僕は普段からAG03を愛用していたり、ヤマハのバイク(ドラッグスター400 クラシック)に乗っていたりと結構好きなメーカーなので、イヤホンも気になって購入してみました。 ということで本記事では 「YAMAHA TW-E3A」をレビューしていきます。 YAMAHA TW-E3Aについて TW-E3Aとは2019年12月に発売された ヤマハ初となる完全ワイヤレスイヤホンです。 ヤマハは完全ワイヤレスイヤホンを一気に3製品発表しましたが、発売日は少しずつズラしていて、外音取り込み機能を搭載した上位モデルのTW-E5Aは2020年2月下旬、さらにケースのワイヤレス充電とアクティブノイズキャンセリングに対応したTW-E7Aは2020年春に発売予定となっています。 今回僕が購入したTW-E3Aはエントリーモデルのため上位モデルに比べて機能的には劣りますがその分価格が安く、外音取り込み機能やアクティブノイズキャンセリングが不要の方にはいい選択候補になると思います。 エントリーモデルとはいっても、ヤマハ独自のリスニングケア(音量に合わせて最適な音質に調整してくれる機能)や、スマホアプリには対応しています。 ただし、バッテリーの持続時間はTW-E3Aだけが短めになっている点には注意しましょう。 音量に応じて音のバランスを最適化するリスニングケアに対応• TrueWireless Stereo Plus対応で音切れしにくい(コンテンツ送信側がTrueWireless Stereo Plusに対応している必要あり)• スマートフォンアプリ「Headphones controller」に対応• IPX5相当の生活防水に対応• ボイスアシスタント機能に対応• 0 with BLE 対応コーデック:SBC、AAC、Apt-X バッテリー(再生可能時間) イヤホン本体:6時間 ケース内蔵バッテリー:イヤホン本体3回フル充電(計18時間) 再生周波数帯域 20Hz~20kHz リスニングケア 対応 TrueWireless Stereo Plus 対応 アプリ操作 対応 音声操作 Siri、Google Assistant 防水仕様 IPX5 質量 6. 内容物一覧• バッテリー内蔵充電ケース• イヤホン本体• 交換用イヤーチップ• 交換用スリーブ• 充電用USBケーブル• 本体はマットな質感のプラスチックで、1万円のイヤホンにしては高級感があります。 デザインは丸みを帯びた形状にヤマハのロゴが入っただけというシンプルなもので、個人的にはなかなか好みです。 最近はイヤホンの側面にタッチセンサーを搭載しているものが主流となっていますが、それだと誤操作してしまうことも多いため、個人的にはこのような物理ボタンの方がいいと思います。 また、イヤホン下部にはマイクが付いていて、通話やボイスアシスタント(Siri、Google Assistant)の使用が可能です。 ただ、長さはやや短め(30cmくらい?)でした。 個人的にはもう少し長くてもいいと思います。 TW-E3Aを実際に使ってみた感想 TW-E3Aはヤマハが発表した完全ワイヤレスイヤホン3製品のエントリーモデルで、機能が少ない分価格が安く、「安いし音質もどうだろうなぁ」と正直ちょっと舐めていましたが、実際に使ってみると いい意味で期待を裏切られる結果になりました。 Amazonレビューでは「音が繊細でバランスがいい」「かなり音がいい」というポジティブな意見もありますが、中には「低音がスカスカ」「高音によりすぎてシャリシャリしてる」というようなネガティブな意見もあります。 そして実際に僕が使ってみると確かに低音はそこまで出ていませんが、 音楽を楽しむには十分なレベルで、単純に音はとてもいいと思いました。 今回TW-E3Aをレビューするにあたり、AviotのTE-D01gとSENNHEISERのMOMENTUM True Wirelessも用意し、その3つで聞き比べしてみました。 まずTE-D01gは3つの中で最も低音が弱く、高音によっていて音はクリアなんですが、ちょっとシャリシャリ感が強すぎる気がします。 次にMOMENTUM True Wirelessですが、こちらは逆に低音が強く、高音質ではあるんですが僕的にはもう少し低音はおとなしくてもいいのかなと思います。 最後にTW-E3Aですが、これは他の方のレビューでもあるようにバランスが良く、低価格ながらもこの3つの中で一番好きな音でした。 僕がワイヤレスイヤホンを最も多く使うシチュエーションはジムでのトレーニング中で、汗をたくさんかいてしまうのですが、TW-E3AはIPX5に対応していて壊れる心配がないので今後はこのイヤホンを使っていきたいと思います。 強いて欠点を上げるとすると少しバッテリーの容量が少ないですね。 今後発売される 上位モデル2製品は若干バッテリー容量が増えているようなので、もっと長時間使えた方がいいというならそちらを選ぶのがいいと思います。 また、せっかくスマホアプリをリリースしているのにイコライザー変更できないのも気になりました。 このままでも十分いい音なのですが、人によっては低音が物足りないと感じる方もいるようなので、設定で補うことができればまさに最強のイヤホンにもなり得るのに... とはいってもやはり1万円で買えるワイヤレスイヤホンですし、それを考えると十分すぎる音質と質感だと思います。 もし迷っているなら間違いなく買いだと思います。 YouTubeでもTW-E3Aをレビューしていますので、検討中の方はそちらも是非ご覧ください。
次のワイヤレスイヤホン市場は世界的に伸びており、特にケーブルのない完全ワイヤレスイヤホンは2016年のアップル「AirPods」発売以降、人気は高まる一方だ。 ヤマハは数年遅れて後発での参入となる。 ヤマハミュージックジャパンAV・流通営業部部長 野口直樹氏(以下、野口氏)は「オーディオ市場の8割はサウンドバー、スピーカー、イヤホン・ヘッドホンで占められているが、ヤマハにはイヤホン・ヘッドホンがない。 完全ワイヤレスイヤホン市場は変化が激しく、出荷台数は増えているのに単価は下がらないという珍しい市場。 市場は拡大を続けており、ヤマハらしい機能を強みに参入できると考えた。 1兆円規模の市場でシェア2%、約200億円の売り上げを目指す」と参入の理由と目標を語った。 独自機能がなければ意味がない ヤマハが強みに掲げるのが、音量に応じて音のバランスを最適化する「リスニングケア」機能だ。 一般的に音量を下げると低音域が聞き取りにくくなり、音量を上げると高音域が耳障りになる。 リスニングケア機能は、音量の上下に合わせてイコライジングを施して聞こえ方のバランスを自動調整し、音量が小さくても低音を聞き取りやすくしたり、音量を上げても高音域が耳障りにならないようにしたりする。 イヤホン内蔵のチップで処理するので、接続しているスマートフォンや音源に関係なく効果を発揮する。 どんな音量でも聞きやすい音にすることで、過剰に音量を上げて鼓膜を痛めたり、音漏れで周囲に迷惑をかけたり、周囲の音に気付かず交通事故など危険な目に遭ったり、といったトラブルの減少を狙っている。 開発には、サウンドバーやホームシアター向け製品の開発で培った、信号処理技術や音質を最適化するためのノウハウが生かされている。 市場参入が遅れたのは、自社の強みを生かす方向性を決めるのに時間がかかったからだ。 ヤマハミュージックジャパンAV・流通営業部マーケティング課課長 飯田哲也氏は「ワイヤレスイヤホン市場が盛り上がり始めたころから参入を検討していた。 しかし後発なのにただ製品を出すだけでは意味がない。 ヤマハにはDSPの技術や、大音量を出しづらい日本の住宅事情に合わせて培ったホームシアターシステムの独自技術がある。 それをイヤホンにどう生かすか検討を重ねて開発するのに時間がかかった」と明かす。 自社の技術をリスニングケア機能として耳の健康や安全性を高める方向で生かすことになり、機能を調整するのに時間がかかった。 新製品のうちノイズキャンセリング機能を搭載した「TW-E7A」と「EP-E50A」は20年2月発売予定と、他の製品より発売が遅れる。 これもノイズキャンセリング機能の効かせ方の調整を重ねているからだという。 新製品をきっかけにヤマハブランド自体の浸透を狙っており、プロモーションにも力を入れている。 ターゲットは、20~30代のミレニアル世代だ。 「新製品にかけるヤマハの本気度をアピールし、ヤマハブランドを訴求して若いユーザーを育てたい」(野口氏)。 ミレニアル世代に人気があるというバンド「WONK」をプロモーションに起用する。 「ミレニアル世代を取り込むには、製品だけでなくサービスも大事。 アーティストを起用してのプロモーションはヤマハとしては非常にまれだが、コンテンツサービス提供の一種と考えている。 こうした取り組みを通じてヤマハブランドを訴求したい」(飯田氏) 販売でもヤマハの本気が見てとれる。 これまでは代理店経由で販売していたが、新製品はヤマハが直接営業の窓口になり、家電量販店や試聴ができるイヤホン専門店を中心に展開する。 価格面では5000円前後のモデルからと、ワイヤレスイヤホンの売れ筋価格帯をカバーし、機能面でも現在求められる最新機能を網羅しており不足はない。 イヤホンに続いてヘッドホンも準備しているという。 後発のヤマハが激戦区の市場にうまく食い込めるかは、独自のリスニングケア機能をどれだけアピールできるかにかかっていそうだ。
次のユーザーのライフスタイルに寄り添う「Empower Lifestyleシリーズ」になる。 リスニングケアは、音量に応じて音のバランスを最適化して、耳への負担も抑える、ヤマハの独自技術。 音量による聞こえ方のバランスの違いを4バンドEQで補正することで、どんな音量でも常に最適なバランスが得られるという。 これにより、大音量で音楽を聴くことで生じる耳への負担を減らし、健康的なリスニングを実現する。 移動中の電車の中などでも快適なリスニングを実現するほか、周囲の音も聞きとれる機能も備え、あらゆるシーンで使える。 左右のイヤホンに直接音声データを伝送するため、音切れしにくく、長時間再生も実現。 充電ケースと合わせれば、最大28時間(TW-E3Aは最大24時間)の再生に対応する。 2mm、E3Aは6mmのドライバを搭載。 対応コーデックはSBC、AAC、aptXになる。 上位機となるE7Aのみ充電ケースがワイヤレス充電のQi(チー)に対応。 いずれもIPX5相当の生活防水を備える。 「EP-E30A」 ヤマハミュージックジャパン AV・流通営業部部長の野口直樹氏は「リスニングケアなど、ヤマハならではの価値を提供できる新モデルが開発できたと思っている。 近い将来市場の2%のシェアをいただきたい」とコメントした。 ヤマハでは、イヤホン、ヘッドホンの本格展開にあわせ、4人組バンド「WONK(ウォンク)」とのコラボレーションを実施。 ヤマハのブランドプロミス「Make Waves」とヤマハのオーディオが提供する音楽体験「-True Sound-」から着想を得て、新曲「Signal」を制作したとのこと。 なお、ヤマハ公式YouTubeアカウントには、ショートバージョンを公開するとしている。 The Japanese edition of 'CNET' is published under license from CBS Interactive, Inc. , San Francisco, CA, USA. Editorial items appearing in 'CNET Japan' that were originally published in the US Edition of 'CNET', 'ZDNet', 'TechRepublic', 'GameSpot' and 'CNET News. com' are the copyright properties of CBS Interactive, Inc. or its suppliers. Copyright c CBS Interactive, Inc. All Rights Reserved. 'CNET', 'ZDNet' 'GameSpot' and 'CNET News. com' are trademarks of CBS Interactive, Inc.
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