ウシジマ くん みずき。 平成を覆った闇、恐ろしいほどリアル 「闇金ウシジマくん」|好書好日

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「柄崎、酒と盃を買ってこい。 なければ茶碗だ。 一番高ぇヤツな」 滑皮が柄崎に注文する。 しかし、最寄りのコンビニまで往復で30分。 劉という男との商談に時間が間に合わない。 「水じゃダメなんでしょうか」 柄崎が滑皮に聞くと、滑皮の子分が「バカか、水で盃なんかできるか」 しかし、滑皮は「いや、それでもいい」 滑皮曰く、水盃というのがあり、かつて侍が切腹する時に行なっていたい、と。 「オヤジ、その盃は弟になります、丑嶋馨に下げ渡す大変めでたい盃です」 丑嶋は滑皮に盃を交わした。 滑皮は丑嶋に 「俺はお前は買い被りすぎたのかもな。 服従するくらいなら死を選ぶと思っていた」 丑嶋は「痛ッ」と体を震わせていた。 「まぁいい、俺がお前を買い被りすぎたのかもな」と用意されていた水を飲む。 そして、俺の盃を取れと、そういうと、丑嶋は、 「いらねぇよ」 と態度が急変する。 その瞬間、滑皮の部下が突然倒れ出した。 「何をしたァ、丑嶋!!」 「何もしてねぇよ」 「その水、あんたが雇ったプロの連中が俺の部屋に仕込んだ水だ」と、丑嶋は答える。 「オェエェ・・・・・」 そして、柄崎がこう言う。 「滑皮さん、ヤクザと役者は一文字違いでしたっけ。 俺が社長を裏切るわけ無いでしょ」 その後、戌亥が「滑皮さん、救急車を呼びます。 しかし、あなたの犯行を盗撮した動画を警察に届けます」 「あなたは好きでしたが、態度は嫌いでした」と。 滑皮は拳銃で丑嶋を殺そうとするが、丑嶋は呟く。 「無理だ、滑皮」 「その拳銃は模擬弾だ」 ここで、491話は終了です。 では、感想・考察の方へ参ります。 Sponsored Link 『闇金ウシジマくん』の491話の感想・考察 やはり丑嶋には作戦があった!!! 予想通りといえば、予想通りの展開となりました。 柄崎も戌亥も丑嶋の作戦に乗った形でした(何かホッとした……) 次週、本当に最終回で終わってしまうのでしょうか。 フリーエージェントくん編、ホストくん編など、長編は神回ばかりの闇金ウシジマくん。 まだまだ長編シリーズを復活させてほしいのですが・・・寂しい限りです。 Next>>.

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『闇金ウシジマくん』完結記念サイト|ついに終焉。ありがとうウシジマくん!

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それはパチンコ依存症の主婦たちのことで、丑嶋は彼女らに3万円の現金と引き換えに5万円の借用書にサインさせる。 あらかじめ金利・手数料2万円を引いた上、1日3割もの暴利を課しているにも拘わらず、今日も彼の会社には哀れな訪問者が引きも切らない 第1話? そして若き社長・丑嶋自ら陣頭指揮を執り、今日も徹底した取り立てで業績拡大に邁進する…。 マサルが未成年のため消費者金融で借りられないことから、闇金で借金させようという訳なのだが… 第8話? だが金遣いも荒くなり、今の給料だけでは足りなくなってきたマサルは、とうとう「副業」に手を出して…!? 愛沢のバイクを大破させ、200万の借金を強要されたのをきっかけに、丑嶋の下で働くことに 、高田 「カウカウファイナンス」の従業員。 マサルの教育係 、愛沢 暴走族「愛沢連合」ヘッド。 マサルにバイクを盗まれる 、滑皮 暴力団の幹部候補。 愛沢から200万円強請り取ろうとしている• 一方、マサルから金を奪うことに失敗した愛沢は、今度は丑嶋に狙いを付けて事務所への張り込みを開始した。 そして翌朝、スタンガンやスラッパーで武装した愛沢一味が、事務所から出てきたマサルたちに背後から迫る…!! 後半からは、ゲイの顧客・ジャニヲタへの新たな取り立てがスタート!! 愛沢のバイクを大破させ、200万の借金を強要されたのをきっかけに、丑嶋の下で働くことに 、高田 「カウカウファイナンス」の従業員。 マサルの教育係 、愛沢 暴走族「愛沢連合」のヘッド 、滑皮 暴力団の幹部候補。 愛沢から200万円強請り取ろうとしている 、ジャニヲタ 丑嶋の客。 丑嶋たちに電話で怒鳴ってもらうのが好きな、ジャニーズおたくのゲイ。 36歳• 丑嶋の客を盗み一度は切られるが、また拾われる 、柄崎 丑嶋の忠実な部下。 丑嶋を闇金業者と睨み、起訴しようとする刑事に対し、丑嶋は私選弁護士を付けて不起訴を狙う。 他にも丑嶋に脅されているという被害届けは3件あり、この4人は異口同音に示談金を要求。 その中心はジュンというギャル男らしいが…!? イベントサークル・バンプス代表• 丑嶋の客を盗み一度は切られるが、また拾われる 、柄崎 丑嶋の忠実な部下。 だがその最中、さらに肉蝮から100万円を要求されてしまう。 美人局で得た200万円を肉蝮への支払いに充てたいジュンだったが、ネッシーに拒否され、足りない金を丑嶋たちに要求しようと企てるが… 第37話。 HPにNo. 1と出ている杏奈は、顔・スタイルともに抜群の美人。 だが、本当のNo. 1は顔出しNG、平凡なルックス、太めの体形の瑞樹だった! そんな瑞樹の稼ぎぶりに丑嶋が興味を…? イベントサークル・バンプス代表 、ネッシー 本名・根岸。 ジュンの幼なじみ。 ジュンに闇金から示談金を取るネタを教えた。 他に美人局でも稼いでいる 、肉蝮 ジュンを強請る不良 、瑞樹 歌舞伎町のホテヘル。 店のNo. 1 、モコ 丑嶋の客。 歌舞伎町のホテヘル 、杏奈 歌舞伎町のホテヘル。 店のNo. 2 、芳則 杏奈のヒモ• 2だった美人風俗嬢・杏奈は、加齢に加え、接客態度の悪さで客足が途絶えがち。 揚げ句の果てに、客に説教までされ、落ち込んでしまう。 一方、丑嶋の客で杏奈の同僚・モコは、新入りながら、親身で明るい接客で人気も急上昇していた。 焦り始めた杏奈は、No. 1である瑞樹の待機室へ乗り込み…!? すでに枠一杯となり借金300万円を抱える芳則は、杏奈から金を引っ張ろうと企むが…!? 店のNo. 1 、杏奈 歌舞伎町のホテヘル。 店のNo. 2 、モコ 丑嶋の客。 歌舞伎町のホテヘル 、芳則 杏奈のヒモ 、マサル 丑嶋の部下。 丑嶋の客を盗み一度は切られるが、また拾われる• 1風俗嬢である瑞樹は、前の店を辞める原因となったストーカー化した客・沼田に再び捜し出され、家に帰れず系列店に店泊中。 気晴らしの食事中、モコと杏奈を尾行した沼田が隣席にいることを知らない瑞樹は、一人でトイレに入ったところを沼田に襲われ、万事休す。 偶然店に来ていた丑嶋たちが異変に気付き、沼田を説得しようと試みるが… 第59話。 だがあっさり丑嶋にばれ、逆に鷺咲の名簿を盗まされ…? 瑞樹、杏奈、モコ、それぞれの風俗嬢の明日は? 大好評「フーゾクくん」編、ついに完結!! 店のNo. 1 、杏奈 歌舞伎町のホテヘル。 店のNo. 2 、モコ 丑嶋の客。 歌舞伎町のホテヘル 、マサル 丑嶋の部下。 丑嶋の客を盗み一度は切られるが、また拾われる• 丑嶋から株のプロという樺野を紹介され、彼の事務所へ向かうと、さっそく樺野から「 丑嶋が融資した 400万円で、もう一勝負しませんか」と新たな株の購入を持ちかけられる。 さらにインサイダー情報で高騰確実と耳打ちされた美津子は、ついに200万を担保に新たな投資を… 第70話。 丑嶋の策略で、一戸建ての自宅をも奪われた宇津井家の未来は…!? 全編「フリーターくん編」収録の最新刊!! 実家に親と同居。 パチンコの借金215万円が消費者金融5社にある 、宇津井美津子 優一の母。 夫の早期退職で老後に不安を感じ、株に手を出すが…• 持ち家をも奪われ、両親・祖母と2間の公団に移った優一だったが、母親から生活費を要求されて逆上、母にケガを負わせて勘当されてしまう。 家を飛び出し、日雇い労働と漫画喫茶での寝泊まりで1週間暮らすが、このままでは未来がないと両親に謝る決意をする。 だが、父は玄関の戸を開けようとはせず… 第81話。 激安ゲストハウスで再起にかけるも、ケガ、失業、金欠、失恋、借金の親バレ…と、どこまでも人生のどん底へ? パチンコの借金215万円が消費者金融5社にある 、宇津井美津子 優一の母。 夫の早期退職で老後に不安を感じ、株に手を出すが… 、幸 サチ。 都内の激安ゲストハウス「ドリーマー」の美人管理人• 実直で不器用な彼は、上司からパワハラに遭い、営業成績で上回る後輩からは軽視される日々。 連日の残業と帰って寝るだけの日々に疲れ果てていたが、子供の笑顔を支えになんとか頑張っていた。 一方、そんな小堀が唯一本音を言い合える同期・板橋には、丑嶋からの借金があり… 第92話。 大学時代はカメラサークル所属。 妻子あり 、板橋 小堀の同期で、唯一本音を言いあえる社員。 裏パチスロにはまり、カウカウファイナンスに借金あり 、志村課長 小堀の上司。 売り上げの上がらない小堀に、何かと辛く当たる 、戸越 小堀の後輩。 若いがトップセールスマン•

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闇金ウシジマくん 40巻 真鍋昌平

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出典 真鍋昌平著「闇金ウシジマくん5巻」小学館 薄暗い部屋の布団の上で、半裸で弁当を食べる瑞樹。 アイスクリームも当たり前のようにファミリーサイズを食べる。 こんな風に詰め込むから。 何かに満たされない人は、その代償行為で食べる事に執着するという。 弁当を食べるというより、復讐のような目つきで弁当をかきこんでいる。 この病的な描写が実にリアルで、人間のバランスについて教えてくれる。 瑞樹は決して、慈悲深い菩薩 ボサツ なんかではない。 無理して我慢して、その 復讐のように食べ物を食べる。 そんな瑞樹の生きがいは貯金。 色恋営業の客には、借金があって風俗を辞められないと言っているが違う。 散財せずもう少しで3,000万円が貯まるという。 出典 真鍋昌平著「闇金ウシジマくん7巻」小学館 「ハァ!?貸すわけねェーだろ?」 一気にキッとして、鬼の形相で断る。 お金は彼女にとって親であり、彼氏であり、信用できる唯一の存在なのだ。 歌舞伎町に流れてきた頃は、恐らく十代だったのだろう。 容姿も恵まれない少女が、生きるための術を独自に身につけていった。 デリヘルの仕事とは言え、仕事のテクニックを自分で作り出すのは優秀だ。 勉強しなければ生きられない中で、彼女は必死に勉強をした。 親にも頼らず、己の体一つで頑張ってきたのだが、そんな彼女も 客をパンクさせるという業を背負っている。 生きるために他人を犠牲にしてきたのだ。 そのツケが容赦なく回収されるのがウシジマくんの世界。 一生懸命、独学で生きる術を身に着けてきた彼女を責める気にはなれない。

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