行政書士の良書も五本の指では収まらないくらいありますから、教材のランキングをつくってほしいと思ったことはないでしょうか? ランキング化は意外と難しいのですが、あえて行政書士の教材の序列づけにここでは挑んでみました(注意点がありますから最後まで目を通してくださいね)。 1位 「うかる!行政書士」シリーズ 利用者の率直なリアクションを集計すると、 平均して高い評価を稼ぐのはやはり、伊藤塾の「うかる!行政書士」シリーズです。 高い知名度を誇っている分、自然に利用者が毎年増えているので、とにかく使う人は多いです。 しかしそんなに買った人が多いにもかかわらず、後悔したという反対意見はかなり少数にとどまっています。 現在いちばん大衆的な教材になっていますね。 2位 「出る順行政書士」シリーズ いつの間にか行政書士教材ランキングの上位にレベルに上り詰めたのがこのシリーズ。 初学者でもついていける内容で学習方針が組まれている点と、問題集のバランスのよさ・中身がびっしりと詰まっている点がシリーズ全体の株をはね上げさせているようです。 3位 「うかるぞ行政書士」シリーズ 真面目な受験者、それと昔ながらのファンの支持を熱く受けて、この行政書士教材ランキングにランクインしたという見方ができそうです。 このシリーズは、情報の量を多くすると同時に、それをわかりやすく見やすく紙の上で説明するという、本来は相反する目的ふたつをうまくミックスさせています。 まじめにコツコツと取り組める人たちにはおすすめできるシリーズと評価できるでしょう。 前のページまでで、現在幅広い学習者(特に初学者)の間で人気を集めている教材をピックアップして紹介してきましたが、どれに手を伸ばしたらいいのかわからない人向けの、いわば良書の中の良書を厳選した結果がこの上位3シリーズですね、 ところで、行政書士の教材ランキングに入ったり、しばしば口コミで名前があがったりするようなテキストや問題集は、つくっている会社がスクールや通信講座の運営元であることが多い点に気付かないでしょうか? 行政書士の教材をフル活用したいと思ったら、実は ただ買って家で自分なりに読んで使えばいいというわけではありません。 行政書士の良書を思う存分使いこなして、最短時間で合格にこぎつけたいなら勉強法をよく選ばないといけません。 効率を上げられる教材の使用法を実践する方法を知るために、次以後のページに進んでください。
次の行政書士試験対策 テキスト選びの ポイント5選• テキストと問題集はセットで購入した方が学習効率が高い• テキストと問題集は同じ出版社 シリーズ を選ぶと相性が良い• 法改正に対応したテキスト・問題集であることは必須• 適度な図表・イラストで法律の概念がイメージしやすい事• 出版社のWEBページで各種改定情報がチェックできる事 テキストは必ず 対になる問題集がセットとなっています。 基礎的な問題集から、「過去問・記述式・肢別・重要論点」など、出題内容やジャンルに特化した問題集がラインナップされていますので、学習進捗にあわせてステップアップしていくと良いでしょう。 テキストと問題集は各出版社でシリーズ化されていますので、 同一出版社の同じシリーズで統一するほうが良いでしょう。 テキストと問題集は内容がリンクしているため、他のシリーズを購入してしまうと関連性が切れてしまいます。 また、行政書士試験範囲にかかる 法改正には必ず対応しているテキストを選ぶのもポイントです。 法改正については、書籍の帯 おび に大きく記載されていたり、改版情報に記載されていますので必ずチェックしましょう。 本ページに記載しているテキストや問題集は、 2020年度対応版となります。 テキストの内容は改定等が度々行われるため、ご購入の際は念の為 対応年度やシリーズをチェックするようにお願い致します。 Amazonの場合は 書籍の中身をオンラインで確認できるものもあり、 アイコンが付与されていますので、内容をチェックしてみましょう。 合格革命 行政書士シリーズの 特徴一覧• テキストは全ページカラーでみやすさ重視• 程よいイラスト・図表の利用でスタイリッシュな編集• レベル別の側注で重要なポイントがわかり易い• 赤シート対応で暗記・反復学習に威力を発揮• 行政書士資格指導歴30年以上を誇る、資格の学校TACのノウハウが詰まった良書と位置づける事が出来るでしょう。 「基本的テキスト」は全ページカラー印刷で、必要な情報が整然と記載されており、過度な演出は無く全体的にスタイリッシュな印象です。 図解がしっかりしているので、登場人物 会社・団体等も含めて の 位置関係は把握しやすいと思います。 学習単元の冒頭では「ガイダンス」形式でこれから学習する内容の概念整理が行われており、出題傾向の情報も表記されているので、学習目的をはっきりさせてからスタート出来ると思います。 学習単元毎に実際の 重要判例の解説も細かく記載されているので、現実に即した形で「今何のための勉強をしているのか」学習の意図がより伝わりやすいと思います。 随所に確認テストが散りばめられているので、簡易的なアウトプットで知識の定着を図る配慮も見られます。 本書は 側注 ページ右側の情報 が充実しており、「よくある質問・引っかけ・受験テクニック・記述対策」等の記述が随所に見られます。 テキスト本文に全ての情報を納めるのではなく、「ちなみに?」「その意図は?」「どういうこと?」と考えた時に側注を見る事になるので、 自分で考えながら・咀嚼しながら進める事が出来る点が優れていると思います。 アウトプット用書籍 問題集 については「基本テキスト」の参照ページが付いていますので、相互の関連性がわかり易い配慮がなされています。 書籍の中身を チラ見で確認 合格革命 行政書士 基本テキスト 合格革命 行政書士 基本問題集 勉強しなければいけない量が半端ないし、それに比例して本の厚さも分厚すぎる。 評判の良いカラー印刷だが、私は初学者には逆効果だと思う。 どうしてもカラーの部分に目が行くので、テキストをよく読み込むためには1色刷りのほうがいいと思う。 なので、この本は、概観するあるいは、総復習用だと思う。 細かく書かれていて、見やすいとは思うけれど、まず行政書士を取り、そこから社労士や税理士のキャリアアップを目指す方には勧めない。 カラー刷りのテキストで取れるのは社労士までで、税理士以上の資格では法律を読み込まねばいけないので、カラーで多色刷りのテキストはほぼないし、あっても使えないというのが常識。 合格革命 行政書士シリーズの 総評 売れ筋のシリーズだけに評判は賛否両論ありますが、 物量の割に頭に入りやすいという意見もありますので、充実した側注や図表が効果的に用いられたテキストと言えるでしょう。 基本問題集の他、肢別過去問・記述式・多肢選択式問題集もラインナップされているので、出題形式毎のアウトプットもこなすことが出来るので、初学者向けの参考書として バランスが取れたシリーズだと思います。 いきなり基本テキストを読んでも良くわからないという方は、合格革命 行政書士シリーズでは、概要理解向けの「スタートダッシュ」も用意されていますので、基本テキストに入る前の入門編として活用出来ると思います。 弱点として分冊出来ない点を挙げている方が結構いらっしゃったので、通勤・通学中の学習を検討している方は携帯性の観点からこの点だけは要注意ですね。 みんなが欲しかった! シリーズの 特徴一覧• フルカラーの総合テキスト• 本試験レベルの問題をWebに収録、スマホでアクセス• 複雑な相関関係をイラスト・図表で整理• 六法は赤シート対応で暗記に最適• 行政書士資格本としての使い勝手No. 1 書籍名称 書籍リンク みんなが欲しかった! 行政書士 合格へのはじめの一歩 2020年度 みんなが欲しかった! 行政書士の教科書 2020年度 みんなが欲しかった! 行政書士の問題集 2020年度 みんなが欲しかった! 行政書士の判例集 2020年度 みんなが欲しかった! 行政書士の40字記述式問題集 2020年度 みんなが欲しかった! 行政書士の肢別問題集 2020年度 みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集 2020年度 みんなが欲しかった! 行政書士の最重要論点150 2020年度 みんなが欲しかった! 初学者寄りにシフトして硬さを取り除き、分冊などにより テキストとしての使い勝手を向上させている点が両者の違いとして挙げられるでしょう。 テキストは抑えめな色調のフルカラー印刷なので、長時間の学習でも疲れにくく板書形式でポイントがまとめられているので、要点がわかり易い編集です。 市販の行政書士対策本として 見やすさは文句なくNo. 1だと思います。 側注にポイント解説の形で度々記載されるアドバイスが、理解を助けると思います。 TACの行政書士講座を担当する講師がテキストを執筆していますので、的を得た実践的な情報がカラー印刷でコンパクトにまとまった良書と言えるでしょう。 シリーズ全てを揃えると8種類にも登るボリュームですので、アウトプット面の懸念も少ないと思います。 問題集は赤シート対応・テキストとのリンク情報も記載されているので、シリーズ通して 相互の関連性が密な部分も評価出来ます。 書籍の中身を チラ見で確認 みんなが欲しかった! 行政書士の教科書 みんなが欲しかった! 行政書士の問題集 行政書士の初学者にありがちな「どう学習を進めるべきか」という悩みをすっきり解消してくれるテキストです。 このテキストは巻頭で多くのページを割いて効率的な学習方法や学習のアドバイスを詳細に掲載しており、初学者でも迷わずに効率的な学習方法を理解できるように構成されています。 このテキストは5冊の分冊に分かれていますが、その分冊の巻頭にもそれぞれ過去10年間の出題履歴の一覧表があり、出題傾向に合わせた学習がしやすいようになっています。 テキスト本文はイラストや図解が満載の板書や専門用語や本番の試験での注意点などを掲載した丁寧な側注があり、頭に入りやすいように工夫されています。 側注には2周目以降に読むことを想定した項目もあり、繰り返し読む学習法にも対応しています。 このテキストは行政書士の初学者に向いているといえます。 この教科書は色があり、紙自体の色も白過ぎず、茶色過ぎずとかなり読みやすくしっかりと勉強をする人に向けて、「これだったら読みやすいだろう」「わかりやすいだろう」ということがしっかり考えられて作られた教科書だと言えます。 ただ、そうしたわかりやすさや見やすさに重点を置いている分、用いていて「足りない」と思う所はかなりあると言わざるを得ません。 それを全て象徴しているのが「索引の少なさ」です。 様々な単語が出てくる民法ですら1ページとちょっと試験の根幹を占める行政法にいたっては1ページにも満たない。 問題集などでよくわからなかった部分を教科書で勉強しようと思っても索引に単語がないことはザラにありますし、あったとしても3行ほどで終わることがあるため、この1冊のみで合格するのは難しいと言わざるを得ません。 索引項目が少ない・入っている判例が少ない。 六法も最初は入っていてありがたいとおもったが、民法ですら省略されまくりで、条文で逐一確認したい方はけっきょく六法買わなきゃならない。 というのがいまいちな点。 いい点としては、図が多用されていて見やすい、とっつきやすい。 横の解説も口語でわかりやすい。 余白が多いので、自分でどんどん書き足していける。 あと、分冊にするとじみーな冊子になるので、人前でもひっぱりだしやすい。 サイズも手ごろ。 みんなが欲しかった! シリーズの 総評 みんなが欲しかったシリーズのFP ファイナンシャル・プランナー 版は、FP資格本ではベストセラー書籍です。 FPは行政書士に負けず劣らず広い出題範囲を持った資格試験なので、FPの資格本で培った 広い出題範囲をテキストにうまくまとめるノウハウを、行政書士の資格本へ転用したと言った所でしょうか。 行政書士版のみんなが欲しかったシリーズについても、FP版の著者である滝沢ななみ氏が編集に協力していますので、情報がコンパクトにまとめられていると思います。 このようなノウハウの転用が利くのは大手資格学校ならではだと思います。 「初学者向け」で取り組みやすい点が口コミでも評価されており、少しでも 気軽に・楽しくをモットーにしている方にお勧め出来るシリーズだと思います。 本シリーズのテキストでは、学習内容が見開き1ページで完結するのが特徴です。 1つの学習内容がスパッ!と切れるので、ダラダラせず学習を スモールステップで区切る事が出来る点が評価できます。 アウトプット面では「基本問題集・過去問題集・40字記述式・多肢選択式問題集」に加え、 本試験直前期には模擬試験3回分迄ラインナップされるので、相当充実したカリキュラムを敷いています。 テキストは黒・青の2色刷りなので華美な装飾はありませんが、行政書士試験の出題範囲を「淡々」と表現しており、スタンダード且つ学習量的にも漏れのない 王道的な資格本と表現するのが正しいと思います。 コンパクト六法は分冊可能なので、テキストと照らし合わせて学習することが可能です。 コンパクト六法では、 重要法令をピックアップして収録しているので、フルスペックの六法を読み解くよりも使い勝手は良いと思います。 書籍の中身を チラ見で確認 出る順行政書士 合格基本書 出る順行政書士 基本問題集 内容としては正に「基本書」。 高校の公民レベルで「そもそも憲法とは」みたいなところから、法運用のポイントまで実に丁寧に説明してある。 基本といっても、この内容を完全にマスターすれば合格はグッと確実になるので、まずは丁寧に理解して覚えることをおススメしたい。 紙面は知的な雰囲気で黒と青の二色刷り。 ちょっとカタめの印象をうける構成だけど、内容からしてカタめの試験なので、むしろ合っているのかな。 ミニ六法が付いているので、分冊して使うのが前提。 「ミニ」とはいっても勉強の最後まで十分にカバーできる内容なので、まずはこれを手に入れて完全にマスターするところから始めよう。 同じシリーズで「基本問題集」というのがあって、この問題とリンクできるようになっている。 これがなかなか便利なので、併せて活用する事をおススメしたい。 この行政書士のテキストは、巻末に別冊としてついているコンパクト六法を切り離して使えるようになっていて、試験出題範囲の法律を直接確認しながら学習が進められるのがとても便利です。 テキスト本文でも巻頭で最近の行政書士試験全般の出題傾向の概要とその対策を述べているほか、出題科目を解説した各章の冒頭でそれぞれの科目の出題傾向の一覧表を確認できます。 すき間時間でも効率的に学習が進められるよう、見開き2ページで1レッスンが完結していたり、レッスンごとに講師が学習を理解するためのポイントを側注でアドバイスしているのも好感が持てます。 全体的に丁寧な作りですので、初学者も安心して手にできるテキストだと思います。 でる順シリーズ行政書士の基本書。 黒・青の2色刷りで見開きで1項目ごとに記述されていて読みやすいです。 すべての項目が見開き2ページ構成なのでキリが良いのですが、逆に「流れ」がわかりにくいのとページにまとめるために重要なものがこぼれ落ちている感はややあります。 今年度から巻末に取外し可能な行政書士六法がつきました。 条文のみで判例等は載っていませんがこれがあるとないとではかなり違います。 黒1色刷りですが間違いなく利便性が向上しました。 一応過去問 何年の何番 へのリンクはありますが、本書から同じシリーズへの連携感は希薄。 逆に問題集・過去問集からの本書へのリンクがあるので揃えたほうが学習ははかどりそうです。 「出る順」とか「これだけ」という類の資格試験参考書は、試験に受かることだけを目的とした実利的な対策本であり、資格取得後に必要となる本来の知識が身につくのかという印象があります。 実際に本書でも過去の出題傾向とか、何年に出題されたという注釈が多く記されています。 総合的な内容とすると行政書士に求められる内容が的確に解説され、表や図式を交えて解り易く編集されているので参考書としては充分ですし、知っていて当然の大切な事柄だからこそ試験で問われる頻度も高いのですが…ちょっと切り口というか、アピールポイントが直接的すぎる感じがしました。 出る順行政書士シリーズの 総評 学習内容が見開き1ページで完結するので頭の整理は付きやすいのですが、1ページに情報を詰める関係上遊びが少なくやや硬めの表現となっている印象です。 資格本としての要件は満たしているので問題ないのですが、好き嫌いが分かれる点だと思います。 とまあ若干ぶっきらぼうなところはあるものの、内容は充実していますので真摯に行政書士の学習に向き合いたい方は、余計な情報や遊びがない分集中して取り組む事が出来るワークブックとして機能すると思います。 分冊出来る六法は口コミ的にも高評価なので、コレを目的に本シリーズをチョイスしている方もいらっしゃるようです。 テキストは赤シート対応していないので、解答が気になって仕方が無い方は注意が必要です。 うかる! テキストは「入門ゼミ」と「総合テキスト」が別冊で存在しており、初学者の方は「入門ゼミ」からスタートするのが良いと思います。 入門ゼミでは全体像をおさえる事で、今自分がどの位置にいるのかを明確化出来るようにしています。 ガイダンスでは、本試験を見据えた具体的な学習プランや学習進捗表も掲載しており、独学の最大の弱点であるスケジュール管理を厚くする事で 途中挫折防止する配慮が評価出来ます。 「総合テキスト」は、重要な語句は赤シート対応しており、別冊で 「ハンディ行政書士試験六法」が付いていますので使い勝手が良いと思います。 図表も多用されていますし、チャプター毎の重要度表記もありますので、テキストに必要な要件はしっかり満たしていると思います。 一問一答式の確認問題が各所に配置されており、すぐに簡易アウトプットを行う事で 「理解した気になった」を防止する配慮も見られます。 また、本試験レベルの問題をWebから スマホからアクセス可能としており、幅広いコンテンツ作りに取り組んでいる点が評価できると思います。 マルチデバイスを利用したスキマ時間の活用は、学習時間確保の観点から非常に重要です。 民法は独学でも理解しやすい内容と思う。 ただし内容的は全体的に基本的な部分しか書いていない気がする。 行政法は今全体の中のどこ部分を勉強しているのかを見失いがちな感じの構成だと思う。 うかる!行政書士シリーズの 総評 出版元である伊藤塾は、資格講座を開講しており実績・信頼があります。 資格講座のカリキュラムや流れを、独学向けのテキストに そのまま本シリーズに組み込んだような印象を受けます。 ちなみに「うかる!行政書士シリーズ」は、通信講座のも採用している教材なので、クオリティの高さが伺えます。 テキストは2019年度からフルカラー対応しておりとっつきやすさは上昇しましたが、内容的に 資格講座の洗練されたテキストの位置づけだと思いますので、初学者にとってはやや難しいと感じる部分もあるようです。 学習経験のある方やテキスト買い替えをご検討の方は、選択肢に入れておくべきクオリティの高いシリーズだと思います。 基礎力スポット強化向け補助教材 参考書 ここでは行政書士試験対策本とは異なり、法律の学習の観点で 個別で活用する補助教材をラインナップしてみました。 法律の学習経験の乏しい方は、活用する事で 行政書士の学習にブーストを掛ける事が出来ると思います。 行政書士試験対策本は試験に合格させるための内容に注力しているため、 「ここもうちょい詳しく!」「理屈が良くわからない・・・」と言ったシーンに直面する事もあります。 得点を取るために 「こういうモノなんだ!」と割り切れる方は良いですが、補助教材で予備知識を含めてしっかり抑えておくと記憶に残りやすいですし、それこそ合格後の実務に於いて差が出ると言って良いでしょう。 法律の条文はそもそも意味する所が理解できない点が大変ネックですが、本書は法律を効率よく読み解くためのノウハウ本として、行政書士の資格対策へ本格的に取り組む前段階として ワンクッションおくのに適した書籍だと思います。 本書は法律全般の読み解き方の書籍なので、法律の知識ゼロの方・行政書士の学習をされている方以外でも広く対応出来る法律入門の良書です。 各単元ごとに行政書士試験・公務員試験等に出題された過去問も収録されているので、学習内容のアウトプットにも役立つ構成です。 解説では何処かで聞いた事のある名前や人物が登場してきますので、感情移入しやすいと思います。 補助教材と考えるとかなリのボリュームを有していますので、民法関連で困ったときのバイブル的な使い方も出来ると思います。 行政書試験の得点源である「行政法」に特化した書籍も別途用意されているので、セットで活用しても良いでしょう。 テキストがなかなか選べず困っている方へ! 一昔前はモノクロのテキストでひたすら孤独と戦う資格学習が主流でしたが、カラー刷りやイラスト・図表を凝らしたわかり易いテキストが登場しており、 独学での取り組み易さは飛躍的に向上しています。 特定行政書士の登場に始まり、行政書士を取り巻く環境は近年活気づいており、呼応するように資格対策本も趣向を凝らした内容に変化しており、出版各社から相当な数がラインナップされています。 嬉しい半面、今度は 「多すぎて選べない!」という悩みはつきものです。 当サイトでは、 自分に合ったテキストを選ぶための記事をご用意しています。 ごく基本的な事ですが、それだけに 見落としがちな部分があると思いますので、是非ご一読の上テキスト選びの参考にして頂ければと思います。 資格の学習はストイックに独学でコツコツ進めるのが昔ながらのセオリーではありますが、行政書士程の難関資格であれば、 講義が受講可能な資格講座の受講を検討される方も多いと思いますし、資格学校の持つ 強力なノウハウを活用したいとお考えの方も多いでしょう。 資格講座は講義を受ける事が可能である点が最大のストロングポイントですが、独学では解決できない疑問を質問したり、学習システムによる進捗管理などのサポートにより、 高い学習効率を実現出来るのもメリットの一つです。 WEB型の通信講座であれば高度なe-Learningを活用出来る講座も存在しており、スマホで問題集に取り組んだり講義を視聴したり出来ますので、 時間の有効活用の面で大変優れたツールとなります。 ただ、資格講座は割と高価な印象があるかと思います。 しかし、近年は通信講座・あるいはWEB特化型講座の登場によって、 安価な受講料でスタート出来る講座も多数存在しています。 講義・オリジナルテキスト付きにもかかわらず、 市販のシリーズ物の参考書一式と遜色無い程の低価格を実現している講座も存在します。 安価でクオリティの高い資格講座を以下の記事でまとめていますので、あわせて検討してみては如何でしょうか。
次の行政書士試験対策 テキスト選びの ポイント5選• テキストと問題集はセットで購入した方が学習効率が高い• テキストと問題集は同じ出版社 シリーズ を選ぶと相性が良い• 法改正に対応したテキスト・問題集であることは必須• 適度な図表・イラストで法律の概念がイメージしやすい事• 出版社のWEBページで各種改定情報がチェックできる事 テキストは必ず 対になる問題集がセットとなっています。 基礎的な問題集から、「過去問・記述式・肢別・重要論点」など、出題内容やジャンルに特化した問題集がラインナップされていますので、学習進捗にあわせてステップアップしていくと良いでしょう。 テキストと問題集は各出版社でシリーズ化されていますので、 同一出版社の同じシリーズで統一するほうが良いでしょう。 テキストと問題集は内容がリンクしているため、他のシリーズを購入してしまうと関連性が切れてしまいます。 また、行政書士試験範囲にかかる 法改正には必ず対応しているテキストを選ぶのもポイントです。 法改正については、書籍の帯 おび に大きく記載されていたり、改版情報に記載されていますので必ずチェックしましょう。 本ページに記載しているテキストや問題集は、 2020年度対応版となります。 テキストの内容は改定等が度々行われるため、ご購入の際は念の為 対応年度やシリーズをチェックするようにお願い致します。 Amazonの場合は 書籍の中身をオンラインで確認できるものもあり、 アイコンが付与されていますので、内容をチェックしてみましょう。 合格革命 行政書士シリーズの 特徴一覧• テキストは全ページカラーでみやすさ重視• 程よいイラスト・図表の利用でスタイリッシュな編集• レベル別の側注で重要なポイントがわかり易い• 赤シート対応で暗記・反復学習に威力を発揮• 行政書士資格指導歴30年以上を誇る、資格の学校TACのノウハウが詰まった良書と位置づける事が出来るでしょう。 「基本的テキスト」は全ページカラー印刷で、必要な情報が整然と記載されており、過度な演出は無く全体的にスタイリッシュな印象です。 図解がしっかりしているので、登場人物 会社・団体等も含めて の 位置関係は把握しやすいと思います。 学習単元の冒頭では「ガイダンス」形式でこれから学習する内容の概念整理が行われており、出題傾向の情報も表記されているので、学習目的をはっきりさせてからスタート出来ると思います。 学習単元毎に実際の 重要判例の解説も細かく記載されているので、現実に即した形で「今何のための勉強をしているのか」学習の意図がより伝わりやすいと思います。 随所に確認テストが散りばめられているので、簡易的なアウトプットで知識の定着を図る配慮も見られます。 本書は 側注 ページ右側の情報 が充実しており、「よくある質問・引っかけ・受験テクニック・記述対策」等の記述が随所に見られます。 テキスト本文に全ての情報を納めるのではなく、「ちなみに?」「その意図は?」「どういうこと?」と考えた時に側注を見る事になるので、 自分で考えながら・咀嚼しながら進める事が出来る点が優れていると思います。 アウトプット用書籍 問題集 については「基本テキスト」の参照ページが付いていますので、相互の関連性がわかり易い配慮がなされています。 書籍の中身を チラ見で確認 合格革命 行政書士 基本テキスト 合格革命 行政書士 基本問題集 勉強しなければいけない量が半端ないし、それに比例して本の厚さも分厚すぎる。 評判の良いカラー印刷だが、私は初学者には逆効果だと思う。 どうしてもカラーの部分に目が行くので、テキストをよく読み込むためには1色刷りのほうがいいと思う。 なので、この本は、概観するあるいは、総復習用だと思う。 細かく書かれていて、見やすいとは思うけれど、まず行政書士を取り、そこから社労士や税理士のキャリアアップを目指す方には勧めない。 カラー刷りのテキストで取れるのは社労士までで、税理士以上の資格では法律を読み込まねばいけないので、カラーで多色刷りのテキストはほぼないし、あっても使えないというのが常識。 合格革命 行政書士シリーズの 総評 売れ筋のシリーズだけに評判は賛否両論ありますが、 物量の割に頭に入りやすいという意見もありますので、充実した側注や図表が効果的に用いられたテキストと言えるでしょう。 基本問題集の他、肢別過去問・記述式・多肢選択式問題集もラインナップされているので、出題形式毎のアウトプットもこなすことが出来るので、初学者向けの参考書として バランスが取れたシリーズだと思います。 いきなり基本テキストを読んでも良くわからないという方は、合格革命 行政書士シリーズでは、概要理解向けの「スタートダッシュ」も用意されていますので、基本テキストに入る前の入門編として活用出来ると思います。 弱点として分冊出来ない点を挙げている方が結構いらっしゃったので、通勤・通学中の学習を検討している方は携帯性の観点からこの点だけは要注意ですね。 みんなが欲しかった! シリーズの 特徴一覧• フルカラーの総合テキスト• 本試験レベルの問題をWebに収録、スマホでアクセス• 複雑な相関関係をイラスト・図表で整理• 六法は赤シート対応で暗記に最適• 行政書士資格本としての使い勝手No. 1 書籍名称 書籍リンク みんなが欲しかった! 行政書士 合格へのはじめの一歩 2020年度 みんなが欲しかった! 行政書士の教科書 2020年度 みんなが欲しかった! 行政書士の問題集 2020年度 みんなが欲しかった! 行政書士の判例集 2020年度 みんなが欲しかった! 行政書士の40字記述式問題集 2020年度 みんなが欲しかった! 行政書士の肢別問題集 2020年度 みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集 2020年度 みんなが欲しかった! 行政書士の最重要論点150 2020年度 みんなが欲しかった! 初学者寄りにシフトして硬さを取り除き、分冊などにより テキストとしての使い勝手を向上させている点が両者の違いとして挙げられるでしょう。 テキストは抑えめな色調のフルカラー印刷なので、長時間の学習でも疲れにくく板書形式でポイントがまとめられているので、要点がわかり易い編集です。 市販の行政書士対策本として 見やすさは文句なくNo. 1だと思います。 側注にポイント解説の形で度々記載されるアドバイスが、理解を助けると思います。 TACの行政書士講座を担当する講師がテキストを執筆していますので、的を得た実践的な情報がカラー印刷でコンパクトにまとまった良書と言えるでしょう。 シリーズ全てを揃えると8種類にも登るボリュームですので、アウトプット面の懸念も少ないと思います。 問題集は赤シート対応・テキストとのリンク情報も記載されているので、シリーズ通して 相互の関連性が密な部分も評価出来ます。 書籍の中身を チラ見で確認 みんなが欲しかった! 行政書士の教科書 みんなが欲しかった! 行政書士の問題集 行政書士の初学者にありがちな「どう学習を進めるべきか」という悩みをすっきり解消してくれるテキストです。 このテキストは巻頭で多くのページを割いて効率的な学習方法や学習のアドバイスを詳細に掲載しており、初学者でも迷わずに効率的な学習方法を理解できるように構成されています。 このテキストは5冊の分冊に分かれていますが、その分冊の巻頭にもそれぞれ過去10年間の出題履歴の一覧表があり、出題傾向に合わせた学習がしやすいようになっています。 テキスト本文はイラストや図解が満載の板書や専門用語や本番の試験での注意点などを掲載した丁寧な側注があり、頭に入りやすいように工夫されています。 側注には2周目以降に読むことを想定した項目もあり、繰り返し読む学習法にも対応しています。 このテキストは行政書士の初学者に向いているといえます。 この教科書は色があり、紙自体の色も白過ぎず、茶色過ぎずとかなり読みやすくしっかりと勉強をする人に向けて、「これだったら読みやすいだろう」「わかりやすいだろう」ということがしっかり考えられて作られた教科書だと言えます。 ただ、そうしたわかりやすさや見やすさに重点を置いている分、用いていて「足りない」と思う所はかなりあると言わざるを得ません。 それを全て象徴しているのが「索引の少なさ」です。 様々な単語が出てくる民法ですら1ページとちょっと試験の根幹を占める行政法にいたっては1ページにも満たない。 問題集などでよくわからなかった部分を教科書で勉強しようと思っても索引に単語がないことはザラにありますし、あったとしても3行ほどで終わることがあるため、この1冊のみで合格するのは難しいと言わざるを得ません。 索引項目が少ない・入っている判例が少ない。 六法も最初は入っていてありがたいとおもったが、民法ですら省略されまくりで、条文で逐一確認したい方はけっきょく六法買わなきゃならない。 というのがいまいちな点。 いい点としては、図が多用されていて見やすい、とっつきやすい。 横の解説も口語でわかりやすい。 余白が多いので、自分でどんどん書き足していける。 あと、分冊にするとじみーな冊子になるので、人前でもひっぱりだしやすい。 サイズも手ごろ。 みんなが欲しかった! シリーズの 総評 みんなが欲しかったシリーズのFP ファイナンシャル・プランナー 版は、FP資格本ではベストセラー書籍です。 FPは行政書士に負けず劣らず広い出題範囲を持った資格試験なので、FPの資格本で培った 広い出題範囲をテキストにうまくまとめるノウハウを、行政書士の資格本へ転用したと言った所でしょうか。 行政書士版のみんなが欲しかったシリーズについても、FP版の著者である滝沢ななみ氏が編集に協力していますので、情報がコンパクトにまとめられていると思います。 このようなノウハウの転用が利くのは大手資格学校ならではだと思います。 「初学者向け」で取り組みやすい点が口コミでも評価されており、少しでも 気軽に・楽しくをモットーにしている方にお勧め出来るシリーズだと思います。 本シリーズのテキストでは、学習内容が見開き1ページで完結するのが特徴です。 1つの学習内容がスパッ!と切れるので、ダラダラせず学習を スモールステップで区切る事が出来る点が評価できます。 アウトプット面では「基本問題集・過去問題集・40字記述式・多肢選択式問題集」に加え、 本試験直前期には模擬試験3回分迄ラインナップされるので、相当充実したカリキュラムを敷いています。 テキストは黒・青の2色刷りなので華美な装飾はありませんが、行政書士試験の出題範囲を「淡々」と表現しており、スタンダード且つ学習量的にも漏れのない 王道的な資格本と表現するのが正しいと思います。 コンパクト六法は分冊可能なので、テキストと照らし合わせて学習することが可能です。 コンパクト六法では、 重要法令をピックアップして収録しているので、フルスペックの六法を読み解くよりも使い勝手は良いと思います。 書籍の中身を チラ見で確認 出る順行政書士 合格基本書 出る順行政書士 基本問題集 内容としては正に「基本書」。 高校の公民レベルで「そもそも憲法とは」みたいなところから、法運用のポイントまで実に丁寧に説明してある。 基本といっても、この内容を完全にマスターすれば合格はグッと確実になるので、まずは丁寧に理解して覚えることをおススメしたい。 紙面は知的な雰囲気で黒と青の二色刷り。 ちょっとカタめの印象をうける構成だけど、内容からしてカタめの試験なので、むしろ合っているのかな。 ミニ六法が付いているので、分冊して使うのが前提。 「ミニ」とはいっても勉強の最後まで十分にカバーできる内容なので、まずはこれを手に入れて完全にマスターするところから始めよう。 同じシリーズで「基本問題集」というのがあって、この問題とリンクできるようになっている。 これがなかなか便利なので、併せて活用する事をおススメしたい。 この行政書士のテキストは、巻末に別冊としてついているコンパクト六法を切り離して使えるようになっていて、試験出題範囲の法律を直接確認しながら学習が進められるのがとても便利です。 テキスト本文でも巻頭で最近の行政書士試験全般の出題傾向の概要とその対策を述べているほか、出題科目を解説した各章の冒頭でそれぞれの科目の出題傾向の一覧表を確認できます。 すき間時間でも効率的に学習が進められるよう、見開き2ページで1レッスンが完結していたり、レッスンごとに講師が学習を理解するためのポイントを側注でアドバイスしているのも好感が持てます。 全体的に丁寧な作りですので、初学者も安心して手にできるテキストだと思います。 でる順シリーズ行政書士の基本書。 黒・青の2色刷りで見開きで1項目ごとに記述されていて読みやすいです。 すべての項目が見開き2ページ構成なのでキリが良いのですが、逆に「流れ」がわかりにくいのとページにまとめるために重要なものがこぼれ落ちている感はややあります。 今年度から巻末に取外し可能な行政書士六法がつきました。 条文のみで判例等は載っていませんがこれがあるとないとではかなり違います。 黒1色刷りですが間違いなく利便性が向上しました。 一応過去問 何年の何番 へのリンクはありますが、本書から同じシリーズへの連携感は希薄。 逆に問題集・過去問集からの本書へのリンクがあるので揃えたほうが学習ははかどりそうです。 「出る順」とか「これだけ」という類の資格試験参考書は、試験に受かることだけを目的とした実利的な対策本であり、資格取得後に必要となる本来の知識が身につくのかという印象があります。 実際に本書でも過去の出題傾向とか、何年に出題されたという注釈が多く記されています。 総合的な内容とすると行政書士に求められる内容が的確に解説され、表や図式を交えて解り易く編集されているので参考書としては充分ですし、知っていて当然の大切な事柄だからこそ試験で問われる頻度も高いのですが…ちょっと切り口というか、アピールポイントが直接的すぎる感じがしました。 出る順行政書士シリーズの 総評 学習内容が見開き1ページで完結するので頭の整理は付きやすいのですが、1ページに情報を詰める関係上遊びが少なくやや硬めの表現となっている印象です。 資格本としての要件は満たしているので問題ないのですが、好き嫌いが分かれる点だと思います。 とまあ若干ぶっきらぼうなところはあるものの、内容は充実していますので真摯に行政書士の学習に向き合いたい方は、余計な情報や遊びがない分集中して取り組む事が出来るワークブックとして機能すると思います。 分冊出来る六法は口コミ的にも高評価なので、コレを目的に本シリーズをチョイスしている方もいらっしゃるようです。 テキストは赤シート対応していないので、解答が気になって仕方が無い方は注意が必要です。 うかる! テキストは「入門ゼミ」と「総合テキスト」が別冊で存在しており、初学者の方は「入門ゼミ」からスタートするのが良いと思います。 入門ゼミでは全体像をおさえる事で、今自分がどの位置にいるのかを明確化出来るようにしています。 ガイダンスでは、本試験を見据えた具体的な学習プランや学習進捗表も掲載しており、独学の最大の弱点であるスケジュール管理を厚くする事で 途中挫折防止する配慮が評価出来ます。 「総合テキスト」は、重要な語句は赤シート対応しており、別冊で 「ハンディ行政書士試験六法」が付いていますので使い勝手が良いと思います。 図表も多用されていますし、チャプター毎の重要度表記もありますので、テキストに必要な要件はしっかり満たしていると思います。 一問一答式の確認問題が各所に配置されており、すぐに簡易アウトプットを行う事で 「理解した気になった」を防止する配慮も見られます。 また、本試験レベルの問題をWebから スマホからアクセス可能としており、幅広いコンテンツ作りに取り組んでいる点が評価できると思います。 マルチデバイスを利用したスキマ時間の活用は、学習時間確保の観点から非常に重要です。 民法は独学でも理解しやすい内容と思う。 ただし内容的は全体的に基本的な部分しか書いていない気がする。 行政法は今全体の中のどこ部分を勉強しているのかを見失いがちな感じの構成だと思う。 うかる!行政書士シリーズの 総評 出版元である伊藤塾は、資格講座を開講しており実績・信頼があります。 資格講座のカリキュラムや流れを、独学向けのテキストに そのまま本シリーズに組み込んだような印象を受けます。 ちなみに「うかる!行政書士シリーズ」は、通信講座のも採用している教材なので、クオリティの高さが伺えます。 テキストは2019年度からフルカラー対応しておりとっつきやすさは上昇しましたが、内容的に 資格講座の洗練されたテキストの位置づけだと思いますので、初学者にとってはやや難しいと感じる部分もあるようです。 学習経験のある方やテキスト買い替えをご検討の方は、選択肢に入れておくべきクオリティの高いシリーズだと思います。 基礎力スポット強化向け補助教材 参考書 ここでは行政書士試験対策本とは異なり、法律の学習の観点で 個別で活用する補助教材をラインナップしてみました。 法律の学習経験の乏しい方は、活用する事で 行政書士の学習にブーストを掛ける事が出来ると思います。 行政書士試験対策本は試験に合格させるための内容に注力しているため、 「ここもうちょい詳しく!」「理屈が良くわからない・・・」と言ったシーンに直面する事もあります。 得点を取るために 「こういうモノなんだ!」と割り切れる方は良いですが、補助教材で予備知識を含めてしっかり抑えておくと記憶に残りやすいですし、それこそ合格後の実務に於いて差が出ると言って良いでしょう。 法律の条文はそもそも意味する所が理解できない点が大変ネックですが、本書は法律を効率よく読み解くためのノウハウ本として、行政書士の資格対策へ本格的に取り組む前段階として ワンクッションおくのに適した書籍だと思います。 本書は法律全般の読み解き方の書籍なので、法律の知識ゼロの方・行政書士の学習をされている方以外でも広く対応出来る法律入門の良書です。 各単元ごとに行政書士試験・公務員試験等に出題された過去問も収録されているので、学習内容のアウトプットにも役立つ構成です。 解説では何処かで聞いた事のある名前や人物が登場してきますので、感情移入しやすいと思います。 補助教材と考えるとかなリのボリュームを有していますので、民法関連で困ったときのバイブル的な使い方も出来ると思います。 行政書試験の得点源である「行政法」に特化した書籍も別途用意されているので、セットで活用しても良いでしょう。 テキストがなかなか選べず困っている方へ! 一昔前はモノクロのテキストでひたすら孤独と戦う資格学習が主流でしたが、カラー刷りやイラスト・図表を凝らしたわかり易いテキストが登場しており、 独学での取り組み易さは飛躍的に向上しています。 特定行政書士の登場に始まり、行政書士を取り巻く環境は近年活気づいており、呼応するように資格対策本も趣向を凝らした内容に変化しており、出版各社から相当な数がラインナップされています。 嬉しい半面、今度は 「多すぎて選べない!」という悩みはつきものです。 当サイトでは、 自分に合ったテキストを選ぶための記事をご用意しています。 ごく基本的な事ですが、それだけに 見落としがちな部分があると思いますので、是非ご一読の上テキスト選びの参考にして頂ければと思います。 資格の学習はストイックに独学でコツコツ進めるのが昔ながらのセオリーではありますが、行政書士程の難関資格であれば、 講義が受講可能な資格講座の受講を検討される方も多いと思いますし、資格学校の持つ 強力なノウハウを活用したいとお考えの方も多いでしょう。 資格講座は講義を受ける事が可能である点が最大のストロングポイントですが、独学では解決できない疑問を質問したり、学習システムによる進捗管理などのサポートにより、 高い学習効率を実現出来るのもメリットの一つです。 WEB型の通信講座であれば高度なe-Learningを活用出来る講座も存在しており、スマホで問題集に取り組んだり講義を視聴したり出来ますので、 時間の有効活用の面で大変優れたツールとなります。 ただ、資格講座は割と高価な印象があるかと思います。 しかし、近年は通信講座・あるいはWEB特化型講座の登場によって、 安価な受講料でスタート出来る講座も多数存在しています。 講義・オリジナルテキスト付きにもかかわらず、 市販のシリーズ物の参考書一式と遜色無い程の低価格を実現している講座も存在します。 安価でクオリティの高い資格講座を以下の記事でまとめていますので、あわせて検討してみては如何でしょうか。
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