FP2級は独学か? 前述のとおり FP2級は独学で合格する事ができますし、実際独学で合格される方も多くいらっしゃいます。 そのため 出費を抑えたい人は独学を選択するといいでしょう。 通信講座のメリット もちろん通信講座などを利用すると 独学よりも合格しやすいので、 お金に余裕がある方は独学ではなく通信講座などを利用するのもいいでしょう。 市販の教材でも合格する事はできますが、市販の教材は理解というよりは合格するための構成となっているので理解が不十分になるおそれがあります。 将来ファイナンシャルプランナーとして仕事をされる方はより深い理解ができる通信講座を利用するのもいいかもしれません。 FP2級のおすすめのテキストと過去問 FP資格は人気の資格であるため 市販の教材も充実していますが、逆にどれを選んでいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。 そこで、市販されているテキストの中でおすすめのものを3つ紹介しますので参考にしてください。 FP2級独学合格におすすめのテキスト おすすめする3つのテキストに共通するもの ・学科・実技対応 ・2019年5月下旬に発売された書籍で 2020年5月の試験まで対応 ・金財と日本FP協会両団体の試験に対応 みんなが欲しかった! FPの教科書 2級・AFP 2019-2020年 みんなが欲しかった! FPの問題集 2級・AFP 2019-2020年 テキスト592ページ、問題集752ページ、 著者は滝澤ななみさん。 FP3級独学で人気1位は滝澤ななみさんの「みんなが欲しかったシリーズ」で、FP2級のテキストも同様に 人気1位のテキストとなっています。 項目ごとに「 このセクションで学習すること」のふきだしにより 学習するポイントがつかみやすい特徴があります。 また、「 板書」は重要ポイントが書かれてありイラストがあって理解が進んだり、復習をする際には板書中心にテキストを読むと効果的です。 テキストは全体的にイラスト、 図が豊富で見やすいオールカラーなので楽しく読み進める事ができるでしょう。 人気No. 1の理由がよく分かる内容となっています。 ページ数は592ページもあるのでテキストが分厚く見づらいのでは?と思う方もいらっしゃるでしょうが、 2分冊にする事も可能となっています。 (1冊で勉強したい方は1冊で、分冊したい方は分けるといった 各自に合わせた使い方ができます。 ) 分冊することで持ち運びに便利なのでスキマ時間を有効に活用する事もできます。 「みんなが欲しかったシリーズ」はテキスト・問題集の一体型となっているのが通常ですが、このFPに関してはテキストと 問題集は別売りになっています。 勉強方法としてはテキストを全部終えてから問題集に入るのではなく、テキストで1項目終えたら問題集に入るのがおすすめです。 (滝澤さんもそのようにすすめています) 問題集はテキストの どのチャプターに対応しているのか記載してあるので復習もしやすいのはうれしい配慮ですね。 問題集 ユーキャン テキスト552ページ、問題集404ページ かわいい猫のイラストがあなたを合格へと導いてくれます。 文字だけだとちょっと嫌になってしまうところも イラストや図はいいワンポイントになって勉強がしやすくなっています。 このテキストは 42日の「合格カレンダー」があるため42日で終わらせる事ができます。 1日目を例にとると、 1日目は12ページなのでそれほど時間をかけずに読むことができる量となっています。 量が多くないので 勉強をはじめやすいメリットもあり、 勉強を継続できない方や勉強を始めるのが苦手(腰が重い人)ほどうってつけの本といえるでしょう。 また各日の最後のページには練習問題があるのでどの程度理解できているのかを確認する事ができます。 「みんなが欲しかった」に比べると文字が多いので読みづらいとかんじる方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、こちらの方が 知識量は多くなるメリットがありますので、知識を増やしたい方はおすすめです。 数ヶ月で合格レベルへ 時間が割ける人ならもっと短期間でこのテキストを終わらせる事ができます。 テキスト、問題集、過去問をしたとしても3ヶ月程度で合格する事ができますし、早い人なら1~2ヶ月程度でも合格する事ができるでしょう。 スッキリわかる FP技能士2級・AFP 2019-2020年 484ページ FP3級でもおすすめしたテキストですが、FP2級もおすすめのテキストになります。 下記画像は2018~2019年度対応のもの 各項目の最初に上記のように「頻出論点ベスト5」によってどこの項目が重要なのかランキングがあり、どのくらい重要なのか数値で記載してあります。 管理人イチオシの「絶対読め!30秒レクチャー」では項目の中でも特に大事な子尾がまとめて書かれてあります。 テキスト全体はこのように読みやすい記載なので他の書籍よりもスラスラと読むことができます。 すっきりの欠点 イチオシの書籍ではありますが、テキスト・問題集一体型となっており他の書籍に比べると分量は劣る事になります。 しかし、過去問を併用する事で合格率を高める事ができ、また短期間で合格ラインに到達できるメリットもあります。 時間があれば下記にておすすめしてる問題集を使用すると完璧でしょう。 この書籍の大きなポイントは試験を出題している所が監修をしているということです。 つまり 公式の過去問題集となるのでこの書籍を利用しない手はありません。 この精選問題集は過去の問題から重要度の高いものを出題し、 詳しい解説を読むことで効率よく合格に近づく事ができるようになっています。 「2級FP検定試験重要ポイント集」では試験傾向や要点把握に便利であり、 赤シート付なので解答やポイントを隠して暗記に利用することもできます。 重要度の高い過去の問題をどれだけ正確に解答できるかを鍛えられる本はこの本以外にはなく、解説も詳しいのでFP2級合格に必要な1冊といってもいいでしょう。 FP2級 おすすめのテキストと過去問まとめ 以上、FP2級のテキストや過去問を紹介しましたがいかがだったでしょうか? テキストについては3つ紹介しました。 ・「 みんなが欲しかった」は分量・見やすさともに バランスが取れており、 多くの受験生が合格した実績もあるので安心感もあります。 ・「 ユーキャンのきほんのテキスト」は3つの中で情報量が多いので、 知識を養いたい方にはおすすめの教材となっています。 試験まで時間が割ける方におすすめです。 ・「 すっきり」は最も読みやすく 重要論点を把握しやすいメリットはあるものの 情報量としては合格には不足するデメリットがありました。 ただ、過去問等を併用する事で十分カバーすることができました。 短期間で合格に近づける書籍でもあるので時間がない方にもおすすめです。 あなたはどの書籍が気に入りましたか? 上記2つについてはamazonのサイトで「 中身を見る」でかなりのページ数を閲覧する事ができるので、購入前に確認してみるのもいいでしょう。 持っていない方は3級の勉強から始めましょう。
次のこんにちは、藏屋景子です。 ファイナンシャルプランナー(以下、FP)としてセミナーを開催することが決まって、FPについて聞かれることも増えてきた。 「興味がある、なりたい」という方のために、今回は私の勉強方法を紹介する。 ファイナンシャルプランナーとは ファイナンシャルプランナーと一口に言うけれど、 「ファイナンシャル・プランナー」は業務独占資格ではない。 つまり、誰でもFP業務をすることができるのだ。 「医師」「弁護士」などの業務は資格がないと行うことができない業務。 資格がないものが業務を行うと、違法となり罰せられる。 これを業務独占資格という。 「ファイナンシャル・プランナー」は資格がなくてもFP業務をすることはできる。 そうはいっても、 FPを仕事としている人はFP技能士の資格を保有していることが一般的だ。 ファイナンシャルプランナーの資格 ファイナンシャルプランナーの資格は 意外とややこしい。 日本FP協会のホームページに書いてあるが、一読しただけでは分かりにくい。 日本FP協会に以下の記載がある。 【出典:日本FP協会】 つまり ・3級FP技能士 ・2級FP技能士 ・1級FP技能士 ・AFP資格 ・CFP資格 合計 5つの資格があるのだ。 FP技能士はファイナンシャルプランニング技能士の略だ。 日本FP協会に記載されているイメージ図を紹介。 なんでこんなに資格があるの? FP技能士検定試験は「日本FP協会」と「金融財政事情研究会(以降、金財)」が実施している。 この二つの団体は、それぞれが独自の検定試験を実施していた。 そしてすったもんだがあった末に、共通のFP技能士検定試験を実施することとなったのである。 むっちゃ、はしょっている(笑)。 詳しくはウィキでもどうぞ。 ポイントは2つ。 ・FP技能士試験(3級、2級、1級)は「日本FP協会」と「金財」で実施している。 どちらで受けても良い。 FP技能士は国家資格である。 ・AFP、CFPは「日本FP協会」が独自に認定した資格。 中でもCFPは世界24カ国、地域で導入されている国際資格である。 CFPはFPの頂点ともいえる資格だ。 FP界のエベレストなのだ!! 自分は ・3級FP技能士 ・2級FP技能士 ・AFP資格 を取得している。 いつか、この最高峰のCFPを取得したい。 まずは3級FP技能士を目指そう! 誰でも受験できるのが3級FP技能士。 まずはこれを目指そう! まだまだ勉強したい知りたいって意欲がある方は、そのあとに2級、AFPにチャレンジしてはどうだろうか。 でもまだ満足できないんだよね。 人の欲望は果てしない(笑)。 さて、3級を目指そうと思ったあなた。 もうそのテンションのまま、申請してしまおう!! ファイナンシャルプランナーって、いいなあ。 いつかとりたいなーって、私も3年ほど前思っていた。 でも、 「いつか」なんて来ないのだ。 取りたいと思ったら、もう申請してしまおう! 申請して受験料を払ってしまえば、その勢いで勉強するぞ(笑)。 なんでもだけど、何かをしようとするときは勢いって大事。 できない言い訳はいくらでもできる。 誰も取ることを強制しない。 (会社でされた人はすまない。 ) 私が「よし、取ろう!」と思ったきっかけは 3人目の妊娠発覚だ。 よし、今だ、生まれる前に、産休育休のうちにって自分を奮い立たせた。 おかげで、 2017年9月 FP技能士3級取得(妊娠5ヶ月) 2018年1月 出産 2018年5月 FP技能士2級取得(産後4カ月) 2018年9月 AFP取得(産後8カ月) できたんだよ。 やろうと思ったらできたんだよ。 頑張ったよ。 自分でもよく頑張ったと思う。 その分嬉しかった。 共働きで、子供も既に二人いて、妊娠して、やらない言い訳はいくらでもできたけど、 私はやることを選んだ。 受検日や申請期限の確認だけでもいい。 日付を手帳に書くだけでもいい。 日本FP協会で申請するならこちらからどうぞ。 2級・3級パックで35,000円。 スクロールしていけば、3級だけで17,000円のコースもある。 3級2級のパックで35,000円は どこと比較しても安い。 しかも合格祝賀返金制度があり、最大で30%キャッシュバックがあるようだ。 ありがたい。 他社のパンフレットとも比較してみた。 資格の学校TACは3・2級速報パックで108,000円もする。 パンフレットも立派なものだったし、きっと充実しているとは思うが、いかんせん高い。 エル・エーの教材は、オンライン講座にテキストもついてくる。 オプションとして +10,000円でDVD付。 オンライン講座は 期限があるため、もしかしたら試験日ずれるかもって方はDVD付だと安心だね。 私もDVD付きにしたよ。 さすがに1月出産で1月受検はムリだったから、5月受検に延長したからね(笑)。 あ、レジュメ付きはしないでいいよ。 印刷レジュメとは、 テキストの情報を補うために、エルエーが独自に作成した資料のことだ。 例えば、市販のテキストでは文章で説明してある部分が、レジュメでは図解されていたりする。 市販のテキストは紙面の容量上、文章での説明が多くなりがちだ。 そこを補ってくれるのがレジュメなのだ。 印刷レジュメはwebよりダウンロード・印刷可能であるからだ。 あえて付ける必要はない。 テキストに沿って、ダンディーな講師が指導してくれます(笑)。 教材を使うメリット 教材を使うメリットは、 短時間で理解が深まることだ。 系統立てて最初から教えて欲しい人は、迷わず教材を使おう。 時間もお金だ。 効率的にいくなら教材だ。 具体的には3つのメリットがある。 ・行間を読み解いてくれる 講師はプロだ。 毎年、法改正に合わせた解説をしてくれる。 時代背景、移り変わり、最近の傾向など、プラスアルファの知識を与えてくれる。 これは テキストだけでは学ぶことができない。 法改正については、おさえておきたいポイントだ。 テキストでも最初のページに説明がある。 「主な法改正・制度変更のポイント」のページに新旧の比較が書いてあったりする。 例えば、2017-2018年版 FP速攻テキストでは、以下の記載がある。 なので、法改正についてはテキストのみで分かる。 だからといって安心してはいけない。 なぜなら、 テキストで分かることは、昨年との変更点のみなのだ。 その変更が今回限りなのか、段階的に変更している途中なのか。 その変更に至った経緯や背景については、テキストだけでは読み取れないのだ。 その点、プロの講師は丁寧に解説してくれる。 昨年との変更点はもちろんのこと、男女雇用機会均等法などの歴史的背景まで。 行間に埋められた歴史まで、掘り起こして解説してくれるのだ。 ・重要度が分かる テキストでは大事な箇所は、太文字やカラーで書かれている。 しかし、結構量も多い。 その全て覚えるのは結構大変だ。 講義では時間制限があるため、教える箇所は厳選される。 そのため 大事な箇所の、優先順位をつけることができるのだ。 優先順位の高いものから覚えていけばよい。 試験では6割取れればいいのだ。 効率よくいきたい。 ・タメになる余談 また、時たま入る余談もいい。 学生の時を思い出してほしい。 授業中のことで覚えていることは、教科書の内容よりも、脱線した話ではないかな? 教科書には書いてないような、おもしろ歴史話。 先生が初恋の人と偶然再会した恋バナ。 今でも私は覚えている。 そういった 脱線した話の方が、頭に残るよね。 また、脱線とは言っても、本題からはそこまでは外れない。 自分を例にあげて年金や相続の説明してくれたり、身を削って教えてくれるのだ。 個人情報ダダ漏れ(笑)。 印象に残っている話を1つあげる。 クーリングオフができる期間は8日間なのだが、「なぜ8日になったのか」について。 最初は「7日」にしたかったようだ。 しかし、民法の定義上で「1日は24時間」でないといけない。 こうなると、実質7日間ではなくなってしまうのだ。 そのため、1日プラスして「8日」になったそうだ。 こういう 根拠を知っているのといないのでは、理解度が違うのは分かるよね。 ちなみにこれはエルエーの講師からの情報だ。 勉強の仕方 まずは まとまった時間を確保すること。 家事を済ませて、子どもを寝付かせた後に毎日1時間ほどしていたかなー。 そして、それをルーチンにすること。 理解したら次に進む。 じゃないと時間がかかりすぎる。 参考書一冊まずは理解することだ。 一通り理解したところで、試験問題解いてみた。 ・・・撃沈。 分からな過ぎて、もはや解く気力もなくなった。 いかんいかん。 いったん理解しているから、覚えるのにそこまで苦労しなかった。 これはやっぱりウェブ研修のおかげでしょう。 単元ごとであれば、覚える量もそう多くなく、問題も解けるので手ごたえを感じる。 お、これならできそうだという感覚を掴む。 出来なさすぎるとやる気もなくなっていく。 問題集に手を付けたのが、試験2週間前くらいだったから、焦ったけどなんとかなって良かった。 ちゃんと理解しているのが大きかった。 理解って大事! 直前は過去問に取り組む。 過去問そのまんま出たりもするからね。 まとめ 私が資格をとった時のことをまとめてみた。 意外と詳しいのは、匿名ブログに記録として残しておいたから。 やっぱ記憶はあいまいになっちゃうからね。 ちゃんと記録しといて良かった。 誰かのためになればいいなー。 一緒にFPしようよー。 あ、申請はここからね(笑)。
次のFP3級の難易度 FP3級は、ファイナンシャルプランナーの入門編ともいえる易しい試験です。 理由はファイナンシャルプランニングについての予備知識がなくても、短時間の勉強でほとんどの人が合格できる試験だからです。 それではFP3級の難易度と合格率について、もう少し詳しくみていきましょう。 難易度の理由 FP3級試験は、なぜ合格率が高く、難易度が低めなのでしょうか。 なぜなら、予備知識がなくても、短時間の勉強で、ほとんどの人が合格できる試験だからです。 また、試験自体もマークシート式かつ60点という絶対評価の合格ラインのおかげで、一定の勉強をしてきた人であれば、全員合格できる仕組みになっています。 試験対策としては、出題傾向も毎年ほとんど変わらないため、過去問で対策可能です。 このような条件が重なった結果、FP3級は多くの人が合格を手にする、難易度低めの資格試験となっているのです。 年度別の難易度 では具体的にFP3級の年度別の難易度はどれくらいなのでしょうか。 日本FP協会のFP3級学科試験と実技試験の同時受験者に関する過去5年分の合格率は以下の通りです。 過去5回分の合格率のデータを見ても合格率がかなり高い試験であることが分かると思います。 それなりに勉強をして臨めば十分に合格できる試験ということがこの数字に表れていますね。 他の資格と難易度を比較 ではFP3級は他の資格と比べて難易度はどうなんでしょうか?ここではFPと同じように人気である資格と難易度を比較しています。 宅地建物取引士、行政書士、日商簿記3級との比較は以下の通りです。 宅地建物取引士とFP3級の難易度を比較 3級FP技能士と宅地建物取引士試験はどちらが難しい? 宅地建物取引士の方が圧倒的に難しいと言えます。 不動産取引行に欠かせない宅地建物取引士試験は、取得すると就職に有利で私生活にも役立つ人気の資格です。 合格率でいえば、3級FP技能士の平均70%に対して宅地建物取引士は約15%です。 合格率からみると宅地建物取引士のほうが難しいといえるでしょう。 また、FP3級の勉強時間の目安としては、20~30時間程度あれば十分と言えます。 対して宅地建物取引士は300時間が必要と言われています。 勉強時間からみても宅地建物取引士の方が難易度は高く、それなりの学習対策が求められます。 宅地建物取引士の主な業務と試験科目は「不動産関連業務」です。 この不動産関連業務はFP3級にとっても重要な科目です。 これらは宅地建物取引士の業務で必要な知識であるとともにFP3級の試験範囲でもあります。 試験範囲の一部が重複していることを生かし、FPと宅地建物取引士を取得して、ダブルライセンスとすることもお勧めです。 不動産業界で仕事をする場合、FPの入門的な資格である3級資格を取得することで、お客様へのより説得力のある提案能力が身に付くばかりか、ご自身の今後の人生設計においてもプラスに働くでしょう。 宅地建物取引士とFP3級のどちらも取ることで不動産業務のスペシャリストになることができます。 会社によっては宅地建物取引士とFP3級を両方取得するように勧めているところもあります。 さらに、宅地建物取引士のステップアップを考えた時に「行政書士」や「司法書士」がありますが、これらの資格とも関連性の強いのがFPです。 FPの勉強をして後悔をすることはないでしょう。 行政書士とFP3級の難易度を比較 3級FP技能士と行政書士試験はどちらが難しい? 行政書士は3級FP検定よりはるかに難しいです。 FP3級と行政書士のダブルライセンスは、資格の前提を考えると、相乗効果を出すことは難しいです。 FP3級は、家計管理などプライベートな方面でファイナンシャルプランの知識を生かすための資格です。 仕事におけるメリットはないと考えておきましょう。 もちろん行政書士をする人がその知識を家庭に持ち帰って、家族のファイナンシャルプランに役立てるという意味でなら、相乗効果は十分です。 よって、行政書士として独立の意欲がはっきりしているのでしたら、こちらの勉強に専念した方がいいでしょう。 日商簿記3級とFP3級の難易度を比較 3級FP技能士と日商簿記3級はどちらが難しい? 日商簿記3級の方が難しいと言えます。 まずFP3級と日商簿記3級は、両方とも人気の資格であり、受験者数はかなり安定して多い資格です。 FP3級は年間10万人程度受験しており、日商簿記3級は年間を通して約30万人近くが受験をしています。 またどちらの資格も、この次の級から履歴書に書けるという点が同じです。 日商簿記検定もFP技能検定も、2級以上だと履歴書に書くことができます。 さらに、受験資格が要らないという点、年3回試験が行われるという点についても、共通点となっています。 しかし、合格率を調べると、この2つの資格の難易度は大きく違うことが分かります。 日商簿記3級とFP3 級では、難易度にずいぶん差があり、日商簿記3級の方が難しく、FP3級の方が取得しやすいことがわかりますね。 また、日商簿記とFPのダブルライセンスを目指すのであれば、どちらかの2級までを取得することをお勧めします。 就職や転職で評価されるのは2級からと考えた方が良いです。 ちなみに、1級となると、どちらもかなり難易度が高い資格で、長期間の勉強が必要となってきます。 両方ともお金の知識であるので、どちらかの2級を習得した後にもう片方の資格をあわせて持つ事で資格の価値や評価の相乗効果が期待できます。 何よりそれぞれの1級を取るよりも日商簿記2級とFP2級のダブルライセンスは、はるかに簡単なので、勉強時間に対するメリットも大きいです。 FP3級の効率的なテキストと過去問の勉強法・コツ 勉強法のコツは、広く浅く勉強することが大事です。 6つの学習テーマをすべて網羅する学習計画を立て、とにかく過去問中心に学習していきましょう。 FP3級の勉強で一番大切なことは、過去問の活用です。 過去問というのは、過去実際に出た問題であり、これを解いてみることで、FP3級の本試験でどのような問題がでるのかをイメージしやすくなります。 また、本番と同じ時間をかけて解いてみることで、実際の試験の練習ができます。 FP3級は過去に出た問題と同様の問題が出る可能性が高いので、効果的な演習となります。 過去問を解いてわからなかった問題は周辺知識を含めテキストで補完していってください。 一番避けるべきことは、「深く勉強していったせいで6つのテーマのうち4つしか勉強できなかった」というようなことにならないことです。 学習が一部間に合わず全く知識がないのと、多少でも知識があるのとでは、試験結果に大きく影響を与えると思います。 それでも全く試験に自信がない人はどうしたらいいでしょうか。 もちろん過去問で間違えた問題は、重点的に復習してください。 勉強時間は人にもよりますが、ポイントがよくまとまっている過去問題集とテキストを利用し、基本的には1日1時間で1か月、計30時間ほど費やせば十分に合格できると思います。 まとめ ここでは合格率による難易度について、他の資格との比較を中心に行ってきました。 FP3級は難易度が低く、取得しやすい資格であることがわかっていただけたかと思います。 FP3級の試験対策は、スピード重視の勉強方法が正解です。 そして、過去問を解いた上でわからないところはテキストでチェックするのが、効率的な学習方法と言えるでしょう。 勉強法を間違わずにしっかりと勉強をしていただければ、合格を手に入れることができるでしょう。 関連記事•
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