ご教授ください。 「ご教示願います」の意味は? 「ご教授」との違いと使い分けを知ろう

「ご教授のほど」の意味|ご教示との違いを知ってますか?

ご教授ください

「ご教示」や「ご教授」以外にも、「教えてください」という意味をもつ表現は他にもあります。 全て「教える」というニュアンスがあり、その使い分けも何となくという感覚に頼りがちです。 ここで、それ以外の表現と簡単な例文を紹介します。 ・「指導」:わからないことや方法を教える 例)このファイルの保存方法をご指導ください。 ・「指南」:武術や芸能を教える 例)舞踊を指南する。 少し意味は違いますが、音が似ている表現も併せてみてみましょう。 ・「享受」:用意され与えられたものを、受け入れて味わい楽しむこと 例)自由を享受する。 他の表現と違い、「享受する」は相手からではなく第三者である誰かが用意したものを自分が受け取る際に使うので、「教授する」とは全く違う意味です。 ビジネスシーンでよくある間違いのひとつ、誤変換に注意しましょう。 このように、同じような意味でありながら、細かく使い分けが必要な表現がたくさんあります。 「ご教示」の意味と使い方を通して、書き言葉・話し言葉の違いや、よく似た表現をご紹介しました。 この違いがわかると、英語での「教える」の使い分けもしやすくなります。 「ご教示」は「tell」、「ご教示」は「teach」です。 社内でも英語を目にしたり耳にする頻度が上がってきている今だからこそ、こういうタイミングにまとめて覚えてしまうのもビジネスマンとしての業務効率化に繋がるのではないでしょうか。 敬語やビジネスマナーで一番気をつけなければならないのは、「誰かがやっていたからといって意味を知らずに真似をする」ことです。 言語は変化するものだと言われていますが、ビジネスメールで使うような書き言葉は話し言葉と違って、その使い方が崩れるケースはほとんどありません。 正しい日本語を理解しているであろう目上の人に対して使う敬語表現だからこそ、誤った表現が相手に不快な思いをさせたり、失礼になったりする可能性があるのです。 まず、よく使う表現から、その意味と使い方を見直してみましょう。

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「ご教示願います」の意味は? 「ご教授」との違いと使い分けを知ろう

ご教授ください

公開日: 2018. 18 更新日: 2018. 18 「ご教授ください」の意味と使い方と例文!「ご教示」との使い分け ビジネスシーンでは上司や取引先などに対して、何かしらの情報や方法などを教えてほしいという場面がありますよね。 そのような場合に使うのが「ご教授」と「ご教示」という言葉です。 使い勝手が良く、かつ社会人らしいスマートな印象を与えられる「ご教授」と「ご教示」はビジネスで頻繁に使用します。 では、「ご教授」と「ご教示」の違いについてご存知でしょうか。 何気なく使っていた、同じ意味では?と思っている方も多いと思います。 そこで今回は「ご教授」の意味や使い方、「ご教示」の使い分けについて解説していきます。 「ご教授」の読み方と意味 「ご教授」は <ごきょうじゅ>と読みます。 「教」は音読みだと「キョウ」、訓読みだと「おしえる」と読みます。 「教」は「おしえる」「おしえ」を意味します。 「授」は音読みだと「ジュ」、訓読みだと「さずける」と読みます。 「授」は「手わたす」「さずける」を意味します。 「教授」の意味は、 ・学術、技芸などを教えること。 養護、訓練とならぶ教育上の基本的な活動、作用 ・大学、高等専門学校などの教育機関で、専門の学術、技芸を研究し教える人、その官名または職名 となります。 「ご教授」の「ご」は尊敬を表す接頭語です。 「ご教授ください」は 「専門的な知識や技術を教え授けてください」という意味になります。 また、 「比較的長い期間に渡って教えてもらう」という意味合いも含まれます。 「ご教授」の使い方 「ご教授」は専門的な知識や技術をある程度の期間、継続的に教えてほしい場合に使います。 「ご教授」はよく、楽器やスポーツなどの習い事に関する場面で使われることが多いです。 「トランペットの基礎をご教授いただけませんか」といったように、長期間に渡っての訓練や鍛錬がが必要な楽器やスポーツの分野では頻繁に「ご教授」が使われます。 ですので、 「ご教授」は普段のメールで使うには、少々重たい内容になってしまいます。 また、「ご教授いただきたい」レベルの内容であれば、メールで聞くのは失礼に当たります。 「ご教授」をメールで使う場面としては、主に芸術や音楽関係の先生、スポーツ関係や習い事でお世話になっている先生へのメールがほとんどです。 例文 ・是非ともこの分野での専門的な知識を学びたいと思っておりますので、ご教授ください。 ・今後とも末永くご教授いただければ幸いです。 ・データを送らせていただきますので、お気づきになった点がありましたら、ご教授くださいますようお願いいたします。 ・先生に約3年に渡ってご教授いただいたおかげで、ここまで頑張ることができました。 ・先生の手厚いご指導のおかげで、水彩画の展示会で入賞することができました。 今後ともご教授賜りますようお願いいたします。 ・生け花教室に通い始めて、生け花の奥深さや楽しさを日々感じております。 つきましては、今よりもお稽古の日数を増やしたいと考えております。 今後とも変わらずご教授願います。 「ご教示」との違いは? 「ご教示」は <ごきょうじ>と読みます。 「教」は音読みだと「キョウ」、訓読みだと「おしえる」と読みます。 「教」は「おしえる」「おしえ」を意味します。 「示」は音読みだと「シ」「ジ」、訓読みだと「しめす」と読みます。 「示」は「しめす」「物事を表して知らせる」を意味します。 「教示」は 「知識や方法などを教え示すこと」を意味します。 「ご教示」の「ご」は尊敬を表す接頭語です。 「ご教示ください」は 「知識や方法などを教えてください」という意味になります。 「ご教示」は「ご教授」と比べると、より単純で、教えてほしい事柄が明確な場合に使います。 ビジネスシーンでは、書類の書き方がわからない場合に質問したり、対処の方法について尋ねる場合に使えます。 また、「ご教示」はアドバイスを求める場合にも使います。 「ご教示」は、メールなどと書き言葉として使用するのが一般的です。 例文 ・お忙しいところ恐縮ですが、議事録の作成方法をご教示いただきたく存じます。 ・企画についてよりよい方法がございましたら、ご教示ください。 ・この度発売の新商品について、お客様に忌憚のないご意見をご教示いただけると幸いです。 ・是非お目にかかりご教示いただければと、予てから思っておりました。 ・ご教示いただきました事柄につきましては、今後の参考にさせていただきます。 ご指導ご鞭撻 「ご指導ご鞭撻」は <ごしどうごべんたつ>と読みます。 「ご指導ご鞭撻」は、(目上の)相手の自分に対する教育や指導のことであり、それらを敬っていう表現です。 「指導」は「ある目的に向かって教え導くこと」、「鞭撻」は「鞭(ムチ)で打つこと」「怠らないよう強く励ますこと」を意味します。 「ご指導」も「ご鞭撻」のどちらも、「ご指導お願い申し上げます」や「ご鞭撻の程、よろしくお願いします」のように単独でも用いられますが、 「ご指導ご鞭撻」とセットで用いられることが多いです。 「ご指導ご鞭撻」は、どんな場合でも挨拶やスピーチの「結びの言葉」「締めの言葉」として使います。 ビジネスシーンでは、目上となる上司や顧客・取引先などに対して引き続き変わらない付き合いをお願いする際の常套句となります。 例文 ・何卒、今後ともご指導ご鞭撻くださいますようお願い申し上げます。 ・引き続き皆様方のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

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「ご教授」と「ご教示」のビジネスシーンでの使い方の違いは?

ご教授ください

「ご教授ください」と「ご教示ください」。 どちらも似たような意味で使われている言葉ですが、この2つの言葉に違いはあるのでしょうか? 使い分けが難しい言葉「ご教授」と「ご教示」について御紹介します。 一方「教示」はというと、知識や方法を教え示すという意味の言葉です。 つまり「ご教授ください」では学問や技芸を教え授けてくださいという意味で使われ、「ご教示ください」は知識や方法を教え示してください、という意味で使われる言葉だと考えられます。 ただし「教授」の示す学問や技芸、「教示」の示す知識や方法のその違いが何かというと、明解にはわかりづらいもの。 学問も体系化された知識と方法であり、技芸には美術・工芸・芸能などで物を取り扱うための方法も含まれるからです。 そのためこの2つの言葉を明解に使い分けすることは難しく、どちらかというとより専門的な内容を尋ねたいときや、目上の方に尊敬の意味を込めて物を尋ねるときなどに「ご教授ください」を、物事の手順や方法を尋ねるときや、目上の方に指導を乞うときなどに「ご教示ください」を使うのが一般的に望ましいとされています。 また「ご教示ください」は口にするには少し堅い印象になる言葉。 そのため話し言葉ではなく、メールや文章での書き言葉として「ご教示賜りますよう~」等の定型文で用いられることが多いようです。 「ご教授ください」も同様で「ご教授願います」等、書き言葉としてよく使われています。 話し言葉では「お教えください」や「ご指導ください」等がよく使われています。 いずれも書き言葉として用いられることが多く「ご指南賜りますよう~」「ご指導ご鞭撻のほど~」等の定型文によく用いられています。 指導は目的や方向に沿って教え導くという意味、指南は武術や芸事などを教え示すという意味です。 ビジネスシーンでは言葉の使い分けに厳しい人に出会うこともあるため、覚えておくとよいかもしれません。 意味が似ていて使い分けの難しい言葉が、日本語には多くあります。 特に仕事上では僅かな言葉づかいを指摘されることも多いため、知識として言葉の意味を覚えておくととても助かります。 是非、参考にしてみてください。 予めご了承ください。 関連記事•

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