直行便は無いので、トロントと羽田の二か所で乗り継ぎます。 エアカナダの公式ウェブサイトは、指定した日にち以外に1週間分くらい一気に表示されるので、一番お得な日を選びやすく気に入っています。 料金がエコノミークラスの約2倍 これまで一度もエコノミークラス以外を利用したことがなかったので、値段の違いに驚きました!ちょっとアップグレードするレベルかと思いきや、 価格は約2倍…。 ビジネスクラスだと5倍の料金です。 エコノミー プレエコ ビジネス $1200 $2400 $5800 時期により価格は変動しますが、私が利用したときはこのくらいの価格差がありました。 一般価格でビジネスクラスを利用する人っているんでしょうか・・・。 プレミアムエコノミー以上になると搭乗順番が早い エコノミーとプレミアムエコノミーの差は搭乗前からあります。 航空会社によっては空港のラウンジを利用できることもその一つですが、 エアカナダのラウンジ利用はプレミアムエコノミーは対象ではないようです。 搭乗はエコノミークラスより少し早くすることができます。 私はギリギリまで飛行機に乗らない派なので恩恵はありませんでした…。 エコノミーはZOON3-5 通常、飛行機の搭乗時は、席の場所ごとに順番を分け効率化を図っています。 そのためにZOONで区別され、早いZOON番号の人から搭乗します。 いつも利用するエコノミークラス(真ん中列の通路側)ではZOON5です。 窓側の場合はZOON4なのかもしれません。 プレミアムエコノミークラスはZOON2 今回予約したのは、プレミアムエコノミークラスの真ん中列の通路側。 ZOON2のチケットを見るのは初めて。 ビジネスクラスの人はZOON1で、プレミアムエコノミーよりも早く搭乗することができます。 エコノミークラスとプレエコの席の違い エア・カナダ公式サイトより 長距離国際線のフライトでは一番気になるのが席です。 カナダ~日本だとバンクーバーからでも 9時間、トロントからだと 13時間かかりますから席の座り心地はとても重要。 席の横幅が5センチくらい広い エコノミークラスだと 3-4-3と横に並んでいる席がプレエコだと 2-3-2になっています。 狭い空間で3席分少ないというのは大きいですね!狭いパイプ椅子と同じ横幅のエコノミークラスのシート(43. 9 cm)に比べ、プレエコのシートはコンピューター用イス(49. 5 cm)くらいの横幅があります。 しかし、 5センチしか違わないので実際のところあまり変化を感じられませんでした。 隣が空席の確立が高いのは良いかもしれません。 足元空間はぐーんと広い エコノミークラスの 座席ピッチは76. 2 cm。 一方プレエコは 96. 5 cmもあります。 20センチの違いは足元空間に大きく影響しています! 私(160センチ)の脚だと、伸ばしてもつっかえることはありません。 足置きがあるのですが、遠くて使いにくかった…。 背が高い人にはいいかもしれません。 リクライニング角度が大きい プレミアムエコノミークラスのシートは、エコノミーより 5cmほど大きくリクライニングできます。 そのため、見た目は超傾いて見えますが、座っているとあまり実感がありません。 それより、リクライニング用のボタンが硬くて倒すのが難しい…。 周りの女性客もイスを倒すのに苦労しているようでした。 ちょっとした物置スペースが便利 隣の座席の間に物が置けるスペースがあります。 その他、機内エンターテイメントの画面が大きい、テーブルが広い、耳栓・アイマスク・靴下がセットになっているポーチが付いてくるなど細かい違いはありますが、オマケ程度の価値です。 ちなみにビジネスクラスになると、TVの画面もテーブルの広さも大きくなり、ポーチの質や内容もランクアップしています。 夕食がちょっとだけ豪華に!メニューと食器が違う 長時間フライトで唯一の楽しみは 機内食ですね。 いつも乗るエコノミークラスでは、美味しいような不味いような食事をしていましたが、プレエコでは一体どんな機内食を出してくれるのでしょうか。 ウェルカムドリンクはシャンパンor オレンジジュース 搭乗してすぐ(離陸前)に飲み物のサービスがありました。 この日は急いでいたようで、シャンパンとオレンジジュースをカップに入れた状態で配っていました。 同時に夕食メニューと希望の食事を聞かれます。 エアカナダ(日本ーカナダ便)のメニュー表は英語・フランス語・日本語表記です。 夕食はまさかのチキンor チキン。 食器が本物! エアカナダ、エコノミークラスの機内食(夕食)では、チキンかビーフかベジタリアンという選択肢が多いのですが、この日の プレミアムエコノミーはなんとチキンorチキンでした!これには隣に座っていた中国人女性も驚いていました! 食器は陶器やグラス、ナイフやフォークもプラスチックではなくレストランで使うようなしっかりした 金属です。 食事は普通の機内食の味ですが、食器が違うだけで美味しく思えます。 朝食はエコノミークラスと同じ 機内食(朝食)はいつものプラスチック容器に入った機内食。 エアカナダでは毎回、オムレツorおかゆという選択肢です。 おかゆ+パンという何とも不思議な組み合わせ。 それでも、おかゆが美味しいから私はいつもおかゆを選びます。 預けた荷物が優先的に出てくる オタワ空港で荷物を預けるときに、 priority(優先)のタグをつけてもらいました。 羽田での荷物ピックアップの際、優先的に出てくるようです。 以前、トロント~羽田便が遅延した際に、乗り継ぎの国内便の時間がぎりぎりになったことがありました。 その際、預けた荷物がなかなか出てこず焦ったので、今回は優先的に出てきて安心…と思いきや飛行機の到着が遅れ、結局乗り継ぎ便に間に合いませんでした(泣)。 まとめ:プレミアムエコノミーはエコノミークラスに毛が生えたクラス 今回搭乗してみてわかったことは、 プレエコは所詮エコノミーの仲間なんだということ。 ハッキリ言ってプレミアムエコノミーはオススメしません。 確かに座席や料理はエコノミークラスより良いのですが、 チケット価格2倍の価値はないです。 2倍なら、エコノミークラスを2席取った方がずっとくつろげる。 エコノミークラスから無料アップグレードした場合は大喜びですが、自分からプレエコを予約しようとは二度と思いませんね…。
次のプレミアム・エコノミーって何? プレミアム・エコノミーというのは、エコノミークラスとビジネスクラスの間のクラスで、ビジネスクラスほど高くはないけどエコノミーより少し上のサービスが楽しめるという位置づけの座席です。 プレミアム・エコノミーを設定している航空会社と設定していない航空会社があって、今回私が利用したエアカナダや、JAL、ANAはプレミアム・エコノミーがありますが、アメリカ系の航空会社はプレミアム・エコノミーを提供していません。 プレミアム・エコノミーのお値段 お値段は時期によってかなり異なるようです。 私が利用した2016年の年末は、キャンペーンをやっていたのか トロント~伊丹の往復で13万6千円でした。 ちなみにエコノミーの価格も往復13万円程度でしたので、エコノミーとプレミアム・エコノミー差がほとんどありませんでした。 しかし、今年の夏のチケットを調べてみると 片道で13万円していますので、キャンペーンをやっていないときはチケット代がエコノミーの倍以上になります。 プレミアムエコノミーに乗るならキャンペーンで安くなっているときがお得ですね。 エアカナダ・プレミアムエコノミーのプレミアムなところ プレミアムというだけあって、ただのエコノミーとは違うプレミアムな部分がいくつかあります。 座席が広い これが一番重要な点だと思いますが、 エコノミーよりも座席が広いです。 エコノミーだと3-4-3で計10席横に並んでいるところを、プレミアムエコノミーでは2-3-2席の7席しかありませんので、その分1席1席が広くなっており、隣の人と肘がぶつかる心配もありません。 エコノミークラスで両隣が巨体の人だったら大変な目にあいますが、プレミアムエコノミーだと隣がカナディアンサイズの方でも問題なしです! また、前の席との間隔も広くなっていますのでエコノミーよりも足を伸ばしてくつろぐことが可能です。 エコノミーと席の広さを比較すると次のようになります。 (羽田-トロントで使用されているボーイング787便の場合) エコノミー プレミアムエコノミー 座席の幅 43. 9cm 49. 5cm 前の席との間隔 78. 7cm 96. 5cm 数字を見れば一目瞭然ですが、座席の幅は1割以上、前の関の戸間隔は2割以上エコノミーよりも広くなっています。 たった数センチの違いと思うかもしれませんが、実際乗ってみると ゆったり感が全然違います。 飛行時間が長いと座席の広さは非常に重要なので、これだけ広くなるのはありがたいですね! 食事がおいしい 食事もエコノミーとは少し違います。 エコノミーではプラスチックの容器に入った食事を与えられますが、プレミアムエコノミーでは下の写真のように陶器の食器で出てくるのでプラスチックに比べるとかなり美味しそうに見えます。 実際エコノミーの食事と比べるとかなり美味しかったです。 アイマスクは少し小さくて使いにくかったですが、歯ブラシは預け荷物に入れてしまっていたので非常にありがたかったです。 なお、スリッパは付いていませんのでマイスリッパを持参しましょう。 座席ディスプレイがでかい 実はディスプレイのサイズも違います。 エコノミが9インチディスプレイを使用しているのに対し、プレミアムエコノミーは11インチになります。 11インチもあると、大抵のタブレットより大きいのでかなり大画面に感じます。 プレミアムじゃなかったところ:リクライニングが壊れていた 私の座席はなぜかリクライニングが壊れていて、座席が直立したままだったのでなかなか寝にくかったです。 カナダ人(たぶん)の乗務員にリクライニングが動かない旨を伝えたのですが、この乗務員の対応がまた微妙でだいぶプレミアム感が削がれました。 ちなみに乗務員の対応はこんな感じでした。 乗務員と後ろの席の人と一緒に頑張って倒そうとするも、椅子がしなるだけで手を離すとすぐ元の場所に戻る。 それを見て乗務員は「そんなはずない」的な顔をしながらひたすら首を横に振るだけで、特に説明も謝罪もしてこなかった。 壊れているんですか?ときくと、壊れているからあとでコンペンセーション(補償)を渡すと言われた。 コンペンセーションとは何なのかと聞くと多分いくらかお金を返金するが、いくらかは知らないと言われた。 結局その後着陸までコンペンセーションを持ってこなかった。 仕方ないので他の乗客が飛行機を降りている間に、乗務員にコンペンセーションはどうなっているか確認すると、ついてこいと言われた。 ついていったら、何やらクレームの記録帳みたいなものに状況を記入して、その半券のようなものを何の説明もなしに渡してきた。 どうやって使うのかと聞くと、半券を指差して、ここに書いてあるウェブサイトにアクセスすればわかる、とだけ言われた。 ちなみに、あとで言われたとおりウェブサイトにアクセスしましたが、なんとただのお問い合わせフォームでした。 仕方ないので、お問い合わせをしてみましたが、3週間たっても返事はありませんでした。 仕方なくもう一度問い合わせをしたところ、今度はすぐ返事が来て次回搭乗時3割引のプロモーションコード(同行者1名含む)をもらう事ができました。 同じような目にあった人は、1回で返事が来なくても諦めずに何度かチャレンジしてみましょう。 アップグレードする価値はある? プレミアムエコノミーは席も広くなって食事も美味しいので、 エコノミーとの差額があまり高くなければ非常にお得です。 マイルもたくさんたまりますし。 ただ、エコノミーの倍の金額払うとなるとそこまでの価値はないんじゃないでしょうか。 客室添乗員はエコノミーもプレミアムエコノミーも一緒なので、乗務員の対応は別にプレミアムにはなりませんしね。 乗務員の対応はやはり日系(ANAとかJALとか)のほうがクオリティは高いと思うので、乗務員の対応をグレードアップしたい方はプレミアムエコノミーにグレードアップするのではなく、航空会社を変えましょう。 いろんな航空会社のチケットの値段の比較をしたいのであれば、skyticketで検索すると各社のチケットの値段を出してくれるので便利ですよ。
次のエアカナダボーイング787機のエコノミークラス座席 いたって普通…。 787の仁川(ソウル)~トロント便は3-3-3の座席配置でした。 ピッチの広さは可もなく不可もなく…もともとそこまで身体が大きいほうではないので、私の意見はあまり参考にならないと思います。 今回はエコノミー予約クラス「K」のとても安いチケットでしたが、通路側を希望したら、後ろのほうだったら空いているとのことで、後方座席の通路側にしてもらいました。 エアカナダもほかの航空会社同様、旅行会社経由でチケットを予約すると、事前座席指定がオンラインでできない場合があります。 私はそもそもギリギリでの予約だったし、しかも旅行会社で代理購入をしてもらったものだったので、座席指定はもちろんオンラインでは不可。 なので、(出国予定日3日前ぐらいに)エアカナダのカスタマーサービスに連絡して、やっとのこと座席指定を受け付けてもらいました。 ちなみに、エアカナダのカスタマーサービスはごくごく普通………! ちょっと前にエティハド航空のカスタマーサービスにイライラした直後だったので、「普通」でもかなり印象はよかったです。 あとは、日本語作品の他にも日本語の字幕がついた洋画が何本か入っていました。 ヘッドホンジャックとコンテンツ検索 ところで、エアカナダちょっと気に入ったポイントが2つありました。 言語ごとの作品検索• ヘッドホンジャック の2つです。 1つ目の検索機能についてですが、エアカナダのシートテレビコンテンツは「言語」ごとに検索できるので、日本語で検索すると、邦画(原語が日本語のもの)か洋画や洋ドラマで日本語字幕がついているものが全作品表示されていました。 日本語のコンテンツがやっぱり観たい方など、一気に選択肢を絞ることが出来るので、何気に便利な機能です。 あとは…ヘッドホンジャック。 たいていほかの航空会社は、アメニティとして配られるヘッドホンの盗難防止のためなのか、一般的に普及している3. 5mmジャックのヘッドホン端子が2つついている形状のヘッドホンを使っています。 でも、エアカナダのシートテレビは、もともと3. 5mmジャックの穴1つだけだったので、普通に自分の持っているヘッドホンが使えました。 あまり自分のモノではないヘッドホンを使いたくない私としては、とてもうれしいポイントでした。 そのほかは、最近どの航空会社でもありますが、コンセントが座席下についていました。 気になったところは、3-3-3の座席配置のところに各2つずつしかついていなかったところですかね…。 1席に1つあっても使わないとか思っているのかもですが…最近は結構みんなスマホとか充電するのに使っているので、1人1つあるとうれしいです。 機内食と軽食 離陸直後、飲み物のサービスがありました。 この日のメインメニューはスパイシーポーク(韓国語ではチェユクポックン)でした。 結構からかったので、外国人の方は食べられないのではないか…と心配になりました。 日本発着のエアカナダは乗ったことないですが、パックになったお新香が出てきたら感激するのに…。 デザートはブルーベリーチーズケーキだったかな。 軽食 写真がすっごく暗いですが、ハムチーズサンドにクラッカーが出ました。 朝食 着陸前の朝食は洋風かアジア風か選べたのですが、洋風は普通にオムレツだったので、アジア風にしました。 またまたがっつり韓国色の強い、チャプチェ丼。 炭水化物ON炭水化物って感じで、かなりヘビーでした。 そして、デザートにはカットフルーツ! 機内食は、きっと日本発着便に乗ると日本食がついてくるのでしょう…。 欧米系のエアラインにしては、機内食がひどすぎて本当に食べるものが無い!って感じではなかったので、エアカナダはアジア~アメリカ大陸路線にて結構アグレッシブに安いチケットも出しているようですし、今後も使いたいと思います。 エアカナダでカナダ経由アメリカ行きの注意点…ラウンジ使えない! エアカナダでカナダ国内の都市を経由してアメリカに行く場合、スターアライアンス系の上級会員でも、カナダ国内の空港でラウンジが使えない可能性があります。 というのも、カナダ~アメリカ路線に乗り換える前に、アメリカへ入るためのPre-clearanceという米国の入国審査手続きが、すでにカナダの空港では執り行われるからです。 そのアメリカの入国手続きのせいで、トロント空港などはアメリカ路線だけ他の国際便とはターミナルが別なことがあり、しかもそのアメリカ路線専用ターミナルにはエアカナダメイプルリーフラウンジがないことがあります。 今回もトロント空港でアメリカ行きに乗り換えるとき、トロントの空港着陸して、アメリカの入国審査を済ませた後にたどり着いたターミナルには、航空会社のラウンジがありませんでした。 予めご了承くださいませ。 また、コメント非公開希望の方は、コメント欄最後に「非公開希望とお書きいただければ、表示されないよう、対応させていただきます。 (尚、非公開を希望される際は返信することができませんのでご了承くださいませ。 著作権はすべてこのサイト運営者所有です。 引用いただく場合は抜粋のみ、出典元の記載・リンクをお願いいたします。 その他なにかございましたらご連絡くださいませ。 予めご了承くださいませ。 また、ご指摘いただけますと、修正させていただきたいと思います。 何卒よろしくお願いいたします。
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