画像引用: トノサマバッタは別名「ダイミョウバッタ」とも呼ばれており、仮面ライダーのモデルにもなっていることでも有名ですね。 そんなトノサマバッタは日本中に生息しており、北海道でも沖縄でも見ることができます。 6月後半あたりから11月にかけてが最も活動する時期となるため、様々な場所で見られるようになります。 トノサマバッタは イネ科の植物が大好きですので、山の中よりもススキや稲が生える• 田んぼ• 草原 に多くみられます。 しかし意外にも、 動物の死がいなども食べる事があり、肉食寄りの植物食である事が分かっています。 ちなみに自然界には緑色と茶褐色の個体が見られますが、 色が違うだけで同じ種類のトノサマバッタです。 薄いシート型なので、飼育ケースの下に敷いてケースごと温めます。 しかし床材が厚めに敷いてあると熱が伝わりにくくなり、うまく気温が上がらなくなります。 そのため、床材を浅めに敷くか、パネルヒーターを側面に当てて加温するようにしましょう。 では続いて 「トノサマバッタの餌の与え方」について説明しましょう! スポンサーリンク トノサマバッタのエサは、 イネ科の植物となります。 身近なものでは• エノコログサ(ねこじゃらし)• モロコシ• ススキ• スズメノカタビラ• 稲 などです。 ちなみに柔らかい葉を好みますので、同じイネ科でも固いササはあまり向いていません。 これらのイネ科植物を採集し、花瓶に挿したり植木鉢に土ごと移して育てておくと、 新鮮な状態を保ちながら与えることができます。 イネ科であれば小さな雑草でも構いませんが、外での採集は農薬や排気ガスの汚染の心配がありますので、 採集場所に注意しましょう。 もし採集が難しいなら種から育てることも可能です。 「猫草」としてペットショップで販売されている植物はイネ科ですので、こちらを育ててみましょう。 植木鉢にいくつか植えておくと、いつも新鮮な状態で与えることができます。 そして枯れた草は食べないので必ず取り除いてください。 なお、これらの植物を飼育ケースの中で育てようとして、日光の当たる場所にケースを置いてしまう場合があります。 しかし直射日光が当たる環境に何時間も置いておくと、 トノサマバッタは気温の上昇で死んでしまいます。 そのため、• 適度な風通しの良い場所に置く• ケースの外で育てて鉢を交換しながら与える のが良い方法です。 トノサマバッタの寿命は早くて3ヶ月! トノサマバッタは、 幼虫や成虫の状態では越冬することができません。 よって孵化した後であれば、寿命は 早くて3か月、長くても1年程度となります。 しかし「卵の状態」のままであれば、越冬することができます。 「冬期の低温期を経ること」が孵化の条件となるため、飼育下では産卵する場所だけを別環境に用意し、「越冬状態を人の手で作る」事で孵化させることができます。 寿命は短いですが、トノサマバッタを飼育下でずっと楽しむために、人の手で繁殖を行って飼育をすることが可能です。 スポンサーリンク トノサマバッタの産卵と孵化の5つのポイント! 寿命が短いトノサマバッタは、一年に2度産卵し、二代進むと言われています。 一度目の産卵は夏の初めで、二度目は秋ごろとなります。 夏の初めに産んだ卵は 1か月程度で孵化しますが、秋に産んだ卵は孵化せずにそのまま越冬をします。 このことでトノサマバッタの卵は 「気温が高い状態でなければ孵化できない」ということが分かりますが、飼育下では気温コントロールを行うことで孵化させることもできます。 ではここから、5段階に分けて産卵と孵化のさせ方を説明しましょう! バッタには「共食いしたい」という願望がある? トノサマバッタに限らず、バッタの仲間には 共食いをする習性のようなものがあります。 実はトノサマバッタには• 単独で生活する「孤独相」• 集団で生活する「群生相」 のツータイプが存在します。 普段私たちが目にしているトノサマバッタは緑色であり、集団になることはありません。 しかし世界では、集団で荒野を飛び回り、家畜や畑を群れで襲撃する被害があります。 この集団になるバッタは「群生相」というタイプであり、実は 「孤独相」タイプから変化したものなのです。 「群生相」に変化すると、緑色だったバッタの姿が黒や茶褐色に変わり、黄色や赤の派手なラインが入って悪役のようなイメージになります。 画像引用: しかしどうして集団になるのでしょうか。 これは私たちから見れば魚の群れに似ているため、「バッタの運命共同体」に見えてしまいますが、実はバッタは皆「共食いをしたい」という共通の目的で集まっています。 前にいるバッタを「共食いをしたい」、しかし後ろにいるバッタに「共食いされたくない」。 この二つの本能があるため、同じ方向に集団で飛んでいくという結果となるのです。 実は「共食い=タンパク質が足りない」という理由だけではないのです。 この「共食いしたい」と思っている「群生相」のタイプは、相手を襲うために肉食性が強くなり、 「孤独相」だった時よりも気性が荒く相手を襲いやすくなります。 この「群生相」のタイプに自分のトノサマバッタを変化させないためにも、 飼育下では狭いスペースで大量に飼育しない方が良いとされているのです。 共食いを防ぐためにできることは、 本来持っている「共食い習性」をコントロールすることです。 「共食いしたい」と思わせないために削り節などを与えて食欲を満たし、ある程度数を抑えて飼育することが大切なのです。 トノサマバッタの天敵 トノサマバッタは、自然界では他の昆虫と同じ様に、捕食される立場となるため、天敵がたくさんいます。 たとえば• スズメバチ• カマキリ• クモ などの「肉食昆虫類」や「節足動物類」が身近な天敵です。 ヒキガエル• トノサマガエル• トカゲ などの両生類や爬虫類も含まれます。 他にも空から昆虫を狙う鳥たちや、キツネなどの哺乳類も天敵とされています。 さいごに! トノサマバッタについて色々説明しました。
次のオス の跳躍の80倍 実時間0. 11秒 昆虫の中でも特に後脚が大きく発達していて、後脚で体長の数十倍もの距離をジャンプできる。 また、幼虫はがないが、成虫になると多くの種類で翅が伸び、空中を飛ぶこともできる。 翅の構造は細くて不透明な前翅と、大きく広がる半透明の後翅からなる。 ただし、類など成虫になっても翅が小さいままの種類や、やなど、飛ばない種類もいる。 体色は緑色と褐色の組み合わせで、その割合は種類や個体によってちがう。 これは生息場所の環境に合わせただが、個体群密度が高いと黒っぽい体色になることもある。 主な生活の場は大きく分けて2つ、地上性と植上性とがある。 地上性の種類では爪の間に何もないか、あっても痕跡的な器官があるだけである。 植上性ではの間に吸盤状の器官が発達し、これで植物などにしがみつく。 また、ガラスのような滑る面でも自由に歩き回ることが出来る。 前者には、、、などが属し、後者には、、、などが入る。 口は大あごが発達し、植物の葉を齧り取って食べる。 多くの種類はやの植物を食べるが、やなど葉の広い双子葉類を好む種類もいる。 また、などは植物の他に他の昆虫の死骸なども食べる雑食性である。 やなどオスが鳴く種類もいるが、これらは翅や後脚を擦り合わせて音を出しており、前翅に発音器官をもつキリギリスやコオロギとは発音の仕組みが異なる。 また、や、などは飛翔中に発音するが、これは前後の羽を打ち合わせながら飛翔することで発音している。 生活環 [ ] トノサマバッタの交尾 バッタは - - という成長段階を踏むの昆虫である。 幼虫と成虫は地上で生活するが、卵は浅い地中に産みつけられる。 交尾を終えたメスは、地中に腹部を差しこんで産卵する。 サバクバッタなどは普段の2倍くらいに腹部を伸ばして産卵する。 卵はと同じように泡でできた卵のうに包まれ、1ヶ所に固めて産みつけられる。 時間がたつと土中で卵のうが固まり、季節の変化や乾燥から卵を守る。 した幼虫は薄い皮をかぶっており()、地表へ出てきた直後に最初のを行う。 その後は脱出口と抜け殻を残し、思い思いの方向へと散ってゆく。 幼虫はまだ翅がないので、後脚で大きくジャンプすることで敵から逃げる。 植物を食べ、脱皮を繰り返して大きくなるにつれ、背中にうろこ状の翅が目立つようになる。 最後の脱皮をおこなって成虫になると翅が伸び、メスの腹部の先端には硬いができる。 オスはメスを探して、メスの背中に飛び乗って交尾をおこなう。 オスがメスの背面に乗るというこの行動は一種のガード行動で、他のオスを排除する意味もある。 日本のバッタ類は、ふつう冬には成虫が死んでしまい、卵でするが、は成虫で越冬する。 また、トノサマバッタ、ヒナバッタでは6月ごろと9月ごろの年2回、成虫が発生する。 相変異 [ ] やといったいわゆる(ないし)は、ときに大量発生して大集団飛蝗を作り、植物を食べつくすを発生させることがある。 集団が通りかかった地域の田畑は壊滅的な被害を受け、さらに食べるものがなくなるとバッタの集団内で共食いが起こる凄まじさである。 映画『』の象徴的シーンに使われた。 日本のなどでも発生する現象だったが、近年はその発生を見ることはほとんどない。 これはによる防除の発達や、生育環境の変化などによると思われる。 バッタの幼虫は、低い密度で生息すると 孤独相(こどくそう)と呼ばれる単独生活を送るふつうの成虫になるが、幼虫が高い密度で生息した場合に 群生相(ぐんせいそう)という飛翔能力と集団性が高い成虫に変化するという特徴がある。 群生相の成虫は、孤独相の成虫にくらべて後脚が短く、翅が長いスマートな体型となり、体色も黒くなる。 このように、生物のの密度によって、その生物の体型が変化することを、 (そうへんい)とよぶ。 分類 [ ]• Acridoidea• Acrididae:、、、、、、、、、、、など多数。 Arcypteridae• Catantopidae:、、、、類など。 Charilaidae• Chrotogonidae• Lathiceridae• Lentulidae• Pamphagidae• Pneumoridae• Proscopiidae• Pyrgomorphidae:、。 Eumastacoidea• Eumastacidae• Tetrigoidea• Batrachididae• Tetrigidae:、、、、など。 Tridactyloidea• Cylindrachetidae• Rhipipterygidae• Tridactylidae:。 日本産の主な種類 [ ] バッタ科 [ ] Acrida cinerea Locusta migratoria 体長は4cm - 7cmほどの大型のバッタで、体色は緑色系の個体と褐色系の個体とがある。 草原や空き地などでよく見られる代表的なバッタである。 成虫は翅を使ってよく飛び回る。 漢名は大蝗。 Gastrimargus marmoratus 体長は4 - 6cmほど。 トノサマバッタに似ているが一回り小さい。 後翅の中ほどに黒い帯もようがあり、羽ばたいて飛び立つとこれが車輪のようにみえることからこの和名がついた。 漢名は車蝗。 (ショウジョウバッタ) Acrida cinerea 頭が三角形に前方にとがっている。 オスは体長5cmほどだが、メスは体長8cmほどもあり、オスとメスでは体の大きさが極端に違うのも特徴である。 オスはよく飛び、羽ばたいて飛び立つ際に、翅を打ち合わせて「キチキチキチッ」と鳴く。 メスはあまり飛ばず、ジャンプ力も強くはない。 オスにはキチキチバッタ、メスにはハタオリバッタの別名がある。 この違いを天地霄壤(テンチショウジョウ)に例えたこと、また成虫がの時季に姿を見せることが名前の由来になっている。 漢名は長頭蝗。 (ショウジョウバッタモドキ) Gonista bicolor 5cmぐらいで草原にいてショウリョウバッタとイナゴを合わせたような姿をしている。 イナゴ科 [ ] Patanga japonica イナゴ類は見た目がよく似たものが多く、見分けるためには交尾器などの観察が必要である。 日本には少なくとも8種以上のイナゴ( Oxya属)が生息すると言われるが、完全には解明されていない。 Oxya yezoensis 北海道から九州に分布し、体長は3 - 4cmほど。 名の通り翅が短くて、腹部より先に突き出ないとされるが、翅の長く腹部より突き出るものもある。 近縁種の ハネナガイナゴ O. japonicaは東北地方から奄美まで分布し、名の通り常に翅が長く後ろに突き出る。 2種類とも水田に多く生息し、の葉を食べるので害虫として扱われる。 地方によってはなどで食用になる。 Patanga japonica 他のバッタとは違う特徴が多い。 体長は4 - 5cmほどで、成虫の体型はトノサマバッタに似るが、体色は褐色で、背中の真ん中に白っぽい線があり、複眼の下に黒っぽい線がある。 また、全身に細かい毛が生えている。 食べる植物はイネ科植物ではなく、やなどの葉の広い植物で、それらの植物が生えている草丈の高い茂みによく生息する。 他のバッタは卵で越冬するが、ツチイナゴは成虫で越冬する。 オンブバッタ科 [ ] Atractomorpha lata オスの体長は2cmほど、メスの体長は4cmほどの小型のバッタ。 などの葉の広い植物を食べる。 大きなオンブバッタの上に小さなオンブバッタが乗っている姿はよく知られているが、これはオスがメスを独占している状態で、仲良しの親子などではない。 漢名は負蝗。 ヒシバッタ科 [ ] Tetrix japonica ヒシバッタ科は種分化が激しいことで知られ、本州にも未記載種が複数生息すると言われる。 標準和名としては「ヒシバッタ」は使用されない。 Tetrix japonica 体長は5 - 10mm足らずの小さなバッタ。 翅は短くてほとんど飛ばない代わりにジャンプ力が強く、一跳びすると小さいことも手伝って一瞬で視界から消えるほどである。 乾燥した場所にも見られるが、主要な生息環境は湿気の多い場所である。 コケの一種や腐り始めた広葉樹の落ち葉を食べている。 ノミバッタ科 [ ] Xya japonica 体長5mm程度と非常に小型で、全身光沢のある黒褐色。 に登場する未来の乗り物のようなとても変わった姿をしている。 後脚がアンバランスなまでに異様に発達しており、凄まじい跳躍力を持つが、歩行する際には後脚は折り畳まれたままで使用されることはなく、短い前脚と後脚に代わって後方の重心を支える長く発達した中脚を使ってチョコチョコと歩く。 適度な日当たりのある湿気の多い場所に棲み、地面に穴を掘って家族で生活するを持つ。 餌は数種類のであり、それらを与えることで飼育することもできる。 また、頭部から胸部にかけての形態はむしろに似ており、バッタではなくコオロギ上科に分類する意見もある。 参考文献 [ ]• 宮武頼夫・加納康嗣編著 『検索入門 セミ・バッタ』 、1992年、。 脚注 [ ] []• で預言される「3つの災厄」の一つとして引用されたものである。 また、の洗者ヨハネは荒れ野で自給自足の生活をしていたが、この際の主食は「野蜜とイナゴ」であったという。 関連項目 [ ] ウィキスピーシーズに に関する情報があります。 ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 ( )• - バッタをモチーフにしたヒーローとして有名。 外部リンク [ ]•
次のオンブバッタは草の上などにいることが多く、動きも他のバッタ類よりも遅いため簡単に捕まえることができると言われています。 そのため、室内で飼育に挑戦する方も多いようですが、いざ飼育してみようと思っても、育て方や餌などわからないことが多いそうです。 そこで今回の記事では、オンブバッタの飼育方法や餌について説明したいと思います。 オンブバッタの飼育方法とえさ オンブバッタを飼育するためには、まず飼育するためのケースが必要です。 オンブバッタは比較的小型なので小さめの飼育ケースでも良いですが、複数飼いする場合には大き目のものを用意し、 逃げられないように蓋つきの飼育ケースを用意すると良いでしょう。 ただし、あまり多くの個体を入れると喧嘩になることが多く、特にオス同士はメスをめぐって争うことがあるので注意が必要です。 オンブバッタは自然の中では植物の上で生活していることが多いので、 土などの床材や隠れ家などはあまり必要ないそうです。 餌となる植物を多めに置くと良いそうですので、オンブバッタの好む クズ、 カナムグラ、 カラムシや、 園芸植物のキク科やシソ科の植物などを入れてあげましょう。 水分も必要ですので 時々霧吹きで植物を湿らせると良いそうです。 スポンサードリンク ただし、繁殖を考えている場合には、産卵するための土を入れる必要があります。 オンブバッタは土の中に産卵しますので、昆虫飼育用の土や園芸用のバーミキュラライトなどを入れて、霧吹きなどで適度に湿り気を与えておくと良いとされています。 オンブバッタは小柄ですので、 産卵用の土床は5㎝ほどで良いそうです。 飼育用の土ではなく、自然の土を採取して使用する場合は、日光に当てて殺菌するか、熱を加えて殺菌処理をしてから使用するようにしましょう。 成虫を飼育する場合は、室内で飼育したほうが長生きするそうですが、産卵させた場合、土の中の卵は外気の温度の変化を経験させる必要があると言われています。 飼育ケースから土以外のものを取り出して、軒下など雨の当たらない場所に置き越冬させると良いでしょう。 暖かくなったら、時折霧吹きで水分を与え乾燥させないようにしながら、孵化を待ちます。 オンブバッタの卵は平均的に6月前後に孵化しますが、 孵化した幼虫は体が小さいため蓋の隙間から逃げてしまうことがあります。 そのため、 蓋の下に網目の細かいメッシュのシートのようなものを当てておくと良いそうです。 孵化した幼虫は成虫と同じ植物を食べて成長しますが、身体が小さいので、できるだけ柔らかい葉を与えるようにすると良いと言われています。 まとめ オンブバッタの飼育は餌となる植物さえあれば簡単にできるそうです。 また、暖かい室内であれば、越冬して長生きすることも多いと言われています。 せっかく飼育したバッタが少しでも長生きしてくれるように、しっかり管理してあげたいですね。 スポンサードリンク.
次の