はじめまして。 34歳にしてバイオリン歴3ヶ月の超初心者です。 今は通っている教室でレンタルしてるのですが、最初の3ヶ月限定なのでそろそろ購入を考えなければいけません。 購入は教室経由でお願いするつもりです。 希望の金額を伝えれば、お店の人が何台か持ってきてくれるみたいなんですが・・・ その金額で悩んでいます。 私としては、年齢的にも何度も買い替えることはしたくないので、 とりあえずではなくて一生使っていけるもの(将来はアマオケに入るのが目標なので、そこで通用するくらいのもの)が欲しいと考えてます。 教室ではバイオリンと弓とで30万くらいのものを勧められていますが、先生は予算に合ったものを・・・という曖昧な感じです。 それはそうなんですが。。。 みなさんはおいくらくらいの楽器を使ってますか? 最低このくらいは出した方がいいって金額はありますか? ユーザーID: 6971831048 少し弾けるようになると、絶対に買い換えたくなります。 本当は自分の未熟さを楽器のせいにしているだけですが(苦笑)。 私のまわりの大人になって始めた人達はみんなそうです。 ちなみに私の場合、最初の楽器は弓と中古ケースを含めて10万円くらいでした。 2、3年するとみんな「いい音が出ないのは安い楽器のせいだ」と思い込んで(笑)、楽器と弓を買い換えます。 次の楽器ですが、2、30万円では前のと大して変わらないといわれているので、 もっと高いのを買っていると思われます。 そのへんは、個人の経済状態によりますが・・・ 断言しますが、絶対に一度は買い換えたいと思うと思いますので、最初から30万円はおすすめしません。 しばらくして、少しは音がまともに出てきた、音色が解るようになってきたという時までは、 安いので我慢しつつ、お金を貯めましょう。 ちなみに、バイオリンは使っても0円になる訳ではないので、次の楽器の足しにはなりますよ。 ちなみに、私も大人から始めて、楽器を買い換え、弓も買い換え、アマオケやってます。 ユーザーID: 9369984033• 一生もの 使っている楽器はドイツ製の1800年代前半のマニュファクチュア 手工業製 もので、小型車1台分位の値段 20年前。 音大卒ではないアマチュアとしては十分なレベルの楽器です。 これでは不満っっと言うためには相当上達しないといけません 笑。 総額30万で、といえば楽器店 もちろん弦楽器専門店じゃなくてはだめ が楽器本体が15から30万円クラスのものを4ー5個位持って来てくれると思います。 その中から "必ず先生に試奏してもらって" 選びましょう。 15万円の楽器が40万円の楽器より良い音がすることはよくあります 楽器の値段は音色ではなく仕入れ価格で決まるので。 でもこれを判断できるのは相当な技量が必要。 ぜひ先生に商品券などのお礼を包んで、楽器の選定をお願いしましょう。 これがもっとも"お買い得"な楽器を購入する方法です。 ユーザーID: 9315167451• 30万円でした 欧州駐在時に、出会ったバイオリンが当時のレートで30万円相当でした。 バイオリン開始年齢もトピ主さんとほぼ同時で、当時のことがなつかしく思い出されます。 1年間レンタルし、 1.自分がバイオリンを続けていこうと思った。 2.先生に1年間みていただいて、つかっていけるバイオリンだと判断していただいた。 という段階で、購入しました。 30万円で、弓、ケース込です。 5年後、どうも弓の不具合がめだつようになり 弾きにくさが、どうにも・・)思い切って、30万円相当の弓を買いなおしました。 それは、もう弾きやすかったですよ〜・・・ 次は、いつか楽器を買いなおす時期が来るんだろうなぁ、と思いながら、 私のレッスンは事情により途絶えました。 現在、中学生の娘がそのバイオリンと弓を使用しております。 幼稚園から習っているので、レベル的には中級だと思いますが、 まだまだこの楽器で十分学ぶ余地は残っているな、と思います。 買い替えの経験もふくめて、ご参考になれば・・・・ ユーザーID: 1633952867• 自慢ではないのですが すみません、決して自慢ではないし、演奏の腕もおよそ人に聞かせるほどの腕前ではありません。 もちろんただの趣味で音大を出たわけでもないです。 家も普通のサラリーマン家庭です。 小さい頃から続けていて親が熱心だったのと、押し付けではなかったのですが尊敬する先生が優秀な方で、この先生になら一生ついて行けると思い、親が購入してくれました。 320万(楽器200万・弓120万)です。 親は私が小さいうちからこつこつと積み立て、フルサイズに買い替える時までにこの金額を揃えてくれたそうです。 とても感謝しています。 一時は不動産を除いて我が家で一番高価なモノでした(車よりも!)。 楽器の値段は数字だけじゃなく、この音色でこの値段、というバランスを自分で納得出来るかどうかだと思います。 特にバイオリンは同じ値段でも出来不出来がありますから、絶対に音を聞いてから決める方が良いと思います。 あと、バイオリンの音は弓が良ければ同じ楽器でも格段にいい音がしますので、弓をケチるくらいなら楽器の方を節約して下さい。 良い楽器と出会えるといいですね。 ユーザーID: 4219593999• 趣味・教育・教養ランキング• タイムリーなトピ こんにちは。 私は小学校6年生まで才能教育でヴァイオリンを習ってましたが、 鈴木ヴァイオリン教本8巻おえたとこで練習がいやでいやで やめてしまいました。 が、20年以上たった今、どういうわけかまた弾きたくなって、 今日会社帰りにヴァイオリンを見に行きました。 どうせすぐ飽きるかもと思って、5万9千円の初心者セットでいいかなと 思い、試し弾きしたら、、、、、 音がでないしきたない。。。。。 たしかにブランクがあるからだけれども、分数ヴァイオリンで弾いている頃に聞いたこともない音色でした。。。。 でも、お店の人はうまいんですね。 順々に値段の高いヴァイオリンをだしてくる。。。 そうすると音も格段にちがってくる。 そして高いヴァイオリンがほしくなるんですね〜。 てことで、初心者セットの購入は見送りました。 悩みますね〜〜〜。 ユーザーID: 0781988686• 参考になれば 色々なご意見ありがとうございます。 周囲にバイオリン経験者がいないので、とても参考になります。 そうですよね。 私もいずれ買い換えたくなるような気がするので、1台目から高価なものは???とも思っていました。 今レンタルしている楽器は、バイオリンだけで7万位のもの、教室で使用している楽器は2台あって、バイオリンだけで20万位のものとセット(バイオリン、弓、ケース)で7万位のものだそうです。 でもやっぱり価格に比例して弾きやすくなるんですよね。 なので初心者だからといってあまりに安いものも避けたいような気がします。 先生も、将来アマオケに入って他の楽器の音を聞いたら買い換えたくなるかもしれませんね〜なんて言ってました。 教室経由で購入すれば、先生が試奏してくれるみたいなんですが、正直今はどんな音がいい音なのかも解らないですし、あまりに漠然としすぎているような。 技術だけでなくバイオリンについてもっと勉強してから気に入ったものを買った方がいいのかもしれませんね。 その頃には今よりもどんなものが欲しいのかが見えてきてるでしょうし。。。 やっぱりもう少し価格を下げる方向で、検討してみようと思います。 ユーザーID: 6971831048• 初心者のバイオリン 私は中高年からバイオリンを始められた方々を応援しているトンボです。 現在楽器修理を修行中ですが、今まであちこちから購入したり、譲ってもらったりして修理して弾けるようにした楽器が10台以上あります。 いいものではスズキの特2、特1などで、50年くらいたったものもあります。 特2は当時大卒の初任給の2倍くらいしたものです。 昔は現在より楽器の値段が高めでしたから、今買えば20〜30万位のレベルだと思います。 私はそれらの楽器を手に入れた(壊れた状態での)金額+修理にかかった費用(すべてで3万〜6万くらい)で欲しい方にお譲りしています。 いきなりいい楽器でというのは冒険だと思いますが、やっぱりいい楽器は音がでやすいのです。 もし試してみたい気持ちがおありでしたら、お貸ししますよ。 実際に高い楽器を購入するのは最低1年たって、バイオリンはどういうものか分かってからの方がいいと思います。 マキさんという人が管理人をしているサイトです。 仲間がたくさんできますよ。 私も書き込みをしています。 ユーザーID: 6407637728• 最初は弓を良いものにして,10〜15万くらい(練習用500番クラス)でよいのかな・・などと思ったりするのですが,どうでしょう? いろいろお店を見て,「音」「クセ」「響き」の聞き分け&見分けが出来る頃に「色」「板」等,自分好みの物を購入しても遅くないと思います。 実際,4〜5万の楽器に50万の弓を合わせるのと,50万の楽器に安めの弓を合わせるのでは前者の方が音が良かったりします。 思ったよりも格段に安い組合せもあるし,各段に高い組合せもあります。 それほど音のバランスは組み合わせ次第で様々ですよ。 なので今回はほどほどの物にして,アマオケに入れる位になったら改めて一生ものを探すことをオススメします。 私が一生ものの一本(笑)を購入する時は,提示した「買値」の倍〜半額まで様々揃えて,利き音で選んだ物を私の提示価格で売ってくれるそうなので,まだ「欲しい」とは言えません(笑) ユーザーID: 4481991249• バイオリン、ついに買ってしまいました!!散々悩んだあげく、もっとレベルアップしてバイオリンについてもわかってきたら絶対新しいのが欲しくなるだろう。。。 だからといって今レンタルしているも楽器よりはいいものを。。。 ということで中途半端かとは思いましたが、教室にはバイオリンと弓とで15万円くらいでとお願いしました。 私のお願いの仕方が曖昧だったのか、バイオリンは8万5千〜20万円、弓は2万〜5万円、ずいぶんたくさん用意していただいて・・・時間も限られていたので、大変でした。 先生の試奏を聞いて、バイオリンの音色ってこんなに違うものなんだ〜と勉強になりました。 やっぱり20万円の音は一番響きがいい感じがしてよかったのですが、予算オーバーってことで見た目も気に入った16万円のものにしました。 弓は、先生曰く3万と5万の違いがよくわからない?とのことだったので3万円のものにしました。 高価とは言えませんが、自分の楽器って本当にうれしいものですね。 これから練習と貯金に励みたいと思います。 みなさん、ありがとうございました。 ユーザーID: 6971831048• おめでとうございます!! 末永く可愛がってあげてください! 先生に試奏していただいて購入できたとのこと。 きっと素晴らしい楽器を手に入れることができたことでしょう。 なんだか自分のことのように嬉しいです 笑。 専門家に弾き比べされることを前提に楽器を持ってきているので、すべての楽器の駒、ペグ、魂柱が調整済みで、良い弦が張ってあったはず そうしないと正当な評価ができない。 バイオリンが一般的になったことは良いことですが、こういう基本的な調整もできない楽器店が多すぎ。 大手楽器販売店でさえ、駒の調整すらできないことも珍しくないです。 そもそも駒も削れないのに、バイオリンを売る資格があるのか疑問ですが 笑。 ほんの20年前までは、一般楽器店でバイオリンは扱っておらず、先生に弦楽器専門店 または楽器工房 をご紹介いただいて、一緒に弾き比べをして選んでいただくのが当然でした。 バイオリンを試奏しないで購入するのは、試着しないでウエディングドレスを購入するのと同じくらいリスキーな行為。 だって弦楽器なんですから ユーザーID: 9315167451• まだ買ってもいないバイオリンの名前を考え中 こんにちは。 ちょうどタイムリーだったのでレスをしました。 35歳、バイオリン歴1年2ヶ月。 サイレントバイオリンを愛用しています。 でもやっぱりちゃんとした楽器が欲しくて 1年かけて貯金をしてそこそこのバイオリンなら買えるくらいのお金を貯めました。 今週末、レッスンを受けているお店で弦楽器フェアが開催され いい物との出会いがあったら思い切って買ってしまおうと思っていたので ずっと興味深くトピを拝見していました。 トピ主さんの購入報告がとても嬉しそうで、こちらも気合いが入ってきました。 ところで…これは独り言ですが 私はバイオリンの音が高いのと低いのとどちらが良いか迷っています。 好きな曲は悲哀のある感じのもの、単に音だけなら高い方が好きです。 …迷いますねぇ。 ユーザーID: 3134648301• 名前はたま ほたるさん、楽器ご購入おめでとうございます。 楽器を手に入れたら、次の悩みは弦ですよ。 自分の楽器には、どれが合うのかいろいろ試してみるのです(結果、経済的な事情もあり、今は一番安くて長持ちするやつを使ってますが)。 弦や弓毛の張替、楽器のメンテナンスで、それなりにお金もかかります。 お互い気長に練習を続けましょう。 和魂さん、ところで今私が使っている楽器の名前はたまです。 何故かというと、背中がしましま(トラ猫柄)だからです。 最初の楽器には縞がなくて、猫好きとしては、縞のある楽器が欲しくてたまらなくなったのです。 そして、自分の実力を過信して買い換え〜・・・。 まあ、楽器買い換えの理由で、こんなのもあるって事で。 私は、今度楽器を買い換える時は、発弦(音?)のいい楽器にします。 たまはいまひとつ良くないような・・・(フレンチなので、なんとなくフランス語っぽい?)。 ちなみに、プロの方は基本的に大きい音の出る楽器がいいと言う方が多いですね。 大きな会場でもすみずみまで聞こえるという意味だと思います。 ユーザーID: 9369984033.
次のそうした衝動は、ある程度で冷ましているのですが、それでも冷めきれず、どうしてもっていうときはやっぱりあるもんで、少し前に新宿と出張で立ち寄った名古屋の楽器屋さんで少し高いバイオリンを試奏させてもらいました。 楽器の値段はパフォーマンスに比例するとよく言われます。 数万円 国産レベル(音へのこだわりなし) ー数十万円 初中級レベル(ようやくまともな音:スチューデントバイオリンとも言われます) ー100万円 主に音が大きくなる。 (市民オケ向け:オーケストラバイオリン) ー500万円 ここから音がきれいになる。 (音大でコンクール目指せるレベル。 コンサートバイオリン、マスターバイオリン) ー1000万円 高級品の世界 それ以上 プロの方の世界 って言うのが、いろんな記事や過去の経験に基づく私の大体の感覚です。 (あくまで個人の感想です) 怖いものみたさでコンクールバイオリンの世界とか見てみたいですよね、そりゃ。 でも、、、、 問題はお店で楽器弾かなきゃなんないことです。 まず人前で楽器弾く度胸なんてないし、そもそもそんなに上手くない(というより下手)です。 なので、正しいインプレという自信もないんですが、いくつか発見はありました。 まず、新宿で弾いたお値段150万円超えのモダンフレンチ。 正直、音の大きさは私の壱号器と大差なしという印象です。 まあ製作年代(1900年ころ)も製作場所(フランスミルクール)も同じ。 さらに壱号器は工房品とはいえコンクール金賞マスターのところだし、そこが確認できて一安心した、というより目利きをしてくれた師匠の慧眼に感謝感激。 でも、やはりバイオリンは価格に比例するんです。 今回は、何が違うかといえば、高音を中心した音質でした。 我、壱号器は、明るく大きな音ですが若干バカ鳴り系の音で、もう少し言葉で説明しようとすると反響音を含んだ大きな音がします。 それに対して、この150万円超え楽器は音が変に響く感じが全くなく澄み切った純度の高い大きな音質出した。 また、その音がフレンチっぽいのまろやかな甘い感じのする音なんです。 この音には正直やられました。 ほ、、、し、、、い、、、、 お店の人も仰ってましたが、この領域に入るとバイオリンはお金をかければかけるだけ良くなり、値段は天井知らずとのこと。 いくらお金があっても足りない世界ですね。 弾かせたいただいた楽器は多分これ。 魅力的。 次にたまたま出張先のあるお店で弾いたのは、イタリアの有名な製作家の楽器。 日本で特に有名はお二人のうちの一つで、お値段は500万円に迫ります。 製作されてまだ20年ほどの比較的新しいバイオリンでした。 そんな高い楽器シロウト同然の私に弾かせていただいて本当に感謝。 まず、音量は非常に大きく、私の持っているモダンフレンチを上まります。 でも気になったのが音質で、私の持っているモダンフレンチとあまり違いを見出せませんでした。 価格的なものを考えると、当然古材の高い材料を使っていると思われるので、もっとオールドっぽい音がするのかと思いきや結構意外でした。 この楽器はおそらくプロの方がコンサートホールで引くと音量出せる楽器ですし、またこれから時間が経てば音質の変化と共に超高級品になるのでしょうが、私の存命中には無理な話。 また、作家のブランドで値段はこれからも上がり続けるはず。 でもそれは、少なくとも私が買う楽器ではないなといのが実感。 でも、弾けて見てよかったです。 本当に勉強になりました。 同じ作者でも楽器の音はガラッと変わったりするし、特に同作者の値段が異なる場合は結構性能が違ったりするようにも思えるので、楽器選びは本当に難しいし、一期一会だとつくづく納得。 なので、もう少し勉強して見てようと思った次第です。 下手バイオリニストの試し弾きの旅は続きそうです。 kamisamacool.
次のバイオリンの楽器の呼び方って面白いですよね。 呼び名として、国の前に オールド(だいたい1800年まで) モダン(だいたい1800年以降) 新作(これはできたばっかりのやつ) がつきます。 古い方がバイオリンの木材のが進んで音は良くなるんでしょうが、プロでも新作弾いていたりするのでよく分かんないですよね。 よいバイオリン、音のいいバイオリンって何なんでしょうね。 私の知る限り、古いバイオリンの方が音が円やかになるがそれはどちらかというと演奏者の近くで聞いた場合、演奏会とかではホールが反響し細かな雑音要素は吸収されてしまう。 むしろ遠くの聴衆に音を届けなきゃいけないので、円やかかどうかより、遠くに届く音の方がよいということらしいです。 もちろん両方良ければそれに越したことはないんでしょうが、、、そうなるとストラド、ガルネリの世界になっちゃうんでしょうね。 また、古くて優れた楽器の音はは近くで聞くとそれほど大きくなくても、遠くにもしっかり届くように思えます。 私の師匠は大きな音を簡単に出せる楽器は、楽器を操る力が小さくて済み軽く演奏できるので上達が早いっておっしゃってました。 最近の新作は大きな音出すためだったりストラドに似せた音を出すために、極限まで板を薄く削ってるような気もして、自分のバイオリンではないですが、貧乏性の私は、これって壊れないのか心配になります。 さて、、、、 管理人の現在のメインのバイオリンは壱号器である、1923年作のモダンフレンチです。 製作家は、ルネ・ジャックマン(Rene Jacquemin)、日本ではおそらくほとんど無名な製作家だと思います。 作られた場所はフランスのミルクールという東部の小さな町。 しかしフランスのバイオリン製作のメッカで、1800年代にはバイオリンの大量生産で栄えていたようです。 バイオリンはとかくイタリアのイメージがありますが、現代のバイオリンの基礎となる製作理論を確立したのはミルクールが栄えた時代のフランスで、その製作法が今日世界中に広まっています。 そうしたミルクールが輝やいていた時代の終わり頃、ルネ・ジャックマンは、日本人にも名が知れているムジェノーの工房で働いたのち1919年に独立し自身の工房を始めます。 そして1926年にバイオリン製作コンクールで金賞を受賞しています。 (これがどのコンクールかよく分からないのですが) 彼に関するネットで分かる情報はこれくらいでして、結構謎の人。 というより、多くのバイオリン製作家の人となりは本当に知られていないですね。 私のバイオリンは工房製ですが、ちょうど彼が一旗揚げようとコンクールでの優勝目指していた時の作品だと推測されます。 弾いた時のパフォーマンスの高さにも驚かされますし、海外のサイトでもミルクールの最高の時代の優れた製作家という記述も見られます。 このバイオリンとの出会いは、約25年ほど前に、私がカに異動になった時に、いただいた餞別を元手にぎりぎりの予算で師匠に選んでいただいて買ったもの。 師匠は一番音が大きいやつを選んだと仰ってました。 それから25年、社会人人生は何かと忙しく、ほとんど弾くこともなかったんですが、一度この壱号器を自分のフルパフォーマンスで弾かせてみたいと思っていたところ、某SM芸術家の方から今参加しているアンサンブルへのお誘いをいただきました。 弾いてみて実感するのは、本当によく鳴る楽器ということ。 音量番長です。 f孔から見る表板の厚みも相当薄く、軽めの筐体から信じられないような大きな音がします。 高音はすこし派手目な音ですがよく通る音質で、中低音は柔らかな感じでビブラートも映えます。 (私はでもビブって先生に怒られちゃうほう)当然G線でのメロディー弾きも大得意。 しかし、音量が大きいっていうのはある意味カミソリみたいなもの。 アンサンブルで間違えると本当に恥ずかしい。 ファー人で弾いているときもありますから。 周りの演奏者は実は迷惑してるんだろーな。 でも一発フォルテッシモ決まった時の快感は、本当に皆様にお伝えしたい。 なのでアンサンブル練習は本当にスリリングです。 モダンフレンチ オレンジ色のニスも、フレンチっぽくっていいです。 のテニのアンの色にそっくり。 とても100年前の作とはおもえないビビッドな外見。 これぞフランスって感じです。 このバイオリンは、ばか高いわけでもなく、希少性もあるとはいえないので、イタリアのモダンの様にバブって値段が上がっていくことはないかと思います。 でも買ったときから20年以上値段が全く下がることもない安定した資産になっています。 楽器屋のオーナーにも買った時よりも楽器の値段が高騰しているから、次買うときは大変といわれています。 なんで、これからもしっかり守っていきたいですね。 また、ぎりぎりの予算の中で、1ランク上のものに負けない楽器を選んでいただいた師匠には本当に感謝の言葉しかありません。 フランスのミルクールの街には今もジャックマンの生前のアトリエがあった建物が残っていて、町のレジェンドとして彼の名前を記したプレートがかけられているそうです。 ミルクール、パリからは少し遠いですが、是非いつか訪れてみたいものです。 kamisamacool.
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