この記事はなが全く示されていないか、不十分です。 して記事の信頼性向上にご協力ください。 ( 2015年9月) ミスミソウ ジャンル ・、 漫画 作者 出版社 掲載誌 レーベル ぶんか社コミックス アクションコミックス(完全版) 発表期間 6月号 - 6月号 巻数 全3巻 全2巻(完全版) 話数 全20話 - 『 ミスミソウ』は、によるの作品。 『』()にてからまで連載されていた。 ある過疎の進む地方の町を舞台に、同級生達から陰惨なイジメを受けたあげく家族を殺害された少女が復讐を行う。 キャッチフレーズは「 精神破壊(メンチサイド)ホラー」。 押切蓮介の作品では定番となっている「お化け」や「妖怪」といった怪異が一切登場せず、自身初となる「普通の人間が創り出す恐怖」を描いている。 、加筆修正を施した完全版コミック『ミスミソウ 完全版』が全2巻(上下巻)で刊行された。 、『ミスミソウ 完全版』を原作とした小説と実写映画が制作されている。 実写映画製作記念として、『』()に「描き下ろし前日譚」が掲載された。 あらすじ [ ] 半年前、父親の仕事の都合で東京の学校から大津馬村 の大津馬中学校に転校して来た野咲春花は、クラスメイトからの壮絶なイジメに遭っていた。 春花は家族に心配を掛けまいとイジメに遭っていることを隠し、中学校卒業までの残り2カ月間を必死に耐えようとするが、春花へのイジメは悪化の一途を辿るばかり。 遂にイジメを知った家族の勧めで春花がを行ったある日、イジメっ子達が彼女の家に乗り込み両親と妹に危害を加え、家をするという事件が起こる。 春花の妹・祥子は大火傷を負いながらも助かったが、両親は命を落としてしまった。 やがて事件の真相が露見することを恐れたイジメっ子達は春花に自殺するよう強要。 だが、それがきっかけとなって春花は事件の真相を知り、家族を奪ったイジメっ子達に己の命を賭けた凄惨な復讐を開始する。 登場人物 [ ] 主人公 [ ] 野咲 春花(のざき はるか) 演 - 心優しい性格をした清楚な美少女。 父親の仕事の都合で東京から大津馬村に引越し、大津馬中学校に転校するが、「よそ者」である理由からイジメの対象にされる。 クラスメイト達から陰惨なイジメに遭うものの、優しい両親や最愛の妹、クラスの中で唯一味方をしてくれる晄の存在によってイジメに耐えることが出来ていた。 しかし、イジメグループによって家族が焼き殺される。 その証拠隠滅のために自殺を強要された際、主導した吉絵が口を滑らせたために全ての真相を知ったことで彼らへの復讐を誓い、関与した者達を次々と惨殺していった。 終盤では、「全ての原因が自分にあった」と後悔に苛まれた妙子の心からの謝罪を受けて彼女と和解し、互いに前を向いて生きることを誓い、復讐にピリオドを打った。 しかし、最終的に想いを寄せていた晄の本性を知り、そこに雪崩れ込んできた流美の襲撃によって致命傷を負わされた際、晄が後生大事に持っていた春花の家族の死体を収めた写真を見てしまったことから全てに絶望。 最後の戦いを開始し、これを制した。 作中に直接の描写はないが、復讐を完遂した直後に死亡している。 写真撮影が趣味。 春花に好意を持っており、クラスメイト達にイジメられる春花を精神的に支えている。 普段は温和で明朗だが、その裏には異常に偏執的で暴力的な本性を持つ。 かつて母親にを振るう父親に傷害を負わせたため両親が、父親は別の女性の元へ行き、それを嘆き罵った母親に父親同様の暴力を振るうようになった。 これが原因で仙台の生家から追い出され、大津馬村に住む祖母と暮らしている。 また前述の本性により、妙子からは蛇蝎のごとく嫌われていた。 終盤にて本性を露にし、春花との同居生活を反対した祖母や、春花の祖父に暴行を加えた。 さらに、自身の本性を知った春花に対しても暴力を振るい、直後現れた流美と争いに発展。 その際、火災事件時に春花の家族の死体を写真に収めていたことを春花に知られ、自身も復讐の対象となる。 流美を盾にして反撃したが、倒れた春花を撮ろうとカメラを向けた直後にボウガン(春花が真宮を殺した後で、現場に放置されていたもの)でカメラごと目を貫かれ重傷を負う。 作中に直接の描写こそないが、最終的に死亡している。 実写映画版では、自身が抱える心の闇が強調されており、春花に致命傷を負わせた流美に怒り狂い、流美を惨殺している。 小黒 妙子(おぐろ たえこ) 演 - クラスにおけるイジメグループのリーダー格の少女。 大人びた雰囲気の美少女で、髪を染めている。 クラスの女王的存在だが、本人は流美をはじめ自分に付き従ってくるクラスメイト達を非常に疎ましく思っている。 周囲を扇動して春花に陰惨なイジメを行う。 一方、流美を忌み嫌っているため、春花が転校してくる前後から流美をイジメの標的にしていた。 実家は裕福で、を志すため東京の理容師専門学校に進学を希望したが、高圧的な父親に一蹴されて以来、言い出せずにいる。 本来は他者に気遣う面倒見のよい性格で、常識的な感性も持ち合わせていた。 昔は現在のように陰険な面は見せておらず 、当初は春花との仲は良好だったが、あるきっかけで彼女を目の敵にするようになり、現在の険悪な関係に至った。 流美が首謀した春花の両親殺害については一切関与していなかったが、流美達を特に止めようともせず、皮肉を込めて「頑張って」「期待してるから」と言い放った。 実は晄の本性を知っており、彼を蛇蝎のごとく嫌っていた。 終盤では、春花の両親殺害は自身のイジメが招いたものと強い後悔に苛まれるようになり、その首謀者となった流美を切り捨てた後、不器用ながらも春花に謝罪して和解を果たした。 このため春花の復讐を受けなかったものの、和解直後の帰宅途中で待ち伏せしていた流美に襲われ、流美との死闘の末に致命傷を受け死亡する。 死後、遺体は通行人によって発見された。 実写映画版では、流美との死闘に敗れる展開は原作と同じだが、後遺症を負いながらも奇跡的に生存し、卒業式に出席している。 卒業式が終わった後、一人訪れた無人の教室で春花と幸せな時を過ごしていた頃の幻を目にした。 南 京子(みなみ きょうこ) 演 - 春花達のクラスの担任教師。 明るい髪色をした妙齢の女性。 いわゆる友達先生であり、生徒達(特に妙子)の言いなり状態となっている。 であるため、クラスのイジメを黙認しており、春花の父親がイジメについて相談した際も全く相手にしなかった。 普段は冷静で肝が据わっているが、根は情緒不安定で、自分の悪口を言われるとすぐにしてしまう。 このように教師としては問題が多く、生徒はもちろん保護者からの人望も皆無であった。 春花のことは当初から邪魔者扱いしていた節があり、春花の転入時には歓迎するどころか「くれぐれもクラスをかき乱すようなことはしないように」と冷淡な口調で警告していた。 実は彼女自身も大津馬中学校の卒業生だったが、当時同級生の少女をリーダーとしたクラス全員から苛烈なイジメを受け、登校拒否に追い込まれた経験が深いとなっている。 教師になったのは、生徒を友達に見たて共に卒業することで、孤独だった中学生時代を「塗り替える」のが目的だった。 故に生徒への関心は皆無で、春花の復讐により行方不明になった生徒の親に対しても冷酷な態度を貫いた。 終盤では、妙子の遺体発見をきっかけに責め立ててきた保護者達の姿に、かつて受けたイジメの思い出が重なり、錯乱して一部の保護者に傷害を加え逃走するが、直後に通りがかりのに轢かれ、ミンチにされて死亡した。 小説版では、根っからの病弱体質であり、学校で吐瀉したことがきっかけでイジメの標的にされた事実が明記されている。 実写映画版では黒髪の中年女性に変更されており、原作とは大幅に印象が異なる。 小倉 修一(こくら しゅういち)、佐野(さの)、上薗(かみぞの) イジメグループのメンバーで久賀の友人達。 長身でそばかすが特徴の男子が小倉、温和な風貌の男子が佐野、地味な印象の男子が上薗。 久賀とともにイジメに加担していた が、久賀とは違い常識的な感性を保っており、妙子と同じく流美が首謀した春花の両親殺害についても一切関与していない。 クラスの異変には傍観する立場を取っていたため、久賀の異変にも気付かなかった。 小説版では、一連の事件の真相に気付かないまま、学年集会で集合した体育館を流美に放火され、他の生徒や教師ともども焼死している。 実写映画版では割愛もあり登場しない。 野咲家放火殺人事件に関与したクラスメイト [ ] 両親の勧めで登校拒否を始めた春花が晄と外出して不在中、野咲家を襲撃し、放火を仕掛けて春花の両親を殺害、妹の祥子を意識不明の重体に追い込んだクラスメイト達。 ほとんどのメンバーは妙子の取り巻きである。 流美や吉絵といったほとんどの者達は特に罪悪感を見せず平然としていたが、理佐子とゆりは事件には一切関与していない妙子同様、当初は本気にしていなかった ため、事態が急激に悪化したことから一転し、罪悪感に怯えるようになった。 後に全員、自業自得の最期を遂げている。 佐山 流美(さやま るみ) 演 - イジメグループの1人。 春花や妙子とは対照的に冴えない容姿をした少女。 春花が転校して来る前までは妙子達のイジメの標的になっていた。 妙子に異常なほど執着しており、妙子の腰巾着として彼女を慕う言動を取るが、妙子からはその執着心を非常に気味悪がられている。 普段は陰気でおとなしい性格だが、逆上すると見境がつかなくなる。 春花が登校拒否をしたことで再びイジメの標的になり、長く伸ばしていた髪を切られる。 イジメから逃れるためと、妙子の関心を得るために野咲家への放火を企て、実行に移した。 結果として春花の両親殺害の首謀者、そして復讐劇の元凶となる。 後に春花に殺された吉絵、理佐子、ゆりの遺体を発見したのがきっかけで、春花が復讐を始めたことを知り、「自分も春花に殺されるのではないか」と怯え、遂には妙子から見放されたことで狂気に陥り、「殺される前に殺す」と春花殺害の決心を固め、手始めに今までの仕打ちの復讐として妙子を襲撃し、妙子との死闘に勝利する。 その後、返す刀で春花を襲撃して致命傷を負わせたが、間に入った晄と闘争となった。 その最中、写真を見て激昂した春花が、腹から抜いた包丁で晄を襲撃、盾にされて喉を刺し貫かれ殺害された。 小説版では、幼少期に父親が死亡したため母子家庭()で暮らしていたことが明かされている。 また、皆殺しを目的に学年集会中の体育館へ放火するなど、凶悪な一面が強調されている。 実写映画版では、春花に致命傷を負わせる展開は原作と同じだが、その一部始終を目撃した晄に惨殺される。 橘 吉絵(たちばな よしえ) 演 - イジメグループの1人。 妙子の手下。 端正な顔立ちをした少女だが、陰険な雰囲気を漂わす攻撃的な性格の持ち主。 春花に対して画鋲を突き刺すなどの暴力を受けさせた。 父親は、母親はアル中()という劣悪な家庭環境に生まれ育ち、両親からを受けながら暮らしていた。 春花イジメに最も積極的に参加し、彼女の両親殺害も率先して関与。 自身は殺人を犯したことについて一切の罪悪感を持っておらず、事件の証拠隠滅のために春花を自殺に見せかけ殺害しようとするが、その際に慢心から口を滑らせたことがきっかけで真相を悟られてしまい、逆上した春花によって左眼に釘を突き刺された上、鉄パイプで滅多打ちにされ死亡する。 死の間際、巻き添えとなった理佐子の悲痛の叫びを耳にしながら、本心では両親に愛されたかったことに気付き嘆いていた。 実写映画版では、父子家庭(一人親家庭)で暮らしていたことになっており、暴力的な面が強調されている一方、精神面では未熟な一面も見せている。 加藤 理佐子(かとう りさこ)、三島 ゆり(みしま ゆり) 演 - 、 イジメグループのメンバーで妙子の手下だが、実際は両名とも吉絵の腰巾着も同然の存在で、常に吉絵と行動している。 理佐子はおっとりした雰囲気のたれ目の少女。 ゆりは冷静な性格をしたごく平凡な娘。 両名とも暇潰し感覚でイジメに加担しているが、他のメンバーとは異なり、グループの中では(妙子同様に)まだ常識性を持ち合わせている。 両者とも春花の両親殺害に関与している が、妙子同様当初は本気にしておらず、事態がここまでの惨事になってしまったことで一転して怯えるようになり、家族をはじめとする周囲の者達に殺人の嫌疑が知られることをひどく恐れていた。 しかし、吉絵と同行していたことが命取りとなり、真相を知って逆上した春花の手で両名とも吉絵と一緒に惨殺された。 小説版では、理佐子が裕福な家庭で優しい両親に甘やかされている描写が挿入されている。 久賀 秀利(くが ひでとし) 演 - イジメグループの1人。 にをした風の少年。 普段は温和で笑顔が絶えないが、閉鎖的かつ排他的な性格の持ち主。 妙子に好意を持っており、本来優しかった妙子の人格の変化を春花に責任転嫁し、春花を憎んでいる。 和生が娘のイジメについて学校に相談に来た際には、上履きの裏側にスパイクのように画鋲をつけた足で、和生の背中に跳び蹴りを食らわせ、刺し傷を負わせた。 春花の両親殺害に関与しており、春花の母親に火をつけ殺害した張本人。 単独での下校途中で春花の襲撃に遭い、包丁で斬りつけられ重傷を負った上、逃げた弾みで古井戸に落ちて出られなくなる。 口も切り裂かれていたために助けを呼ぶことも叶わず、かつての平穏な日常を思い出し泣きながら失血死した。 実写映画版では、原作同様に春花の襲撃で重傷を負い逃走した直後、崖に転落して足を骨折し身動きが取れなくなり、痛みに悶えながら死亡した。 真宮 裕明(まみや ひろあき) 演 - イジメグループの1人。 池川の友人。 ボウガンで小動物を殺傷するのが趣味で、他者の命を何とも思わない残虐非道な性格。 殺したを春花の机に入れるなど、悪質なをしていた。 春花の両親殺害に関与。 久賀が行方不明になった時点で春花の復讐をいち早く察し、池川と共に春花の殺害を計画。 ボウガンで春花を狙撃しようとしたが、誤射されて発狂した池川の妨害もあって失敗。 その隙を突かれて春花にナイフで斬られ致命傷を負った挙句、奪われたボウガンで背中を撃たれ、そのはずみに足元の凍った池が割れて転落し、溺死した。 実写映画版では、春花に反撃され満身創痍になりながらも抵抗を試みるが叶わず、ナイフで首のうなじを刺され死亡した。 池川 努(いけがわ つとむ) 演 - イジメグループの1人。 真宮の友人。 肥満体系の少年。 武器の改造が趣味で、真宮に改造したボウガンなどの武器を提供している。 当初は転校してきた春花にしていたが、春花が晄と仲良く話す姿を見ていくうちに劣等感を抱くようになり、春花を異端者と見なし憎むようになった。 春花の両親殺害に関与。 自身の劣等感と憎悪を晴らすため、真宮と共に春花の殺害を計画。 春花を襲撃するも返り討ちに遭い、さらに真宮が春花に向けて発射したボウガンが自身の頭部に命中したことで発狂してしまい、真宮を春花と誤認して襲いかかるも、抵抗した真宮に蹴られ脳が飛び出して死亡した。 小説版では、裕福な家庭の一人息子であり、両親から過度なまでに溺愛されている描写が挿入されている。 実写映画版では、脳が飛び出るシーンはカットされている。 春花の家族 [ ] 野咲 祥子(のざき しょうこ) 演 - 春花の妹。 内向的な性格。 春花からは「 しょーちゃん」と呼ばれている。 転校前、東京の小学校でイジメを受けていた。 大津馬村の小学校に転校して以来、平穏な生活を送る一方、春花がイジメを受けるようになったことに心を痛めており、両親とともに春花を精神的に支えていた。 流美らイジメグループの襲撃による放火時には父親に庇われ、晄の救出により何とか生き延びるも、全身火傷で意識不明の重体となる。 病室で流美と春花の対決が起きた際に起き上がるが、すぐに危篤状態となる。 作中に直接の描写はないが、最終的に死亡している。 野咲 和生(のざき かずお) 演 - 春花の父親。 気さくな性格。 春花のことをよく気にかけており、「人数の少ない学校で靴が無くなった」ということから、早期からイジメの存在を疑い、学校へ相談に行くなどの対処を行った。 流美らイジメグループにより焼き殺されるも、祥子を庇うように抱きかかえ何とか守ろうとしていた。 野咲 花菜(のざき かな) 演 - 春花の母親。 優しい性格の持ち主。 夫同様、春花のことをよく気にかけており、イジメの事実を知った後は登校拒否を勧めた。 流美らイジメグループの襲撃を受け、久賀に火を付けられ殺害される。 野咲 満雄(のざき みちお) 演 - 春花の祖父で和生の父。 春花の家族が流美らイジメグループに殺された後、訃報を知って大津馬村に駆け付け、春花と一緒に暮らすようになる。 後に本性を露わにした晄の暴行を受けて重傷を負い、病院に搬送される。 一命を取り留めはしたものの、息子の家族を全て喪うという絶望に苛まれ、失意のうちに独り帰郷した。 クラスメイトの家族 [ ] 相場 紀久子(あいば きくこ) 晄の祖母。 温和な性格の持ち主。 娘の紀子と孫の晄に起った事情を知らない。 晄の上京を反対したために彼の暴行を受けた。 全てが終わった後、紀子と再会した。 かつては夫(晄の父)の暴力をあえて受けることで夫婦仲を繋ぎとめていたが、それに耐え兼ねた晄が夫に傷害を加えたことで離婚した。 それから自暴自棄となり、晄を突き放したことで息子からも暴力を受けるようになり、晄を追放して実家に預けた。 晄を追放して以降、彼に会うことを真っ向から拒絶していたが、全てが終わった後、晄の葬儀に参列するため実家に戻った模様。 小説版では、離婚してから晄の養育費のみならず生活費も実家に無心し、虚無的な生活を送っていたことが明かされている。 実写映画版では直接登場しないものの、彼女自身の存在は示唆されている。 晄の父 名前は不明。 晄に暴力性を植え付けた張本人。 ストレスのはけ口として長年妻の紀子にDVを加え続け、それが原因で晄にカッターで背中を切られる。 自分が暴力を受けることには弱かったらしく、事件後に離婚し、逃げるように妻子を捨てて行方をくらました。 実写映画版では直接登場しないものの、彼自身の存在は示唆されている。 妙子の父 名前は不明。 仕事で全国をあちこち飛び回っている実業家。 非常に厳格な人物であると同時に極度の亭主関白であり、家庭内で絶対的な存在として君臨し、専制君主のごとく妻や娘の意見を撥ねつけている。 そのため、妙子の東京の美容学校進学の夢を「ただのわがまま」と一蹴し、彼女の人格に少なからぬ影を落としていた。 全てが終わった後、妻と共に娘の死を悲しんだ。 実写映画版では傲慢さが更に強調されており、「娘の就職先は自分(=父)が決める」と発言する有様となっている。 妙子の母 名前は不明。 温厚な性格をした主婦。 常に妙子の身を案じるが、余りの亭主関白ぶりな夫に頭が上げることが出来ないでいる。 全てが終わった後、夫と共に娘の死を悲しんだ。 佐山 敦子(さやま あつこ) 流美の母。 娘思いの心優しい性格。 流美の異変に気付いていたが、彼女に拒絶されていたため力になれなかった。 全てが終わった後、変わり果てた流美の遺体を前に泣き崩れた。 小説版では、夫(流美の父)を早くに亡くし、女手一つで流美を育てていたことが明かされている。 吉絵の父 名前は不明。 暴力的な性格をした典型的なチンピラ。 吉絵を日常的に虐待していた。 しかし妻とは異なり、親としての情はそれなりに持ち合わせており、妻と共に南の自宅へ向かい、吉絵が行方不明になったことを訴えるも拒絶された。 その後、他の保護者達と共に抗議する際、南の素性を調べた上で「イジメられることを恐れるあまり、クラスメイトである子供に手をかけたのでは」と難癖をつけたため、錯乱した南に襲われ唇を噛み切られた。 全てが終わった後、変わり果てた吉絵の遺体を前に複雑な感情を向けた。 実写映画版では、割愛のため登場しない吉絵の母の設定(アルコール依存症)を引き継いでおり、男手一つで吉絵を育てる一方で虐待を行う描写がなされている。 また、錯乱した南から傷害を受けずに済んでいる。 吉絵の母 名前は不明。 重度のアルコール依存症で、酒以外のことには無関心かつ無気力。 吉絵にを受けさせており、全てが終わった後も吉絵の死に関心すら持たなかった。 実写映画版では割愛もあり登場しない。 それに代わり、アル中の設定は吉絵の父に流用されている。 久賀 正江(くが まさえ) 久賀の母。 息子を溺愛し、息子に何かあれば途端にヒステリックになり、息子に非があっても決して認めず、逆に抗議や暴行による報復を行う典型的な。 久賀が春花に殺害された後、息子が帰宅しないことを南に訴えるが、逆に「あなたの息子さんのほうに問題がある」「あんた達(=久賀一家)のほうが異常」と返され、逆上し南を殴った。 その後、他の保護者達と共に抗議する際、吉絵の父の言葉を真に受けて南に襲いかかるも、錯乱した彼女に両目を潰された。 実写映画版では性格がやや落ち着いており、錯乱した南から傷害を受けずに済んでいる。 久賀の父 名前は不明。 妻の正江とは異なり、穏健な性格で比較的常識人。 恐妻家でもあり、息子の裏の顔を一切知らずにいた。 久賀が春花に殺害された後、息子が帰宅しなくなったことでヒステリックになった妻をなだめていた。 理佐子の両親 名前は不明。 ごく平凡な夫婦であるが、娘の裏の顔を一切知らずにいた。 後に他の保護者達と共に抗議する際、吉絵の父の言葉を真に受け、南を非難した。 小説版では、夫婦ともに娘を甘やかして育てており、その育児で理佐子に悪影響をおよぼしたことに気付かなかった事実が明記されている。 また、理佐子の父は生真面目な人物、理佐子の母は娘同様にな性格となっている。 その他の人物 [ ] 教頭先生 本名不明。 大津馬中学校の教頭。 情緒不安定な南を心配しており、生徒の保護者達が南を罵倒した際も彼女を庇う立場を取った。 一連の事件が終結した後、複雑な心境で担任と生徒達が出席していない卒業式を開催した。 実写映画版では、辛うじて生存した妙子を含む卒業生達に卒業証書を渡している。 高橋(たかはし) 南の中学生時代の同級生で、クラスにおける南イジメのリーダー格の少女。 暇潰し感覚かつ気分の赴くまま、クラスぐるみで南を徹底的にイジメ抜き、彼女を登校拒否に追い込んだ。 小説版では直接登場しないものの、彼女自身の存在は示唆されている。 実写映画版では割愛もあり登場しない。 書誌情報 [ ] 単行本 [ ]• 押切蓮介 『ミスミソウ』 ぶんか社コミックス〈〉、全3巻• 2008年3月17日発売• 2008年8月18日発売• 2009年6月17日発売 完全版 [ ]• 押切蓮介 『ミスミソウ 完全版』 アクションコミックス〈〉、上下巻• 上巻 2013年3月12日発売• 下巻 2013年3月12日発売 小説 [ ] から2018年に出版された。 著者は。 表紙は押切蓮介が新たに描き下ろした。 内容は原作を比較的忠実に再現しているが、押切曰く「マンガとは違う視点、結末」が描写されている。 刊行情報 [ ]• 黒史郎『小説 ミスミソウ』〈双葉社〉• 2018年3月15日発売 実写映画 [ ] ミスミソウ 監督 脚本 原作 「ミスミソウ完全版」 出演者 大塚れな 主題歌 「道程」 制作会社 レスパスフィルム 配給 公開 2018年4月7日 製作国 言語 日本語 実写映画化され、に公開。 主演のは映画初主演。 小説版と同じく内容は原作を比較的忠実に再現しているが、原作との相違点として、「久賀を含む妙子の取り巻き達と端役の同級生達に接点がない」「春花が所有していたCD(著のCD)が一種のキーアイテムとなっている」「終盤の展開が変更されている」といった描写がなされている。 キャッチコピー [ ]• 最も切なくて、最も美しく残酷なトラウマ・サスペンス• 私ね、人を殺したの。 家族が焼き殺された日、私は復讐を決めた。 スタッフ [ ]• 監督 -• 原作 - 「ミスミソウ完全版」(双葉社刊)• 脚本 -• 主題歌 - 「道程」()• 企画・製作幹事 -• 制作プロダクション - レスパスフィルム• 配給 -• 製作 - 「ミスミソウ」製作委員会(、、、) 関連商品 [ ]• 単行本3巻のあとがきより。 具体的な場所は雪国であること以外、詳細は不明。 実写映画版ではがロケ地となっている。 完全版では、満雄が帰京のため乗車した列車で、彼の前にとして登場した描写がある。 小説版では、自宅跡で死亡していたことが明記されている。 しかし、これは久賀と春花から見た妙子の印象であり、流美へのイジメは一貫して行っていた。 南に「友達」として扱われた妙子を含む(春花以外の)生徒達には「ゲロ教師」と見下されていた。 ただし作中において、久賀の飛び蹴りを鑑賞していた描写と、画鋲を仕込んだ上履きを久賀に見せられた小倉が笑っていた描写があるのみで、直接的なイジメには加担していなかった模様。 原作と異なり、小説版では最終的にクラスの生徒全員が死亡する結末を迎える。 地毛は黒髪だったが、妙子に染めてもらった。 真宮によると、野咲家の襲撃時に祥子をしようとしたらしいが、春花との対決時に彼女を挑発した時の発言であるため単なる出まかせの可能性もあり、本人もでたらめだと強く否定しているため、真偽は不明。 なお、実写映画版では祥子を強姦するそぶりを見せていない。 ランドセルを傷だらけにされるほどの過酷なイジメを受けていたが、それを家族に告げず耐えていた。 名前は小説版および実写映画版で判明。 自身の母(晄の祖母)との再会時、喪服ともいえる黒い服を着ている。 出典 [ ]• ORICON NEWS oricon ME. 2017年12月13日. 2018年4月7日閲覧。 コミックナタリー 株式会社ナターシャ. 2017年12月25日. 2017年12月27日閲覧。 コミックナタリー 株式会社ナターシャ. 2018年1月22日. 2018年2月12日閲覧。 コミックナタリー 株式会社ナターシャ. 2018年2月2日. 2018年2月12日閲覧。 コミックナタリー ナターシャ. 2018年3月14日. 2018年3月14日閲覧。 コミックナタリー 株式会社ナターシャ. 2017年7月17日. 2017年7月17日閲覧。 関連項目 [ ]• 外部リンク [ ]• この項目は、に関連した です。 この項目は、 に関連した です。 などしてくださる(/)。 この項目は、に関連した です。
次の『ハイスコアガール』『でろでろ』で知られる押切蓮介氏の漫画のなかでも、「精神破壊(メンチサイド)ホラー」をキャッチコピーとした過激な『ミスミソウ 完全版』を実写映画化した『ミスミソウ』が4月7日(土)に公開される。 』の唯野未歩子氏の脚本で描き出している。 とかくグロテスクな暴力表現が注目されがちな『ミスミソウ』だが、押切氏が作中で多感な時期の少年少女たちが抱える、友情、嫉妬、罪の意識といった感情を生々しく、繊細に描き出しているのも大きな特徴だ。 やはり、残酷な描写を交えて人間の心を描き続けてきた内藤監督が実写化したのは、必然だったのではないだろうか。 ご了承の上お読みください。 ギャグ抜きにした、結構キツイ、人の心に突き刺さるような漫画なら、読者もきっとびっくりするんじゃないかな、という気持ちで描き始めたんです。 背伸びしたわりにはなかなか描けたな、と思います。 押切:旧版の『ミスミソウ』で言うと3巻あたりからようやく描けてきたな、という実感が湧いてきたんですよ。 1巻、2巻あたりを読み返してみると、笑いどころだったり、ちょっとあやふやなところもあります。 男性である押切先生がなぜああいう心情を描けたのか、とても気になったのですが。 押切:確かにそうですよね。 でも、漫画家は気持ち的に男にも女にもなれなきゃいけないんですよ。 だから、あのくらいの中学生にもなれなきゃいけないから、「きっとこうなんだろうな」という予測で描いています。 それにしては意外に生々しく描けたな、とは思います。 特に妙子だったり、流美の気持ちは上手く描けたかな、と。 10年前、ぼくが27、28歳くらいの頃の作品ですが、あの時の自分を褒めてあげたいです。 ちょうど連載を7本くらい抱えていて、クソ忙しいときだったので。 家が燃えるし、雪も降りますし、次々ととんでもない殺し方、死に方が登場するので大変だな、と思いました。 「どうやって撮ればいいんだろう」と。 映画化しがいのある作品だったのでは? 内藤:そうですね。 ある種の復讐劇的なフォーマット、映画的な型から始まって、そこから展開していくので、そこは映画に向いていると思いました。 尺も1本の映画にちょうどいいくらいですし。 こう言っちゃなんですけど、映画を撮る力量がないから漫画を描いてきたんで(笑)。 だから、漫画のそもそもの構造が映画っぽいんです。 動いていて、音もあって、それを画にしたためているという感じで。 ほかの作品で、スタッフロールが出てくるものもありますし。 間の取り方とか、カメラワークみたいな画は意識して描いていたりはしますね。 内藤瑛亮監督 撮影=岩間辰徳 内藤:ぼくは逆に、漫画家になりたかったんだけど、なれなくて映画監督になったほうです(笑)。 だから、押切先生は職業としてうらやましいです。 押切:ぼくもうらやましいですよ(笑)。 ぼくは映画を観て、悔しいと思ったくらいです。 押切:いやいや、作れないですよ(笑)。 内藤監督が撮られると聞いたときから、安心しきっていて。 もう、「『ミスミソウ』をあげます」くらいの勢いで、(内藤監督に)やってもらいたかったし、口出しも一切したくなかったです。 ぼくは確かに原作者ですが、きっかけを与えたに過ぎなくて、あとは監督・スタッフ・キャストでいい作品を紡ぎだして欲しいな、と思ったくらいです。 ぼくはあまり、映画に対してデカいことは言えないですよ。 舞台にあがるのも躊躇しますし、邪魔したくないです。 『先生を流産させる会』なんかも観ていますし、「ああ、この人の空気感だったらいいな」と思っていました。 別件で(『ミスミソウ』の)映画化の企画があって、色んな監督の名前が出ていたんですが、それには「嫌だ」とお断わりしたこともあります。 内藤監督は、映画化にあたって再現度は意識されたのでしょうか? 内藤:ことさらは意識していないんですけど、もともと原作が映画に合ったフォーマットの上にあったので、無理にイジるつもりもありませんでした。 そのあたりの脚色をどうするかは、原作ファンも一番気になるところですし、ぼくも好きな漫画が映像化されたときに、「あそこ変えやがって」とか、逆に「ここは変えてもよかったんじゃ」と思うこともあるんですけど。 基本的には原作のエッセンスを大切にすれば、間違った形にはならないかな、と思っています。 内藤:『ミスミソウ』の原作の根幹にあるのは、春花と妙子の関係性だと思っていました。 そこを大切にしてエピソードを構成し、心を揺さぶる結末を用意してくれたのが、唯野さんの脚色です。 それを素直に撮っていけば、いい映画になるだろうと思って進めていきました。 前半部分で言うと、原作では妙子が実行犯として率先してイジメをやっているんですけど、映画では彼女は影のボスで、直接的に手を下すのは橘(中田青渚)を中心とした子たちなんですよね。 そうすることで妙子の存在が際立つし、意図も後半で明確に出てくるので。 映画としては必要な脚色だったな、と思います。 スティーヴン・キング原作、フランク・ダラボン監督の『ミスト』のラストは、小説と違うじゃないですか。 キングは映画を観て、「なんで俺はこういう風に書かなかったんだろう」と言ったらしいですが、それと同じようなことをちょっと感じました。 可哀そうなことをしちゃったな」と思ったんです。 「ああ……この子、生きてたんだ!」と思いました。 だから、原作を知っている人も納得してくれると思います。 「あの子だったら、生き残ってもいい」と。 もしあそこで池川くん(イジメグループのひとり。 遠藤真人が演じる)とかが出てきたら、「お前かよ!」って、涙も出ないですよ(笑)。 だから、許しを請う場面がある。 原作では、被害者である春花の人間性がどんどん削がれて、薄れていって、逆に加害者側の人間性が浮かび上がってくる。 復讐劇って、一般的に復讐者に感情移入するはずなんですけど、本作では加害者側の心情が伝わってきてしまう。 その複雑さが面白いというか、原作の良さだと思っています。 逆に死んで終わることすらできない、「終わらせてもらえない」という考え方もあるんじゃないかと思います。 押切:残酷といえば残酷ですよね。 内藤監督としては、何かこだわりがあったのでしょうか? 内藤:もともと、趣味として好きなんですけどね(笑)。 あえて直接的に見せないほうがオシャレとかアート、みたいな考え方もあるんだとは思いますが、ぼくは、「せっかく映画なんだから、全部見せればいいじゃん!」というスタンスです。 原作にある直接的な描写は、単純に映像したら面白いと思ったので、それは映していこう、と。 最初は興行的に「R-15(15歳未満は鑑賞不可)に収めないとマズイ」ということだったので、そこだけは不安だったんですけど……プロデューサーが「もしR-18(18歳未満は鑑賞不可)になっちゃったら、しかたないです。 好きにやってください」みたいなことを言ってくれたので(笑)。 だから、フルスイングでやることが出来たんです。 内藤:いや、こう見えて色んな戦いがあるんですよ。 一般的には、撮影に入る前に脚本だったり絵コンテを映倫に見せて、(撮影用の)ガイドラインを作ったりするんです。 「この描写ならR-15でOK。 これをやっちゃうとR-18になっちゃう」とかがわかるような。 そうすると、「面白い描写をしよう」というモノづくりの発想に頭が向かなくなっちゃうんです。 それはものを作るうえで不健全だな、と思っていて。 そういう意味では、『ミスミソウ』はこれまでにないくらいフルスイングできた、幸せな作品でした。 「なんて残酷な描写なんだ!」と。 女の子をボコボコに殴るシーンがあるんですけど、映画を観ながら、「なんて酷い描写なんだ。 これを考えた奴は相当なサイコパスだ」と、なんだか客観視してたんです。 「内藤監督って、なかなか酷い監督だな」と思って原作を読み直したら、ぼくも女の子をボコボコに殴るシーンをしっかりと描いていて(笑)。 「こんなことしてたんだ……」と、色んな発見がありました。 内藤:女の子があんなことされるのは、ほんとにキツイですよね。 ぼくも現場で見ていて、可哀想だと思いました。 押切:思いますよね。 ぼくらは優しい人間なんですよ。 押切先生や内藤監督が子どものころは、地上波テレビ放送でもこういった映像がガンガン流れていましたよね。 最近はあまり見かけないですが。 押切:『金曜ロードショー』で『ジョーズ』とか、『バタリアン』とかもやっていた時代ですし。 残酷な映画はたくさん放送されていたんですが、どれも映画として完璧なんですよね。 残酷だけど面白い映画をちゃんと選んで放送していて……作品を選んでいた人、最高に映画を見る目があるなあ、と思います。 ただ残酷なだけのものを選んでるわけじゃないので、すごいなと。 そんな中で育ってきたんです。 押切:もちろん、そうです。 内藤:あのシーンは絶対に撮りたかったんですが、なかなか除雪車を貸してくれるところが無くて。 「人が巻き込まれて死ぬシーンで使いたいんですけど」って言っても、「いや、何言ってんだ」となるので。 そりゃそうですよね。 除雪車が一番避けなきゃいけない現象なので(笑)。 でも、「どうしても必要だから、なんとか見つけてくれ」とお願いして、ようやく見つけてもらいました。 押切:Twitterで「ミスミソウ」と入力すると、予測検索で「除雪車」って出てきますよね。 「ミスミソウ=除雪車」みたいになってますよね(笑)。 内藤監督は、残酷シーンを美しく撮ろうと心がけてらっしゃるのでしょうか? 内藤:現場でことさら「美しく撮れ!」と言ってるわけではないんですけど、自分が感覚的に目指しているものが、そういうものなのかな、とは思います。 ただ下品な残酷描写では、単純に映像として面白くないと思っていて。 ぼくが求める面白い残酷描写というのは、ある程度ビジュアル的な美しさというのが結果的についてくるのかな、と思います。 音楽が流れながら、丁寧に、溜めて溜めて描写していて。 その中でも、加藤(紺野彩夏)さんと三島(櫻愛里紗)さんが手を繋ぐ場面があるんですが。 彼女たちは不安で不安でしょうがないんですよ。 自分たちの罪に押しつぶされそうになりながらも、なんとか日常生活を送ろうと懸命にがんばっている。 どんなに気丈な人たちでも、戸惑いがある、という……あそこはなかなか漫画じゃ描けないんですよ。 あのシーンは、ぼくの中でグッときました。 そこから、橘さんの目線で雪のシーンに入っていくとは思わなかったんです。 「そこからくるか!」と。 次の雪が降る場面でゾクッと来たんですよ。 あのシーンがあるから、より映画が引き締まったというか。 加害者側の抱えているものが中盤から出てきて、彼ら、彼女たちがどう罪の意識に向き合うか、向き合えずにいるか……単なる悪役じゃなくて、同情したくなるような家庭環境だったり、切ない心情を抱えているのがこの作品のキャラクターたちの面白さだと思ったので。 だから、一人ひとり丁寧に描こう、というのは意識していました。 演じる本人たちには、「自分たちのことを、悪人だと思わなくてもいい」とは伝えました。 映画『ミスミソウ』は新宿バルト9ほか全国公開中。 あらかじめご了承ください。 ・応募時の内容に記載不備がある場合。 ・お客さまのご住所が不明、または連絡不能などの場合。 SPICER.
次の2018年4月・・・ 最強のトラウマ漫画が実写化されます!! その名も 「ミスミソウ」。 この作品は陰惨で憂鬱なホラー漫画として、ファンの間では人気です。 今回は、実写映画「ミスミソウ」について紹介していきたいと思います。 Sponsored Link 『ミスミソウ』の作品情報 『劇場公開日』 2018年4月7日 『製作年』 2017年 『製作国』 日本 『配給』 ティ・ジョイ 『監督』 内藤瑛亮 『原作』 押切蓮介 「ミスミソウ完全版」(双葉社刊) 原作はこちらから購入できます。 春花は唯一の味方であるクラスメイトの相場晄を心の支えに、なんとか耐えていたが、いじめはエスカレートしていくばかり。 やがて事態は春花の家が激しい炎に包まれ、春花の家族が焼死するまでに発展。 春花の心はついに崩壊し、壮絶な復讐が開始される。 引用元:映画. com Sponsored Link 『ミスミソウ』のキャスト 野咲春花役:山田杏奈 主人公・野咲春花役を演じるのは山田杏奈。 アミューズ所属の17歳が今作の『ミスミソウ』で初主演を演じます。 演技に関してはまだまだこれからの感じがしますが、この作品をきっかけにブレイクしそうな気がします。 」にも出演が決まっています。 相場晄役:清水尋也 壮絶ないじめを受ける主人公・野咲春花を密かに支えるクラスメイト・相場晄役を演じるのは清水尋也。 2018年にはドラマ「anone」で広瀬すずと共演するなど今注目を集めている若手です。 過去に出演した映画「渇き。 」では壮絶ないじめにあうボク役、映画「ソロモンの偽証」ではクラスメイトに恐怖を与える不良役を熱演し、高い評価を集めました。 小黒妙子役:大谷凜香 主人公・野咲春花をいじめていたグループのリーダーを演じるのは大谷凜香。 今回の『ミスミソウ』が映画初出演。 映画やドラマには出演したことがなく、主にファッション雑誌『ニコラ』のモデルとして活動。 しかし、2016年に専属モデル(ニコモ)を卒業したため、今後は女優として活動していくのかもしれないですね。 演技力に関しては未知数です。 佐山流美 役: 大塚れな 主人公・野咲春花をいじめていたグループの一人を演じるのは大塚れな。 過去に子役として活動していました。 ソフトバンクやベネッセのCMにも出演していましたが、最近はお休み中という感じでしたね。 そのため、久々の出演!! 橘吉絵役:中田青渚 主人公・野咲春花をいじめていたグループの一人を演じるのは中田青渚。 アミューズ所属の18歳。 主役の山田杏奈さんとはかなり年が近いですね。 女優としては、映画「orange -オレンジ-」、映画「3月のライオン 後編」に出演。 女優としてはまだまだですが、人気若手俳優とも共演しているので今後活躍する女優の一人ですね。 加藤理佐子役:紺野彩夏 主人公・野咲春花をいじめていたグループの一人を演じるのは紺野彩夏。 スペースクラフト所属の18歳。 『Seventeen』の専属モデルとして活躍中。 過去に映画「恋妻家宮本」に出演。 女優としてはまだまだこれからですが、この作品で注目されるかもしれないですね。 三島ゆり役:櫻愛里紗 主人公・野咲春花をいじめていたグループの一人を演じるのは櫻愛里紗。 スターダスト所属の17歳。 少女劇団いとをかしのメンバーとして活動中。 「少女劇団いとをかし」とはスターダスト所属の女優志望が集結した劇団。 劇中では、歌や演技などを披露します。 櫻愛里紗さんにとっては念願の女優デビュー作ですね。 久賀秀利役:遠藤健慎 主人公・野咲春花の教室机を傷付けるなど、積極的に嫌がらせをしていたクラスメイトを演じるのは遠藤健慎。 ヒラタオフィス所属の17歳。 映画やドラマで活躍中。 2107年に出演したドラマ「明日の約束」では不登校の男子生徒で不可解な死を遂げた吉岡圭吾役を好演。 ドラマでもかなりキーマンだっただけにかなり注目されました。 真宮裕明役:大友一生 主人公・野咲春花のクラスメイトを演じるのは大友一生。 ソニーミュージックアーティスツ所属の15歳。 以前はメインキャストプロダクション所属していたが、倒産により、2017年ソニーミュージックアーティスツに移籍。 そのため、移籍後初映画出演!! 映画やドラマなどの出演はそこまで多くないため、今作では期待ができる若手ですね。 池川努役:遠藤真人 主人公・野咲春花のクラスメイトを演じるのは遠藤真人。 放映新社所属する16歳。 CMやドラマなど出演したりと活躍中。 過去にはドラマ「僕とスターの99日」では佐々木蔵之介さん演じる高鍋 大和の幼少期を演じています。 かなり期待がかかる新人ですね。 教師・南京子役:森田亜紀 主人公・野咲春花たちのクラスの担任教師を演じるのは森田亜紀。 ストレイドッグプロモーションに所属し、女優や監督として活動中。 過去には、朝ドラマ「とと姉ちゃん」に出演。 野咲祥子役:玉寄世奈 主人公・野咲春花の妹を演じるのは玉寄世奈。 日テレ学院のジュニアクラスに所属。 2017年、舞台「足長おじさん」で舞台初出演。 そして、2018年の映画「ミスミソウ」では映画初出演。 確実に実力をつけている子役です!! 野咲満雄役:寺田農 主人公・野咲春花の祖父を演じるのは寺田農。 オスカープロモーションに所属。 映画やドラマなど、多くの作品に出演する実力俳優です!! ミステリアスな雰囲気を醸し出し、独特な演技をされるのが印象的。 ここからは少しネタバレです。 映画を楽しみたい人は見ないでください!! ラスト 映画「ミスミソウ」の主人公・野咲春花。 卒業間近の学校に親の都合で転校してきたことでクラスメイトから「いじめ」を受けます。 しかし、そのいじめは度を超えていた・・・ 最後には家族を放火により殺されてしまいます、。 そこから、野咲春花の復讐劇が始まります。 「 復讐」ということなので登場人物がどうなったのか紹介したいと思います。 相場晄は野咲春花にボウガンで頭を貫通され、死亡。 小黒妙子は佐山流美と格闘の末、包丁で刺され死亡。 佐山流美は野咲春花に包丁で刺され、死亡。 橘吉絵、加藤理佐子、三島ゆりは野咲春花に鉄パイプで殴り殺され、死亡。 久賀秀利は野咲春花に包丁で刺されます。 しかし、重症ではあったのですが最後は古井戸に落ちたことで誰にも見つからず死亡。 真宮裕明は野咲春花にナイフで刺され、最後はボウガンで殺され死亡。 池川努は野咲春花にハサミで刺されますが、最後は真宮裕明のボウガンが頭を貫通し死亡。 南京子は行方不明になっている親たちに責任を追及され、最後は除雪車に飛び込み死亡。 主人公・野咲春花は佐山流美に刺された包丁が致命傷になり、死亡。 これはあくまで「漫画のラスト」です。 漫画では、 全員死亡というかなりグロい内容になっていますね。 そのため、実写映画「ミスミソウ」のラストはもしかしたら漫画とは違うかもしれないです。 分かり次第追記したいと思います!! まとめ 予告動画を見てゾクゾクしてしまいました。 かなり衝撃な映像が多いですね。 またキャストに関しても、注目の若手を起用しておりかなり新鮮に感じました。 『ミスミソウ』は、かなり見ごたえのある作品になりそうです。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました! Sponsored Link.
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