流石に気になってたから見てきたぞ。 豪華キャストが集結したアニメ映画。 僕が好きな人々が集結している。 そりゃ見るしかないってことで、8月19日(土)TOHOシネマズ六本木で見てきました。 気になる記事もあったけれど、そりゃ完璧な作品なんてないさ。 結構楽しめた作品だったと思う。 所謂オタク向けに受ける作品を世に送り出してきた 新房監督が、一般受けする作品をありったけの資産(スタッフやキャスト)を使って作り上げたという新しい境地を見れたって感じかしら。 しかし、絶妙に「オタクには受けにくい」「オタク以外には受けにくい」要素が混在してしまっていたので、良いところを打ち消しあってしまったような印象はあった。 べた褒めはしないし、リンクのようにぼこぼこにするほどの作品ではないと思う。 ちなみに、僕がどんな人間かという話をしておくと。 見る作品を選ぶ際の基準にはなっている。 好きとか嫌いとかではない。 が出ていたらとりあえず見ておくか、っていうぐらいは好き。 つまりは、「打ち上げ花火、下から見るか 横から見るか」のキャストは僕にとってのみたいになっているわけです。 好きバイアスがかかっていることをご了承ください。 語りたいことがたくさんあるけれど、主に以下4点について書いていこうかと。 簡単に説明すると、 親が再婚して引っ越しすることが決まっているヒロインなずなちゃんが、主人公典道と逃避行する話。 典道くんが「投げると時間が巻き戻る不思議な球」を入手し、何度も何度もなずなちゃんとの逃避行を成功させようと試みるというのが話の大筋。 ちなみに、主人公の 典道の時間を戻す前の記憶は保持されたままで、それ以外の登場人物は当然その記憶はない。 本人が覚えている系の作品。 こういう作品は「何度も成功させようと試行錯誤した結果どうなったか」が結構大事だと思うんだけど、「オチがどうだったか」ということについての意見は後述します。 個人的には不完全燃焼だったんだけど・・・まぁ余韻のある終わり方って捉え方もあるのかな。 声優について 主演のと、あとはなずなのお母さんを演じた以外は、「声優」を本業としている声優さん達をキャストとして登用。 脇を固める声優さんたちにはやはり安定感がある。 あとはさんはエンドロールを見るまで声優さんがやっているのかと勘違いしていたぐらい、上手かった。 流石エルサで一世を風靡しただけありますね。 問題は、上のほうで張り付けた記事でも批判の対象となってしまっていた、すずちゃんと菅田くんの演技について。 「話題作り」での起用なんだろうな、と思ってしまうようなキャスティングではあったけれど、演技力に問題があったかといったら、僕はそうでもないと思った。 少なくとも、「声優が棒過ぎて物語が頭に入ってこない」レベルではない。 すずちゃんは「」でも声優をこなしていただけあって、ちょっと慣れている感じはあったし。 初挑戦の菅田君も間の抜けたよな声ばっかり出していたけれど、主人公のキャラクターを考えると、それもそれで味になっていたのではないだろうか。 というわけで、主演声優を理由に見るのをやめている皆、もったいないぞ。 セクハラ発言をあまりしないでほしい。 映像について シャフト・新房監督のアニメ映画である。 それ以上でもそれ以下でもない。 彼のアニメーションが好きな人には刺さるし、そうでない人には刺さらないと思う。 新房監督の作品はとまどまぎシリーズしか見ていないのだけれど、似てるなあって思ったところが多数。 顔のアップ(特に目のあたり)で人の心情を語らせるとか(でたくさん見た)、なずなちゃんがアイドルっぽくなって歌っているシーンのきらきら感とか(っぽかった)。 顔のアップする感じはちょっと人によっては気持ち悪いと思うだろうし、なずなちゃんの歌唱シーンはちょっと煌びやかで現実離れしすぎて、視聴者の気持ちが離れてしまいそうだなぁと心配になった。 まぁ僕は慣れているから別に気にならなかったけどね。 水の描写と花火の描写には力を入れていましたね。 あの風景美のようなものは、一般受けするんじゃないかなと思いました。 音楽、というか主題歌について 作品が終わった余韻に浸りながら聴く「打上花火」は最高だったぞ。 文句ないエンドロールだったと思う。 それだけ。 それだけを言いたいがために、わざわざ「音楽について」という大見出しを作った。 ストーリー 脚本について(ネタバレあり) 大事なところだよね。 さん脚本ということで楽しみにしていたのだけれど、結構アニメーションにリアルなセリフを言わせている部分が気になった。 主役二人は中学一年生で、特に男子側は中一っぽい下ネタをガンガン言っているんだけど、妙にリアル過ぎてアニメーションでやってしまうと浮いてしまう。 実写で中一が言っているならリアリティなのだが、アニメで言われてしまうとちょっと露骨過ぎる下ネタで引いてしまう。 そういうシーンがいくつかあった。 が言う下ネタなら笑って済ませられるんだけど、綺麗な背景を携えたアニメの男の子たちが露骨な下ネタ言っていると・・・、なんだかなあ、って感じ(これは個人的な感想なので気にしなくていいかもしれないけれど)。 ストーリーについては、ラストシーンでした結果の「元とは違う世界」が崩壊して、元の世界だと思われるところに戻ってきたけれど、その元の世界でなずなと典道がどうなったのかが描かれていないのは消化不良だったかな。 僕の読解力不足かもしれないけれど、典道くんが先生に何度も呼ばれたのに、返事をしなかったところもよく分からない。 「この世界は間違えている」という典道のセリフが劇中にあったのにも関わらず、元の世界で典道となずながどうなっているのかが描かれずに、「もしも」の世界での出来事を描いただけで映画が終わってしまうのは残念だった。 しかし、キャラクターの行動には矛盾がなく、感情移入がしやすい作品だったと思う。 なずなと典道の距離が、典道の決断の積み重ねで段々近くなっていくのもラブストーリーとしては真っ当な感じで描かれていたし。 特によかったのは、典道と同じようになずなのことが好きだった祐介が、シチュエーションによって典道への態度を変えていたこと。 自分が有利な時は典道の恋を応援して、かといって出し抜かれたらちょっとイライラして・・・というのがとても等身大の中学一年生って感じで好感が持てた。 彼がこの映画を大いに盛り上げていたと言っても過言ではない。 総括 色々書いたが、キャラクターと映像美を楽しめる作品ではあったものの、オチが弱くて「あれ?ここで終わり?」といった印象を持ってしまった、っていう作品でした。 読んでみるかな。 映画と本と音楽のことを書きます。 時々仕事のこととかも。 以下プライバシーポリシーです。 【広告の配信について】 当サイトでは、第三者配信の広告サービス Googleアドセンス、Amazonアソシエイト)を利用しています。 このような広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、当サイトや他サイトへのアクセスに関する情報 『Cookie』 氏名、住所、メール アドレス、電話番号は含まれません を使用することがあります。 またGoogleアドセンスに関して、このプロセスの詳細やこのような情報が広告配信事業者に使用されないようにする方法については、下記ご確認ください。 【免責事項】 当サイトからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動された場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。 当サイトのコンテンツ・情報につきまして、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっていることもございます。 当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
次の概要 [ ] 本作品は当初、の『』の一篇として1993年9月2日に放送する予定だったが、同年8月26日に放送する予定だったエピソードが見送られたため、1週間繰り上げて放送された。 同年、テレビドラマとしては異例のを受賞した。 その後、1995年8月12日にはやの出演シーンをカットして再構成されたバージョンが、映画として劇場公開された。 当時は若手のテレビドラマ監督・脚本家であったの評価と知名度を一気に上げ、映画製作に進出させるきっかけとなった作品である。 その映像は、の調整などを使ってフィルムらしく見せる手法(フィルム効果、あるいはF効果と呼ばれる)を使って作成されており、これも当時ののテレビドラマとしては非常に珍しかった。 「東日本大震災により大きな被害を受けた本作のロケ地と東日本復興への願いをこめて」と、2011年7月22日から8月31日まで岩井俊二の公式サイトにて、無料で動画配信された。 あらすじ [ ] 小学生の典道と祐介は仲の良い友達だが、実は2人とも同級生のなずなの事が好きだった。 しかしなずなの両親が離婚し、彼女が母親に引き取られて2学期から転校することになっているとは、2人には知るよしもなかった。 親に反発したなずなは、プールで競争する典道と祐介を見て、勝った方としようとひそかに賭けをする。 勝ったのは祐介か? 典道か? 一瞬の勝負のあとから、AパートとBパートで異なる2つの物語が展開する。 Aパート 順調に泳ぐ典道だったが、プールのヘリに足をぶつけて負けてしまう。 勝った祐介はなずなに「花火大会に二人で行こう」と誘われるも、祐介は男友達の考えた「打ち上げ花火は横から見たら丸いのか? 平べったいのか? 」を優先し、なずなとの約束を破ってしまう。 それを知らないなずなは彼の実家の病院で散々待たされ、足の治療に来た典道に「君を誘ったらどうしてた? 」と聞くと典道は「俺は裏切らない」と返すが、なずなはすさんだ表情の母親になすすべなく連れ戻されてしまう。 怒った典道は祐介を殴り倒すと、「あの時俺が勝っていれば」と後悔する。 Bパート 足をぶつけることなく勝った典道はなずなに「花火大会に二人で行こう」と誘われ、男友達にも「打ち上げ花火は横から見たら丸いのか? 平べったいのか? 」と誘われるも、なずなとの約束を優先し、バスに乗せられ駅で降りた。 なずなは時間が経つにつれ態度を変え駆け落ちせずバスで戻り、学校のプールに忍び込み水遊びをした後、「2学期で会おう」と叶うことのない約束をして典道の元を去っていく。 一方祐介達は灯台に向かうも花火はすでに終わってしまった。 典道は祭りで彼氏を連れた三浦先生から花火師を紹介してもらい、花火を一発打ちあげてもらう。 典道は下から、祐介達は横から花火を見ることができた。 音楽 [ ] 使われている楽曲は、全曲(の別名義)によってこの作品のために書き下ろされている。 特に、主題歌として使われた「Forever Friends」は、作品のクライマックスとなるシーンで使用されていることもあり、放送直後からフジテレビにはこの楽曲のCD化の問い合わせ・要望が多くあったというが、放送時点ではCD化されておらず、1996年に発売されたCD『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? Soundtrack』に、放送から3年を経てようやく収録された。 後にアニメ映画でもカバーされたバージョンが挿入歌として使われている。 撮影地 [ ] この作品の撮影はプロデューサーのがこのドラマのプロットを読み、この町以外にないと断言した(現在の)で実際に行われた。 また、ロケは飯岡町以外に千葉県海上郡(現在の旭市)、旭市の隣の市であるでも行われており、子供たちが通う小学校は銚子市立豊岡小学校で当地の生徒をエキストラに撮影された。 特に、典道となずなが電車を待つシーンで使われた、典道の自宅として使われた家などは、放送後数年間に渡り、この作品のファンが訪れる姿が見られたという。 この地は、この作品の大ファンであるが監督して2000年に公開された映画『』の舞台にも使用された。 『if もしも』との関係 [ ] この作品が放送されたテレビ番組である『』は本来、主人公の選択によってその後のストーリーがどう変化するかを見せるドラマシリーズであり、どちらかが主人公の空想であってはいけない、というルールがある。 その意味では、この作品のシナリオは厳密には番組のルールから逸脱しており、『if もしも』側のスタッフは不満を示したといわれる。 また、が作成した初期の脚本段階での原題は『少年たちは花火を横から見たかった』であったが、撮影前に『if もしも』側のスタッフの強い意向により、現在のタイトルに差し替えとなった。 これは、各エピソードのタイトルは「〜するか、〜するか」という形で統一するというルールが番組にあったためである。 このあたりのエピソードについては、1999年に発売されたドキュメンタリーDVD『少年たちは花火を横から見たかった』内でも詳しく触れられており、2017年6月には初期を基にした岩井俊二の小説『少年たちは花火を横から見たかった』がから発売された。 キャスト [ ]• ストーリーテラー:• 島田典道:• 及川なずな:• 安曇祐介:• 和弘:• 林純一:• 三浦晴子先生:• 同僚教師:• 看護婦:• 受付の看護婦:• マコト:• おでん屋:• 典道の父:• 典道の母:• 祐介の父:• なずなの母:• 安さん:• 露店の客: スタッフ [ ]• プロデューサー:• 監督・原作・脚本:• 助監督:桧垣雄二、、島田剛• 撮影:• 音楽:• 企画:、• 制作:、 アニメ映画 [ ] 打ち上げ花火、 下から見るか?横から見るか? Fireworks, Should We See It from the Side or the Bottom? 9億円 同名タイトルのアニメ作品が、に全国約300スクリーンで公開。 総監督は、脚本はが担当。 なお、岩井俊二も打ち合わせに参加しており、アイデアを提供している。 キャスト(アニメ映画) [ ]• 及川なずな -• 島田典道 -• 安曇祐介 -• 田島純一 -• 和弘 -• 稔 -• なずなの母の再婚相手 -• 三浦晴子先生 -• 光石先生 -• 典道の母 -• 典道の父 -• 祐介の父 -• 花火師 -• 看護師 - 、• 屋台の兄ちゃん -• レポーター(勝沼) -• アナウンサー -• 生徒 - 、、• なずなの母 - スタッフ(アニメ映画) [ ]• 原作 - (「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」)• 総監督 -• 監督・絵コンテ・美術設定 -• 助監督 - 城所聖明• 脚本 -• キャラクターデザイン -• キーレイアウト - 武内宣之、古川尚哉• 2Dアートワーク - 渡部岳• デザイン協力 - 新井博慧、秋篠 Denforword 日和、• CGディレクター - 高野慎也、鎌田和幸、笹川恵介、遠藤工• CGプロデューサー -• 総作画監督・サブキャラクターデザイン -• 演出 - 、、塚田拓郎、城所聖明• 作画監督 - 、池上太郎、王國年、武藤信宏、坪山圭一、若月愛子、吉岡勝、川畑えるきん、村山公輔、山村洋貴、松浦力、渡辺明夫• 美術原案 - 秋山健太郎• 美術デザイン - 田中直哉• 美術監督 - 飯島寿治、宮越歩、船隠雄貴• 音楽 -• 音楽プロデューサー - 三上政高、• 色彩設計 - 日比野仁、滝沢いづみ• 撮影監督 - 江上怜、会津孝幸• 編集 - 松原理恵• 音響監督 -• 配給 -• 製作 - 、大田圭二、、久保田光俊• 企画・プロデュース -• エグゼクティブプロデューサー - 古澤佳寛• プロデューサー - 、淀明子• 制作プロデューサー - 宗宮一輝• アニメーション制作協力 - 、米内則智• アニメーション制作 -• 製作 - 「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 」製作委員会(東宝、、シャフト、、、、、) 主題歌(アニメ映画) [ ]• 挿入歌のミュージックビデオは、岩井俊二によりドラマのロケ地で撮影された。 ) に発表されたの楽曲のカバー。 ヒロイン・なずなが劇中で歌う。 オリジナルサウンドトラックに「及川なずな(CV. 広瀬すず)」名義で収録。 関連書籍 [ ] 小説• 『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 』(原作、著)• 刊、2017年6月17日発売、• 刊、2017年7月15日発売、、挿絵• 刊、2017年8月1日発売、、 (表紙のみ)・挿絵• 『少年たちは花火を横から見たかった』(著)• 角川文庫刊、2017年6月17日発売、• 角川つばさ文庫刊、2017年8月15日発売、、永地 挿絵 漫画• 『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 』(岩井俊二原作、「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 」製作委員会原案、漫画)• 連載、刊• 2017年8月4日発売、• 2018年3月2日発売、 解説書• 『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 公式ビジュアルガイド』• 刊、2017年8月31日発売、 受賞歴 [ ]• 優秀アニメーション作品賞 その他 [ ] 「打ち上げ花火、田舎で見るか?都会で見るか?」 作・演出 2017年9月9日放送 脚注 [ ] []• com 株式会社エイガ・ドット・コム. 2016年12月8日. 2016年12月8日閲覧。 シネマトゥデイ 2011年7月22日. 2017年8月13日閲覧。 Mtime时光网. news. mtime. com. 2017年8月14日閲覧。 (中国語)• JM映画. www. bilibili. com. 2017年8月14日閲覧。 (中国語)• 豆瓣电影. 2017年9月22日閲覧。 (中国語)• 映画ナタリー ナターシャ. 2016年12月8日. ORICON NEWS オリコン. 2017年6月12日. 2017年6月12日閲覧。 ORICON NEWS. 2017年6月28日. 2017年7月2日閲覧。 シネマカフェ イード. 2017年8月3日. 2017年8月3日閲覧。 2018年1月15日. 2018年3月2日閲覧。 外部リンク [ ]• - 劇場アニメ作品の公式サイト• - プレイリスト• (1994年)• (1999年)• (2001年)• (2004年)• 総(2004年)• (2005年)• (2006年)• シリーズ(2007年 - 2008年、2010年、2012年)• シリーズ(2007年 - 2009年)• シリーズ(2009年、2011年)• シリーズ(2009年)• (2009年)• (2010年)• シリーズ(2010年)• 総(2010年)• (2011年)• 総(2011年)• (2012年)• 総(2012年)• (2013年)• 総(2013年 - 2014年)• シリーズ 総(2014年 - 2015年)• 総(2014年)• 総(2014年)• 総(2015年)• 総(2015年)• (2016年)• (2019年) OVA.
次の解説 1993年に放送され、95年に劇場公開もされた岩井俊二監督の名作テレビドラマを、「モテキ」「バクマン。 とある海辺の町の夏休み。 中学生たちは花火大会を前に「花火は横から見たら丸いのか?平たいのか?」という話題で盛り上がっていた。 そんな中、クラスのアイドル的存在のなずなが、母親の再婚のため転校することになった。 なずなに思いを寄せる典道は、転校をしたくないなずなから「かけおち」に誘われ、時間が巻き戻る不思議な体験をする。 声の出演は、なずな役を広瀬すず、典道役を本作が声優初挑戦となる菅田将暉、典道の恋敵となる祐介役を宮野真守がそれぞれ務める。 2017年製作/90分/G/日本 配給:東宝 スタッフ・キャスト ネタバレ! クリックして本文を読む オリジナルに衝撃を受けた世代として本作を傑作と呼ぶことはできないが、不当に貶されて過小評価されている感はある。 リメイクを観ると決めた以上、オリジナルをスタート地点にしながら、どんな新しい作品になっているのかを楽しむべきではなかろうか。 結論として、オリジナルとはまったくの別物に仕上がっていた。 新たに加えられた「何度でも繰り返せる」設定は、はっきりと「現実とは別の世界」だと明示されている。 典道は摩訶不思議なことが起こっていると気づいた上で、幻想であっても「今日だけは一緒にいよう」と奮闘するのだ。 物議を呼ぶラストも、典道がただ欠席しただけなのか、まだ「一緒にいられる今日」を繰り返しているのかの判断が観客に委ねられる。 これはこれでオリジナルとは別種の切なさを持った新解釈であり、決して悪い作品ではない。 (とはいえ終盤の「もし東京に行ったら」の陳腐さなど、耐えられない箇所があったことは否定しませんが) ・なずなのたまに出るわるーい顔 ・急なギャグに照れちゃう ・原作を見返すと子役たちの演技の素晴らしさに気づく ギャグ描写がスーパーナチュラル ・なずなに魔性を感じる。 自分を守るように誘導するような。 ・その、なにを考えてるかわからないミステリー加減に男子はそそられるのです 誰 ・原作は、その底知れないミステリーさにそそられる加減の描写が非常に巧み。 ・しかし、アニメではオリジナルのシーンで松田聖子を妄想ファンタジーの世界で歌う場面がある ・そこで、なずなという人物像が明確になりすぎて、嘘みたいにミステリーな妖艶さがサーーーッと晴れてしまって、萎えちゃった ・そのあたりが、なずなというキャラクターの魅力をちょっと減点させちゃっているのがもったいないな... と思った 瑠璃色の地球って選曲は、時代背景ともマッチしてるしゲキ渋でナイスなのですが ・そういうなずなの妄想ドリームの世界に翻弄され、ついには道ずれに引きずり込まれた主人公男子なのではないかと思いました ・原作と比べられちゃう呪いのような宿命があるなか、風景描写は原作以上に、夏の匂いが薫ってくるような香ばしさがあって、そこは素晴らしかった• 「デスカムトゥルー」 C IZANAGIGAMES, Inc. All rights reserved. 「ソニック・ザ・ムービー」 C 2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED. 「エジソンズ・ゲーム」 C 2018 Lantern Entertainment LLC. All Rights Reserved. 」 C 2019 Sony Pictures Television Inc. and CBS Studios Inc. All Rights Reserved. 「ドクター・ドリトル」 C 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.
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