愛の神託。
14 マドル ページ15 「それからだった... 俺はその日からどこに行っても常に視線を感じ、ことあるごとにルーク. ハント先輩が話をかけてくるようになったのは」 俺はユニーク魔法を使って何度か逃げたりした、だから2年になってからはできるだけ避けて関わらないように動いていたのだ。 「その何だ、苦労したんだな」 ぁーAって獣人だったんだなぁ... 本当だよく見るとそれっぽい 話を聞き終わったクローバー先輩は『ははっ』と苦笑いをしながら俺にアップルパイをまたサーブしてくれた。 「おや、これはこれは薔薇の騎士 シュヴァリエ と... 」 どこか久しぶりに聞いたことあるその声の主はさっきまで話題になっていた人物の声... そう奴だ...。 「ムシュー. 大口じゃないか！」 「あ"ぁぁぁあ！！！」 その名で俺を呼ばないでぇ！コンプレックスなんだよぉ！ 「ルーク、薔薇の騎士は止めてくれって言ってるだろ？あと、Aお前隠れてるつもりだろうけど見えてるぞ」 声を聞いた途端に反射的にテーブルの下に隠れてしまった。 「はっ！すいませんつい反射で... 」 おずおずテーブルの下から出て立ち上がるとルーク. ハント先輩がコチラをｼﾞｯと見てきては 「おや、ムシュー. 大口また背が伸びたようだね２センチほど」 そう爽やかな笑顔で言ってくるのだからまた怖いのである。 「ﾋｴｯ... 何故それを」 「最初の頃は私より背が低かったのに、君の成長速度には毎回驚かされるね！素晴らしい！」 何故それを知っているんだぁぁあ！てか最近はレオナ寮長さんとこに行ってたから油断してたぁぁあ！！ 「おや、そういえば君達もしかして優雅にティータイムをしていたのかい？」 「あぁ、まぁそんなとこだな」 それを聞いたルーク. ハント先輩はテーブルにあるアップルパイを見て 「トレビアン！ムシュー. 大口のあの迫力ある食べ方をまたこの目で是非見てみたいね」 「無理ですぅう！」 「何故だい？ムシュー. タンポポと2人で食事をしている時は毎回してるじゃないか、あぁあれはいい食べっぷりだったね！」 「み、見てたんですか... 」 その後、俺はまたルーク. ハント先輩に追いかけられクローバー先輩はそれを苦笑いしながら鑑賞していた。 そして俺はその日誓った次ラギーと晩餐会する時は別の所ですると...
次の
