「早い返事」という言葉はメールや手紙などで使う言葉です。 こちらが何か聞いたり、質問したりして早く返事が返ってきた時、「早く返事をもらったけどなんてお礼をしたらいいんだろう」と思うことがあります。 そういったときに使える「早い返事」の敬語表現についてご紹介します。 ビジネスシーンだけではなく日常生活でも使うので覚えておきましょう。 メールや手紙などを頂いたりした場合は、なるべく早い返事が望ましいとされています。 相手を待たせてしまうと失礼に当たることがあるため、返事ははやくすると良いです。 自分が送った場合に早い返事があると聞きたかったことが早くわかったり、対応が良いなと思えたりします。 「早い返事」の敬語での使い方 「早い返事」はビジネスシーンでも日常生活でも使うことのある言葉です。 そんな「早い返事」の敬語表現はさまざまあります。 よく耳にするのが「早速のお返事」という言葉です。 「早速のお返事」という言葉は敬語として正しい表現です。 「早い返事」をいただいた場合には「早速のお返事ありがとうございます」とお礼を伝えるといいでしょう。 たまに「お早いお返事」という言葉を使う方がいますが、日本語として違和感を感じる方が多いでしょう。 丁寧にするつもりで「お」をつけていますが「はやい」にも「返事」にもついてしまっています。 「早い返事」を敬語で表現する場合には、「早速のお返事」を使うほうが無難でしょう。 敬語の種類 敬語には大きく分けると3種類存在します。 ものごとを丁寧に表現する丁寧語、相手に敬意を表現する尊敬語、自分や自分の身内についてへりくだった表現をするのが謙譲語です。 丁寧語は語尾に「〜ます」や「〜です」をつけるのが特徴です。 それぞれは状況や相手によって使い分けます。 シーンに合った敬語表現を選びましょう。 この3種類の他にも、美化語と丁重語という敬語の種類があります。 美化語は皆さんが日常生活で聞くことが多い「ご飯」や「お酒」など「ご」や「お」が言葉の頭に付くのが特徴です。 「ご祝儀」なども美化語の1つです。 丁重語は「参る」や「申す」など自分の行動について丁寧に表現する敬語です。 使い方 敬語は使い方が難しいと言われています。 間違った使い方をしていると丁寧にしたつもりが逆に失礼になってしまうという場合もあります。 そのため、正しく覚えて上手な使い分けが必要とされます。 しかし、使い慣れてくるとサッと敬語表現が出てくるようになり、普段自分が使っている言葉と同じように使うことができます。 まず、上手に敬語を使うには正しく覚えることが大切です。 敬語の専門書なども多く販売されていますし、こうしてネット上にも敬語を学べるサイトはたくさんあります。 ちょっと手が空いたときや、何かをしながらなど1日のなかの少しの時間を使うだけで覚えることができます。 敬語を使うのが上手な方と会話するのも上達する近道です。 メールでの使い方 敬語はメールでも使うことが多く、メールで敬語を使うときの注意点もあります。 メールで敬語を使うときには誤字や脱字などに注意しなければならないのと、二重敬語にならないようにすることです。 誤字や脱字を防ぐには、メールを全て打ち終わった後に読み直すことが大切です。 脳内で読み直すだけでなく、声に出して音読することで間違いに気付きやすくなります。 二重敬語とは、敬語同士が重なってしまうことです。 丁寧にしようとするあまり、敬語同士が重なってしまい違和感を感じる文章になってしまいます。 二重敬語を防ぐためには正しい敬語の使い方を覚える必要があります。 メールも頻繁に送っていれば慣れてきてうまく使えるようになるので何度もチャレンジすることが大切です。 ビジネスでの使い方 ビジネスシーンでは敬語は無くてはならない言葉です。 敬語を使えないと会話に差し支えたり、失礼になったりします。 そのため、社会人になればほとんどの人が敬語を使えるようになります。 敬語は社会に出て目上の人と接する機会が増えれば聞く機会も増えるので、その分覚える速度が早くなります。 敬語だけでは無く、ビジネスマナーなども徐々に覚えていきます。 例えば「早い返事」ですが、メールや手紙は早く返事をする方が良いとされています。 そういったことも社会に出ると少しづつ覚えていきます。 「早い返事」を敬語表現するときの例文 「早い返事」使った例文を紹介します。 「早い返事」を使う場合はメールや手紙が多く、正しい敬語表現が求められます。 会話が多くメールや手紙をあまり使わない方々は「早い返事」という言葉を使ったことがない方も多いでしょう。 「早い返事」の敬語表現はさまざまあるので、相手や状況について使い分けましょう。 「早い返事」を使うときにはお礼を添えることが多いでしょう。 お礼の言葉も正しい敬語表現を使うことが大切です。 お礼の言葉もさまざまあり、丁寧さのレベルが幅広いので上手に使い分けましょう。 ありがとう 「早い返事」を使うときはありがとうという言葉の敬語を添えることが多いです。 ありがとうという言葉にはさまざまな敬語表現があるため、上手に使い分けましょう。 「ありがとうございます」も「感謝申し上げます」も同じありがとうという意味を持っていますが、丁寧さが違ったり、他の言葉との相性によって使い分ける必要があります。 例えば「早速のお返事、ありがとうございます」という風に使うことがあります。 敬語として正しい表現なのでビジネスシーンや日常生活で使うことができます。 この文章をより丁寧に表現する場合には「早速のご返信、感謝申し上げます」といった文章になります。 このように同じ意味でも違う言葉になるのでさまざま表現を覚えておくと便利です。 「早い返事」の別の敬語表現 「早い返事」にはさまざまな敬語表現があります。 状況や相手に合わせて使い分けます。 「早速のご返信」や「迅速な対応」など言葉もさまざまで、その後に続く言葉も数多くあるので何種類ものパターンがあります。 たくさん覚えておくことでシーンに合った使い分けがサッとできるようになります。 早速のお返事 「早い返事」の敬語表現として多く使われるのが「早速のお返事」という言葉です。 よく聞くこの言葉は使いやすく、敬語初心者にも覚えやすい言葉です。 「お早いお返事ありがとうございます」は日本語として違和感があります。 ですので「早速のお返事ありがとうございます」という風に使います。 「早速のお返事」より丁寧に表現する場合には「早速のご返信、感謝申し上げます」とすると丁寧さが増してより良い印象になります。 相手や状況などで使い分けましょう。 迅速な対応 「早い返事」を敬語表現する場合に「迅速な対応」という言い換えをする場合もあります。 「迅速な対応ありがとうございます」という感じに使います。 「迅速なご対応ありがとうございます」でも使えます。 「ご迅速なご対応ありがとうございます」は日本語として変なので間違わないよう注意してください。 「迅速な対応をしていただき、ありがとうございます」や「迅速な対応に感謝いたします」などという表現もできます。 「迅速な対応」に似た言葉では「素早い対応」などがあり、「素早い対応ありがとうございます」というように使います。 早々は失礼にあたる? 「早い返事」の敬語表現は「早速のお返事」や「迅速な対応」を使うと良いことがわかりましたが、それだけではなくその後に添える言葉にも気遣うとより良い文章となります。 「早い返事」を使うときに多いのが「早い返事」に対してお礼を伝える場合です。 「早速のお返事ありがとうございます」などと使いますが、そういった文章に「お忙しい中」や「ご多用のところ」などをつけるとより良い文章になります。 相手を気遣う気持ちも添えていると返事をしたかたも早く返事をして良かったなと思ってくれるでしょう。 早い返事をお願いするとき 「早い返事」をお願いしなければならない場面もあります。 「早い返事」をお願いするのは非常に難しいことです。 返事の催促をしているので、失礼のないように注意しなければなりません。 「早い返事」をお願いする場合にはまず自分がメールや手紙を送った日時や、内容を話した日時をはっきりさせます。 書類を再送できる場合は「念のため再送いたしますのでご確認お願いいたします」と続けます。 「早い返事」を求める場合は、いつもよりも丁寧に相手を嫌な気分にさせないようにお願いしましょう。 メールでの注意点.
次の正しい例:迅速な ご対応ありがとうございます。 迅速な対応をして 頂き、ありがとうございます。 間違っている例:迅速な ご対応をして 頂きありがとうございます。 「ご対応」「~して頂き」はどちらも尊敬語です。 「尊敬語+尊敬語」や「+謙譲語」は二重敬語になるため適切ではありません。 「迅速な対応」を敬語表現で使用する場合は、尊敬語の使い方に注意しましょう。 「迅速な対応ありがとうございました」の応用 「迅速な対応ありがとうございました」はビジネスシーンでもよく使用する言葉です。 しかし 同じばかり使っていると、相手に「言葉が軽い」という印象を与えてしまいます。 そこで「迅速な対応ありがとうございました」の応用をしましょう。 「迅速な対応ありがとうございました」の応用は次の2つです。
次のこれは就活やビジネス以外でも言えることですが、基本的にお礼や感謝を述べる返信や挨拶は早ければ早いほど良いものです。 しかし、メールの送信は基本的には相手の就業時間以外にはしないようにしましょう。 例えばお礼の返信が就業時間外となってしまった場合は翌日の朝の時間にメールを送るようにします。 最近では、メールの配信時間をあらかじめ予約してこちらが指定した時間に届けてくれる機能もあります。 忙しい人はこれらを活用しましょう。 「Re:」を残して返信すると、相手側がすぐにメールが何の内容かを判断することができます。 基本的に、問い合わせ対応者もあなたと同様、日々自分の業務に追われて忙しいはずです。 そんな中、わざわざ回答のあったメールの件名を他のものに変更してしまうと、メールが他のものと混ざってしまい、折角送ったお礼メールが相手に見つけてもらえないということもあり得ます。 小さなことですが、ここにも注意しましょう。 例えばメールの内容は「回答頂きありがとうございました。 」と一言だけではどこか冷たい雰囲気があります。 これでは相手に淡白すぎる印象を与えてしまいますよね。 」です。 これは、特に相手が忙しい中、迅速に問い合わせに問い合わせしてくれた際などに使用します。 まずはお礼のメールの冒頭部分でこのフレーズを用いることが多々あります。 このフレーズ内の「誠にありがとうございます。 」を「本当にありがとうございます。 」あるいは、「誠に恐縮です。 」などのフレーズに置き換えて応用も可能です。 相手の気持ちの良いレスポンスに真摯に感謝しながら、その後の文中でその詳細について書くようにしましょう。 」です。 これも、1つ目と同様、相手が忙しい中、こちらの突発的な質問内容についてもすぐに質問の回答や対応をしてくれた際に感謝を述べるのに使います。 相手との関係性にもよりますが、例えば企業のHPなどにある問い合わせフォームから問い合わせを行う場合は、相手ともさほど面識もなく突然の連絡となることがしばしばあります。 そのような場合は、特に丁寧に今回のようなフレーズを使って感じの良い返信をすると好印象となります。 おすすめのフレーズのうちの一つです。 」です。 これはストレートに、自分が相手の忙しさに配慮していることを伝え、それでも対応をしてくれた相手に感謝の意を述べるフレーズです。 基本的に相手が忙しいかどうか不明でも使えます。 前述しましたが、特にビジネスのシーンでは相手も自分も日々業務に追われて忙しいことがほとんどです。 この状況に対して、相手に上手に質問の回答や対応への感謝を伝える言い回しとなります。 この一言が言えると、相手も自分に好感を持ってくれ、相手との人間関係構築もスムーズになる助けとなってくれるでしょう。 この本では、シリコンバレーや戦略コンサルなど世界のビジネスの最先端を走る人たちがビジネスで使用する「短く、分かりやすく伝える」ための文章技術が豊富に解説されています。 この著書では、仕事のメールで一番良い形のものは、短い言葉で内容が箇条書きされたものだ、とされています。 仕事での活用はもちろんのこと、本書は「分かりやすく伝える技術」を学びたい全ての人におすすめと言えます。 興味のある人はぜひ実際に手に取って内容を学んでみると、新しい発見が多数見つかると思います。 本書は、全国の約1,000社の役職者からの意見を集めた「使えるメールの書き方」を集めた良書として、多くのハイクラスビジネスマンからも信頼を得ている本です。 本書のタイトルにもなっている通り、いくら書き手が礼儀正しい言い回しだと思っていても、使い方や状況によってはイライラする表現になってしまっていることもあります。 その理由や対処法について知りたい人にもおすすめの一冊です。 ぜひ読んでみてください。 この本は、とにかくメールや文章を書くのが苦手、書き出し方すら分からない、という人に特におすすめの一冊です。 具体的なメールの書き出し方の紹介もあるので、しっかり基礎から学べます。 「メールを書くのは嫌いだけどメールを書かなくてはいけない仕事をしている」また、「就活中、または新卒で社会経験が少なく基礎がない」「考えすぎて何も書けない」人が読むと特に分かりやすく、効果的です。 ここまで読んで、自分も該当するかな?と感じた人はぜひ読んでみてください。 きっと仕事にも生かせるはずです。 企業に教えてもらったこと・対応を感謝するお礼メールを積極的に活用しよう この記事では、主に就活やビジネスで相手から回答を教えてもらった際のお礼返信メールの書き方やマナーについて、またその具体的な例文についてもくわしくお伝えしてきました。 今まで、ルールが分からずになんなくやってきた、やっと意味や使い方が分かってすっきりした!という人もいらっしゃるのではないかと思います。 特に目上の人への礼節を重んじる日本文化では、相手に感謝することが今も大切にされています。 感謝する際は迅速に、丁寧に、そして具体的に行うのが基本的なマナーです。 今回、記事の後半にご紹介したビジネスや就活にも生かせる3つの書籍の内容なども参考にして、色んなメール例文を自分のものにしていってください。 下記関連記事内では、ビジネスメールの返信でも良く使われる「ご不明な点がございましたら」の例文の9選をお伝えしています。 英語での例文紹介や、ビジネスメールの具体的な返信の仕方なども詳しくご紹介していますよ。 企業の担当者として相手に丁寧な回答メールを返信したい方はぜひチェックしてみてください。
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