家で作るラーメン用ダブルスープ 家でラーメンスープを手作りするなら、 手羽中で取る鶏だしと、 雑節・煮干し・昆布で取る和風だしを掛け合わせるのがおすすめです。 だし取りの時間はそれぞれ30分ほど。 特にキッチンペーパーなどで濾す必要もないので、ざるだけでさっと濾し、二つのスープを合わせたら、Aの調味料で味付けをしてラーメンスープの完成です(中華そば的なだし感のある仕上がりに!)• ラーメンスープの動物だし(鶏だし)の取り方 手羽中を使った鶏だしを火にかける時間は 40分ほどです。 玉ねぎは半分そのままか、大きければさらに半分に切ります。 生姜は皮ごと(繊維を断つように)5㎜幅ほどに切り、にんにくは縦半分に切って、芽が大きければ取り除きます。 水1500mlに、玉ねぎ、生姜、にんにく、スライス干し椎茸、あれば青ネギの青い部分を入れて強火にかけます。 沸いてきたら、手羽中を加え、アクが出てくるので取り除きます。 アクをおおよそ取り除いたら、弱火より少し強めの火加減にして、 スープが軽く沸く状態を保って40分火にかけます。 下の2枚目の写真が40分後の状態です。 スープも2~3割ほど蒸発して、しっかり濃いだしが出ています。 この状態になれば火を止めます。 ラーメンスープの魚介だし(和風だし)の取り方 和風だしの材料は 混合削り節、煮干し、昆布を使います。 混合節も煮干しもコクのあるスープが取れますし、昆布を入れることでうま味が強くなります。 鍋に水1200mlと昆布、煮干しを合わせて10分ほど置いておき、出汁が出やすい状態にしてから強火にかけます。 沸いたら混合節をすべて加え、箸で沈めます。 再沸騰してきたらアクが出てくるので、お玉でアクをすくい取ります。 アクをおおよそ取り除いたら、弱火より少し強めの火加減にして、 スープが軽く沸く状態を保って30分火にかけます。 下の2枚目の写真が30分後の状態です。 スープも2~3割ほど蒸発して、しっかり濃いだしが出ています。 この状態になれば火を止めます。 だしを濾してラーメンスープに仕上げる だしが取り終えたら、どちらのスープも普通にざるで濾すだけでOKなのですが、 鶏だしのほうの手羽中のだしがらだけは箸で取り出すとよいです。 だし取り時の火加減によってもスープの減り具合が異なるので、 特にAの塩は目安として、必ず味を見ながら調整するようにして、最後の味見の際に薄ければ塩を足し、逆に濃くなってしまったら水を適量足して薄めてください。 また、微妙な塩気の調整で、ラーメンはずいぶん味の感じ方が変わるので、スープの味見は麺と食べる時をイメージしつつ、慎重にやってみてください!• 鶏ガラを使って鶏だしを取ってもいいのですが、このレシピではより手軽に家でラーメンスープを作ってもらうために スーパーで買いやすい手羽中を使い、だしがらもおかずにアレンジしやすくしています。 手羽中は骨も肉も適度にあって、だしを取るにも、後から食べるにも、美味しく使いやすい食材だと思います(手羽先を買って先端もだし取りに使うとコクのあるスープが取れるので、時間があれば手羽先から行うとよいかもしれません)。 煮干しは特に頭やワタを除く必要はないです。 多少の苦みやえぐみさえもラーメンスープでは風味アップの要因になると思うからです(煮干しが苦手な場合は風味の強い頭やワタを除いてから同じように作るとよいです)。 鶏だしはスタート時が水1500mlですが、濾したあとは800~850mlほどになりました。 和風だしはスタート時が水1200mlですが、濾した後は600~650mlほどになりました。 どちらも煮詰める工程で2~3割くらい水分が減り、濾す工程でさらに1~2割減って、最終的には半分強くらいに減るので、それを見越した多めの水分量でだし取りをする必要があります。
次の味噌ラーメンの歴史 今回は、味噌ラーメンに合う具材(主に野菜炒め)についてお伝えしていきますが、まずは、味噌ラーメンの歴史についておさらいしてみましょう。 ラーメンが大好きな方や、味噌ラーメンにはこだわりがあるという方は既に知っていることかもしれませんが、お付き合い下さい。 味噌ラーメンは、北海道の札幌が発祥とされています。 1955年、札幌市内にある大衆食堂の店主が考案したという話は、とても有名ですよね。 店主が「味噌を使ったラーメンを作ろう」と考えたきっかけは、スイスの食品メーカーであるマギー社の社長が言った「日本人は、もっと味噌を活用するべき」という言葉だったのだそうです。 店主は、「味噌を使って美味しいラーメンが作れないか」と、日本全国から取り寄せた味噌で研究を重ね、試作しては店の客に試食してもらったようです。 そして1963年、ついに日本で初めてとなる「味噌ラーメン」が誕生しました。 1965年には、東京・大阪の物産展で実演販売もされており、その際に販売されたのは、豚骨スープに味噌を加えて作った味噌ラーメンだったと言われています。 それから、他店やインスタントラーメンにも味噌味のラーメンが登場し、味噌ラーメンは日本各地に広まっていきました。 店主の探求心がなければ、札幌のご当地ラーメンとして知られる味噌ラーメンは生まれなかったかもしれませんね。 味噌ラーメンによく合う人気の具材は? 醬油ラーメンや豚骨ラーメンと並んで人気の高い味噌ラーメンですが、味噌ラーメンに合う具材は数多くありますよね。 まずは、どんな食品が味噌ラーメンの具材として使われているのかを見てみましょう。 定番のものでは、 ・バター ・コーン ・メンマ ・ワカメ ・ノリ ・煮卵(またはゆで卵) ・モヤシ がやはり人気のようです。 実際に、人気のあるラーメン店などでもこういった食品が味噌ラーメンの具材として使われています。 それだけ、味噌ラーメンとマッチするということなのですね。 また、それ以外にも、 ・細く切った長ネギ ・豚肉 ・チーズ ・キムチ ・キャベツ を入れるという方もいます。 炒めたキャベツを入れて味噌ラーメンを食べるのは、「意外だ」と思う方もいるかもしれませんが、味噌ラーメンには炒めたキャベツがよく合います。 また、ラーメンは野菜が摂れない(摂りにくい)というイメージを持たれがちですが、味噌ラーメンには野菜炒めを入れても美味しく食べることができます。 ではなぜ、味噌ラーメンに野菜炒めが合うのか、次の章で詳しく見ていきましょう。 野菜炒めが味噌ラーメンに合う理由は? 皆さんもご存知の通り、味噌ラーメンの具材には、多くのバリエーションがあります。 そして先ほど、「味噌ラーメンには野菜炒めを入れてもよく合う」とお伝えしました。 その理由としては、「味噌ラーメンにはしっかりと味噌の味が付いている」ことが挙げられます。 味噌ラーメンは発酵食品である味噌を使っているので、スープが具材に負けることがなく、割とどのような食品を具材にしても合うのです。 また、味噌ラーメンには具材を単品で乗せるよりも、複数の具材を組み合わせた方がより美味しくなる気がしますよね。 これも、「しっかりと味が付いている」ことが関係しているようです。 具材が比較的多くても、味噌の味でうまくまとまるので、味噌と相性の良い具材ならば、複数入れてもそれほど違和感がないのです。 それは、野菜を複数入れても変わりません。 それが、「味噌ラーメンは、野菜炒めを入れても美味しい」ということに繋がっているのですね。 味噌ラーメンには、こんな野菜炒めがおすすめ! では、味噌ラーメンによく合う野菜炒めとは、どんなものかご紹介しましょう。 とはいっても、あまり深く考えず、普通におかずにするときに作る野菜炒めをそのまま乗せてOKです。 野菜を加えるだけで、栄養バランスが良くなるので問題はありません。 しかし、グルメな方の場合、塩味の野菜炒めや、味のない野菜炒めを乗せてしまうと、味噌ラーメンと合わせた時に、違和感や物足りなさを感じることがあるかもしれません。 また、ラーメンが好きでこだわりがあるのであれば、「せっかく味噌ラーメンに乗せるのだから、より味噌ラーメンに合う野菜炒めを作りたい」と思う方もいることでしょう。 その場合、どんな野菜炒めを作るのが良いのでしょうか。 まず野菜ですが、こちらは、一般的な野菜炒めに使われる具材でOKです。 例えば、モヤシやニンジン、ピーマン、キャベツなどですね。 もちろん、お好みの野菜を加えることもできます。 しかし、味噌ラーメンに合う野菜炒めにするには、味付けの仕方に工夫が必要です。 それは、味の強い味噌ラーメンの上に乗せるので、味が付いていないとインパクトが出ないからです。 しかし、塩味、醤油味の野菜炒めではありません。 味噌ラーメンの具材としての野菜炒めは、味噌味にするのがおすすめです。 ラーメンと野菜炒めが同じ味噌味なら、味にズレがないので、違和感なく食べられますよ。 味噌ラーメンの具材になる野菜炒めのレシピ! ではここで、味噌ラーメンの具材として重宝する、野菜炒めの作り方をご紹介します。 さらに栄養価を高められるよう、豚肉の入ったものにしてみました。 筆者も、はじめは「味噌ラーメンに豚肉?」と思いましたが、食べてみるととても美味しいです。 そして、豚肉と野菜を合わせて摂ることができるので、「味噌ラーメンが大好きだけど健康にも気を配りたい」という方にもおすすめできます。 簡単に作れて、そのまま肉野菜炒めとしておかずにしても美味しいので、試してみてはいかがでしょうか。 具材たっぷり味噌ラーメンのレシピ! ここまで、味噌ラーメンの歴史や、味噌ラーメンに合う野菜炒めについてご紹介してきました。 最後は、具材がたっぷりで栄養満点の味噌ラーメンの作り方をご紹介します。 野菜炒めが出来上がったら、一度火を止めておきます。 寒い冬にはあたたかいラーメンが食べたくなりますよね。 ぜひこの機会に、野菜炒めを入れた味噌ラーメンを作って食べてみて下さい! 野菜を入れれば、味噌ラーメンはさらに美味しくなる! 今回は、味噌ラーメンによく合う野菜炒めについて、ご紹介しました。 煮卵やバター、コーンだけでも十分美味しい味噌ラーメンですが、野菜炒めを入れると栄養のバランスも良くなり、さらに美味しく頂けます。 簡単に作れる野菜炒め入り味噌ラーメンの作り方もご紹介しましたので、しっかりと野菜を食べて栄養を摂り、冬の寒さを乗り切って下さい!•
次の家で作るラーメン用ダブルスープ 家でラーメンスープを手作りするなら、 手羽中で取る鶏だしと、 雑節・煮干し・昆布で取る和風だしを掛け合わせるのがおすすめです。 だし取りの時間はそれぞれ30分ほど。 特にキッチンペーパーなどで濾す必要もないので、ざるだけでさっと濾し、二つのスープを合わせたら、Aの調味料で味付けをしてラーメンスープの完成です(中華そば的なだし感のある仕上がりに!)• ラーメンスープの動物だし(鶏だし)の取り方 手羽中を使った鶏だしを火にかける時間は 40分ほどです。 玉ねぎは半分そのままか、大きければさらに半分に切ります。 生姜は皮ごと(繊維を断つように)5㎜幅ほどに切り、にんにくは縦半分に切って、芽が大きければ取り除きます。 水1500mlに、玉ねぎ、生姜、にんにく、スライス干し椎茸、あれば青ネギの青い部分を入れて強火にかけます。 沸いてきたら、手羽中を加え、アクが出てくるので取り除きます。 アクをおおよそ取り除いたら、弱火より少し強めの火加減にして、 スープが軽く沸く状態を保って40分火にかけます。 下の2枚目の写真が40分後の状態です。 スープも2~3割ほど蒸発して、しっかり濃いだしが出ています。 この状態になれば火を止めます。 ラーメンスープの魚介だし(和風だし)の取り方 和風だしの材料は 混合削り節、煮干し、昆布を使います。 混合節も煮干しもコクのあるスープが取れますし、昆布を入れることでうま味が強くなります。 鍋に水1200mlと昆布、煮干しを合わせて10分ほど置いておき、出汁が出やすい状態にしてから強火にかけます。 沸いたら混合節をすべて加え、箸で沈めます。 再沸騰してきたらアクが出てくるので、お玉でアクをすくい取ります。 アクをおおよそ取り除いたら、弱火より少し強めの火加減にして、 スープが軽く沸く状態を保って30分火にかけます。 下の2枚目の写真が30分後の状態です。 スープも2~3割ほど蒸発して、しっかり濃いだしが出ています。 この状態になれば火を止めます。 だしを濾してラーメンスープに仕上げる だしが取り終えたら、どちらのスープも普通にざるで濾すだけでOKなのですが、 鶏だしのほうの手羽中のだしがらだけは箸で取り出すとよいです。 だし取り時の火加減によってもスープの減り具合が異なるので、 特にAの塩は目安として、必ず味を見ながら調整するようにして、最後の味見の際に薄ければ塩を足し、逆に濃くなってしまったら水を適量足して薄めてください。 また、微妙な塩気の調整で、ラーメンはずいぶん味の感じ方が変わるので、スープの味見は麺と食べる時をイメージしつつ、慎重にやってみてください!• 鶏ガラを使って鶏だしを取ってもいいのですが、このレシピではより手軽に家でラーメンスープを作ってもらうために スーパーで買いやすい手羽中を使い、だしがらもおかずにアレンジしやすくしています。 手羽中は骨も肉も適度にあって、だしを取るにも、後から食べるにも、美味しく使いやすい食材だと思います(手羽先を買って先端もだし取りに使うとコクのあるスープが取れるので、時間があれば手羽先から行うとよいかもしれません)。 煮干しは特に頭やワタを除く必要はないです。 多少の苦みやえぐみさえもラーメンスープでは風味アップの要因になると思うからです(煮干しが苦手な場合は風味の強い頭やワタを除いてから同じように作るとよいです)。 鶏だしはスタート時が水1500mlですが、濾したあとは800~850mlほどになりました。 和風だしはスタート時が水1200mlですが、濾した後は600~650mlほどになりました。 どちらも煮詰める工程で2~3割くらい水分が減り、濾す工程でさらに1~2割減って、最終的には半分強くらいに減るので、それを見越した多めの水分量でだし取りをする必要があります。
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