『終末のワルキューレ』アジチカ(画)梅村真也(作) 月刊コミックゼノン連載中! このマンガがすごい!2019オトコ編 第5位! 『終末のワルキューレ』前回(第9話)のあらすじは・・・ 全世界の神VS偉人、武人、傑人!!!! 地上で横暴を極める人類に対し、神々は人類の滅亡を決定する。 その決定を覆すべく選ばれたのは人類史上最強、13人の戦士たち。 神々とのタイマン13番勝負に勝ち、人類を存続させることは出来るのか!?人類存亡を賭けた戦いが、今始まる!!ラグナロクの第二回戦の闘士は、アダムVSゼウス! ゼウスの全ての技をコピーするアダムは、ゼウスの超必殺技『時を超える拳』をも見切ってしまう。 「恥をさらすようだが、正直に語ろう。 戦いのプロだ…。 オヤジの黄昏流星群も神の斧もー、凡神には影さえ見えてなかっただろうが、オレはこの眼で捉えていた…。 ハッキリとだ。 だが…、いいか?『神』に誓って言うぞ?オレは、あの時、一瞬も眼を離さなかった。 …なのにだ。 オヤジが拳を繰り出そうとした…、そう思った次の瞬間、気がつけばオヤジの顔が後ろを向いていた」 恐るべし、アダム ゼウスの必殺技・時を超える拳のコピーで、一撃を食らわせたアダム。 地表に崩れ堕ちたゼウスに、観衆はどよめいた。 「どういうことだ!!いったい何は起きたんだ!?見ていたのに、見えなかったぞ!?」 アレスは自身の眼を疑った。 ヘルメスは、こう語る。 「どうやら、あの人間の能力は、我々の想像を超えているようですね。 あの時、ゼウス様が奥義を放つと、ほぼ同時に、何らかの方法で、技を模倣。 そして、ゼウス様の拳を紙一重でかわしー…。 そして、拳を合わせた」 アレスは、ヘルメスが見切っていたことにも苛立っていた。 ただひとつだけはっきりしていることがある…。 いくら神の技を真似できたからって、本物を倒せるかどうかは別の話…。 なんなんスか。 あのアダムって人間は!?」 と、驚いている。 それに対し、ブリュンヒルデはこう言った。 「あの強さの源泉は、最強の精神力。 そう…、神々への憎しみー」 アダムとイヴ エデンの園。 アダムは、動物たちと共に、何不自由ない楽園生活を送っていた。 -その時までは。 同じ頃、天界裁判所では、アダムの妻・イヴが審判にかけられていた。 神から禁じられた木の実を、イヴが食べたと蛇神が告発したのだ。 「ち…、違います…っ。 神に誓って、私は善悪の実(リンゴ)など食べておりません!!」 だが、事実は、蛇神がイヴを我がモノにしようとし…、イヴが夫への操を貫いたが故の逆恨み。 全くの濡れ衣だった。 しかし、政府は神!司法も神!検察も神!全権力を神が握るエデンで、人が有罪になる確率は、99. 「…そんな、それじゃあ…、私とアダムは離れ離れに…?」 イヴが絶望したその時、アダムが門兵を倒し、天界裁判所にやって来た。 しかも、手には沢山のリンゴを携えている。 そして、皆が注目する中、リンゴをかじったのだ。 「すっぺ」 そして、すぐに吐き出す。 アダムは、持ってきた全てのリンゴを一口かじっては捨て、かじっては捨てて行った。 そして、アダムは、まっすぐにイヴの元へと歩を進めた。 「イヴ。 君が行くなら、俺も行く」 「アダム!!アダム、アダム」 イヴは、泣きながらアダムに抱き着いた。 「さぁ行こう。 オレたちふたりで、新しい楽園を作るんだ」 こうしてアダムは、イヴと共に地上へ去った。 永遠にー。 闘う理由 「アダム!!やったやった!勝ったのね!!」 アダムの妻・イヴが闘技場の人類側観客席に現れた。 「ラグナロク第二回戦は、アダムの勝利で決ッちゃああ…」 ヘイムダルが宣言しかけた、その時、なんとゼウスが再び立ち上がった。 ゼウスは、アダムを指差して問う。 「おぬしの目には、神々への憎しみの炎は感じられぬ。 おぬし、本当のところ、なぜ神々との闘いに出てきた?」 アダムは、ゼウスの問いに鼻で笑った。 「キミまでそんな事言う。 『憎しみ』?『復讐』?どれもいらない。 『なぜ』はない。 子供たちを守るのにー、理由なんているのかい」 『終末のワルキューレ』11話ネタバレ! 無料300Pで漫画を読むならeBookJapan【背表紙が見やすい!】 まるで本屋で本を捜すように背表紙で本を探せますよ。 やっぱりビジュアルって大事! 登録無料で月額料金不要。 しかも登録するだけで300P貰える。
次の終末のワルキューレってどんな漫画? 終末のワルキューレは「 小5気絶漫画」と 呼ばれる作品になっています。 終末のワルキューレの公式ツイッターに自分の中の小5がテンション上がりすぎて気絶する!と題して表現されているため、「小5気絶漫画」で間違いないでしょう。 しかしこれで理解してくださいというのはあまりにも読んだことがある人目線でしかないので私の見解で表現すると、神と人類がタイマンで闘うバトル漫画です。 なかなか設定の壮大感がすごいですよね。 この闘いがラグナロクと呼ばれ、終末のワルキューレはその闘いを中心に1試合ずつストーリーが展開されています。 もちろんゴリッゴリのネタバレですよ。 最強を決めるための3つの試合結果 発売中の5巻までで完結しているのは 、• トールvs呂布奉先• ゼウスvsアダム• ポセイドンvs佐々木小次郎 の3試合となっていて、各試合の勝者はトール、ゼウス、佐々木小次郎の3名で現在人類は敗け数のほうが多い状況ですが、いずれも人類史上最高レベルの強者達ですから、試合自体はどれも小5が気絶するような熱い戦いであったことは言うまでもないですね。 今現在強さや戦い方が分かっている中で、最強ランキングを考えていきましょう。 もちろん私が終末のワルキューレを読んだうえでの完全な独断です。 最強キャラ候補を頭の中で闘わせてみる 試合結果は先ほど記載したようになっていますが、 これはあくまでもその対戦カードの勝者がどちらなのかがわかるだけで、各キャラの強さ比べに関しては全く情報がありません。 そうなれば私の頭の中で闘わせるしかないという小5もびっくりな極論に辿り着きました。 でも一度はバトル漫画でこういう妄想しますよね。 ということで色々妄想を膨らませてみましたが、• 呂布は一撃が重いからポセイドンに対しては攻撃の隙が無いかもしれない• ゼウスの亜高速ジャブは小次郎が先読みできる速度なのか• アダムがトールの技を見切っても体現するための武器が無い などなどこれはどうだ、あれはどうだと頭をよぎる点は多々存在していました。 正直に言います。 なお、参考になっているのは私の脳内ラグナロクの総勝ち数となっていますのでそこのところはご理解ください。 本編でのポセイドン戦で見せた先読み技術ですが、あの技術は戦いの中で進化し神の本気の攻撃全てを読めるようになっていたので、ゼウスの亜高速ジャブも正直なところ読めるのではないかと思えました。 そして、そういうと当たらなければどうということはない理論で全員に勝てそうな気がしてきますが、 トールの雷や呂布の空を裂く渾身の一撃なんかは躱せはしないでしょう。 そもそも本編でも受けや技の激突で対処されている技ですしね。 そうなると小次郎は受けへのタフさを持ち合わせているようには見受けられなかったので、ここは勝てず終い。 ちなみにアダムに対しては神のコピーをするアダムの能力は人に通用するのか?という疑問が解消できなかったため脳内決着できず。 私の中ではポセイドンとゼウスに対しての勝利で 勝ち星2となっています。 なんせジャブは亜高速ですからね。 しかし読まれることで攻め手に欠けそうな小次郎には相性が悪いのではないかと思えます。 いや、きっと悪いでしょう。 ということでゼウスの妄想戦績はトール、呂布、アダムに対し勝利で 勝ち星3となっています。 決め手はやはり高すぎる 攻撃力 でしょう。 雷を駆使したり、巨人66体を独力で倒した逸話のあるハンマーによる攻撃なんかは、どう考えても受けきれません。 呂布がタフすぎたんですよ、きっと。 併せて、雷なんて広範囲に落とされたらいくら小次郎であっても躱せないと思いますし、アダムのコピー能力もハンマーの性能や雷の能力は付与されないでしょう。 ゼウスに対しては、トール自身の技の発動までに詰められてしまう気がするので相性は悪そうですね。 ということで妄想ではゼウス以外の4名に勝利し 勝ち星4となっていますのでトールを一位とさせて頂きます。 まとめ 今回は力比べで最強を考えてみました。 脳内妄想とはいえ、実際に考えてみると武器の相性やキャラ設定等で 、非常に盛り上がる対戦カードばかり組まれているんだなぁと売れているマンガのクオリティの凄さというのを実感しています。 そのクオリティの高さに私の中の小5は既にライフポイントはゼロで気絶したままなレベルです。 今後の登場キャラ次第でこの順位も変動するとは思いますが、それはそれでまた妄想を楽しみたいと思います。 以上、私が独断で決めた最強ランキングでした。 異論は認めます、むしろあなたの勝手にランキングを聞いてみたい。 ちなみにTOP3が本編で勝ったキャラになっていますが、これについては本当に全部書き終えてから気が付きました。 今後の登場選手達がどんな試合を見せてくれる か非常に楽しみですね。
次の『終末のワルキューレ』29話「勝ったのはオレだ」のネタバレ 「誰からも愛されていない 愛を教わることもないー かわいそうな 子どもだった だからせめて 神様くらいは・・・ あの子を愛してあげて欲しいと思った」 血まみれの部屋で一人の女性が心に語る。 対峙する二人。 ジャックは息遣いが荒く、傷口から血が出ているのを抑えている。 「二人でー 最高のフィナーレに致しましょう」 限界が近づく二人に観客は息を呑んで見守る。 ヘラクレスは悠然と歩を進め始める。 それに対して、ジャックもドアと木材を手にし、この試合初めてとなる接近戦で応戦をする。 激しい打ち合いは両者互角。 ヘラクレスの片腕がないことで、この均衡が保たれていると言える状況であった。 が ヘラクレスが振り抜いた右腕がジャックの腹を穿つ。 後方へと吹き飛ばされ倒れるジャック。 起き上がるも口から血を吐いてしまう。 だがヘラクレスも時間があまり残されていない様子である。 ここでジャックはヘラクレスを向い打たずに逃げ始める。 ジャックの出血量からも、これはただの時間稼ぎではない様子。 他の神は何かジャックには狙いがあると見抜くが、はっきりとはわからない。 と ヘラクレスの攻撃をかわしたジャックは、死角をつき暗器を打ち出す。 右目の下と縫うように暗器が突かれるも、ヘラクレスの致命傷にはならず。 カウンターの拳がジャックの顔面を激しく殴打する。 ジャックは白目をむき倒れたまま、起き上がれない。 人類の観客は黙り、静かになってしまう。 これで終わり、人類の誰もがジャックの敗北を悟る。 人類の希望を託せるやつじゃなかったと。 しかし、一人の女性が 「だったら自分も神様に立ち向かってみろっての あの子は独りでそれをやってるんだよ」 と 「ロンドン橋・・・ 落ちた・・・ 落ちた・・・落ちた・・・ ロンドン橋・・・ 落ちた・・・」 とジャックがつぶやき始めるのを聞こえてくる。 ジャックは鉄の柵を杖代わりにして、なんとか立ち上がる。 だがジャックの足はおぼつかずにフラフラしている。 どうやら意識がない、もしくは朦朧としている様子であった。 それでも戦う構えをとるジャックに対して 「強いな」 とヘラクレスは感嘆する。 「ロンドン橋・・・ 落ちた・・・ 落ちた・・・落ちた・・・」 そんな歌を口ずさむジャックの青年時代が映し出される。 ふらつきながらもヘラクレスのもとにたどり着いたジャックは、表情が変わり柵をヘラクレスめがけて穿つ。 それに反応しヘラクレスも拳をかかげる。 「コッ」 ジャックの攻撃はヘラクレスの右を通り過ぎ、拳がジャックの額へと当たる。 武器を落とし、膝から崩れ落ちるジャック。 「お前はー よくやった・・・ もう・・・苦しむな」 と心の中でジャックへの弔いをつぶやくヘラクレス 「逝け」 ヘラクレスつぶやき、手を振り下ろす。 ダン!! 倒れるかと思われたジャックは強く踏み込み、両手を構える。 ドッ ・・・ ・・・ 両者沈黙する 観客たちが見たものは、ジャックの両手に貫かれたヘラクレスの姿であった。 「Dear GOD」 ジャックはこの技の名前だとヘラクレスに伝える。 神たちは人間の手刀で身体を貫かれていることに驚く。 ヘラクレスはそれを血を神器化したものだと理解した。 「オレの心は変わって見えるか・・・?」 ヘラクレスは問う。 「いえ・・・私の負けです」 と答えるジャック。 とヘラクレスの手が動く。 「忘れるな オレは・・・いついかなる時も 人間をー 愛している」 そう言いながらジャックを静かに抱くヘラクレス。 「あとは任せたぞ この愚かしくも 愛しい人類を 救ってくれ」 ヘラクレスは微笑みながらそうブリュンヒルデに告げて逝く。 涙を流す神たち ジャックはヘラクレスが逝くのを見届ける。 ヘラクレス VS ジャック・ザ・リッパー 試合時間:26分57秒 決まり手:Dear GOD 勝者: ジャック・ザ・リッパー 『終末のワルキューレ』29話「勝ったのはオレだ」の感想 勝負を制したのは、劣勢に見えたジャック・ザ・リッパーでした。 戦闘スタイルから何が決め手となるかわからない雰囲気は感じ取れましたが、最後に勝負を決めたのは己自身の肉体でした。 しかし、死の瞬間まで人間を愛し続けたヘラクレスには感動してしまいます。 最後には、哀を超える愛を受け取ったジャックの勝利となりました。
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