入室(自己紹介)• 現在の仕事内容(職務経歴)• 転職理由• 志望動機• 募集内容の説明• 条件の確認• 応募者からの質問(質疑応答)• 退室 面接の流れや質問項目は企業や選考段階によって異なります。 必ずしも同じ内容で進むわけではありませんが、あらかじめ基本的な流れとよくある質問内容、気をつけておきたいことを把握しておくことで、当日に慌てないですむでしょう。 導入(自己紹介) 入室時には軽くドアをノックし「どうぞ」の声が掛かってから開けましょう。 静かにドアを閉めたら、面接官を見て一礼し「よろしくお願いいたします」。 入室は緊張する瞬間ですが、落ち着いてこなしましょう。 ドアは後ろ手に閉めるのではなく、後ろを向いて丁寧に閉め、振り返って一礼しましょう。 採用担当者に勧められてから席に着きます。 面接中の姿勢は、背筋を伸ばし、手は軽くひざにのせておきます。 開始直後は、住んでいる地域や交通機関、所要時間など当たりさわりのない話題から入るのが一般的。 企業によっては「自己紹介」を求められることもあります。 導入の軽いコミュニケーションで緊張をほぐしましょう。 現在の仕事内容 事前に書類選考を行っている場合は、採用担当者が応募書類に目を通し面接に持参しています。 そのため、仕事内容について聞かれたときは、 職務経歴書と同じ内容を冗長に話すのではなく、「職歴の要約」と「応募する仕事に活かせる経験・スキル」に絞ってメリハリを意識して伝えるようにしましょう。 現在の仕事内容については、どんな仕事をしていて、どのくらいの成果をあげたのか具体的に示すことがポイントになります。 数字や表彰歴、困難を乗り越えた エピソードなどを具体的に交えながら話すと説得力が増すでしょう。 転職理由 「なぜ転職に踏み出したのか」は企業が最も知りたいことのひとつ。 転職に至る背景を聞くことで、キャリアをどのように考えているのかを確認しています。 もし転職の動機が、自分にとって好ましくない職場環境によるものだった場合は、どのような改善策を取ったのかという「問題解決力」もチェックされるポイント。 転職理由を伝えるときは、後ろ向きな内容ばかりでは不満だけが転職の理由だと捉えられてしまい、「不満があったらすぐに辞めてしまう人」という印象になってしまいます。 入社後のキャリアや仕事に実現したいことがあり、ステップアップを目指した転職であることを伝えると良いでしょう。 志望動機 志望動機では「入社意欲の高さ」「これまでの経験や強みが入社後にどのように活かせそうか」を伝える必要があります。 自分のこれからの仕事のイメージができていないと、あこがれや興味本位と思われてしまうことも。 その仕事になぜチャレンジするのかを理解してもらえるように、志望動機を整理しておく必要があります。 なお、仕事については実現したいことを短期と長期に分けて目標設定しておくという方法もあります。 現状の正確な認識と、将来にわたってのビジョン、計画性を示すことにもなるでしょう。 また、会社については「将来性がありそうだから」「安定しているから」という、 同業他社にも当てはまるような回答では、あまり意欲が感じられません。 会社研究で得た情報をもとに、自分なりの視点で志望の理由を話すようにしましょう。 なお「福利厚生が魅力」「休みが充実している」など、 志望動機が会社の待遇面ばかりに偏ってしまうと、仕事への意欲を疑われてしまうので、伝え方には注意が必要です。 募集内容の説明 採用担当者から募集の背景や組織体制、任せたい仕事内容の説明や確認が入ります。 ここで認識にズレがないかをしっかりと確認しましょう。 面接では質疑応答の時間が設けられているので、説明に対して疑問点がある場合は忘れずにしっかりとメモを取っておきます。 なお、複数の拠点で人材募集を行っている企業の場合は、募集内容の説明とともに希望勤務地の確認をするなど、条件確認を並行して行うケースもあるようです。 条件確認 企業から雇用条件の確認をされます。 例えば、残業や休日出社などを含めた勤務時間、給与、賞与や各種手当などの待遇面、希望勤務地など。 雇用条件はしっかりと確認しておかないと、入社後に「聞いてなかった」という不満やトラブルにつながってしまうことも。 気になることがあれば、確認をしておきましょう。 なお給与面は、選考に影響する可能性が高い重要な項目。 働くうえで給与はとても大切なことですが、面接の場において金銭面ばかりを優先してしまうのはあまり印象がよくありません。 基本的に、企業から提示額を待ってから希望を伝えるようにしましょう。 企業から提示された給与額が希望額よりも低かった場合は、すぐに自分の希望額を伝えるよりも、まずなぜその額なのかを聞いてみましょう。 企業によっては明確な給与テーブルを定められている場合があり、応募者の評価は高かったとしても大幅に超えた給与の提示が難しいケースがあるからです。 背景を確認したうえで、どうしても譲れない希望額があるのであれば、採用担当者に伝えるようにしましょう。 退室 退出は面接の最後を飾る締めくくり。 質疑応答が終了したら、椅子のわきに立ち一礼します。 その際には「ありがとうございました」の一言を添えましょう。 ドアまで行ったら一礼して、ドアを開けます。 ドアは静かに閉めて、最後まで気を抜かないこと。 なお、採用担当者がドアを開け、出口やエレベーターホールまで見送ってくれるケースもあります。 採用担当者の動きに気を配り、流れに合わせるようにしましょう。 面接のお礼をしたい時は? 面接が終わったら結果を待つだけとなりますが、面接の機会をもらったことに対してお礼をしたい場合は、謝辞をしたためた手紙やメールを出しましょう。 選考結果の日程や今後の流れなどを聞き忘れても、お礼とともに確認することができます。 なお、お礼の有無が選考に直接影響することはほとんどありません。 もし出すのであれば面接後、すぐに実行しましょう。
次の転職面接でよく聞かれる質問とその模範回答例 転職活動の最大の難関は「面接」です。 履歴書や職務経歴書などの応募書類はあくまで面接に進むための手段にすぎません。 企業は面接で「募集職種ができそうか」、「長く活躍してくれそうか」、「社風や風土とも合いそうなのか」を見極めるため、第一印象、会話、人柄、考え方、態度などをチェックし、採用の可否を判断しています。 しかも面接は1チャンスです。 緊張する本番の面接で、どこまで自分自身のことが伝えられるかが鍵となります。 「転職面接の質問と回答例」では、実際に転職面接でよく聞かれる質問とその回答例を挙げ、面接の参考となるようにしています。 転職面接ではどのような質問があるのか、そして、質問に対する回答はどうしたら良いのか、その一つの参考になれば幸いです。 皆さんが面接に合格し、転職が成功することを応援しています。 おすすめの転職サイト・人材紹介サービス 今や転職活動において、転職サイトや人材紹介を利用(併用)するのは当たり前の時代です。 ここでは最低限登録しておいたほうが良いおすすめの転職サイトと人材紹介会社をご紹介します。 転職サイト 日本最大級の転職サイト。 転職した人の約8割がリクナビNEXTの利用者。 転職サイトを利用するなら、まずリクナビNEXTを使ってみましょう! 工場系の求人サイト。 勤務地・職種・寮・収入など、希望に応じて検索が可能。 工場系の仕事を探すなら、このサイトを使ってみましょう! 人材紹介会社 anやテンプスタッフでおなじみの人材業界大手。 あらゆる業界・規模・職種の求人があり、業界トップクラスの求人数や情報量が強みです。 ココも外せません! リクルートが行う人材紹介サービス。 業界トップクラスの求人数を誇り、全業界の求人をカバーしています。 転職の相談から(非公開)求人の紹介、応募書類の添削、面接対策、退職交渉のサポートまで、幅広いサポートを「無料」で受けることができる大変便利なサービスです。
次の面接(選考)の流れ• 書類選考通過履歴書、職務経歴書等、書類による選考が最初の関門。 企業側が「選考に参加して欲しい」と判断した応募者に合格連絡を行ないます。 一次面接多くの場合、人事担当が面接官になる一次面接。 応募者の経験・スキルの確認や、志望動機、転職理由、自己PR等が聞かれます。 二次面接採用された際の上司・先輩が面接官になることが多い二次面接。 スキルや志望動機の再確認に加え、社員との相性などが確認されます。 最終面接合否を判断するため、社長や役職者が面接官になることが多い最終面接。 入社させるべきか否かが決まるため、入念な準備が必要です。 内定正式な内定は、企業から「採用通知書」を書面で受け取り、企業に対して応募者が「入社承諾書」を提出した状態のことを言います。 一般的には書類選考等を通過後に、面接が始まります。 企業ごとに選考の流れは違いますが、中途採用の面接は2回程度実施する場合がほとんどです。 学生時代に大手企業の新卒採用を経験した方であれば、少ないと感じるかもしれません。 中途採用の面接では、社会人として培った経験やスキル、転職理由についての確認が大きな比重を占めるため、多くても3回、少ない企業では1回で合否が決まることも。 その分、短い時間で企業に自分をアピールする必要がありますので、下記を参考に充分な準備が必要になります。
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