苗字の漢字順一覧１
これに重ねて、 「」（読者の投稿により、約１３，０００の特徴ある名字を収録。 このWEBで２００９年１１月まで掲載した名字字典）を観ると、漢字で名字を作り出した先祖の智慧、ユーモア、頓知の凄さも感じることができる。 そこで、ヒマにまかせて、漢字の「部首別」に「凄い名字字典」をまとめ直したのがこの資料である。 資料中、太字の名字は「読めたら凄い名字」「特集」にも収録した名字を示す。 資料にある「解字」「指事」「形声」「会意」「象形」「仮借」の意味は。 漢字 解字（出所：新漢語林） 凄い名のり（出所：） 難読文字（出所：新漢語林） 刈 ・ 苅 苅は刈の俗字。 「 （刀）＋（音符）乂は、草刈り用のはさみの象徴。 刀を加え、かるの意味を表す。 乂の別体。 青苅（あおかり）、足刈（あしかり）、芦苅（あしかり）、蘆苅（あしかり）、猪刈（いかり）、井苅（いかり）、 五十苅（いそがり）、一刈（いちかり）、江苅川（えかりがわ）、加苅（かがり）、嘉手苅（かでかる）、鎌刈（かまかり）、刈（苅）（かり）、上刈谷（かみかりや）、苅市（かりいち）、苅川（かりかや）、刈込（かりこみ）、苅舎（かりしゃ）、苅萩（かりはぎ）、苅畑（かりはた）、苅町（かりまち）、苅元（かりもと）、苅安（かりやす）、苅宿（かりやど）、苅屋田（かりやだ）、刈和野（かりわの）、苅萱（かるかや）、苅邊（かるべ）、乾刈（かわがり）、草刈（くさかり）、小苅米（こかりまい）、三百苅（さんびゃくがり）、四百刈（ししゃくがり）、 七十苅（しちじゅうかり）、砂刈（すながり）、田刈子（たがりこ）、千苅（刈）（ちかり）、苅（つじ）、妻刈（つまかり）、帆苅（ほかり）、穂刈（苅）（ほかり）、保刈（ほかり）、眞苅（まかり）、 六十苅（むそがり）、銘苅（めかる）、路苅（みちかわ）、三ト刈（みとがり）、茂苅（もがり）、六十刈（ろくじゅうがり） 刈羽（かりわ）、刈萱（かるかや）、刈田（かった、かんだ）。 漢字 解字（出所：新漢語林） 凄い名のり（出所：） 難読文字（出所：新漢語林） 刑 形声。 「 （刀）＋（音符） 」。 音符の は、わく・かたの象形。 刀や手かせ足かせを受ける、しおきの意味を表す。 刑を音符に含む形声文字に、型・荊（けい）・がある。 刑部（おさかべ）、刑部（ぎょうぶ）、刑（けい） 刑亊（おさかべ、かたべ）、刑坂おさか）、刑部（おきべ、おさかべ、おさべ、おたえ、かたべ、ぎょうぶ）。 漢字 解字（出所：新漢語林） 凄い名のり（出所：） 難読文字（出所：新漢語林） 刎 形声。 「 （刀）＋（音符）勿」。 音符の勿は（ぶつ＝ぶん）は、払うの意味。 刀を払って首をはねるの意味を表す。 「 （刀）＋歹（ 」。 （れつ）は、毛髪のある頭骨の象形。 刀で首を切るさまから、わけるの意味を表し、裂の原字。 また、連に通じ、つらなるの意味をもあらわす。 列を音符に含む形声文字に、例・冽（れつ）・洌（れつ）・烈・裂などがあり、これらの漢字は、「さける」「つらなる」の意味を持つ。 楯列（たてなみ）、列田（なみだ） 列田（なみた）、列列椿（つらつらつばき）。 漢字 解字（出所：新漢語林） 凄い名のり（出所：） 難読文字（出所：新漢語林） 判 形声。 「 （刀）＋半（ ）」。 音符の は、二つにわけるの意味。 刀ではっきり分けるの意味を表す。 大判（おおばん）、小判（こばん）、判木屋（はんぎや）、判（ばん）、判官（はんがん）、判家（はんけ）、判（沢）澤（はんざわ）、判治（はんじ）、判多（はんだ）、判中（はんなか）、判藤（はんふじ）、判前（はんまえ）、判谷（はんや） 判門田（はねだ）。 漢字 解字（出所：新漢語林） 凄い名のり（出所：） 難読文字（出所：新漢語林） 別 会意。 「 （ ）＋ （刀）」。 は、ほねの象形。 骨から肉をわけとるの意味から、わけるのいみを表す。 阿別当（あべっとう）、今別府（いまべっぷ、いまんびゅう）、 上別府（うえんびゅう、かみべっぷ）、岡別府（おかんびゅう）、北別府（きたべっぷ）、佐別当（さべっとう）、下今別府（しもいまべっぷ）、 下別府（しもべっぷ）、定別當（じょうべっとう）、当別当（とうべっとう）、 中別府（なかべっぷ）、西別府（にしべっぷ）、八別当（はちべっとう）、春別府（はるべっぷ）、東上別府（ひがしのうえんびゅう）、別院（べついん）、別名（べつめい）、別火（べっか）、別城（べっき）、別宮（べっく）、別司（べっし）、別役（べっちゃく）、別当屋敷（べっとうやしき）、別府込（べっぷごめ）、別股（わけまた） 別宮（べっく）、別奴（べっちゃく）、別当賀（べつとが）、別役（べっちゃく）。 漢字 解字（出所：新漢語林） 凄い名のり（出所：） 難読文字（出所：新漢語林） 利 会意。 「 （刀）＋禾」。 刀は、するどい刃物の象形。 禾は、いねの象形。 甲骨文は、「刀＋禾 又＋土」で、いねに手をかけ、鋭いすきで土をおこすさまを表す。 転じて、鋭いの意味や、農耕などに役立つの意味を表す。 甘利（あまり）、伊加利（いかり）、伊賀利（いがり）、伊喜利（いきり）、出利葉（いでりは）、伊利（いり）、江利川（えりかわ）、利（かが、とし）、利田（かがた）、利部（かがぶ）、賀曽利（かそり）、加曽利（かそり）、上玉利（かみたまり）、久保利（くぼり）、佐曽利（さそり）、三分利（さぶり）、下玉利（しもたまり）、捨田利（しゃたり）、舎利倉（しゃりくら）、舎利弗（しゃりほつ、とどろき）、宿利（しゅくり、しゃり）、頭利（ずり）、世利（せり）、善利（せり）、惣宇利（そうり）、大利（だいり）、玉利（たまり）、出利葉（でりは）、出利歯（でりば）、徳利（とくり）、舎利佛（とどろき）、利根（とね）、渡真利（とまり）、中玉利（なかたまり）、仲利（なかり）、毘舎利（びしゃり）、布利幡（ふりはた）、宝利（ほうり）、保利（ほり）、真利谷（まりや）、毛利部（もりべ）、宿利原（やどりはら）、矢利（やり）、有加利（ゆうかり）、勇利（ゆうり）、緩利（ゆるり）、吉利（よしとし）、米玉利（よりたまり）、利久（りきゅう）、利渉（りしょう）、利田（りた）、歴利（れきかが）、和久利（わくり）、和利町（わりまち） 利苅（とがり）、利光（かがみ）、利根（とね）、利井（かがい）、利島（としま）、利南（となみ）、利波河（とのぶ）、利波費児（リバプール）、利比亜（リビア）、利馬（りま）。 漢字 解字（出所：新漢語林） 凄い名のり（出所：） 難読文字（出所：新漢語林） 刺 形声。 「 （刀）＋朿」。 音符の朿（し）は、とげの意味。 刀でとげのようにさすの意味を表す。 刺木（いばらき）、江刺家（えさしか）、金刺（なかぐし）、刺刀（かみそり）、刺田（さした）、刺野（さしの）、刺又（さしまた）、刺賀（さすが）、寺刺（てらさし）、戸刺（とさし）、村刺（むらさし）、弥久刺（やくさし） 刺青（いれずみ）、刺草（いらくさ）、刺虫（いらむし）。 漢字 解字（出所：新漢語林） 凄い名のり（出所：） 難読文字（出所：新漢語林） 制 会意。 篆文は、「刀＋未」、未は、枝の重なる木の象形。 余分な枝をそぎさえるの意味を表す。 制は の変形。 制を音符に含む形声文字に掣（せい）・ （せい）・製などがあり、これらの漢字は、「そぎ、おさえる」の意味を共有している。 「至＋（音符） （刀」。 音符の刀は、召に通じ、まねくの意味。 まねかれていたるの意味を表す。 他にご存知あれば是非お知らせ下さい。 到津（いとうづ）。 漢字 解字（出所：新漢語林） 凄い名のり（出所：） 難読文字（出所：新漢語林） 剌 形声。 「 （刀＋束（柬）」。 音符の柬（らん＝らつ）はふくろに物をとじこめた形にかたどる。 固くとじこめ束ねたものに刃物で切れ目を入れる、はなれる・そむくの意味を表す。 刺とは別字。 江剌（えさし）、金剌（かなざし）、江剌家（えさしや）、剌刀（かみそり）、剌田（そりだ） 剌甸（ラテン）。 漢字 解字（出所：新漢語林） 凄い名のり（出所：） 難読文字（出所：新漢語林） 削 形声。 「 （刀＋（音符） 」。 音符の は、小さくするの意味。 刀でちいさくする、けずるの意味を表す。 もと に作る。 「 （刀）＋（音符） （ぜん）」。 切りそろえる意。 （止（あし）と舟とから成る会意文字）は、進む、転じて「まえ」の意。 後世、前を、 の意に用いるに至り、切りそろえる意には、更に刀を加えて剪の字を作った。 庵前（あんのまえ）、栄前田（えーまえだ）、越前屋（えちぜんや）、江前（えのまえ、えまえ）、江六前（えろくまえ）、尾前（おまえ）、覚前（かくぜん）、加治前（かじまえ）、蛙前（かわずまえ）、給前（きゅうぜん）、 上前（こうまえ）、神前（こうざき、かみまえ）、十前（ここのつ）、小志戸前（こしとまえ）、腰前（こしまえ）、五前（ごまえ）、財前（ざいぜん）、 下前（しもまえ）、下前原（しもまえはら）、少前（しょうぜん）、聖前（しょうぜん）、前（すすめ、ぜん）、前後（ぜんご）、前佛（ぜんぶつ）、宗前（そうぜん）、太古前（たいこまえ）、天前（てんで）、堂前（どうぜん、どうまえ）、堂野前（どうのまえ）、戸前（とまえ）、虎前（とらまえ）、 中前（なかまえ）、名前（なまえ）、墓前（はかまえ）、白前（はくまえ）、東前（ひがしまえ）、備前（びぜん）、備前島（びぜんじま）、房前（ふさまえ）、前（まえ）、前粟蔵（まえあわぐり）、前上（まえうえ）、前夷（まええびす）、前大道（まえおおみち）、前垣内（まえがいと）、前門（まえかど）、前川尻（まえかわじり）、前木場（まえこば）、前河土（まえごと）、前小屋（まえこや）、前崎（まえさき）、前下（まえした）、前須（まえす）、前反（まえそり）、前寺（まえでら）、前止（まえどまり）、前中（まえなか）、前納（まえのう）、前之浜（まえのはま）、前ノ坊（まえのぼう）、前鼻（まえはな）、前部屋（まえべや）、前間（まえま）、前門戸（まえもんど）、前武藤（まえんどう）、御前（みさき）、御堂前（みどうまえ）、明前（みょうぜん）、門前（もんぜん）、山前（やまさき ） 前妻（こなみ）、前刀（さきと）、前波（ぜんなみ）。 漢字 解字（出所：新漢語林） 凄い名のり（出所：） 難読文字（出所：新漢語林） 則 会意。 「 （刀＋貝」。 貝の部分は、金文では、鼎（かなえ）の象形。 昔、かなえに、刀で重要な法律を刻したことから、のりの意味を表す。 則を音符に含む形声文字に、側・惻（そく）・測などがあり、これらの漢字は、「ものさし・はかる」の意味を共有している。 「 （刀＋（音符）弟」音符の弟は、しだいにの意味。 一気に切るのでなく、じわじょわと切る、、そるの意味を表す。 甲骨文・金文は、「 ＋帚」。 は、神に供える肉の象形。 帚は、ほうきの象形。 人が無事にかえったとき、清潔にした場所で神に感謝をささげたさまから、かえるの意味を表す。 金文の一部から、のち「あし」の意味を表す止を付加し、その歩行にかかわる意味を明らかにした。 常用漢字の帰は省略形による。 金文は「金＋（音符）僉（けん）」。 音符の僉（けん）は、みなそろうの意味。 もとから先まで均等にきたえられた両刃（もろは）のつるぎの意味を表す。 のち、剣の「 （刀）＋（音符） （僉）」に変形した。 剣熊（けんくま）、剣先（けんさき）、剣谷（けんたに）、剣菱（けんびし）、剣木（けんのき）、剣持（けんもち）、剣（つるぎ）、宝剣（ほうけん）、銘剣（めいけん）、名剣（めいけん）、八剣（やつるぎ） 剣橋（ケンブリッジ）。 漢字 解字（出所：新漢語林） 凄い名のり（出所：） 難読文字（出所：新漢語林） 剛 形声。 「 （刀）＋（音符）岡」。 音符の岡（こう）は、強に通じ、つよいの意味。 つよい刀の意から、たちきる・つよいの意味を表す。 「 （刀）＋（音符） 」。 音符の （ろく）は、もと暴（はく）と同形であったものが変形した。 暴は獣皮をはいで日にさらすさまをかたどる。 刀を付し、皮をはぐの意味を表す。 「 （刀）＋（音符）斉（齊）」。 音符の齊（せい）は、そろえるのろえるの意味。 刃物で切りととのえるの意味を表す。 また、一枚の札を二分し、他日あわせそろえて証拠とするもの、、てがたの意味を表す。 齊は剤の旧字。 他にご存知あれば是非お知らせ下さい。 「 （刀）＋（音符） 」。 音符の （ふく）は、北に通じ、一つのものが二つに離れるの意味。 刀でさくの意味をあらわす。 また、二つのものでありながら、寄りそっているの意味を表す。 「 （刀）＋（音符）害」。 音符の害は、たちきるの意味。 刀を付し、たちきるの意味を表す。 石割（いしわり）、扇割（おおぎわり）、尾割（おわり）、栢割（かいわり）、割ケ谷（かちがや）、門割（かどわり）、瓶割（かめわり）、柏割（かやわり）、小割（こわり）、地割（じわり）、竹割（たけわり）、流割（ながれわり）、鍋割（なべわり）、櫃割（ひつわり）、横（よこわり）、割石（わりいし）、割貝（わりかい）、割方（わりかた）、割ヶ谷（わりがや）、割込（わりこみ）、割鞘（わりざや）、割田（わりた）、割出（わりだし） 割殻虫（われから）。 漢字 解字（出所：新漢語林） 凄い名のり（出所：） 難読文字（出所：新漢語林） 創 形声。 「 （刀）＋（音符）倉」。 音符の倉は、きずつくの意味。 刀できずつくの意味を表す。 「 （刀）＋（音符） （きょ＝けき）は、獣のはげしいとっくみあいの意味。 （刀）を付し、はげしいの意味を表す。 転じて、しばいの意味をも表す。 他にご存知あれば是非お知らせ下さい。 「 （刀）＋（音符）卯（ ）」。 音符の （りゅう）は、二つにひきさくの意。 刀でひきさく、ころすの意味を表す。 「刀＋ 」。 二本の刃物とかたなとで、わけるの意味を表す。
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