出典: 「うつぶせの練習」をパパやママになって初めて知った方々も、少なからずいるのではないでしょうか。 なぜならば、ここ最近、パパやママたちの間で注目をあびている赤ちゃんの運動法だからです。 今回は、そのうつぶせ練習の実態や効果、時期などをご紹介していきます。 うつぶせの練習は必要なの? 「うつぶせの練習」の存在を初めて知った人からしてみれば、「うつぶせの練習とは何か?」「練習をして得られるものはあるのか?」と、赤ちゃんにとって重要だという理由さえもわかりません。 そんなパパやママのためにも、うつぶせがなぜ必要なのかご説明しましょう。 うつぶせの練習をおこなうことで首の筋力が付き、首が座るまでの期間が早まるという効果が期待できると最近はいわれています。 そのため、うつぶせの練習を積極的におこなうパパやママも多くなってきています。 いつからやればいい? 赤ちゃんが、うつぶせの練習を開始する適正な時期を知っておかなくてはなりません。 「みんなやっているから大丈夫でしょ~」と、軽い気持ちで始めてはいけませんよ。 赤ちゃんが、うつぶせの練習を行う場合は、生後1か月頃から開始していいと言われています。 中には、産後直後からうつぶせ練習を促す産院も存在するようですが、生後直後から練習する必要性はありません。 急ぐ必要性もないので、赤ちゃんとママやパパのペースで行う時期を決めることがベストです。 練習をする上での約束 うつぶせの練習をするときは、必ず赤ちゃんの安全を確保してからです。 ここでは、うつぶせの練習を行う上でのルールをお伝えします。 ルール1 赤ちゃんのそばから、離れないようにしてください。 うつぶせの状態にさせるときは、随時赤ちゃんの様子を伺いましょう。 そして初めて練習を行う場合は、ほんの数秒間から始めることが大切です。 適切な時期だとしても、生後間もない赤ちゃんを何分もうつぶせの状態にしてはいけません。 ルール2 うつぶせにしたら寝てしまったからといって、そのまま寝かせてしまうのは大変危険。 うつぶせ寝は窒息する恐れのある大変危険な行為です。 寝返りや首を動かせる赤ちゃんでさえうつぶせ寝は好ましくないのですが、生後わずかな赤ちゃんには、絶対にしてはいけない禁忌事項です。 ルール3 赤ちゃんの体調や機嫌がいいタイミングで、練習を行ってください。 授乳やミルクを飲んだ直後は、吐いてしまう可能性があるので、避けるべきでしょう。 ルール4 浮き沈みの少ない、平らなベビーベットの上で行うことがベストといえるでしょう。 浮き沈みが激しいふかふかのベッドは、赤ちゃんが安全にうつぶせ練習を行える環境ではなく、窒息してしまう可能性もあるので、決して行わないでください。 ルール5 赤ちゃんの顔のまわりにタオルやまくら、ぬいぐるみなど、窒息のおそれのあるものはおかないでください。 これはうつぶせ練習を行う時だけではなく、赤ちゃんをベビーベットで寝かせる時にも気をつけてあげてください。 ルール6 うつぶせの練習をしている時に、赤ちゃんを1人にしてはいけません。 理由はもうしつこいようにお伝えしているように、窒息してしまう可能性があるからです。 赤ちゃんをうつぶせにしている間は、常に赤ちゃんから目を離さないでください。 うつぶせの練習方法 始める時期や、うつぶせをする上でのルールを理解した上で、練習に取り掛かりましょう。 練習法その1 初めてうつぶせの状態になる赤ちゃんは、泣いてしまうかもしれません。 ママが抱っこした状態でゆっくりとベビーベットなどに仰向けに寝かせ、くるりとうつぶせ状態に赤ちゃんの体制をかえてください。 赤ちゃんをうつぶせの状態にするときは、頭と身体がねじれてしまわないように、慎重に行いましょう。 練習法その2 いざ、赤ちゃんをうつぶせにする時、顔の方向に注意してあげてください。 まだまだ首の力を使えない赤ちゃんは特に注意が必要であり、首を横向きにしてあげる必要があります。 練習法その3 繰り返しになりますが、初めてうつぶせの練習をはじめる場合は、初回数秒、2回目10数秒、3回目20秒と、無理をせずに徐々に進めてください。 うつぶせになる状態になれると、赤ちゃんはその状況を楽しむようになり、手足をばたつかせたり、声をあげたりして喜ぶようになります。 練習法その4 うつぶせの状態から赤ちゃんを仰向けに戻す時は、わきの下をやさしく抱きかかえてから体制をかえてください。 もしくは、股の間から手を入れてお腹に手のひらを当てながら「ひっくりがえす」ように、仰向けにしてあげましょう。 このとき「ひっくりがえす」とお伝えしましたが、やさしくゆっくりと行ってください。 うつぶせの効果 うつぶせ練習をくりかえすことで、さまざまな効果を発揮します。 首がはやく座る うつぶせの状態で、あかちゃんが首を上げる動作を頻繁に行うことで、首の筋力が構築され、通常よりはやく首が座る傾向があります。 筋肉の発達 先程は、首の筋肉とお伝えしましたが、首の筋肉の他にも背中や肩の筋肉の発達も促され筋力がついていきます。 肺機能の向上 呼吸の仕方が、肺機能を向上させるといわれています。 寝返りも早くできる うつぶせの状態を楽しむようになると、手足をバタバタとさせ、首を上げたり横を向いたりするようになります。 それらの動作は寝返りを行う上でも大切であり、寝返りに必要な筋力が備わりはやく寝返りができるようになることも少なくありません。 うつぶせ寝の危険性 うつぶせ寝はうつぶせと違い、寝返りを自分でできるようになった赤ちゃんが行う眠り方です。 寝返りができないのに、うつぶせ寝のまま寝かしてはいけません。 寝返りを行えない赤ちゃんは、まれに窒息してしまう可能性があるからです。 乳幼児突然死症候群(SIDS) うつぶせ寝をご紹介する上で、欠かせないのが乳幼児突然死症候群(SIDS)という、窒息や事故による突然死です。 アメリカの研究では、乳幼児突然死症候群(SIDS)で亡くなってしまった赤ちゃんは仰向け寝より、うつぶせ寝をしていた乳幼児が多い傾向にあったとされ、必ず仰向け寝で寝かすように推奨されています。 寝返りができる赤ちゃんが、うつぶせ寝をしたからといって必ず、乳幼児突然死症候群(SIDS)に罹患するわけではありませんが、未然に防ぐためにもうつぶせ寝は避けたほうがいいとされています。 まとめ 今回は、うつぶせの練習を行う上でのルール、効果、危険性などについてご紹介してきました。 うつぶせの練習は自由です。 「練習させるのは親の義務」と構えるのではなく、赤ちゃんとのコミュニケーションの一貫として、練習に取り組むことをおすすめすします。 また、「首が座る前にやらなきゃ」と焦る必要もまったくなく、赤ちゃんとママやパパの気持ちに余裕があるタイミングで行ってください。
次の出典: 「うつぶせの練習」をパパやママになって初めて知った方々も、少なからずいるのではないでしょうか。 なぜならば、ここ最近、パパやママたちの間で注目をあびている赤ちゃんの運動法だからです。 今回は、そのうつぶせ練習の実態や効果、時期などをご紹介していきます。 うつぶせの練習は必要なの? 「うつぶせの練習」の存在を初めて知った人からしてみれば、「うつぶせの練習とは何か?」「練習をして得られるものはあるのか?」と、赤ちゃんにとって重要だという理由さえもわかりません。 そんなパパやママのためにも、うつぶせがなぜ必要なのかご説明しましょう。 うつぶせの練習をおこなうことで首の筋力が付き、首が座るまでの期間が早まるという効果が期待できると最近はいわれています。 そのため、うつぶせの練習を積極的におこなうパパやママも多くなってきています。 いつからやればいい? 赤ちゃんが、うつぶせの練習を開始する適正な時期を知っておかなくてはなりません。 「みんなやっているから大丈夫でしょ~」と、軽い気持ちで始めてはいけませんよ。 赤ちゃんが、うつぶせの練習を行う場合は、生後1か月頃から開始していいと言われています。 中には、産後直後からうつぶせ練習を促す産院も存在するようですが、生後直後から練習する必要性はありません。 急ぐ必要性もないので、赤ちゃんとママやパパのペースで行う時期を決めることがベストです。 練習をする上での約束 うつぶせの練習をするときは、必ず赤ちゃんの安全を確保してからです。 ここでは、うつぶせの練習を行う上でのルールをお伝えします。 ルール1 赤ちゃんのそばから、離れないようにしてください。 うつぶせの状態にさせるときは、随時赤ちゃんの様子を伺いましょう。 そして初めて練習を行う場合は、ほんの数秒間から始めることが大切です。 適切な時期だとしても、生後間もない赤ちゃんを何分もうつぶせの状態にしてはいけません。 ルール2 うつぶせにしたら寝てしまったからといって、そのまま寝かせてしまうのは大変危険。 うつぶせ寝は窒息する恐れのある大変危険な行為です。 寝返りや首を動かせる赤ちゃんでさえうつぶせ寝は好ましくないのですが、生後わずかな赤ちゃんには、絶対にしてはいけない禁忌事項です。 ルール3 赤ちゃんの体調や機嫌がいいタイミングで、練習を行ってください。 授乳やミルクを飲んだ直後は、吐いてしまう可能性があるので、避けるべきでしょう。 ルール4 浮き沈みの少ない、平らなベビーベットの上で行うことがベストといえるでしょう。 浮き沈みが激しいふかふかのベッドは、赤ちゃんが安全にうつぶせ練習を行える環境ではなく、窒息してしまう可能性もあるので、決して行わないでください。 ルール5 赤ちゃんの顔のまわりにタオルやまくら、ぬいぐるみなど、窒息のおそれのあるものはおかないでください。 これはうつぶせ練習を行う時だけではなく、赤ちゃんをベビーベットで寝かせる時にも気をつけてあげてください。 ルール6 うつぶせの練習をしている時に、赤ちゃんを1人にしてはいけません。 理由はもうしつこいようにお伝えしているように、窒息してしまう可能性があるからです。 赤ちゃんをうつぶせにしている間は、常に赤ちゃんから目を離さないでください。 うつぶせの練習方法 始める時期や、うつぶせをする上でのルールを理解した上で、練習に取り掛かりましょう。 練習法その1 初めてうつぶせの状態になる赤ちゃんは、泣いてしまうかもしれません。 ママが抱っこした状態でゆっくりとベビーベットなどに仰向けに寝かせ、くるりとうつぶせ状態に赤ちゃんの体制をかえてください。 赤ちゃんをうつぶせの状態にするときは、頭と身体がねじれてしまわないように、慎重に行いましょう。 練習法その2 いざ、赤ちゃんをうつぶせにする時、顔の方向に注意してあげてください。 まだまだ首の力を使えない赤ちゃんは特に注意が必要であり、首を横向きにしてあげる必要があります。 練習法その3 繰り返しになりますが、初めてうつぶせの練習をはじめる場合は、初回数秒、2回目10数秒、3回目20秒と、無理をせずに徐々に進めてください。 うつぶせになる状態になれると、赤ちゃんはその状況を楽しむようになり、手足をばたつかせたり、声をあげたりして喜ぶようになります。 練習法その4 うつぶせの状態から赤ちゃんを仰向けに戻す時は、わきの下をやさしく抱きかかえてから体制をかえてください。 もしくは、股の間から手を入れてお腹に手のひらを当てながら「ひっくりがえす」ように、仰向けにしてあげましょう。 このとき「ひっくりがえす」とお伝えしましたが、やさしくゆっくりと行ってください。 うつぶせの効果 うつぶせ練習をくりかえすことで、さまざまな効果を発揮します。 首がはやく座る うつぶせの状態で、あかちゃんが首を上げる動作を頻繁に行うことで、首の筋力が構築され、通常よりはやく首が座る傾向があります。 筋肉の発達 先程は、首の筋肉とお伝えしましたが、首の筋肉の他にも背中や肩の筋肉の発達も促され筋力がついていきます。 肺機能の向上 呼吸の仕方が、肺機能を向上させるといわれています。 寝返りも早くできる うつぶせの状態を楽しむようになると、手足をバタバタとさせ、首を上げたり横を向いたりするようになります。 それらの動作は寝返りを行う上でも大切であり、寝返りに必要な筋力が備わりはやく寝返りができるようになることも少なくありません。 うつぶせ寝の危険性 うつぶせ寝はうつぶせと違い、寝返りを自分でできるようになった赤ちゃんが行う眠り方です。 寝返りができないのに、うつぶせ寝のまま寝かしてはいけません。 寝返りを行えない赤ちゃんは、まれに窒息してしまう可能性があるからです。 乳幼児突然死症候群(SIDS) うつぶせ寝をご紹介する上で、欠かせないのが乳幼児突然死症候群(SIDS)という、窒息や事故による突然死です。 アメリカの研究では、乳幼児突然死症候群(SIDS)で亡くなってしまった赤ちゃんは仰向け寝より、うつぶせ寝をしていた乳幼児が多い傾向にあったとされ、必ず仰向け寝で寝かすように推奨されています。 寝返りができる赤ちゃんが、うつぶせ寝をしたからといって必ず、乳幼児突然死症候群(SIDS)に罹患するわけではありませんが、未然に防ぐためにもうつぶせ寝は避けたほうがいいとされています。 まとめ 今回は、うつぶせの練習を行う上でのルール、効果、危険性などについてご紹介してきました。 うつぶせの練習は自由です。 「練習させるのは親の義務」と構えるのではなく、赤ちゃんとのコミュニケーションの一貫として、練習に取り組むことをおすすめすします。 また、「首が座る前にやらなきゃ」と焦る必要もまったくなく、赤ちゃんとママやパパの気持ちに余裕があるタイミングで行ってください。
次の赤ちゃんはうつぶせになると、頭を持ち上げようとしたり手を伸ばしたりしようとして、背筋や肩や首の周囲の筋力を使います。 そのため、運動面での発達が自然と促されます。 背筋がしっかりしてくると、ハイハイもしやすくなりますよ。 欧米では、うつぶせ・腹ばいの練習の時間をタミータイム(Tummy Time)といい、赤ちゃんの成長を促すために新生児のころから推奨されているようです。 赤ちゃんは成長にしたがって自然に筋力がつくため、うつぶせの練習は特に必要ではありません。 しかし赤ちゃんとの遊びの中に、取り入れてみても良いでしょう。 ただし、「うつぶせ」と「うつぶせ寝」は違います。 「うつぶせ寝」はSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクがあるため、やってはいけません。 ここでお話するのは、「うつぶせの姿勢」になることです。 うつぶせの姿勢のおかげで首すわりや寝返りが早かった! 息子はうつぶせが大好きで、生後2ヶ月頃からうつぶせにさせていました。 意識して練習していたわけではありませんが、息子が喜んでいたのでうつぶせにさせていた時間は長かった気がします。 その効果なのか、首がすわるのも、寝返りをするのも早かったほうです。 ただ、寝返りができるようになってからは、うつぶせ寝もするようになったので、いつもドキドキしていました。 1歳を過ぎた今でも、どちらかというとうつぶせや横向きで寝ていることが多いので、うつぶせが好きな子なのだと思います。 「練習させなきゃ!」という気持ちではなく、気軽な気持ちでうつぶせの姿勢を取り入れてみると、心配し過ぎないですむかもしれませんね。 赤ちゃんをうつぶせの姿勢にすることは、筋力が早くから鍛えられて自分の身体を支える訓練ができ、小さいうちからの体力作りにつながります。 しかし、あえてうつぶせの姿勢を練習しなくても、成長とともに赤ちゃんは自然と首がすわり、寝返りやハイハイができるようになります。 無理にうつぶせの練習をしなければいけないわけではありません。 赤ちゃんの遊びの中に、上手にうつぶせを取り入れることが理想です。 最初は赤ちゃんの頭が上がらないため、名前を呼んであげたり、ガラガラで音を出してあげたりして、赤ちゃんが首を持ち上げるサポートをしてあげましょう。 うつぶせになっている時間が、赤ちゃんにとってもママやパパにとっても楽しい時間になると良いですね。
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