して天井からぶら下がり、孵化するまで育てる蟻。 ブタ型 声 - 所属不明の雑務兵。 念能力はない。 会話は可能。 コックの格好をした型の蟻。 コロニー内の人間処理場で肉団子作りを担当していた。 ザザンの侍女 声 - ザザン隊の雑務兵。 会話は可能。 ザザンの身の周りの世話をしていた。 片方は人魚のような姿をしており、もう片方は虫の触覚と球体関節をもつ。 ザザン敗退後の消息は不明。 ザザンの死後も元には戻らなかった。 幻影旅団に死を懇願するがフィンクスに叱咤され、彼らと戦って死亡した。 シドレ(レイナ) 声 - ハギャ(レオル)隊の雑務兵。 雌型のキメラ=アントで、ヒナの付き人のような役目。 言葉はわかるがほとんど喋らない。 生前はコルトの妹である「 レイナ」。 最初に女王に喰われた人間であった。 人間の頃の記憶を持っており、無口は元々の年齢が幼く、難しい話についていけない事が原因だった。 戦いの後、ブロヴーダの助けを借りて帰郷し、母親と再会する。 実験兵士 第一号(パーム=シベリア) 詳細は「」を参照 その他の蟻 [ ] ジャイロ NGLの設立者で影の首領。 後にキメラ=アントとなる。 生前は貧困労働者の生まれで、父親1人に育てられ、幼い頃から労働者として扱き使われ父親からも育児放棄と虐待を受けていたが、彼はその父を怖れると同時に盲信し、誇りとしていた。 しかし、実際は父にとって、自分は生死さえもどうでもいい存在であるという事実を知り、その場にあったハンマーで父を殺害する。 その後(12歳前後から9年後)、自然主義の団体NGLを設立し、9年後NGLは国家となりジャイロはその裏の首領となる。 世界中に悪意をばら撒きたいとの考えからNGLの秘密工場で麻薬を造っていたが、キメラ=アントのユンジュ隊に制圧され、死亡する。 その後、死体が女王に食われ、キメラ=アントとして生まれ変わるも、非常に強靭な意志を持ち、蟻の中で唯一女王の命令は一切聞かずに自分の意志のみで行動していた。 人間時の記憶も持ちあわせている。 女王の死後は自身の計画をやり直すため旅立ち、ゴン達のいるNGL国境の街に偶然立ち寄るが、会う事もなくどこかに消えて行った。 生前仲間であり恩人であったウェルフィン(ザイカハル)からは非常に強く慕われており、メルエムを相手にしてもその忠誠心が揺らがなかった程である。 彼によると「死ぬまで死ぬなよ」が口癖であったという。 脚注 [ ] [].
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次の『蟻の王』7巻表紙より引用 その日、日本の全てを牛耳る権力を持つ六道財閥の長、 六道鬼三郎が死にました。 六道財閥グループの莫大な権力と富を継ぐのは三人の子供たち( 龍太郎、静流、霧男)でした。 しかし、その三人の子供は皆 鬼三郎と血のつながりがありません。 鬼三郎には隠し子がいることがわかっており、その隠し子こそが主人公 亜久里四郎。 長男の龍太郎はこれらの事実が世間に広まる前に、 四郎を殺そうと企みます。 三男・霧男の計画によってけしかけられるヤンキーどもや、婦女暴行未解決事件の真犯人、19人連続殺人犯の少年Mとの接触。 様々な困難を乗り越えながらも、 四郎は持ち前の暴力とカリスマ性を武器に自然と仲間を増やしていきます。 そして、霧男の協力を得ることで六道財閥のパーティーに潜入、 ついに龍太郎と1対1での対面を果たします。 果たし状を叩きつけ、龍太郎に蹴りかかる四郎。 しかし、意外にも 龍太郎は喧嘩が強かった。 四郎の強さはここまでのストーリーで何度も証明されてきましたが、その 四郎をもってしても龍太郎には力が及ばなかったのです。 一矢報いて退散する四郎たち、作戦を練り直すことになります。 その後、霧男を正式な仲間として迎え入れ、次なる計画を立てました。 「六道テレビ年末歌謡祭」でトロフィー授与の際、ステージに上がるであろう龍太郎と対面する計画です。 どうしても立ち位置が同じステージ上でなければ嫌な四郎は、直近の目標を「歌謡祭に出れるレベルの (自分を含む)アイドルを誕生させること」としました。 一方、龍太郎は 「中国の蟻の王」に会いに行くと宣言。 危険すぎて鬼三郎ですら実行していなかったことです。 鬼三郎の血を継ぐ唯一の息子。 田舎でヤンキーをしていたが、鬼三郎が死んだその日から六道財閥グループに命を狙われる身に。 こそこそと逃げ隠れながら生活するのは性に合わないため、 真っ向から六道財閥とぶつかることにした。 平気で悪いことするとっても悪いやつだが、 明朗快活で人を惹きつける豪胆さとカリスマ性を持つ。 根古長吉 推しはこのキャラ。 元々は半グレ集団に入っていたが、 もっと四郎を見ていたいと思い四郎の仲間に加わる。 根古長吉から教えを受けている。 枕田総司 こちら19人を殺害し色々あって自首し収監中お世話になった精神科医をたぶらかす枕田総司くんです。 — 🔥白粒 餡🔥 shirotsubuan 19人連続殺人事件の犯人、少年M。 精神科医を色香で惑わせ、殺して脱獄。 性別は男だが、 母親に局部を切り取られている。 変装の達人であり見た目も美しく、女性に変装して男を殺害する。 2年前に19人目の男を殺害した現場で亜久里四郎と出会い、自首を余儀なくされる。 その際 19人も殺したらさすがに一生塀の中だとは思うけどよ 出てこれたら俺の嫁さんにすっからな!! と言われたことで、四郎に惚れる。 御国ミハル 友達が誕生日だったので絵を描きました。 彼女が作画を担当している漫画、蟻の王からミハルちゃんを。 mumin0515 四郎たちが活動拠点として潜伏している教会の牧師の一人娘。 父親には内緒にしながらも、地下アイドルとして活動している。 性格は純真無垢、 天使のような歌声を持つ。 これまで地下で埋もれていた才能だったが、四郎たちが番組をジャックした際に歌を披露し、 一気に全国に名が広まることになる。 その後、静流に会食に誘われる。 六道静流がキング(龍太郎)をひっくり返すために探し求めていた 聖母マリア様のようなジョーカー(切り札)という条件にピッタリ一致している。 まだ多くは語られていないが、豪胆でカリスマ性を持っていた人物。 血を繋がっていない静流や霧男たちのことも本当に想っていた。 (龍太郎に対しては既刊8巻現在該当描写無し) 自身の死に際に四郎を守るよう長吉に頼む。 六道財閥新総裁・龍太郎対最凶不良・亜久里四郎!! 空前絶後の兄弟対決も遂に決着!? 【第1話試読】 …【塚脇永久/伊藤龍】 — 月刊少年チャンピオン編集部 MonthlyChampion 鬼三郎の死後、六道財閥総裁の座を受け継ぐ。 自分が鬼三郎と血の繋がりがないことや、唯一血の繋がりのある隠し子がいることが世間に伝わる前に 四郎を殺そうと企む。 しかし、その気になれば簡単に殺せる立場にありながらも 殴り合いをしたり、星之介殺害の罪を着せその場からは逃がしたりと楽しんでいるような一面も窺える。 幼少期は体が弱かったが、必死に食事と運動を行った成果で体つきも良く、腕っぷしも強くなった。 いうまでもなく 悪意の持ち主で、四郎の母親を殺した犯人でもある。 六道静流 蟻の王に出てくる静流お姉様マジ美人 — ガンギマリしゃぶ太郎狼 Tixyuken 六道鬼三郎の長女。 六道テレビの代表取締役会長であり、日本の芸能界の牛耳る女帝。 過去に誘拐された経験があり、 自分には身代金ほどの価値がないと考えていたが、30億を背負って助けに来てくれた鬼三郎に感涙する。 キングをひっくり返せるほどのジョーカーを探している。 生まれつき体が弱く、闘病生活を送っており病院から外にはあまり出ていない。 最初は四郎を殺そうと計画していたが、ことごとく失敗。 六道財閥の副総裁一派からも命を狙われたことで四郎側の仲間となる。 因縁の邂逅を果たした六道財閥・龍太郎と三界財閥・星之介!! 幼き頃の姿に注目!! 【第1話試読】 …【塚脇永久/伊藤龍】 — 月刊少年チャンピオン編集部 MonthlyChampion 三界財閥の次期総裁。 年の頃は龍太郎と同じで、幼少期からの付きあいがある。 子供のころにボートが転覆した際龍太郎に救われ、 星之介は龍太郎に対して信頼を抱いていた。 しかし、王は2人はいらぬと 龍太郎に銃殺されてしまう。 青龍刀のような武器を使いこなし、軽々と何人も殺す。 所属しているマフィアの幹部を殺害してしまったため、兄貴分と共に逃走することとなる。 本人曰く、 中国の蟻の王の息子。 四郎に負けたため、強い敵意を抱いている。 漫画『蟻の王 』の2つの魅力.
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