ヘパリンとは もう5年くらい前だかいつからか、巷で流行ったらしい皮膚科で処方されるヘパリン類似物質クリーム「ヒルドイド」。 「ヘパリン類似物質」は、体内にある「ヘパリン」に似せた物質です。 まずは「ヘパリン」について。 ヘパリンは「hepar」 肝臓 というギリシャ語に由来する名前です。 「ムコ多糖類」と呼ばれるグループの物質で、肝臓で生成され、私たちの体内にもともと広く存在しています。 1916年に米国でイヌの肝臓から脂溶性の血液凝固を阻止する物質として分離されました。 「ヘパリン」について真面目に語るとかなり長くなるので省略しますが、ヘパリンとは、血液を凝固するトロンビンを不活性化させるアンチトロンビンをトロンビンと結合させるに必要な物質で、生体内では血管内皮細胞表面にあるヘパラン硫酸というヘパリン様物質がヘパリンに代わる働きをしていて、種々な細胞外マトリクスタンパク質と相互作用しています。 省略してコレかよ、みたいな面倒な話しですが、これ以上、短縮する知能がありませんでした。 で、ヘパリンは、血栓塞栓症や播種性血管内凝固症候群の治療、人工透析、体外循環での凝固防止などに用いらます。 すごく簡単にいうと、血液凝固や血栓の防止に用いられる物質です。 ヘパリン類似物質の薬効薬理は そして、「ヘパリン類似物質」なるものがあるのですが。 ヘパリン類似物質は、ヘパリンに化学式の骨格構造がよく似ている物質で、ヘパリンと似た作用を持った天然由来成分。 体内に存在する成分に似た構造を持っているため、安全性が高く 医薬品なので副作用や禁忌あり 、敏感肌やアトピー性皮膚炎に広く使われています。 帯黄白色の無晶性の粉末で、匂いはなく味はわずかに苦いそう。 性状は、水に溶けやすい。 メタノール、エタノール 95 、アセトン、1-ブタノールには、ほとんど溶けないそうです。 水溶液のpHは5. 3〜7. 本来は 「血栓性静脈炎、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性掌角皮症、皮脂欠乏症、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血種・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)」に処方されます。 生物学的同等性試験によると、 ・紫外線紅斑抑制作用 ・鎮痛作用 ・血液凝固抑制作用 が確認されたそうです。 これらの 下記の副作用、禁忌についても 資料は 株 陽進堂社内資料:生物学的同等性試験 株 陽進堂社内資料:安定性試験 です。 ヘパリン類似物質の美容効果 が、ヘパリン類似物質は 保湿効果に優れる上に、血行促進、抗炎症作用などの効果 薬効 もあります。 更にいうと、 基底細胞に働きかけて弱った細胞を修復し、角質層の天然保湿因子を増加させるとともに角質に潤いを与えます。 つまりは乾燥荒れ肌を内部構造から治すため、加齢によるシワなどにも有効とされます。 ヘパリン類似物質は, ラメラ構造中の結合水量を有意に増加させ, その作用は水量に応じて増加する傾向が認められています。 「ヘパリン類似物質の保湿作用は角層細胞間脂質のラメラ構造の回復促進と2次結合水量の増加に基づくもの」と考えられるようです。 ーーーーー なので「皮脂欠乏症」などの名目で「ヒルドイド」を処方してもらい、美容目的で入手する女性が後を断たなかったそうです。 美容目的に健康保険を使っちゃダメよ けど。 皮膚疾患がないのに健康保険を使って入手するのはいけません。 大勢が美容目的でヒルドイドの処方を求めると、健康保険財政の困難に繋がります。 今は市販されているし、市販のヘパリン類似物質クリームも、通常は皮膚科で処方される「ヒルドイド」と同じくヘパリン類似物質は100g中0. 3g(0. 皮膚疾患でない限りは 市販品を買いましょう。 ロート製薬・ヒシモアクリーム これは名前がベトベトイメージ。 覚悟して使ってみました。 ところが。 白いクリームはギラギラもツヤツヤもしていなくて、若干マット。 セミマット。 そしてなんと。 触った感覚は重ためなのですが、 塗るとイメージとは真逆で、軽いです。 塗った肌もセミマット。 水性クリームで油分が淡い感じ。 けど、説明しにくいけど よくある水性クリームとは違って、水っぽい膜が張る感触ではなく、後肌はギラギラしない生体膜のような。 感触改良や内包された成分がよそに流れないようにするための典型的シリコンやポリマーの配合もあるけど、シリコンポリマー膜とも違った特殊な感触。 最初は肌に乗っかっただけみたいな感覚にヘンな感じがして使いにくいし嫌いだと思ったけど、実は肌に入り込んだみたいな感覚になって、 途中から妙にクセになって、今じゃ好きになったという、いわばもしかしたらマニアック種。 乾燥している時にはこのセミマット感が物足りない気がしなくもないけど、塗ると不思議と満足感は高く、効果実感もあります。 この後肌のセミマットさは、 ベタベタしない点で日中ハンドクリームとしては特に使いやすいです。 ベタベタしないけど、不自然のない保護膜は感じます。 私は苛性ソーダやまだ仕上がっていない石鹸のタネでカサカサした時には本来はもっとベタベタクリームを塗りたくなるはずなのに、何より効果実感からこのクリームを使いたくなります。 また、このセミマット感でピンと来ました。 顔のベースメイク前の下地クリームに最適です。 ヌルベタしないのにサラサラでもなく、ベースメイクが密着し、そして崩れにくく、肌内部に効くだけに日中、外敵に晒されても全く乾かない状態が維持できます。 夏にはデイクリームだけでなく、ナイトクリームとしても軽さが心地好いです。 そして顔に使うと分かりやすいのですが、 肌密度が上がります。 ヘパリン類似物質と共に 皮脂腺の働きを活性化し皮脂分泌を高める「ガンマ・オリザノール」の効能も見逃せない成分だと感じました。 こうなると、シャネルやAQミリオリティのようなラグジュアリー感は全くないけど、充分なアンチエイジングクリームとさえ思ったりします。 ギラギラしないのと効果ゆえに 男性のカサカサ粉吹き 髭剃り後など にも適切。 子供のカサカサにも適切。 このテクスチャーと効果は老若男女、シチュエーション問わず、身体のあらゆる部分に於いて便利だと思います。 私自身はすごく使うわけではないけど、一家に一つという感覚で無くなったら必ず補充しているので、長期に渡り、多分5個くらいリピートしています。 破壊的な乾燥には、 「ヒシモアに白色ワセリンを重ねる もしくは少量混ぜる 」、 物足りない場合は 「ヒシモアにヒト皮脂類似物質であるバルミトレイン酸豊富なマカダミアナッツオイルを混ぜる」 と、肌内部から改善してくれるヘパリン類似物質と共に強力な味方になると思います。 ヒシモアクリーム成分表• ヘパリン類似物質 0. ジフェンヒドラミン 0. 5g=抗ヒスタミン作用で、かゆみの発生を抑える• ガンマ-オリザノール 1. 0g=皮脂腺の働きを活性化し、皮脂分泌を高める• ワセリン=石油から得られる軟膏様半固体、石油系飽和炭化水素の混合物、表皮水分蒸散抑制によるエモリエント作用• プロピレングリコール2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン=よくわからないが、多分界面活性剤• メタクリル酸ブチル共重合体=保湿と帯電防止を備えた重合体?• ポリソルベート60=酸化エチレン縮合型のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルに分類される分子量606. pH調節剤=増粘剤、劣化防止剤 マツキヨ・ヒルメナイド油性クリーム 油性クリームと銘打つだけに、 けっこうアブラっぽいのですが、いわば充分な満足感はあります。 油性クリーム、水性クリームの違いは、乳化剤の使い方によります。 つまり、油性クリームはアブラが外側にあるので、塗るとシットリした 言い方を変えればベットリした 感触になります。 塗ってしばらく経つとベタつきは無くなりますが、もう片方の手で触ってみると、 いつまでも油膜があり、外敵からの保護をも重視するには抜群の威力があります。 私はクリームを使うなら、「塗ったっけ?あれ?塗ったよね?消えた?」みたいな感触より、「塗ったぞ。 」と理解できるクリームで、尚且つヘンな膜 シリコンやポリマー系 で覆われているより生体膜っぽいアブラ膜の方が好きです。 そして似たような油性クリームの中でも、このヒルメナイド油性クリームは特に 「この重たさ、この留まり感、この伸び方、この後肌」に於いて、特に好きなテクスチャー 個人的に。 だから、たくさんあるヘパリン類似物質クリームの中で、仕事の手荒れによる乾燥で困っている人に贈る時には、迷わずヒルメナイドを選んでしまいます。 この 安心感の強い保護油感、伸びのよい使いやすさ、実に本来のクリームらしいクリームである点での無個性さが選択の理由です。 顔にも充分使えます。 この冬は猛烈な暖冬なので、激烈な乾燥を起こす方も少ないとは思いますが、もし何かで 荒れたり酷く乾燥してしまったら、化粧水すら沁みるので却下して、洗顔後にこのクリームだけを塗ってみてください。 油分に覆われたクリームだからこそ、肌に滑らかに乗ります。 そしてヘパリン類似物質のパワーと油性保護膜により、おおよそは数日で落ち着くと思われます 例外あり。 荒れたり乾燥した肌には、アンチエイジング成分や美白成分が配合された積極的ケアものは受け付けません。 まずは健全な肌を取り戻しましょう。 これもハードに使うわけではないけど、ヒシモアとはテクスチャーによる使い分けで、やはり一家に一つといった感覚で無くなったら補充を繰り返し、3つくらいリピートしています。 尚、このヒルメナイドには、たいていのヘパリン類似物質製品に配合されている 痒み緩和作用を持つジフェンヒドラミンの配合はありません。 ヒルメナイド油性クリーム成分表• ヘパリン類似物質0. スクワラン=上記「ヒシモア」の成分表• 流動パラフィン=上記「ヒシモア」の成分表• ワセリン=上記「ヒシモア」の成分表• パラベン=上記「ヒシモア」の成分表 メンソレータム・ヘパソフトプラス 私にとって、3つの中では最もよくある普通の感触のクリームです。 塗る時には分かりにくいけど、 塗った後が軽いというか、緩い。 水分が多めのような。 軽いといっても「ヒシモア」のセミマット感とはまた違う、凡庸なテクスチャー。 クリームが苦手な人でも使えそうな感触です。 痒みを緩和する「ジフェンヒドラミン」の配合が「ヒシモア」の倍量であるため、 痒みを伴う乾燥や荒れにはお勧めしたいです。 痒くて掻くと肌を掘るような傷になり、そこに有害な物質が侵入して更なる悪化を免れないので、痒みを伴う場合に痒み緩和成分は必須です。 私は個人的に好きではないテクスチャーのため、手に使うより効果を把握しやすい顔への使用は試みておらず、短文になって申し訳ないです。 ヘパソフトプラス成分表• 流動パラフィン=上記「ヒシモア」の成分表• パルミチン酸イソプロピル=脂肪酸エステル油性感が少ない低粘度のエモリエント剤、さっぱりした感触を付与する油性感と粘度の低い軽い質感の油、ロウと非極性油との混和剤として品質を均一にする• ワセリン=上記「ヒシモア」の成分表• セタノール=上記「ヒシモア」の成分表• グリセリン=上記「ヒルメナイド」の成分表• カルボキシビニルポリマー=上記「ヒシモア」の成分表• トリエタノールアミン=上記「ヒシモア」の成分表• エデト酸ナトリウム=上記「ヒシモア」の成分表• パラベン=上記「ヒシモア」の成分表 ヒルドイドソフト軟膏の成分 ついでに処方薬「ヒルドイドソフト軟膏」の成分も書いてみます。 特に皮膚科に行くような症状がない方がどうしても「ヒルドイド」を使いたい場合、たまたま見つけたのですが、ネットで販売してはいました。 25g 1250円 50g 2370円 100g4400円 上記3つの中で同じく油性クリームで最も近い内容なら、ヒルメナイドが50g1186円、80g1800円なので、そもそもがわりと高めです。 私は過去のまた過去、遠い過去に処方してもらったことがありますが、無知プラスとっても真面目な患者なのでね~当時は「なんじゃ、こりゃ。 ただのクリーム?」と放置したのもあり、使用感は記憶にありません。 ヘパリン類似物質 0. グリセリン=上記「ヒルメナイド」の成分表• スクワラン=上記「ヒシモア」の成分表• 軽質流動パラフィン=上記「ヒシモア」の成分表• セレシン=上記「ヒルメナイドの成分表」• 白色ワセリン=上記「ヒシモア」の成分表「ワセリン」• サラシミツロウ=上記「ヒルメナイド」成分表• グリセリン脂肪酸エステル=上記「ヒルメナイド」成分表• エデト酸ナトリウム水和物=上記「ヒシモア」の成分表「エデト酸ナトリウム」• ヘパリン類似物質の副作用 使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査は実施していないそうです。 なので、 皮膚炎、そう痒、発赤、発疹、潮紅等、皮膚刺激感、紫斑 のような症状があらわれた場合には、使用を中止しましょう。 その他の副作用として、過敏症が上げられています。 ヘパリン類似物質の禁忌 ・ 出血性血液疾患 血友病、血小板減少症、紫斑病等 のある患者の使用は禁止です。 理由は、 「血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがある。 」 ・ 僅少な出血でも重大な結果を来すことが予想される患者の使用も禁止。 理由は、 [血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがある。 ] ・ 妊娠中の投与に関する安全性は確立していません。 ・潰瘍、びらん面への直接塗擦を避けること。 ・眼には使用しないこと。 個人的使い方 どのクリームも、老若男女問わず全身に使えて効果すら感じるので、私目線では一家に一つ、という位置付けです。 奇妙なカラクリマジック並みに塗っても塗っても乾くハンドクリームや全身クリームが多い中、これはお勧めできるドラッグストアトイレタリー商品。 私自身はもう10年以上、ボディクリームは必要としない 全く乾かない ので、主に思い付きで塗るハンドクリームとして使っています。 顔に使う場合は「朝はヒシモア、夜にも使うならヒルメナイド」。 もっと丁寧に言うなら、 朝は 保湿重視洗顔 ヘーラルーノ orフローラルウォーター 自作ブレンドオイル フローロ、リペア、ルミナスなど 保湿化粧水 ここもヘーラルーノの場合多々 たまに美容液 ヒシモア 夜は 代謝促進洗顔 ヘーラルーノ Orフローラルウォーター ブレンドオイル ドンナ、キュア、ローザ、カームなど 保湿化粧水 ここもヘーラルーノの場合多々 たまに美容液 たまにヒルメナイド これで全くトラブルなく乾かない生活をしています。
次のヒルドイドにはジェネリック医薬品が発売されています。 ビーソフテンシリーズやヘパリン類似物質クリームなど様々なジェネリックがあります。 保湿剤についてはヒルドイドやヒルドイドのジェネリックも含め、こちらの記事でまとめて解説しています。 ジェネリック医薬品の特徴やメリットについてこちらの記事で解説しています。 ぜひご覧ください。 ヘパリン類似物質の効果 ヘパリン類似物質は、親水性といって 水を引きつける性質や 血液サラサラ作用を持ちます。 水分を引きつける作用 空気中の水分をたくさん集めて肌の潤いを保ちます。 この高い保湿力により、皮膚の 天然保湿因子が増加します。 この作用により、 角質の構造が修復されやすくなり、 皮膚のバリア能が回復します。 血行促進作用 また、ヘパリン類似物質は血行を促進する作用があるため、皮膚の血流量が増えます。 血流量が増えると皮膚の代謝が改善され、 傷跡などが治りやすくなる効果が期待できます。 一般用医薬品ならネットでも購入可能 ヒルドイドは基本的には処方箋によって調剤されるお薬であるため、薬局やネットでは購入することができません。 しかし、 ヒルドイドと同じ有効成分のヘパリン類似物質を含む一般用医薬品はすでに販売されています。 一般用医薬品は、 アマゾンや楽天などのネット通販でも購入が可能であり、 通常のドラッグストアで購入するよりもお得に購入できる場合があります。 保湿剤の処方のためにクリニックや薬局で長時間待つのは退屈だと思います。 ヒルドイドフォームヒルドイドフォームの場合は、手のひらの上にヒルドイドフォームに付属のキャップの大きさくらいの量をとると、およそ1FTUに相当します。 タイミング ヒルドイドは肌の潤いを閉じ込めてくれるため、入浴後は出来るだけ早く塗ります。 入浴後に体の水分を拭き取った後、一気に塗ってしまいましょう。 水分は、入浴後はすぐに体から蒸発してしまいます。 入浴後5分以内がに塗ると効果的です。 塗る向き 皮膚のシワに沿って塗るようにすると、ヒルドイドがムラなく広がります。 塗った感覚の目安 塗った部分が テカって光るくらいが適量です。 また、 ティッシュペーパー1枚が落ちずにくっつくくらいの感覚です。 使用上の注意点 ヒルドイドの副作用 ヒルドイドにはほとんど副作用はなく、安全に使用できます。 しかし、ごく稀に以下のような症状が出ることがあります。 ヒルドイドを使用してこのような症状が見られた場合は、医師または薬剤師に相談してください。 使用できない方 血友病、血小板減少症、紫斑病などの出血性の疾患がある方や、わずかな出血でも命に関わるような状態の方には使用できません。 他の塗り薬が同時に出ています。 どのような順番で塗ればいいですか? 基本的に、医師の指示通りで塗ってください。 医師の指示が特にない場合は、入浴後はヒルドイドを優先して先に塗るようにしてください。 皮膚の水分を維持するために、出来るだけ早く塗る方が良いためです。 傷口やびらんの部分に塗ってもいいですか? 傷口やじゅくじゅくしていたり、びらん、粘膜などの部分には塗らないでください。 出血を助長する恐れがあります。 できてすぐの傷口やかさぶたの状態には塗らずに、ある程度治ってから塗るようにしてください。 ヒルドイドクリームが新しくなりましたが、どう違うのですか? ヒルドイドクリームの新製品は旧製品に含まれていた、チモールという添加剤が使用されなくなりました。 チモールが使用されなくなったことにより、特有の匂いが軽減され、使用しやすくなりました。 有効成分や効果に変更はありません。 冷蔵庫に保存してもいいですか? 冷蔵庫で冷やすことで、中身が分離したり、固まったりすることがあります。 常温の涼しいところで保管するようにしてください。 冬など、寒くなって軟膏などが固くなっているときは手のひらの体温で少し温めて塗ると塗りやすいです。 まとめ.
次のindex 目次• 子どもの肌の乾燥が気になる時期 空気がどんどん乾燥し始めるこの時期。 子どもの肌の乾燥も気になり、皮膚科へ行かれるママさんも多いのでは?私も毎年、夏が終わり9~10月下旬あたりに、娘の肌の状態が気になって、皮膚科へ行くことがあります。 そして、乾燥対策として「ヒルドイド」を処方されることが多いです。 ぎゅって読者の中にも、子どもを皮膚科に連れて行ったときに、処方されたことあるのでは? この「ヒルドイド」、マルホ株式会社が製造販売している保湿剤で、アトピー性皮膚炎の治療薬として処方されています。 美容に興味のある人なら聞いたことがあるかもしれませんが、実はこの「ヒルドイド」の処方をめぐって、社会問題が起こったことを知っていますか? 本来であれば、医療目的で使われるはずの「ヒルドイド」ですが、上記のニュースに見られるように、美肌を目的として大量に処方してもらうケースが急増してしまいました。 そのため、保湿剤そのものを保険適用外にする動きもあったのです。 今まで、子どもの肌のために使っていた薬でしたが、もしこれが保険適用外になってしまったら…と思うと、少しヒヤッとします。 「ヒルメナイド油性クリーム」が発売! この流れを受け、少しでも国の健康保険財政の圧迫を緩和しようと開発されたのが、「ヒルメナイド油性クリーム」です。 第二類医薬品なので、処方箋がなくても購入することができます。 実は、この「ヒルメナイド油性クリーム」は、今年の9月11日に全国のマツモトキヨシで発売されたばかり。 発売直後は、Twitterなど各種SNSでも話題になりました。 外箱を見ると、 乾燥が気になる顔・手・体などにご使用ください とのこと。 効能・効果として、 手指の荒れ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角質症、手足のひび・あかぎれ などと書かれています。 また、 赤ちゃんから使える保湿クリームです とも。 「ヒルドイド」と「ヒルメナイド油性クリーム」、同じ成分が入っている 「ヒルドイド」と「ヒルメナイド油性クリーム」は、なんだか名前が似ているので、ややこしいですよね。 似ているのは名前だけでなく、どちらも同じように保湿剤として使われていて、どちらも同じ成分が含まれています。 それは「ヘパリン類似物」というもの。 「ヘパリン」は元々体内にあるものですが、それに似ているのが「ヘパリン類似物」。 ヘパリン類似物の構造を見ると、硫酸基やカルボシル基、水酸基等の多くの親水基を持って…ややこしい! 簡単に言えば「ヘパリン類似物」には、水分を保つ力があるので、クリームに入れてしまえば保湿が期待できる、ということらしいです。 また、「ヒルドイド」(クリームや軟膏、ローションなどがありますが)と「ヒルメナイド油性クリーム」に入っているヘパリン類似物は、量も同じです。 「ヒルメナイド油性クリーム」を購入 そんなわけで、秋口から乾燥してしまうわが娘の肌のために、マツモトキヨシでヒルメナイド油性クリームを購入してみました。 箱から出すと、13センチ弱のピンク色のチューブが入っています。 クリームの色は白です。 下の画像のように、娘の手の甲にクリームを少し出してみました。 娘に自分でクリームを伸ばしてもらうと、「少し伸びにくい」ようで、下の画像のように白く残りました。 残ったクリームを、私がさらに伸ばしていくと、すっと溶ける感じで透明になりました。 子どもだけでは伸ばしきれなかったことから、「やや重めのテクスチャー」と感じます。 子どもが使う場合は、1人で使うのは避け、大人が一緒に見てあげたほうが良いと思いました。 娘の肌は秋から冬にかけて、特にひじやひざが乾燥でかゆくなり、掻きむしってしまうこともあります。 今年はそれを防げたらいいなと思っています。 どこで買える? ヒルメナイド油性クリームは、全国のマツモトキヨシ(一部店舗除く)で、50g入り1280円で販売されています。 店頭では、基礎化粧品のコーナーにはありませんでした。 もし、探していて見つからなかったら、店員さんに聞いてみてくださいね。
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