子どもが自立した大人となり、食っていけるかどうかは、「親の愛情」にかかっている。 なぜ、家でダラダラする子は優秀なのか? 「子どもが自分の願う方向に育たない」 教育熱心な親ほど悩むことが多い。 「何度も何度も言ってきかせてるのに……」と。 しかし、現役小学校教師の筆者はこうした親の考え方の前提である、「ウチの子は、言えば分かる・変われる」に実は根本的な間違いがあると語る。 「何度言っても、(自ら)変わらないものは変わらない」 子どもであっても、自分とは異なる存在。 「他人と過去」を変えることはできない。 といっても、親としての責任を放棄するわけではない。 「力ずく」を脱することが子育ての原点だというのだ。 では、具体的にはどう子どもと接すればいいのか。 キーポイントは子どもは「思い通りにならなくて当たり前」という気持ちで接することだ。 前回に引き続き、筆者が提案する3つのアイデアとは。 (1)家で「ガス抜き」させ、心身を回復させる 親の言うことをよく聞き 、素直に「はい」と答え、何でも真面目にやり、親の望むように育った子どもが実在します。 当然、社会に出てもうまくやっていくはず。 と、考えたくなりますが、そううまくはいかないものです。 相手は子どもである以前に、人間です。 バランスというものがあります。 私の経験上言えるのは、学校で、成績だけでなく人格的な面も含めて「本当に素晴らしい」と賞されるような子どもは、実は家庭でダラダラしていることが多いということです。 家庭訪問や面談で担任がその子どもを褒めると「信じられない。 家ではひどいんですよ!? 」と愚痴を聞かされることもしばしばあります。 健全な子どもほど、実は家で「ガス抜き」をしているのです。 子どもは本来自由で制約のない存在なのだから、ルールの多い社会では「不自然」の状態を求められることになります。 誤解を怖れないで言えば、教育とは「自然のままにしておかない」ことです。 教育の効果がよく現れる子どもほど矯正されるわけですから、より多くの負荷がかかります。 その分、回復が絶対に必要です。 その回復の場が、家庭です。 親には回復させる重要な役割があるのです。 だから、当然(と言っては申し訳ないが)子どもが親の言うことを聞かない事態も起きます。 これも、文字通り「家庭」が「安心のホームベース」という証拠です。
次の運動神経が悪い人に共通する特徴 運動神経が悪いのは生まれつきなことがほとんどですが、どのような人のことを言うのでしょうか。 自分のことを、もしかしたら運動神経が悪いかも…と思う人は、照らし合わせてみましょう。 独特な走り方をする• 太っている• もっぱらインドア• 反射神経が鈍い• リズム感がない• 体がかたい• 姿勢が悪い• すぐ疲れる• メガネをかけている• おしとやかで物静かな性格 続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。 走るフォームがめちゃくちゃだったり、女の子走りだったりして、基本的に足も遅いでしょう。 走り方と足の速さを見れば、運動神経のいい人・悪い人がだいたい分かるのではないでしょうか。 また、太っているということは、普段から体を動かす習慣がないということでもあるので、運動不足になって余計に運動神経が悪くなってしまうのではないでしょうか。 逆に、アウトドアな人は運動神経がいい人が多いでしょう。 なぜなら、インドアな人がインドアになる大抵の理由は、 体を動かすことに楽しさを感じないからです。 そう感じない人たちは、アウトドアになるのではないでしょうか。 つまり、体を動かすのが楽しくない=運動神経が悪いということになりますよね。 反射神経がよくて、体をスムーズに動かすことができれば、自然と運動神経も良くなりますよね。 逆に、反射神経が鈍い人は どんくさい人が多いのが特徴で、運動神経も悪いでしょう。 運動神経がいいからこそ、自然とリズムにのって体が動くのかも知れません。 自分の頭の中でイメージしているように体を動かすことができないのは、運動神経が悪い人の特徴で、リズムにのることが基本的に苦手です。 リズム感というのは、意識して作るものではなく、自然と動くものですよね。 運動神経が悪いのに無理してリズムにのろうとすると、ぎこちない動きになってしまうのではないでしょうか。 体がかたいからといって、必ずしも運動神経が悪いわけではありませんが、筋肉が固まっていると、運動神経が悪くなりやすいです。 姿勢が悪いと、 太りやすくなり筋力も低下しやすいので、運動もできなくなってくるのかも知れません。 逆に運動神経がいい人は、背筋がピンと伸びていて歩いてるだけでも、格好いいです。 少しの距離を歩いただけで疲れたり、階段を登っただけで息が切れたりするでしょう。 それは、体を動かすことが嫌いで運動を避けてきたからなのかも知れません。 体を動かすこと自体が苦痛だと、さらに動かなくなって 運動不足になりさらに運動音痴を悪化させてしまうでしょう。 それは、運動神経が良くて、体を動かすことが好きな人にとっては メガネが邪魔になるからではないでしょうか。 運動神経がいいと、体も身軽なので日常生活でも動きが増えます。 そうなるとメガネがどうしても邪魔に感じて、しなくなるか、コンタクトにするはずです。 あまり活発に動き回るというよりかは、おしとやかに丁寧な動きをするのが特徴です。 また、あまり大きな声を出したりもせず、基本的に落ち着いたトーンで静かに喋ります。 だからこそ、活発に動き、全体に届きやすい声で掛け合いをする運動は苦手なのかも知れません。 運動神経が悪い人のあるある 運動神経が悪いからこそ起こる出来事ってありますよね。 それは、運動神経が悪い人同士だと「わかる!」と同意されるのではないでしょうか。 運動神経が悪いことによって、どんなことがあるのでしょうか。 ボールをキャッチしたつもりができていなかった• とにかく空振りが多い• 運動着が全然似合わない• 正しいフォームが分からない• 真面目にしていても周りから笑われる• 昔は体育の授業が苦痛だった• 運動神経がいい人に憧れる 続いて、運動神経が悪い人のあるあるを、それぞれ詳しくみていきましょう。 基本的にボールをキャッチすることや、パスを渡すのが苦手なので 球技が嫌いなことが多いです。 そのため、バドミントンやテニス、野球なども、空振りを連発することが多いでしょう。 本人は精一杯打ったつもりだけど、当たらなかった…というのは、運動神経が悪い人にはある意味日常茶飯事なことです。 周りから 「似合わない」と笑われることもしばしばあるでしょう。 おしゃれなスポーツブランドなどを着ても、なぜだか似合わないことが多いのです。 最初はみんなできないので、見て真似して覚えるかと思います。 運動神経がいい人は、動きを真似するのが得意なのでフォームもすぐに覚えることが多いでしょう。 しかしその逆で、運動神経が悪い人は、とにかく 動きを真似するのが不得意なので、正しいフォームがずっと分からないままです。 フォームなんて無視して、とにかく自分流の動きで!という考えになるっていくでしょう。 そのため、真面目に運動しているつもりでも、周りから「面白い」と言われて笑われるハメになります。 それでも本人は、なにがどう面白いのか分からないし、特に笑わせるつもりもない…と思うのです。 「運動神経が悪いことが恥ずかしい」「ダサいと思われるかも…」と感じてしまうでしょう。 学生時代、体育の授業が1番嫌いだった…とにかく目立たないようにしていた…というのは、運動神経悪い人あるあるです。 自分にない能力を持っている人なので、魅力的に見えるのではないでしょうか。 スポーツ選手を好きになったり、熱狂的に応援したりするのも、あるあるです。 運動神経が悪い原因 運動神経が悪いのには、なにか原因があるのでしょうか。 ここでは、運動神経が悪くなる要素・出来事などを並べていきます。 運動するのが億劫だと思っている• 育ちに原因がある• 運動不足• トラウマがある 続いて、運動神経が悪い原因を、それぞれ詳しくみていきましょう。 遺伝となると、正直自分ではどうしようもないことではあります。 両親が運動嫌い・運動苦手な人の場合は、運動神経のいい子が産まれる可能性は低いのではないでしょうか。 ただ、遺伝がすべてではなく、運動が元々悪くても運動が好きな気持ちでカバーできる場合もあります。 しかし、 運動神経が悪いと運動神経が悪い自分が嫌になって「運動なんて楽しくない!」となってしまうことが多く、それがどんどん遺伝していくのかも知れません。 運動をすることが億劫だという気持ちが強いと、 体がついてこないので運動神経も悪く見えることが多いです。 運動嫌いな人は、意識通りにどんどん運動神経は悪くなってしまうものです。 運動神経は子供の頃から発達していくものなので、その過程を止めてしまうと、将来的に運動神経が悪くなることがあるのでしょう。 例えば、外で遊ぶのを制限されていたり、とにかく勉強を優先していてあまり体を動かしていなかったりなどの育ちだと、体を動かすことに慣れていないまま大人になります。 つまり、育った環境が原因で運動神経が悪くなるのです。 いくら生まれつきの運動神経が良くても、長年運動をしている人には敵いません。 運動不足で運動神経が生まれつきいい人よりも、運動をする習慣がしっかりある人のほうが将来的には、勝つはずです。 また、昔は運動が大好きだったけど、怪我をしたのをキッカケに運動がトラウマになることもあります。 1度トラウマになってしまうと、それが原因で運動神経は悪くなっていくことが多いでしょう。 運動神経が悪いことのデメリット 運動神経が悪いと、なにかと困ることもありますよね…。 ここでは、その困ることを6つ紹介していきます。 スポーツを楽しめない• 太りやすい• 子供時代嫌な思いをすることがある• 人目が気になる• 自信が持てなくなる• アウトドア派の人とは仲良くなりにくい 続いて、運動神経が悪いことのデメリットを、それぞれ詳しくみていきましょう。 スポーツは、体を動かして楽しむだけではなく、心も体もスッキリした気持ちにもなれます。 スポーツは、 健康に良くてストレス解消にもなるので、楽しむに越したことはないのです。 ただ、運動神経が悪いと、スポーツを楽しいと思うことは難しくなるでしょう。 運動神経が悪いから太るのではなく、運動神経が悪い人は太りやすいということになります。 運動神経が悪い人こそ、意識して体を動かす必要があるのではないでしょうか。 そのため、運動神経が悪いせいでなにかと嫌な思いをすることも多いでしょう。 そういう人は、運動神経が悪いとカッコ悪いと思われるんじゃないか…と周りの目を気にしてしまうでしょう。 これは、元々運動好きだったけど、運動神経が悪いことが原因で挫折を味わった経験のある人がなりやすい心理でしょう。 目標を達成できなかったせいで、自信が持てなくなるのではないでしょうか。 そのため、アウトドア派の人とは楽しい時間を共有しにくく、仲良くなりにくいでしょう。 一緒に汗を流しながら楽しい時間を過ごし、仲間同士の絆を深めていくということが、運動神経のコンプレックスがある人は苦手な傾向にあります。 運動神経が悪いのを克服する方法 運動神経が悪いなんてもう言われたくない!なんとかして克服したい!と思う人は多くいるのではないでしょうか。 運動神経は、自分の気持ち次第で克服できるものです。 では、どんなことを積極性にすればいいのか、6つの方法を紹介していきます。 日常的に体を動かす• 筋トレをする• ストレッチを毎日する• パーソナルジムに通う• マラソンをする• 運動サークルに入る 続いて、運動神経が悪いのを克服する方法を、それぞれ詳しくみていきましょう。 しかし、運動神経が悪い+運動不足になってしまうと、克服はできません。 なぜかというと、 体の動かし方自体が分からない場合が多いからです。 それを改善するためにも、日常的に体を動かすようにしましょう。 そうすれば、無意識のうちに体を身軽に動かせるようになりますし、それに楽しさを感じるかも知れません。 まずは、 体を抵抗なく動かせるようになることが大事なのです。 アウトドアを趣味にするメリット 「アウトドア」と聞くと、なんだか準備が大変そうで朝早くから出... また、筋トレをすることで、 自分のボディバランスも意識できるようになるので、体を動かすことにも関心がわくようになるでしょう。 筋トレは「運動神経が悪いのを克服する」という意識を高めることができるので、おすすめです。 綺麗な体って言われたい! 女性たるもの、いつまでたっても綺麗な体と言われたいですよね。 でも、 柔軟な筋肉を作ることは運動神経を良くするには欠かせないことです。 大抵筋肉が凝り固まっていると、体が思ったように動かなかったり、少し運動しただけで怪我をしたりします。 スポーツ選手で体がかたい人はいませんよね。 運動神経が悪くても、ストレッチを毎日すれば質の高い筋肉になり、体を動かしやすくなるので、運動神経が悪いのも克服できるのではないでしょうか。 運動神経が悪いと言っても、具体的に「どこがどういけないのか」をしっかり知ることができれば、運動音痴も解消できるかも知れません。 運動が得意なプロに頼ってみるという方法もいいのではないでしょうか。 自分のできないことは、できる人に頼ってみるのが1番です。 また、 運動神経が悪いというコンプレックスがあっても気軽に始めることができるので、運動神経が悪いのを克服したいけど行動力がない…という人にはぜひおすすめです。 マラソンをすることで体力も筋力もつきますし、体を動かして汗を流す楽しさを知ることもできるのではないでしょうか。 ゴールしたときの達成感などもあるので、自分でもびっくりするほどマラソンに入り込めるかも知れません。 マラソンに打ち込むようになれば、自然と運動することへの抵抗感もなくなってくるので、運動神経が悪いのも次第に克服されるのではないでしょうか。 社会人サークルなどは、チームで励まし合ってできますし、一緒に頑張れる仲間もいるので モチベーションも上がりやすいです。 とにかく、運動神経を改善したいなら周りと 運動の楽しさを共有することが大事なので、運動サークルはいいキッカケになるかも知れません。 また、同じように運動神経が悪くて克服したいと思っている人に出会えることもあるでしょう。 運動神経が悪いと決めつけるのはダメ!努力次第で改善できる! 運動神経は人それぞれなので、いい人もいれば悪い人もいますよね。 でも、運動神経が良くて困ることはないですが、運動神経があまりに悪いとデメリットも多いでしょう。 人によっては、運動神経が悪いことを気にするあまり、性格にまで影響することもあります。 気にし過ぎは良くないですが、やはり運動神経が悪い人は、「運動神経良くなりたい!」というのは永遠の憧れではないでしょうか。 運動神経というのは、実際 気持ち次第で良くも悪くもなるものです。 元々遺伝で運動神経いい人でも、運動嫌いでブクブク太ってしまえば体は動かなくなりますし、運動好きな人は運動神経が悪くてもある程度カバーできるでしょう。 もちろん、オリンピックくらいのレベルとなれば遺伝も関係してくる話ですが、普通は気持ちでどうにでもなります。 心と体は繋がっていますので、大事なのは「体を動かすのが好き」という気持ちです。 生まれつきの能力は変えられませんが、気持ち次第で運動神経はいくらでも良くなるので、運動神経が悪いのを克服したいなら、ぜひ諦めないで前向きに頑張りましょう。
次の子どもが自立した大人となり、食っていけるかどうかは、「親の愛情」にかかっている。 なぜ、家でダラダラする子は優秀なのか? 「子どもが自分の願う方向に育たない」 教育熱心な親ほど悩むことが多い。 「何度も何度も言ってきかせてるのに……」と。 しかし、現役小学校教師の筆者はこうした親の考え方の前提である、「ウチの子は、言えば分かる・変われる」に実は根本的な間違いがあると語る。 「何度言っても、(自ら)変わらないものは変わらない」 子どもであっても、自分とは異なる存在。 「他人と過去」を変えることはできない。 といっても、親としての責任を放棄するわけではない。 「力ずく」を脱することが子育ての原点だというのだ。 では、具体的にはどう子どもと接すればいいのか。 キーポイントは子どもは「思い通りにならなくて当たり前」という気持ちで接することだ。 前回に引き続き、筆者が提案する3つのアイデアとは。 (1)家で「ガス抜き」させ、心身を回復させる 親の言うことをよく聞き 、素直に「はい」と答え、何でも真面目にやり、親の望むように育った子どもが実在します。 当然、社会に出てもうまくやっていくはず。 と、考えたくなりますが、そううまくはいかないものです。 相手は子どもである以前に、人間です。 バランスというものがあります。 私の経験上言えるのは、学校で、成績だけでなく人格的な面も含めて「本当に素晴らしい」と賞されるような子どもは、実は家庭でダラダラしていることが多いということです。 家庭訪問や面談で担任がその子どもを褒めると「信じられない。 家ではひどいんですよ!? 」と愚痴を聞かされることもしばしばあります。 健全な子どもほど、実は家で「ガス抜き」をしているのです。 子どもは本来自由で制約のない存在なのだから、ルールの多い社会では「不自然」の状態を求められることになります。 誤解を怖れないで言えば、教育とは「自然のままにしておかない」ことです。 教育の効果がよく現れる子どもほど矯正されるわけですから、より多くの負荷がかかります。 その分、回復が絶対に必要です。 その回復の場が、家庭です。 親には回復させる重要な役割があるのです。 だから、当然(と言っては申し訳ないが)子どもが親の言うことを聞かない事態も起きます。 これも、文字通り「家庭」が「安心のホームベース」という証拠です。
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